JP2009178343A - 医薬品収容用薬袋、医薬品関連情報印刷システム - Google Patents
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Abstract
【課題】薬局に過大な負担をかけず、患者等に医薬品の成分、効能等の情報を簡易に取得させる医薬品収容用薬袋、医薬品関連情報印刷システムを提供する。
【解決手段】医薬品関連情報印刷表示システム1Aの印刷手段13は、医薬品収容用薬袋1の表面に、収容部に収容される医薬品のイメージ情報8、第一のQRコード(登録商標)6、第二のQRコード7を印刷し表示させる。携帯電話機10の光学読取機16で第一のQRコード6を読み取らせると、ディスプレイ18には医薬品収容用薬袋1に収容された各医薬品の成分、効能等の医薬品詳細情報が表示される。第二のQRコード7を読み取らせると、ディスプレイ18には、薬局9において販売等される商品、薬局9と取引関係のある病院又は商店で提供される商品やサービス等を紹介する紹介情報が表示される。
【選択図】図2
【解決手段】医薬品関連情報印刷表示システム1Aの印刷手段13は、医薬品収容用薬袋1の表面に、収容部に収容される医薬品のイメージ情報8、第一のQRコード(登録商標)6、第二のQRコード7を印刷し表示させる。携帯電話機10の光学読取機16で第一のQRコード6を読み取らせると、ディスプレイ18には医薬品収容用薬袋1に収容された各医薬品の成分、効能等の医薬品詳細情報が表示される。第二のQRコード7を読み取らせると、ディスプレイ18には、薬局9において販売等される商品、薬局9と取引関係のある病院又は商店で提供される商品やサービス等を紹介する紹介情報が表示される。
【選択図】図2
Description
本発明は、薬局等で処方、販売される医薬品を収容する薬袋、及び、処方、販売等される医薬品に関連する情報を提供する技術に関する。
薬局においては、医師の処方せんを所持する患者や医薬品の購入を希望する購買者等(以下「患者等」と称する。本明細書において同じ。)に対し、調剤、選択等した医薬品を薬袋に収容して提供する。従来、患者等が薬袋に収容された医薬品の種類等を視覚的に認識できるように、薬袋の内部に収容された錠剤やカプセルの写真等に基づいて形成されたイメージ情報を薬袋の表面に表示させた医薬品収容用薬袋が知られている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3030269号公報
しかし、上記特許文献1に記載の発明によれば、患者等は薬袋の内部に収容された医薬品の外観を確認することはできても、これらによって、成分、効能等の医薬品詳細情報(以下単に「医薬品詳細情報」と称する。本明細書において同じ。)を確認することはできない。そのため、上記特許文献1に記載の発明においては、各医薬品の医薬品詳細情報を簡易に取得したいという患者等の潜在的要求に応えることはできないという問題がある。また、これらの医薬品詳細情報を薬袋の表面や裏面に印刷することや、医薬品詳細情報が記載された別紙を薬袋に収容したりすることも考えられるが、医師の処方した医薬品の詳細な内容を薬袋の表面や裏面に表示することは個人情報の保護という側面からみて好ましくなく、別紙を管理することは薬局の負担を増大させるという問題がある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、薬局に過大な負担をかけることなく、かつ個人情報の保護を図りつつ、患者等に医薬品の成分、効能等に関する情報を簡易に取得させる医薬品収容用薬袋、及び、医薬品関連情報印刷システムを提供することを課題としている。
