JP6346785B2 - 栓体及び栓体を備える容器 - Google Patents

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Description

本発明は、栓体及び栓体を備える容器に関する。
栓体として、特許文献1に開示されているものが知られている。この栓体は、容器本体と一体になり飲料用容器を構成するものであり、容器本体の開口部に螺着などにより着脱自在に取り付けられる栓本体部と、栓本体部の上部を開閉する蓋部とを備えている。栓本体部には、熱い飲料が冷めるなどして容器本体内が減圧状態になったときに、蓋部を開け易くするために必要な小径の孔が設けられている。
特許文献1に記載の栓体では、この減圧解除用の孔を、ユーザが飲料を飲む際に栓本体部をわざわざ容器本体から取り外さなくて済むように、飲料を通す液通孔としても利用している。そして、この栓体は、液通孔を通った飲料をユーザの口元へと運ぶスパウトと呼ばれる飲み口部材を栓本体部に形成した構造になっている。
特許第3620042号公報
特許文献1に記載の栓体の構造では、スパウトよりも広い飲み口を確保したい場合や、容器本体に飲料を入れる場合は、栓本体部を取り外して容器本体の開口部を開放する必要がある。この構造では、開口部を開放するために栓本体部を取り外させるという手順をユーザに強いているため、改善の余地がある。
本発明は、上記実状を鑑みてなされたものであり、容器本体の開口部、又は、容器本体に取り付けられた部材の開口部を容易に開放できる栓体及びこれを備える容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る栓体は、
容器本体と一体となり容器を構成する栓体であって、
前記容器本体の開口部に取り付けられる栓本体部と、
前記栓本体部にヒンジ機構によって開閉可能に取り付けられ、閉状態で前記容器本体の開口を塞ぐ第1蓋部と、
前記栓本体部にヒンジ機構によって開閉可能に取り付けられ、閉状態で前記第1蓋部を外側から覆う第2蓋部と、
前記第1蓋部と前記第2蓋部とを開方向に付勢する付勢手段と、
前記第1蓋部と前記第2蓋部とを閉状態に保つロック部と、を備え、
前記第1蓋部には、孔部と、前記第1蓋部が閉状態のときに前記容器本体と前記第1蓋部との間を密封する第1シール材と、が設けられ、
前記第2蓋部には、前記第1蓋部と前記第2蓋部とが閉状態のときに前記孔部を塞ぐ第2シール材が設けられ、
前記ロック部による前記第2蓋部の閉状態が解除されると、前記付勢手段により前記第2蓋部が開状態へと到る動作を開始し、前記第2蓋部が開状態になる過程で前記第2シール材が前記孔部から離れて前記容器本体が通気され、当該通気後に前記付勢手段により前記第1蓋部が開状態へと到る動作が可能となり、前記第2蓋部が開状態となった以後に前記第1蓋部も開状態となる、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る栓体は、
容器本体と一体となり容器を構成する栓体であって、
前記容器本体の開口部に取り付けられる栓本体部と、
前記栓本体部に設けられ、前記開口部と連通して開口した注出口部と、
前記栓本体部にヒンジ機構によって開閉可能に取り付けられ、閉状態で前記注出口部の開口を塞ぐ第1蓋部と、
前記栓本体部にヒンジ機構によって開閉可能に取り付けられ、閉状態で前記第1蓋部を外側から覆う第2蓋部と、
前記第1蓋部と前記第2蓋部とを開方向に付勢する付勢手段と、
前記第1蓋部と前記第2蓋部とを閉状態に保つロック部と、を備え、
前記第1蓋部には、孔部と、前記第1蓋部が閉状態のときに前記注出口部と前記第1蓋部との間を密封する第1シール材と、が設けられ、
前記第2蓋部には、前記第1蓋部と前記第2蓋部とが閉状態のときに前記孔部を塞ぐ第2シール材が設けられ、
前記ロック部による前記第2蓋部の閉状態が解除されると、前記付勢手段により前記第2蓋部が開状態へと到る動作を開始し、前記第2蓋部が開状態になる過程で前記第2シール材が前記孔部から離れて前記容器本体が通気され、当該通気後に前記付勢手段により前記第1蓋部が開状態へと到る動作が可能となり、前記第2蓋部が開状態となった以後に前記第1蓋部も開状態となる、
ことを特徴とする。
前記栓体において、
前記ロック部は、
前記第2蓋部を係止する係止部と、
操作されると、前記係止部を前記第2蓋部の係止を解除する解除方向に移動させる操作部と、
前記係止部を前記解除方向とは反対の係止方向に付勢し、前記操作部が操作されていないときは、前記係止部に前記第2蓋部を係止させることで前記第2蓋部を閉状態に保つロック用弾性部材と、を有する、
ようにしてもよい。
前記係止部は、前記栓本体部に設けられた軸周りに回転可能に設けられ、
前記操作部は、操作されると、前記係止部を前記解除方向に回転させる、
ようにしてもよい。
前記係止部は、前記第1蓋部に対してスライド可能に設けられている、
ようにしてもよい。
また、前記ロック部は、前記栓本体部に設けられ、
前記操作部と共に移動し、前記第1蓋部を係止する第1係止部と、
前記係止部であって、前記操作部と前記第1係止部との間に位置する第2係止部と、を有し、
前記操作部が押圧操作されると、前記第2係止部の前記第2蓋部への係止が解除され、前記第2蓋部が前記付勢手段の付勢力によって開状態へと到る動作を開始し
前記操作部が押圧操作されている状態では、押圧された前記操作部と共に移動した前記第1係止部が前記第1蓋部を係止したままで前記第1蓋部は閉状態に保たれており、
前記操作部への押圧操作が終わると、前記ロック用弾性部材の弾性力により前記第2係止部が前記係止方向に移動したことに応じて、前記操作部及び前記第1係止部が押圧操作前の位置に復帰し、前記第1係止部の前記第1蓋部への係止が解除され、前記第1蓋部が前記付勢手段の付勢力によって開状態へと到る動作を開始する
ようにしてもよい。
また、前記ロック部は、前記第1蓋部に設けられ、
前記操作部と共に移動し、前記第1蓋部を係止する第1係止部と、
前記係止部であって、前記操作部と共に移動する第2係止部と、を有し、
前記操作部が押圧操作されると、前記第2係止部の前記第2蓋部への係止が解除され、前記第2蓋部が前記付勢手段の付勢力によって開状態へと到る動作を開始し
前記操作部が押圧操作されている状態では、押圧された前記操作部と共に移動した前記第1係止部が前記第1蓋部を係止したままで前記第1蓋部は閉状態に保たれており、
前記操作部への押圧操作が終わると、前記ロック用弾性部材の弾性力により前記第2係止部と前記操作部と前記第1係止部とが押圧操作前の位置に復帰し、前記第1係止部の前記第1蓋部への係止が解除され、前記第1蓋部が前記付勢手段の付勢力によって開状態へと到る動作を開始する
ようにしてもよい。
また、前記付勢手段は、
前記ヒンジ機構に設けられ、前記第1蓋部を開方向に付勢する弾性部材を含む、
ようにしてもよい。
また、前記第2シール材は、弾性を有し、前記第2蓋部が閉状態のときに前記第2蓋部を開方向に付勢し、
前記付勢手段は、前記第2シール材を含む、
ようにしてもよい。
前記第1の観点に係る栓体において、
前記容器は、飲料用容器であり、
