JP2018073066A - 調剤薬局案内システム、調剤薬局案内装置、調査薬局案内プログラムおよび調剤薬局案内方法 - Google Patents

調剤薬局案内システム、調剤薬局案内装置、調査薬局案内プログラムおよび調剤薬局案内方法 Download PDF

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Abstract

【課題】患者に取って容易に調剤薬局が選択でき、調剤が依頼できると共に、調剤薬局の薬剤師に取っても負担が少ない調剤薬局案内システム、調剤薬局案内装置、調査薬局案内プログラムおよび調剤薬局案内方法を提供することを目的とする。
【解決手段】調剤薬局案内装置10は、調剤薬局に設置された第1端末装置20から送信された、処方箋を受け付けてから薬を受け取れるまでの時間を示す調剤薬局ごとの待ち時間を、調剤薬局の一覧と共に、患者が操作する第2端末装置30に送信する。調剤薬局の一覧から選択された調剤薬局Dが第2端末装置30から通知されると共に、患者の処方箋の撮影画像Pが送信されると、処方箋の撮影画像Pを選択された調剤薬局Dに設置された第1端末装置10に送信する。
【選択図】図11

Description

本発明は、病院の医師から処方された処方箋を調剤薬局に撮影画像にて送信し、薬を調剤薬局にて受け取る調剤薬局案内システム、調剤薬局案内装置、調査薬局案内プログラムおよび調剤薬局案内方法に関するものである。
病院から処方箋を受けて、調剤薬局で調剤を依頼するときに、調剤の受付状況によっては、薬剤師に処方箋を渡し、調剤された薬を受け取るまで、相当待たされるときがある。
患者が予め待ち時間が把握できると、待ち時間を有効活用できるため、利便性が高い。
そこで、待ち時間を通知する技術が特許文献1,2に開示されている。
特許文献1に記載の「調剤薬局処方箋送信システム」は、患者が病院から受け取った処方箋の処方箋情報を、データセンターを介して、患者にとって適切な複数の調剤薬局に送信すると、調剤薬局から、価格、調剤終了予定時刻が、データセンターを介して患者にその結果が報告されるため、患者が、その結果から調剤薬局を選択し、希望する調剤薬局において薬を購入できる、というものである。
また、特許文献2に記載の「調剤薬局情報提供システム」は、患者の属性情報、例えば氏名、住所、電話番号などの他、既往歴、診察結果(病名、処方した薬)などの患者の電子カルテの情報と、患者が希望する条件、例えば駐車場、病院から数分以内、駅から数分以内等の、患者が任意に希望する条件の情報とに基づいて調剤薬局を検索し、検索された調剤薬局の利用するコンピュータ端末に対して、薬を受け取るまでの予想待ち時間の問い合わせを行い、それに基づいて患者の薬の受取の予想時刻を算出する、というものである。
特開2003−263499号公報 特開2007−233578号公報
しかし、特許文献1に記載の「調剤薬局処方箋送信システム」では、予め処方箋がいくつかの調剤薬局へ送信されるため、患者が調剤を依頼する調剤薬局は1店なのに、その他の調剤薬局でも、この処方箋に基づいて、価格や調剤終了予定時刻を見積もる必要がある。従って、薬剤師に取って、価格や調剤終了予定時刻の見積作業が煩雑である。
特許文献2に記載の「調剤薬局情報提供システム」では、医師が入力した電子カルテを調剤薬局にて受信するために、医師が使用するコンピュータ端末と調剤薬局に設置されたコンピュータ端末とが接続されていなければならない。
また、特許文献2に記載の「調剤薬局情報提供システム」では、電子カルテからの、患者の病歴、身体の状況、処方される薬などの情報に基づいて、患者が調剤薬局を利用するにあたり最低限必要な条件を満たす調剤薬局を検索している。
しかし、患者の病歴、身体の状況に基づいて、患者が利用する調剤薬局を選択するためには、サーバの処理に高度な判断が必要である。
更に、処方される薬により調剤薬局を選択するためには、調剤薬局に備え付けられた薬のデータベースを、サーバに構築しておく必要がある。従って、数千種類にも及ぶ薬のデータを、調剤薬局ごとに整備する必要がある。
そこで本発明は、患者に取って容易に調剤薬局が選択でき、調剤が依頼できると共に、調剤薬局の薬剤師に取っても負担が少ない調剤薬局案内システム、調剤薬局案内装置、調査薬局案内プログラムおよび調剤薬局案内方法を提供することを目的とする。
本発明の調剤薬局案内システムは、
調剤薬局に設置された第1端末装置と、患者が操作する第2端末装置と、前記第1端末装置および前記第2端末装置と通信する調剤薬局案内装置とを備え、前記第1端末装置は、処方箋を受け付けてから薬を受け取れるまでの時間を示す前記調剤薬局ごとの待ち時間を前記調剤薬局案内装置へ送信する手段と、前記患者の処方箋の撮影画像を受信する手段とを備え、
前記第2端末装置は、前記調剤薬局案内装置からの調剤薬局の一覧と前記調剤薬局ごとの待ち時間とを表示する手段と、前記調剤薬局の一覧から選択された調剤薬局を前記調剤薬局案内装置へ通知する手段と、前記患者の処方箋を撮影する手段と、前記患者の処方箋の撮影画像を前記調剤薬局案内装置へ送信する手段とを備え、
前記調剤薬局案内装置は、前記第1端末装置からの前記待ち時間を受信する手段と、前記調剤薬局の一覧と共に、前記待ち時間を前記第2端末装置へ送信する手段と、前記調剤薬局の一覧から選択された調剤薬局に設置された前記第1端末装置へ前記撮影画像を送信する手段とを備えたことを特徴する。
本発明の調剤薬局案内装置は、