かかる課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、収容部に収容される医薬品の概要を示す医薬品概要情報が表面及び裏面のうち少なくとも何れか一方に表示された医薬品収容用薬袋であって、該表面及び裏面のうち少なくとも何れか一方に、携帯情報端末に設けられた各種光学読取機において読み取り可能で、該光学読取機の読み取り結果に基づいて、前記携帯情報端末に設けられたディスプレイ等の表示手段に前記収容部に収容される前記医薬品の成分、効能等の医薬品詳細情報を表示させる第一の2次元コードが前記医薬品概要情報と共に表示されたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記第一の2次元コードは、前記収容部に収容される複数種の前記医薬品に対応して複数表示されたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加え、前記表面及び前記裏面のうち少なくとも何れか一方に、前記携帯情報端末に設けられた前記各種光学読取機において読み取り可能で、該光学読取機の読取結果に基づいて、前記携帯情報端末に設けられた前記ディスプレイ等の表示手段に、前記収容部に収容される前記医薬品の提供等を行う薬局、該薬局と取引関係にある病院又は商店、前記薬局において販売等される商品、前記病院又は商店において提供される商品又はサービス等を紹介する紹介情報を表示させる第二の2次元コードが表示されたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一つに記載の構成に加え、前記第一の2次元コード、及び前記第二の2次元コードのうち少なくとも何れか一方はQRコードであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、医薬品関連情報印刷システムであって、請求項1に記載の医薬品概要情報のデータと該医薬品関連情報に係る医薬品の成分、効能等の医薬品詳細情報を携帯情報端末に設けられたディスプレイ等の表示手段に表示させる第一の2次元コードのデータとが関連付けられた状態で記録された記憶手段を備え、個々の前記医薬品を特定するための医薬品特定情報が入力されると、前記医薬品特定情報に係る前記医薬品の前記医薬品概要情報と前記第一の2次元コードとを医薬品収容用薬袋の表面及び前記裏面のうち少なくとも何れか一方に印刷させる印刷手段を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、医薬品収容用薬袋の表面及び裏面のうち少なくとも何れか一方に医薬品概要情報と共に第一の2次元コードが表示されており、この第一の2次元コードの読取結果に基づいて、携帯情報端末に設けられた表示手段に、収容部に収容される医薬品の医薬品詳細情報を表示させることにより、患者等は自己の所持する携帯情報端末を用いて、複雑なキー入力等を要することなく、容易に医薬品の成分、効能等を確認できる。また、医薬品詳細情報を逐次医薬品収容用薬袋に印刷したり、別紙に記載して予め用意したりする必要もなくなるので、患者等の病歴が不特定の第三者に開示されることを防止でき、薬局の労力も軽減される。これにより、薬局に過大な負担をかけることなく、かつ個人情報の保護を図りつつ、患者等に医薬品の成分、効能等に関する情報を簡易に取得させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、第一の2次元コードは、収容部に収容される複数種の医薬品に対応して複数表示されたことにより、携帯情報端末の表示手段には患者等が取得を希望する医薬品の医薬品詳細情報を簡潔に表示させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、医薬品収容用薬袋の表面及び裏面のうち少なくとも何れか一方に第二の2次元コードが表示されており、この第二の2次元コードの読取結果に基づいて、携帯情報端末に設けられた表示手段に紹介情報を表示させることにより、患者等は自己の所持する携帯情報端末を用いて、複雑なキー入力等を要することなく、容易に、医薬品の提供等を行う薬局、薬局と取引関係にある病院又は商店、薬局において販売等される商品、病院又は商店において提供される商品又はサービス等の情報を表示させることができる。これにより、医薬品収容用薬袋に薬局への集客機能や情報発信機能を持たせ、患者等の購買意欲を促進させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、第一の2次元コード、及び第二の2次元コードのうち少なくとも何れか一方はQRコードであることにより、携帯情報端末に設けられた光学読取機で読み取り可能な2次元コードを容易に形成できる。
