JP7300228B1 - 飲料用容器および蓋ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】容器体の内圧の開放機構を備えつつ、密閉性の十分な確保、および蓋を開けてからの飲みやすさを得ることができる飲料用容器および蓋ユニットを提供すること。【解決手段】本発明の一態様は、上部に開口を有する容器体と、容器体の開口に取り付けられる蓋ユニットと、を備える飲料用容器であって、蓋ユニットは、容器体に対して着脱自在に取り付けられる蓋体と、蓋体の内側に取り付けられ、上端から下端にかけて貫通する通気路を有する通気パイプと、通気パイプの上端と蓋体との間に設けられ、通気路の上端の通気孔を覆う弾性部材からなる調圧弁と、を備え、容器体に蓋体を取り付けることで、通気パイプと開口との間が密閉されるとともに、調圧弁が蓋体と通気パイプとの間で所定の押圧力で挟持されることで調圧弁によって通気孔が閉じられる、飲料用容器である。【選択図】図2

Description

本発明は、容器体と蓋ユニットとを備えた飲料用容器および蓋ユニットに関するものである。
飲料用容器は、例えばステンレスによって筒型に設けられた容器と、容器の開口に着脱自在に設けられる蓋と、を備えている。飲料用容器には、水、お茶、ジュースのほか、炭酸飲料を入れる場合もある。密閉性の高い飲料用容器においては、容器の内圧が上昇して蓋が押し付けられ、蓋を外しにくくなることがある。また、蓋を外した際に開口から内圧が急激に開放され、大きな音が鳴ったり、飲料が噴出したりすることも起こり得る。
特許文献1には、蓋体を容易に且つ安全に取り外すことを可能とした蓋付き容器が開示される。この蓋付き容器の蓋体は、開口部を覆う外蓋と、開口部から容器本体の内側に嵌め込まれる内蓋と、記内蓋の外周部に取り付けられた状態で、容器本体と内蓋との間を密閉するシール部材と、外蓋の内側中央部に位置して、内蓋の内側に嵌め込まれる中栓と、中栓の底面中央部に位置して、内蓋の中央部に設けられた通気孔を閉塞する栓体とを有する。
特許文献2には、栓体に圧力調整口と圧力逃し通路と圧力調整弁とを設けた液体容器が開示される。この液体容器において、圧力調整弁は容器本体内の内部圧力が常圧時には圧力調整口を閉弁し、高圧時には開弁するようにしている。
特開2020-186014号公報 特開2003-038360号公報
飲料用容器において、容器体の内圧を開放するための弁機構を設ける場合であっても、容器体の十分な密閉性を確保することが必要である。一方、飲料用容器において蓋の開けやすさや、開口を広くしたほうが利便性(飲料の収容や注ぎ出しのしやすさや、飲みやすさ)を得られる。
本発明は、容器体の内圧が所定の圧力を超えた際に自動的に圧力を逃がして内圧を一定範囲内にコントロールできるとともに、内圧が高くても開けやすい飲料用容器および蓋ユニットを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、上部に開口を有する容器体と、容器体の開口に取り付けられる蓋ユニットと、を備える飲料用容器であって、蓋ユニットは、容器体に対して着脱自在に取り付けられる蓋体と、蓋体の内側に取り付けられ、上端から下端にかけて貫通する通気路を有する通気パイプと、通気パイプの上端と蓋体との間に設けられ、通気路の上端の通気孔を覆う弾性部材からなる調圧弁と、を備え、容器体に蓋体を取り付けることで、通気パイプと開口との間が密閉されるとともに、調圧弁が蓋体と通気パイプとの間で所定の押圧力で挟持されることで調圧弁によって通気孔が閉じられる、飲料用容器である。
このような構成によれば、容器体に蓋体を取り付けることで、通気パイプと開口との間の密閉性が確保される。また、容器体に蓋体を取り付けることで、調圧弁が蓋体と通気パイプとの間で所定の押圧力で挟持され、調圧弁によって確実に通気孔を閉じて密閉性が確保される。通気パイプは蓋体の内側に取り付けられているため、蓋体を外すと通気パイプも外れて開口を広く開けることができる。また、内圧が所定押圧力を超えると、調圧弁が変形して塞がれていた通気孔が解放され、内圧は所定値以内にコントロールされる。
上記飲料用容器において、通気パイプは、蓋体に嵌合によって取り付けられ、蓋体に対して上下方向に移動可能に設けられることで調圧弁の弾力によって通気孔に対する押圧力を所定値に確保できる。また、通気パイプの蓋体に対して上下方向に移動可能に嵌合していることで、蓋体を容器体から外す際、通気パイプが上下方向の移動可能な範囲内で蓋体よりも遅れて外れることになる。すなわち、蓋体を容器体から外す際、通気パイプを残したまま、蓋体の外れ動作が先に開始され、それに遅れて通気パイプの外れ動作が開始される。これにより、開口の開放よりも先に通気孔の開放が行われる。
