JPH10269298A - 処方箋送信システム - Google Patents

処方箋送信システム

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JPH10269298A
JPH10269298A JP10803897A JP10803897A JPH10269298A JP H10269298 A JPH10269298 A JP H10269298A JP 10803897 A JP10803897 A JP 10803897A JP 10803897 A JP10803897 A JP 10803897A JP H10269298 A JPH10269298 A JP H10269298A
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JP
Japan
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pharmacy
prescription
family
hospital
prescription information
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Application number
JP10803897A
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English (en)
Inventor
Shinichi Sasaki
伸一 佐々木
Yoshihiro Chokai
良寛 鳥海
Katsuyoshi Naba
勝義 那波
Hideo Terada
秀夫 寺田
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AKITA PREF GOV YAKUZAISHIKAI
SORIYUUSHIYON SYST KK
Original Assignee
AKITA PREF GOV YAKUZAISHIKAI
SORIYUUSHIYON SYST KK
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Publication date
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Priority to JP10803897A priority Critical patent/JPH10269298A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は院内薬局の混雑を緩和すると共に、院
外薬局側での調剤作業に要する患者の待ち時間の短縮化
と、薬剤師の労力的負担の軽減を図ることができるよう
にし、医薬品の適正使用の推進に寄与した医薬分業制度
を推進する処方箋送信システムを提供することにより従
来の欠点を解消しようとするものである。 【解決手段】本発明に係る処方箋送信システムは、病院
並びに医院などの医療機関で診療した結果、患者に手渡
した処方箋情報をかかりつけ薬局(院外薬局)に伝送す
るために、患者が所持する「かかりつけ薬局カード」を
読み取り手段を用いて、予め患者が選択するかかりつけ
薬局を呼び出し、処方箋を読み取り入力すると同時にデ
ータを記憶および蓄積する手段を用いて、前記かかりつ
け薬局に処方箋情報を画像伝送し、当該かかりつけ薬局
側でファクシミリ受信することで処方箋データに基づい
て調剤を行なうことを特徴とし、従来にある種々の問題
点を解決している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薬局、医薬品の適正
使用を推進するために、病院並びに医院などの医療機関
に於ける患者の薬歴管理および患者に渡される投薬を、
患者が選択する院外薬局にて行なう調剤支援システムに
係り、特に処方箋処理を行なう上での院内薬局作業及び
院外薬局作業の労働効率を向上させ、かつ、患者の薬受
け取り待ち時間の負担を改善することに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、病院内薬局では各診療科の医師