請求項5に記載の発明によれば、印刷手段においては、請求項1に記載の医薬品概要情報のデータと該医薬品概要情報に係る医薬品の医薬品詳細情報を表示させる第一の2次元コードのデータとが関連付けられた状態で記憶手段に記録されており、医薬品特定情報に係る医薬品の医薬品概要情報と第一の2次元コードとを医薬品収容用薬袋の表面及び裏面のうち少なくとも何れか一方に印刷させることにより、本発明に係る医薬品収容用薬袋を容易に作成できる。
図1乃至図4は、この発明の一の実施の形態を示す図である。
図1は、この実施の形態の医薬品収容用薬袋の正面図である。同図に示す医薬品収容用薬袋1の薬袋本体部2は紙、ビニール等の材質で上側が開口された袋状に形成されており、薬局等で処方、販売されるカプセル剤、錠剤、粉薬等の医薬品(以下単に「医薬品」と称する。)を収容できる大きさに形成されている。薬袋本体部2の開口部3の内部には、医薬品が収容される収容部4が形成されている。
図1に示すように、薬袋本体部2の表面には、イメージ情報表示部5と、「第一の2次元コード」としての第一のQRコード6と、「第二の2次元コード」としての第二のQRコード7とが表示されている。
イメージ情報表示部5には、収容部に収容される医薬品の概要を示す「医薬品概要情報」としての、収容部4に収容される医薬品のイメージ情報8が表示される。このイメージ情報8は、収容部4に収容される医薬品の写真、イラスト、グラフィック等が印刷されたものである。図1に示すイメージ情報8は、錠剤が錠剤パッケージに収容された状態の写真であるが、これに限らず、錠剤以外の形態の医薬品や、パッケージに未収容の医薬品でもよい。また、「医薬品概要情報」はイメージ情報8のみに限られず、収容部に収容される医薬品の概要を示すものならば、文字(例えば医薬品の名称)、図形等、どのようなものでもよい。
第一のQRコード6、及び第二のQRコード7は、携帯情報端末に設けられた光学読取機によって読み取り可能に形成されている。第一のQRコード6は、収容部4に表示される医薬品の名称や医薬品詳細情報のテキストデータに基づいて形成されている。第二のQRコード7は、携帯情報端末とデータベースサーバの通信に必要な情報、例えばデータベースサーバのURLのテキストデータに基づいて形成されている。
イメージ情報8、及び第一のQRコード6は、収容部4に収容される複数種の医薬品に対応して複数表示される。従って、図1に示す医薬品収容用薬袋1は1種類の医薬品のみが収容されるものであるためにイメージ情報8、第一のQRコード6はともに一つだけ表示されているが、例えば2種類、3種類、・・・等と複数種類の医薬品が収容部4に収容される場合には、医薬品収容用薬袋1に表示されるイメージ情報8、第一のQRコード6はそれぞれ2つ、3つ、・・・と医薬品の種類に対応した数量が表示されることになる。なお、第一のQRコード6と同様に、第二のQRコード7を一の医薬品収容用薬袋1に複数表示してもよい。
図2は、この実施の形態の「医薬品関連情報印刷システム」としての医薬品関連情報印刷表示システムの全体構成を示す図である。この医薬品関連情報印刷表示システムにおいては、1名〜複数名の患者等に対し、1袋〜複数袋の医薬品収容用薬袋によって医薬品が提供されるものであり、同図にはそのような医薬品の提供態様が模式的に示してある。
