JP2015232831A - 情報管理装置、プログラム、及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】収集した医療情報の分析結果に基づいて、医療製品に対する改善情報を医療製品の製造元及び医療製品の原材料の製造元へ通知すると共に、患者に対して健康に関する情報を通知する。【解決手段】情報管理サーバ30は、予め登録された複数の登録医療機関の各々に設置された医療機関端末から、検査の際に得られた複数の患者の検査データを受け付けると共に、複数の患者の各々が利用する被検者端末から、受診先の登録医療機関で処方された予め定めた医療製品である特定医療製品に対する評価データの送信を受け付け、検査データ及び評価データに基づいて、特定医療製品の機能及び品質の改善点に関する情報である改善情報、並びに、複数の患者毎の健康に関する個別の情報である健康情報を分析し、改善情報を開発製造機関端末へ提供すると共に、健康情報を当該健康情報に対応した患者が利用する被検者端末へ提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報管理装置、プログラム、及びシステムに関する。
近年、医療現場におけるIT(Information Technology)化が進み、例えば電子カルテ等に代表されるように、各患者の検査データ等を含む医療情報をパーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)に保存し、次回の診察の際、PCから検索した当該患者の検査データ等を参照しながら、医療従事者が治療や検査を行う診療形態が増えてきた。
更に、PCで管理された医療情報を医療機関での診療のみならず、患者に適合した医療製品、例えばコンタクトレンズの販売に活用する事例が提案されている。
特開2002−258222号公報
しかしながら、従来の医療情報の活用においては、上述したように患者の検査データそのものを活用する形態にとどまり、収集した医療情報を患者、医療機関、医療製品の製造元、及び医療製品に用いられる原材料の製造元で共有し、個々の医療情報から得られた分析結果を新たな医療製品及び新たなサービスの開発に活用することはなかった。従って、医療製品の製造元及び医療製品に用いられる原材料の製造元は、患者及び医療機関が必要とする新たな医療製品の潜在的ニーズを的確に把握することが困難であった。また、収集された医療情報に基づいて、患者毎に健康に関する有益な情報を提供することはなかった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、収集した医療情報の分析結果に基づいて、医療製品に対する改善情報を医療製品の製造元及び医療製品の原材料の製造元へ通知すると共に、患者に対して健康に関する情報を通知することを目的とする。
本発明の第1の観点によれば、予め登録された複数の登録医療機関の各々に設置された医療機関端末から、検査の際に得られた複数の患者の検査データを受け付けると共に、前記複数の患者の各々が利用する被検者端末から、受診先の登録医療機関で処方された予め定めた医療製品である特定医療製品に対する評価データの送信を受け付ける受付手段と、前記受付手段で受け付けた前記検査データ及び前記評価データに基づいて、前記特定医療製品の機能及び品質の改善点に関する情報である改善情報、並びに、前記複数の患者毎の健康に関する個別の情報である健康情報を分析する分析手段と、前記分析手段で分析された前記改善情報を前記特定医療製品の開発製造元に設置された開発製造機関端末へ提供すると共に、前記分析手段で分析された前記健康情報を当該健康情報に対応した患者が利用する被検者端末へ提供する提供手段と、を備えた情報管理装置が提供される。
本発明の第2の観点によれば、前記受付手段は、前記医療機関端末及び前記被検者端末から前記特定医療製品の開発製造元に解決して欲しい未解決の健康問題に関する情報を更に受け付け、前記提供手段は、前記受付手段により受け付けた前記健康問題に関する情報を前記開発製造機関端末へ提供すると共に、前記健康問題に関する情報に基づいて開発に着手した新たな特定医療製品の開発状況を前記医療機関端末及び前記被検者端末へ提供する第1の観点による情報管理装置が提供される。
本発明の第3の観点によれば、前記受付手段は、前記被検者端末から前記複数の登録医療機関の各々に関する情報の取得要求を更に受け付け、前記提供手段は、予め記憶された前記複数の登録医療機関の各々に関する情報のうち、前記取得要求の内容に応じた情報を前記取得要求の送信元である被検者端末へ提供する第1又は第2の観点による情報管理装置が提供される。
本発明の第4の観点によれば、前記受診先の登録医療機関で処方された特定医療製品と関連する他の特定医療製品に関する情報、及び、前記受診先の登録医療機関への次回の通院日に関する情報の少なくとも一方の情報を含む第1〜第3の何れかの観点による情報管理装置が提供される。
本発明の第5の観点によれば、コンピュータを、第1〜第4の何れかの観点による情報管理装置を構成する各手段として機能させるための情報管理プログラムが提供される。
本発明の第6の観点によれば、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の情報管理装置と、予め登録された複数の登録医療機関の各々に設置された医療機関端末と、前記登録医療機関の各々で予め定めた医療製品である特定医療製品を処方される患者が利用する被検者端末と、前記特定医療製品の開発製造元に設置された開発製造機関端末と、を備えた情報管理システムが提供される。