から発行された多数の処方箋を受け付け、それらの内容
に従って必要な調剤作業その他各種を行なっている。通
常作業の流として、院内処方箋(指示箋)は医師により
記載されて院内薬局(調剤所)に渡され、この院内処方
箋を用いて前記院内薬局において調剤され、医事課が会
計計算を行なうようになっている。さらに、調剤された
薬品を補充する作業も発生する。このように、院内処方
箋を源として、調剤、医事会計、在庫管理の3つの情報
の流れが発生し、常に薬剤師が調剤の専門家として中心
的役割を果たしてきている。
【0003】また、近年では医療の高度化、専門細分化
や、薬剤の多様化にともなって、病院内薬局で処理しな
ければならない調剤作業の絶対量はますます増える傾向
にある一方、患者の医薬品適正使用を推進し病院での待
ち時間を短縮することが望まれていることから、必要な
調剤作業を効率よく行なう手段として、錠剤を1回服用
分ずつ分包するようになった錠剤分包機や散薬を1回服
用分ずつ分包するようになった散薬分包機、その他種々
の調剤装置に関する開発及び実用化がされている。
【0004】なお、最近になって処方箋が派生する情報
の流れをコンピュータに担当させる動きが急となってき
ている。具体的には、処方箋情報をコンピュータに入力
し、薬剤師の介入が少ない状態で調剤機器(自動錠剤分
包機や自動薬袋発行機)に情報を伝達したり、コンピュ
ータから直接薬品請求を行なう方策が検討され、試行さ
れてきている。その結果、表面上は薬剤師を経由せずし
て調剤機器を接続したり、薬品使用量をコンピュータで
集計することが可能となっている。ただしこれら従来法
では、患者の医薬品適正使用を推進しつつも調剤に携わ
る薬剤師の介入が極端に減少するため、医師が発行する
処方箋の指示通りに調剤が適正に進められているかどう
かのチェック体制が曖昧となり、患者に手渡される投薬
に様々な不具合が生じる原因となると共に、成果物の質
が低下するという弊害が起ることで、満足のできる結果
が得られてはいなかった。
【0005】また患者が、かかりつけとなる院外薬局を
持つことで医薬品適正使用の推進を行なうこととして
は、医師が診療し、薬剤師が調剤を行なう医薬分業制度
として、病院側で診療の結果、患者に手渡した処方箋に
基づいて患者自身が選択するかかりつけ薬局にて調剤を
行ない、更に患者の服薬指導を行なう医薬分業を推進し
ている。
【0006】このような医薬分業制度は、 (I)病院の院内薬局(調剤所)の混雑が緩和されるこ
と (II)病院が遠い場合など、患者の自宅に近い場所や
交通の便が良い場所、あるいは親切な服薬指導が受けら
れるかかりつけの薬局を選べること (III)複数の病院にて診療を受けている患者の場
合、薬局が同じであれば重複投与や相互作用・配合禁忌
が未然に防げること などの利点が挙げられる。
【0007】上述、医薬分業制度を促進する従来方法と
しては、平成元年11月21日に名古屋国立病院で始ま
ったFAX分業があった。前記FAX分業は、医師より
患者に手渡された処方箋情報を患者の希望によりファク
シミリ機器を使用し、各かかりつけ薬局に送信する手段
を用いることにより、送信先であるかかりつけ薬局の薬
剤師が調剤作業を進める方法であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た医薬分業を推進する手段も、例えば利用する院外薬局
が病院に隣接する場所にあったとしても、順次医療会計
を済ませたものが薬を受け取るため当該院外薬局に駆け
込み、処方箋を薬剤師に手渡した時点により調剤作業に
取りかかるため、その結果この時点より薬剤師が作業に
追われる原因となるものでり、院内薬局の混雑を緩和し
ても院外薬局での混雑が解消されたものではなかった。
また、これら処方箋にある情報は、単に薬の配合のみな
らず錠剤、散薬、液状薬等の多種の包装形態物がある
他、かかりつけ薬局では副作用・相互作用及び配合禁忌
・重複投薬の監視をすることなどから、患者一人当りに
対する調剤に多大な労力と時間を消費することから、素