図2に示す通り、医薬品関連情報印刷表示システム1Aは、薬局9において調剤、販売される医薬品を収容するn袋(n≧1)の医薬品収容用薬袋11,12,・・・,1nと、n人の患者等が所持するn台の「携帯情報端末」としての携帯電話機101,102,・・・,10nと、データベースサーバ11とを備え、それらがインターネット12を介して通信可能に接続されている。
薬局9においては、医師の処方せんに基づく医薬品の調剤や、各種医薬品の販売が行われる。薬局9には、印刷手段13として、LAN等によって接続された、パーソナルコンピュータ(PC)14、及びプリンタ15が設置されている。パーソナルコンピュータ14のハードディスク等の記憶手段14aには、取り扱う医薬品の名称や各医薬品に付与されたID番号等の、個々の医薬品を特定するための医薬品特定情報(以下単に「医薬品特定情報」と称する。本明細書において同じ。)、第一のQRコード6や第二のQRコード7や医薬品のイメージ情報8のデータ、名称やID番号に基づくQRコードを作成するプログラム等が記録されている。プリンタ15はパーソナルコンピュータ14の命令に基づいて医薬品収容用薬袋11,12,・・・,1nの表面に所定事項を印刷する機能を有する。
記憶手段14aにおいて、イメージ情報8のデータと第一のQRコード6のデータとは医薬品ごとに関連付けられた状態で記録されており、個々の医薬品を特定するための医薬品特定情報が入力されると、この医薬品特定情報に係る医薬品のイメージ情報8と第一のQRコード6とがそれぞれ医薬品の種類数だけ表示され、更に第二のQRコード7とを医薬品収容用薬袋1の表面に印刷される。
この実施の形態においては、第一のQRコード6、及び第二のQRコード7は予め生成されて記憶手段14aに記録されており、医薬品特定情報の入力時ごとの処理量を小さくしている。但し、医薬品特定情報の入力時毎に第一のQRコード6、及び第二のQRコード7を生成し、医薬品の新製品や新しい商店の出現等に迅速に対応させることもできる。
携帯電話機101,102,・・・,10nは、個々の患者等が所持するものであり、図2の携帯電話機101に例示するように、イメージデータ等を光学的に読み取る光学読取機16、テンキー等の操作部17、「表示手段」としてのディスプレイ18をそれぞれ有し、また、図示せぬCPU、RAM、ROM、通信インターフェース等をそれぞれ有しており、光学読取機16が読み取った画像の解析やデータベースサーバ11との通信等をそれぞれ行う。なお、「携帯情報端末」はPHS、PDA、ウェアラブルコンピュータ等であってもよい。
なお、医薬品収容用薬袋11,12,・・・,1n、携帯電話機101,102,・・・,10nはいずれも同じ構成をとるので、以下説明の簡単のため、特に区別の必要がある場合を除き医薬品収容用薬袋1、携帯電話機10と記載する。
データベースサーバ11は、インターネット12を介して携帯電話機10と通信可能であって、それぞれの医薬品収容用薬袋1の収容部4に収容される医薬品の提供等を行う薬局、当該薬局と取引関係(例えば対価の支払い等を伴う債権債務関係)にある病院又は商店、薬局において販売等される商品、病院又は商店において提供される商品又はサービス等を紹介する紹介情報(以下単に「紹介情報」と称する。本明細書において同じ。)が記録されている。
次に、この実施の形態の作用について説明する。
<医薬品収容用薬袋及び医薬品の提供>
薬局9において医薬品の調剤、選択が行われると、薬局9の薬剤師や店員等はパーソナルコンピュータ14に調剤、選択した医薬品の名称や医薬品に付与されたID番号等の医薬品特定情報を入力する。パーソナルコンピュータ14は、記憶手段14aから、入力された医薬品特定情報に係る医薬品に関連付けられた第一のQRコード6のデータ、及びイメージ情報8のデータを医薬品特定情報に係る医薬品の種類数だけ抽出し、更に第二のQRコード7のデータを抽出し、プリンタ15はこれらのデータに基づいて、医薬品収容用薬袋1の表面に生成された第一のQRコード6、第二のQRコード7、及び調剤、選択された医薬品のイメージ情報8を印刷し出力する。薬局9の薬剤師や店員等はプリンタ15から出力された医薬品収容用薬袋1の収容部4に調剤、選択した医薬品を収容して患者等に提供する。
