以下、購買活動管理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、ユーザ端末から受信した端末識別子と受信時刻の組と、当該ユーザが実店舗で購入した商品の情報と時刻との組とを用いて、2つの時刻が条件を満たすほど近い場合、端末識別子と商品の情報とを対応付けて蓄積する購買活動管理装置を有する情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、時刻の情報に加えて、位置の情報をも用いて、例えば、複数のPOS端末等が存在する場合でも、精度高く端末識別子と商品の情報とを対応付けて蓄積する購買活動管理装置を有する情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、実店舗で購入した商品の情報を用いて、レコメンド等の処理を行う購買活動管理装置を有する情報システムについて説明する。なお、本実施の形態において、レコメンドは、ユーザ端末への商品情報の送信だけではなく、店舗内において店員が保持している店舗端末への商品情報の送信、商品情報を含むチラシ等の印刷などを含む。
図1は、本実施の形態における情報システムの概念図である。情報システムは、1または2以上のユーザ端末1、1または2以上の店舗端末2、1または2以上の端末装置3、および購買活動管理装置4を備える。ユーザ端末1は、店舗に入ってきたユーザが保持している端末である。ユーザ端末1は、例えば、いわゆるスマートフォン、タブレット端末、携帯電話等であり、携帯可能な端末であれば良い。店舗端末2は、例えば、店舗に設置されている端末、店員が保持している端末等であり、例えば、POS端末、スマートフォン、タブレット端末、パソコン等である。また、端末装置3は、ユーザが電子商取引のために使用する端末である。端末装置3は、例えば、いわゆるパソコン、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話等である。端末装置3は、ユーザ端末1と同じでも良い。また、購買活動管理装置4は、いわゆるサーバ装置であり、クラウドサーバ等、その種類は問わない。
図2は、本実施の形態における情報システムのブロック図である。図3は、購買活動管理装置4のブロック図である。
ユーザ端末1は、ユーザ格納部11、ユーザ受付部12、ユーザ処理部13、ユーザ送信部14、ユーザ受信部15、およびユーザ出力部16を備える。
店舗端末2は、店舗格納部21、店舗受付部22、店舗処理部23、店舗送信部24、店舗受信部25、および店舗出力部26を備える。
端末装置3は、端末格納部31、端末受付部32、端末処理部33、端末送信部34、端末受信部35、および端末出力部36を備える。
購買活動管理装置4は、格納部41、受信部42、受付部43、処理部44、および出力部45を備える。
格納部41は、商品情報格納部411、端末情報格納部412、および購入商品情報格納部413を備える。
購入商品情報格納部413は、店舗購入商品情報格納手段4131、およびネット購入商品情報格納手段4132を備える。
受信部42は、端末識別子受信部421、端末位置情報受信部422、および商品情報受信部423を備える。
処理部44は、端末情報蓄積部441、購入商品情報蓄積部442、第二位置情報取得部443、対応付加部444、および商品情報決定部445を備える。
出力部45は、レコメンド部451を備える。
ユーザ端末1を構成するユーザ格納部11は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、端末識別子である。端末識別子は、ユーザ端末1を識別する情報である。端末識別子は、例えば、電話番号、端末ID、MACアドレス、IPアドレス、クッキーID等である。なお、端末識別子は、上記の識別情報を組み合わせた情報でも良い。
ユーザ受付部12は、各種の情報や指示等を受け付ける。各種の情報や指示等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。ユーザ受付部12は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
ユーザ処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、ユーザ端末1の位置を示す第一位置情報を取得する処理である。第一位置情報は、例えば、(緯度,経度)であるが、アクセスポイントの識別情報(ID)等の位置を示す情報であれば何でも良い。かかる場合、ユーザ処理部13は、例えば、GPS受信機により実現され得る。ただし、ユーザ処理部13が第一位置情報を取得する方法は問わない。ユーザ処理部13は、例えば、3以上の携帯の基地局からの電波の強度を用いて、第一位置情報を取得する等しても良い。あるいは、ユーザ処理部13は、接続中のWiFiアクセスポイントの情報から第一位置情報を取得してもよい。なお、かかる場合、例えば、アクセスポイントの設置場所は、図示しない格納部やユーザ格納部11等に格納されていても良い。また、その他、ユーザ処理部13は、Bluetooth(登録商標)やiBeacon(登録商標)などの近接無線通信の接続先の情報を第一位置情報として、取得しても良い。また、ユーザ処理部13は、複数アクセスポイントから第一位置情報が受信できた場合、受信強度が最も強いアクセスポイントからの情報を第一位置情報として、取得しても良い。また、各種の処理は、例えば、図示しない時計または図示しない外部のサーバ装置等から現在時刻を取得する処理である。なお、かかる現在時刻は、後述する第一時刻情報になり得る。
ユーザ送信部14は、各種の情報を送信する。ユーザ送信部14は、通常、端末識別子を有する端末情報を購買活動管理装置4に送信する。ユーザ送信部14は、端末識別子とユーザ処理部13が取得した第一時刻情報とを有する端末情報を購買活動管理装置4に送信しても良い。また、ユーザ送信部14は、端末識別子とユーザ処理部13が取得した第一時刻情報とユーザ処理部13が取得した第一位置情報とを有する端末情報を購買活動管理装置4に送信しても良い。
ユーザ受信部15は、各種の情報を受信する。ユーザ受信部15は、1以上の商品情報を購買活動管理装置4から受信しても良い。この1以上の商品情報は、ユーザに推薦された商品の情報である。
ユーザ出力部16は、各種の情報を出力する。ユーザ出力部16は、例えば、ユーザ受信部15が受信した1以上の商品情報を出力する。
ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
なお、ユーザ端末1は、例えば、アクセスポイントと接続して、当該アクセスポイントに端末識別子を送信する機能を有するものでも良い。
店舗端末2を構成する店舗格納部21は、各種の情報を格納し得る。各種の情報は、例えば、ユーザの購入活動が行われた位置を示す第二位置情報である。第二位置情報は、例えば、(緯度,経度)であるが、位置を示す情報であれば何でも良い。第二位置情報は、例えば、店舗端末2が接続されているアクセスポイントのIDである。例えば、ある店舗の2Fの子供服売り場に設置されているWiFiアクセスポイントが存在する場合、そのアクセスポイントの位置が、図示しない格納部または店舗格納部21に、フロアマップの情報が示すフロアマップ上の位置を示す情報と対応付けられて記憶されていれば、そのWiFiアクセスポイントに接続されている店舗端末2の第二位置情報は取得され得、その第二位置情報は、通常、緯度経度情報ではない。なお、第二位置情報の取得は、後述する店舗処理部23により行われる。また、各種の情報は、例えば、店舗端末2を識別する店舗端末識別子である。店舗端末識別子は、店舗端末を識別する情報であれば何でも良い。