早く調剤を行なって患者を早く帰らせる目的と相反する
意味において、薬剤師の調剤業務の妨げともなるため、
結果として患者の服薬安定性を確保するのに限界が生じ
ている。
【0009】なお、ファクシミリ送信による従来法も、
患者が希望する薬局が休日であるために処方箋情報が送
信不可であることや、また休日であっても処方箋情報が
送信されたままで患者が薬を受け取ることができないな
どの不具合が生じることの他、特に処方箋を順次送信す
るには現在送信中の情報を送信終了するまで次の処方箋
を送信することができないばかりか、ファクシミリ装置
が自動で薬局を割り当てることが不可能であり、作業者
に希望の薬局名を告げてから1枚ごとに人の手を介入し
て番号入力しなければならない煩わしさや、送信エラー
の発生や送信したかどうかのチェックが非常に困難であ
った。このことによって医療機関の薬剤窓口またはFA
X設置コーナーは混雑の解消をすることはできず、従来
技術の欠点を改善および克服するには至らないという問
題点があった。
【0010】このように従来の技術は、処方箋情報を別
の形態に変えて医薬分業の向上に努めようとするものは
存在したが、調剤する側とそれを利用する患者に対して
進展された発明がなされていないのが現状であった。蓋
し、これら多くの医薬分業が推進される状況の中で、社
会的に適正な医薬分業の在り方が問われ、制度的にも迅
速かつ正確にかかりつけとなる院外薬局への送信システ
ムが望まれているものであった。
【0011】本発明は上述のような従来の技術に於ける
問題点に鑑み、その問題点を解決するべく、院内薬局の
混雑を緩和すると共に、院外薬局側での調剤作業に要す
る患者の待ち時間の短縮化と、薬剤師の労力的負担の軽
減を図ることができるようにし、医薬品の適正使用の推
進に寄与した医薬分業制度を推進する処方箋送信システ
ムを提供し、前述の欠点を解消しようとするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決すべ
く種々研究の結果、上記目的は本発明によって有効に達
成することができる。すなわち本発明に係る処方箋送信
システムは、診療の結果、医師により患者に手渡した処
方箋情報(医薬品の使用量、使用方法)をかかりつけ薬
局(院外薬局)に伝送するために、患者が所持する「か
かりつけ薬局カード」を読み取り手段を用いて、予め患
者が選択するかかりつけ薬局を呼び出し、当該処方箋情
報を読み取り入力すると同時にデータを記憶および蓄積
する手段を用いて、前記かかりつけ薬局に処方箋情報を
画像伝送し、前記画像伝送された処方箋情報をかかりつ
け薬局側でファクシミリ受信することで、当該受信デー
タに基づき当該かかりつけ薬局にて調剤処理を行なうこ
とを特徴とし、上述にある種々の問題点を解決してい
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の処方箋送信システムは、
病院並びに医院などの医療機関で診療した結果、患者に
手渡した処方箋情報(医薬品の使用量、使用方法)を読
み取るための処方箋情報入出力手段と、読み込んだ処方
箋情報を調剤データとして送信する画像伝送手段とを備
えて構成されており、前記処方箋情報入出力手段に於い
て患者が所持する「かかりつけ薬局カード」を、カード
読み取り装置によって読み取ることで、予め患者が選択
するかかりつけ薬局(院外薬局)を出力操作画面に表示
し、前記表示情報が適正であれば同設された処方箋情報
読み取り装置にて、読み取り入力開始と同時にデータを
記憶および蓄積する手段を設け、前記の記憶及び蓄積手
段による情報をコンピュータ処理により内蔵FAX送信
装置経由によってかかりつけ薬局に画像伝送すること
で、前記画像伝送によって送信された当該処方箋情報を
かかりつけ薬局側でファクシミリ受信する。前記データ
受信が完了した時点で前記画像伝送による処方箋情報に
基づき、かかりつけ薬局側の薬剤師は予め調剤作業に取
りかかることで、患者は選択したかかりつけ薬局に到着
した時点で既に調剤が進められていることより、調剤さ
れた薬袋を受け取るまでの待ち時間が短縮される。
【0014】この場合、典型的には前記かかりつけ薬局