前記第1蓋部と前記第2蓋部とが開状態のとき、前記栓本体部は、前記容器本体の前記開口部側を飲み口として露出させる、
ようにしてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係る容器は、前記栓体と前記容器本体とを備える。
本発明によれば、容器本体の開口部、又は、容器本体に取り付けられた部材の開口部を容易に開放できる。
(a)は、本発明の第1実施形態に係る栓体を備える飲料用容器の正面図であり、(b)は、同飲料用容器の側面図である。 図1(a)に示す飲料用容器のA−A線断面図である。 図2の要部拡大図であり、本発明の第1実施形態に係る栓体の閉状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る栓体の開状態を示す断面図である。 図1(b)に示す栓体の開状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る栓体の平面図であり、閉状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る栓体の平面図であり、開状態を示す図である。 図1(a)の要部拡大図である。 (a)及び(b)は、本発明の第1実施形態に係る栓体が備える第1蓋部及び第2蓋部の開閉動作を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る栓体を備える飲料用容器の要部正面図である。 図10に示す飲料用容器のB−B線断面図であり、本発明の第2実施形態に係る栓体の閉状態を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る栓体の開状態を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るロック部を説明するための栓体の要部平面図である。 本発明の第2実施形態に係るロック部を説明するための栓体の要部側面図である。 本発明の第3実施形態に係る栓体を備える飲料用容器の断面図、且つ、栓体の閉状態を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る栓体の開状態を示す図である。
本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る栓体10は、図1(a)(b)に示すように、容器本体20と一体となって飲料用容器1を構成するものである。飲料用容器1は、例えば、片手で持てる大きさに形成されている。
容器本体20は、図2に断面で示すように、底部21と開口部22とを有した有底筒状に形成されている。容器本体20の開口部22の外周には、栓体10を螺着可能なネジ部23が形成されている。図示するように、容器本体20は、ネジ部23を境として底部21側に比べて開口部22側の径が小さくなっている。例えば、容器本体20は、金属製の内容器20aと外容器20bとを接合して形成され、両者の間に真空部を設けた真空断熱構造のものである。
また、図5に示すように、容器本体20の上端部に形成された開口は、栓体10が開状態になると露出し、飲料用容器1のユーザが飲料を飲む際の飲み口24となる。栓体10がどのようにして開状態になるかは後に詳述する。
栓体10は、容器本体20に着脱自在に取り付けられるものであり、図3、図4に拡大して示すように、栓本体部100と、第1蓋部110と、第2蓋部120と、ロック部130と、を備える。
栓本体部100は、円筒状に形成されている。栓本体部100の下端部の内周には容器本体20のネジ部23と螺合するネジ部101が形成されている。これにより、栓本体部100は、容器本体20の開口部22に着脱可能に螺着される。容器本体20に取り付けられた栓本体部100は、図5に示すように、栓体10が開状態のときに容器本体20の飲み口24を露出させる。なお、栓体10が開状態とは、第1蓋部110と第2蓋部120とが共に開いた状態を言うものとする。
また、図3、図4に示すように、栓本体部100の上端部にヒンジ軸A1を受ける軸受部102が形成されている。軸受部102及びヒンジ軸A1は、後述するヒンジ機構30を構成する。
また、栓本体部100は、図5に示すように、外周曲面を形成する側周部103を有する。栓本体部100には、図7、図8に示すように、側周部103から外周方向に突出する一対の壁部104が形成されている。この一対の壁部104の間に後述するロック部130が設けられる。
第1蓋部110は、栓本体部100にヒンジ機構30によって開閉可能に取り付けられ、閉状態で容器本体20の飲み口24(開口)を塞ぐものである。
具体的には、図7に示すように、第1蓋部110の外周にはヒンジ軸A1を受ける軸受部111が栓本体部100の軸受部102を挟むように形成されている。このように形成される軸受部111と、ヒンジ軸A1で連結される栓本体部100の軸受部102によりヒンジ機構30が構成されている。ヒンジ機構30により、第1蓋部110は、ヒンジ軸A1回りに回転可能に取り付けられ、開閉可能となっている。
ヒンジ機構30は、図6、図7に示すように、第1蓋部110を開方向に付勢する弾性部材31を備えている。例えば、弾性部材31は、ヒンジ軸A1周りに設けられたトーションばね等の金属ばねからなる。
また、第1蓋部110には、図3に示すように、容器本体20側に突出するフランジ部112が形成されている。同図に示すように、フランジ部112には、容器本体20の開口中心に向かって凹む溝が形成されている。フランジ部112の溝に嵌め合わされるようにして、第1蓋部110に第1シール材40が取り付けられている。
第1シール材40は、図3に示すように、第1蓋部110が閉状態のときに、容器本体20の開口部22と第1蓋部110との間を密封するものである。第1シール材40は、図7に示すように、リング状であり、外周径が容器本体20の開口径よりもやや大きく形成されている。このように形成される第1シール材40は、第1蓋部110が閉状態になると、容器本体20の開口部22内周に圧迫されつつ、第1蓋部110と容器本体20との間を密封する。これにより、第1シール材40は、容器本体20から第1蓋部110の外へ飲料が漏れ出すことを防止するパッキンとして機能する。第1シール材40は、例えば、樹脂ゴムからなり、容器本体20と接触する箇所が襞状に形成されることで、良好に漏水を防止しつつ、第1蓋部110の開閉が容易になっている。
第1蓋部110は、図7に示すように平面視で略円状に形成され、その中央部には、孔部113が形成されている。孔部113は、後述するように、第2蓋部120が開状態になったときに、容器本体20内部の減圧状態を解除する通気孔として機能する。
孔部113は、図3に示すように、第1蓋部110の上端面から下方に凹んで形成された凹部114に形成されている。この凹部114により、後述するように、突出する第2シール材50が設けられた第2蓋部120が適切に閉じられるようになっている。
また、図7に示すように、第1蓋部110の軸受部111と反対側には、後述する第1係止部131と係り合う第1係合部115が形成されている。第1係合部115は、図3に示すように、容器本体20側に突出して形成されている。