上記飲料用容器において、蓋体は、開口を覆う蓋部と、蓋部の中央から下方に筒状に延出し容器体に螺合によって取り付けられる蓋螺合部と、を有し、通気パイプは、蓋螺合部の内側に嵌合によって取り付けられ、蓋螺合部に対して上下方向に移動可能に設けられ、容器体に蓋螺合部を螺合することで、蓋螺合部によって容器体を押圧して通気パイプが蓋螺合部と容器体との間で挟持される構成でもよい。これにより、蓋体が容器体に対して螺合によって取り付けられ、高い密閉性が確保される。
上記飲料用容器において、調圧弁は、下端に開口を有し、上端に天井部を有する有天筒状に設けられ、通気パイプの上部に被せられる構成でもよい。これにより、調圧弁を通気パイプの上部に被せることで弁機構が構成される。また、調圧弁を簡単に取り付け、取り外しすることができ、調圧弁の交換のしやすさ、および調圧弁のメンテナンス性が向上する。
上記飲料用容器において、通気パイプの通気路は、下から上に向けて内径が小さくなる縮径部を有することが好ましい。縮径部の太さを調整することで、調圧弁から逃がす圧力を所定値にコントローすることができる。
上記飲料用容器において、容器体は、上部に容器開口を有する容器本体と、容器本体の容器開口に取り付けられ、上部に開口、下部に環状片を有する飲み口体と、容器本体における容器開口の内周と飲み口体の外周との間を封止する第1シール部と、を有し、蓋ユニットは、飲み口体の内周と通気パイプの外周との間を封止する第2シール部をさらに有し、蓋螺合部は、飲み口体の内側に螺合され、飲み口体に蓋螺合部を螺合することで、蓋螺合部によって容器体を押圧して第2シール部により通気パイプと飲み口体の環状片との間が密閉される構成でもよい。これにより、第1シール部によって飲み口体と容器本体との間の密閉性が確保され、第2シール部によって飲み口体と通気パイプとの間の密閉性が確保される。また、第2シール部の直径が第1シール部の直径より小さいので、蓋体と飲み口体との摩擦力が飲み口体と容器本体との摩擦力よりも小さくなり、蓋を開ける際に蓋体は飲み口体より先に開けることができる。これにより、蓋の開けやすさが向上し、便利に使用できる。
本発明の他の一態様は、上部に開口を有する容器体の開口に取り付けられる蓋ユニットであって、容器体に対して着脱自在に取り付けられる蓋体と、蓋体の内側に取り付けられ、上端から下端にかけて貫通する通気路を有する通気パイプと、通気パイプの上端と蓋体との間に設けられ、通気路の上端の通気孔を覆う弾性部材からなる調圧弁と、を備え、容器体に蓋体を取り付けることで、通気パイプと開口との間が密閉されるとともに、調圧弁が蓋体と通気パイプとの間で所定の押圧力で挟持されることで調圧弁によって通気孔が閉じられる、蓋ユニットである。
このような構成によれば、容器体に蓋体を取り付けることで、通気パイプと開口との間の密閉性が確保される。また、容器体に蓋体を取り付けることで、調圧弁が蓋体と通気パイプとの間で所定の押圧力で挟持され、調圧弁によって確実に通気孔を閉じて密閉性が確保される。通気パイプは蓋体の内側に取り付けられているため、蓋体を外すと通気パイプも外れて開口を広く開けることができる。
本発明によれば、容器体の内圧の開放機構を備えつつ、密閉性の十分な確保、および蓋を開けた状態での利便性を得ることができる飲料用容器および蓋ユニットを提供することが可能になる。
本実施形態に係る飲料用容器を例示する斜視図である。 飲料用容器の構成を例示する断面図である。 蓋ユニットの構成を例示する分解斜視図(その1)である。 蓋ユニットの構成を例示する分解斜視図(その2)である。 蓋ユニットを容器体に取り付ける前の状態を例示する断面図である。 蓋ユニットを容器体に取り付けた後の状態を例示する断面図である。 容器体の内圧の逃がし動作を説明する断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
(飲料用容器の構成)
図1は、本実施形態に係る飲料用容器を例示する斜視図である。
本実施形態に係る飲料用容器1は、容器体10と、容器体10に取り付けられる蓋ユニット20と、を備える。容器体10は、例えばステンレスによる二重構造(例えば、真空断熱構造)であって底11bが閉じ、上部に容器開口11hが設けられた筒型の容器本体11を有する。なお、本実施形態では、容器本体11の容器開口11hが設けられた側を「上」、容器本体11の底11bの側を「下」ということにする。容器体10は、容器本体11の容器開口11hに取り付けられる飲み口体12を有していてもよい。本実施形態では、飲み口体12を有する飲料用容器1を例として説明する。
