JP2013244830A - 台タイヤ及び台タイヤを備えたタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明では、タイヤの転がり抵抗性能を維持しつつ耐カット性を担保することができる台タイヤ及びタイヤを提供する。
【解決手段】台タイヤ1をトレッドゴムが貼り付けられる台タイヤ1の外周部を形成するベースゴム31と、ベースゴム31のタイヤ幅方向端部を保護するミニサイドゴム50と、タイヤ幅方向外側からミニサイドゴム50に重複する外側ゴム層とを備えるようにした。
【選択図】図2
【解決手段】台タイヤ1をトレッドゴムが貼り付けられる台タイヤ1の外周部を形成するベースゴム31と、ベースゴム31のタイヤ幅方向端部を保護するミニサイドゴム50と、タイヤ幅方向外側からミニサイドゴム50に重複する外側ゴム層とを備えるようにした。
【選択図】図2
Description
本発明は、タイヤの基台となる台タイヤの構造に関し、特に、台タイヤの外周部における幅方向端部の耐カット性を向上させることが可能な台タイヤ等に関する。
従来、タイヤの踏面となるトレッドと、タイヤの基台となる台タイヤとを個別に製造し、台タイヤの外周面に未加硫のクッションゴムと呼ばれる接着ゴムを介してトレッドを配設し、当該接着ゴムを加硫することにより接着ゴムを接着層としてトレッドと台タイヤとを一体にするタイヤの製造方法が知られている。
台タイヤの外周部を形成するゴム部分(以下、ベースゴムという。)は、トレッドが貼付されて製品タイヤとなったときの転がり抵抗に与える影響が大きいため、転がり抵抗に優れた性能を有するゴム素材が用いられている。
ところが、転がり抵抗性に優れたゴム素材は、一般にゴムとしての耐カット性(物が接触した場合にカット傷を受けやすいか否かを示す性能)が低く、台タイヤの幅方向両端部における耐カット性が低下する懸念があるため、ベースゴムが露出する端部に耐カット性に優れたゴムからなるミニサイドゴムを配置し、ベースゴムの端部が露出しないように覆い保護することで耐カット性を保証するように構成されている。
台タイヤの外周部を形成するゴム部分(以下、ベースゴムという。)は、トレッドが貼付されて製品タイヤとなったときの転がり抵抗に与える影響が大きいため、転がり抵抗に優れた性能を有するゴム素材が用いられている。
ところが、転がり抵抗性に優れたゴム素材は、一般にゴムとしての耐カット性(物が接触した場合にカット傷を受けやすいか否かを示す性能)が低く、台タイヤの幅方向両端部における耐カット性が低下する懸念があるため、ベースゴムが露出する端部に耐カット性に優れたゴムからなるミニサイドゴムを配置し、ベースゴムの端部が露出しないように覆い保護することで耐カット性を保証するように構成されている。
しかしながら、ベースゴムの両端部に耐カット性に優れたミニサイドゴムを配置すると、ミニサイドゴムを配置しないときに比べて転がり抵抗が増加し、特に大型のトラック・バス等コマーシャル向けのタイヤの場合には、ミニサイドゴムの配設量が多くなるため、転がり抵抗に与える影響が大きなものになってしまう。
例えば、転がり抵抗の増加を防ぐ方法として、ミニサイドゴムを使用せずに、台タイヤの側面を覆うサイドゴムに転がり抵抗の良いゴムを使用して、サイドゴムによってベースゴムの端部を覆い保護するようにすることも考えられるが、サイドゴムにミニサイドゴムよりも柔らかい転がり抵抗の良いゴムを用いることになるため、耐カット性を十分に担保することができない虞がある。
例えば、転がり抵抗の増加を防ぐ方法として、ミニサイドゴムを使用せずに、台タイヤの側面を覆うサイドゴムに転がり抵抗の良いゴムを使用して、サイドゴムによってベースゴムの端部を覆い保護するようにすることも考えられるが、サイドゴムにミニサイドゴムよりも柔らかい転がり抵抗の良いゴムを用いることになるため、耐カット性を十分に担保することができない虞がある。
そこで、本発明では、タイヤの転がり抵抗性能を維持しつつ耐カット性も両立することができる台タイヤ及びタイヤを提供する。
上記課題を解決するための台タイヤの構成として、トレッドゴムが貼り付けられる外周部を形成するベースゴムと、ベースゴムのタイヤ幅方向両端部に設けられたミニサイドゴムと、ミニサイドゴムのタイヤ幅方向外側に設けられ、ミニサイドゴムのタイヤ幅方向端部と重複する外側ゴム層とを備え、ミニサイドゴムの耐カット性をベースゴム及び外側ゴム層の耐カット性よりも大きく設定した構成とした。
本構成からなる台タイヤによれば、トレッドが貼付される台タイヤのバットレス部における耐カット性を維持しながら、タイヤとしての転がり抵抗性の低下を防止することができる。つまり、タイヤの転がり抵抗性能と耐カット性を両立することが可能となる。
また、上記課題を解決するための台タイヤの他の構成として、外側ゴム層の耐カット性をベースゴムの耐カット性よりも大きく設定する構成とした。
本構成からなる台タイヤによれば、外側ゴム層の耐カット性をベースゴムの耐カット性よりも大きくしたことにより、物が外側ゴム層に接触してもカット傷が外側ゴム層を超えてベースゴムに到達することを防止できるので、ベースゴムに対する耐カット性を確実に担保することができる。
