JP2013242650A - 情報提示システム、端末および情報提示方法 - Google Patents

情報提示システム、端末および情報提示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】使用に際し注意を要するような市販製品についての所望の情報を、ユーザが容易に把握できるようにする。
【解決手段】情報提示システム(SYS)は、ユーザにより操作される携帯端末(1)または店舗端末(2)と、複数の製品の情報を記憶し、同種別の製品を関連付けて記憶する製品データベース(5)とを含む。携帯端末(1)は、薬品(8)のQRコード(8A)を読み取り、QRコード(8A)から薬品(8)のウェブページのURLを読み出す。読み出されたURLにアクセスすることで、少なくとも使用に際しての注意事項を含む、薬品(8)固有の説明情報が、たとえば表示により出力される。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定種類の市販製品についての情報をユーザに提示する情報提示システム、端末および情報提示方法に関し、特に、たとえば薬品等、使用に際し注意を要する市販製品についての説明情報をユーザに提示することのできる情報提示システム、端末および情報提示方法に関する。
使用に際し注意を要する市販製品の一例である薬品の説明情報を出力するシステムとしては、次のような技術が存在する。
特許文献1には、薬剤説明書を所持していない患者であってもインターネットやカメラ付き携帯電話などを利用すれば十分な薬剤情報が迅速かつ容易に得られるような薬剤情報提供システムが開示されている。具体的には、携帯電話機に、処方箋の分包に付された印刷コードを読み取らせて、解読されたURLにインターネットを介してアクセスする。そうすると、薬剤識別情報等が携帯電話機からサーバに送信されるので、それを受信したサーバによって、対応する薬剤説明情報が探し出され、それがサーバから携帯電話機に返信されて、携帯電話機の画面に表示されることが記載されている。
特許文献2には、購入者が、市販薬品中に含まれている成分に関する情報を知ることができるように、市販薬品説明文書として印刷および/または表示するシステムが開示されている。具体的には、薬局内のコンピュータにおいて、市販薬品の外装箱等の外装部に付されたバーコードデータをバーコードリーダで読み取ると、データテーブル化された市販薬品の成分説明データを検索し、対応する成分に関するデータを出力(表示および印刷)することが記載されている。
特許文献3には、簡単な操作で医薬品の説明文書を印刷できる画像形成システムが開示されている。また、印刷パターンの一つに標準よりも大きな文字サイズが登録されており、文字サイズの大きい説明文書を印刷できることも記載されている。
特開2009−042930号公報 特開2005−346379号公報 特開2010−277189号公報
市販製品の外装箱等には、その製品についての注意事項や使用方法などの説明文が記載されている。しかし、特にお年寄りにとっては、外装箱等に記載された説明文を見ても、文字が小さくて読み辛いことがある。したがって、その製品の注意事項が分からなかったり、あるいは、自分に適した製品を探すのに不便であったりする。さらに、製品が、薬品など直接口に入れるようなものの場合には、注意事項を理解しないまま服用すると非常に危険である。
ここで、上記特許文献1の薬剤情報システムは、医師により処方された薬品を対象としている。したがって、当該文献のシステムでは、市販薬品のような、自分に適した薬品かどうか分からないような製品を購入しようとする、または、購入したユーザに対して、必要な情報を提示することはできない。
また、上記特許文献2,3のシステムは、薬局の店員が操作して薬品に関する説明文書を出力するものである。したがって、これらのシステムでは、ユーザ自身で、購入しようとする、または、購入した製品について必要な情報を得ることができない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、使用に際し注意を要するような所定種類の市販製品についての所望の情報を、ユーザが容易に把握できるようにするための情報提示システム、端末および情報提示方法を提供することである。
この発明のある局面に従う情報提示システムは、所定種類の、使用に際し注意を要する市販製品についての情報を、ユーザに提示するシステムであって、ユーザにより操作される端末と、インターネットを介して端末と接続される管理サーバとを備える。管理サーバは、複数の製品の情報を記憶し、同種別の製品を関連付けて記憶する製品データベースを含む。端末は、第1の製品を特定するための特定情報を、イメージ入力により取得するための取得手段と、取得手段により取得された特定情報に基づいて、第1の製品固有の説明情報を出力するための出力手段とを含む。説明情報は、少なくとも、第1の製品の使用に際しての注意事項を含む。出力手段は、管理サーバにおいて製品データベースと特定情報とに基づいて検索された、第1の製品に関連する第2の製品それぞれの概要情報をさらに出力する。
好ましくは、製品データベースは、各製品の種別と概要情報とを関連付けて記憶し、管理サーバは、端末からの第1の製品に関連する第2の製品の検索要求を受信した場合に、製品データベースにおいて、第1の製品の種別と同一または類似する種別と関連付けられた製品を、第2の製品として検索するための検索手段と、検索手段により検索された第2の製品についての概要情報を、端末に送信するための送信手段とを含む。
好ましくは、製品データベースは、さらに、各製品を識別するための製品コードと概要情報とを関連付けて記憶し、特定情報は、第1の製品の製品コードを含み、端末は、第1の製品の製品コードを管理サーバに送信することで、第1の製品に関連する第2の製品の検索要求を行なうための検索要求手段をさらに含む。