図2は、飲料用容器の構成を例示する断面図である。
図3は、蓋ユニットの構成を例示する分解斜視図(その1)である。図3には、蓋ユニット20の各構成を分解した斜視図が示される。
図4は、蓋ユニットの構成を例示する分解斜視図(その2)である。図4には、蓋ユニット20のうち、蓋体21と通気パイプユニット220とを分解した斜視図が示される。
図2に示すように、蓋ユニット20は、容器体10の飲み口体12に螺合によって着脱自在に取り付けられる。容器本体11の上部の容器開口11hの内周には第1雌ねじ部11aが設けられる。飲み口体12は筒状に設けられ、上部には上に向けて内径が広がる飲み口部121が設けられる。飲み口体12の外周には第1雄ねじ部12aが設けられる。第1雄ねじ部12aが第1雌ねじ部11aと螺合することで、飲み口体12が容器本体11の容器開口11hに螺合によって取り付けられる。なお、飲み口体12は容器本体11の容器開口11hの内側に設けられた第1雌ねじ部11aによって螺合しているが、容器開口11hの外側(容器本体11の上部外周)に設けたねじによって螺合してもよい。
飲み口体12は外装リング部13の内側に嵌め込まれている。飲み口体12を容器本体11の容器開口11hに螺合によって取り付けると、外装リング部13が容器本体11の上部の外側を覆うにように配置される。外装リング部13によって飲み口体12の螺合部分がカバーされるとともに飲料用容器1の意匠性が発揮される。外装リング部13と飲み口体12とは分離可能であり、例えば洗浄の際には分離して個別に洗うことができる。なお、外装リング部13の内周にねじを設けておき、容器本体11の上部外周に設けたねじによって外装リング部13を螺合することにより、飲み口体12の容器本体11への取り付けを行うようにしてもよい。
飲み口体12の下部の外周には第1シール部15が取り付けられる。第1シール部15は、例えばシリコーンゴムやエラストマーなどの弾性部材からなる。飲み口体12を容器本体11の容器開口11hの内側に螺合によって取り付けていくと、第1シール部15が容器本体11の段部11dに当接し、飲み口体12と容器本体11との間の密閉性が確保される。飲み口体12は筒状になっているため、下部には飲料通過孔121cが設けられる。容器本体11に収容された飲料は飲料通過孔121cを通して容器外へ出すことができる。飲み口体12の上部に設けられた飲み口部121の内側には、飲み口開口121hが設けられる。容器本体11に飲み口体12が取り付けられている場合には、飲み口開口121hが容器体10の開口となる。
(蓋ユニットの構成)
図2に示すように、蓋ユニット20は、容器体10における飲み口開口121hに螺合によって着脱自在に取り付けられる。図2~図4に示すように、蓋ユニット20は、容器体10に対して着脱自在に取り付けられる蓋体21と、蓋体21の内側に取り付けられる通気パイプ22と、通気パイプ22の上端と蓋体21との間に設けられる調圧弁23と、を備える。
蓋体21は、飲み口開口121hを覆う蓋部211と、蓋部211の中央から下方に筒状に延出し、容器体10に螺合によって取り付けられる蓋螺合部212と、を有する。蓋螺合部212の外周には第2雄ねじ部212aが設けられる。一方、飲み口体12の内周には第2雌ねじ部12bが設けられる、第2雄ねじ部212aが第2雌ねじ部12bと螺合することで、蓋螺合部212が飲み口体12の内側に螺合によって着脱自在に取り付けられる。
蓋螺合部212は蓋部211の裏面に固定される。蓋螺合部212は蓋体21と一体成形されていてもよい。蓋螺合部212の飲み口体12への螺合によって蓋部211が飲み口開口121hの上を覆うように取り付けられる。蓋螺合部212は蓋部211に固定されているため、蓋部211を回すことで蓋螺合部212も一緒に回転して螺合による着脱を行うことができる。
蓋螺合部212は下側が開口した筒状に設けられる。この筒状の蓋螺合部212の内側(筒内)に通気パイプ22が嵌合によって取り付けられる。図3および図4に示すように、蓋螺合部212の内周には上下方向に延在する凸部212bが設けられ、通気パイプ22の外周には上下方向に延在する凹部22aが設けられる。通気パイプ22を蓋螺合部212の筒内に嵌め込む際、凸部212bと凹部22aとを係合させることで、通気パイプ22の蓋螺合部212に対する回転方向(軸周り)の位置を決めつつ、通気パイプ22を上下方向にスライドさせることができる。