店舗受付部22は、各種の情報や指示等を受け付ける。各種の情報や指示等は、例えば、ユーザが購入した商品に関する情報である。店舗受付部22は、バーコードリーダー等により商品に関する情報を受け付けても良い。商品に関する情報は、例えば、商品を識別する商品識別子、個数、金額等である。各種の情報や指示等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。店舗受付部22は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
店舗処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、送信する情報を構成する処理である。また、各種の処理とは、例えば、第二位置情報を取得する処理である。かかる場合、店舗処理部23は、例えば、GPS受信機により実現され得る。ただし、店舗処理部23が第二位置情報を取得する方法は問わない。店舗処理部23は、例えば、3以上の携帯の基地局からの電波の強度を用いて、第二位置情報を取得する等しても良い。また、店舗処理部23は、接続中のWiFiアクセスポイントの情報から第二位置情報を取得してもよい。なお、かかる場合、例えば、アクセスポイントの設置場所は、図示しない格納部や店舗格納部21等に格納されていても良い。また、その他、店舗処理部23は、Bluetooth(登録商標)やiBeacon(登録商標)などの近接無線通信の接続先の情報を第二位置情報として、取得しても良い。また、店舗処理部23は、複数アクセスポイントから第二位置情報が受信できた場合、受信強度が最も強いアクセスポイントからの情報を第二位置情報として、取得しても良い。また、各種の処理は、例えば、図示しない時計または図示しない外部のサーバ装置等から現在時刻を取得する処理である。なお、かかる現在時刻は、後述する第二時刻情報になり得る。
店舗送信部24は、各種の情報を購買活動管理装置4に送信する。各種の情報は、例えば、ユーザが店舗で購入した商品に関する店舗購入商品情報である。店舗購入商品情報は、通常、商品識別子を有する。また、各種の情報は、例えば、店舗購入商品情報と、当該店舗購入商品情報に対応する第二時刻情報とを有する購入商品情報である。なお、第二時刻情報は、商品が購入された時刻に関する情報である。第二時刻情報は、例えば、日時、時刻などである。また、各種の情報は、例えば、商品情報と第二時刻情報と第二位置情報とを有する購入商品情報である。なお、店舗購入商品情報と購入商品情報とは、同じ情報でも良い。
店舗受信部25は、各種の情報を受信する。各種の情報は、例えば、レコメンドする対象の1以上の商品情報である。
店舗出力部26は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、店舗受信部25が受信した1以上の商品情報である。
端末装置3を構成する端末格納部31は、各種の情報を格納し得る。各種の情報は、例えば、端末識別子である。また、各種の情報は、例えば、ユーザを識別するユーザ識別子である。ユーザ識別子は、例えば、ID、氏名、MACアドレス、IPアドレス、端末ID、クッキーID等である。また、ユーザ識別子は、例えば、上記の情報を組み合わせた情報等でも良い。
端末受付部32は、各種の情報や指示等を受け付ける。各種の情報や指示等とは、例えば、電子商取引を利用して、商品等を購入する指示等である。なお、商品等とは、商品またはサービスである。
各種の情報や指示等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。端末受付部32は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
端末処理部33は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、購買活動管理装置4に送信する情報を構成する処理である。
端末送信部34は、各種の情報を購買活動管理装置4に送信する。各種の情報とは、電子商取引を用いて購入する商品に関する情報である。
端末受信部35は、各種の情報を受信する。端末受信部35は、例えば、1以上の商品情報を購買活動管理装置4から受信する。
端末出力部36は、端末受信部35が受信した情報を出力する。
購買活動管理装置4を構成する格納部41は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、後述する1以上の商品情報、1以上の端末情報、1以上のユーザ情報、1以上の店舗購入商品情報、1以上のネット購入情報等である。なお、ユーザ情報は、ユーザに関する情報であり、例えば、ユーザ識別子、端末識別子やその他のIDを有する。
商品情報格納部411は、1以上の商品情報を格納し得る。商品情報は、商品に関する情報である。商品情報は、例えば、商品識別子、商品画像、商品の広告情報、商品の属性値等を有する。商品の属性値は、例えば、価格、仕様(サイズ、重さなど)等である。
端末情報格納部412は、1または2以上の端末情報を格納し得る。
購入商品情報格納部413は、1または2以上の購入商品情報を格納し得る。購入商品情報は、ここでは、通常、1以上の店舗購入商品情報、1以上のネット購入情報を有する。
店舗購入商品情報格納手段4131は、1または2以上の店舗購入商品情報を格納し得る。
ネット購入商品情報格納手段4132は、1または2以上のネット購入情報を格納し得る。ネット購入情報は、端末識別子と1以上のネット購入商品情報とを有する。ネット購入商品情報は、電子商取引により購入された商品の商品情報である。ここでの商品情報は、商品情報の一部(例えば、商品識別子のみ)でも良い。
受信部42は、指示や情報等をユーザ端末1または店舗端末2または端末装置3から受信する。指示や情報等とは、例えば、端末識別子、後述する第一位置情報、商品情報等である。受信部42は、ユーザ端末1または店舗端末2または端末装置3から、間接的に(他の装置を介して)、指示や情報等を受信しても良いことは言うまでもない。つまり、本明細書における受信は、通常、直接的な受信だけではなく、他の装置を介した間接的な受信も含む。
端末識別子受信部421は、ユーザ端末1から送信されたユーザ端末1を識別する端末識別子を受信する。端末識別子は、例えば、ユーザ端末1を特定する電話番号、端末ID、MACアドレス、IPアドレス等である。
端末位置情報受信部422は、ユーザ端末1の位置を示す第一位置情報を受信する。第一位置情報は、例えば、(緯度、経度)であるが、位置を示す情報であれば何でも良い。
商品情報受信部423は、ユーザが店舗で購入した商品に関する店舗購入商品情報を受信する。店舗購入商品情報は、通常、商品識別子を有する。商品情報受信部423は、通常、店舗端末2から店舗購入商品情報を受信する。
受付部43は、一の端末識別子を受け付ける。一の端末識別子の受け付け方法は問わない。受け付けは、例えば、端末識別子受信部421が受信した端末識別子の取得でも良い。また、受付部43は、受信されたユーザ識別子と対になる端末識別子を、格納部41から取得しても良い。また、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