薬局9において医薬品の調剤、選択が行われると、薬局9の薬剤師や店員等はパーソナルコンピュータ14に調剤、選択した医薬品の名称や医薬品に付与されたID番号等の医薬品特定情報を入力する。パーソナルコンピュータ14は、記憶手段14aから、入力された医薬品特定情報に係る医薬品に関連付けられた第一のQRコード6のデータ、及びイメージ情報8のデータを医薬品特定情報に係る医薬品の種類数だけ抽出し、更に第二のQRコード7のデータを抽出し、プリンタ15はこれらのデータに基づいて、医薬品収容用薬袋1の表面に生成された第一のQRコード6、第二のQRコード7、及び調剤、選択された医薬品のイメージ情報8を印刷し出力する。薬局9の薬剤師や店員等はプリンタ15から出力された医薬品収容用薬袋1の収容部4に調剤、選択した医薬品を収容して患者等に提供する。
前述したとおり、パーソナルコンピュータ14の記憶手段14aには、イメージ情報8のデータと該イメージ情報8に係る医薬品詳細情報を表示させる第一のQRコード6のデータとが関連付けられた状態で記録されており、印刷手段13において、医薬品特定情報に係る医薬品のイメージ情報8と第一のQRコード6とが医薬品収容用薬袋1の表面に印刷されることになる。これにより、本発明に係る医薬品収容用薬袋1を容易に作成できる。
<医薬品詳細情報の表示>
医薬品の提供を受けた患者等が当該医薬品の医薬品詳細情報を取得したい場合には、自己の所持する携帯電話機10の光学読取機16で医薬品収容用薬袋1の第一のQRコード6を読み取らせる。携帯電話機10は第一のQRコード6の読取結果を解析して情報を抽出し、抽出した情報をディスプレイ18に表示させる。
医薬品の提供を受けた患者等が当該医薬品の医薬品詳細情報を取得したい場合には、自己の所持する携帯電話機10の光学読取機16で医薬品収容用薬袋1の第一のQRコード6を読み取らせる。携帯電話機10は第一のQRコード6の読取結果を解析して情報を抽出し、抽出した情報をディスプレイ18に表示させる。
図3に、ディスプレイ18に表示された医薬品詳細情報のイメージ図を示す。同図に示す通り、ディスプレイ18には第一のQRコード6から抽出された、医薬品収容用薬袋1に収容された各医薬品の成分、効能等の医薬品詳細情報19がテキストデータとして表示されている。
このように、医薬品収容用薬袋1の表面に第一QRコード6が表示されており、このQRコード6の読取結果に基づいて、携帯電話機10に設けられたディスプレイ18に、収容部4に収容される医薬品の医薬品詳細情報19を表示させることにより、患者等は自らが所持する携帯情報端末1を用いて、複雑なキー入力等を要することなく、容易に当該医薬品の成分、効能等を確認できる。また、医薬品詳細情報19を逐次医薬品収容用薬袋1に印刷したり、別紙に記載して予め用意したりする必要もなくなるので、患者等の病歴が不特定の第三者に開示されることを防止でき、薬局9の店員等の労力も軽減される。これにより、薬局9に過大な負担をかけることなく、かつ患者等の個人情報の保護を図りつつ、患者等に対し、医薬品の成分、効能等に関する情報を簡易に取得させることができる。
また、「第一の2次元コード」がQRコードであることにより、携帯電話機9に設けられた光学読取機16で読み取り可能な2次元コードを容易に形成できる。
更に、第一のQRコード6は、収容部4に収容される複数種の医薬品に対応して複数表示されることにより、携帯電話機10のディスプレイ18には患者等が取得を希望する医薬品の医薬品詳細情報19を簡潔に表示することができる。
<紹介情報の表示>
医薬品の提供を受けた患者等が、当該医薬品の紹介情報を取得したい場合には、自己の所持する携帯電話機10の光学読取機16で医薬品収容用薬袋1の第二のQRコード7を読み取らせる。携帯電話機10は第二のQRコード7の読取結果を解析して情報等を抽出し、抽出した情報等をデータベースサーバ11に送信する。データベースサーバ11は受信した情報に対応する紹介情報を携帯電話機9に送信する。携帯電話機10はデータベースサーバ11から受信した紹介情報をディスプレイ18に表示させる。