また、上記課題を解決するための台タイヤの他の構成として、外側ゴム層を台タイヤの側面部を形成するサイドゴムとする構成とした。
本構成からなる台タイヤによれば、外側ゴム層を台タイヤの側面部を形成するサイドゴムとすることで、別部材により外側ゴム層を形成するときに比べて、台タイヤにおける側面部の一体性が得られるので、外側ゴム層がミニサイドゴムやサイドゴムから剥離したりすることを防止できるとともに耐カット性を向上させることができる。
また、上記課題を解決するための台タイヤの他の構成として、ベースゴムと、ミニサイドゴムと、外側ゴム層とを構成するゴム素材のtanδ(損失正接)をベースゴム≧外側ゴム層≧ミニサイドゴムとなるように設定する構成とした。
本構成からなる台タイヤによれば、ベースゴム≧外側ゴム層≧ミニサイドゴムとなるようにtanδを設定することで、ベースゴムの端部を保護するために外側ゴム層やミニサイドゴムを設けても、転がり抵抗性が低下することがない。
また、上記課題を解決するための台タイヤの他の構成として、ミニサイドゴムは、タイヤ半径方向外側に向かってタイヤ幅方向における幅が増加し、タイヤ半径方向内端の幅がタイヤ半径方向外端の幅よりも狭く設定された構成とした。
本構成からなる台タイヤによれば、ミニサイドゴムの使用量を減少させて転がり抵抗性の低下を防ぎながら、半径方向外側に行くほど要求される耐カット性を担保することができる。即ち、ミニサイドゴムの半径方向内端側は、タイヤとして構成されたときに路面からの距離が遠いため、それほどタイヤ幅方向における幅を必要としないが、路面からの距離が近い半径方向外端側では、カット性を担保するための十分な幅が必要となる。そこで、ミニサイドゴムの半径方向内端の幅を半径方向外端の幅よりも狭くなるように半径方向外側に向かって幅を増加させることで、ミニサイドゴムの使用量を減少させつつ、耐カット性を担保することができる。
また、上記課題を解決するための台タイヤの他の構成として、外側ゴム層は、タイヤ半径方向外側に向かってタイヤ幅方向における幅が減少し、ミニサイドゴムと重複するタイヤ半径方向内端の幅がタイヤ半径方向外端の幅よりも広く設定された構成とした。
本構成からなる台タイヤによれば、外側ゴム層の踏面側に位置する半径方向外側の外端が、タイヤ幅方向に突出して突起となり、路面に衝突してミニサイドゴムから外側ゴム層が剥離することを防止できる。
また、上記課題を解決するための台タイヤの他の構成として、ベースゴムのタイヤ幅方向両端部に設けられたミニサイドゴムのタイヤ幅方向の幅の和を各ミニサイドゴムの幅とベースゴムの幅との和の20%未満に設定した構成とした。
本構成からなる台タイヤによれば、転がり抵抗性を低下させることなく耐カット性を維持することができる。
また、上記課題を解決するための台タイヤの他の構成として、請求項1乃至請求項7いずれか記載の台タイヤは、前記ベースゴムのタイヤ半径方向内側にベルト層を備え、ベルト層の最外に位置するベルトのタイヤ幅方向断面におけるタイヤ半径方向外側の輪郭が平滑である構成とした。
本構成からなる台タイヤによれば、ベルトの凹凸を無くすことができる。即ち、台タイヤの加硫成型においてトレッドのパターンとなる凹凸を成型する必要がないことから、成型時にベルト層に力が作用することがない。従来のタイヤ製法では、モールドにより台タイヤとトレッドとを一体に加硫成型した場合、トレッドを成型するモールドの凹凸によりベルトが波打ち状態で成型されていたが、成型されたタイヤ内部においてタイヤを構成する部材としてのベルト自体の有する張力によって、ベルトが波打ち状態を解消しようとして直線状態に戻ろうとする力を内在することとなり、これに起因してタイヤ使用時に偏摩耗が生じやすくなる。これに対して、本構成によれば、ベルト層は、台タイヤの加硫成型において、その形状があらかじめ設定された平滑な形状となり、後工程においてトレッドを貼付してタイヤとして使用したときに、偏摩耗が生じることがない。
上記課題を解決するためのタイヤの構成として、ベースゴムと、ベースゴムのタイヤ幅方向両端部に設けられたミニサイドゴムと、ミニサイドゴムのタイヤ幅方向外側に設けられ、ミニサイドゴムのタイヤ幅方向端部と重複する外側ゴム層とを備えるタイヤであって、ミニサイドゴム、ベースゴム、外側ゴム層の耐カット性がミニサイドゴム>外側ゴム層>ベースゴムの関係にあり、ベースゴムのタイヤ径方向外側にキャップゴムが配設された構成とした。
本構成からなるタイヤによれば、耐カット性及び転がり抵抗性を両立させたタイヤとすることができる。
また、上記課題を解決するためのタイヤの他の構成として、キャップゴムの耐カット性をミニサイドゴム>キャップゴム>ベースゴムの関係に設定する構成とした。
本構成からなるタイヤによれば、ミニサイドゴム及びキャップゴムによりベースゴムを保護することができるとともに、耐カット性及び転がり抵抗性に優れたものとなる。即ち、ミニサイドゴムの耐カット性がキャップゴムの耐カット性よりも大きいことにより、ミニサイドゴム側からキャップゴム側に向かうカットを阻止することができ、キャップゴムの耐カット性がベースゴムの耐カット性よりも大きいことで、キャップゴムからベースゴムに向かうカットを阻止することができるので、耐カット性に優れるとともに転がり抵抗性に優れたタイヤとすることができる。