本発明によれば、収集した医療情報の分析結果に基づいて、医療製品に対する改善情報を医療製品の製造元及び医療製品の原材料の製造元へ通知すると共に、患者に対して健康に関する情報を通知することができる。
図1は、情報管理システムの一例を示した図である。 図2は、情報管理システムに係る情報の流れの一例を示した図である。 図3は、情報管理サーバの機能を示したブロック図である。 図4は、コンピュータで実現する情報管理システムの一例を示した図である。 図5は、情報管理サーバに係る受信処理の流れの一例を示したフローチャートである。 図6は、情報管理サーバに係る分析処理の流れの一例を示したフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る情報管理システム100の一例を示した図である。情報管理システム100は、被検者端末10、医療機関端末20、情報管理サーバ30、医療製品製造元端末40、中間材料製造元端末50、及び原材料製造元端末60が、通信回線90を介して相互に接続されるシステムである。
被検者端末10は、何れかの医療機関で定期又は不定期に受診を受けている患者、及び、自身の健康に不安を抱え、これから何れかの医療機関での受診を希望する人(潜在的患者)が利用する端末である。なお、以降では患者及び潜在的患者をまとめて被検者と称す。
被検者端末10は、通信回線90に接続して、通信回線90上の他の端末と相互に情報を送受信することができる情報機器であり、具体的にはPC、ノートPC、タブレット、スマートフォン等が含まれる。
被検者は、利用可能な被検者端末10を操作して、医療機関で処方された医療製品の使い勝手や効果を評価した評価データを後述する情報管理サーバ30へ送信する。
医療機関端末20は、各地の医療機関に勤務する医師、看護師、検査技師等の医療従事者が利用する端末である。医療機関端末20は、通信回線90に接続して、通信回線90上の他の端末と相互に情報を送受信することができる情報機器であり、具体的にはPC、ノートPC、タブレット、スマートフォン等の他、通信回線90に接続するための通信機能を備えた検診機器が含まれる場合がある。
医療従事者は、利用可能な医療機関端末20を操作して、検査及び診察の際に取得した患者の検査データを後述する情報管理サーバ30へ送信する。
情報管理サーバ30は、被検者端末10及び医療機関端末20から送信される検査データ及び評価データを医療情報として情報格納部80に保存し、保存した検査データ及び評価データを分析する。そして情報管理サーバ30は、検査データ及び評価データの分析結果を後述する医療製品製造元端末40、中間材料製造元端末50、及び原材料製造元端末60へ送信する。
なお、情報格納部80は必ずしも情報管理サーバ30に内蔵される必要はなく、例えば、情報格納部80が情報管理サーバ30から分離した形態で通信回線90に接続され、情報管理サーバ30が通信回線90を介して情報格納部80へアクセスする形態であってもよい。例えば、情報格納部80をクラウドサービス上に設けてもよい。
医療製品製造元端末40は、医療機関で処方される医療製品の開発、製造、及び情報提供等を行う医療製品製造元に設置される端末であり、当該医療製品製造元に勤務する従業員が利用する端末である。
医療製品製造元端末40は、通信回線90に接続して、通信回線90上の他の端末と相互に情報を送受信することができる情報機器である。医療製品製造元端末40には、情報管理サーバ30から検査データ及び評価データの分析結果が送信される他、後述する中間材料製造元端末50から医療製品に用いられる部品や中間材料に関する情報が送信される。
中間材料製造元端末50は、医療製品に用いられる部品及び中間材料を開発及び製造し、製造した部品及び中間材料を医療製品製造元へ納入する中間材料製造元に設置される端末であり、当該中間材料製造元に勤務する従業員が利用する端末である。なお、中間材料とは、原材料を加工等して作成した、医療機器に用いられる最終的な材料になる前の段階の材料をいう。中間材料製造元端末50には、情報管理サーバ30から検査データ及び評価データの分析結果が送信される他、後述する原材料製造元端末60から部品及び中間材料の製造に用いられる原材料に関する情報が送信される。
原材料製造元端末60は、医療製品に用いられる部品及び中間材料の原材料を開発及び製造し、製造した原材料を中間材料製造元へ納入する原材料製造元に設置される端末であり、当該原材料製造元に勤務する従業員が利用する端末である。原材料製造元端末60には、情報管理サーバ30から検査データ及び評価データの分析結果が送信される。
なお、通信回線90に接続される情報管理サーバ30、医療製品製造元端末40、中間材料製造元端末50、及び原材料製造元端末60の台数に制限はない。また、情報管理サーバ30、医療製品製造元端末40、中間材料製造元端末50、及び原材料製造元端末60として、通信回線90上の他の端末と相互に情報を送受信することができる情報機器、具体的にはPC、ノートPC、タブレット、スマートフォン等が用いられる。ただし、情報管理サーバ30には複数の端末から各種情報が送信されるため、ノートPC、タブレット、スマートフォン等より処理能力の高いPCを用いることが好ましい。また、医療製品製造元、中間材料製造元、及び原材料製造元をまとめて開発製造機関70と称す場合がある。また、医療製品製造元端末40、中間材料製造元端末50、及び原材料製造元端末60をまとめて開発製造機関端末と称す場合がある。
更に、通信回線90に接続される情報管理サーバ30及び各端末には、一例として、送受信データを暗号化及び復号化するためのソフトウエアが予めインストールされ、情報管理システム100で扱われる各種情報が、これらの情報の送信先以外に漏洩してしまうことを防止する。