好ましくは、製品データベースは、さらに、各製品の取扱い店舗のデータを含み、検索要求手段は、端末の位置情報をさらに送信し、検索手段は、さらに、端末から送信された位置情報に基づいて、端末が存在する店舗を特定し、検索された第2の製品が、特定された店舗にて取り扱われているか否かを判定する。
好ましくは、特定情報は、第1の製品の説明情報が記載されたウェブページのURLを含む画像情報に対応し、取得手段は、第1の製品の外装部に付された画像情報を読み取るための読取手段を有し、出力手段は、URLが示すウェブページを表示することで、第1の製品の説明情報を出力する。
あるいは、特定情報は、第1の製品の外観写真データに対応し、取得手段は、第1の製品を撮影することで外観写真データを取得するための撮像手段を有することも望ましい。
あるいは、特定情報は、第1の製品に予め付されたJANコードに対応し、取得手段は、第1の製品のJANコードを撮影するための撮像手段を有することも望ましい。
好ましくは、出力手段は、第2の製品それぞれの概要情報を出力している場合に、いずれかの製品の指定が検知されると、第2の製品のうちユーザ指定の製品についての説明情報をさらに出力する。
好ましくは、出力手段は、説明情報を出力する場合に、注意事項を出力した後に、他の情報を出力する。
好ましくは、概要情報は、第2の製品ごとの外観画像および価格を含む。
この発明の他の局面に従う端末は、所定種類の、使用に際し注意を要する市販製品についての情報を、ユーザに提示する端末であって、第1の製品を特定するための特定情報を、イメージ入力により取得するための取得手段と、取得手段により取得された特定情報に基づいて、第1の製品固有の説明情報を出力するための出力手段とを備え、説明情報は、少なくとも、第1の製品の使用に際しての注意事項を含む。
好ましくは、複数の製品の情報を記憶し、同種別の製品を関連付けて記憶する製品データベースをさらに備え、出力手段は、製品データベースと特定情報とに基づいて検索された、第1の製品に関連する第2の製品それぞれの概要情報をさらに出力する。
あるいは、インターネットを介して管理サーバと通信するための通信手段をさらに備え、管理サーバは、複数の製品の情報を記憶し、同種別の製品を関連付けて記憶する製品データベースを含み、出力手段は、管理サーバにおいて製品データベースと特定情報とに基づいて検索された、第1の製品に関連する第2の製品それぞれの概要情報をさらに出力することも望ましい。
この発明のさらに他の局面に従う情報提示方法は、所定種類の、使用に際し注意を要する市販製品についての情報を、ユーザに提示する方法であって、第1の製品を特定するための特定情報を、イメージ入力により取得するステップと、取得された特定情報に基づいて、少なくとも第1の製品の使用に際しての注意事項を含む、第1の製品固有の説明情報を出力するステップと、複数の製品の情報を記憶し、同種別の製品を関連付けて記憶する製品データベースと、特定情報とに基づいて、第1の製品に関連する第2の製品を検索するステップと、検索された前記第2の製品それぞれの概要情報を出力するステップとを含む。
本発明によると、イメージ入力により製品の特定情報を取得するだけで、製品固有の説明情報が出力される。したがって、ユーザは、簡単な操作で、注意事項を含む、製品の説明情報を把握することができる。これにより、ユーザによる誤った使用を回避することができる。
また、ユーザ指定の製品に関連する他の製品が検索され、検索された他の製品それぞれの概要情報も出力される。したがって、本発明によると、ユーザに適した製品の購入を支援することも可能となる。
本発明の実施の形態における情報提示システムの全体構成例を示す概略図である。 本発明の実施の形態における情報提示システムで対象となる製品の外観例を示す図である。 本発明の実施の形態における携帯端末のハードウェア構成を示す図である。 本発明の実施の形態における管理サーバのハードウェア構成を示す図である。 本発明の実施の形態における薬品データベースに含まれる薬品データのデータ構造例を示す図である。 本発明の実施の形態における説明情報提示処理を示すフローチャートである。 図6のステップS8で表示される画面例を示す図である。 図6のステップS10で表示される画面例を示す図である。 本発明の実施の形態における、関連薬品の概要情報提示処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における、関連薬品の概要情報提示処理を示すフローチャートである。 図9のステップS114で表示される画面例を示す図である。 図10のステップS122で表示される画面例を示す図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
<概要>
はじめに、本発明の実施の形態における情報提示システムの概要について説明する。
情報提示システムは、所定種類の市販製品についての情報、すなわち、市販製品についての説明情報、および、関連する製品の概要情報をユーザに提示する。本システムの対象となる市販製品の種類は、使用(服用)に際し注意を要するものであり、たとえば、薬品(薬、栄養剤を含む)、食品(飲料を含む)、洗剤などが想定される。より特定的には、使用により人体に影響を及ぼす可能性のある製品を対象とし、本実施の形態では、市販製品は薬品であるものとして説明する。
「説明情報」は、薬品の使用に際しての注意事項および使用方法(用量・用法)を含み、薬品名、製薬会社名、用途・効能、成分、原材料、問い合わせ先、などのうちの少なくともいずれかをさらに含む。注意事項は、飲み合わせやアレルギーに関する注意を含む。
「関連する製品」とは、所定の分類基準で区分した場合の同種別の製品をいう。同種別の製品は、たとえば同じ用途の製品を表わす。製品が薬品の場合は、代表的にはジェネリック薬品など、同じ用途(効能)および成分の薬品が関連する製品と想定される。あるいは、関連する製品は、同じ製造会社のシリーズものであってもよい。
「概要情報」は、薬品の外観画像および価格を含み、薬品名、製薬会社名のうちの少なくともいずれかをさらに含む。