また、上記課題を解決するためのタイヤの他の構成として、キャップゴムの耐カット性を外側ゴム層の耐カット性よりも大きく設定する構成とした。
本構成からなるタイヤによれば、路面からの傷を最も受けやすいキャップゴムでベースゴムを保護することができるので、タイヤ全体として耐カット性と転がり抵抗性に優れたものとなる。
また、上記課題を解決するためのタイヤの他の構成として、請求項9乃至請求項11いずれか記載のタイヤは、ベースゴムのタイヤ半径方向内側にベルト層を備え、ベルト層の最外に位置するベルトのタイヤ幅方向断面におけるタイヤ半径方向外側の輪郭が平滑である構成とした。
本構成からなるタイヤによれば、最外に位置するベルトのタイヤ幅方向断面におけるタイヤ半径方向外側の輪郭が平滑に形成されたベルト層に、ベースゴムを介してキャップゴムを設けたことにより、従来のタイヤ製法のようにモールドの凹凸により押圧されたベルトが波打ち状態でないので、タイヤとして使用したときに偏摩耗が生じることがない。
本構成からなる台タイヤによれば、トレッドが貼付される台タイヤのバットレス部における耐カット性を維持しながら、タイヤとしての転がり抵抗性の低下を防止することができる。つまり、タイヤの転がり抵抗性能と耐カット性を両立することが可能となる。
また、上記課題を解決するための台タイヤの他の構成として、外側ゴム層の耐カット性をベースゴムの耐カット性よりも大きく設定する構成とした。
本構成からなる台タイヤによれば、外側ゴム層の耐カット性をベースゴムの耐カット性よりも大きくしたことにより、物が外側ゴム層に接触してもカット傷が外側ゴム層を超えてベースゴムに到達することを防止できるので、ベースゴムに対する耐カット性を確実に担保することができる。
また、上記課題を解決するための台タイヤの他の構成として、外側ゴム層を台タイヤの側面部を形成するサイドゴムとする構成とした。
本構成からなる台タイヤによれば、外側ゴム層を台タイヤの側面部を形成するサイドゴムとすることで、別部材により外側ゴム層を形成するときに比べて、台タイヤにおける側面部の一体性が得られるので、外側ゴム層がミニサイドゴムやサイドゴムから剥離したりすることを防止できるとともに耐カット性を向上させることができる。
また、上記課題を解決するための台タイヤの他の構成として、ベースゴムと、ミニサイドゴムと、外側ゴム層とを構成するゴム素材のtanδ(損失正接)をベースゴム≧外側ゴム層≧ミニサイドゴムとなるように設定する構成とした。
本構成からなる台タイヤによれば、ベースゴム≧外側ゴム層≧ミニサイドゴムとなるようにtanδを設定することで、ベースゴムの端部を保護するために外側ゴム層やミニサイドゴムを設けても、転がり抵抗性が低下することがない。
また、上記課題を解決するための台タイヤの他の構成として、ミニサイドゴムは、タイヤ半径方向外側に向かってタイヤ幅方向における幅が増加し、タイヤ半径方向内端の幅がタイヤ半径方向外端の幅よりも狭く設定された構成とした。
本構成からなる台タイヤによれば、ミニサイドゴムの使用量を減少させて転がり抵抗性の低下を防ぎながら、半径方向外側に行くほど要求される耐カット性を担保することができる。即ち、ミニサイドゴムの半径方向内端側は、タイヤとして構成されたときに路面からの距離が遠いため、それほどタイヤ幅方向における幅を必要としないが、路面からの距離が近い半径方向外端側では、カット性を担保するための十分な幅が必要となる。そこで、ミニサイドゴムの半径方向内端の幅を半径方向外端の幅よりも狭くなるように半径方向外側に向かって幅を増加させることで、ミニサイドゴムの使用量を減少させつつ、耐カット性を担保することができる。
また、上記課題を解決するための台タイヤの他の構成として、外側ゴム層は、タイヤ半径方向外側に向かってタイヤ幅方向における幅が減少し、ミニサイドゴムと重複するタイヤ半径方向内端の幅がタイヤ半径方向外端の幅よりも広く設定された構成とした。
本構成からなる台タイヤによれば、外側ゴム層の踏面側に位置する半径方向外側の外端が、タイヤ幅方向に突出して突起となり、路面に衝突してミニサイドゴムから外側ゴム層が剥離することを防止できる。
また、上記課題を解決するための台タイヤの他の構成として、ベースゴムのタイヤ幅方向両端部に設けられたミニサイドゴムのタイヤ幅方向の幅の和を各ミニサイドゴムの幅とベースゴムの幅との和の20%未満に設定した構成とした。
本構成からなる台タイヤによれば、転がり抵抗性を低下させることなく耐カット性を維持することができる。
また、上記課題を解決するための台タイヤの他の構成として、請求項1乃至請求項7いずれか記載の台タイヤは、前記ベースゴムのタイヤ半径方向内側にベルト層を備え、ベルト層の最外に位置するベルトのタイヤ幅方向断面におけるタイヤ半径方向外側の輪郭が平滑である構成とした。