第2蓋部120は、栓本体部100に、前述したヒンジ機構30を利用して開閉可能に取り付けられ、閉状態で第1蓋部110を外側から覆うものである。
具体的には、図6、図7に示すように、第2蓋部120の外周にはヒンジ軸A1を受ける軸受部121が、第1蓋部110の軸受部111を挟むように形成されている。これにより、第1蓋部110を開閉可能とするヒンジ機構30を利用して、第2蓋部120も栓本体部100にヒンジ軸A1周りに回転可能に取り付けられ、開閉可能となっている。つまり、ヒンジ機構30は、ヒンジ軸A1を介して栓本体部100の軸受部111に連結される第1蓋部110の軸受部111に加えて、第2蓋部120の軸受部121も備えている。
第2蓋部120は、有底筒状に形成されており、図6に示すように平面視で略円状に形成されている。また、第2蓋部120は、図7に示すように、外周曲面を形成する側周部122を有する。図5及び図8からわかるように、側周部122は、第2蓋部120が閉状態のときに、容器本体20の飲み口24を覆うように形成され、且つ、栓本体部100の側周部103と極力隙間が生じずに、合わさるように形成されている。
また、第2蓋部120には、図3に示すように、第1蓋部110に向かって突出するフランジ部123が形成されている。同図に示すように、フランジ部123は、第2蓋部120の中心に向かって凹む溝が形成されている。フランジ部123の溝に嵌め合わされるようにして、第2蓋部120に第2シール材50が取り付けられている。
第2シール材50は、図3に示すように、栓体10が閉状態のときに、第1蓋部110に設けられた孔部113を塞ぐものである。フランジ部123に取り付けられた第2シール材50は、中空のキャップ状であり、第1蓋部110に設けられた孔部113に向かって突出している。第2シール材50は、例えば、樹脂ゴムなどの弾性材からなる。
図3に示すように、突出した第2シール材50の高さは、第1蓋部110の凹部114の深さよりも大きくなっている。これにより、栓体10が閉状態のときは、弾性を有した第2シール材50の復元力が同図の上下方向に作用し、孔部113を密封状態に保つことができる。
また、第2シール材50は、その弾性力により、第2蓋部120が閉状態のときに、第2蓋部120を開方向に付勢している。これにより、後述するようにロックを解除すると、第2蓋部120が開方向に回転し、開状態になるようになっている。
このように、第1実施形態では、第2シール材50を、容器本体20内の飲料が孔部113から漏れ出すことを防止することに加えて、第2蓋部120を開方向に付勢する手段としても利用している。
また、図7に示すように、第2蓋部120の軸受部121と反対側には、後述する第2係止部132と係り合う第2係合部125が形成されている。第2係合部125は、図3に示すように、第2蓋部120の外周方向に突出して形成されている。
第2係合部125の上面部には、後述するロックリング60と嵌合する鍔部126が形成されている。この鍔部126は、図8に示すように、栓体10の閉状態において、一対の壁部104と極力隙間なく連なるように形成されている。
ロック部130は、栓本体部100に設けられ、栓体10を閉状態に保つものである。ロック部130は、図3、図6等に示すように、栓体10の径方向においてヒンジ機構30と対向する位置に設けられている。ロック部130は、図7、図8に示すように、栓本体部100に形成された一対の壁部104の間に設けられている。
ロック部130は、図3、図4に示すように、第1蓋部110を係止する第1係止部131と、第2蓋部120を係止する第2係止部132と、押圧操作される操作部133と、ロック用弾性部材134と、を有する。
第1係止部131は、図3に示すように、断面鉤爪状をなし、第1蓋部110に設けられた第1係合部115と係り合うことで第1蓋部110を係止する。具体的には、第1係止部131の容器本体20側に向く爪部131aが、第1係合部115に形成された係合孔115aに挿入されることで、図9(a)に示すように、第1蓋部110は係止され、閉状態に保たれる。第1係止部131は、操作部133と一体に形成され、後述するように操作部133に押圧操作がなされることで移動して、第1蓋部110を係止する。
操作部133は、図8に示すように、栓本体部100の一対の壁部104に形成された溝部104aと嵌合する摺動部133aを有している。溝部104aは、容器本体20の径方向に延びている。これにより、操作部133は、容器本体20の径方向にスライド可能になっており、第1係止部131も操作部133と共にスライドする。操作部133が容器本体20の径方向に押圧されると、操作部133と共に第1係止部131が容器本体20側に移動する。このように移動した第1係止部131が第1係合部115と係り合い、第1蓋部110を係止する。
第2係止部132は、図3に示すように、断面鉤爪状をなし、第2蓋部120に設けられた第2係合部125と係り合うことで第2蓋部120を係止する。具体的には、第2係止部132の容器本体20側に向く爪部132aが、第2係合部125に形成された係合溝125aに挿入されることで第2蓋部120は係止され、閉状態に保たれる。
第2係止部132は、図7に示すように、栓本体部100の一対の壁部104に近接する、一対の軸受部132bを有している。この軸受部132bで軸A2を受けることにより、第2係止部132は、軸A2周りに回転可能となっている。
図3に示すように、第2係止部132の爪部132aと反対側の端部は、操作部133と第1係止部131との間に位置し、操作部133と当接している。したがって、操作部133を容器本体20の径方向に押圧すると、第2係止部132は操作部133に押されて、同図中、反時計回りに回転する。
ロック用弾性部材134は、栓本体部100の一対の壁部104間に設けられ、図3に示すように、容器本体20の外周方向に復元力が作用するように取り付けられている。ロック用弾性部材134は、例えば、コイルばねである。
図3に示すように、第2係止部132の爪部132aとは反対側の端部は、ロック用弾性部材134に押されている。これにより、第2係止部132は、軸A2を回転中心として、第2蓋部120を係止する方向(図3における時計回り方向。以下、係止方向とも言う)に付勢されている。
図3に示すように、操作部133は、容器本体20の径方向において、第2係止部132を挟んでロック用弾性部材134と対向して位置している。これにより、操作部133が容器本体20の径方向に押圧されると、第2係止部132が軸A2を回転中心として、第2蓋部120の係止を解除する方向(図3における反時計回り方向。以下、解除方向とも言う)に回転する。そして、操作部133への押圧を止めると、ロック用弾性部材134の復元力により、第2係止部132は、第2蓋部120の係止方向に回転しつつ、操作部133を容器本体20の外周方向に押し戻す。これにより、操作部133は、押圧操作前の位置に復帰する。つまり、操作部133には、第2係止部132を介して、ロック用弾性部材134の復元力が働く。