これらの情報をユーザに提示するために、情報提示システムは、ユーザにより操作される端末と、チェーン薬局(ドラッグストア)の管理会社などで管理されるサーバとを含む。本実施の形態では、簡単な操作でユーザに必要な情報を提示するために、端末において、薬品を特定するための特定情報がイメージ入力により取得されればよい。
本実施の形態では、「特定情報」としては、薬品の外装部(瓶などの容器に貼り付けられた紙、あるいは、箱)に予め付された画像情報が採用される。「画像情報」としては、以下の説明では、二次元コードたとえばQRコード(登録商標)が採用されるが、バーコードといった一次元コードなどであってもよい。
以下に、情報提示システムの具体的な構成例および動作例について説明する。
<構成例>
(全体構成について)
図1は、本発明の実施の形態における情報提示システムSYS(以下「システムSYS」と略す)の全体構成例を示す概略図である。
図1を参照して、システムSYSは、ユーザが操作する端末としての携帯端末1および店舗端末2と、薬品データベース5を備えた管理サーバ4とを含む。携帯端末1および店舗端末2と管理サーバ4とは、インターネット7を介して接続される。また、携帯端末1および店舗端末2は、インターネット7を介してウェブサーバ5と接続される。
携帯端末1は、コード読み取り機能および表示機能を有していれば、携帯電話、スマートフォンなど形態は問わない。ドラッグストアDS内に配置される店舗端末2は、たとえば、QRコードを読み取るための読取装置3と接続される。
なお、図1には、「端末」として2つの端末1,2を示しているが、情報提示システムSYSはいずれか一方を含んでいればよい。本実施の形態では、「端末」は、ユーザが携帯する携帯端末1で実現されることとして説明する。
ここで、図2を参照して、薬品8の外観例について説明する。薬品8の外装部の側面あるいは背面には、各種説明文80が印刷されている。本実施の形態では、外装部の所定の位置に薬品8固有のQRコード8Aが印刷されている。QRコード8Aは、薬品8を特定するための情報であり、本実施の形態では、薬品8を識別するための製品コードと、薬品8の説明情報が記載されたウェブページに対応するURL(Uniform Resource Locator)とを含む。
なお、薬品8の外装部には、さらに、薬品8固有の説明情報を問い合わせできるフリーダイヤル8Bが印刷されていてもよい。これにより、ユーザは、オペレータに対し、知りたい情報をダイレクトに問い合わせることもできる。
携帯端末1は、薬品8のQRコード8Aを読み取り(取得し)、薬品8の説明情報が記述されたウェブページを表示(出力)する。
管理サーバ4は、たとえば、ドラッグストアDSグループによって運営・管理される。管理サーバ4は、薬品データベース5と、薬品8のQRコード8A(のうちの製品コード)とに基づいて、薬品8に関連する薬品を検索する。そして、検索された関連薬品それぞれの概要情報を携帯端末1に送信する。
薬品データベース5は、複数の薬品の情報を記憶し、同種別の薬品を関連付けて記憶する。「種別」とは、複数の薬品を、少なくとも用途および成分により分類した場合の区分を表わす。用途(用途・効能)としては、たとえば、風邪・鼻水用、風邪・喉痛用、などを示す。
図1に示した携帯端末1、店舗端末2および管理サーバ4のハードウェア構成例は以下のとおりである。
(携帯端末1について)
図3は、本発明の実施の形態における携帯端末1のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3を参照して、携帯端末1は、各種演算処理を行なうためのCPU(Central Processing Unit)10と、各種データおよびプログラムを格納するROM(Read Only Memory)11と、作業データ等を格納するRAM(Random Access Memory)12と、操作者からの指示を受け付けるための操作部13と、各種情報を表示するための表示部14と、カメラを含み撮像機能を有する撮像部15と、インターネット7との通信を行なうための通信I/F(インターフェイス)16と、各種データおよびプログラムを記録する不揮発性の記憶装置、たとえばフラッシュメモリ17と、記録媒体18bからのデータやプログラムを読み出し/書き込み可能なドライブ装置18aと、音声を出力するための音声出力部19とを含む。記録媒体18bは、たとえば、メモリカードである。
(店舗端末2について)
店舗端末2は、一般的なパーソナルコンピュータであってもよいし、iPad(登録商標)などのタブレット型コンピュータであってもよい。店舗端末2のハードウェア構成は、図3に示した携帯端末1のハードウェア構成と基本的に同様であってよいため、詳細な説明は繰り返さない。ただし、店舗端末2は、撮像部15に代えて、読取装置3(図1)が読み取った情報を入力するための入力部(図示せず)を備えているものとする。
また、フラッシュメモリ17に代えて、たとえばハードディスク(図示せず)を備えている。
(管理サーバ4について)
図4は、本発明の実施の形態における管理サーバ4のハードウェア構成を示すブロック図である。
図4を参照して、管理サーバ4は、各種演算処理を行なうためのCPU40と、各種データおよびプログラムを格納するROM41と、作業データ等を格納するRAM42と、操作者からの指示を受け付けるための操作部43と、各種情報を表示するための表示部44と、インターネット7との通信を行なうための通信I/F46と、各種データおよびプログラムを記録するハードディスク47と、記録媒体48bからのデータやプログラムを読み出し/書き込み可能なドライブ装置48aとを含む。記録媒体48bは、たとえば、CD−ROM(Compact Disc-ROM)などの光学媒体や、メモリカードなどであってよい。
図1に示した薬品データベース5は、管理サーバ4のハードディスク47に含まれてよい。本実施の形態では、薬品データベース5は、ドラッグストアDSにて取り扱っている複数の薬品それぞれに対応する、複数の薬品データを含む。ここで、各薬品データのデータ構造例について説明する。