カードを所持せずとも、前記処方箋情報入出力手段をキ
ーボード操作またはマウス操作により当該出力操作画面
に直接登録番号を入力するか或いは、登録されたかかり
つけ薬局の一覧表をカード読み取り装置で読み取ること
で、前記同様に、かかりつけ薬局へ画像伝送処理が可能
とするものである。
【0015】なお、前記処方箋情報入出力および画像伝
送に対する手続手段が、音声ガイダンスによる指示に従
って操作手順を進めるように施されることで、医療機関
の院内薬局における合理化と患者へのサービスの向上が
図れる。
【0016】また、本発明に係る処方箋送信システムの
処方箋情報入出力手段、並びに画像伝送手段に於ける情
報管理機能として、処方箋データを各院外薬局に送信し
た内容、日、時間、枚数の履歴を管理すること、各地域
薬剤師会ごとと薬局ごとの利用件数集計・利用金額請求
処理をすること、通信時間、通信先薬局ごとの処方箋内
容検索及び再送信をすること、患者の指定する通信先薬
局の休日を管理し操作画面に出力表示すること、隣接す
る県同士の医療機関及び院外薬局に対応できること、処
方箋情報を順次読み込み蓄積したデータを各院外薬局に
対してデータを伝送する際に、薬局までの距離等考慮し
近い薬局を優先的に速く伝送するように薬局の距離管理
をすること、処方箋情報を一定期間保存し自動的に削除
するようにしたこと、かつ、一定保存期間を調整できる
ようにしたこと、送信先薬局への送信リトライ回数の設
定ができること、年間利用件数、時間帯別利用件数等の
統計管理資料出力ができること、各データーベースのチ
ェックリスト出力ができること、送信がOKであったの
かNGであったのかをリストとして出力できること、日
次、月次、年次ごとの集計を行なうシステム管理を有す
ること、「医薬品採用削除品目」などの緊急文書等を登
録薬局へ一斉通信ができることを備えた構成となってい
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の処方箋送信システムの一実施
例を、添付図面を交えて以下に具体的に説明する。図1
はこの発明に係る処方箋送信システムの第1実施例を示
すもので、図中1は病院などの医療機関である。1−1
は医師が発行する処方箋、2は院内薬局を示し、本発明
のシステムを施した当該院内薬局2またはシステム設置
コーナー2−1には、医師により患者へ手渡された処方
箋1−1を受け取り院外薬局4,4−nに情報を受け渡
すための手段として、薬局カード読み取り装置及び処方
箋情報入出力装置、並びに読み取りにより入力したデー
タ情報の記憶及び蓄積する装置が備えられている。この
各装置の構成は図2に示すよう5はバーコードリーダ
ー、6はイメージスキャナーであり、入力したデータを
記憶及び蓄積し電話交換網3へ画像伝送する手段とし
て、7本体の装置はキーボード10、マウス10−1そ
の他の入力装置を備えた表示装置CRT及び制御装置と
するCPU、ROM及びRAMその他の記憶装置から成
るパーソナルコンピュータである。この本体7に係るパ
ーソナルコンピュータ内には、内蔵FAX送信装置7−
1を有する。また処方箋データを加工し得た結果の出力
装置としてプリンター8を備える。なお、図3に示すよ
うに入力装置とするキーボード10は操作を簡便にする
ためにYESボタン用開口部12及びNOボタン用開口
部13を施した、キーボードカバー11で覆うことで他
のキーには一切触れる必要がない。更に、テンキーによ
り数字入力を必要とする場合は前記カバー11のテンキ
ー部分に開口部11aを設けるだけでよい。ここで上述
の操作を、マウス10−1により表示画面の指示に従っ
て必要箇所にカーソルポインターをあて、マウスボタン
をクリックするだけで同様の作業を行なうことができ
る。
【0018】この医療機関1内の医師より患者に手渡さ
れた処方箋1−1はシステム設置された院内薬局2また
はシステム設置コーナー2−1窓口に患者が直接持ち込
み、図6に示すかかりつけ薬局カード14と一緒に窓口
担当者に手渡すことにより、かかりつけの院外薬局4,
4−nに対して処方箋1−1の情報を画像伝送すること
ができる。また、患者自身もシステム設置コーナー2−