また、ロック部130の軸A2には、ロックリング60が設けられている。ロックリング60は、図8に示すように、栓本体部100の一対の壁部104の外側に若干突き出た軸A2の両端に回転可能に支持されている。栓体10の閉状態で、鍔部126にロックリング60を掛けることにより、飲料用容器1の運搬時などに、意図せずロックが解除して栓体10が開状態になってしまうことを防止することができる。なお、図4、図5、及び図7では、見易さを考慮してロックリング60を省略している。
以上が栓体10を備える飲料用容器1の構造である。
ここからは、主に図9(a)(b)を参照して、栓体10の第1蓋部110及び第2蓋部120の開閉動作を説明する。
栓体10が、図3等に示すように閉状態にあるとする。このとき、ロック部130は非解除状態であり、第2係止部132が第2蓋部120を係止することにより、第2蓋部120を閉状態に保っている。一方で、第1係止部131は、図3に示すように、第1蓋部110を係止していない。第1蓋部110は、閉状態の第2蓋部120に、第2シール材50を介して押されることで閉状態を保っている。また、ロックリング60が第2蓋部120の鍔部126に掛けられている状態であるとする。
栓体10のロックを解除するには、まず、ロックリング60を図3中、反時計回りに回して解除する。
続いて、操作部133を押圧操作する。例えば、ユーザは容器本体20を片手で掴みつつ、親指で操作部133を容器本体20に向けて押す。
操作部133が押圧されると、図9(a)に示すように、第2係止部132の下端が操作部133に押されて、第2係止部132が軸A2を中心に反時計回りに(解除方向に)回転する。これにより、第2係止部132が第2係合部125から離れ、第2蓋部120の係止状態が解除される。そして、第2シール材50の復元力により、第2蓋部120がヒンジ軸A1を中心に同図中、時計回りに回転し、開状態になる。
第2蓋部120が開状態になる過程で、図9(a)に示すように、第2シール材50は、第2蓋部120と共に開方向に回転移動するため、第1蓋部110の孔部113から離れる。すると、孔部113により容器本体20の内部と外部とが連通し、容器本体20が通気される。これにより、熱い飲料が冷めるなどして容器本体20内が減圧状態になっていた場合であっても、第1係止部131への係止を解除さえすれば、第1蓋部110が開くようになる。
ここで、第2シール材50が第1蓋部110の孔部113から離れるとは、第2シール材50の少なくとも一部が孔部113から離れることを含む。第2蓋部120が開状態になる過程で、第2シール材50の一部さえ孔部113から離れて、第2シール材50と孔部113との間に隙間が生じれば、容器本体20が通気されるからである。
また、操作部133が押圧されると、操作部133と共に第1係止部131が容器本体20の中心方向に向かってスライドする。これにより、図9(a)に示すように、第1係止部131が第1蓋部110の第1係合部115と係り合って、第1蓋部110が係止される。つまり、操作部133が押圧操作されている状態(押圧が継続されている状態)では、第1蓋部110は閉状態のままである。
続いて、図9(b)に示すように、ユーザは指を離して操作部133への押圧を止め、押圧操作を終わらせる。すると、ロック用弾性部材134の復元力により、第2係止部132は、軸A2を中心に同図中、時計回りに(係止方向に)回転し、押圧操作前の位置に復帰する。
第2係止部132の復帰動作に伴い、操作部133も第2係止部132に押されて、押圧操作前の位置に復帰する。さらに、操作部133と一体的に形成された第1係止部131も押圧操作前の位置に復帰する。
第1係止部131は、押圧操作前の位置に復帰する過程で、図9(b)に示すように、第1蓋部110の第1係合部115から離れる。すると、ヒンジ機構30に設けられた弾性部材31(図6、図7参照)の復元力により、第1蓋部110がヒンジ軸A1を中心に同図中、時計回りに回転し、開状態になる。
前述のように、第2蓋部120が開状態になる過程で、孔部113により容器本体20が通気されているため、容器本体20内が減圧状態になっていた場合であっても、第1蓋部110が開く。
このようにしてロックは解除され、図5、図7等に示すように、栓体10は開状態となり、容器本体20の開口部22が開放される。
栓体10を再び閉状態にする場合は、図9(b)に示す状態から、第2係合部125に第2係止部132が係り合うまで、第2蓋部120を手などにより反時計回りの方向に押すことで、図3に示す閉状態に戻す。そして、飲料用容器1を運搬などする際は、ロックリング60を再び、第2蓋部120の鍔部126に掛ければよい。
以上のように、第1実施形態に係るロック部130は、押圧操作がなされている場合にのみ第1係止部131に第1蓋部110を係止させることで、第2蓋部120、第1蓋部110の順で段階的に、栓体10を開状態に遷移させる。これにより、容器本体20内の減圧状態を解除した後に、第1蓋部110を開状態にすることができる。
以上に説明したように、第1実施形態に係る栓体10によれば、押圧操作により、容易に容器本体20の開口部22を開放できる。これにより、ユーザは、容器本体20の大きな開口部22に直接、口を付けて飲料を飲むことができる。こうすれば、飲料の通過がスムーズとなるため、飲料が飲みやすい。また、容易に容器本体20の開口部22を開放できるため、容器本体20に飲料を入れる作業や、栓体10と容器本体20の洗浄作業もしやすい。
また、前述した特許文献1に係る栓体の構造では、スパウトから飲料を飲むことが想定されているため、スパウトと容器本体との間にパッキンが設けられている。この構造では、容器本体からの飲料は、必ずパッキンを経て液通孔に到ることになる。このため、ある飲料を飲むときに、パッキンに移った他の飲料の臭いが飲料の風味を損ねてしまう可能性もある。
一方、第1実施形態に係る栓体10によれば、飲料を飲む際には、このようなパッキンとしての第1シール材40が設けられた第1蓋部110が開状態であるため、パッキンを通過せずに飲料が口元へと運ばれることになる。これにより、飲料の風味を損ねることを防ぐことができる。
また、特許文献1に係る栓体では、その構造上、スパウトのパッキンが容器本体の開口側端部から下側に位置することになる。
一方、第1実施形態に係る栓体10の構造によれば、このようなパッキンとしての第1シール材40を容器本体20の開口側端部近傍に配置することができる。そのため、実質的な飲料の内容量を稼ぐことができる。
また、第1実施形態に係る栓体10では、スパウトが不要なため、部品点数が増えるのを抑制でき、コストと重量の増加を抑えることも可能である。
なお、以上では、第2蓋部120を開方向に付勢する付勢手段として、第2シール材50の復元力を利用したが、ヒンジ機構30に設けられたトーションばね等の弾性部材31が第1蓋部110だけでなく、第2蓋部120も開方向に付勢するようにしてもよい。また、付勢手段として、第2シール材50と弾性部材31の双方の復元力を利用してもよい。
また、以上では、第1係止部131が操作部133と一体に形成される例を示したが、これに限られない。第1係止部131が操作部133と共に移動可能な構成であれば、両者は別体であってもよい。
以上の第1実施形態では、ロック部130が栓本体部100に設けられた例を説明したが、ロック部130と同様の機能を蓋側に設けることもできる。