開発製造機関70は特定のコンセプトに基づいて開発及び製造した一連の医療製品に、他の医療製品とは異なる医療製品であることを示す識別子、例えば製品名の一部に共通した名称を付加する。そして、開発製造機関70は、例えばテレビ及びラジオ等の広告媒体、並びに、通信回線90を通じて一連の医療製品の宣伝等を実行し、開発製造機関70が提唱するコンセプトに賛同した医療機関を募る。
医療機関端末20が設置された医療機関は、こうした開発製造機関70が提唱するコンセプトに賛同した医療機関であり、開発製造機関70に登録される。なお、開発製造機関70が特定のコンセプトに基づいて開発及び製造した一連の医療製品の各々を特定医療製品、開発製造機関70に登録された医療機関を登録医療機関と称す。
登録医療機関は、開発製造機関70によって特定医療製品の取り扱いが許可される。なお、登録医療機関の対象となる医療機関には、全ての医療機関、例えば眼科及び歯科の他、整骨院等も含まれる。また、通信回線90は有線、無線、又は有線と無線との混在の何れの方式で構築されていてもよく、また専用線か否かといった、回線の種類にも制約はない。一例として本実施形態に係る通信回線90をインターネット回線として説明する。また、開発製造機関70の数に制約はなく、例えば複数の中間材料製造元が存在してもよい。
図2は、情報管理システム100に係る情報管理サーバ30及び各端末間の情報の流れの一例を示した図である。なお、情報管理サーバ30には、登録医療機関に関する情報(登録医療機関情報)が記憶され、例えば、被検者に登録医療機関を紹介及び検索するためのホームページが開設されているものとする。
まず、被検者は、被検者端末10から情報管理サーバ30に開設されたホームページにアクセスし、対応科目、診療時間、及び地理的条件といった被検者の都合に合った登録医療機関の条件を含む取得要求(登録医療機関取得要求)を情報管理サーバ30に送信する(L5)。情報管理サーバ30は、登録医療機関取得要求によって指定された条件を満たす登録医療機関情報を被検者端末10へ送信する(L10)。被検者は、情報管理サーバ30から送信された登録医療機関情報に基づいて、受診する登録医療機関を予約し、予約した登録医療機関で診察を受ける。なお、登録医療機関の予約は情報管理サーバ30を介して行う形態であっても、登録医療機関に直接電話等をかけて予約する形態であってもよい。また、被検者は登録医療機関情報に基づいて受診する登録医療機関を決定し、予約なしに登録医療機関で診察を受ける形態であってもよい。
登録医療機関の医療従事者は、受診した患者に特定医療製品を処方する際、医療機関端末20に保存される、検診等によって得られた患者の検査データを情報管理サーバ30へ送信する(L15)。
一方、特定医療製品を処方された患者のうち、日常生活における特定医療製品の使い心地及び特定医療製品を装着した場合の生体情報といった、特定医療製品に対する評価データの提供に同意した患者は、被検者端末10を介して情報管理サーバ30へ特定医療製品に対する評価データを送信する(L20)。ここで生体情報とは、例えば血圧、脈拍、歩行スピード等、人体の活動に関する情報をいう。生体情報は特定医療製品とは別に装着した機器で計測及び保存するようにしてもよく、また、特定医療製品で計測及び保存するようにしてもよい。特定医療製品を処方された患者は、生体情報が保存された機器等を無線又は有線で被検者端末10に接続し、被検者端末10は生体情報が保存された機器から取得した生体情報を情報管理サーバ30へ送信する。
また、特定医療製品を処方された患者は特定医療製品の使い心地等を入力する際、被検者端末10から情報管理サーバ30に予め準備されている、特定医療製品に対する評価データの提供に同意した患者だけにアクセスが許可された専用ホームページにアクセスする。そして、特定医療製品を処方された患者は、被検者端末10に特定医療製品に対する評価データを入力することで、被検者端末10から情報管理サーバ30へ評価データを送信する。なお、評価データの送信形態は上記に限定されず、例えば、患者から許可を得た医師が患者に代わって特定医療製品に対する評価データを情報管理サーバ30へ送信するようにしてもよい。この場合、医師は患者の被検者端末10または医療機関端末20から情報管理サーバ30へ評価データを送信する。
情報管理サーバ30は、被検者端末10から送信された評価データ及び医療機関端末20から送信された検査データを分析し、特定医療製品の機能及び品質の改善点に関する情報である改善情報を取得する。また、情報管理サーバ30は、被検者端末10から送信された評価データ及び医療機関端末20から送信された検査データに基づいて、患者毎に健康に関する個別の情報である健康情報を分析する。
例えば、情報管理サーバ30は、特定医療製品に関する評価データのうち、特定医療製品の装着感に対する評価点の平均が他の評価項目の平均に比べて低い場合には、特定医療製品に関する装着感に不満を持つ患者が多いとの改善情報を分析結果として得る。また、情報管理サーバ30は、患者の前回の受診日とその際の検査データの内容とから、推奨される次回の通院日の通知、定期検診のリマインド、及び患者に処方された特定医療製品と関連する他の特定医療製品の情報等の健康情報を分析結果として得る。なお、上述の情報管理サーバ30に係る分析内容は一例であり、これに限定されない。
