JP2003242407A - 情報提供方法および情報提供プログラム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、他の店舗に関する情報を提供し、
ある商品を購入しようとしている利用者にとって、容易
に所在店と他店との比較ができるようにすることを目的
とする。 【解決手段】 上記の課題は、利用者端末から、現在地
に関する情報を受け付けるステップと、前記現在地に関
する情報をもとに、前記利用者端末がどの店舗内に所在
しているかを特定するステップと、店舗毎の取扱商品の
価格に関する情報を参照して、前記利用者端末が所在し
ている店舗よりも安い価格で同じ商品を販売している他
の店舗があるか判別するステップと、前記判別の結果情
報を、前記利用者端末へ送信するステップとから解決さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、商品の購入を助け
るための情報提供方法及び情報提供プログラムに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】携帯電話やＰＨＳ（Personal Handyphon
e System）を含め、通信機能を備えた携帯端末には、Ｇ
ＰＳ（Global Positioning System）機能や、その他の
現在地を判別する機能を備えたものがある。このような
機能を利用することで、利用者は自分の現在地を知るこ
とができ、また通信機能を利用することで、現在地に関
する情報を他のコンピュータに送信することができる。
このような携帯端末の機能を利用して、最近では、例え
ば特開平８−１３８１９３等に記載のあるように、現在
地に近い店舗の広告を配信するような広告サービスが行
なわれている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの広告
サービスは、利用者の現在所在地に近隣の店舗の所在地
や店舗で販売している商品の広告を利用者に単純に知ら
せるだけの情報であるので、ある店舗に居て、ある商品
を購入しようとしている利用者にとっての有用な情報で
はなかった。即ち、ある店舗内にいる利用者に、現在所
在している店舗で購入すべきかまたは他にもっと安く売
っている店舗があるか、どの店舗でその商品が安く販売
されているかを知らせる情報はなかった。

【０００４】本発明では、他の店舗に関する情報を提供
し、ある商品を購入しようとしている利用者にとって、
容易に所在店と他店との比較ができるようにすることを
目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の情報提供方法
は、利用者端末から、現在地に関する情報を受け付ける
ステップと、前記現在地に関する情報をもとに、前記利
用者端末がどの店舗内に所在しているかを特定するステ
ップと、店舗毎の取扱商品の価格に関する情報を参照し
て、前記利用者端末が所在している店舗よりも安い価格
で同じ商品を販売している他の店舗があるか判別するス
テップと、前記判別の結果情報を、前記利用者端末へ送
信するステップとを含む。

【０００６】従って本発明の情報提供方法によれば、利
用者端末から送信されてくる現在地に関する情報をもと
に、特定の商品について、該利用者端末が所在している
店舗よりも安価に販売している店舗があるかどうかに関
する情報を、該利用者端末に提供することができる。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。図１は本発明を実現するため
のシステム構成図である。図示のように、本実施形態
は、サーバコンピュータ（以下サーバ）であるサーバ１
と、利用者が利用するコンピュータである利用者端末２
と、店舗に設置されるコンピュータである店舗端末３
と、サーバ１と利用者端末２と店舗端末３とをつなぐ例
えばインタネット等のネットワーク４とから構成され
る。なお図１では、利用者端末２や店舗端末３は例とし
てそれぞれ１台ずつがネットワーク４に接続する構成に
なっているが、この台数に限るものではない。また、利
用者端末２は通信機能と現在地取得機能を備えていれ
ば、コンピュータや携帯電話やＰＤＡ等、どのようなも
のであってもよい。ネットワーク４はインタネット等の
有線網に限らず、無線網であってもよい。

【０００８】サーバ１は、送受信プログラム１１や検索
プログラム１２や登録プログラム１３や、店舗マスタ１
４や利用者データ１５や商品マスタ１６や、また入力手
段１８や出力手段１９を備えている。

【０００９】送受信プログラム１１は、サーバ１が利用
者端末２から現在地に関する情報を受信したり、店舗に
関する情報を利用者端末２へ送信したり、また店舗端末
３から商品マスタ３３の内容を受信したりするなど、サ
ーバ１がネットワーク４を介して他の端末とデータの送
受信を行なうための処理を記述したプログラムである。