通気パイプ22には爪22bが設けられ、通気パイプ22を蓋螺合部212の筒内に嵌め込んだ際に爪22bが蓋螺合部212の凸片212cに係合し、通気パイプ22の蓋螺合部212への嵌合が行われる。通気パイプ22を蓋螺合部212の筒内に嵌合した状態では、通気パイプ22は僅かに上下方向に移動可能に取り付けられる。
通気パイプ22の中央には、上端から下端にかけて貫通する通気路221が設けられる。通気路221の上端は通気孔221hであり、通気路221の下端は導入孔221cである。通気路221の途中には、下から上に向けて縮径する縮径部221a(図2参照)が設けられる。例えば、通気路の221の下端である導入孔221cから上方向に一定の内径で通気路221が構成され、途中の縮径部221aで上方向に内径が狭くなるよう構成され、その上に向けて通気孔221hまで一定の内径で構成される。
通気パイプ22の外周の下部には第2シール部25が設けられる。通気パイプ22が飲み口体12の内側に嵌め込まれた際、第2シール部25によって通気パイプ22と飲み口体12との間の密閉性が確保される。
通気パイプ22の先端には調圧弁23が設けられる。調圧弁23は通気路221の上端の通気孔221hを覆うように設けられる。調圧弁23は、例えばシリコーンゴムやエラストマーなどの弾性部材からなる。
調圧弁23は有天筒状に設けられる。すなわち、調圧弁23は、下端に開口を有する筒部231と、筒部231の上端を塞ぐ天井部232とを有する。有天筒状に設けられた調圧弁23は通気パイプ22の上部に被せられる。これにより、調圧弁23の天井部232が通気孔221hを塞ぐ弁機構が構成される。
調圧弁23の天井部232は下方に凸となる湾曲形状(略半球形状)になっていることが好ましい。これにより、略半球形状の天井部232が通気孔221hの縁と隙間無く当接しやすくなる。通気パイプ22の先端は下方に凹となる湾曲形状(略半球形状)になっていてもよい。凸となる湾曲形状の天井部232と凹となる湾曲形状の通気パイプ22の先端との当接によって、密封性が高まる。調圧弁23は通気パイプ22の上部に被せられていることから、調圧弁23を簡単に取り付け、取り外しすることができる。したがって、調圧弁23の交換のしやすさ、調圧弁23のメンテナンス性(洗浄など)が向上する。
(蓋ユニットの組み立て)
図3に示すように、蓋ユニット20は、蓋体21、通気パイプ22、調圧弁23および第2シール部25に分解可能である。蓋体21の蓋部211と蓋螺合部212とは互いに接続(接着、溶着、嵌合、螺合)される。または、蓋部211と蓋螺合部212とは一体成形されている。蓋ユニット20を組み立てるには、先ず、通気パイプ22の上部に調圧弁23を被せる。調圧弁23の筒部231は通気パイプ22の先端部外周と爪22bとの間に嵌め込まれてもよい。次に、通気パイプ22の下部に第2シール部25を取り付ける。これにより、図4に示すように、通気パイプ22、調圧弁23および第2シール部25が組み付けられた通気パイプユニット220が構成される。
次に、通気パイプユニット220を蓋体21に組み付ける。すなわち、通気パイプユニット220の通気パイプ22を蓋螺合部212の筒内に挿入して通気パイプ22を蓋螺合部212に嵌合する。この際、通気パイプ22に設けられた凹部22aと蓋螺合部212の凸部212bとを合わせて通気パイプ22を蓋螺合部212の筒内に挿入する。そして、通気パイプ22を蓋螺合部212の筒内の奥まで挿入することで、通気パイプ22の爪22bが蓋螺合部212の凸片212c(図2参照)を越えて引っ掛かり、嵌合が行われる。これにより、蓋ユニット20の組み立てが完了する。
(蓋ユニットの容器体への取り付け)
図5は、蓋ユニットを容器体に取り付ける前の状態を例示する断面図である。
図6は、蓋ユニットを容器体に取り付けた後の状態を例示する断面図である。
先に説明したように、蓋体21に通気パイプユニット220を嵌合して組み立てた蓋ユニット20においては、通気パイプ22と蓋部211の裏面との間に調圧弁23が配置された状態となっている。通気パイプ22は蓋螺合部212に嵌合によって取り付けられているため、蓋螺合部212の筒内で僅かに上下方向に移動可能である。すなわち、爪22bと凸片212cとの引っ掛かりで嵌合している状態のため、通気パイプ22は凸部212bと凹部22aとの合わせで上下方向にガイドされ、わずかに上下動可能になっている。そのため、図5に示すように、蓋ユニット20を容器体10に取り付ける前の状態では、調圧弁23による通気孔221hの密閉力は強くない。