処理部44は、一の端末識別子と対になる1以上のネット購入商品情報と1以上の店舗購入商品情報とを用いて、予め決められた処理を行う。予め決められた処理とは、例えば、レコメンド、広告情報の出力などである。レコメンドは、ユーザにお勧めの商品を出力する処理である。予め決められた処理とは、例えば、1以上のネット購入商品情報と1以上の店舗購入商品情報とを用いた統計処理である。つまり、処理部44は、例えば、一のユーザが電子商取引で購入する商品と、実店舗で購入する商品との傾向の差異があるか否かを解析する処理を行う。処理部44は、例えば、一のユーザが電子商取引で購入する商品の種類ごとの割合、実店舗で購入する商品の種類ごとの割合を算出する。その他、統計処理の内容は問わない。処理部44は、例えば、1以上のネット購入商品情報と1以上の店舗購入商品情報とを用いて、電子商取引と実店舗の両方で購入するすべての商品の情報から、電子商取引と実店舗で購入とを区別して、統計処理して、処理結果を取得しても良いし、電子商取引と実店舗で購入とを区別せずに統計処理して、処理結果を取得しても良い。
端末情報蓄積部441は、端末識別子と第一時刻情報とを有する端末情報を端末情報格納部412に蓄積する。第一時刻情報は、端末識別子が受信された時刻に関する情報である。第一時刻情報とは、通常、日時であるが、時刻のみでも良い。
端末情報蓄積部441は、端末識別子と第一時刻情報と第一位置情報とを有する端末情報を端末情報格納部412に蓄積しても良い。蓄積される第一時刻情報は、ユーザ端末1から受信されても良いし、図示しない時計から取得する等しても良い。
購入商品情報蓄積部442は、店舗購入商品情報と第二時刻情報とを有する購入商品情報を、購入商品情報格納部413に蓄積する。第二時刻情報は、店舗購入商品情報が受信された時刻に関する情報である。第二時刻情報は、通常、日時であるが、時刻のみでも良い。
購入商品情報蓄積部442は、商品情報と第二時刻情報と第二位置情報とを有する購入商品情報を、購入商品情報格納部413に蓄積しても良い。蓄積される第二時刻情報は、店舗端末2から受信されても良いし、図示しない時計から取得する等しても良い。
第二位置情報取得部443は、ユーザの購入活動が行われた位置を示す第二位置情報を取得する。第二位置情報は、例えば、(緯度,経度)であるが、位置を示す情報であれば何でも良い。第二位置情報取得部443は、第二位置情報を店舗端末2から受信しても良いし、格納部41に予め格納されている第二位置情報を取得しても良い。第二位置情報は、通常、店舗端末2の位置を示す情報である。
対応付加部444は、第一時刻情報と第二時刻情報とが予め決められた条件を満たすほど近い時刻を示す情報である場合、第一時刻情報と対になる端末識別子と第二時刻情報と対になる店舗購入商品情報とを対応付ける。対応付ける処理は、例えば、リンク付ける処理、一のレコードやデータ構造の中に、必要な情報を蓄積する処理等である。対応付けるための処理内容は、問わない。なお、端末識別子と店舗購入商品情報とを対応付ける処理は、端末識別子と対になるユーザ識別子と店舗購入商品情報とを対応付ける処理でも良い。
対応付加部444は、第一時刻情報と第二時刻情報とが予め決められた条件を満たすほど近い時刻を示す情報であり、かつユーザ端末1と店舗端末2とが予め決められた条件を満たすほど近い位置に存在すると判断した場合、第一時刻情報と対になる端末識別子と第二時刻情報と対になる店舗購入商品情報とを対応付けても良い。
なお、ユーザ端末1と店舗端末2とが予め決められた条件を満たすほど近い位置に存在するか否かは、対応付加部444は、例えば、ユーザ端末1が送信する第一位置情報と店舗端末2が送信する第二位置情報とから判断する。つまり、対応付加部444は、例えば、第一位置情報と第二位置情報との差異(距離)が閾値以下または閾値未満であることを判断し、ユーザ端末1と店舗端末2とが予め決められた条件を満たすほど近い位置に存在することを検知しても良い。また、対応付加部444は、例えば、第一位置情報と第二位置情報とが同じ情報(例えば、同じアクセスポイントのID等)であることを検知し、ユーザ端末1と店舗端末2とが予め決められた条件を満たすほど近い位置に存在すると判断しても良い。また、例えば、ユーザ端末1から受信した情報(例えば、端末識別子)と、店舗端末2から受信した情報(例えば、店舗端末識別子または店舗購入商品情報)が同一のアクセスポイントから送信されてきたことを検知し、ユーザ端末1と店舗端末2とが予め決められた条件を満たすほど近い位置に存在すると判断しても良い。 対応付加部444は、第一時刻情報と第二時刻情報とが予め決められた条件を満たすほど近い時刻を示す情報であり、かつ第一位置情報と第二位置情報とが予め決められた条件を満たすほど近い位置を示す情報である場合、第一時刻情報と対になる端末識別子と第二時刻情報と対になる店舗購入商品情報とを対応付けても良い。なお、第一位置情報と第二位置情報とが予め決められた条件を満たすほど近い位置を示す情報であることは、第一位置情報と第二位置情報とが同じ情報(例えば、同じアクセスポイントのID等)であっても良いし、第一位置情報と第二位置情報との差異(距離)が閾値以下または閾値未満であっても良いし、端末識別子が第一位置情報を兼ね、かつ店舗端末識別子が第二位置情報を兼ねる場合、端末識別子と店舗端末識別子とが同じアクセスポイントから送信されてきた場合に、対応付加部444は、ユーザ端末1と店舗端末2とが同じ領域に居る(第一位置情報と第二位置情報とが予め決められた条件を満たすほど近い位置を示す情報である)と判断しても良い。
商品情報決定部445は、一の端末識別子と対になる1以上のネット購入商品情報と1以上の店舗購入商品情報とを用いて、出力する1以上の商品情報を決定する。商品情報決定部445が商品情報を決定する処理は、公知のレコメンデーション技術が利用可能である。公知のレコメンデーション技術は、例えば、協調フィルタリング等のレコメンデーション技術である。また、レコメンデーション技術は、例えば、特許第5064063号に記載の技術、特許第5140289号に記載の技術等である。
出力部45は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、1以上の商品情報である。1以上の商品情報は、商品情報決定部445が決定した情報である。ここで、出力とは、例えば、ユーザ端末1または店舗端末2への送信である。また、出力は、プリンタへの印刷でも良い。また、出力とは、例えば、端末装置3への送信である。
レコメンド部451は、1以上の商品情報を出力する。1以上の商品情報は、商品情報決定部445が決定した商品情報である。
レコメンド部451は、例えば、店舗購入商品情報を送信した店舗端末2に1以上の商品情報を送信する。
レコメンド部451は、例えば、店舗内のプリンタに1以上の商品情報を印刷させる。なお、かかる場合、レコメンド部451は、通常、店舗内のプリンタのIPアドレス等アドレス等を予め保持している。
レコメンド部451は、例えば、端末識別子受信部421が端末識別子を受信した場合に、店舗購入商品情報を送信した店舗端末2に1以上の商品情報を送信する、または店舗内のプリンタに1以上の商品情報を印刷させる。
レコメンド部451は、例えば、端末識別子に対応する端末装置3から、電子商取引のためのアクセスがあった場合に、当該端末装置3に1以上の商品情報を送信する。
なお、端末装置3は、ユーザが使用する端末であり、ユーザ端末1と同じでも良いし、例えば、家庭に設置されている、いわゆるパソコン等でも良い。
ユーザ格納部11、店舗格納部21、端末格納部31、格納部41、商品情報格納部411、端末情報格納部412、および購入商品情報格納部413は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