1で直接、操作画面の指示に従って処方箋データを当該
かかりつけ薬局に画像伝送することができるものであ
る。
【0019】図4に示す処方箋送信システムの構成を説
明すると、患者自身のかかりつけ薬局4aより、図6に
示す「かかりつけ薬局カード」14を発行してもらい、
各医療機関で診察した際に医師より手渡された処方箋デ
ータをシステム設置コーナー2−1よりかかりつけの薬
局4aに画像伝送することで、病院会計を済ませた後、
前記かかりつけの薬局4aへ薬を取りに行くだけでよ
い。この場合、医療機関を掛け持つ場合であっても処方
箋データは前記かかりつけの薬局4aを指示すること
で、OTC薬も含めた相互作用・配合禁忌のチェック、
副作用、保管方法などの薬歴管理を行ない、個人の薬に
関する情報が一元化されるために安心をして薬を取りに
行けばよい。また、複数のかかりつけ薬局カード14を
持つことも可能であり、交通の便を考え患者の目的とあ
った場所の指定をするだけでよい。
【0020】図5の手順に沿って各読み取り装置及び入
出力装置の使用を各操作画面出力例とする図9〜図14
までの実施例を交えて説明すると、システム稼働開始
後、図9に示すように受け付け準備が整っている旨の表
示をしたこの手順通り、かかりつけ薬局カード14を所
持する場合は図8の使用例に示すようにかかりつけ薬局
カード14にあるバーコード15をバーコードリーダー
5で読み取ることで、表示画面が図10に切り替わる。
この時、当該かかりつけ薬局カード14を所持していな
かった場合、システム設置コーナー2−1には常時、各
薬局を登録したバーコード一覧表を備えることで、かか
りつけ薬局カード14に代わり前記バーコード一覧表を
読み取ることで、同様の手順とすることができる。更
に、各院外薬局にはコードが付与されるため登録番号を
入力しても同一の結果として、図10の表示画面に切り
替わる。もし登録番号が違っていれば入力ミスとして操
作手順を最初からやり直すよう指示されることになる。
なお、上述カード読み取り装置であるバーコードリーダ
ー5はハンディータイプを例としているが、カード読み
取り装置は、かかりつけ薬局カード14の形態によって
適宜の装置を施すことができるものである。例として、
図7に示すような磁気カードとするかかりつけ薬局カー
ド16の場合は、読み取り装置をカードリーダーに置き
換えることが可能である。
【0021】図10で、指示する院外薬局が適正であれ
ばYESボタンを押すことで図11の指示画面に切り替
わる、この場合もNOボタンを押すことで最初の操作画
面へ戻ることになる。ただしこの時、指定する院外の薬
局4,4−nが休日であれば、操作画面に休日である旨
の表示がされ、別の院外薬局を指示するように初期画面
の操作から繰り返すことになる。
【0022】図11に示されるように前段階までが適正
であれば、イメージスキャナー6に処方箋を載せて指示
に従えば良い。この時、処方箋を裏返した状態(情報の
記入面でない状態)または所定の処方箋でなかった場
合、エラーによる警告がありもう一度イメージスキャナ
ー6に処方箋を置くように取消ボタンを押すまで繰り返
される。ここまで良ければYESボタンによる入力で、
本体7の記憶装置に処方箋データを記憶及び蓄積し、コ
ンピュータ内蔵のFAX送信装置7−1を経由して電話
交換網3を経て、かかりつけの院外薬局のファクシミリ
装置9に自動送信される。前記手順によって送信手続中
は、図12に示す画面表示により送信中のメッセージが
あり、送信終了後、処方箋送信確認リストの印刷を希望
しない場合は、図9の画面表示に戻り、次の利用者への
待機状態となる。また処方箋送信確認リストの印刷を希
望する場合は、図13の指示に従って印刷をすることが
でき、ここで印刷ボタンを押すことで図14の画面表示
の通り、印刷処理終了後に処方箋を一緒に持ち帰り、送
信先のかかりつけ薬局へ提出するよう指示するメッセー
ジが表示される。印刷出力処理終了後は前記同様に患者
一人の処方箋情報の送信手続を終え、初期画面である図
9の表示に戻り、次の患者への待機表示となる。
【0023】これら一連の一括管理を行なうプログラム