調剤薬局に設置された第1端末装置から送信された、処方箋を受け付けてから薬を受け取れるまでの時間を示す前記調剤薬局ごとの待ち時間を、前記調剤薬局の一覧と共に、患者が操作する第2端末装置に送信する手段と、
前記調剤薬局の一覧から選択された調剤薬局が前記第2端末装置から通知されると共に、患者の処方箋の撮影画像が送信されると、前記処方箋の撮影画像を前記選択された調剤薬局に設置された前記第1端末装置に送信する手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の調剤薬局案内プログラムは、
コンピュータを、
調剤薬局に設置された第1端末装置から送信された、処方箋を受け付けてから薬を受け取れるまでの時間を示す前記調剤薬局ごとの待ち時間を、前記調剤薬局の一覧と共に、患者が操作する第2端末装置に送信する手段、
前記調剤薬局の一覧から選択された調剤薬局が前記第2端末装置から通知されると共に、患者の処方箋の撮影画像が送信されると、前記処方箋の撮影画像を前記選択された調剤薬局に設置された前記第1端末装置に送信する手段として機能させることを特徴とする。
本発明の調剤薬局案内方法は、
調剤薬局に設置された第1端末装置が、処方箋を受け付けてから薬を受け取れるまでの時間を示す前記調剤薬局ごとの待ち時間を、調剤薬局案内装置へ送信するステップと、
前記調剤薬局案内装置が、調剤薬局の一覧と前記調剤薬局ごとの待ち時間とを、患者が操作する第1端末装置へ送信するステップと、
前記第1端末装置が、前記調剤薬局の一覧から選択された調剤薬局と、前記患者の処方箋の撮影画像とを前記調剤薬局案内装置へ送信するステップと、
前記調剤薬局案内装置が、前記調剤薬局の一覧から選択された調剤薬局に設置された前記第1端末装置へ前記撮影画像を送信するステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、調剤薬局に設置された第1端末装置が、処方箋を受け付けてから薬を受け取れるまでの時間を示す前記調剤薬局ごとの待ち時間を、調剤薬局案内装置へ送信するため、患者が調剤薬局の一覧を第2端末装置に表示させるときに、調剤薬局ごとの待ち時間が調剤薬局案内装置から送信されるので、調剤薬局ごとの待ち時間を把握することができる。そして、第2端末装置に送信された調剤薬局の一覧から選択された調剤薬局に、処方箋の撮影画像を調剤薬局案内装置に送信することで、第1端末装置へ処方箋の撮影画像が送信されるので、待ち時間を見て適切な時間に調剤薬局へ向かえば、待ち時間無く、薬を受け取ることができる。従って、調剤を依頼する調剤薬局を選択する前に、処方箋の撮影画像を送信したり、調剤を依頼されないかも知れない調剤に要する時間を検討したり、医師が入力した電子カルテを調剤薬局へ送信したりする必要がない。
本発明の調剤薬局案内装置は、前記第2端末装置の位置を示す患者位置情報に基づいて、前記患者の位置から前記調剤薬局までの距離を演算する手段を備え、前記調剤薬局の一覧に前記距離を付加して第2端末装置へ送信することができる。調剤薬局の一覧に患者の位置から調剤薬局までの距離が、調剤薬局案内装置から第2端末装置に送信されるため、患者は待ち時間だけでなく、調剤薬局までの距離を参考に、調剤を依頼する調剤薬局を選択することができる。
前記調剤薬局案内装置は、前記第2端末装置の位置を示す患者位置情報の周囲に位置する前記調剤薬局が示された地図画像を、前記第2端末装置へ送信する手段を備えることができる。第2端末装置に、患者位置情報の周囲に位置する調剤薬局が示された地図画像が送信されるので、調剤薬局の位置を地図上で確認することができる。
前記調剤薬局案内装置は、前記調剤薬局の一覧から選択された調剤薬局が営業時間外であったときに、該調剤薬局の周囲の営業中の調剤薬局の一覧を前記第2端末装置へ送信する手段を備えていると、患者は営業中の調剤薬局を容易に把握することができる。
前記第1端末装置は、調剤中の処方箋数を薬剤師の人数にて除算し、処方箋1枚当たりの調剤時間を乗算して、前記待ち時間を算出する手段を備えることができる。このように待ち時間を算出することで、調剤が依頼される処方箋の薬が不明であっても、目安となる待ち時間を患者に提示することができる。
前記第1端末装置は、前記処方箋1枚当たりの調剤時間を、調剤の種類ごとに算出した調剤時間の合計を、総受付件数で除算することから求めることができる。処方箋1枚当たりの調剤時間を、薬調剤の種類ごと算出した調剤時間に基づいて算出することで、調剤に時間が掛かる一包化する薬や計量混合する薬なども反映させることができる。
本発明によれば、調剤を依頼する調剤薬局を選択する前に、処方箋の撮影画像を送信したり、調剤を依頼されないかも知れない調剤に要する時間を検討したり、医師が入力した電子カルテを調剤薬局へ送信したりする必要がないため、患者に取って容易に調剤薬局が選択でき、調剤が依頼できると共に、調剤薬局の薬剤師に取っても負担が少ない。
本発明の実施の形態に係る調剤薬局案内システムを説明するための図である。 図1に示す調剤薬局案内システムの第1端末装置の構成を説明するためのブロック図である。 図1に示す調剤薬局案内システムの第2端末装置の構成を説明するためのブロック図である。 図1に示す調剤薬局案内システムの調剤薬局案内装置の構成を説明するためのブロック図である。 図2に示す第1端末装置に表示された受付画面の一例の図である。 図3に示す第2端末装置に表示された初期画面の一例の図である。 図3に示す第2端末装置に表示された薬局選択画面の一例の図である。 図3に示す第2端末装置に表示された薬局情報画面の一例の図である。 図3に示す第2端末装置に表示された確認画面の一例の図である。 図3に示す第2端末装置に表示された送信準備画面の一例の図である。 図1に示す調剤薬局案内システムの動作を説明するための図である。 図3に示す第2端末装置に表示された薬局選択画面にて、営業時間外の調剤薬局を含むときの一例の図である。 図12に示す薬局選択画面にて、営業時間外の調剤薬局を選択したときの動作および使用状態を説明するための図である。