ユーザ格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報がユーザ格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報がユーザ格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報がユーザ格納部11等で記憶されるようになってもよい。
ユーザ処理部13、店舗処理部23、端末処理部33、処理部44、端末情報蓄積部441、購入商品情報蓄積部442、第二位置情報取得部443、対応付加部444、および商品情報決定部445は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。ユーザ処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
ユーザ送信部14、店舗送信部24、端末送信部34、出力部45、およびレコメンド部451は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。なお、出力部45、およびレコメンド部451は、プリンタで実現されても良い。
ユーザ受信部15、店舗受信部25、端末受信部35、受信部42、端末識別子受信部421、端末位置情報受信部422、および商品情報受信部423は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
ユーザ出力部16、店舗出力部26、および端末出力部36は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。ユーザ出力部16は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、情報システムの動作について説明する。まず、ユーザ端末1の動作例について説明する。ユーザ端末1のユーザ処理部13は、通常、常時、連続して第一位置情報を取得する。そして、ユーザ処理部13は、第一位置情報とユーザ格納部11の端末識別子とを用いて、送信する端末情報を構成する。なお、ここで、ユーザ処理部13は、図示しない時計から時刻情報を取得して、当該時刻情報をも含む端末情報を構成しても良い。そして、ユーザ送信部14は、構成された端末情報を送信する。なお、送信された端末情報は、購買活動管理装置4が、直接または間接的に受信する。また、ユーザ端末1は、端末識別子をアクセスポイントに送信する等しても良い。そして、かかる場合、端末識別子は第一位置情報を兼ねても良い。
また、ユーザ端末1のユーザ受信部15は、1以上の商品情報を購買活動管理装置4から受信する。そして、ユーザ出力部16は、ユーザ受信部15が受信した1以上の商品情報を出力する。
次に、店舗端末2の動作例について説明する。店舗端末2の店舗受付部22は、ユーザが購入した商品に関する店舗購入商品情報を受け付ける。そして、店舗処理部23は、店舗購入商品情報を用いて、送信する情報を構成する。なお、構成された情報は、例えば、店舗購入商品情報と第二時刻情報とを有する。また、構成された情報は、第二位置情報をさらに含むことは好適である。そして、店舗送信部24は、構成された情報である店舗購入商品情報を購買活動管理装置4に送信する。なお、店舗受付部22が受け付けた店舗購入商品情報と、送信された店舗購入商品情報とは、通常、異なるが、ユーザが購入した商品に関する情報(例えば、商品識別子)は、両方ともに含まれる。
また、店舗端末2の店舗受信部25は、1以上の商品情報を購買活動管理装置4から受信する。そして、店舗出力部26は、店舗受信部25が受信した1以上の商品情報を出力する。かかる1以上の商品情報は、通常、特定の顧客にお勧めするべき商品の情報である。
次に、端末装置3の動作例について説明する。端末装置3の端末受付部32は、電子商取引を利用して、商品等を購入する指示を受け付ける。次に、端末処理部33は、電子商取引を行う購買活動管理装置4に送信する情報を構成する。送信する情報には、端末格納部31のユーザ識別子が含まれる。次に、端末送信部34は、端末処理部33で構成された情報を購買活動管理装置4に送信する。そして、情報の送信に応じて、端末受信部35は、1以上の商品情報を購買活動管理装置4から受信する。端末出力部36は、端末受信部35が受信した1以上の商品情報を出力する。かかる1以上の商品情報は、通常、本ユーザに、推薦する商品の情報である。
次に、購買活動管理装置4の動作例について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)受信部42は、端末情報をユーザ端末1から受信したか否かを判断する。端末情報を受信した場合はステップS402に行き、端末情報を受信しない場合はステップS406に行く。なお、端末情報は、端末識別子を含む。また、端末情報は、第一位置情報を含んでも良い。
(ステップS402)処理部44は、ステップS401で受信された情報を用いて、対比に用いる端末情報を取得する。例えば、ステップS401で受信された情報に、時刻情報が含まれない場合、処理部44は、図示しない時計等から時刻情報を取得する。そして、処理部44は、ステップS401で受信された情報と時刻情報とを有する端末情報を構成する。対比に用いる端末情報とは、店舗購入商品情報との対比に用いる端末情報である。
(ステップS403)処理部44は、店舗購入商品情報対応付け処理を行う。店舗購入商品情報対応付け処理の詳細について、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、店舗購入商品情報対応付け処理とは、ステップS402で取得された端末情報に対応する店舗購入商品情報を決定し、対応付ける処理である。
(ステップS404)端末情報蓄積部441は、ステップS402で取得された端末情報を端末情報格納部412に蓄積する。
(ステップS405)商品情報決定部445等は、レコメンド処理を行う。ステップS401に戻る。なお、レコメンド処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS406)受信部42は、店舗購入商品情報を店舗端末2から受信したか否かを判断する。店舗購入商品情報を受信した場合はステップS407に行き、受信しなかった場合はステップS411に行く。
(ステップS407)処理部44は、ステップS406で受信された情報を用いて、対比に用いる店舗購入商品情報を取得する。例えば、ステップS406で受信された店舗購入商品情報に、時刻情報が含まれない場合、処理部44は、図示しない時計等から時刻情報を取得する。そして、処理部44は、ステップS406で受信された情報と時刻情報とを有する店舗購入商品情報を構成する。なお、対比に用いる店舗購入商品情報とは、端末情報との対比に用いる店舗購入商品情報である。
(ステップS408)処理部44は、端末情報対応付け処理を行う。端末情報対応付け処理の詳細について、図7のフローチャートを用いて説明する。なお、端末情報対応付け処理とは、ステップS407で取得された店舗購入商品情報に対応する端末情報を決定し、対応付ける処理である。
(ステップS409)購入商品情報蓄積部442は、ステップS407で取得された店舗購入商品情報を購入商品情報格納部413に蓄積する。
(ステップS410)商品情報決定部445等は、レコメンド処理を行う。ステップS401に戻る。なお、レコメンド処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS411)受信部42は、端末装置3から電子商取引のためのアクセスを受け付けたか否かを判断する。アクセスを受け付けた場合はステップS412に行き、アクセスを受け付けない場合はステップS401に戻る。