【００１０】検索プログラム１２は、送受信プログラム
１１が受信した利用者端末２からの利用者に関する情報
に基づいて利用者データ１５を検索したり、現在地に関
する情報に基づいて利用者端末２が所在している店舗と
他の店舗との商品の販売価格を店舗マスタ１４や商品マ
スタ１６から参照したりするための処理を記述したプロ
グラムである。

【００１１】登録プログラム１３は、サーバ１がマスタ
データとして、ネットワーク４を介して接続している各
店舗に関する情報を店舗マスタ１４へ登録したり、各店
舗で扱っている商品に関する情報を商品マスタ１６へ登
録したり、同じくネットワーク４を介して接続している
利用者端末２を利用する利用者に関する情報や、現在地
に関する情報を利用者データ１５へ登録したりするため
の処理を記述したプログラムである。

【００１２】店舗マスタ１４は、サーバ１が店舗に関す
るデータを管理しておくためのデータテーブルであっ
て、例えば図２に示すように、店舗毎に店舗を識別する
ための店舗ＩＤ、店舗名、店舗の所在地に関する情報等
がそれぞれ関連付けられて登録されている。図２に示す
店舗マスタ１４の例では、店舗ＩＤがＳ００１であるＡ
百貨店や、店舗ＩＤがＳ００２であるＢ靴店や、店舗Ｉ
ＤがＳ００３であるＣ洋品店についての情報などが登録
されている。

【００１３】送受信プログラム１１が店舗端末３から店
舗に関するデータを受信したり、またはサーバ１が入力
手段１８から店舗に関する情報の入力を受け付けたりす
ると、登録プログラム１３が、店舗マスタ１４へデータ
を登録する。

【００１４】利用者データ１５は、サーバ１が、ネット
ワーク４を介して接続している利用者端末２を利用する
利用者や、利用者の現在地に関するデータを管理してお
くためのデータテーブルであって、例えば図４に示すよ
うに、利用者を識別するための利用者ＩＤ、利用者の氏
名、アドレスや、現在地に関する情報や、利用者に通知
すべき商品に関する情報等がそれぞれ関連付けられて登
録されている。アドレスは、サーバ１と利用者端末２と
が相互に通信を行なうための情報であれば良く、例え
ば、利用者の電子メールアドレスであっても良いし、利
用者端末の通信アドレスであっても良い。

【００１５】送受信プログラム１１が利用者端末２から
登録すべき利用者に関する情報や、その利用者の現在地
に関する情報を受信したり、サーバ１が入力手段１８か
らそのような情報の入力を受け付けたりすると、登録プ
ログラム１３が利用者データ１５の利用者ＩＤの欄や氏
名の欄やアドレスの欄や現在地の欄や通知品目の欄へ、
該情報を登録する。

【００１６】例えば図４に示す利用者データ１５の例で
は、利用者ＩＤのＵ００１に対応づけて、氏名が山田太
郎であり、通知品目は靴と鞄である利用者の情報が１行
目に登録されている。

【００１７】商品マスタ１６は、サーバ１が、ネットワ
ーク４を介して接続している店舗端末３を設置している
各店舗の取扱商品に関するデータを管理しておくための
データテーブルであって、例えば図３に示すように、店
舗を識別するための店舗ＩＤ、その店舗で販売している
商品の品目や、商品名、価格等がそれぞれ関連付けられ
て登録されている。

【００１８】送受信プログラム１１が店舗端末３から各
店舗毎の取扱商品に関する情報を受信したり、サーバ１
が入力手段１８からそのような情報の入力を受け付けた
りすると、登録プログラム１３は、受信または入力され
た情報と、店舗ＩＤとを対応づけて、商品マスタ１６の
各欄へ該情報を登録する。

【００１９】例えば図３に示す商品マスタ１６の例で
は、店舗ＩＤのＳ００１に対応づけて、その店舗で取り
扱っている商品の品目として「靴」が、またその内訳と
して、商品名がＱＱＱで販売価格が６５００円の商品
や、商品名がＷＷＷで販売価格が７８００円の商品に関
する情報が登録されており、また店舗ＩＤのＳ００２に
対応づけて、その店舗で取り扱っている商品の品目とし
て「靴」が、またその内訳として、商品名がＱＱＱで販
売価格が６０００円の商品に関する情報等が登録されて
いる。