一方、容器本体11の容器開口11hには飲み口体12が螺合によって取り付けられる。蓋ユニット20が外れている状態では、飲み口部121から容器本体11に飲料を収容したり、飲み口部121から飲料を注ぎ出したり、飲み口部121に口を付けて飲料を飲んだりすることができる。飲み口体12の飲料通過孔121cから飲み口開口121hまで広く開いているため、飲料の収容や注ぎ出し、口を付けた飲みやすさを得ることができる。なお、飲み口体12は容器本体11に螺合によって取り付けられているため、飲み口体12を外すことで、飲み口開口121hよりも広い容器開口11hによって飲料の出し入れや、氷などの固形物の出し入れが容易となる。
飲み口体12の内周には蓋螺合部212を螺合するための第2雌ねじ部12bが設けられる。第2雌ねじ部12bは周方向の途中に隙間12cが設けられた分割型になっている。
図6に示すように、蓋ユニット20を容器体10に取り付けるには、蓋ユニット20の蓋部211を手で持って飲み口体12の内側に螺合していく。蓋部211と蓋螺合部212とは互いに接続されているため、蓋部211を回転させることで蓋螺合部212も一緒に回転し、第2雄ねじ部212aと第2雌ねじ部12bとの螺合によって蓋ユニット20を容器体10に締め込むことができる。
蓋ユニット20を容器体10に螺合していくと、通気パイプ22の下部に設けられた第2シール部25が飲み口体12の下部に設けられた段部12dに当接し、通気パイプ22と飲み口体12との間の密閉性が確保される。また、第2シール部25が段部12dに当接すると通気パイプ22の下方への移動が規制される。一方、蓋螺合部212の飲み口体12への螺合が進むと蓋螺合部212の下端が通気パイプ22のフランジ部22cに当接し、第2シール部25を押圧して蓋螺合部212と飲み口体12との間の密閉性を高める。
蓋螺合部212の飲み口体12への螺合をさらに進めて行くと、蓋部211の裏面が調圧弁23を押し込んでいく。これにより、調圧弁23の天井部232が通気パイプ22の通気孔221hを塞ぐ力(調圧弁23による閉じる力)が増加する。蓋螺合部212の飲み口体12への螺合は第2シール部25の潰れが許容するところまで行われる。なお、蓋螺合部212の締め込みは蓋部211の外周下端が外装リング部13に当接するところで規制される。このため、第2シール部25が必要以上に潰れることはない。蓋ユニット20が容器体10に螺合された状態では、第1シール部15、第2シール部25および調圧弁23によって容器体10の密閉性が確保される。
蓋ユニット20を容器体10に取り付けることで、調圧弁23が蓋体21の蓋部211と通気パイプ22との間で所定の押圧力で挟持される。この押圧力によって調圧弁23が通気孔221hに密着して、十分な密閉性を確保できることになる。
(容器体の内圧の逃がし動作)
図7は、容器体の内圧の逃がし動作を説明する断面図である。
容器体10に蓋ユニット20を取り付けた状態では、第1シール部15、第2シール部25および調圧弁23によって容器体10の密閉性が十分に確保される。容器本体11に収容する飲料が炭酸飲料であったり、飲料の温度の関係であったり、発酵などの関係であったりなど、何かしらの要因で容器本体11の内圧が上昇した場合(図中矢印a参照)、内圧は通気パイプ22の通気路221に伝わる(図中矢印b参照)。
内圧は、通気パイプ22の導入孔221cから通気路221に伝わり、先端の通気孔221hまで伝わる。通気路221の途中に縮径部221aが設けられている場合、空気の流速は縮径部221aで高くなって通気孔221hに送られる(図中矢印c参照)。通気孔221hへ送られた空気の圧力が調圧弁23の通気孔221hを塞ぐ圧力よりも高くなった場合、調圧弁23が押し上げられて通気孔221hが開く(図中矢印d参照)。これにより、調圧弁23と通気孔221hとの間に隙間が生じ、ここから空気が逃げることになる(図中矢印e参照)。
通気孔221hから出た空気は、通気パイプ22の外周と調圧弁23の筒部231との隙間を通り(図中矢印f参照)、さらに蓋螺合部212に設けられた孔212h(図3、図4参照)を抜けて蓋螺合部212の外側に送られる。蓋螺合部212の外側に送られた空気は飲み口体12の第2雌ねじ部12bの隙間12c(図5参照)を通り、飲み口部121の上端と蓋部211との間を通り(図中矢印g参照)、蓋部211と外装リング部13との隙間から容器体10の外へ放出される(図中矢印h参照)。