(ステップS412)商品情報決定部445等は、第二レコメンド処理を行う。第二レコメンド処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS413)処理部44は、ステップS415で受け付けられたアクセスに応じた処理を行う。かかる処理内容は問わない。
なお、図4のフローチャートにおいて、一旦、蓄積された端末情報について、蓄積から閾値以上時間が経過した場合、または店舗からユーザ端末1が出て行ったことを検知した場合等に、対応する端末情報は削除されることは好適である。
また、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS403の店舗購入商品情報対比処理の詳細について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS501)処理部44は、着目する端末情報から、第一時刻情報、または第一時刻情報と第一位置情報を取得する。
(ステップS502)処理部44は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS503)処理部44は、店舗購入商品情報格納手段4131に、対比するi番目の店舗購入商品情報が存在するか否かを判断する。i番目の店舗購入商品情報が存在する場合はステップS504に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。
(ステップS504)処理部44は、i番目の店舗購入商品情報が有する第二時刻情報を取得する。
(ステップS505)処理部44は、2つの時刻情報が予め決められた条件を満たすか否かを判断する。予め決められた条件を満たす場合はステップS506に行き、満たさない場合はステップS510に行く。なお、2つの時刻情報とは、ステップS501で取得された第一時刻情報と、ステップS504で取得された第二時刻情報である。また、予め決められた条件とは、2つの時刻情報が示す時刻の差異が閾値以内または閾値より小さいことである。
(ステップS506)処理部44は、位置情報の検査も行うかどうかを判断する。位置情報の検査も行う場合はステップS507に行き、位置情報の検査は行わない場合はステップS509に行く。なお、位置情報の検査も行うかどうかは、予め決められていても良いし、ステップS501で第一位置情報を取得できたか否かにより決定されても良い。
(ステップS507)第二位置情報取得部443は、ユーザの購入活動が行われた位置を示す第二位置情報を取得する。
(ステップS508)処理部44は、2つの位置情報が予め決められた条件を満たすか否かを判断する。予め決められた条件を満たす場合はステップS509に行き、満たさない場合はステップS510に行く。なお、2つの位置情報とは、ステップS501で取得された第一位置情報と、ステップS507で取得された第二位置情報である。また、予め決められた条件とは、2つの位置情報の差異が閾値以内または閾値より小さいことである。なお、2つの位置情報の差異とは、例えば、距離である。また、ここで、処理部44は、ユーザ端末1と店舗端末2とが予め決められた条件を満たすほど近くに存在するか否かを判断することは好適である。そして、この判断のために、処理部44は、第一位置情報と第二位置情報とを用いても良い。ただし、この判断のために、処理部44は、端末情報と店舗購入商品情報とが同じWiFiアクセスポイントを介して受信されたか否かを判断し、同じWiFiアクセスポイントを介して受信された場合に、ユーザ端末1と店舗端末2とが予め決められた条件を満たすほど近くに存在すると判断しても良い。
(ステップS509)対応付加部444は、着目する端末情報が有する端末識別子とi番目の店舗購入商品情報とを対応付ける。
(ステップS510)処理部44は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS503に戻る。
次に、ステップS405のレコメンド処理の例について、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS601)商品情報決定部445は、蓄積された端末情報が有する端末識別子を取得する。
(ステップS602)商品情報決定部445は、ステップS601で取得した端末識別子と対になるユーザ識別子を格納部41から取得する。なお、ここで端末識別子とユーザ識別子とが同じでも良い。かかる場合、本ステップは不要である。
(ステップS603)商品情報決定部445は、ステップS601で取得した端末識別子またはステップS602で取得したユーザ識別子と対になる1以上のネット購入商品情報を、ネット購入商品情報格納手段4132から取得する。
(ステップS604)商品情報決定部445は、ステップS601で取得した端末識別子またはステップS602で取得したユーザ識別子と対になる1以上の店舗購入商品情報を、店舗購入商品情報格納手段4131から取得する。
(ステップS605)商品情報決定部445は、ステップS603で取得した1以上のネット購入商品情報およびステップS604で取得した1以上の店舗購入商品情報を用いて、レコメンドする1以上の商品情報を、商品情報格納部411から取得する。なお、かかる1以上の商品情報の取得には、種々の公知の情報推薦技術が利用可能である。
(ステップS606)レコメンド部451は、ステップS605で取得された1以上の商品情報を出力する。上位処理にリターンする。なお、ここで出力とは、例えば、店舗端末2への送信、店舗内のプリンタへの印刷、ユーザ端末1への送信などである。
次に、ステップS408の端末情報対応付け処理の詳細について、図7のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS701)処理部44は、着目する店舗購入商品情報から、第二時刻情報、または第二時刻情報と第二位置情報を取得する。
(ステップS702)処理部44は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS703)処理部44は、端末情報格納部412に、対比するi番目の端末情報が存在するか否かを判断する。i番目の端末情報が存在する場合はステップS704に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。
(ステップS704)処理部44は、i番目の端末情報が有する第一時刻情報を取得する。
(ステップS705)処理部44は、2つの時刻情報が予め決められた条件を満たすか否かを判断する。予め決められた条件を満たす場合はステップS706に行き、満たさない場合はステップS710に行く。なお、2つの時刻情報とは、ステップS701で取得された第二時刻情報と、ステップS704で取得された第一時刻情報である。また、予め決められた条件とは、2つの時刻情報が示す時刻の差異が閾値以内または閾値より小さいことである。
(ステップS706)処理部44は、位置情報の検査も行うかどうかを判断する。位置情報の検査も行う場合はステップS707に行き、位置情報の検査は行わない場合はステップS709に行く。なお、位置情報の検査も行うかどうかは、予め決められていても良いし、ステップS701で第二位置情報を取得できたか否かにより決定されても良い。
(ステップS707)処理部44は、i番目の端末情報が有する第一位置情報を取得する。