【００２０】入力手段１８は、サーバ１へデータを入力
したり指示を与えたりするためのものであって、例えば
キーボードやマウス等の、コンピュータに接続される入
力用の機器である。また出力手段１９は、ディスプレイ
やプリンタ等のコンピュータに接続される出力用の機器
である。

【００２１】サーバ１は、上記のような構成により、利
用者端末２や店舗端末３から情報を受信して登録した
り、利用者端末２へ他店の情報を提供したりする。

【００２２】利用者端末２は、送受信プログラム２１や
現在地取得プログラム２２や、また入力手段２８や出力
手段２９を備えている。

【００２３】送受信プログラム２１は、利用者端末２が
サーバ１へ利用者に関する情報や現在地に関する情報を
送信したり、サーバ１から送られてくる他店の情報を受
信したりするなど、利用者端末２がネットワーク４を介
して他のコンピュータとデータの送受信を行なうための
処理を記述したプログラムである。

【００２４】現在地取得プログラム２２は、例えばＧＰ
Ｓ機能やその他の機能を用いて、利用者端末２が現在い
る地点に関する情報を取得するための処理を記述したプ
ログラムである。

【００２５】入力手段２８は、利用者端末２へデータを
入力したり指示を与えたりするためのものであって、例
えばキーボードやマウスや、携帯電話のプッシュボタン
等の、コンピュータに接続される入力用の機器である。
また出力手段２９は、ディスプレイやスピーカー等のコ
ンピュータに接続される出力用の機器である。

【００２６】利用者端末２は、上記のような構成によ
り、サーバ１へ現在地に関する情報を送信したり、サー
バ１から他店に関する情報を受信したりする。

【００２７】店舗端末３は、送受信プログラム３１や商
品マスタ３３や入力手段３８や出力手段３９を備えてい
る。

【００２８】送受信プログラム３１は、店舗端末３がサ
ーバ１へ商品マスタ３３の内容を送信したりするなど、
店舗端末３がネットワーク４を介して他のコンピュータ
とデータの送受信を行なうための処理を記述したプログ
ラムである。

【００２９】商品マスタ３３は店舗毎に存在し、自店舗
での取扱商品に関する情報を管理するためのデータテー
ブルであって、商品の品目や商品名や販売価格等の情報
がそれぞれ関連付けられて登録されている。

【００３０】入力手段３８は、店舗端末３へデータを入
力したり指示を与えたりするためのものであって、例え
ばキーボードやマウス等の、コンピュータに接続される
入力用の機器である。また出力手段３９は、ディスプレ
イやプリンタ等のコンピュータに接続される出力用の機
器である。

【００３１】店舗端末３は、上記のような構成により、
サーバ１に取扱商品に関するデータを送信したりする。

【００３２】次に、図５に示すフローチャートを用い
て、本発明の動作例を説明する。図５は、本発明のサー
バ１の処理を説明するためのフローチャートであり、こ
のサーバ１の動作は、利用者端末２から見ると、ある店
舗内にいるときに現在地情報を送信し、送信した現在地
情報に対応してサーバ１から他店の情報を受信するまで
の動作処理に対応する。

【００３３】まずステップＳ０１で、サーバ１の送受信
プログラム１１は、ネットワーク４を介して利用者端末
２の送受信プログラム２１から、利用者を識別するため
の情報と、現在地取得プログラム２２が取得した現在地
に関する情報とを受信する。利用者を識別するための情
報としては、例えば利用者データ１５に管理されている
利用者ＩＤであっても良いし、利用者のアドレスであっ
てもよい。受信した現在地に関する情報は、登録プログ
ラム１３が利用者データ１５内の該当する利用者の現在
地の欄へ格納する。

【００３４】ステップＳ０２で、検索プログラム１２
は、ステップＳ０１で受信した現在地情報を元に店舗マ
スタ１４の所在地の欄を参照し、利用者端末２がどの店
舗内にいるかを特定する。