そして、情報管理サーバ30は、評価データ及び検査データに基づいて分析した患者毎の健康情報を、例えば特定医療製品に対する評価データの提供に同意する際、患者が予め情報管理サーバ30に登録した被検者端末10へ送信する(L25)。また、情報管理サーバ30は、評価データ及び検査データに基づいて分析した特定医療製品の改善情報を医療製品製造元端末40、中間材料製造元端末50、及び原材料製造元端末60へ送信する(L30、L35、L40)。なお、改善情報及び健康情報の送信タイミングは定期、随時、又は定期と随時の組み合わせの何れであってもよい。
開発製造機関70では情報管理サーバ30からの改善情報を受けて、改善情報に重要な内容が含まれる場合、特定医療製品の改善や新たな特定医療製品の開発に着手する。この際、開発製造機関70は、改善情報に基づいた特定医療製品の改善及び新たな特定医療製品の開発状況(開発情報)を、情報管理システム100を通じて公開する。具体的には、原材料製造元は原材料製造元端末60から、原材料の開発情報を中間材料製造元端末50へ送信する(L45)。中間材料製造元は中間材料製造元端末50から、中間材料の開発情報を医療製品製造元端末40へ送信する(L50)。医療製品製造元は、医療製品製造元端末40から、特定医療製品の開発情報を情報管理サーバ30へ送信する(L55)。情報管理サーバ30は、受信した特定医療製品の開発情報を情報格納部80に保存する。
そして、情報管理サーバ30は、被検者端末10及び医療機関端末20の少なくとも一方から開発情報取得要求を受信する(L60、L70)と、医療製品製造元端末40から受信した特定医療製品の開発情報を、開発情報取得要求の送信元端末へ送信する(L65、L75)。具体的には、例えば特定医療製品の開発情報は、情報管理サーバ30に開設されたホームページを通じて、情報管理システム100に含まれる各端末に公開される。
なお、図2のL20では、特定医療製品に対する評価データの提供に同意した患者が、被検者端末10から情報管理サーバ30へ特定医療製品の評価データを送信するものとして説明した。しかし、当該患者だけでなく被検者全般が、利用可能な被検者端末10から、人類にとって未解決の健康問題のうち、開発製造機関70で解決して欲しい健康問題に関する情報(要望情報)を情報管理サーバ30へ送信するようにしてもよい。また、L15では、医療機関端末20から情報管理サーバ30へ患者の検査データを送信するものとして説明した。しかし、医療従事者の立場から上述した要望情報を情報管理サーバ30へ送信するようにしてもよい。
そして、情報管理サーバ30は、被検者端末10及び医療機関端末20の少なくとも一方から受信した要望情報を、医療製品製造元端末40、中間材料製造元端末50、及び原材料製造元端末60へ送信する(L30、L35、L40)。なお、要望情報に基づいて開発に着手した新たな特定医療製品の開発情報も、改善情報に基づいた特定医療製品の開発情報と同様に、情報管理サーバ30に開設されたホームページを通じて、情報管理システム100に含まれる各端末に公開される。
図3は、情報管理サーバ30の機能を示したブロック図である。
情報管理サーバ30は、受付部82、分析部84、提供部86、及び情報格納部80を含む。
受付部82は、医療機関端末20から患者の検査データ、要望情報、及び開発情報取得要求を受け付ける。また、受付部82は、被検者端末10から登録医療機関取得要求、特定医療製品の評価データ、要望情報、及び開発情報取得要求を受け付ける。更に、受付部82は、医療製品製造元端末40から特定医療製品の開発情報を受け付ける。
受付部82は登録医療機関取得要求を受け付けた際、情報格納部80から、登録医療機関取得要求によって指定された条件を満たす登録医療機関情報を取得し、登録医療機関取得要求の送信元端末を一意に示す識別情報、例えば登録医療機関取得要求の送信元端末のIPアドレスと共に提供部86へ通知する。また、受付部82は患者の検査データ、特定医療製品の評価データ、及び要望情報を受け付けた際、これらのデータ及び情報を情報格納部80に保存する。更に、受付部82は開発情報取得要求を受け付けた際、情報格納部80から、開発情報取得要求によって指定された開発情報を取得し、開発情報取得要求の送信元端末を一意に示す識別情報、例えば開発情報取得要求の送信元端末のIPアドレスと共に提供部86へ通知する。
分析部84は、例えば定期的に情報格納部80に保存される患者の検査データ及び特定医療製品の評価データを分析し、特定医療機器の改善情報及び患者毎の健康情報を生成する。そして、分析部84は、特定医療機器の改善情報及び患者毎の健康情報を提供部86へ通知する。なお、提供部86へ通知する情報が健康情報である場合には、分析部84は、情報格納部80から患者毎に予め登録されている当該健康情報の送信先IPアドレスを取得して、健康情報の各々と対応づけて提供部86へ通知する。
なお、分析部84による分析タイミングは定期に限らず、患者の検査データ、特定医療製品の評価データ、及び要望情報を受信する毎に随時実行してもよく、また、定期的な実行と随時の実行を組み合わせるようにしてもよい。
提供部86は受付部82から登録医療機関情報を受信した際、当該登録医療機関情報を共に受付部82から通知されたIPアドレスで示される端末へ送信する。また、提供部86は受付部82から開発情報を受信した際、当該開発情報を共に受付部82から通知されたIPアドレスで示される端末へ送信する。また、提供部86は分析部84から改善情報を受信した際、当該改善情報を医療製品製造元端末40、中間材料製造元端末50、及び原材料製造元端末60へ送信する。また、提供部86は分析部84から健康情報を受信した際、当該健康情報を健康情報と対応付けられたIPアドレスで示される端末へ送信する。更に、提供部86は、提供部86から例えば改善情報及び健康情報の少なくとも一方を送信するタイミングで、受付部82が情報格納部80に保存した要望情報を医療製品製造元端末40、中間材料製造元端末50、及び原材料製造元端末60へ送信する。