これにより、容器体10の内圧が所定の圧力を超えた場合、蓋ユニット20が閉まっている状態でも調圧弁23が自動的に開いて空気を容器体10の外へ逃がすことができる。調圧弁23を開くための所定の圧力は、調圧弁23の材料に基づく弾性率、調圧弁23の天井部232の形状に基づく変形に必要な押圧力、通気パイプ22の縮径部221aの形状などによって設定される。
このような容器体10の内圧を逃がす弁機構を設ける場合、容器体10の十分な密閉性を確保できないことも生じ得る。本実施形態では、通気パイプ22の通気路221の後段に調圧弁23が設けられるとともに、調圧弁23が蓋部211と通気パイプ22との間で所定の押圧力で挟持されていることから、ある程度の内圧に達しない限り調圧弁23が開くことはない。すなわち、調圧弁23が設けられていても容器体10の十分な密閉性を確保しやすい。例えば、炭酸飲料を収容した場合、簡単に調圧弁23が開いてしまうと炭酸が抜けやすくなってしまう。本実施形態では、炭酸の抜けを防止しつつ、蓋ユニット20が開けにくくなるほどの内圧の上昇を抑制できるように調圧弁23の開く圧力を比較的高めに設定しておくことが可能である。
本願発明者による実験では、蓋ユニット20を容器体10に取り付けた状態で容器体10の内圧を高めた場合、350kPa(キロパスカル)程度の圧力まで調圧弁23は開かず、密閉性を確保できることが実証された。
ここで、調圧弁23を開くための圧力をある程度高くして、容器体10の十分な密閉性を確保しようとした場合、調圧弁23が開かずに内圧が高いまま蓋ユニット20を開くことになる可能性がある。
本実施形態では、通気パイプ22が蓋体21の蓋螺合部212に対して上下方向に移動可能に嵌合していることで、蓋体21の容器体10に対する嵌合を緩める際、通気パイプ22が上下方向の移動可能な範囲内で蓋体21よりも遅れて外れることになる。すなわち、蓋体21を容器体10から外す際、緩み始めの段階で通気パイプ22を残したまま、蓋体21の外れ動作が先に開始される。
これにより、通気パイプ22と蓋部211との間で挟持されていた調圧弁23に対する押圧力が低下し、第2シール部25での密閉状態の開放よりも先に通気孔221hの開放(調圧弁23が開く動作)が行われる。一例として、蓋ユニット20を閉め切った状態から約160°回転させて開けたところで調圧弁23による密閉状態が開放され、内圧を逃がすことができる。
このような構成によって、蓋ユニット20を閉めた状態で容器体10の内圧が高まり、調圧弁23が動作する前、すなわち内圧が逃げていない状態で蓋ユニット20を外すことになった場合、通気パイプ22と飲み口体12との間の第2シール部25による密閉が開放される前に通気孔221hから内圧を逃がすことができる。このため、密閉状態で内圧が上昇し、調圧弁23が動作する前に蓋ユニット20を開けたときであっても、内圧の急激な開放による大きな音の発生や、飲料の噴出を抑制することができる。
また、容器体10の内圧が高まった際、万が一、蓋ユニット20が外れてしまわないよう、蓋ユニット20の容器体10への螺合による締め付け時の回転角度を大きくしておくことが好ましい。一例として、本実施形態では、蓋螺合部212の飲み口体12に対する螺合による締め付け時の回転角度は約540°である。
また、飲み口体12が容器本体11に螺合されている場合、飲み口体12の容器本体11に対する螺合による締め付け時の回転角度を、蓋ユニット20の容器体10への螺合による締め付け時の回転角度よりも大きくしておくことが好ましい。一例として、本実施形態では、飲み口体12の容器本体11に対する螺合による締め付け時の回転角度は約900°である。
さらに、飲み口体12が容器本体11に螺合され、飲み口体12に蓋ユニット20が螺合されている場合、蓋部211を手で蓋ユニット20を緩めるとき、飲み口体12は緩まず、蓋ユニット20だけを緩められるようにしておくことが好ましい。例えば、飲み口体12を容器本体11に締め付けた際の螺合による締結力を、蓋ユニット20を飲み口体12に締め付けた際の螺合による締結力よりも強くしておく。これにより、蓋ユニット20を緩める際に飲み口体12も一緒に緩んでしまうことが抑制される。