【００３５】ステップＳ０３で、検索プログラム１２
は、ステップＳ０１で受信した利用者を識別するための
情報を元に、利用者データ１５を参照し、該当する利用
者の通知品目を特定する。

【００３６】例えばステップＳ０１で山田太郎のアドレ
スから情報を受信したとすると、そのアドレスを元に利
用者データ１５を参照して、利用者ＩＤがＵ００１であ
る山田太郎を特定し、該利用者に対応付けて登録されて
いる通知品目として「靴」と「鞄」という情報を特定す
る。

【００３７】ステップＳ０１からＳ０３の処理により、
サーバ１は、情報を提供すべき利用者を特定し、該利用
者が現在所在している店舗を特定することになる。な
お、ステップＳ０２とＳ０３とはどちらが先に行なわれ
ても構わない。

【００３８】次にステップＳ０４で、サーバ１の検索プ
ログラム１２は、ステップＳ０３で特定した通知品目に
関する情報を元に商品マスタ１６を参照し、各店舗での
該通知品目の価格を得る。そして、ステップＳ０５で、
ステップＳ０２で特定した所在店舗よりも安い価格で通
知品目を販売している店舗があるかどうかを判定する。

【００３９】例えば、ステップＳ０１で山田太郎からの
受信を受け付けたとすると、ステップＳ０３で山田太郎
の通知品目は靴と鞄であることがわかったので、ステッ
プＳ０４で靴および鞄についての各店の販売価格を参照
する。例えば、図３に示した商品マスタ１６の例では、
靴として、店舗ＩＤがＳ００１の店舗では、ＱＱＱとい
う靴を６５００円で、ＷＷＷという靴を７８００円で販
売しており、同じくＳ００２の店舗ではＱＱＱという靴
を６０００円で、Ｓ００２の店舗ではＷＷＷという靴を
７８００円で販売していることがわかる。

【００４０】そして、ステップＳ０１で受信した現在地
情報から、山田太郎は店舗ＩＤがＳ００１の店舗に所在
していると特定したとすると、ステップＳ０５で、ステ
ップＳ０４で参照した各店舗の価格と店舗ＩＤがＳ００
１の店舗の価格とを比較し、商品名がＱＱＱである靴に
ついては、店舗ＩＤがＳ００１の店舗よりも店舗ＩＤが
Ｓ００２の店舗の方が安いという情報を得る。

【００４１】ステップＳ０５の判断の結果、所在店舗よ
りも安価に販売している店舗があった場合にはステップ
Ｓ０６へ、無かった場合はステップＳ０７へ処理を進め
る。

【００４２】ステップＳ０６では、送受信プログラム１
１は、ステップＳ０１で情報を送信してきた利用者端末
２のアドレスへ、ステップＳ０５で判断した結果である
所在店舗よりも安い価格で同じ商品を販売している他店
舗の情報を送信する。

【００４３】例えば、店舗ＩＤがＳ００１であるＡ百貨
店に山田太郎が所在していた場合、山田太郎の通知品目
である「靴」のうち、商品名がＱＱＱである商品につい
ては、店舗ＩＤがＳ００２であるＢ靴店の方が５００円
安く販売しているので、ステップＳ０６では利用者デー
タ１５内で山田太郎と対応付けられているアドレスへ、
Ｂ靴店の方が安価に販売しているという情報を送信す
る。

【００４４】ステップＳ０７では、送受信プログラム１
１は、ステップＳ０５で判断した結果である所在店舗よ
りも安い価格で同じ商品を販売している店舗は無い旨の
情報を送信する。

【００４５】例えば、店舗ＩＤがＳ００３であるＣ洋品
店に山田太郎が所在していた場合、山田太郎の通知品目
である「靴」のうち、Ｃ洋品店で取り扱っている商品
で、商品名がＷＷＷである商品については、店舗ＩＤが
Ｓ００３であるＣ洋品店よりも安い価格で販売している
店舗が無いので、ステップＳ０７では利用者データ１５
内で山田太郎と対応付けられているアドレスへ、Ｃ洋品
店が安価に販売しているという情報を送信する。