本構成からなる台タイヤによれば、ベルトの凹凸を無くすことができる。即ち、台タイヤの加硫成型においてトレッドのパターンとなる凹凸を成型する必要がないことから、成型時にベルト層に力が作用することがない。従来のタイヤ製法では、モールドにより台タイヤとトレッドとを一体に加硫成型した場合、トレッドを成型するモールドの凹凸によりベルトが波打ち状態で成型されていたが、成型されたタイヤ内部においてタイヤを構成する部材としてのベルト自体の有する張力によって、ベルトが波打ち状態を解消しようとして直線状態に戻ろうとする力を内在することとなり、これに起因してタイヤ使用時に偏摩耗が生じやすくなる。これに対して、本構成によれば、ベルト層は、台タイヤの加硫成型において、その形状があらかじめ設定された平滑な形状となり、後工程においてトレッドを貼付してタイヤとして使用したときに、偏摩耗が生じることがない。
上記課題を解決するためのタイヤの構成として、ベースゴムと、ベースゴムのタイヤ幅方向両端部に設けられたミニサイドゴムと、ミニサイドゴムのタイヤ幅方向外側に設けられ、ミニサイドゴムのタイヤ幅方向端部と重複する外側ゴム層とを備えるタイヤであって、ミニサイドゴム、ベースゴム、外側ゴム層の耐カット性がミニサイドゴム>外側ゴム層>ベースゴムの関係にあり、ベースゴムのタイヤ径方向外側にキャップゴムが配設された構成とした。
本構成からなるタイヤによれば、耐カット性及び転がり抵抗性を両立させたタイヤとすることができる。
また、上記課題を解決するためのタイヤの他の構成として、キャップゴムの耐カット性をミニサイドゴム>キャップゴム>ベースゴムの関係に設定する構成とした。
本構成からなるタイヤによれば、ミニサイドゴム及びキャップゴムによりベースゴムを保護することができるとともに、耐カット性及び転がり抵抗性に優れたものとなる。即ち、ミニサイドゴムの耐カット性がキャップゴムの耐カット性よりも大きいことにより、ミニサイドゴム側からキャップゴム側に向かうカットを阻止することができ、キャップゴムの耐カット性がベースゴムの耐カット性よりも大きいことで、キャップゴムからベースゴムに向かうカットを阻止することができるので、耐カット性に優れるとともに転がり抵抗性に優れたタイヤとすることができる。
また、上記課題を解決するためのタイヤの他の構成として、キャップゴムの耐カット性を外側ゴム層の耐カット性よりも大きく設定する構成とした。
本構成からなるタイヤによれば、路面からの傷を最も受けやすいキャップゴムでベースゴムを保護することができるので、タイヤ全体として耐カット性と転がり抵抗性に優れたものとなる。
また、上記課題を解決するためのタイヤの他の構成として、請求項9乃至請求項11いずれか記載のタイヤは、ベースゴムのタイヤ半径方向内側にベルト層を備え、ベルト層の最外に位置するベルトのタイヤ幅方向断面におけるタイヤ半径方向外側の輪郭が平滑である構成とした。
本構成からなるタイヤによれば、最外に位置するベルトのタイヤ幅方向断面におけるタイヤ半径方向外側の輪郭が平滑に形成されたベルト層に、ベースゴムを介してキャップゴムを設けたことにより、従来のタイヤ製法のようにモールドの凹凸により押圧されたベルトが波打ち状態でないので、タイヤとして使用したときに偏摩耗が生じることがない。
以下、発明の実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組合せのすべてが発明の解決手段に必須であるとは限らず、選択的に採用される構成を含むものである。
図1;図2に基づいて実施形態1の台タイヤ1の構成を説明する。なお、図1;図2及び後述する図3;図4の断面図においては、各部分の境界を明確にするため、ハッチングを省略した。
図1に示すように、本発明に係る台タイヤ1は、後工程において新品のトレッドゴム2を貼り付けてタイヤとして一体となすために製品として製造される新品のものであって、トレッドゴム2が貼り付けられるトレッド貼付面20を備えた構成である。
台タイヤ1のトレッド貼付面20に貼付されるトレッドゴム2は、所定長さの帯状、又は円環状に形成されたものである。トレッドゴム2が帯状である場合には、一方の面にトレッドパターン2Aが形成され、他方の面に台タイヤ1のトレッド貼付面20と対向する貼付面2Bが形成される。また、トレッドゴム2が円環状である場合には、円環の外周面にトレッドパターン2Aが形成され、円環の内周面に台タイヤ1のトレッド貼付面20と対向する貼付面2Bが形成される。
図1に示すように、本発明に係る台タイヤ1は、後工程において新品のトレッドゴム2を貼り付けてタイヤとして一体となすために製品として製造される新品のものであって、トレッドゴム2が貼り付けられるトレッド貼付面20を備えた構成である。
台タイヤ1のトレッド貼付面20に貼付されるトレッドゴム2は、所定長さの帯状、又は円環状に形成されたものである。トレッドゴム2が帯状である場合には、一方の面にトレッドパターン2Aが形成され、他方の面に台タイヤ1のトレッド貼付面20と対向する貼付面2Bが形成される。また、トレッドゴム2が円環状である場合には、円環の外周面にトレッドパターン2Aが形成され、円環の内周面に台タイヤ1のトレッド貼付面20と対向する貼付面2Bが形成される。