図4に、情報管理システム100をコンピュータで実現するための一例であるコンピュータシステム200を示す。情報管理システム100としての図4に示すコンピュータシステム200は、被検者端末10としてのコンピュータ110、医療機関端末20としてのコンピュータ120、情報管理サーバ30としてのコンピュータ130、医療製品製造元端末40としてのコンピュータ140、中間材料製造元端末50としてのコンピュータ150、及び原材料製造元端末60としてのコンピュータ160を含む。
コンピュータ130は、CPU132、メモリ134、及び不揮発性の記憶部136を含む。CPU132、メモリ134、及び記憶部136は、バス138を介して互いに接続される。またコンピュータ130は、通信回線90に接続するためのインタフェースを含む通信IF188がバス138に接続される。なお、記憶部136はHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等によって実現できる。
記憶部136には、コンピュータ130を図3に示す情報管理サーバ30として機能させるための情報管理プログラム170、患者毎の検査データ180、特定医療機器の評価データ181、登録医療機関情報182、要望情報183、開発情報184、改善情報185、及び健康情報186が記憶される。また、記憶部136に記憶された情報管理プログラム170は、受付プロセス172、分析プロセス174、及び提供プロセス176を含む。CPU132は、情報管理プログラム170を記憶部136から読み出してメモリ134に展開し、情報管理プログラム170が有する各プロセスを実行する。
そして、CPU132が情報管理プログラム170を実行することで、コンピュータ130が図3に示す情報管理サーバ30として動作する。また、CPU132が受付プロセス172を実行することで、コンピュータ130が図3に示す受付部82として動作する。また、CPU132が分析プロセス174を実行することで、コンピュータ130が図3に示す分析部84として動作する。更に、CPU132が提供プロセス176を実行することで、コンピュータ130が図3に示す提供部86として動作する。
一方、コンピュータ110は、CPU112、メモリ114、及び不揮発性の記憶部116を含む。CPU112、メモリ114、及び記憶部116は、バス118を介して互いに接続される。またコンピュータ110は、通信回線90に接続するためのインタフェースを含む通信IF194がバス118に接続される。なお、記憶部116はHDDやフラッシュメモリ等によって実現できる。
記憶部116には、コンピュータ110を図1に示す被検者端末10として機能させるためのブラウザアプリケーション190及び通信アプリケーション192が記憶される。CPU112は、ブラウザアプリケーション190及び通信アプリケーション192を記憶部116から読み出してメモリ114に展開した上で、各アプリケーションを実行する。なお、ブラウザアプリケーション190は一例として、コンピュータ130の提供プロセス176によってホームページ上で提供される情報、例えば登録医療機関情報182及び開発情報184を受信して表示すると共に、要望情報183を送信するために用いられる。また、通信アプリケーション192は一例として、コンピュータ130と接続し、評価データ181を送信する。なお、ブラウザアプリケーション190及び通信アプリケーション192で送受信される情報はこの限りではなく、例えば通信アプリケーション192を用いて要望情報183を送信するようにしてもよい。
コンピュータ120、140、150、及び160は、コンピュータ110と同様の構成によって実現される。ただし、コンピュータ毎に通信アプリケーション192で送受信される情報が異なる。
例えば、医療機関端末20としてのコンピュータ120では、通信アプリケーション192は、情報管理サーバ30としてのコンピュータ130へ検査データ180を送信する。
また、医療製品製造元端末40としてのコンピュータ140では、通信アプリケーション192は、中間材料製造元端末50としてのコンピュータ150から開発情報184を受信すると共に、情報管理サーバ30としてのコンピュータ130から改善情報185及び要望情報183を受信する。また、医療製品製造元端末40としてのコンピュータ140の通信アプリケーション192は、情報管理サーバ30としてのコンピュータ130へ開発情報184を送信する。
また、中間材料製造元端末50としてコンピュータ150では、通信アプリケーション192は、原材料製造元端末60としてのコンピュータ160から開発情報184を受信すると共に、情報管理サーバ30としてのコンピュータ130から改善情報185及び要望情報183を受信する。また、中間材料製造元端末50としてコンピュータ150の通信アプリケーション192は、医療製品製造元端末40としてのコンピュータ140へ開発情報184を送信する。
また、原材料製造元端末60としてのコンピュータ160では、通信アプリケーション192は、情報管理サーバ30としてのコンピュータ130から改善情報185及び要望情報183を受信する。また、原材料製造元端末60としてのコンピュータ160の通信アプリケーション192は、中間材料製造元端末50としてコンピュータ150へ開発情報184を送信する。