ここからは、ロック部を蓋側に設けた第2実施形態に係る飲料用容器201、及び栓体210について、図10〜図14を参照して説明する。なお、前述した飲料用容器1、及び栓体10と同様の機能を持つ各部材については、第1実施形態と同一の符号を付し、異なる箇所の理解を容易にするため、説明を適宜省略する。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る栓体210は、図10に示すように、容器本体20と一体となって飲料用容器201を構成する。容器本体20の構造は前述と同様である。
栓体210は、栓本体部100と、第1蓋部110と、第2蓋部120と、ロック部230と、を備える。
栓本体部100は、前述と同様に、ネジ部101を有していることにより、容器本体20の開口部22に着脱可能に螺着される。
ただし、栓本体部100にロック部230が設けられない点が第1実施形態とは異なっている。
また、栓本体部100には、図10に示すように、側周部103から上方に突出する一対の壁部204が形成されている。この一対の壁部204の各上端部には、互いに向かい合って突起する部分が形成されており、この突起部分は、後述する第1係止部231と係り合う第1係合部205となる。つまり、第1係合部205も一対ある。
第1蓋部110は、前述と同様に、栓本体部100にヒンジ機構30によって開閉可能に取り付けられ、閉状態で容器本体20の開口部22を塞ぐ。第2実施形態においても、ヒンジ機構30には、図6、図7に示したものと同様に、第1蓋部110を開方向に付勢する弾性部材31が設けられている。また、第1蓋部110のフランジ部112には、第1シール材40が取り付けられている。
第2実施形態では、第1蓋部110は、凹部114と第1係合部115(図3参照)に対応する部分を有していない。第2実施形態の第1蓋部110は、閉状態において、ヒンジ軸A1から図11の左方向に延びる平板状の平板部214を有する。第2実施形態では、この平板部214に、第2シール材50と対応する孔部113が形成されている。
また、第1蓋部110は、平板部214の上面から上方向に突出した格好で、ロック部230を収納する収納部215を有する。収納部215は、図11の左側に向かって開口した箱状であって、図14に示すように外形が直方体状に形成されている。また、収納部215は、平板部214の図11の左端側に設けられ、且つ、栓体210の径方向においてヒンジ機構30と対向する位置に設けられている。
収納部215の両側面には、図14に示すように、切り欠き215aが設けられている。この切り欠き215aには、後述する摺動部232aの先端に形成された規制部232bが挿入される。
また、図11に示すように、箱状の収納部215のヒンジ軸A1側の壁部215bには、後述するロック用弾性部材234が取り付けられている。
第2蓋部120は、前述と同様に、栓本体部100にヒンジ機構30を利用して開閉可能に取り付けられ、閉状態で第1蓋部110を外側から覆う。
第2実施形態でも同様に、第2蓋部120にフランジ部123が形成されているが、図3と図11を比較してわかるように、第2実施形態のフランジ部123は、容器本体20の径中心よりもヒンジ軸A1側に偏った位置に配置されている。フランジ部123には、第2シール材50が取り付けられている。
第2シール材50は、その弾性力により、第2蓋部120が閉状態のときに、第2蓋部120を開方向に付勢している。
第2実施形態の第2蓋部120は、図11に断面で示すように、ヒンジ軸A1から左方向に離れるに従って、次第に上昇する段状に形成されている。このように、第2蓋部120が形成されることにより、第2シール材50や、収納部215を逃げるスペースが確保されている。
また、第2蓋部120には、図11の左端から垂下して、径中心方向に折れ曲がる、断面略コの字状の第2係合部225が形成されている。第2係合部225は、容器本体20の外径方向に凹む係合溝225aを有している。第2係合部225は、ロック部230の後述する第2係止部232と係り合う。
ロック部230は、第1蓋部110の収納部215に設けられ、栓体210を閉状態に保つものである。
ロック部230は、図11に示すように、第1蓋部110を栓本体部100に対して係止する第1係止部231と、第2蓋部120を係止する第2係止部232と、押圧操作される操作部233と、ロック用弾性部材234と、を有する。
第1係止部231は、図11に示すように、断面コの字状に形成されている。第1係止部231は、栓本体部100の一対の壁部204に設けられた第1係合部205(図10参照)と係り合うことで第1蓋部110を係止する。具体的には、第1係止部231の図11において左側に凹む溝に、図10に示すように互いに向かい合って突出した一対の第1係合部205が挿入されることで、第1蓋部110は係止され、閉状態に保たれる。
第1係止部231は、操作部233と一体に形成されている。後述するように操作部233に押圧操作がなされることで移動して、第1蓋部110を係止する。
操作部233は、図11、図14に示すように、第1係止部231の下端から垂下して形成される板状部分である。操作部233が容器本体20の径方向に押圧されると、操作部233と共に第1係止部231が容器本体20側に移動する。このように移動した第1係止部231が第1係合部205と係り合い、第1蓋部110を係止する。
第2係止部232は、図11、図14に示すように、第1係止部231の上端から立つように形成されている。また、第2係止部232は、上端から容器本体20の外径方向に突出する爪部2320を有する。具体的には、第2係止部232の爪部2320が、第2係合部225に形成された係合溝225aに挿入されることで第2蓋部120は係止され、閉状態に保たれる。
また、第2係止部232は、操作部233と第1係止部231と一体に形成されている。
第2係止部232の溝の形成部分の背面からは、図14に示すように、容器本体20の径中心に向かって突出する摺動部232aが形成されている。摺動部232aは、第1蓋部110に設けられた収納部215内を摺動可能に設けられている。具体的には、図13に示すように、摺動部232aは一対あり、収納部215の互いに向かい合う内面の一方側と他方側に位置する。摺動部232aは、収納部215内を、容器本体20の径方向にスライド可能に設けられている。
つまり、第2係止部232と一体に形成された、操作部233と第1係止部231も容器本体20の径方向にスライド可能になっている。そのため、操作部233が容器本体20の径方向に押圧操作されると、操作部233と共に、第1係止部231と第2係止部232も径方向に移動する。
図13に示すように、一対の摺動部232aの各々先端には、互いに外側に向いて突出する爪状の規制部232bが設けられている。この規制部232bが収納部215の切り欠き215aに挿入されることにより、摺動部232aの容器本体20の外径方向における移動範囲が規制されている。