(ステップS708)処理部44は、2つの位置情報が予め決められた条件を満たすか否かを判断する。予め決められた条件を満たす場合はステップS709に行き、満たさない場合はステップS710に行く。なお、2つの位置情報とは、ステップS701で取得された第二位置情報と、ステップS707で取得された第一位置情報である。また、予め決められた条件とは、2つの位置情報の差異が閾値以内または閾値より小さいことである。なお、2つの位置情報の差異とは、例えば、距離である。また、ここで、処理部44は、ユーザ端末1と店舗端末2とが予め決められた条件を満たすほど近くに存在するか否かを判断することは好適である。そして、この判断のために、処理部44は、第一位置情報と第二位置情報とを用いても良い。ただし、この判断のために、処理部44は、端末情報と店舗購入商品情報とが同じWiFiアクセスポイントを介して受信されたか否かを判断し、同じWiFiアクセスポイントを介して受信された場合に、ユーザ端末1と店舗端末2とが予め決められた条件を満たすほど近くに存在すると判断しても良い。
(ステップS709)対応付加部444は、着目する店舗購入商品情報とi番目の端末情報とを対応付ける。
(ステップS710)処理部44は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS703に戻る。
次に、ステップS412の第二レコメンド処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。図8のフローチャートにおいて、図6のフローチャートと同一のステップについて説明を省略する。
(ステップS801)レコメンド部451は、ステップS605で取得された1以上の商品情報を端末装置3に送信する。上位処理にリターンする。
以下、本実施の形態における情報システムの具体的な動作例について説明する。情報システムの概念図は図1である。
今、格納部41は、図9に示すユーザ情報管理表を保持している。ユーザ情報管理表は、ユーザに関するユーザ情報を管理する表である。ユーザ情報管理表は、「ID」「ユーザ識別子」「端末識別子」「氏名」「年齢」「住所」「メールアドレス」等の属性値を有するレコードを管理している。「ID」はレコードを識別する情報である。「端末識別子」は、ユーザの端末を識別する情報であり、ここではMACアドレスであるが、電話番号、IPアドレス、クッキーID等でも良い。「ユーザ識別子」は、ユーザが、例えば、電子商取引サービスを享受する場合のユーザ登録の際に、ユーザに付与された、ユーザにユニークな情報である。なお、ユーザ情報管理表の各レコードは、通常、電子商取引を開始する際に、登録された情報である。
また、商品情報格納部411は、図10に示す商品情報管理表を格納している。商品情報管理表は、「ID」「商品識別子」「商品名」「価格」「種類」「商品画像」等の属性値を有するレコードを管理している。また、商品情報管理表は、商品の在庫数や在庫場所(店舗の場所)等を有しても良い。「ID」はレコードを識別する情報であり、「商品識別子」はここでは商品番号である。「種類」は商品の種類であり、「商品画像」は商品の画像であり、ここでは写真である。
また、端末情報格納部412は、図11に示す端末情報管理表を保持している。端末情報管理表は、端末情報を管理する表である。端末情報管理表は、「ID」「端末識別子」「第一時刻情報」「第一位置情報」等の属性値を有するレコードを管理している。「ID」はレコードを識別する情報である。端末情報管理表のレコードは、例えば、店舗に入ってきた、または店舗内に居るユーザのユーザ端末1から送信される情報を用いて構成される。なお、一の端末識別子と対になる「第一時刻情報」「第一位置情報」は、通常、常時、連続して更新される、とする。また、店舗から出たことを検知したユーザ端末1の端末情報は、図11の端末情報管理表から削除される、つまり、処理部44は、店舗から出たことを検知したユーザ端末1の端末情報を、図11の端末情報管理表から削除する。なお、処理部44は、例えば、閾値以上の時間、一の端末識別子を有する端末情報を受信しなかった場合、当該一の端末識別子を有する端末情報を、図11の端末情報管理表から削除する。
また、店舗購入商品情報格納手段4131は、図12に示す店舗購入商品情報管理表を格納している。店舗購入商品情報管理表は、店舗購入商品情報を管理する表である。店舗購入商品情報管理表は、「ID」「商品識別子」「第二時刻情報」「第二位置情報」等の属性値を有するレコードを管理している。「ID」はレコードを識別する情報である。「商品識別子」は、店舗で購入された商品の識別子である。店舗購入商品情報管理表のレコードは、例えば、店舗において、商品の購入が確定した後、店舗端末2から送信される情報を用いて構成される。
また、店舗購入商品情報格納手段4131は、図13に示す店舗購入商品ユーザ管理表を保持している。店舗購入商品ユーザ管理表は、店舗で購入された商品とユーザの端末との対応を管理する表である。店舗購入商品情報管理表は、「ID」「端末識別子」「店舗購入商品情報」等の属性値を有するレコードを管理している。「店舗購入商品情報」は、「商品識別子」「価格」「時刻情報」等の属性値を有するレコードを管理している。「ID」はレコードを識別する情報であり、「商品識別子」はここでは商品番号である。「時刻情報」は、ここでは第二時刻情報であるが、第一時刻情報を採用しても良い。
さらに、ネット購入商品情報格納手段4132は、図14に示す購入情報管理表を保持している。購入情報管理表は、電子商取引により購入された商品の情報を管理する表である。購入情報管理表は、「ID」「購入識別子」「ユーザ識別子」「商品識別子」「端末識別子」「数量」「価格」「購入日」等の属性値を有するレコードを管理している。「ID」はレコードを識別する情報である。「購入識別子」は、一の電子商取引に対して付与されるユニークなIDである。「数量」は購入した商品の数量、「価格」は支払価格、「商品識別子」は購入された商品の商品識別子である。なお、1レコードに対して、「商品識別子」「数量」「価格」は、複数存在する場合もある。また、電子商取引の際に、端末識別子が受信された場合は「端末識別子」に属性値が存在するが、端末識別子が受信されていない場合は「端末識別子」の属性値は存在しない(NULLである)。
かかる状況において、以下の3つの具体例について説明する。具体例1は、店舗に入ってきたユーザに対して、店舗での商品購入履歴および電子商取引での商品購入履歴を用いて、商品情報をレコメンドする場合である。具体例2は、ユーザが店舗で商品を購入した場合に、ユーザ端末1の端末識別子と店舗商品購入情報とを対応付ける処理を行い、かつ店舗で商品を購入したユーザに対して、店舗での商品購入履歴および電子商取引での商品購入履歴を用いて、有益であると思われる1以上の商品情報を出力する場合である。具体例3は、電子商取引サービスのサーバ(購買活動管理装置4)にアクセスしたユーザに対して、店舗での商品購入履歴および電子商取引での商品購入履歴を用いて、レコメンドする場合である。
(具体例1)
今、ユーザ「太田花子」が店舗に入ってきた、とする。そして、太田花子のユーザ端末1のユーザ処理部13は、第一位置情報「p701」を取得する。そして、ユーザ処理部13は、ユーザ格納部11の端末識別子「6A:5F:12:38:B1:17」と第一位置情報「p701」とを用いて、送信する端末情報「6A:5F:12:38:B1:17,p701」を構成する。そして、ユーザ送信部14は、端末情報「6A:5F:12:38:B1:17,p701」を購買活動管理装置4に送信する。