が制御プログラム7aである。制御プログラム7aによ
っての各機能は、以下の通りである。 (1)処方箋データを各院外薬局に送信した内容、日、
時間、枚数の履歴を管理する履歴管理機能 (2)各地域薬剤師会ごとと薬局ごとの利用件数集計及
び利用金額請求処理をする機能 (3)通信時間、通信先薬局ごとの処方箋内容検索及び
再送信をする機能 (4)患者の指定する通信先薬局の休日を管理し操作画
面に出力表示する、休日管理機能 (5)隣接する県同士の医療機関及び院外薬局に対応で
きるようにした、隣接県通信先管理機能 (6)処方箋情報を順次読み込み蓄積したデータを各院
外薬局に対してデータを伝送する際に、薬局までの距離
等考慮し近い薬局を優先的に速く伝送するように薬局の
距離管理をする機能 (7)処方箋情報を一定期間保存後、自動的に削除する
自動削除機能 (8)処方箋情報の保存期間を調整できる機能 (9)送信先薬局への送信リトライ回数の設定機能 (10)年間利用件数、時間帯別利用件数等の統計管理
資料出力機能 (11)各データベースのチェッタリスト出力機能 (12)送信がOKであったのかNGであったのかを、
リストとして出力できる出力機能 (13)日次、月次、年次ごとの集計を行なうシステム
管理機能 (14)「医薬品採用削除品目」などの緊急文書等を登
録薬局へ一斉通信ができる一斉送信機能 以上の機能を有する本発明による処方箋送信システム
は、医療機関1内にシステム設置コーナー2−1を適宜
設けることで目的を達成できるものであり、必ずしも院
内薬局2内に設置を限定するものでもない。その他本発
明は、上記実施例にある記憶装置とするパーソナルコン
ピュータ等の性能及びバーコードリーダー・スキャナー
機材等を限定するものでないため、種々の変更、修正が
可能であることはいうまでもない。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る処方箋送信システムは、医
療関連分野にとって画期的なものであり、病院などの医
療機関にて診療され処方された患者の処方箋情報を、予
め患者が選択するかかりつけ専用の院外薬局に伝送し、
この院外薬局にて前記処方箋情報に基づき調剤を行なう
ようにしてなることから、患者の処方箋情報を院外薬局
に伝送した時点で、薬剤師により調剤作業を行なうこと
によって、患者が選択したかかりつけ薬局に到着した時
点で既に調剤が進められているために、調剤された薬袋
を受け取るまでの待ち時間が大幅に短縮することができ
る。
【0025】また、本発明の処方箋送信システムによっ
て、医薬品適正使用の推進とするかかりつけ薬局が定着
することにより、複数の医療機関からの処方箋のみなら
ずOTC薬も含めた相互作用・調剤上の配合禁忌のチェ
ック、副作用、保管方法などの薬歴管理を行ない、個人
の薬に関する情報が一元化され、患者側の投薬に対する
不安を取り除くことができることは心苦の解消に繋がる
ものである。しかも、本発明によって、薬局側では在庫
切れ薬品の碓認及び補充を速やかに行なうことができる
とともに、医療機関側での医師による処方箋の記入ミス
や薬品配合等の不具合など、処方箋に不備がある時、予
め処方医に問い合わせを行なう、いわゆる疑義紹介が容
易であると共に、安全性を高めることができ、院内薬局
と同等以上の調剤に対する合理化と患者へのサービスの
向上を図ることができる。
【0026】なお、使用者となる患者は、システムが稼
働していれば操作に慣れていなくとも、かかりつけ薬局
カードを使用することで読み取られた処方箋をコンピュ
ータから内蔵FAX送信装置経由で高速送信されるため
送信ミスがなく、またダイヤルの必要もないため、作業
を簡便に行えることは老若男女を問わず身障者への配慮
もなされたものである。また、カードを持たなくとも窓
口で自分の希望する薬局を担当者に伝えるか或いは、患
者自身も一覧表から薬局コードを読み取ることができる
ため、カードの有る無しに拘わらず処方箋を希望の薬局
に送信でき、安心をして薬を受け取ることができるもの
であり、患者に対する一層のサービス向上に繋がるもの
である。
【0027】また、本発明の処方箋送信システムの利用