また、第2係止部232は、図11、図14に示すように、爪部2320の背面から容器本体20の径中心方向に突出して形成され、収納部215の上面に沿うガイド部232cを有している。このガイド部232cにより、第2係止部232及びこれと一体に形成された操作部233、第1係止部231は、斜めにずれることなく、容器本体20の径方向にスライド可能となっている。
ロック用弾性部材234は、例えばコイルばねから構成され、収納部215内の空間であって一対の摺動部232aの間に位置している。図11に示すように、ロック用弾性部材234は、一端が収納部215の壁部215bに固定され、他端が第1係止部231を押している。ロック用弾性部材234は、容器本体20の外周方向に復元力が作用するように取り付けられている。これにより、第1係止部231と、これと一体に形成された第2係止部232及び操作部233は、容器本体20の外周方向に付勢されている。
以上が、栓体210を備える第2実施形態の飲料用容器201の構造である。
ここからは、栓体210の第1蓋部110及び第2蓋部120の開閉動作を説明する。
栓体210が、図11に示すように閉状態にあるとする。このとき、ロック部230は非解除状態であり、第2係止部232が第2蓋部120を係止することにより、第2蓋部120を閉状態に保っている。また、栓体210の閉状態では、第1係止部231に第1係合部205が挿入された状態になっており、第1蓋部110も係止されている。
栓体210のロックを解除するには、操作部233を、容器本体20に向けて押圧操作する。操作部233が押圧されると、操作部233に伴って第2係止部232も容器本体20の径中心方向に移動する。これにより、第2係止部232が第2係合部225から離れ、第2蓋部120の係止状態が解除される。そして、第2シール材50の復元力により、第2蓋部120がヒンジ軸A1を中心に図11図中、時計回りに回転し、開状態になる。
第2蓋部120が開状態になる過程で、第2シール材50は、第1蓋部110の孔部113から離れる。これにより、容器本体20内の減圧状態が解除される。
また、操作部233が押圧されると、操作部233と共に第1係止部231も容器本体20の中心方向に向かってスライドする。これにより、第1係止部231が第1蓋部110の第1係合部205(図10、図13参照)と係り合った状態が保たれ、第1蓋部110が係止されたままとなる。つまり、操作部233が押圧操作されている状態(押圧が継続されている状態)では、第1蓋部110は閉状態のままである。
続いて、ユーザは指を離して操作部233への押圧を止め、押圧操作を終わらせる。すると、ロック用弾性部材234の復元力により、第1係止部231、第2係止部232、及び操作部233は、容器本体20の外径方向に移動し、押圧操作前の位置に復帰する。
第1係止部231は、押圧操作前の位置に復帰する過程で、第1蓋部110の第1係合部205から離れる。すると、ヒンジ機構30に設けられた弾性部材31(図6、図7と同様)の復元力により、第1蓋部110がヒンジ軸A1を中心に時計回りに回転し、図12に示すように開状態になる。
このようにしてロックは解除され、図12に示すように、栓体210は開状態となり、容器本体20の開口部22が開放される。
栓体210を再び閉状態にする場合は、図12に示す状態から、第2係合部225に第2係止部232が係り合うまで、第2蓋部120を手などにより反時計回りの方向に押すことで、図11に示す閉状態に戻す。
ここで、第2蓋部120が開状態から閉状態になる直前の状態(つまり、第2蓋部120が再び係止される直前の状態)では、図14に示すように、第2係合部225の下端が、第2係止部232の爪部2320の傾斜面上に位置する。第2係合部225と爪部2320とがこのような位置関係に構成されることにより、ユーザによって第2蓋部120が反時計回りの方向に押されると、第2係合部225は、爪部2320の傾斜面に導かれ、その後、爪部2320が第2係合部225の係合溝225aに嵌る。このような構成により、栓体210は、再び閉状態に復帰することが可能となっている。
以上のように、第2実施形態に係るロック部230は、押圧操作がなされている場合にも第1係止部231に第1蓋部110を係止させることで、第2蓋部120、第1蓋部110の順で段階的に、栓体210を開状態に遷移させる。これにより、容器本体20内の減圧状態を解除した後に、第1蓋部110を開状態にすることができる。
以上に説明したように、第2実施形態に係る栓体210によっても、押圧操作により、容易に容器本体20の開口部22を開放できる。
以上の第1及び第2実施形態では、容器本体20の開口端が飲み口24となる例を説明したが、以下では、栓体側に飲み口部を設けた第3実施形態に係る飲料用容器301、及び栓体310について、図15及び図16を参照して説明する。なお、上記実施形態と同様の機能を持つ各部材については、上記実施形態と同一の符号を付し、異なる箇所の理解を容易にするため、説明を適宜省略する。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る栓体310では、第2実施形態と同様に、第1蓋部110の収納部215にロック部230が設けられている。
第3実施形態に係る容器本体320は、前述と同様に、内容器20aと外容器20bとを接合して形成されている。容器本体320には、開口部22の内周に、栓体310を螺着可能なネジ部323が形成されている。
栓体310は、容器本体320に着脱自在に取り付けられるものであり、栓本体部300と、第2実施形態と同様の第1蓋部110、第2蓋部120、及びロック部230と、を備える。
栓本体部300は、略円筒状に形成されている。栓本体部300の下端部の外周には容器本体320のネジ部323と螺合するネジ部302が形成されている。これにより、栓本体部300は、容器本体320の開口部22に着脱可能に螺着される。
栓本体部300の下端には、容器本体320側に突出するフランジ部303が形成されている。フランジ部303には、容器本体320の径中心に向かって凹む溝が形成されている。フランジ部303の溝に嵌め合わされるようにして、栓本体部300に第3シール材70が取り付けられている。
第3シール材70は、栓本体部300と容器本体320との間を密封するものである。第3シール材70は、リング状に形成され、例えば樹脂ゴムから構成される。第3シール材70は、容器本体320の内周に圧迫されており、栓本体部300の縁から容器本体320の外へ飲料が漏れ出すことを防止するパッキンとして機能する。
栓本体部300の上端部は、円筒形の飲み口部304(注出口部の一例)となっている。飲み口部304は、栓体310が開状態のときに露出され、ユーザが容器本体320内の飲料を飲む際に口を付ける部分となる。
第3実施形態においては、第1シール材40は、第1蓋部110が閉状態のときに、飲み口部304と第1蓋部110との間を密封するパッキンとして機能する。
また、栓本体部300には、飲み口部304の上端から下方に間隔を開けて板状部305が形成されている。板状部305は、円筒状の飲み口部304の外周曲面から、容器本体320の外径方向に迫り出して形成されている。板状部305は、容器本体320に栓体310が取り付けられた状態で、丁度、容器本体320の上端を覆う大きさで形成されている。