次に、本実施形態に係る情報管理サーバ30の作用を説明する。本実施形態に係る情報管理サーバ30は、情報管理サーバ30の起動後に図5に示す受信処理を実行し、受信処理終了後、再び図5に示す受信処理を実行する。即ち、情報管理サーバ30は電源オフ等により情報管理サーバ30が停止されるまで、図5に示す受信処理を繰り返す。
まず、ステップS5では、受付部82は情報管理システム100の各端末から何らかの電文を受信したか否かを判定する。否定判定であれば再びステップS5へ移行し、受付部82は各端末から何らかの電文を受信するまでステップS5の処理を繰り返す。また、肯定判定、即ち何らかの電文を受信した場合にはステップS10へ移行する。
ステップS10では、受付部82は、ステップS5の処理で受信した電文が登録医療機関取得要求であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合にはステップS15へ移行し、否定判定の場合にはステップS25へ移行する。なお、一例として電文の送信元の端末は、情報管理サーバ30へ何らかの電文を送信する際、電文の種別を示す識別子(電文種別識別子)及び送信元端末を一意に示す識別情報、例えばIPアドレスを電文に含めて送信する。従って、受付部82は電文に含まれる電文種別識別子を参照することにより、受信した電文が登録医療機関取得要求であるか否かを判定することができる。
なお、電文種別の判定方法はこれに限られない。例えば、情報管理サーバ30において電文種別毎に受信可能なTCP層のポート番号を予め設定し、何れのポート番号から電文を受信したかに応じて電文の種別を判定するようにしてもよい。
ステップS15では、受信した電文が登録医療機関取得要求であるため、受付部82はメモリ134に展開された登録医療機関情報182から、登録医療機関取得要求によって指定された条件を満たす登録医療機関情報を取得し、登録医療機関取得要求の送信元端末のIPアドレスと共に提供部86へ通知する。ここで登録医療機関取得要求によって指定された条件とは、例えば、登録医療機関の対応科目、診療時間、及び地理的条件といった被検者の都合に合った登録医療機関を検索するための条件であり、登録医療機関情報とは、例えば、登録医療機関の名称、住所、電話番号、診療時間、及び駐車場の有無等の登録医療機関に関する情報である。
ステップS20では、提供部86はステップS15の処理で受付部82から通知された登録医療機関情報を、登録医療機関情報と共に通知されたIPアドレスで示される端末へ送信して、本受信処理を終了する。即ち、被検者は、情報管理サーバ30から自分の都合にあった登録医療機関情報を取得することができる。
ステップS10の判定処理で否定判定となった場合の移行先であるステップS25では、受付部82は受信した電文が特定医療製品に関する開発情報であるか否かを判定する。そして、否定判定の場合にはステップS30へ移行し、肯定判定の場合にはステップS50へ移行する。
ステップS30では、更に、受付部82は受信した電文が開発情報取得要求であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合にはステップS35へ移行し、否定判定の場合にはステップS45へ移行する。
ステップS35では、受信した電文が開発情報取得要求であるため、受付部82は、メモリ134に展開された開発情報184の中から開発情報取得要求によって指定された開発情報を取得し、開発情報取得要求の送信元端末のIPアドレスと共に提供部86へ通知する。被検者及び医療従事者は被検者端末10及び医療機関端末20から開発情報取得要求を送信する際、例えば、特定医療機器の開発状況のうち、開発状況を知りたい特定医療機器の製品名等を指定する。従って、受付部82は指定された特定医療機器の製品名等に基づいて、メモリ134に展開された開発情報184の中から対応する開発情報を取得すればよい。
なお、開発状況を知りたい特定医療機器の指定方法はこれに限らず、例えば被検者及び医療従事者は開発情報取得要求で病名又は症状を指定するようにしてもよい。この場合、例えば受付部82は、予めメモリ134に展開された、病名又は症状と特定医療機器とを対応づけた対応テーブルを参照することで、病名又は症状に対応する特定医療機器を特定し、メモリ134に展開された開発情報184の中から対応する特定医療機器の開発情報を取得する。
ステップS40では、提供部86はステップS35の処理で受付部82から通知された開発情報を、開発情報と共に通知されたIPアドレスで示される端末へ送信して、本受信処理を終了する。即ち、被検者及び医療従事者は、自身が提供した検査データ、評価データ、及び要望情報に基づいて開発が進められている特定医療機器に関する情報を情報管理サーバ30から逐次取得することが可能となる。従って、開発製造機関70が被検者及び医療従事者からの改善情報や要望情報等を考慮せずに特定医療機器を開発した場合と比較して、被検者及び医療従事者に特定医療機器に対する強い関心を喚起させることができる。
ステップS30の判定処理で否定判定となった場合の移行先であるステップS45では、受信した電文が検査データ、評価データ、及び要望情報の何れかであるため、これらのデータ等をメモリ134の予め定めた領域に保存する。
ステップS25の判定処理で肯定判定となった場合の移行先であるステップS50では、受信した電文が開発製造機関70からの開発情報であるため、開発情報をメモリ134の予め定めた領域に保存する。
以上により情報管理サーバ30に係る受信処理が終了する。なお、図5に示した受信処理では、情報管理サーバ30は登録医療機関取得要求、開発情報取得要求、開発情報、検査データ、評価データ、及び要望情報の何れかの電文を受信するものとして説明したが、受信する電文はこれに限定されない。必要に応じて情報管理サーバ30が受信する電文の種別を増減させてもよいことはいうまでもない。この場合、図5に示した受信処理に対して、電文の種別に応じた処理が追加又は削除される。