図5は、本発明の実施の形態における薬品データベースに含まれる薬品データ50のデータ構造例を示す図である。図5を参照して、各薬品データ50は、製品コード511と対応付けて、種別コード512と、概要情報52と、取扱店舗データ53とを含む。
種別コード512は、たとえば用途・効能を分類基準とした場合の種別を表わす情報である。概要情報52は、薬品名データ522、製薬会社名データ523、値段データ524、外観画像525、およびURL526を含む。値段データ524は、ドラッグストアDSでの当日の販売価格を示し、価格の変更があれば最新の価格を反映していることが望ましい。外観画像525は、薬品の正面から見た外観写真を示す。URL526は、薬品の説明情報が記載されたウェブページのアドレスを示す。取扱店舗データ53は、対応の薬品を取り扱っている店舗の情報を示す。同じドラッグストアDSであっても店舗によって取り扱っている薬品が異なる場合があるためである。
このように、本実施の形態では、各薬品データ50に種別コード512を含めることで、同種別の薬品(すなわち、互いに関連する薬品)を関連付けて記憶したが、このような形態に限定されない。たとえば、種別ごとに記憶領域が定められていて、該当する種別の記憶領域に、対応の薬品データを格納することとしてもよい。
<動作について>
本実施の形態におけるシステムSYSの動作について、表示例を参照しながら説明する。
(説明情報提示処理)
図6は、本発明の実施の形態における説明情報提示処理を示すフローチャートである。説明情報提示処理は、携帯端末1により実行される。図6のフローチャートに示す処理は、予めプログラムとしてフラッシュメモリ17に格納されており、CPU10がこのプログラムを読み出して実行することにより、説明情報提示処理の機能が実現される。
図6を参照して、CPU10は、ユーザから画像読み取りの指示があると、撮像部15に読み取り指示を与え、撮像部15は、薬品8のQRコード8Aを読み取る(ステップS(以下「S」と略す)2)。これにより、「特定情報」としてのQRコード8Aが取得される。
QRコード8Aが読み取られると、QRコード8Aを画像解析することで、QRコード8Aに含まれていたURLを取得する(S4)。
CPU10は、取得されたURLにアクセスすることで、対応するウェブページを表示する(S8)。これにより、表示部14には、薬品8固有のウェブページが表示される。このように、本実施の形態では、一旦製薬会社のホームページが表示された後に、所望の薬品のページに移行しなくてもよい。そのため、ユーザは操作の煩わしさを感じることなく薬品8の説明情報を閲覧できる。ここで、表示される画面例を図7に示す。
図7を参照して、表示部14には、「おくすり・サプリの取説」として、薬品8についての説明情報が表示されている。本実施の形態では、薬品名71、製薬会社名72、用途・効能の種類73、瓶/箱など外装部の外観写真74、錠剤/顆粒等の薬品自体の外観写真75、詳細な項目名76A〜76Gが表示される。詳細な項目名76A〜76Gとしては、薬品8がサプリメントの場合、それぞれ、栄養成分(1粒あたり)、1日の目安量(用法・用量に相当)、原材料名、保険機能食品(栄養機能食品)、摂取上の注意、注意喚起、および、お問い合わせが表示されている。各項目名の右横には、展開表示可能であることを示す所定のマーク77が示されている。
再び図6に戻って、図7のような画面が表示されている場合に、ユーザがいずれかの項目ボタンを指定(選択)すると、CPU10は、指定された項目の内容を表示部14に表示する(S10)。ここで、栄養成分の項目ボタン76Aが選択された場合に表示される画面例を図8に示す。
図8を参照して、表示部14には、指定された項目名91と、項目名に対応する内容(詳細な情報)92が表示される。具体的には、項目名91として「栄養成分」、内容92として、「エネルギー:2.34kcal、タンパク質:0〜0.1g、脂質:0〜0.1g、炭水化物:0.46g」などが示されている。
他の項目名が選択された場合に示される内容例は次のとおりである。1日の目安量(項目76B)が選択されると、たとえば「2粒」と表示される。原材料名(項目76C)が選択されると、たとえば、「セレン酵母、クロム酵母、セルロース、V.B6」などが示される。保険機能食品(項目76D)が選択されると、たとえば、「銅:赤血球の形成を助ける栄養素です。多くの体内酵素の正常な働きと骨の形成を助ける栄養素です。亜鉛:…」などが表示される。摂取上の注意(項目76E)が選択されると、たとえば「本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。」などが表示される。注意喚起(項目76F)が選択されると、たとえば「アレルギー表示推奨品目:ゼラチン」が表示される。また、飲み合わせに関する注意事項が表示されてもよい。お問い合わせ(項目76G)が選択されると、たとえば「D社、お客様相談室、WEB:http://・・・、TEL:0120-00-0000、受付時間:9:00〜17:00」などが表示される。
このように、本実施の形態では、ユーザの携帯端末1に付属のカメラ機能で薬品8のQRコード8Aを読み取るだけで、薬品8の取扱い説明書に相当する情報をダイレクトに閲覧できる。したがって、薬品8の外装部に記載されている説明文の文字が小さい場合であっても、自身の携帯端末1で簡単に説明書の内容が確認できる。これにより、誤った使用(服用)を避けることができる。その結果、ユーザに適した薬品の購入を支援することができる。
また、本実施の形態では、ユーザの携帯端末1にて薬品8の説明情報を提示するため、近くに薬剤師や店員がいなくても、知りたい情報をすぐに知ることができる。また、購入後もいつでも薬品8の説明情報を簡単に閲覧できるため、お年寄りなど遠視のユーザにとって都合が良い。