第3実施形態では、板状部305の上面から上方に突出するように、第2実施形態と同様の機能を有する一対の壁部204が形成されている。そして、この壁部204には、第1係止部231と係り合う第1係合部205が形成されている。
第1蓋部110、第2蓋部120、及びロック部230の構成・機能は、第2実施形態と同様である。第3実施形態に係る栓体310は、第2実施形態と同様にして、操作部233に対してなされた押圧操作により開状態となり、第2係合部225に第2係止部232が係り合うまで、第2蓋部120を手などにより押すことで閉状態となる。
ただし、第3実施形態では、栓体310が開状態となったときに、容器本体320の上端(開口端)が露出せず、栓本体部300に形成された飲み口部304が露出する点が、上記の実施形態と異なっている。
このようにしても、ユーザにとって飲料が飲み易く、容器本体320に飲料を入れる作業や、容器本体20の洗浄作業がしやすい等の効果を得ることができる。
なお、以上の説明では、栓体10(栓体210,310も同様。以下略)が適用される容器を飲料用容器1,201,301として説明したが、容器の用途、構造、形状、サイズは任意である。例えば、栓体を、飲料水以外の流体(塗料など)を格納する容器に適用することも可能である。また、容器本体20(容器本体320も同様。以下略)の形状も筒状に限られず、開口を有した球殻状、上部開口の箱状、壺状などであってもよい。ただし、以上に説明した栓体及び容器は、気密性、保温性、携帯性があり、ユーザが片手で開閉操作を行うことができる飲料用容器に特に好適である。
また、以上の説明では、栓本体部100(栓本体部300も同様。以下略)を容器本体20の形状に合わせて円筒状に形成した例を示したが、これに限られない。栓本体部100の形状、サイズは任意である。例えば、栓本体部100が多角形状などであり、筒状でなくともよい。
また、第1蓋部110と第2蓋部120とは、互いの開閉動作を干渉しなければ、適宜、変形が可能である。
第1蓋部110は、通気用の孔部113が形成されており、閉状態で容器本体20の飲み口24(又は、栓本体部300の飲み口部304)を塞ぐことができれば、形状・サイズなどは任意である。第1実施形態では、第1蓋部110の中央部に孔部113を形成した例を示したが、孔部113は、第1蓋部110の外周側に偏った位置に形成されていてもよい。
第2蓋部120も、閉状態で第1蓋部110の孔部113を密閉する第2シール材50が設けられ、開状態になる過程で第2シール材50が孔部113から離れて容器本体20の通気を可能とするように構成されれば、形状・サイズなどは任意である。
また、少なくとも第1蓋部110を開方向に付勢する弾性部材31として、トーションばねを例示したが、第1蓋部110を開状態に遷移させることが可能であれば、その材質・形状は任意である。弾性部材31は、例えば、板バネ、コイルばね、樹脂ばね等であってもよい。弾性部材31が第1蓋部110と共に第2蓋部120を開方向に付勢する場合も同様である。
第1実施形態では、ロック部130が、操作部133への押圧操作により第2蓋部120への係止を解除する一方で第1蓋部110を係止し、押圧操作の解除により第1蓋部110の係止を解除する例を示した。また、第2及び第3実施形態では、ロック部230が、操作部233への押圧操作により第2蓋部120への係止を解除する一方で第1蓋部110への係止を保ち、押圧操作の解除により第1蓋部110の係止を解除する例を示した。だが、これらは、あくまで一例であり、係止を解除するためのユーザの操作及び係止を解除する順番等は任意である。
例えば、ユーザのスライド動作、引く動作等を契機に係止を解除する構成としてもよい。例えば、栓本体部100又は第2蓋部120にスライド可能な操作部を配置し、操作部へのスライド操作に応じて第2蓋部120への係止を解除し第1蓋部110を係止し、続いて、操作の解除により第1蓋部110の係止を解除するように構成してもよい。また、ロック部130が押圧やスライドによって操作される操作部を備えず、第2蓋部120を係止する係止部をユーザの手で直接、解除する構成としてもよい。さらに、ユーザの操作により、第2蓋部120と第1蓋部110の係止を同時に解除するようにしてもよい。
また、以上では、操作部133,233へ押圧操作が継続されている場合は、第1蓋部110が係止状態である例を説明したが、これに限られない。第1蓋部110と第2蓋部120との開動作が干渉しない限りにおいては、第2蓋部120、第1蓋部110と段階的に開状態に遷移させずに、操作部への押圧操作に応じて、単に、第2蓋部120への係止を解除するように動作するロック部を構成することもできる。このようにしても、容器本体20内が減圧状態になっていれば、ロック解除時に、まず、第2蓋部120が開き、孔部113により減圧状態が解除された後に、第1蓋部110が開くようになるからである。
また、第1実施形態のようにロック部130を栓本体部100に設けた構造においても、第3実施形態のように栓本体部に飲み口部を設けるようにしてもよい。
また、以上の説明では、第1蓋部110と第2蓋部120とが、同一のヒンジ軸A1回りに開閉する例を示したが、これに限られない。
例えば、栓本体部100に、二つのヒンジ軸を設け、一方の軸周りに第1蓋部110を開閉可能に設け、他方の軸周りに第2蓋部120を開閉可能に設ける構成も可能である。この場合は、第1蓋部110が開く方向と第2蓋部120が開く方向が一致するように、二つのヒンジ軸を平行に配置することが好ましい。
また、第1シール材40と第2シール材50も以上に説明した例に限定されるものではない。第1シール材40については、第1蓋部110が閉状態のときに第1蓋部110と容器本体20の開口部22との間を密封することができ、且つ、付勢手段による第1蓋部110の開く動作を妨げない限りにおいては、形状・材質の変更が可能である。また、第2シール材50も、第2蓋部120が閉状態のときに第1蓋部110に形成された孔部113を塞ぎ、第2蓋部120が開く過程で徐々に離れて、孔部113の一部が開放された段階で、容器本体20を通気させることができれば、形状・材質の変更が可能である。例えば、ヒンジ機構30に設けたトーションばね等の弾性部材により第2蓋部120を開方向に付勢する場合は、第2シール材50を中空に形成しなくともよい。
また、以上の説明では、第1蓋部110や第2蓋部120を係止する係止部に爪部131a,132aなどの凸部が形成され、係止部と係り合う係合部に係合溝132aや係合孔115aなどの凹部が形成された例を示したが、これに限られない。凹凸の関係は逆であってもよい。つまり、係止部に凹部が形成され、係合部に凸部が形成されていてもよい。
なお、本発明は、以上の実施形態、変形例及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。
1,201,301 飲料用容器
10,210,310 栓体
100,300 栓本体部
104,204 一対の壁部
A2 軸
110 第1蓋部
112 フランジ部
113 孔部
114 凹部
115,205 第1係合部
120 第2蓋部
125,225 第2係合部
130,230 ロック部