次に、購買活動管理装置4の受信部42は、当該端末情報をユーザ端末1から受信する。そして、次に、処理部44は、図示しない時計から現在時刻である第一時刻情報「t701」を取得する。そして、処理部44は、第一時刻情報「t701」を用いて、対比に用いる端末情報「6A:5F:12:38:B1:17,p701,t701」を構成する。
そして、処理部44は、以下のように、店舗購入商品情報対応付け処理を行う。つまり、処理部44は、図12の店舗購入商品情報管理表を対象として、第一時刻情報「t701」と予め決められた条件を満たすほど近い第二時刻情報と対になり、かつ第一位置情報「p701」と予め決められた条件を満たすほど近い距離にある第二位置情報と対になるレコードを検索する。しかし、処理部44は、レコードを検索できなかった(ヒット件数が0であった)とする。
次に、端末情報蓄積部441は、取得された端末情報「6A:5F:12:38:B1:17,p701,t701」を図11の端末情報管理表に蓄積する。
また、商品情報決定部445等は、以下のようにレコメンド処理を行う。つまり、商品情報決定部445は、端末識別子「6A:5F:12:38:B1:17」を取得する。次に、商品情報決定部445は、取得した端末識別子と対になるユーザ識別子「0002」をユーザ情報管理表(図9)から取得する。
次に、商品情報決定部445は、ユーザ識別子「0002」と対になる1以上のネット購入商品情報を、購入情報管理表(図14)から取得する。ここで、商品情報決定部445は、図14の「ID=1」等のレコードを取得した、とする。この処理により、太田花子が電子商取引により、購入した商品の情報を取得できた。
また、商品情報決定部445は、端末識別子「6A:5F:12:38:B1:17,p701,t701」と対になる1以上の店舗購入商品情報を、店舗購入商品情報管理表(図13)から取得する。ここで、商品情報決定部445は、「ID=2」等のレコードを取得した、とする。この処理により、太田花子が、店舗で購入した商品の情報を取得できた。
次に、商品情報決定部445は、取得した1以上のネット購入商品情報および1以上の店舗購入商品情報を用いて、レコメンドする1以上の商品情報を、商品情報管理表(図10)から取得する。
次に、レコメンド部451は、取得された1以上の商品情報を、店舗のプリンタに印刷する。なお、この印刷は、ユーザ「太田花子」向けのチラシの印刷である。また、チラシの例を図15に示す。
また、レコメンド部451は、取得された1以上の商品情報を、店員が保持している店舗端末2に送信する。
次に、店舗端末2は、1以上の商品情報を受信し、出力する。かかる出力例は図16である。なお、店員は、図16の表示を見ながら、ユーザ「太田花子」に商品を勧めることができる。
(具体例2)
今、ユーザ「太田花子」は、店舗で商品を購入した、とする。そして、店員が店舗端末2に対して、太田花子が購入した商品の情報であり、商品識別子「881113」を有する店舗購入商品情報を入力した、とする。
そして、店舗端末2の店舗受付部22は、ユーザが購入した商品に関する店舗購入商品情報を受け付ける。そして、店舗処理部23は、店舗購入商品情報を用いて、送信する情報を構成する。つまり、店舗処理部23は、レジ(店舗端末2)の位置を示す第二位置情報「P801」を店舗格納部21から取得する。そして、店舗処理部23は、購入商品情報「881113,P801」を構成する。次に、店舗送信部24は、当該購入商品情報を購買活動管理装置4に送信する。
次に、購買活動管理装置4の受信部42は、店舗購入商品情報を店舗端末2から受信する。そして、処理部44は、現在時刻である第二時刻情報「T801」を図示しない時計から取得する。そして、処理部44は、受信された情報を用いて、対比に用いる購入商品情報「881113,P801,T801」を構成する。
次に、処理部44は、以下のように、端末情報対応付け処理を行う。まず、処理部44は、着目する店舗購入商品情報が有する第二時刻情報「T801」と第二位置情報「P801」を取得する。
次に、処理部44は、端末情報管理表(図11)を対象として、第二時刻情報「T801」と予め決められた条件を満たすほど近い第一時刻情報と対になり、かつ第二位置情報「P801」と予め決められた条件を満たすほど近い距離にある第一位置情報と対になるレコードを検索する。ここで、図11の「ID=2」のレコードが該当した、とする。
次に、対応付加部444は、着目する店舗購入商品情報と図11の「ID=2」のレコードが有する端末識別子「6A:5F:12:38:B1:17」とを対応付ける。ここでは、対応付加部444は、端末識別子「6A:5F:12:38:B1:17」、店舗購入商品情報が有する商品識別子「881113」、価格「3500」、第二時刻情報「T801」を有するレコード「6A:5F:12:38:B1:17,881113,3500,T801」を構成し、図13の店舗購入商品ユーザ管理表に蓄積する。
次に、購入商品情報蓄積部442は、購入商品情報「881113,T801,P801」を図12の店舗購入商品情報管理表に蓄積する。
次に、商品情報決定部445等は、以下のようにレコメンド処理を行う。つまり、商品情報決定部445は、端末識別子「6A:5F:12:38:B1:17」を取得する。次に、商品情報決定部445は、取得した端末識別子と対になるユーザ識別子「0002」をユーザ情報管理表(図9)から取得する。
次に、商品情報決定部445は、ユーザ識別子「0002」と対になる1以上のネット購入商品情報を、購入情報管理表(図14)から取得する。ここで、商品情報決定部445は、図14の「ID=1」等のレコードを取得した、とする。この処理により、太田花子が電子商取引により、購入した商品の情報を取得できた。
また、商品情報決定部445は、取得した端末識別子「6A:5F:12:38:B1:17」と対になる1以上の店舗購入商品情報を、店舗購入商品情報管理表(図13)から取得する。ここで、商品情報決定部445は、「ID=2」等のレコードを取得した、とする。この処理により、太田花子が、店舗で購入した商品の情報を取得できた。
次に、商品情報決定部445は、取得した1以上のネット購入商品情報および1以上の店舗購入商品情報を用いて、レコメンドする1以上の商品情報を、商品情報管理表(図10)から取得する。
次に、レコメンド部451は、取得された1以上の商品情報を店舗端末2に送信する。次に、店舗端末2は、1以上の商品情報を受信し、出力する。なお、店員は、会計の際に、図16の表示を見ながら、ユーザ「太田花子」に商品を勧めることができる。
(具体例3)
今、ユーザ「太田花子」は、自宅の端末装置3(パソコン)から、電子商取引で商品を購入しようと、購買活動管理装置4にアクセスする。この際、太田花子は、ユーザ識別子「0002」を入力している、とする。
次に、購買活動管理装置4の受信部42は、端末装置3から、ユーザ識別子「0002」を有するアクセスを受け付ける。
次に、商品情報決定部445等は、以下のようなレコメンド処理を行う。つまり、商品情報決定部445は、ユーザ識別子「0002」と対になる1以上のネット購入商品情報を、購入情報管理表(図14)から取得する。ここで、商品情報決定部445は、図14の「ID=1」等のレコードを取得した、とする。この処理により、太田花子が電子商取引により、購入した商品の情報を取得できた。
また、商品情報決定部445は、ユーザ識別子「0002」と対になる端末識別子「6A:5F:12:38:B1:17」をユーザ情報管理表から取得する。次に、商品情報決定部445は、端末識別子「6A:5F:12:38:B1:17」と対になる1以上の店舗購入商品情報を、店舗購入商品情報管理表(図13)から取得する。ここで、商品情報決定部445は、「ID=2」等のレコードを取得した、とする。この処理により、太田花子が、店舗で購入した商品の情報を取得できた。