本発明の実施の形態に係る調剤薬局案内システムを図面に基づいて説明する。
図1に示すように、調剤薬局案内システムSは、調剤薬局Dに設置された第1端末装置20と、患者Cが操作する第2端末装置30と、第1端末装置20および第2端末装置30と電気通信回線の一例であるインターネットWを介して通信する調剤薬局案内装置10とを備えている。調剤薬局案内装置10は、例えば、調剤薬局Dを統括する管理センターに設置される。
まず、第1端末装置20の構成について、図面に基づいて説明する。
第1端末装置20は、WiFi(登録商標)やBLUETOOTH(登録商標)などの規格の無線通信により、無線ルータなどの無線中継装置Rを介してインターネットWと接続されている。無線中継装置Rには、プリンタ装置PRが接続されている。第1端末装置20は、調剤薬局用プログラムが動作することにより、各種の手段として機能している。第1端末装置20は、コンピュータの一例であるタブレット端末とすることができる。
図2に示すように、第1端末装置20は、通信手段21と、画面情報処理手段22と、設定手段23と、待ち時間処理手段24と、撮影画像受信手段25と、印刷制御手段26と、入力手段27と、表示手段28と、記憶手段29とを備えている。
通信手段21は、インターネットWからの受信データを入力して、第1端末装置20内の各手段に出力したり、第1端末装置20内の各手段からの送信データを入力してインターネットWやプリンタ装置PRへ送信したりする機能を備えている。通信手段21は、無線中継装置Rと無線通信しているが、ケーブルを接続して有線通信としてもよい。
画面情報処理手段22は、記憶手段29に格納された画面情報を読み出し、表示手段28に表示する機能を備えている。
設定手段23は、薬剤師が入力手段27を操作して入力した各種の設定情報を、待ち演算情報として、記憶手段29に格納する機能を有する。設定手段23は、第1〜第3設定手段231〜233を備えている。
第1設定手段231は、「調剤中の処方箋数」を設定する。第2設定手段232は、「薬剤師の人数」を設定する。第3設定手段233は、「処方箋1枚当たりの調剤時間」を設定する。
待ち時間処理手段24は、待ち演算情報に基づいて、待ち時間を算出して、調剤薬局案内装置10へ送信すると共に、表示手段28に表示する機能を備えている。また、待ち時間処理手段24は、「処方箋1枚当たりの調剤時間」に設定された時間が経過すると、待ち時間を減算する機能を備えている。
撮影画像受信手段25は、調剤薬局案内装置10からの処方箋の撮影画像を受信して記憶手段29に格納する機能を備えている。
印刷制御手段26は、記憶手段29に格納された処方箋の撮影画像をプリンタ装置PRに出力し、印刷する機能を備えている。
入力手段27は、第1端末装置20をタブレット端末とすれば、表示手段28の表面に貼られたタッチパネルとすることができる。第1端末装置20がノートパソコンやデスクトップパソコンであればキーボードやマウスとすることができる。表示手段28は、液晶表示パネルとしたり、有機ELパネルとしたりすることができる。
記憶手段29は、各種の情報が格納される。記憶手段29は、バッテリバックアップメモリとしたりフラッシュメモリとしたりすることができる。また、第1端末装置20がノートパソコンやデスクトップパソコンであれば、記憶手段29をハードディスクドライブとすることができる。
次に、第2端末装置30の構成を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、第2端末装置30は、図示しない携帯電話会社の中継局と無線通信してインターネットWと接続されている。第2端末装置30は、患者用プログラムが動作することにより各種の手段として機能している。
第2端末装置30は、外出中でもインターネットWと通信可能な、コンピュータの一例であるスマートフォンとしたり、タブレット端末としたりすることができる。
第2端末装置30は、調剤薬局から問合せの電話が掛かってくることがあるため、第2端末装置30はスマートフォンであるのが望ましい。また、第2端末装置30をタブレット端末とした場合には、別途、携帯電話を所持しておくことが望ましい。本実施の形態では、患者用プログラムが携帯電話のみにインストールできるように作成されている。
第2端末装置30の構成を図3に示す。図3では、調剤薬局案内装置10と通信するための機能のみを図示しており、電話機能などは省略している。
図3に示すように、第2端末装置30は、通信手段31と、画面情報処理手段32と、受信情報処理手段33と、送信情報処理手段34と、位置検出手段35と、撮影手段36と、入力手段37と、表示手段38と、記憶手段39とを備えている。
通信手段31は、携帯電話会社の中継局と、LTE(Long Term Evolution)などの各種の無線方式によりデータを送受信する機能を備えている。
画面情報処理手段32は、記憶手段39に格納された画面情報を読み出し、表示手段38に表示する機能を備えている。