図1に示すように、台タイヤ1とトレッドゴム2を一体化するに際しては、加硫済みの台タイヤ1のトレッド貼付面20に、クッションゴムと呼ばれる未加硫の接着用ゴム3を配設し、接着用ゴム3の上に加硫済みのトレッドゴム(プレキュアトレッドゴム)2を貼り付けた状態で、図外の加硫缶と呼ばれる加硫装置内において110〜140℃の温度で接着用ゴム3を加熱する。
そして、接着用ゴム3の加硫が所定の加硫度まで進行することにより、台タイヤ1とトレッドゴム2とが一体化され、製品としてのタイヤを得ることができる。なお、台タイヤ1とトレッドゴム2を一体化するに際しては、上述の加硫缶によるものに限られず、例えば加硫済みの台タイヤ1のトレッド貼付面20に未加硫のトレッドゴム2を載置して、モールド内で加硫するようにしてもよい。
そして、接着用ゴム3の加硫が所定の加硫度まで進行することにより、台タイヤ1とトレッドゴム2とが一体化され、製品としてのタイヤを得ることができる。なお、台タイヤ1とトレッドゴム2を一体化するに際しては、上述の加硫缶によるものに限られず、例えば加硫済みの台タイヤ1のトレッド貼付面20に未加硫のトレッドゴム2を載置して、モールド内で加硫するようにしてもよい。
図1に示すように、台タイヤ1は、一対のビードコア11と、カーカス12と、補強層130と、ビードフィラー17と、インナーライナー18と、台トレッドと呼ばれるベースゴム31と、ミニサイドゴム50、サイドゴム19とを備える。
一対のビードコア11は、例えばスチールコードのようなコードを束ねて円環状とした構成であって、タイヤ幅方向に離間して配設される。当該ビードコア11は、タイヤをホイールに押しつけて機密性を保つ機能を果たす。カーカス12は、一対のビードコア11間に跨って延在し、荷重や衝撃に耐える構造に形成されてタイヤの骨格を形成する部分である。補強層130は、ベルトやブレーカと呼ばれる部材により構成され、例えば図1に示すように、複数のベルト13乃至16からなるベルト層によって構成される。複数のベルト13乃至16からなる補強層130は、断面視したときのタイヤ半径方向外側の外形形状がやや弓なりに形成される。従って、補強層130のタイヤ半径方向最外に位置するベルト16のタイヤ半径方向外側の外形形状は、平滑な曲面からなる平滑面となる。なお、平滑面とは、面内のタイヤ幅方向及びタイヤ半径方向において凹凸のない状態を示し、タイヤ幅方向に断面視したときの形状が、平坦又は1つの弓なり状を意味する。例えば、ベルト16の両端を結ぶ仮想の直線が当該ベルト16と交差しない形状で成形される。
カーカス12や補強層130は、スチールコードのようなコードがゴムでコーティングされた例えば所定長さの帯状のゴム部材を成形ドラムに巻き付けて形成される。ビードフィラー17は、ビードコア11の周囲を補強する部位である。インナーライナー18は、カーカス12の内周面を覆うゴムにより形成される。サイドゴム19は、主としてタイヤ側面33部分に対応するカーカス12を覆うゴムである。
台タイヤ1のトレッド貼付面20は、トレッド貼付面20におけるタイヤの回転中心軸に平行に沿った方向(以下、タイヤ幅方向という。)の中央側に位置する中央側トレッド貼付面21と、トレッド貼付面21における台タイヤ幅方向の両方の端部側に位置する端部側トレッド貼付面22;22とを有する。中央側トレッド貼付面21は、補強層130を覆うように台タイヤ1の外周部を形成するベースゴム31の外周面により形成される。
端部側トレッド貼付面22は、補強層130の台タイヤ幅方向の端側に位置して最も幅広なベルト14の端部14aからカーカス12の表面までタイヤ幅方向外側に向けて傾斜しつつタイヤ半径方向に延長するベルトアンダークッションゴム36の側面36A、及び、ベースゴム31の台タイヤ幅方向の端部であるベースゴム31の側面31Aを覆うミニサイドゴム50;50のタイヤ半径方向外側に露出する外周面により形成される。
図2に示すように、ミニサイドゴム50は、ベースゴム31の側面31Aを覆うようにタイヤ幅方向において重複するように設けられる。ミニサイドゴム50とベースゴム31とが接合する境界面35は、半径方向内側から外側に向かって、タイヤ幅方向の中央側に向けて傾斜する傾斜面となるように形成される。
ミニサイドゴム50のタイヤの幅方向外側面50Aには、ミニサイドゴム50に重複する外側ゴム層としてのサイドゴム19がタイヤ半径方向外側に延長してミニサイドゴム50の一部を覆うように形成される。
サイドゴム19は、半径方向外側端部19Aの幅が、ミニサイドゴム50の半径方向内端50Cにおける位置での幅方向に重複する幅W3よりも狭く形成される。具体的には、半径方向外側端部19Aにおいて、ミニサイドゴム50の幅方向外側面50Aと滑らかに接合するように鋭角に形成される。ミニサイドゴム50とサイドゴム19とが接合する境界面53は、半径方向内側から外側に向かうに従って、台タイヤ幅方向の中央側に向けて傾斜する傾斜面により形成される。
従って、台タイヤ1のバットレス部には、タイヤ幅方向において、ベースゴム31の側面31A全域をタイヤ幅方向外側からミニサイドゴム50が覆い、さらに、ミニサイドゴム50の幅方向外側面50Aの一部をタイヤ幅方向外側からサイドゴム19が覆うことで、ベースゴム31,ミニサイドゴム50、サイドゴム19がタイヤ幅方向に重複する重複部40が形成される。なお、バットレス部とは、トレッド貼付面20の下側で、補強層130の側端側の領域であって、本実施形態では、重複部40が形成される位置に相当する。