次に、商品情報決定部445は、取得した1以上のネット購入商品情報および1以上の店舗購入商品情報を用いて、レコメンドする1以上の商品情報を、商品情報管理表(図10)から取得する。
次に、レコメンド部451は、取得された1以上の商品情報を、太田花子の端末装置3に送信する。
そして、太田花子の端末装置3は、1以上の商品情報を受信し、出力する。
以上、本実施の形態によれば、顧客の情報と実店舗で購入した商品の情報とを対応付けて取得し、蓄積できる。
また、本実施の形態によれば、一の顧客が実店舗で購入した商品の情報と当該一の顧客が電子商取引により購入した商品の情報との両方の情報を有効に利用できる。
なお、本実施の形態の具体例において、対応付加部444は、第一時刻情報と第二時刻情報とが予め決められた条件を満たすほど近い時刻を示す情報であり、かつ第一位置情報と第二位置情報とが予め決められた条件を満たすほど近い位置を示す情報である場合、端末識別子と店舗購入商品情報とを対応付ける処理を行った。しかし、対応付加部444は、第一時刻情報と第二時刻情報とが予め決められた条件を満たすほど近い時刻を示す情報である場合、端末識別子と店舗購入商品情報とを対応付ける処理を行っても良い。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における購買活動管理装置4を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、ユーザ端末から送信された当該ユーザ端末を識別する端末識別子を受信する端末識別子受信部と、前記端末識別子と当該端末識別子が受信された時刻に関する情報である第一時刻情報とを有する端末情報を格納部に蓄積する端末情報蓄積部と、ユーザが店舗で購入した商品に関する店舗購入商品情報を受信する商品情報受信部と、前記店舗購入商品情報と当該店舗購入商品情報が受信された時刻に関する情報である第二時刻情報とを有する購入商品情報を前記格納部に蓄積する購入商品情報蓄積部と、前記第一時刻情報と前記第二時刻情報とが予め決められた条件を満たすほど近い時刻を示す情報である場合、前記第一時刻情報と対になる端末識別子と前記第二時刻情報と対になる店舗購入商品情報とを対応付ける対応付加部として機能させるためのプログラムである。
また、上記プログラムにおいて、前記対応付加部は、
前記第一時刻情報と前記第二時刻情報とが予め決められた条件を満たすほど近い時刻を示す情報であり、かつ前記ユーザ端末と前記店舗購入商品情報を送信した店舗端末とが予め決められた条件を満たすほど近い位置に存在すると判断した場合、前記第一時刻情報と対になる端末識別子と前記第二時刻情報と対になる店舗購入商品情報とを対応付けるものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、コンピュータを、前記ユーザ端末の位置を示す第一位置情報を受信する端末位置情報受信部と、前記ユーザの購入活動が行われた位置を示す第二位置情報を取得する第二位置情報取得部としてさらに機能させ、前記端末情報蓄積部は、前記端末識別子と前記第一時刻情報と前記第一位置情報とを有する端末情報を前記格納部に蓄積し、前記購入商品情報蓄積部は、前記商品情報と前記第二時刻情報と前記第二位置情報とを有する購入商品情報を前記格納部に蓄積し、前記対応付加部は、前記第一時刻情報と前記第二時刻情報とが予め決められた条件を満たすほど近い時刻を示す情報であり、かつ前記第一位置情報と前記第二位置情報とが予め決められた条件を満たすほど近い位置を示す情報である場合、前記第一時刻情報と対になる端末識別子と前記第二時刻情報と対になる店舗購入商品情報とを対応付けるものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記格納部は、電子商取引により購入された商品の商品情報である1以上のネット購入商品情報と端末識別子とを有する1以上のネット購入情報を格納しており、一の端末識別子を受け付ける受付部と、前記一の端末識別子と対になる1以上のネット購入商品情報と1以上の店舗購入商品情報とを用いて、予め決められた処理を行う処理部として、コンピュータをさらに機能させるプログラムであることは好適である。
また、1以上の商品情報を格納し得る商品情報格納部をさらに具備し、上記プログラムにおいて、前記処理部は、前記一の端末識別子と対になる1以上のネット購入商品情報と1以上の店舗購入商品情報とを用いて、出力する1以上の商品情報を決定する商品情報決定部と、前記1以上の商品情報を出力するレコメンド部として、コンピュータをさらに機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記レコメンド部は、前記店舗購入商品情報を送信した店舗端末に前記1以上の商品情報を送信するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記レコメンド部は、店舗内のプリンタに前記1以上の商品情報を印刷させるものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記レコメンド部は、前記端末識別子受信部が端末識別子を受信した場合に、前記店舗購入商品情報を送信した店舗端末に前記1以上の商品情報を送信する、または店舗内のプリンタに前記1以上の商品情報を印刷させるものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記レコメンド部は、前記端末識別子に対応する端末装置から、電子商取引のためのアクセスがあった場合に、当該端末装置に、前記1以上の商品情報を送信するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、図17は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の購買活動管理装置4等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図17は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図18は、システム300のブロック図である。
図17において、コンピュータシステム300は、CD−ROMドライブ3012を含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
図18において、コンピュータ301は、CD−ROMドライブ3012、MPU3013、CD−ROMドライブ3012とMPU3013とに接続されたバス3014、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017を含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の購買活動管理装置4等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3101に記憶されて、CD−ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD−ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の購買活動管理装置4等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。