受信情報処理手段33は、インターネットWから受信した情報を、表示手段38に表示したり、記憶手段39に格納したりする機能を備えている。
送信情報処理手段34は、入力手段37から入力された情報や、撮影手段36により撮影された画像、記憶手段39に格納された情報を、インターネットWへ送信する機能を備えている。
位置検出手段35は、第2端末装置30の所在地を、緯度、経度で表した位置情報(患者位置情報)として出力するGPS機能を備えている。
撮影手段36は、処方箋を撮影して撮像画像として記憶手段39に格納するデジタルカメラとしての機能を備えている。入力手段37は、表示手段38の表面に貼られたタッチパネルである。表示手段38は、液晶表示パネルとしたり、有機ELパネルとしたりすることができる。
記憶手段39は、各種の情報が格納される。記憶手段39は、バッテリバックアップメモリとしたりフラッシュメモリとしたりすることができる。
次に、調剤薬局案内装置10の構成を図面に基づいて説明する。
調剤薬局案内装置10は、調剤薬局案内プログラムが動作するコンピュータである。図4に示すように、調剤薬局案内装置10は、通信手段11と、待ち時間受信手段12と、距離演算手段13と、薬局一覧送信手段14と、地図画像送信手段15と、履歴一覧送信手段16と、選択薬局処理手段17と、撮影画像転送手段18と、記憶手段19とを備えている。
通信手段11は、インターネットWからの受信データを入力して、調剤薬局案内装置10内の各手段に出力したり、調剤薬局案内装置10内の各手段からの送信データを入力してインターネットWへ送信したりする機能を備えている。通信手段11は、LANとすることができる。
待ち時間受信手段12は、調剤薬局に設置された第1端末装置20からの待ち時間を受信して、調剤薬局に対応付けて記憶手段19に格納される。
距離演算手段13は、第2端末装置30の位置を示す患者位置情報に基づいて、患者の位置から調剤薬局までの距離(以下、患者の位置から調剤薬局までの距離を、単に「距離」と称す。)を演算する機能を備えている。
薬局一覧送信手段14は、第2端末装置30からの要求に応じて調剤薬局の一覧を生成し、調剤薬局ごとに待ち時間および距離を付加して、第2端末装置30へ送信する機能を備えている。
地図画像送信手段15は、第2端末装置30の位置を示す患者位置情報に基づいて、周囲に位置する調剤薬局が示された地図画像を、第2端末装置30へ送信する機能を備えている。
履歴一覧送信手段16は、記憶手段19に患者ごとに管理された利用した調剤薬局の履歴を読み出し、履歴一覧として第2端末装置30へ送信する機能を備えている。
選択薬局処理手段17は、患者が第2端末装置30を操作することで、調剤薬局の一覧から選択された調剤薬局を、第2端末装置30から受信し、この選択された調剤薬局に関する調剤薬局情報を第2端末装置30へ送信する機能を備えている。
撮影画像転送手段18は、第2端末装置30から送信された処方箋の撮影画像を、一覧から選択された調剤薬局に設置された第1端末装置20へ送信する機能を備えている。
記憶手段19は、ハードディスクドライブとしたり、SSDとしたりすることができる。記憶手段19には、調剤薬局の各種の情報(以下、調剤薬局情報と称す。)が格納される。調剤薬局情報は、調剤薬局の外観写真、名称、住所、営業曜日、営業時間、定休日、電話番号、薬局からのメッセージなどとすることができる。
以上のように構成された本発明の実施の形態に係る調剤薬局案内システムの動作および使用状態を図面に基づいて説明する。
まず、図1に示す調剤薬局Dの第1端末装置20では、図2に示す画面情報処理手段22により、記憶手段29に格納された、図5に示すような受付画面P1が読み出され、表示手段28に表示されている。
受付画面P1では、最上段に、処方箋を受け付けてから薬を受け取れるまでの時間を示す「待ち時間」表示部201が表示されている。「待ち時間」表示部201に下には、調剤をしている処方箋数を示す「調剤中処方箋数」設定部202が表示されている。「調剤中処方箋数」設定部202の下には、処方箋を受け付けたときに押下される「受付」ボタン203が表示されている。「受付」ボタン203の下には、現時間帯での薬剤師の人数を設定する「薬剤師の人数」設定部204が表示されている。「薬剤師の人数」設定部204の下には、処方箋1枚当たりの所要時間を示す「1枚当たりの時間」設定部205が表示されている。
薬剤師は、まず、現時間帯での薬剤師の人数を「薬剤師の人数」設定部204に入力すると共に、処方箋1枚当たりの所要時間を「1枚当たりの時間」設定部205に入力する。「薬剤師の人数」設定部204に入力された人数は、第2設定手段232により記憶手段29に格納される。「1枚当たりの時間」設定部205にされた時間は、第3設定手段233により記憶手段29に格納される。
薬剤師は、処方箋を受け付ける度に、「受付」ボタン203を押下する。この押下により、「調剤中処方箋数」設定部202の表示が、第1設定手段231によりカウントアップされ、カウントアップされた処方箋数が記憶手段29に格納される。
待ち時間処理手段24は、「調剤中処方箋数」を「薬剤師の人数」にて除算し、小数点以下を切り上げた後に、「1枚当たりの時間」を乗算することで「待ち時間」を算出し、「待ち時間」表示部201に表示する。また、待ち時間処理手段24は、「1枚当たりの時間」が経過すると、「待ち時間」から減算する。図5に示す例では、25件÷5人×10分であるため、「待ち時間」は50分である。そして、「1枚当たりの時間」である10分が経過すると10分ごと減算される。また、「1枚当たりの時間」である10分が経過すると、「調剤中処方箋数」設定部202の表示が、「薬剤師の人数」設定部204に設定された「薬剤師の人数」分、減算される。