【００４６】図６は、ステップＳ０６で送受信プログラ
ム１１が送信し、利用者端末２の出力手段２９上に表示
された画面の例である。この画面を利用者端末２が出力
することによって、利用者端末２を操作している利用者
にサーバ１からの情報を通知することができる。

【００４７】画面例内の６１は、同じ商品をより安価に
販売している他店の情報を通知するための表示である。
ステップＳ０６で送信する情報としては、店舗内で買物
をしようとしている利用者に、損をさせない、即ち同じ
商品を安い価格で販売している店舗があることを通知す
る情報があればよいので、６１の表示だけでも十分であ
るが、他の実施例として、今いる店舗で買物した場合に
得をすることを知らせるための情報として、他店と販売
価格が変わらないことを通知するための表示である６２
や、現在所在している店舗を推薦するための表示である
６３を併せて表示しても良い。

【００４８】また、ステップＳ０６で送信する他店舗の
情報としては、あまり遠方の店舗の情報を送信しても、
その情報を受信した利用者にとっては不要であることも
考えられるため、店舗マスタ１４の各店舗の所在地に関
する情報を元に、利用者が現在所在している店舗から所
定の範囲内の店舗の情報のみを送信するようにしてもよ
い。

【００４９】また、他店との価格差があまり大きくない
場合は、その差を無視するようにしてもよい。例えば価
格差が１０００円以上のもののみを採用するようにした
場合には、Ｓ００１の店舗とＳ００２の店舗の商品名Ｑ
ＱＱの販売価格の差は５００円であるので、販売価格は
同じであると判断してもよい。

【００５０】本発明の情報提供方法は上記説明のように
コンピュータであるサーバ１上で実現されるので、利用
者端末２からの現在地に関する情報の受信に応じて、そ
の利用者端末２がどの店舗内にいるかを判別し、その店
舗よりも安い価格で同じ商品を販売している他の店舗の
情報を、利用者端末２へ返信することができる。

【００５１】なお、本発明は上記説明した構成にとらわ
れるものではなく、別の実施例によって実現されても構
わない。

【００５２】例えば、利用者への通知品目は予め利用者
データ１５として登録されていなくても良く、例えば、
ステップＳ０１で現在地情報を受信する際に、通知すべ
き商品に関する情報の指定を併せて受信するようにして
もよい。例えば、利用者端末２が、商品のＪＡＮコード
等を読み取る機能を備えていれば、その機能を利用して
商品を特定するための情報を読み取り、読み取った情報
をサーバ１へ送信してもよい。

【００５３】このような処理方法をとることによって、
利用者は、知りたい商品の情報に限った適切な情報の通
知を受けることが可能になる。

【００５４】また、利用者データ１５内に、利用者毎の
購入履歴に関する情報を蓄積するようにして、頻繁に購
入している商品の品目を該利用者の興味がある商品の品
目と仮定し、その品目を通知品目としてもよい。

【００５５】このような処理方法をとることによって、
利用者は、予め通知品目を登録したり、現在地情報と一
緒に品名を指定したりしなくても、知りたい商品の情報
の通知を受けることが可能になる。

【００５６】実際のビジネスとして本発明の情報提供サ
ービス等を行なう場合には、サーバ１からステップＳ０
６またはＳ０７の情報を送信する毎に利用者端末２に手
数料の課金を行なう等、サーバ１を運営する業者が儲け
を得るための手段が本発明に加えられても良い。

【００５７】なお、図示はしていないが、サーバ１は、
ＣＰＵ（Central Processing Unit）によって装置全体
が制御されているコンピュータである。ＣＰＵには、バ
スを介してＲＡＭ（Random Access Memory）、ハードデ
ィスク装置（ＨＤＤ）、グラフィック処理部、入力イン
タフェース、および通信インタフェース等が接続されて
いる。

【００５８】ＲＡＭには、ＣＰＵに実行させるＯＳ(Ope
rating System)のプログラムやその他のプログラムの少
なくとも一部が一時的に格納される。また、ＲＡＭに
は、ＣＰＵによる処理に必要な各種データが格納され
る。ＨＤＤには、ＯＳやその他のプログラムおよびデー
タが格納される。