図6は、情報管理サーバ30に係る分析処理の流れを示したフローチャートの一例である。本実施形態に係る情報管理サーバ30は、一例として予め定めた時間間隔毎に図6に示す分析処理を実行する。
ステップS100では、分析部84はメモリ134に展開された検査データ180及び評価データ181の内容を分析し、特定医療機器に関する改善情報185及び患者毎の健康情報186を分析結果として得る。そして、分析部84は分析した改善情報185及び健康情報168を、メモリ134に保存する。なお、前回実行した分析処理から新たな検査データ180及び評価データ181を受信していない場合には、新たな改善情報185及び健康情報186を取得する可能性が低いため、ステップS100の処理を実行しないようにしてもよい。
ステップS105では、分析部84はステップS100の処理によって、特定医療機器に関する新たな改善情報185が得られたか否かを判定する。肯定判定の場合にはステップS110へ移行し、否定判定の場合にはステップS110の処理を省略してステップS115へ移行する。
ステップS110では、分析部84は、ステップS100の処理によって取得した特定医療機器に関する新たな改善情報185を提供部86へ通知する。提供部86は、分析部84から通知された改善情報185を医療製品製造元端末40、中間材料製造元端末50、及び原材料製造元端末60へ送信する。
ステップS115では、分析部84はステップS100の処理によって、患者毎の新たな健康情報186が得られたか否かを判定する。肯定判定の場合にはステップS120へ移行し、否定判定の場合にはステップS120の処理を省略してステップS125へ移行する。
ステップS120では、分析部84は、ステップS100の処理によって取得した患者毎の健康情報186を、当該健康情報の送信先IPアドレスと対応づけて提供部86へ通知する。なお、健康情報186の送信先IPアドレスは、例えば、予め登録されメモリ134に展開されている患者毎の被検者端末10のIPアドレスを用いればよい。提供部86は、分析部84から通知された健康情報186を、各健康情報と対応付けられたIPアドレスで示される端末へ送信する。
ステップS125では、分析部84は、これまでの分析処理で選択されていない新たな要望情報183がメモリ134に保存されているか否かを判定する。肯定判定の場合にはステップS130へ移行し、否定判定の場合にはステップS130の処理を省略して本分析処理を終了する。
ステップS130では、分析部84は、メモリ134の要望情報183からまだ開発製造機関70へ送信していない新たな要望情報183を選択して、提供部86へ通知する。提供部86は、分析部84から通知された新たな要望情報183を医療製品製造元端末40、中間材料製造元端末50、及び原材料製造元端末60へ送信し、本分析処理を終了する。
なお、分析部84は選択した要望情報183に、選択済みであることを示す識別子を付加する。分析部84はステップS125の判定処理において、要望情報183に付加された選択済みであることを示す識別子を参照することで、これまでの分析処理で選択されていない新たな要望情報183か否かを判定する。
また、図6に示した分析処理は予め定めた時間間隔毎に実行されるものとして説明したが、分析処理の実行タイミングはこれに限られない。例えば、検査データ、評価データ、及び要望情報の何れかを受信する毎に、図6に示した分析処理を実行するようにしてもよい。また、図6に示した分析処理を予め定めた時間間隔毎に実行すると共に、更に検査データ、評価データ、及び要望情報の何れかを受信する毎に実行してもよい。
このように本実施形態に係る情報管理システム100は、開発製造機関70が提唱するコンセプトを具現化した特定医療機器を、当該コンセプトに賛同した登録医療機関を通じて被検者へ処方することが可能である。また、特定医療機器を処方する際に得られた患者の検査データ及び特定医療機器の評価データの内容は、情報管理サーバ30で分析された上で開発製造機関70へフィードバックされ、新たな特定医療機器の開発に用いられる。また、患者の検査データ及び特定医療機器の評価データの内容は、情報管理サーバ30で分析された上で各患者へフィードバックされ、患者にとって有益な健康情報が提供される。更に、情報管理システム100は、被検者及び医療従事者から要望情報を受け付ける。開発製造機関70は要望情報に基づいて新たな特定医療機器の開発に着手し、その開発状況を、情報管理サーバ30を介して被検者及び医療従事者に提供する。
即ち、情報管理システム100では、特定医療機器に関する様々な情報を、被検者、登録医療機関、及び開発製造機関70で共有することができる。従って、医療機器に関する情報を被検者、登録医療機関、及び開発製造機関70で共有せずに進める従来の医療機器の開発手法と比較して、医療現場で本当に必要とされる医療機器を開発することができる。また、開発製造機関70がこうして開発された特定医療機器を登録医療機関を介して被検者に提供することで、社会の人々及び医療機関における特定医療機器に対する信頼度を高めることができる。従って、特定医療機器を他の医療機器と差別化する効果が期待される。
以上、実施形態を用いて開示の技術を説明したが、開示の技術は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。開示の技術の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、当該変更または改良を加えた形態も開示の技術の技術的範囲に含まれる。例えば、開示の技術の要旨を逸脱しない範囲で処理の順序を変更してもよい。