待ち時間処理手段24は、この「待ち時間」を調剤薬局案内装置10へ送信する。
調剤薬局案内装置10では、待ち時間受信手段12が、通信手段11を介して、第1端末装置20の「待ち時間」を受信して、調剤薬局を識別する識別情報に関連付けて記憶手段19に格納する。
このようにして、調剤薬局案内装置10では、調剤薬局に設置された第1端末装置20から、逐次、「待ち時間」が収集される。
病院にて治療を受けた患者が、医師が処方した処方箋を持って薬を購入するため、患者はスマートフォンである第2端末装置30を操作して患者用プログラムを起動する。
薬の購入は、患者が病院から帰宅するときでもよいし、ショッピングや飲食、映画鑑賞などの用事を済ませてから帰宅するときでもよい。
第2端末装置30の画面情報処理手段32は、記憶手段39から、図6に示す初期画面P2を読み出し、表示手段38に表示する。
初期画面P2には、「一覧から探す」ボタン301と、「現在位置から探す」ボタン302と、「送信履歴から探す」ボタン303とが表示されている。
患者は、入力手段37のタッチパネルを操作して、例えば、「現在位置から探す」ボタン302を押下したものとする。この押下により、送信情報処理手段34が、調剤薬局の一覧を要求する通知と、位置検出手段35からの患者位置情報とが、通信手段21を介して、調剤薬局案内装置10へ送信される。
調剤薬局案内装置10では、地図画像送信手段15が、患者位置情報が示す第2端末装置30(患者)の位置を中心にして、その周囲に位置する調剤薬局が示された地図画像を、第2端末装置30へ送信する。また、薬局一覧送信手段14が、地図画像に表示された調剤薬局の一覧を、記憶手段19から調剤薬局情報を読み出して生成し、調剤薬局ごとに「待ち時間」および「距離」を付加して、第2端末装置30へ送信する。このとき、「待ち時間」が所定の時間以上の場合、つまり、多数の患者が調剤完了を待っている混みあった調剤薬局である場合には、通常の色と異なる、例えば、赤色表示とすることができる。また、地図画像に示された調剤薬局を指すアイコンについて、「待ち時間」が0分〜20分を青色、20分〜40分を黄色、40分以上を赤色と、段階的に変更することができる。更に、「距離」についても、所定以上の距離がある場合に、段階的に表示色を変更してもよい。
第2端末装置30では、受信情報処理手段33が、図7に示すような薬局選択画面P3を受信して、表示手段38に表示する。
薬局選択画面P3では、上部に、患者が所在する位置の周辺の地図画像311が表示され、この地図に調剤薬局の位置を示すマーク312が重畳されている。地図画像311の下方には、調剤薬局の一覧313が表示されている。調剤薬局の一覧313には、円形状の調剤薬局の外観写真314と、調剤薬局の名称、住所と、「待ち時間」315、「距離」316とが表示されている。
患者は、地図画像311に示されたマーク312と、調剤薬局の一覧313に示された「待ち時間」315と「距離」316とから、調剤を依頼する調剤薬局を、表示手段38に表示された調剤薬局上を押下することで選択する。送信情報処理手段34が、選択された調剤薬局を調剤薬局案内装置10へ通知する。
調剤薬局案内装置10では、選択薬局処理手段17が、調剤薬局の一覧313から選択された調剤薬局に関する調剤薬局情報を記憶手段19から読み出し、第2端末装置30へ送信する。
第2端末装置30では、図8に示すように、薬局情報画面P4が表示手段38に表示される。薬局情報画面P4では、選択された調剤薬局の位置を示す地図画像321と、選択薬局情報322とが表示されている。また、薬局情報画面P4の下部に、処方箋に付与されたQRコード(登録商標)を読み込む「処方せんQR読込み」ボタン323と、処方箋を撮影して撮影画像を取り込む「処方せん撮影」ボタン324とが表示されている。
このようにして、患者は、図7に示す調剤薬局の一覧313から選択された調剤薬局の詳細を、図8に示す薬局情報画面P4により把握することができる。
患者は、処方箋を撮影するために、「処方せん撮影」ボタン324を押下する。この押下により、図9に示す写真指示画面P5が表示される。写真指示画面P5では、上段に処方箋の撮像を指示する「処方せんを撮影する」ボタン331と、記憶手段39に格納された写真を選択することを指示する「写真を選択する」ボタン332と、元の画面(薬局情報画面P4)に戻ることを指示する「キャンセル」ボタン333とが表示されている。
「処方せんを撮影する」ボタン331を押下することで、撮影手段36が起動され、レンズからの映像が表示手段38に表示される。レンズの位置を処方箋に合わせ、処方箋を撮影すると、処方箋の撮影画像が記憶手段39に格納される。
そして、表示手段38に、図10に示すような送信準備画面P6が表示される。
送信準備画面P6では、上段に撮影した処方箋の撮影画像のサムネイル341と、追加画像を指示する追加要求ボタン342と、薬手帳の有無を指定する手帳有無選択ボタン343と、ジェネリック薬品の使用の希望を指定するジェネリック薬品選択ボタン344と、調剤薬局へ来店する時間を入力する予定時間入力欄345と、電話番号を入力する番号入力欄346と、送信指示ボタン347とが表示されている。