なお、遠視のユーザや、目の不自由なユーザを想定して、さらに、各項目の内容を読み上げる機能を提供してもよい。図8には、音声読み上げの指示を入力するためのボタン93が示されている。このボタン93が指定されると、携帯端末1の音声出力部19によって、表示中の内容が音声にて出力される。または、ユーザの指示がなくても、自動的に、表示中の内容を音声出力することとしてもよい。
また、本実施の形態では、説明情報の項目を優先順位を付けずに並べて表示したが、注意事項が優先的に閲覧されるように設計してもよい。たとえば、注意事項に関係する項目すなわち、摂取上の注意(76E)および注意喚起(76F)をユーザが選択したことを条件として、他の項目を選択可能にしてもよい。あるいは、初期画面(図8)に、注意事項の内容を表示しておいて、他の項目を選択させるようにしてもよい。このようにすることで、より確実に誤った使用(服用)を避けることができる。また、重大な注意事項がある場合には、必ず薬剤師に相談した上で購入するよう表示/音声出力してもよい。なお、注意事項に限定されず、たとえば、用法・用量といった服用方法についての情報が、初期画面に表示されることも想定される。
(関連薬品の概要情報提示処理)
図9は、本発明の実施の形態における、関連薬品の概要情報提示処理を示すフローチャートである。当該処理は、携帯端末1および管理サーバ4により実現される。それぞれの装置にて実行される処理は、予めプログラムとして、携帯端末1のフラッシュメモリ17および管理サーバ4のハードディスク47に格納されており、各CPU10,40がこのプログラムを読み出して実行することにより、概要情報提示処理の機能が実現される。
携帯端末1に格納されるプログラムは、アプリケーションプログラムとして、記録媒体18bから読み出されたものであってもよいし、インターネット7を介して管理サーバ4からダウンロードされたものであってもよい。
図9を参照して、携帯端末1のCPU10は、ユーザからの指示に基づいて、まずドラッグストアDSの検索サイトを表示する(S102)。その後、撮像部15を駆動させて薬品8のQRコード8Aを読み取り(S104)、製品コードおよびURLを取得する(S106)。
次に、携帯端末1にGPS機能がある場合には、現在の位置情報を取得する(S108)。そして、取得した製品コードおよび位置情報を管理サーバ4に送信する(S110)。これにより、薬品8についての情報(ここでは概要情報)の検索が要求される。なお、薬品8の情報検索に位置情報は必要ないため、この時点では位置情報を送信せずに、たとえばRAM12に一時記憶させておいてもよい。
管理サーバ4は、携帯端末1から製品コードおよび位置情報を受信すると(S202)、受信した製品コードに基づいて、薬品データベース5を検索する(S204)。ここで、図5を参照して、CPU40は、送信されてきた薬品8の製品コード511と対応付けられている概要情報52を抽出し、携帯端末1に送信する(S206)。S202で受信された製品コードおよび位置情報は、たとえばRAM42に一時記憶される。
携帯端末1は薬品8の概要情報を受信すると(S112)、受信した概要情報を表示部14に表示する(S114)。これにより、ユーザ指定の薬品8の概要が表示される。ここでの表示画面例を図11に示す。
図11を参照して、表示部14には、ドラッグストアDSが提供する、薬品8の概要情報が表示される。具体的には、薬品名101、製薬会社名102、用途・効能の種類103、薬品8の外観写真104、ドラッグストアDSでの値段105が表示される。そして、同画面に、関連商品の検索ボタン106が表示される。当該ボタン106は、薬品8に関連する薬品の検索およびその概要情報の提示を要求するための指示入力を受け付ける。
次に、携帯端末1のCPU40は、関連商品の検索指示があったか否かを判断する(S116)。関連商品の検索指示があったと判断した場合(S116にてYES)、すなわち、図11に示した検索ボタン106が選択された場合、S118に進む。これに対し、関連商品の検索指示がなければ(S116にてNO)、当該概要情報提示処理を終了する。たとえば、薬品8の概要情報が表示されてから所定時間以内に、検索ボタン106の選択が検知されなければ、関連商品の検索指示がないと判断する。
S118において、携帯電話1は、管理サーバ4に対し関連商品の検索を要求する。このタイミングで位置情報が取得され、送信されてもよい。また、このときに再度製品コードを送信してもよい。
管理サーバ4は、関連商品の検索要求があった場合(S208にてYES)、図10に示すS210に進む。一方、関連商品の検索要求がないと判断した場合(S208にてNO)、RAM42に記憶しておいた製品コードおよび位置情報を消去して当該概要情報提示処理を終了する。たとえば、対応の薬品の概要情報を送信してから(S206)、所定時間以内に検索要求がなければ、関連商品の検索要求がないと判断する。
図10のS210では、管理サーバ4のCPU40は、薬品データベース5を参照して、薬品8に関連する薬品を検索する。具体的には、図5を参照して、CPU40は、まず、薬品8の製品コード511と対応付けられている種別コード512を読み出し、内部メモリに一時記録する。そして、薬品データベース5において、一時記録された種別コード512と一致するコードを検索し、一致すると判定されたコードを含む薬品データ50を読み出す。また、読み出された薬品データ50それぞれから概要情報52が読み出される。このようにして、薬品8に関連する薬品の概要情報52が抽出され、送信される(S212)。なお、種別コードが完全に一致する薬品だけでなく、類似する薬品も関連する薬品と判定してもよい。
さらに、携帯端末1から位置情報を受信した場合には、上記S210において、CPU40は、位置情報に基づいてドラッグストアDSの複数店舗のうちユーザが入店している店舗を特定する。そして、読み出された複数の薬品データ50内の取扱い店舗53のデータを確認し、各関連薬品が、特定された店舗にて取り扱われているか否かを判定する。そして、関連薬品の概要情報を携帯端末1に送信する際に(S212)、それぞれの薬品の判定結果(取扱いの有無)の情報も関連付けて送信する。あるいは、取扱いのある薬品の概要情報のみを送信することとしてもよい。