また、容器本体11の容器開口11hの内側に飲み口体12が取り付けられ、その飲み口体12の内側に蓋体21の通気パイプ22が取り付けられていることから、第2シール部25の直径は、第1シール部15の直径より小さくなる。このため、蓋体21と飲み口体12との摩擦力は、飲み口体12と容器本体11との摩擦力よりも小さくなり、蓋を開ける際に蓋体21は飲み口体12よりも先に開けることができる。これにより、蓋の開けやすさが向上し、便利に使用できる。
なお、蓋ユニット20を緩める場合、外装リング13を片方の手で保持し、もう片方の手で蓋部211を回して緩めるようにすると、飲み口体12を残したまま蓋ユニット20のみを緩めやすくなる。
本実施形態において、通気パイプ22は蓋体21の内側に取り付けられているため、蓋体21を外すと通気パイプ22も外れて飲み口開口121hを開けることができる。すなわち、外蓋と内蓋との2重の蓋構造で内蓋に弁機構を設けた場合、飲料を出す場合の動作として、先ず外蓋を開け、その後、内蓋を外す、といった2つの動作が必要となる。本実施形態では、弁機構が蓋体21と一緒に着脱される通気パイプ22に設けられているため、蓋体21を外す動作だけで通気パイプ22も一緒に外れ、飲み口開口121hが開いて飲料を出し入れすることができる。
また、容器本体11の容器開口11hを塞ぐ位置(容器開口11hの近位)に例えば中蓋を設け、この中蓋に弁機構を設けた場合、飲料と弁機構とが接触しやすくなる。弁機構として弾性部材を用いている場合、飲料と弁機構との接触によって弁機構の変質や耐久性の低下に繋がる可能性がある。本実施形態では、容器開口11hの上に設けられ例えば通気パイプ22の上側に調圧弁23を配置していることから、調圧弁23が容器本体11の容器開口11hの遠位となる。したがって、容器本体11に収容した飲料と調圧弁23との接触を避けやすく、調圧弁23の変質や耐久性低下の抑制を図ることができる。
調圧弁23は、通気パイプ22の上部に被せられる構成のため、調圧弁23を通気パイプ22に対して簡単に取り付け、取り外すことができる。これにより、調圧弁23のメンテナンス性(洗浄や交換など)が向上する。また、調圧弁23の材料の異なるもの(弾性係数の異なるもの)や天井部232の肉厚の異なるもの、天井部232の形状の異なるものなどを複数用意しておくことで、調圧弁23の交換によって通気孔221hの調圧弁23による密閉性や調圧弁23が開く圧力を容易に設定可能となる。
本発明の一態様は、以下の付記に示す構成を含んでいてもよい。
(付記)
容器体と、前記容器体に取り付けられる蓋ユニットと、を備える飲料用容器であって、
前記容器体は、
上部に開口を有する容器本体と、
前記容器本体の前記開口に取り付けられる飲み口と、
前記飲み口の外周と前記容器本体の内周との間を封止する第1シール部と、
を有し、
前記蓋ユニットは、
前記飲み口を覆う蓋部と、前記蓋体の中央から下方に筒状に延出し前記飲み口に螺合によって取り付けられる蓋螺合部と、を有する蓋体と、
前記蓋体の前記蓋螺合部の内側に嵌合によって着脱自在に取り付けられる通気パイプと、
前記通気パイプに取り付けられる弾性部材からなる調圧弁と、
前記通気パイプの外周と前記飲み口の内周との間を封止する第2シール部と、
を有し、
前記通気パイプは、中央に上下に貫通する通気路を有し、
前記調圧弁は、前記蓋部には固定されず、前記通気路の上端である通気孔を塞ぐように前記通気パイプの上部に被せられ、
前記蓋体を前記飲み口に螺合すると、前記通気パイプが前記飲み口と前記蓋部との間で挟持されるとともに、前記蓋体からの押圧力を受けた前記調圧弁が弾性変形して、前記通気路からの所定の圧力に対抗して前記通気孔を封止する、飲料用容器。
以上説明したように、本実施形態によれば、容器体10の内圧の開放機構を備えつつ、密閉性の十分な確保、および蓋体21を開けた状態での利便性(飲料の収容のしやすさ、飲料の注ぎ出しやすさ、飲料の飲みやすさなど)を得ることができる飲料用容器1および蓋ユニット20を提供することが可能になる。
なお、上記に本実施形態およびその適用例を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。例えば、本実施形態では飲み口体12を設けた例を示したが、飲み口体12を設けず、容器本体11の容器開口11hに蓋ユニット20を螺合する構成であってもよい。この場合、容器開口11hが容器体10の開口となる。また、調圧弁23として有天筒型の形状を例としたが、この形状以外であってもよく、弾性力によって通気孔221hを塞ぐことができればよい。また、前述の各実施形態またはその適用例に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、各実施形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