患者は、追加の処方箋が無ければ、手帳有無選択ボタン343と、ジェネリック薬品選択ボタン344とにより選択し、予定時間入力欄345に予定時間を入力する共に、番号入力欄345に患者の電話番号を入力して、送信指示ボタン346を押下する。この押下により、処方箋の撮影画像P(図11参照)と共に、送信準備画面P6にて入力された情報が調剤情報として、第2端末装置30から調剤薬局案内装置10へ送信される(図11に示すステップS110参照)。
処方箋の撮影画像Pの送信が完了すれば、予定時間入力欄345に入力した来店の予定時間にもよるが、患者Cは、直接、調剤薬局Dへ向かってもよいし、ショッピングや飲食、映画鑑賞などの用事を済ませてから調剤薬局Dへ向かってもよい(図11に示すステップS120参照)。
調剤薬局案内装置10では、撮影画像転送手段18が、第2端末装置30から送信された処方箋の撮影画像Pを受信して記憶手段19へ格納する共に、調剤薬局の一覧から選択された調剤薬局Dに設置された第1端末装置20へ、処方箋の撮影画像Pを送信する。また、調剤情報も、第1端末装置20へ送信される(図11に示すステップS130参照)。
第1端末装置20では、撮影画像受信手段25が、調剤薬局案内装置10からの処方箋の撮影画像を受信して記憶手段29に格納する。そして、印刷制御手段26が、記憶手段29に格納された処方箋の撮影画像をプリンタ装置PRに出力して印刷する(図11に示すステップS130参照)。
プリンタ装置PRにより印刷された処方箋を見て、薬剤師は、図5に示す受付画面P1に表示された「受付」ボタン203を押下して、処方箋の受け付けを行う。
他の調剤が完了して、患者Cの処方箋Pの順番が回ってくると、薬剤師が処方箋Pに基づいて薬の調剤を行い、患者Cの到着を待つ。
患者Cが調剤薬局Dに到着して、処方箋を薬剤師に提示する。薬剤師は、プリンタ装置PRにより印刷された撮影画像の処方箋と、患者Cが持参した処方箋とを突き合わせることで、薬の確認を取り患者Cに渡す。こうすることで、誤って他人の薬を患者に渡してしまうことを防止することができる。
調剤薬局Dへ来店する予定時間は、待ち時間が20分で、調剤薬局Dが歩いて20分の距離であれば、現在時間から20分後を設定する。そうすれば、処方箋の撮影画像を送信してから調剤薬局Dに到着したときに、薬が準備されているため、待ち時間無しに薬を受け取れる。
また、待ち時間が40分で、調剤薬局Dが歩いて20分の距離であれば、20分以上のショッピングをした後に調剤薬局Dへ行けば、やはり待ち時間無しに薬を受けることができる。
このように、患者Cが調剤薬局の一覧を第2端末装置30に表示させるときに、調剤薬局ごとの「待ち時間」が調剤薬局案内装置10から送信されるので、調剤薬局ごとの待ち時間を把握することができる。そして、第2端末装置30に送信された調剤薬局の一覧から選択された調剤薬局Dに、処方箋の撮影画像Pを調剤薬局案内装置10に送信することで、第1端末装置20へ処方箋の撮影画像Pが送信されるので、「待ち時間」を見て適切な時間に調剤薬局Dへ向かえば、待ち時間無く、薬を受け取ることができる。従って、調剤を依頼する調剤薬局を選択する前に、処方箋の撮影画像を送信したり、調剤を依頼されないかも知れない調剤に要する時間を検討したり、医師が入力した電子カルテを調剤薬局へ送信したりする必要がない。
従って、本実施の形態に係る調剤薬局案内システム、調剤薬局案内装置、調査薬局案内プログラムおよび調剤薬局案内方法は、患者に取って容易に調剤薬局が選択でき、調剤が依頼できると共に、調剤薬局の薬剤師に取っても負担が少なくすることができる。
図7に示すように、薬局選択画面P3にて、調剤薬局の一覧313に患者の位置から調剤薬局までの「距離」316が、調剤薬局案内装置10から第2端末装置30に送信されるため、患者は待ち時間だけでなく、調剤薬局までの距離を参考に、調剤を依頼する調剤薬局を選択することができる。
また、薬局選択画面P3にて、患者位置情報に基づいて、周囲に位置する調剤薬局が示された地図画像が表示されるので、調剤薬局の位置を地図上で確認することができる。従って、現在の患者の位置から近い、または用事を済ませるための施設から近い調剤薬局をひと目で把握することができる。
図7に示す薬局選択画面P3に表示された調剤薬局が既に営業時間外となっている場合がある。
例えば、薬局一覧送信手段14が調剤薬局情報を記憶手段19から読み出したときに、図7に示す調剤薬局の一覧313に営業時間外の調剤薬局が含まれていると、その旨を表示する薬局選択画面として、例えば、図12に示すような薬局選択画面P31とすることができる。
この薬局選択画面P31では、図7と同様の地図画像311と、調剤薬局の一覧313Aとが表示されている。調剤薬局の一覧313Aには、状態表示部317が表示されている。
この状態表示部317は、「待ち時間」(「ご用意までの目安:約5分」)、営業時間外であること(「営業時間外」)、および調剤薬局が第1端末装置20を備えていないため、待ち時間が表示できないこと(「待ち時間表示未対応です」)が、調剤薬局に対応させて表示されている。
患者が、この薬局選択画面P31から営業時間外の調剤薬局を選択したとする。そうすると、図13に示すように薬局情報画面P4(図8と同様の画面)が表示される。このとき、患者は、処方箋を調剤薬局へ送信するためのボタンである「処方せんQR読込み」ボタン323、または「処方せん撮影」ボタン324のいずれかを選択するが、いずれを押下しても、選択した調剤薬局が営業時間外であれば、調剤薬局案内装置10から受信した選択画面P7がポップアップにより表示される。
選択画面P7では、「進む」ボタン351と、「営業中の薬局一覧」ボタン352と、「キャンセル」ボタン353とが表示される。