この重複部40において、ベースゴム31とサイドゴム19との間に挟まれるミニサイドゴム50は、タイヤ半径方向外端となる端部側トレッド貼付面22の幅W1が、タイヤの半径方向内端50Cの幅(本実施形態ではほぼゼロ)よりも広く、境界面35;53で挟まれる“くさび状”に形成される。即ち、ミニサイドゴム50は、タイヤ幅方向における幅が半径方向内端50Cから外端に向かって漸次増加する増厚部が形成されて、半径方向内端50Cの幅が半径方向外端の端部側トレッド貼付面22の幅W1よりも狭く設定される。
よって、ミニサイドゴム50の使用量は、従来よりも減少し、転がり抵抗性の低下を防ぎながら、半径方向外側のトレッド貼付面20に行くほど必要とされる耐カット性を担保することができる。
よって、ミニサイドゴム50の使用量は、従来よりも減少し、転がり抵抗性の低下を防ぎながら、半径方向外側のトレッド貼付面20に行くほど必要とされる耐カット性を担保することができる。
上記ベースゴム31、ミニサイドゴム50、サイドゴム19は、ミニサイドゴム50の耐カット性がベースゴム31及びサイドゴム19の耐カット性よりも優れたゴム素材により構成される。つまり、ベースゴム31、ミニサイドゴム50、サイドゴム19は、耐カット性が、ミニサイドゴム50>ベースゴム31,ミニサイドゴム50>サイドゴム19の関係となるように設定される。
耐カット性は、貯蔵弾性率によって表わされ、本実施形態では、周波数52Hz、初期歪率2%、動歪率2%で、25℃における貯蔵弾性率を測定したときの、ベースゴム31、ミニサイドゴム50、サイドゴム19の貯蔵弾性率によって設定されている。
より好ましくは、ベースゴム31,ミニサイドゴム50、サイドゴム19の耐カット性の関係が、ミニサイドゴム50>サイドゴム19≧ベースゴム31となるようにサイドゴム19、ベースゴム31のゴム組成を設定すると良い。一般に耐カット性に優れたゴムは、硬くなる傾向にあるため、従来のようにベースゴム31の側面31Aの露出を保護するようにミニサイドゴム50を台タイヤのバットレス部全体に設けてしまうと、ミニサイドゴム50の配設量が多くなり、ベースゴム31に転がり抵抗性に優れたゴム素材を使用しても、転がり抵抗性を阻害してしまう虞がある。そこで、タイヤ幅方向においてタイヤを断面視したときに、ベースゴム31の側面31Aに、下向きくさび状のミニサイドゴム50を設け、台タイヤにおけるタイヤ側面33からベースゴム31までのタイヤ幅方向の距離が所定距離確保されるように、さらにミニサイドゴム50の幅方向外側面50Aの一部をサイドゴム19で覆うことで、ミニサイドゴム50の配設量を少なくすることができる。なお、サイドゴム19は、ミニサイドゴム50の幅方向外側面50A全体を覆うように設定しても良い。
また、ミニサイドゴム50及び外側ゴム層としてのサイドゴム19が重複する範囲Lは、台タイヤを断面視したときの形状において、ミニサイドゴム50のタイヤ幅方向の幅が、台タイヤの半径方向に沿って減少するにときにはサイドゴム19の幅を増加させ、台タイヤの半径方向に沿って増加するときにはサイドゴム19の幅を減少させると良い。
また、ベースゴム31、ミニサイドゴム50、サイドゴム19は、損失正接tanδの関係が、ベースゴム31≧サイドゴム19≧ミニサイドゴム50となるように、それぞれのゴム組成が設定される。なお、損失正接tanδとは、各ゴム部材における貯蔵弾性率と損失弾性率との比であり、材料が変形する際に、どの程度のエネルギーを吸収するか(発熱性)を示し、数値が小さいほど発熱性が小さく、低ヒステリシスロスであることを示している。本実施形態では、損失正接tanδは、周波数52Hz、初期歪率2%、動歪率2%、温度25℃においてベースゴム31、ミニサイドゴム50、サイドゴム19を構成するゴム素材を測定したものである。
従って、損失正接tanδの関係が、ベースゴム31≧サイドゴム19≧ミニサイドゴム50となるように各ベースゴム31、ミニサイドゴム50、サイドゴム19のゴム組成を設定しておくことで、転がり抵抗性に優れた台タイヤとすることができる。
従って、損失正接tanδの関係が、ベースゴム31≧サイドゴム19≧ミニサイドゴム50となるように各ベースゴム31、ミニサイドゴム50、サイドゴム19のゴム組成を設定しておくことで、転がり抵抗性に優れた台タイヤとすることができる。
また、タイヤ幅方向におけるミニサイドゴム50の幅W1の両側の和は、ミニサイドゴム50の幅W1の両側の和とベースゴム31の幅W2との和の20%未満に設定される。即ち、タイヤ幅方向におけるミニサイドゴム50の幅W1の両側の和は、トレッド貼付面20の全幅Wの20%となるように設定される。つまり、W×20%≧W1×2の関係である。このようにミニサイドゴム50の幅W1を設定することで、耐カット性を維持しつつ転がり抵抗の増大を防ぐことができる。
補強層130の外周面からトレッド貼付面20までのベースゴム31の厚さ寸法、あるいは、ベルトアンダークッションゴム36の外周面からトレッド貼付面20までのベースゴム31の厚さ寸法は、例えば1mm以上に設定される。