本発明に係る飲料用容器1および蓋ユニット20は、飲料以外でも、液体、粉体、固体、クリーム状のものなど、各種の容器としても好適に利用可能である。
1…飲料用容器
10…容器体
11…容器本体
11a…第1雌ねじ部
11b…底
11d…段部
11h…容器開口
12…飲み口体
12a…第1雄ねじ部
12b…第2雌ねじ部
12c…隙間
12d…段部
13…外装リング部
15…第1シール部
20…蓋ユニット
21…蓋体
22…通気パイプ
22a…凹部
22b…爪
22c…フランジ部
23…調圧弁
25…第2シール部
121…飲み口部
121c…飲料通過孔
121h…飲み口開口
211…蓋部
212…蓋螺合部
212a…第2雄ねじ部
212b…凸部
212c…凸片
212h…孔
220…通気パイプユニット
221…通気路
221a…縮径部
221c…導入孔
221h…通気孔
231…筒部
232…天井部
a~h…矢印

Claims (6)

  1. 上部に開口を有する容器体と、前記容器体の前記開口に取り付けられる蓋ユニットと、を備える飲料用容器であって、
    前記蓋ユニットは、
    前記容器体に対して着脱自在に取り付けられる蓋体と、
    前記蓋体の内側に取り付けられ、上端から下端にかけて貫通する通気路を有する通気パイプと、
    前記通気パイプの上端と前記蓋体との間に設けられ、前記通気路の上端の通気孔を覆う弾性部材からなる調圧弁と、
    を備え、
    前記調圧弁は、下端に開口を有し、上端に天井部を有する有天筒状に設けられ、前記通気パイプの上部に被せられ、
    前記容器体に前記蓋体を取り付けることで、前記通気パイプと前記開口との間が密閉されるとともに、前記調圧弁が前記蓋体と前記通気パイプとの間で所定の押圧力で挟持されることで前記調圧弁によって前記通気孔が閉じられる、飲料用容器。
  2. 前記通気パイプは、前記蓋体に嵌合によって取り付けられ、前記蓋体に対して上下方向に移動可能に設けられる、請求項1記載の飲料用容器。
  3. 前記蓋体は、
    前記開口を覆う蓋部と、
    前記蓋部の中央から下方に筒状に延出し前記容器体に螺合によって取り付けられる蓋螺合部と、
    を有し、
    前記通気パイプは、前記蓋螺合部の内側に嵌合によって取り付けられ、前記蓋螺合部に対して上下方向に移動可能に設けられ、
    前記容器体に前記蓋螺合部を螺合することで、前記蓋螺合部によって前記容器体を押圧して前記通気パイプが前記蓋螺合部と前記容器体との間で挟持される、請求項1記載の飲料用容器。
  4. 前記通気パイプの前記通気路は、下から上に向けて内径が小さくなる縮径部を有する、請求項1記載の飲料用容器。
  5. 前記容器体は、
    上部に容器開口を有する容器本体と、
    前記容器本体の前記容器開口に取り付けられ、上部に前記開口、下部に環状片を有する飲み口体と、
    前記容器本体における前記容器開口の内周と前記飲み口体の外周との間を封止する第1シール部と、
    を有し、
    前記蓋ユニットは、
    前記飲み口体の内周と前記通気パイプの外周との間を封止する第2シール部をさらに有し、
    前記蓋螺合部は、前記飲み口体の内側に螺合され、
    前記飲み口体に前記蓋螺合部を螺合することで、前記蓋螺合部によって前記容器体を押圧して前記第2シール部により前記通気パイプと前記飲み口体の前記環状片との間が密閉される、請求項3記載の飲料用容器。
  6. 上部に開口を有する容器体の前記開口に取り付けられる蓋ユニットであって、
    前記容器体に対して着脱自在に取り付けられる蓋体と、
    前記蓋体の内側に取り付けられ、上端から下端にかけて貫通する通気路を有する通気パイプと、
    前記通気パイプの上端と前記蓋体との間に設けられ、前記通気路の上端の通気孔を覆う弾性部材からなる調圧弁と、
    を備え、
    前記調圧弁は、下端に開口を有し、上端に天井部を有する有天筒状に設けられ、前記通気パイプの上部に被せられ、
    前記容器体に前記蓋体を取り付けることで、前記通気パイプと前記開口との間が密閉されるとともに、前記調圧弁が前記蓋体と前記通気パイプとの間で所定の押圧力で挟持されることで前記調圧弁によって前記通気孔が閉じられる、蓋ユニット。
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