により人の手を介さないことにより、個人の処方箋情報
や、請求される金額などの情報の管理も同時に行なえる
ことで、患者および医療機関に於いても機密保護に繋が
る。更に、「医薬品採用削除品目」などの緊急な連絡
は、本発明のシステムに登録された薬局であれば一斉同
報通信をかけることができるため、予期せぬ結果を未然
に防げることで、従来に比べ格段に経済効率の向上に繋
がるものである。
【0028】更に、医療機関内には本発明の処方箋送信
システムに係る機器等の設備を導入するだけで、各院外
薬局側は医療機関と同様のシステム機器等の導入をする
必要がなく、ファクシミリ装置の導入だけで済むことに
より各院外薬局側に設備投資による経済的負担を軽減す
るものであり、患者の医薬品適正使用を推進する制度に
絶大な経済効果を及ぼすものである。
【0029】以上の効果に加え、試験の結果、処方箋の
読み取り作業を順次行なうことができ、約10秒以内に
送信処理が完了し患者の待ち時間による混雑は殆ど見ら
れなかった。このことにより、院内薬局窓口の混雑を防
ぐことができることは病院の薬剤師の作業効率向上と本
発明のシステムによって処方箋を送信された薬局の作業
効率を一層高めるものである。なお、順次読み取った処
方箋を送信する際に、近くのかかりつけ薬局を指定した
患者を優先するように薬局の距離を管理しているため、
例え後からの患者であってもなるべく先に処理されるよ
うにシステムが順次組み替を行なうため、医療機関の近
隣薬局が混雑とならないよう、患者並びに薬局への配慮
がなされていることから、混雑の解消ばかりでなく患者
と一体となったコミュニケーションが図られ医療機関へ
の信頼がより高まるものでもある。
【0030】以上により、本発明の処方箋送信システム
によって生ぜしめる効果は絶大なものであり、病院並び
に医院等の医療機関及び薬局並びに各薬剤師会に極めて
実用的有益なる優れた経済効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図 1】 本発明に係る処方箋送信システムの第1実
施例を示すブロック図である。
【図 2】 本発明に係る処方箋送信システムの第1実
施例を示す構成図である。
【図 3】 同実施例のキーボード使用形態の概観図で
ある。
【図 4】 本発明に係る処方箋送信システムの流れを
示す説明図である。
【図 5】 同実施例に於ける作用を説明するためのフ
ローチャート図である。
【図 6】 本発明に係る処方箋送信システムに使用さ
れるバーコードを施したかかりつけ薬局カードの正面図
である。
【図 7】 本発明に係る処方箋送信システムに使用さ
れる磁気コードを施したかかりつけ薬局カードの正面図
である。
【図 8】 同実施例のかかりつけ薬局カードの使用例
を示す図である。
【図 9】 同実施例に係る操作画面の一例を示す図で
ある。
【図10】 同実施例に係る操作画面の一例を示す図で
ある。
【図11】 同実施例に係る操作画面の一例を示す図で
ある。
【図12】 同実施例に係る操作画面の一例を示す図で
ある。
【図13】 同実施例に係る操作画面の一例を示す図で
ある。
【図14】 同実施例に係る操作画面の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】 1: 医療機関 1−1: 処方箋 2: 院内薬局 2−1: システム設置コーナー 3: 電話交換網 4: 院外薬局(かかりつけ薬局) 4−n: 院外薬局(かかりつけ薬局) 4a: かかりつけ薬局 5: バーコードリーダー 6: イメージスキャナー 7: パーソナルコンピュータ 7−1: 内蔵FAX送信装置 7a: 制御プログラム 8: プリンター 9: ファクシミリ装置 10: キーボード 10−1: マウス 11: キーボードカバー lla: テンキー用開口部 12: YESボタン用開口部 13: NOボタン用開口部 14: かかりつけ薬局カード 15: バーコード 16: かかりつけ薬局カード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳥海 良寛 秋田県秋田市千秋久保田町6番地6号 社 団法人秋田県薬剤師会 医薬品情報センタ ー内 (72)発明者 那波 勝義 秋田県秋田市千秋久保田町6番地6号 社 団法人秋田県薬剤師会 医薬品情報センタ ー内 (72)発明者 寺田 秀夫 秋田県秋田市千秋久保田町6番地6号 社 団法人秋田県薬剤師会 医薬品情報センタ ー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項 1】病院並びに医院などの医療機関で診療し