医薬品の提供を受けた患者等が、当該医薬品の紹介情報を取得したい場合には、自己の所持する携帯電話機10の光学読取機16で医薬品収容用薬袋1の第二のQRコード7を読み取らせる。携帯電話機10は第二のQRコード7の読取結果を解析して情報等を抽出し、抽出した情報等をデータベースサーバ11に送信する。データベースサーバ11は受信した情報に対応する紹介情報を携帯電話機9に送信する。携帯電話機10はデータベースサーバ11から受信した紹介情報をディスプレイ18に表示させる。
図4の(a)に、第二のQRコード7の読取結果のイメージ図を、図4の(b)に、ディスプレイ18に表示された紹介情報のイメージ図をそれぞれ示す。図4の(a)に示す通り、光学読取機16で医薬品収容用薬袋1の第二のQRコード7を読み取らせた結果、ディスプレイ18には「読取結果」としてのデータベースサーバ11のURL情報20がテキスト表示される。この状態で患者等が携帯電話機10の操作部17(テンキー)をプッシュすると、図4の(b)に示す、薬局9と取引関係にある病院(美容整形外科)、及び当該病院において提供されるサービス等の紹介情報21が表示される。
なお、データベースサーバ11に記録されてディスプレイ18に表示される紹介情報は、紹介情報21に代えて、薬局9又は薬局9と取引関係にある商店の紹介情報や、薬局9で販売される商品の紹介情報等であってもよい。
このように、医薬品収容用薬袋1の表面には第二のQRコード7が表示されており、この第二のQRコード7の読取結果に基づいて、携帯電話機10に設けられたディスプレイ18に紹介情報21を表示させることにより、患者等は自らが所持する携帯電話機10を用いて、複雑なキー入力等を要することなく、容易に、薬局9、当該薬局9と取引関係にある病院又は商店、薬局において販売等される商品、病院又は商店において提供される商品又はサービス等を表示させることができる。これにより、医薬品収容用薬袋1に薬局への集客機能や情報発信機能を持たせ、患者等の購買意欲を促進させることができる。
また、携帯電話機10と通信可能なデータベースサーバ11に紹介情報を記録させ、携帯電話機10の光学読取機16によって医薬品収容用薬袋1に表示された第二のQRコード7の読み取り結果に対応する紹介情報21を送信させることにより、第二のQRコード7自体には記録しきれないデータ量の紹介情報であっても容易に携帯電話機10に表示させることができる。
また、「第二の2次元コード」がQRコードであることにより、携帯電話機10に設けられた光学読取機16で読み取り可能な2次元コードを容易に形成できる。
なお、上記実施の形態においては、「第一の2次元コード」「第二の2次元コード」をそれぞれ第一のQRコード6、第二のQRコード7として形成したが、これらのうち一方又は双方をQRコード以外の2次元コード、例えばPDF417、DataMatrix、MaxiCodeによって形成することもできる。
また、上記実施の形態においては、第一のQRコード6を医薬品詳細情報のテキストデータに基づいて形成すると共に第二のQRコード7にデータベースサーバ11のURLのテキストデータに基づいて形成したが、逆に、第一のQRコード6をデータベースサーバ11のURLのテキストデータに基づいて形成すると共に第二のQRコード7を紹介情報のテキストデータに基づいて形成することもできる。更に、第一のQRコード6、第二のQRコード7をそれぞれ医薬品詳細情報のテキストデータ、紹介情報のテキストデータに基づいて形成することや、第一のQRコード6、第二のQRコード7をそれぞれデータベースサーバ11のURLのテキストデータに基づいて形成することもできる。