携帯端末1は、管理サーバ4から関連薬品の概要情報を受信する(S120)。これにより、表示部14に関連薬品の一覧が表示される(S122)。ここで表示される画面例を図12に示す。
図12を参照して、表示部14の複数の表示領域121,122,…には、それぞれ、関連薬品の概要が表示される。すなわち、図5に示した概要情報52に含まれた、薬品名、製薬会社名、値段、外観画像が表示される。また、たとえば表示領域121を参照すると、各関連薬品のウェブページにアクセスする指示の入力を受け付けるための取説ボタン121Aが表示される。これに代えて、概要情報52に含まれるURLがそのまま表示されてもよい。
また、関連薬品の表示画面の所定の領域120には、検索キーとなった薬品8の概要が表示されている。これにより、関連薬品間の比較だけでなく、各関連薬品とユーザが手にしている薬品8との比較も容易にすることができる。
図12に示されるように、表示部14には関連薬品の外観画像も表示されるため、ユーザは容易に店舗内の棚から所望の薬品を探し出すことができる。また、ユーザは各薬品の実際の販売価格も知ることができるため、顧客満足度を高めることができる。
なお、管理サーバ4において関連薬品としてはヒットしたものの、ユーザが居る店舗での取扱いがない薬品の場合には、各表示領域121,122内にその旨記載するか、あるいは、グレー表示などにしてもよい。図12の例では、取扱いのない関連薬品の番号が、実線ではなく破線にて囲まれている。このようにすることで、ドラッグストアDS全体としては取り扱われているが、その店舗では販売されていないことをユーザに知らせることができる。
再び図10を参照して、図12のような画面が表示されている場合に、携帯端末1のCPU10は、ユーザが取説ボタン(121A)を指定したか否かを判断する(S124)。取説(説明情報)の表示指示があったと判断した場合(S124にてYES)、指定された薬品のウェブページ表示処理を実行する(S126)。具体的には、図6に示した説明情報提示処理のうちS8,S10に対応する処理が実行され、表示部14には図7のような画面が表示される。つまり、薬品8の関連薬品のうちユーザが指定した薬品の説明情報(注意事項、用法・用量など)がユーザに提示される。これにより、ユーザは容易に最適な薬品を探し出すことができる。
一方、取説の表示指示がないと判断した場合(S124にてNO)、当該概要情報提示処理は終了される。
以上のように、本実施の形態によれば、店員や薬剤師に尋ねなくても、容易にジェネリック薬品などの関連薬品を探し出すことができる。これにより、ドラッグストアDSはユーザにとって最適な薬品をユーザに提供することができる。つまり、本システムSYSによれば、各顧客が自分に適した薬品を購入可能となるよう支援することができる。
<変形例>
(1) 本実施の形態では、携帯端末1にて説明情報提示処理を実現したが、図1に示した店舗端末2によって実現してもよい。その場合、店舗端末2は、読取装置3にて、URLを含むQRコード8Aを読み取ることで、図6に示したフローチャートと同様の処理を実行できる。
このように、店舗端末2により説明情報提示処理が実現される場合には、ユーザが携帯端末1を保持していなくても薬品8についての説明情報を閲覧できる。また、店舗端末2によれば、携帯端末1で表示されるよりも大きな文字を表示することも可能となる。
(2) 本実施の形態では、薬品8のウェブページにアクセスすることで薬品8の説明情報を表示することとしたが、インターネット7を介して管理サーバ4と通信することで薬品8の説明情報が表示されてもよい。
この場合、管理サーバ4のハードディスク47には、ドラッグストアDSで取扱いのある薬品についての説明情報も格納されていればよい。この場合、QRコード8Aには、薬品8のURLが含まれる必要がなく、薬品8の製品コードだけ含まれていればよい。
または、本実施の形態では、薬品データベース5が、薬品ごとの概要情報と関連の有無を保持することとしているが、薬品データベース5において、説明情報と概要情報とを網羅するデータ群を格納することとしてもよい。つまり、図5に示した概要情報52にURL526を含めずに、説明情報に含まれる複数の項目のうち概要情報52にない項目を、各薬品データ50に追加してもよい。このような薬品データベース5を、以下の説明の容易のために、「薬品データベース5A」(図示せず)という。
(3) 上記(2)で示したように、説明情報提示処理を、薬品8のウェブページによらず、携帯端末1と管理サーバ4との通信で実現する場合には、説明情報提示処理と関連薬品の概要情報提示処理とを一続きの処理としてよい。具体的には、図9,10に示したフローチャートにおいて、両情報の提示処理を実現できる。
この場合、図9のS106では、携帯端末1は、QRコード8Aから製品コードのみ取得する。S110で製品コードと位置情報とが送信されると、薬品8の説明情報の検索が要求されることになる。したがって、管理サーバ4が実行するS204,S206の処理、および、携帯端末1が実行するS112,S114の処理の説明で用いた「概要情報」という用語が、「説明情報」に置き換えられることになる。
この例によれば、携帯端末1が、薬品8のQRコード8Aを一度読み込んで薬品8の製品コードを取得すると、薬品8の取扱い説明書に相当する説明情報、および、薬品8に関連する薬品の概要情報がスムーズな流れでユーザに提示できる。このため、上記実施の形態よりも、ユーザの操作回数を減らすことができる。
(4) または、店舗端末2と管理サーバ4との通信によって、説明情報提示処理が実現されてもよい。この場合も、薬品8のウェブページによらず、薬品8の製品コードに基づいて、説明情報が提示される。管理サーバ4のハードディスク47には、薬品データベース5A相当が格納され、また、QRコード8Aには、製品コード(のみ)が含まれていればよい。
さらに、店舗端末2と管理サーバ4との通信によって、関連薬品の概要情報提示処理も実現されてもよい。その場合、上記(3)と同様、説明情報提示処理と一続きの処理で、関連薬品の概要情報を提示可能である。