「処方せん撮影」ボタン324を押下した場合であれば、「進む」ボタン351を押下すると、図9に示す写真指示画面P5へ進み、処方箋の写真を撮影したり、第2端末装置30内から選択したりすることができる。
この場合、営業時間外の調剤薬局へ処方箋の写真を送信することになるため、送信された処方箋の写真は、調剤薬局案内装置10の撮影画像転送手段18が記憶手段19に格納して翌日に送信される予約となる。
「営業中の薬局一覧」が押下されると、選択された営業時間外の調剤薬局から近い順に営業中の調剤薬局を並べて表示した調剤薬局の一覧313Bが表示される。患者はこの一覧の中から営業時間内の調剤薬局を選択することができる。
また、調剤薬局の一覧313Bでは、営業時間外の調剤薬局から近い順に営業中の調剤薬局が並べられているため、調剤薬局を変えても距離についての影響を抑えることができる。
ここで、図5、図7および図12に表示される「待ち時間」について詳細に説明する。
待ち時間処理手段24が、図5に示すように、「調剤中処方箋数」を「薬剤師の人数」にて除算し、小数点以下を切り上げた後に、「1枚当たりの時間」を乗算することで「待ち時間」を算出し、「待ち時間」表示部201に表示するため、調剤が依頼される処方箋の薬が不明であっても、目安となる待ち時間を患者に提示することができる。
「待ち時間」は、理想的には正確であることが望ましい。しかし、「待ち時間」の算出には、図5に示す受付画面P1にて、「1枚当たりの時間」設定部205に設定される「処方箋1枚当たりの調剤時間」が元になっている。
この「処方箋1枚当たりの調剤時間」となる平均調剤時間は、次の式によって算出することができる。
例えば、平均調剤時間は、1ヶ月間に調剤した実績、または数ヶ月間に調剤した実績の平均から、処方箋1件ごとの調剤に要した時間の合計を取り、総受付件数(処方箋の総枚数)で除算することで、受付1件(処方箋1枚)当たりの平均調剤時間を算出することができる。
平均調剤時間=(ヒート剤の調剤時間の合計+一包化の調剤時間の合計+水剤混合の調剤時間の合計+水剤混合の調剤時間の合計+散剤混合の調剤時間の合計)/総受付件数・・・(式1)
なお、ヒート剤とは、PTP(press through pack)包装やSP(strip package)包装のようにヒートシールされた薬のことを示す。
また、薬の種類ごとの平均調剤時間が統計的にわかっている場合には、それぞれの薬の受付件数に、その薬の平均調剤時間を乗算し、それらの合計を総受付件数で除算することで、受付1件当たりの平均調剤時間を算出することができる。
平均調剤時間=(ヒート剤件数×ヒート剤の平均調剤時間+一包化件数×一包化の平均調剤時間+水剤混合件数×水剤混合の平均調剤時間+散剤混合件数×散剤混合の平均調剤時間)/総受付件数・・・(式2)
また、ヒート剤の調剤平均時間を基準に、他の薬を調剤するのに要する平均調剤時間の割合を係数(調剤時間係数)として、それぞれの薬の受付件数を乗算し、更にヒート剤の調剤平均時間を乗算したものに、総受付件数で除算することで、受付1件当たりの平均調剤時間を算出することができる。
ヒート剤の調剤時間を基準としているため、他の薬の調剤時間係数は、ヒート剤の調剤時間と較べて1.5倍要するのであれば「1.5」、2倍掛かるのであれば「2」となる。
平均調剤時間=(ヒート剤件数+一包化件数×一包化の調剤時間係数+水剤混合件数×水剤混合の調剤時間係数+散剤混合件数×散剤混合の調剤時間係数)×ヒート剤平均調剤時間/総受付件数・・・(式3)
このように、処方箋1枚当たりの調剤時間を、調剤の種類ごとに算出した調剤時間の合計を、総受付件数で除算することから求めることにより、調剤に時間が掛かる一包化する薬や計量混合する薬なども反映させることができる。従って、算出された平均調剤時間に基づいて、「1枚当たりの時間」設定部205に設定される「処方箋1枚当たりの調剤時間」の初期値を設定することで、より正確な「待ち時間」が算出することができ、患者に提示することができる。
なお、本実施の形態では、散剤混合を含めて平均調剤時間を算出していたが、ヒート剤の調剤時間と変わりが無いようであれば、ヒート剤としてカウントすることも可能である。
「1枚当たりの時間」が経過すると、「調剤中処方箋数」設定部202の表示が「薬剤師の人数」設定部204に設定された「薬剤師の人数」分、減算されるが、実際の調剤中の処方箋数と合わなくなることが想定される。その場合には、薬剤師が「調剤中処方箋数」設定部202を操作して、実際の調剤中の処方箋数を入力することで対応することができる。
本発明は、複数の調剤薬局を運営する会社が患者に情報を提供する場合や、それぞれの調剤薬局を運営する会社と提携する会社が患者に情報を提供する場合に好適である。
10 調剤薬局案内装置
11 通信手段
12 待ち時間受信手段
13 距離演算手段
14 薬局一覧送信手段
15 地図画像送信手段
16 履歴一覧送信手段
17 選択薬局処理手段
18 撮影画像転送手段
19 記憶手段
20 第1端末装置
21 通信手段
22 画面情報処理手段
23 設定手段
231 第1設定手段
232 第2設定手段
233 第3設定手段
24 待ち時間処理手段
25 撮影画像受信手段
26 印刷制御手段
27 入力手段
28 表示手段
29 記憶手段
30 第2端末装置
31 通信手段
32 画面情報処理手段
33 受信情報処理手段
34 送信情報処理手段
35 位置検出手段
36 撮影手段
37 入力手段
38 表示手段
39 記憶手段