次に、台タイヤ1の成形方法を説明する。
まず、円筒状の成形ドラムにインナーライナー18となる未加硫のシート状のインナーライナーゴムを円周方向に沿って巻き回し、当該インナーライナーゴムの外周にカーカス12となる未加硫のシート状のカーカス部材を巻き回して配設する。
まず、円筒状の成形ドラムにインナーライナー18となる未加硫のシート状のインナーライナーゴムを円周方向に沿って巻き回し、当該インナーライナーゴムの外周にカーカス12となる未加硫のシート状のカーカス部材を巻き回して配設する。
次に、ビードコア11とビードフィラー17を成形ドラムの両端側からカーカス部材の外周上の両端側に嵌装し、ビードフィラー17をそれぞれ包囲するようにカーカス部材の端部を折り返して巻き上げ、ビード領域を形成する。
次に、成形ドラムに内蔵される膨出手段を動作させて、上記積層された部材群の幅方向中央を膨出させてトロイダル状に成形し、カーカス部材の台タイヤ幅方向の両端部にベルトアンダークッションゴム36を巻き回す。
そして、最も膨出したカーカス部材中央の外周に、帯状に成形された未加硫のベルトを複数積層するように巻き回して補強層130を形成する。次に、補強層130の幅よりも幅広な、台トレッドと称される帯状の未加硫のベースゴム31を補強層130の外周に巻き回して積層する。そして、ベースゴム31の台タイヤ幅方向の両端部にミニサイドゴム50を巻き回す。
さらに、ミニサイドゴム50に対して所定の重なり量が得られるように、サイドゴム19を巻き回すことで加硫成型前の生台タイヤとして成形される。この生台タイヤは、台タイヤを加硫成型するための専用の金型により加硫成型される。台タイヤのトレッドゴムが貼り付けられる外周部を成型する金型は、一般的なタイヤ製法である台タイヤとトレッドゴムとを一体に加硫成型する金型とは異なり、成型面に凹凸を備えず、滑らかな曲面によって構成される。つまり、台タイヤのトレッド貼付面20となるトレッド外周部には、従来の一般的なタイヤ製法の金型の成型面の凹凸からの力が作用しないので、複数のベルト13乃至16からなる補強層130は、断面視したときのタイヤ半径方向外側の外形形状に凹凸のないやや弓なりな平滑面状に成形される。
さらに、ミニサイドゴム50に対して所定の重なり量が得られるように、サイドゴム19を巻き回すことで加硫成型前の生台タイヤとして成形される。この生台タイヤは、台タイヤを加硫成型するための専用の金型により加硫成型される。台タイヤのトレッドゴムが貼り付けられる外周部を成型する金型は、一般的なタイヤ製法である台タイヤとトレッドゴムとを一体に加硫成型する金型とは異なり、成型面に凹凸を備えず、滑らかな曲面によって構成される。つまり、台タイヤのトレッド貼付面20となるトレッド外周部には、従来の一般的なタイヤ製法の金型の成型面の凹凸からの力が作用しないので、複数のベルト13乃至16からなる補強層130は、断面視したときのタイヤ半径方向外側の外形形状に凹凸のないやや弓なりな平滑面状に成形される。
このように加硫成型された台タイヤ1は、図1に示すように、補強層の最外に位置するベルト16のタイヤ幅方向断面におけるタイヤ半径方向外側の輪郭が平滑な平滑面となり、補強層130に凹凸がないので、後工程においてトレッドを貼付してタイヤとして使用したときに、偏摩耗が生じることがない。
図3は、ミニサイドゴム50に重複する外側ゴム層の他の形態を示す図である。
同図に示すように、外側ゴム層となるサイドゴム19は、トレッド貼付面20の端部において、ミニサイドゴム50との境界面53が終端し、幅がほぼゼロとなるように形成される。即ち、ミニサイドゴム50の幅方向外側面の全域がサイドゴム19により覆われるように台タイヤを構成しても良い。
同図に示すように、外側ゴム層となるサイドゴム19は、トレッド貼付面20の端部において、ミニサイドゴム50との境界面53が終端し、幅がほぼゼロとなるように形成される。即ち、ミニサイドゴム50の幅方向外側面の全域がサイドゴム19により覆われるように台タイヤを構成しても良い。
図4は、ミニサイドゴム50に重複してベースゴムの端部を保護する外側ゴム層の他の形態を示す図である。
上記実施形態では、外側ゴム層をサイドゴム19として説明したが、外側ゴム層は、図4に示すように、サイドゴム19やミニサイドゴム50とは異なるゴム部材55により、ミニサイドゴム50をタイヤ幅方向外側から重複するように構成しても良い。この場合、ゴム部材55は、同図に示すように、ミニサイドゴム50のタイヤ半径方向内端からタイヤ半径方向外側で重複するように構成しても良い。
また、ミニサイドゴム50のタイヤ半径方向内端側の一部にサイドゴム19が重複し、その半径方向外側をゴム部材55により保護するように構成しても良い。
但し、ゴム部材55は、サイドゴム19のタイヤ半径方向外側に一体となるようにタイヤ側面33を形成するように一体に配設して、ミニサイドゴム50及びサイドゴム19からの剥離を防止すると良い。