具体的にはたとえば、携帯端末1の表示部14に、ユーザ指定の薬品8の説明情報が表示されている場合(図9のS114相当)、図7に示されるように、同画面上に関連薬品の検索ボタン78が表示される。検索ボタン78は、薬品8に関連する薬品の検索を指示するための指示入力部として機能する。説明情報提示処理の実行中に、検索ボタン78が選択されたとすると、図9のS116にて、関連薬品の検索指示ありと判断され、関連薬品の概要情報を提示するための処理(図9のS118〜図10のS126相当、図10のS210〜S212相当)が実行される。
(5) または、QRコード8Aに薬品8の製品コード(のみ)を含ませる場合、店舗端末2での処理のみよって、説明情報提示処理および/または関連薬品の概要情報提示処理を実現することも可能である。つまり、管理サーバ4と通信せず、スタンドアロンでも実現できる。
この場合、店舗端末2は、定期的に管理サーバ4の薬品データベース5A内の情報を受信し、店舗端末2の記憶装置(図示せず)に、受信した情報を格納しておけばよい。
このように、店舗端末2のみで各種情報の提示処理を実行する場合、管理サーバ4と通信する場合よりも、ユーザから検索要求を受けてから各種情報を表示するまでのタイムラグを短縮することもできる。
(6) 関連薬品の概要情報提示処理をより簡単な操作で開始できるようにするために、上記QRコード8Aとは別に、関連薬品検索用のQRコード(図示せず)をさらに用いてもよい。
このQRコードには、たとえば、薬品8の販売店であるドラッグストアDSの薬品検索サイトのURLと、薬品8の製品コードと、薬品8のウェブページのURLとを含める。このようにすることで、はじめに、このQRコードを読み取るだけで、ドラッグストアDSの薬品検索サイトにて、薬品8の概要情報(あるいは説明情報)の検索が開始される。したがって、上記実施の形態よりもユーザの操作回数を減らすことができる。
このようなQRコードはシールなどに印刷され、たとえば、薬品8の外装部の上面などに貼り付けられればよい。
(7) 上記(3)に示した例のように、携帯端末1において、薬品8の製品コードを用いて説明情報および関連薬品の概要情報が連続的に提示される場合には、QRコード8Aに代えて、薬品8の販売店であるドラッグストアDSの薬品検索サイトのURLと、薬品8の製品コードとを含んだQRコードを用いてもよい。このようなQRコードも、シールなどに印刷され、たとえば、薬品8の外装部の上面などに貼り付けられればよい。
(8) 本実施の形態において、「特定情報」は、QRコード8Aのような画像情報として説明したが、イメージ入力により取得可能な情報であれば限定的ではない。たとえば、特定情報は、薬品8の外観を、携帯端末1の撮像部15にて撮影して得られるデータ、すなわち外観写真データであってもよい。
この場合、管理サーバ4に、外観写真データから薬品を推定する機能を持たせればよい。携帯端末1は、薬品8の外観写真データを管理サーバ4に送信することで、薬品8の説明情報の検索を要求する。管理サーバ4は、受信した外観写真データと、たとえばハードディスク47に予め記憶された複数の外観写真データとに基づいて、薬品8を推定する。推定機能は、CPU40によって実現される。ハードディスク47において、複数の外観写真データは、それぞれ上述の製品コードと対応付けられている。CPU40は、一致または近似すると判断された外観写真データと対応付られている製品コードを抽出する。そして、薬品データベース5Aにおいて、抽出された製品コードと対応付られている説明情報を読み出して、携帯端末1に返信する。
または、管理サーバ4のハードディスク47において、複数の外観写真データは、それぞれ、薬品固有のウェブページのURLと対応付られていて、推定された薬品のURLを携帯端末1に返信してもよい。携帯端末1は、受信したURLにアクセスすることで、表示部14に説明情報が表示される。
または、既に外観写真から薬品を特定できるサイトまたはアプリが存在する場合には、当該サイトまたはアプリにて薬品を検索してもよい。この場合、検索された薬品名を管理サーバ4に送信し、管理サーバ4にて、薬品名データと対応付けられたURL、あるいは、説明情報が抽出され、携帯端末1に返信されればよい。
このように、外観写真データを用いる場合、薬品の外装部に本システムSYS専用の画像情報を印刷等しなくてもよくなる。そのため、現状の製品形態のままで、本システムSYSを実現することができる。
なお、店舗端末2にて本システムSYSを実現する場合には、店舗端末2にも写真を撮影する機能(撮像部)を持たせればよい。
(9) あるいは、本実施の形態において「画像情報」は、本システムSYS専用に設けられたものであったが、予め薬品ごとに設けられているJAN(Japanese Article Number)コード(バーコード)であってもよい。つまり、「特定情報」は、各薬品の外装部に予め付されたJANコードが、携帯端末1の撮影部15にて撮影された写真データであってもよい。
この場合も、上記(8)の例と同様に、管理サーバ4にて、JANコードのマッチング処理が行われるか、あるいは、専用の検索サイトにて、薬品名が検索(特定)されてもよい。
なお、上述の変形例は、適宜組み合わせてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 携帯端末、2 店舗端末、3 読取装置、4 管理サーバ、5 薬品データベース、6 ウェブサーバ、7 インターネット、8 薬品、8A QRコード、10,40 CPU、11,41 ROM、12,42 RAM、13,43 操作部、14,44 表示部、15 撮像部、16,46 通信I/F、17 フラッシュメモリ、18a,48a ドライブ装置、18b,48b 記録媒体、19 音声出力部、47 ハードディスク、50 薬品データ、SYS 情報提示システム。

Claims (14)

  1. 所定種類の、使用に際し注意を要する市販製品についての情報を、ユーザに提示するシステムであって、