また、上記では情報管理プログラム170が記憶部136に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されるものではない。開示の技術に係る情報管理プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録されている形態で提供することも可能である。例えば、開示の技術に係る情報管理プログラムは、CD−ROM、DVD−ROM、及びUSBメモリ等の可搬型記録媒体に記録されている形態で提供することも可能である。また、開示の技術に係る情報管理プログラムは、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等に記録されている形態で提供することも可能である。
なお、本実施形態に係る情報管理システム100では、被検者端末10及び医療機関端末20が情報管理サーバ30へ検査データ及び評価データを送信したが、情報管理サーバ30が定期又は不定期に、被検者端末10及び医療機関端末20から検査データ及び評価データを収集するようにしてもよい。
また、本実施形態に係る情報管理システム100では、医療製品製造元端末40から情報管理サーバ30へ特定医療機器に関する開発情報を送信したが、中間材料製造元端末50及び原材料製造元端末60が、情報管理サーバ30へ特定医療機器に関する開発情報を送信するようにしてもよい。また、原材料製造元端末60は、医療製品製造元端末40へ開発情報を直接通知するようにしてもよい。
また、実施形態に係る情報管理システム100では、予め定めた開発製造機関70で特定医療機器の開発及び製造を行うものとして説明したが、これに限定されない。例えば、情報管理サーバ30に開設したホームページから特定医療機器の開発に参加を希望する大学、企業、及び研究所等を募集し、これらの団体等と共同で特定医療機器を開発及び製造するようにしてもよい。
10 被検者端末
20 医療機関端末
30 情報管理サーバ
40 医療製品製造元端末
50 中間材料製造元端末
60 原材料製造元端末
70 開発製造機関
80 情報格納部
82 受付部
84 分析部
86 提供部
90 通信回線
100 情報管理システム
170 情報管理プログラム
200 コンピュータシステム

Claims (6)

  1. 予め登録された複数の登録医療機関の各々に設置された医療機関端末から、検査の際に得られた複数の患者の検査データを受け付けると共に、前記複数の患者の各々が利用する被検者端末から、受診先の登録医療機関で処方された予め定めた医療製品である特定医療製品に対する評価データの送信を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段で受け付けた前記検査データ及び前記評価データに基づいて、前記特定医療製品の機能及び品質の改善点に関する情報である改善情報、並びに、前記複数の患者毎の健康に関する個別の情報である健康情報を分析する分析手段と、
    前記分析手段で分析された前記改善情報を前記特定医療製品の開発製造元に設置された開発製造機関端末へ提供すると共に、前記分析手段で分析された前記健康情報を当該健康情報に対応した患者が利用する被検者端末へ提供する提供手段と、
    を備えた情報管理装置。
  2. 前記受付手段は、前記医療機関端末及び前記被検者端末から前記特定医療製品の開発製造元に解決して欲しい未解決の健康問題に関する情報を更に受け付け、
    前記提供手段は、前記受付手段により受け付けた前記健康問題に関する情報を前記開発製造機関端末へ提供すると共に、前記健康問題に関する情報に基づいて開発に着手した新たな特定医療製品の開発状況を前記医療機関端末及び前記被検者端末へ提供する
    請求項1記載の情報管理装置。
  3. 前記受付手段は、前記被検者端末から前記複数の登録医療機関の各々に関する情報の取得要求を更に受け付け、
    前記提供手段は、予め記憶された前記複数の登録医療機関の各々に関する情報のうち、前記取得要求の内容に応じた情報を前記取得要求の送信元である被検者端末へ提供する
    請求項1又は請求項2記載の情報管理装置。
  4. 前記健康情報は、前記受診先の登録医療機関で処方された特定医療製品と関連する他の特定医療製品に関する情報、及び、前記受診先の登録医療機関への次回の通院日に関する情報の少なくとも一方の情報を含む
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の情報管理装置。
  5. コンピュータを、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の情報管理装置を構成する各手段として機能させるための情報管理プログラム。
  6. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の情報管理装置と、
    予め登録された複数の登録医療機関の各々に設置された医療機関端末と、
    前記登録医療機関の各々で予め定めた医療製品である特定医療製品を処方される患者が利用する被検者端末と、
    前記特定医療製品の開発製造元に設置された開発製造機関端末と、
    を備えた情報管理システム。
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