上記実施形態では、外側ゴム層をサイドゴム19として説明したが、外側ゴム層は、図4に示すように、サイドゴム19やミニサイドゴム50とは異なるゴム部材55により、ミニサイドゴム50をタイヤ幅方向外側から重複するように構成しても良い。この場合、ゴム部材55は、同図に示すように、ミニサイドゴム50のタイヤ半径方向内端からタイヤ半径方向外側で重複するように構成しても良い。
また、ミニサイドゴム50のタイヤ半径方向内端側の一部にサイドゴム19が重複し、その半径方向外側をゴム部材55により保護するように構成しても良い。
但し、ゴム部材55は、サイドゴム19のタイヤ半径方向外側に一体となるようにタイヤ側面33を形成するように一体に配設して、ミニサイドゴム50及びサイドゴム19からの剥離を防止すると良い。
以上説明した台タイヤ1のベースゴム31の外周面であるトレッド貼付面20に接着用ゴム3及びキャップゴムとしてのトレッドゴム2が配設される。台タイヤ1は、例えば、ミニサイドゴム50、ベースゴム31、外側ゴム層の耐カット性がミニサイドゴム50>外側ゴム層>ベースゴム31の関係に設定される。トレッドゴム2は、耐カット性がミニサイドゴム50>トレッドゴム2>ベースゴム31の関係に設定されたものを使用する。好ましくは、トレッドゴム2の耐カット性が外側ゴム層の耐カット性よりも大きく設定されたものを使用することで、耐カット性及び転がり抵抗性に優れたタイヤとなる。
また、上記実施形態で説明した台タイヤ1は、トレッド貼付面20を備えるものとして説明したが、トレッド貼付面20は、ベースゴム31及びミニサイドゴム50をバフ掛けして所定の形状に成形しても良く、また、あらかじめ所定の形状でトレッド貼付面20を成型した後に当該トレッド貼付面20を保護するための保護層を設け、トレッド2と一体にするときに保護層を除去するようにしても良い。
1 台タイヤ、2 トレッドゴム、3 接着用ゴム、13〜16 ベルト、
19 サイドゴム、20 トレッド貼付面、31 ベースゴム、35:53 境界面、
36 ベルトアンダークッションゴム、40 重複部、50 ミニサイドゴム。
19 サイドゴム、20 トレッド貼付面、31 ベースゴム、35:53 境界面、
36 ベルトアンダークッションゴム、40 重複部、50 ミニサイドゴム。
Claims (12)
- トレッドゴムが貼り付けられる外周部を形成するベースゴムと、
前記ベースゴムのタイヤ幅方向両端部に設けられたミニサイドゴムと、
前記ミニサイドゴムのタイヤ幅方向外側に設けられ、前記ミニサイドゴムのタイヤ幅方向端部と重複する外側ゴム層と、
を備え、
前記ミニサイドゴムの耐カット性が前記ベースゴム及び外側ゴム層の耐カット性よりも大きく設定された台タイヤ。 - 前記外側ゴム層の耐カット性をベースゴムの耐カット性よりも大きく設定する請求項1記載の台タイヤ。
- 前記外側ゴム層を台タイヤの側面部を形成するサイドゴムとした請求項1又は請求項2記載の台タイヤ。
- 前記ベースゴム、ミニサイドゴム及び外側ゴム層を構成するゴム素材の損失正接であるtanδをベースゴム≧外側ゴム層≧ミニサイドゴムとなるように設定した請求項1乃至請求項3いずれかに記載の台タイヤ。
- 前記ミニサイドゴムは、タイヤ半径方向外側に向かってタイヤ幅方向における幅が増加し、
タイヤ半径方向内端の幅がタイヤ半径方向外端の幅よりも狭く設定された請求項1乃至請求項4いずれかに記載の台タイヤ。 - 前記外側ゴム層は、タイヤ半径方向外側に向かってタイヤ幅方向における幅が減少し、
前記ミニサイドゴムと重複するタイヤ半径方向内端の幅がタイヤ半径方向外端の幅よりも広く設定された請求項1乃至請求項5いずれかに記載の台タイヤ。 - 前記ベースゴムのタイヤ幅方向両端部に設けられたミニサイドゴムのタイヤ幅方向の幅の和を前記各ミニサイドゴムの幅と前記ベースゴムの幅との和の20%未満に設定した請求項1乃至請求項6いずれかに記載の台タイヤ。
- 前記請求項1乃至請求項7いずれか記載の台タイヤは、前記ベースゴムのタイヤ半径方向内側にベルト層を備え、前記ベルト層の最外に位置するベルトのタイヤ幅方向断面におけるタイヤ半径方向外側の輪郭が平滑である台タイヤ。
- ベースゴムと、
前記ベースゴムのタイヤ幅方向両端部に設けられたミニサイドゴムと、
前記ミニサイドゴムのタイヤ幅方向外側に設けられ、前記ミニサイドゴムのタイヤ幅方向端部と重複する外側ゴム層と、
を備えるタイヤであって、
前記ミニサイドゴム、ベースゴム、外側ゴム層の耐カット性がミニサイドゴム>外側ゴム層>ベースゴムの関係にあり、
前記ベースゴムのタイヤ径方向外側にキャップゴムが配設されたことを特徴とするタイヤ。 - キャップゴムの耐カット性がミニサイドゴム>キャップゴム>ベースゴムの関係に設定されたことを特徴とする請求項9記載のタイヤ。
- キャップゴムの耐カット性が外側ゴム層の耐カット性よりも大きく設定されたことを特徴とする請求項9又は請求項10記載のタイヤ。
- 前記請求項9乃至請求項11いずれか記載のタイヤは、前記ベースゴムのタイヤ半径方向内側にベルト層を備え、前記ベルト層の最外に位置するベルトのタイヤ幅方向断面におけるタイヤ半径方向外側の輪郭が平滑であるタイヤ。
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