また、上記実施の形態においては、イメージ情報8、第一のQRコード6、第二のQRコード7は全て薬袋本体部2の表面に表示されているものとしたが、これに限定されず、これらが全て薬袋本体部2の裏面に表示されていてもよいし、これらのうちの一部が薬袋本体部2の表面、他の一部が薬袋本体部2の裏面に表示されていてもよい。即ち、イメージ情報8、第一のQRコード6、第二のQRコード7は、薬袋本体部2のうち外部から視認可能な部分の何れかに表示されていればよい。
上記実施の形態は本発明の例示であり、本発明が上記実施の形態に限定されることを意味するものではないことは、いうまでもない。
1A・・・医薬品関連情報印刷表示システム(医薬品関連情報印刷システム)
1,11,12,・・・,1n・・・医薬品収容用薬袋
4・・・収容部
6・・・第一のQRコード(第一の2次元コード)
7・・・第二のQRコード(第二の2次元コード)
8・・・イメージ情報(医薬品概要情報)
9・・・薬局
10,101,102,・・・,10n・・・携帯電話機(携帯情報端末)
11・・・データベースサーバ
13・・・印刷手段
14a・・・記憶手段
18・・・ディスプレイ(表示手段)
19・・・医薬品詳細情報
20・・・URL情報(読取結果)
21・・・紹介情報
1,11,12,・・・,1n・・・医薬品収容用薬袋
4・・・収容部
6・・・第一のQRコード(第一の2次元コード)
7・・・第二のQRコード(第二の2次元コード)
8・・・イメージ情報(医薬品概要情報)
9・・・薬局
10,101,102,・・・,10n・・・携帯電話機(携帯情報端末)
11・・・データベースサーバ
13・・・印刷手段
14a・・・記憶手段
18・・・ディスプレイ(表示手段)
19・・・医薬品詳細情報
20・・・URL情報(読取結果)
21・・・紹介情報
Claims (5)
- 収容部に収容される医薬品の概要を示す医薬品概要情報が表面及び裏面のうち少なくとも何れか一方に表示された医薬品収容用薬袋であって、
該表面及び裏面のうち少なくとも何れか一方に、携帯情報端末に設けられた各種光学読取機において読み取り可能で、該光学読取機の読み取り結果に基づいて、前記携帯情報端末に設けられたディスプレイ等の表示手段に前記収容部に収容される前記医薬品の成分、効能等の医薬品詳細情報を表示させる第一の2次元コードが前記医薬品概要情報と共に表示されたことを特徴とする医薬品収容用薬袋。 - 前記第一の2次元コードは、前記収容部に収容される複数種の前記医薬品に対応して複数表示されたことを特徴とする請求項1に記載の医薬品収容用薬袋。
- 前記表面及び前記裏面のうち少なくとも何れか一方に、前記携帯情報端末に設けられた前記各種光学読取機において読み取り可能で、該光学読取機の読取結果に基づいて、前記携帯情報端末に設けられた前記ディスプレイ等の表示手段に、前記収容部に収容される前記医薬品の提供等を行う薬局、該薬局と取引関係にある病院又は商店、前記薬局において販売等される商品、前記病院又は商店において提供される商品又はサービス等を紹介する紹介情報を表示させる第二の2次元コードが表示されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の医薬品収容用薬袋。
- 前記第一の2次元コード、及び前記第二の2次元コードのうち少なくとも何れか一方はQRコードであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の医薬品収容用薬袋。
- 請求項1に記載の医薬品概要情報のデータと該医薬品概要情報に係る医薬品の成分、効能等の医薬品詳細情報を携帯情報端末に設けられたディスプレイ等の表示手段に表示させる第一の2次元コードのデータとが関連付けられた状態で記録された記憶手段を備え、個々の前記医薬品を特定するための医薬品特定情報が入力されると、前記医薬品特定情報に係る前記医薬品の前記医薬品概要情報と前記第一の2次元コードとを医薬品収容用薬袋の表面及び前記裏面のうち少なくとも何れか一方に印刷させる印刷手段を備えたことを特徴とする医薬品関連情報印刷システム。
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