P1 受付画面
201 「待ち時間」表示部
202 「調剤中処方箋数」設定部
203 「受付」ボタン
204 「薬剤師の人数」設定部
205 「1枚当たりの時間」設定部
P2 初期画面
301 「一覧から探す」ボタン
302 「現在位置から探す」ボタン
303 「送信履歴から探す」ボタン
P3 薬局選択画面
311 地図画像
312 マーク
313,313A,313B 調剤薬局の一覧
314 外観写真
315 「待ち時間」
316 「距離」
317 状態表示部
P4 薬局情報画面
321 地図画像
322 選択薬局情報
323 「処方せんQR読込み」ボタン
324 「処方せん撮影」ボタン
P5 写真指示画面
331 「処方せんを撮影する」ボタン
332 「写真を選択する」ボタン
333 「キャンセル」ボタン
P6 送信準備画面
341 サムネイル
342 追加要求ボタン
343 手帳有無選択ボタン
344 ジェネリック薬品選択ボタン
345 予定時間入力欄
346 番号入力欄
347 送信指示ボタン
P7 選択画面
351 「進む」ボタン
352 「営業中の薬局一覧」ボタン
353 「キャンセル」ボタン
C 患者
D 調剤薬局
P 撮影画像
PR プリンタ装置
R 無線中継装置
W インターネット

Claims (9)

  1. 調剤薬局に設置された第1端末装置と、患者が操作する第2端末装置と、前記第1端末装置および前記第2端末装置と通信する調剤薬局案内装置とを備え、
    前記第1端末装置は、処方箋を受け付けてから薬を受け取れるまでの時間を示す前記調剤薬局ごとの待ち時間を前記調剤薬局案内装置へ送信する手段と、前記患者の処方箋の撮影画像を受信する手段とを備え、
    前記第2端末装置は、前記調剤薬局案内装置からの調剤薬局の一覧と前記調剤薬局ごとの待ち時間とを表示する手段と、前記調剤薬局の一覧から選択された調剤薬局を前記調剤薬局案内装置へ通知する手段と、前記患者の処方箋を撮影する手段と、前記患者の処方箋の撮影画像を前記調剤薬局案内装置へ送信する手段とを備え、
    前記調剤薬局案内装置は、前記第1端末装置からの前記待ち時間を受信する手段と、前記調剤薬局の一覧と共に、前記待ち時間を前記第2端末装置へ送信する手段と、前記調剤薬局の一覧から選択された調剤薬局に設置された前記第1端末装置へ前記撮影画像を送信する手段とを備えた調剤薬局案内システム。
  2. 前記調剤薬局案内装置は、前記第2端末装置の位置を示す患者位置情報に基づいて、前記患者の位置から前記調剤薬局までの距離を演算する手段を備え、前記調剤薬局の一覧に前記距離を付加して第2端末装置へ送信する請求項1記載の調剤薬局案内システム。
  3. 前記調剤薬局案内装置は、前記第2端末装置の位置を示す患者位置情報の周囲に位置する前記調剤薬局が示された地図画像を、前記第2端末装置へ送信する手段を備えた請求項1または2記載の調剤薬局案内システム。
  4. 前記調剤薬局案内装置は、前記調剤薬局の一覧から選択された調剤薬局が営業時間外であったときに、該調剤薬局の周囲の営業中の調剤薬局の一覧を前記第2端末装置へ送信する手段を備えた請求項1から3のいずれかの項に記載の調剤薬局案内システム。
  5. 前記第1端末装置は、調剤中の処方箋数を薬剤師の人数にて除算し、処方箋1枚当たりの調剤時間を乗算して、前記待ち時間を算出する手段を備えた請求項1から4のいずれかの項に記載の調剤薬局案内システム。
  6. 前記第1端末装置は、前記処方箋1枚当たりの調剤時間を、調剤の種類ごとに算出した調剤時間の合計を、総受付件数で除算することから求める請求項5記載の調剤薬局案内システム。
  7. 調剤薬局に設置された第1端末装置から送信された、処方箋を受け付けてから薬を受け取れるまでの時間を示す前記調剤薬局ごとの待ち時間を、前記調剤薬局の一覧と共に、患者が操作する第2端末装置に送信する手段と、
    前記調剤薬局の一覧から選択された調剤薬局が前記第2端末装置から通知されると共に、患者の処方箋の撮影画像が送信されると、前記処方箋の撮影画像を前記選択された調剤薬局に設置された前記第1端末装置に送信する手段とを備えた調剤薬局案内装置。
  8. コンピュータを、
    調剤薬局に設置された第1端末装置から送信された、処方箋を受け付けてから薬を受け取れるまでの時間を示す前記調剤薬局ごとの待ち時間を、前記調剤薬局の一覧と共に、患者が操作する第2端末装置に送信する手段、
    前記調剤薬局の一覧から選択された調剤薬局が前記第2端末装置から通知されると共に、患者の処方箋の撮影画像が送信されると、前記処方箋の撮影画像を前記選択された調剤薬局に設置された前記第1端末装置に送信する手段として機能させる調剤薬局案内プログラム。
  9. 調剤薬局に設置された第1端末装置が、処方箋を受け付けてから薬を受け取れるまでの時間を示す前記調剤薬局ごとの待ち時間を、調剤薬局案内装置へ送信するステップと、
    前記調剤薬局案内装置が、調剤薬局の一覧と前記調剤薬局ごとの待ち時間とを、患者が操作する第1端末装置へ送信するステップと、
    前記第1端末装置が、前記調剤薬局の一覧から選択された調剤薬局と、前記患者の処方箋の撮影画像とを前記調剤薬局案内装置へ送信するステップと、
    前記調剤薬局案内装置が、前記調剤薬局の一覧から選択された調剤薬局に設置された前記第1端末装置へ前記撮影画像を送信するステップとを含む調剤薬局案内方法。
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