    ユーザにより操作される端末と、
    インターネットを介して前記端末と接続される管理サーバとを備え、
    前記管理サーバは、複数の製品の情報を記憶し、同種別の製品を関連付けて記憶する製品データベースを含み、
    前記端末は、
    第1の製品を特定するための特定情報を、イメージ入力により取得するための取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記特定情報に基づいて、前記第1の製品固有の説明情報を出力するための出力手段とを含み、
    前記説明情報は、少なくとも、前記第1の製品の使用に際しての注意事項を含み、
    前記出力手段は、前記管理サーバにおいて前記製品データベースと前記特定情報とに基づいて検索された、前記第1の製品に関連する第2の製品それぞれの概要情報をさらに出力する、情報提示システム。
  2. 前記製品データベースは、各製品の種別と前記概要情報とを関連付けて記憶し、
    前記管理サーバは、
    前記端末からの前記第1の製品に関連する前記第2の製品の検索要求を受信した場合に、前記製品データベースにおいて、前記第1の製品の種別と同一または類似する種別と関連付けられた製品を、前記第2の製品として検索するための検索手段と、
    前記検索手段により検索された前記第2の製品についての前記概要情報を、前記端末に送信するための送信手段とを含む、請求項1に記載の情報提示システム。
  3. 前記製品データベースは、さらに、各製品を識別するための製品コードと前記概要情報とを関連付けて記憶し、
    前記特定情報は、前記第1の製品の前記製品コードを含み、
    前記端末は、前記第1の製品の前記製品コードを前記管理サーバに送信することで、前記第1の製品に関連する前記第2の製品の検索要求を行なうための検索要求手段をさらに含む、請求項2に記載の情報提示システム。
  4. 前記製品データベースは、さらに、各製品の取扱い店舗のデータを含み、
    前記検索要求手段は、前記端末の位置情報をさらに送信し、
    前記検索手段は、さらに、前記端末から送信された前記位置情報に基づいて、前記端末が存在する店舗を特定し、検索された前記第2の製品が、特定された店舗にて取り扱われているか否かを判定する、請求項3に記載の情報提示システム。
  5. 前記特定情報は、前記第1の製品の前記説明情報が記載されたウェブページのURLを含む画像情報に対応し、
    前記取得手段は、前記第1の製品の外装部に付された前記画像情報を読み取るための読取手段を有し、
    前記出力手段は、前記URLが示すウェブページを表示することで、前記第1の製品の前記説明情報を出力する、請求項1〜4のいずれかに記載の情報提示システム。
  6. 前記特定情報は、前記第1の製品の外観写真データに対応し、
    前記取得手段は、前記第1の製品を撮影することで前記外観写真データを取得するための撮像手段を有する、請求項1〜4のいずれかに記載の情報提示システム。
  7. 前記特定情報は、前記第1の製品に予め付されたJANコードに対応し、
    前記取得手段は、前記第1の製品の前記JANコードを撮影するための撮像手段を有する、請求項1〜4のいずれかに記載の情報提示システム。
  8. 前記出力手段は、前記第2の製品それぞれの前記概要情報を出力している場合に、いずれかの製品の指定が検知されると、前記第2の製品のうちユーザ指定の製品についての前記説明情報をさらに出力する、請求項1〜7のいずれかに記載の情報提示システム。
  9. 前記出力手段は、前記説明情報を出力する場合に、前記注意事項を出力した後に、他の情報を出力する、請求項1〜8のいずれかに記載の情報提示システム。
  10. 前記概要情報は、前記第2の製品ごとの外観画像および価格を含む、請求項1〜9のいずれかに記載の情報提示システム。
  11. 所定種類の、使用に際し注意を要する市販製品についての情報を、ユーザに提示する端末であって、
    第1の製品を特定するための特定情報を、イメージ入力により取得するための取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記特定情報に基づいて、前記第1の製品固有の説明情報を出力するための出力手段とを備え、
    前記説明情報は、少なくとも、前記第1の製品の使用に際しての注意事項を含む、端末。
  12. 複数の製品の情報を記憶し、同種別の製品を関連付けて記憶する製品データベースをさらに備え、
    前記出力手段は、前記製品データベースと前記特定情報とに基づいて検索された、前記第1の製品に関連する第2の製品それぞれの概要情報をさらに出力する、請求項11に記載の端末。
  13. インターネットを介して管理サーバと通信するための通信手段をさらに備え、前記管理サーバは、複数の製品の情報を記憶し、同種別の製品を関連付けて記憶する製品データベースを含み、
    前記出力手段は、前記管理サーバにおいて前記製品データベースと前記特定情報とに基づいて検索された、前記第1の製品に関連する第2の製品それぞれの概要情報をさらに出力する、請求項11に記載の端末。
  14. 所定種類の、使用に際し注意を要する市販製品についての情報を、ユーザに提示する方法であって、
    第1の製品を特定するための特定情報を、イメージ入力により取得するステップと、
    取得された前記特定情報に基づいて、少なくとも前記第1の製品の使用に際しての注意事項を含む、前記第1の製品固有の説明情報を出力するステップと、
    複数の製品の情報を記憶し、同種別の製品を関連付けて記憶する製品データベースと、前記特定情報とに基づいて、前記第1の製品に関連する第2の製品を検索するステップと、
    検索された前記第2の製品それぞれの概要情報を出力するステップとを含む、情報提示方法。
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