    た結果、患者に手渡した処方箋情報(医薬品の使用量、
    使用方法)を読み取るための処方箋情報入出力手段と、
    前記読み込んだ処方箋情報を調剤データとして送信する
    画像伝送手段とを備え、前記処方箋情報入出力手段に於
    いて患者が所持する「かかりつけ薬局カード」を、カー
    ド読み取り装置によって読み取ることで、予め患者が選
    択するかかりつけ薬局(院外薬局)を出力操作画面に表
    示し、前記表示情報が適正であれば同設された処方箋情
    報読み取り装置にて、読み取り入力すると同時にデータ
    を記憶および蓄積する手段を設け、前記記憶及び蓄積手
    段による情報をコンピュータ処理により内蔵FAX送信
    装置経由によって前記かかりつけ薬局に画像伝送するこ
    とで、前記画像伝送によって送信された当該処方箋情報
    を、当該かかりつけ薬局側でファクシミリ受信すること
    で、前記受信データに基づき当該かかりつけ薬局にて調
    剤を行なうことを特徴とする処方箋送信システム。
  2. 【請求項 2】前記かかりつけ薬局カードを所持せずと
    も、前記処方箋情報入出力手段をキーボード操作または
    マウス操作により当該出力操作画面に直接登録番号を入
    力するか或いは、登録されたかかりつけ薬局の一覧表を
    当該カード読み取り装置で読み取ることで、当該かかり
    つけ薬局を呼び出し、前記同様に、処方箋情報を画像伝
    送する請求項1記載の処方箋送信システム。
  3. 【請求項 3】前記処方箋情報入出力および画像伝送に
    対する手続手段が、音声ガイダンスによる指示に従って
    操作手順を進めるように施されたことを特徴とする、請
    求項1または請求項2記載の処方箋送信システム。
  4. 【請求項 4】前記処方箋情報入出力手段、並びに画像
    伝送手段に於ける情報管理機能として、処方箋データを
    各院外薬局に送信した内容、日、時間、枚数の履歴を管
    理すること、各地域薬剤師会ごとと薬局ごとの利用件数
    集計・利用金額請求処理をすること、通信時間、通信先
    薬局ごとの処方箋内容検索及び再送信をすること、患者
    の指定する通信先薬局の休日を管理し操作画面に出力表
    示すること、隣接する県同士の医療機関及び院外薬局に
    対応できること、処方箋情報を順次読み込み蓄積したデ
    ータを各院外薬局に対してデータを伝送する際に、薬局
    までの距離等考慮し近い薬局を優先的に速く伝送するよ
    うに薬局の距離管理をすること、処方箋情報を一定期間
    保存し自動的に削除するようにしたこと、かつ、一定保
    存期間を調整できるようにしたこと、送信先薬局への送
    信リトライ回数の設定ができること、年間利用件数、時
    間帯別利用件数等の統計管理資料出力ができること、各
    データーベースのチェックリスト出力ができること、送
    信がOKであったのかNGであったのかをリストとして
    出力できること、日次、月次、年次ごとの集計を行なう
    システム管理を有すること、「医薬品採用削除品目」な
    どの緊急文書等を登録薬局へ一斉通信ができることを備
    えて成ることを特徴とする、請求項1から請求項3記載
    の処方箋送信システム。
JP10803897A 1997-03-21 1997-03-21 処方箋送信システム Pending JPH10269298A (ja)

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