【００５９】グラフィック処理部には、モニタ装置が接
続されている。グラフィック処理部は、ＣＰＵからの命
令に従って入力画面などをモニタ装置に表示させる。入
力インタフェースには、キーボードやマウス等が接続さ
れている。入力インタフェースは、キーボードやマウス
等から送られてくる信号を、バスを介してＣＰＵに送信
する。

【００６０】通信インタフェースは、ネットワーク４に
接続されている。通信インタフェースは、ネットワーク
４を介して利用者端末２や店舗端末３との間で、データ
の送受信を行なう。

【００６１】上述においてサーバ１のハードウェア構成
について説明したが、利用者端末２や店舗端末３も同様
のハードウェア構成を備えるコンピュータである。

【００６２】本発明の実施の形態に係る情報提供プログ
ラムを上述のコンピュータで実行させることにより、コ
ンピュータを情報提供装置として機能させることができ
る。

【００６３】また、上記の各コンピュータが有すべき機
能の処理内容は、コンピュータで読み取り可能な記録媒
体に記録されたプログラムに記述させておくことができ
る。このプログラムをコンピュータで実行することによ
り、上記処理がコンピュータで実現できる。コンピュー
タで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置や
半導体メモリなどがある。市場に流通させる場合には、
ＣＤ−ＲＯＭ（Compact Disk Read Only Memory）やフ
レキシブルディスクなどの可搬型記録媒体にプログラム
を格納して流通させたり、ネットワークを介して接続さ
れたコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワ
ークを通じて他のコンピュータに転送したりすることも
できる。コンピュータで実行する際には、コンピュータ
内のハードディスク装置などにプログラムを格納してお
き、メインメモリにロードして実行する。

【００６４】（付記１）利用者端末から、現在地に関す
る情報を受け付けるステップと、前記現在地に関する情
報をもとに、前記利用者端末がどの店舗内に所在してい
るかを特定するステップと、店舗毎の取扱商品の価格に
関する情報を参照して、前記利用者端末が所在している
店舗よりも安い価格で同じ商品を販売している他の店舗
があるか判別するステップと、前記判別の結果情報を、
前記利用者端末へ送信するステップとを備えたことを特
徴とする情報提供方法。

【００６５】（付記２）前記結果情報は、前記利用者端
末が所在している店舗よりも安い価格で同じ商品を販売
している他の店舗があった場合は、該他の店舗に関する
情報であることを特徴とする付記１記載の情報提供方
法。

【００６６】（付記３）前記結果情報は、前記利用者端
末が所在している店舗よりも安い価格で同じ商品を販売
している他の店舗がなかった場合は、該他の店舗が無い
という情報であることを特徴とする付記１記載の情報提
供方法。

【００６７】（付記４）前記結果情報は、前記利用者端
末が所在している店舗よりも安い価格で同じ商品を販売
している他の店舗がなかった場合は、該利用者が所在し
ている店舗での商品購入を勧める情報であることを特徴
とする付記１記載の情報提供方法。

【００６８】（付記５）前記判別するステップは、前記
利用者端末から指定された、特定の商品または特定の商
品カテゴリに属する商品について、店舗毎の価格に関す
る情報を参照することを特徴とする付記１記載の情報提
供方法。

【００６９】（付記６）サーバへ、現在地に関する情報
を送信するステップと、前記送信した情報に対応して、
所在している店舗とは異なる店舗についての情報をサー
バから受信するステップとを備えたことを特徴とする情
報取得方法。

【００７０】（付記７）利用者端末から、現在地に関す
る情報を受け付ける手段と、店舗毎に所在地に関する情
報を管理する店舗マスタと、前記店舗マスタを参照し
て、前記利用者端末がどの店舗内に所在しているかを特
定する手段と、店舗毎の取扱商品の価格に関する情報を
管理する商品マスタと、前記商品マスタを参照して、前
記利用者端末が所在している店舗よりも安い価格で同じ
商品を販売している他の店舗があるか判別する手段と、
前記判別の結果情報を、前記利用者端末へ送信する手段
とを備えたことを特徴とする情報提供装置。