131,231 第1係止部
132,232 第2係止部
133,233 操作部
134,234 ロック用弾性部材
20,320 容器本体
21 底部
22 開口部
24 飲み口
303 飲み口部
30 ヒンジ機構
A1 ヒンジ軸
31 弾性部材
40 第1シール材
50 第2シール材
60 ロックリング
70 第3シール材

Claims (11)

  1. 容器本体と一体となり容器を構成する栓体であって、
    前記容器本体の開口部に取り付けられる栓本体部と、
    前記栓本体部にヒンジ機構によって開閉可能に取り付けられ、閉状態で前記容器本体の開口を塞ぐ第1蓋部と、
    前記栓本体部にヒンジ機構によって開閉可能に取り付けられ、閉状態で前記第1蓋部を外側から覆う第2蓋部と、
    前記第1蓋部と前記第2蓋部とを開方向に付勢する付勢手段と、
    前記第1蓋部と前記第2蓋部とを閉状態に保つロック部と、を備え、
    前記第1蓋部には、孔部と、前記第1蓋部が閉状態のときに前記容器本体と前記第1蓋部との間を密封する第1シール材と、が設けられ、
    前記第2蓋部には、前記第1蓋部と前記第2蓋部とが閉状態のときに前記孔部を塞ぐ第2シール材が設けられ、
    前記ロック部による前記第2蓋部の閉状態が解除されると、前記付勢手段により前記第2蓋部が開状態へと到る動作を開始し、前記第2蓋部が開状態になる過程で前記第2シール材が前記孔部から離れて前記容器本体が通気され、当該通気後に前記付勢手段により前記第1蓋部が開状態へと到る動作が可能となり、前記第2蓋部が開状態となった以後に前記第1蓋部も開状態となる、
    ことを特徴とする栓体。
  2. 容器本体と一体となり容器を構成する栓体であって、
    前記容器本体の開口部に取り付けられる栓本体部と、
    前記栓本体部に設けられ、前記開口部と連通して開口した注出口部と、
    前記栓本体部にヒンジ機構によって開閉可能に取り付けられ、閉状態で前記注出口部の開口を塞ぐ第1蓋部と、
    前記栓本体部にヒンジ機構によって開閉可能に取り付けられ、閉状態で前記第1蓋部を外側から覆う第2蓋部と、
    前記第1蓋部と前記第2蓋部とを開方向に付勢する付勢手段と、
    前記第1蓋部と前記第2蓋部とを閉状態に保つロック部と、を備え、
    前記第1蓋部には、孔部と、前記第1蓋部が閉状態のときに前記注出口部と前記第1蓋部との間を密封する第1シール材と、が設けられ、
    前記第2蓋部には、前記第1蓋部と前記第2蓋部とが閉状態のときに前記孔部を塞ぐ第2シール材が設けられ、
    前記ロック部による前記第2蓋部の閉状態が解除されると、前記付勢手段により前記第2蓋部が開状態へと到る動作を開始し、前記第2蓋部が開状態になる過程で前記第2シール材が前記孔部から離れて前記容器本体が通気され、当該通気後に前記付勢手段により前記第1蓋部が開状態へと到る動作が可能となり、前記第2蓋部が開状態となった以後に前記第1蓋部も開状態となる、
    ことを特徴とする栓体。
  3. 前記ロック部は、
    前記第2蓋部を係止する係止部と、
    操作されると、前記係止部を前記第2蓋部の係止を解除する解除方向に移動させる操作部と、
    前記係止部を前記解除方向とは反対の係止方向に付勢し、前記操作部が操作されていないときは、前記係止部に前記第2蓋部を係止させることで前記第2蓋部を閉状態に保つロック用弾性部材と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の栓体。
  4. 前記係止部は、前記栓本体部に設けられた軸周りに回転可能に設けられ、
    前記操作部は、操作されると、前記係止部を前記解除方向に回転させる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の栓体。
  5. 前記係止部は、前記第1蓋部に対してスライド可能に設けられている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の栓体。
  6. 前記ロック部は、前記栓本体部に設けられ、
    前記操作部と共に移動し、前記第1蓋部を係止する第1係止部と、
    前記係止部であって、前記操作部と前記第1係止部との間に位置する第2係止部と、を有し、
    前記操作部が押圧操作されると、前記第2係止部の前記第2蓋部への係止が解除され、前記第2蓋部が前記付勢手段の付勢力によって開状態へと到る動作を開始し
    前記操作部が押圧操作されている状態では、押圧された前記操作部と共に移動した前記第1係止部が前記第1蓋部を係止したままで前記第1蓋部は閉状態に保たれており、
    前記操作部への押圧操作が終わると、前記ロック用弾性部材の弾性力により前記第2係止部が前記係止方向に移動したことに応じて、前記操作部及び前記第1係止部が押圧操作前の位置に復帰し、前記第1係止部の前記第1蓋部への係止が解除され、前記第1蓋部が前記付勢手段の付勢力によって開状態へと到る動作を開始する
    ことを特徴とする請求項4に記載の栓体。
  7. 前記ロック部は、前記第1蓋部に設けられ、
    前記操作部と共に移動し、前記第1蓋部を係止する第1係止部と、
    前記係止部であって、前記操作部と共に移動する第2係止部と、を有し、
    前記操作部が押圧操作されると、前記第2係止部の前記第2蓋部への係止が解除され、前記第2蓋部が前記付勢手段の付勢力によって開状態へと到る動作を開始し
    前記操作部が押圧操作されている状態では、押圧された前記操作部と共に移動した前記第1係止部が前記第1蓋部を係止したままで前記第1蓋部は閉状態に保たれており、
    前記操作部への押圧操作が終わると、前記ロック用弾性部材の弾性力により前記第2係止部と前記操作部と前記第1係止部とが押圧操作前の位置に復帰し、前記第1係止部の前記第1蓋部への係止が解除され、前記第1蓋部が前記付勢手段の付勢力によって開状態へと到る動作を開始する
    ことを特徴とする請求項5に記載の栓体。
  8. 前記付勢手段は、
    前記ヒンジ機構に設けられ、前記第1蓋部を開方向に付勢する弾性部材を含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の栓体。
  9. 前記第2シール材は、弾性を有し、前記第2蓋部が閉状態のときに前記第2蓋部を開方向に付勢し、
    前記付勢手段は、前記第2シール材を含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の栓体。
  10. 前記容器は、飲料用容器であり、
    前記第1蓋部と前記第2蓋部とが開状態のとき、前記栓本体部は、前記容器本体の前記開口部側を飲み口として露出させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の栓体。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の栓体と容器本体とを備える容器。
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