【００７１】（付記８）コンピュータを動作させるため
のプログラムであって、コンピュータに、利用者端末か
ら、現在地に関する情報を受け付ける手段と、前記現在
地に関する情報をもとに、前記利用者端末がどの店舗内
に所在しているかを特定する手段と、店舗毎の取扱商品
の価格に関する情報を参照して、前記利用者端末が所在
している店舗よりも安い価格で同じ商品を販売している
他の店舗があるか判別する手段と、前記判別の結果情報
を、前記利用者端末へ送信する手段とを機能させるため
の情報提供プログラム。

【００７２】（付記９） コンピュータを動作させるた
めのプログラムを格納した記憶媒体であって、コンピュ
ータを、利用者端末から、現在地に関する情報を受け付
ける手段と、前記現在地に関する情報をもとに、前記利
用者端末がどの店舗内に所在しているかを特定する手段
と、店舗毎の取扱商品の価格に関する情報を参照して、
前記利用者端末が所在している店舗よりも安い価格で同
じ商品を販売している他の店舗があるか判別する手段
と、前記判別の結果情報を、前記利用者端末へ送信する
手段として機能させるためのプログラムを格納したこと
を特徴とする記憶媒体。

【００７３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現在地に関する情報を送信してきた利用者に、特定の商
品について、該利用者が所在している店舗よりも安価に
販売している店舗があるかどうかに関する情報を提供す
ることができる。

【００７４】したがって、利用者は、現在地に関する情
報を送信するだけで、該利用者が所在している店舗内で
購入すべきかどうか判断するための情報を入手すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を実現するためのシステム構成図であ
る。

【図２】店舗マスタのデータ例である。

【図３】商品マスタのデータ例である。

【図４】利用者データのデータ例である。

【図５】本発明のサーバの処理を説明するフローであ
る。

【図６】利用者端末に送信された画面の出力例である。

【符号の説明】

１ サーバ ２ 利用者端末 ３ 店舗端末 ４ ネットワーク １１ 送受信プログラム １２ 検索プログラム １３ 登録プログラム １４ 店舗マスタ １５ 利用者データ １６ 商品マスタ ２１ 送受信プログラム ２２ 現在地取得プログラム ３１ 送受信プログラム ３３ 商品マスタ

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】利用者端末から、現在地に関する情報を受
   け付けるステップと、 前記現在地に関する情報をもとに、前記利用者端末がど
   の店舗内に所在しているかを特定するステップと、 店舗毎の取扱商品の価格に関する情報を参照して、前記
   利用者端末が所在している店舗よりも安い価格で同じ商
   品を販売している他の店舗があるか判別するステップ
   と、 前記判別の結果情報を、前記利用者端末へ送信するステ
   ップとを備えたことを特徴とする情報提供方法。
2. 【請求項２】前記結果情報は、前記利用者端末が所在し
   ている店舗よりも安い価格で同じ商品を販売している他
   の店舗があった場合は、該他の店舗に関する情報である
   ことを特徴とする請求項１記載の情報提供方法。
3. 【請求項３】前記結果情報は、前記利用者端末が所在し
   ている店舗よりも安い価格で同じ商品を販売している他
   の店舗がなかった場合は、該利用者が所在している店舗
   での商品購入を勧める情報であることを特徴とする請求
   項１記載の情報提供方法。
4. 【請求項４】前記判別するステップは、前記利用者端末
   から指定された、特定の商品または特定の商品カテゴリ
   に属する商品について、店舗毎の価格に関する情報を参
   照することを特徴とする請求項１記載の情報提供方法。
5. 【請求項５】コンピュータを動作させるためのプログラ
   ムであって、コンピュータに、 利用者端末から、現在地に関する情報を受け付ける手段
   と、 前記現在地に関する情報をもとに、前記利用者端末がど
   の店舗内に所在しているかを特定する手段と、 店舗毎の取扱商品の価格に関する情報を参照して、前記
   利用者端末が所在している店舗よりも安い価格で同じ商
   品を販売している他の店舗があるか判別する手段と、 前記判別の結果情報を、前記利用者端末へ送信する手段
   とを機能させるための情報提供プログラム。