JP2013230380A - パッケージ、及びマスクの取り出し方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易にマスクを取り出すことができるパッケージを提供する。
【解決手段】パッケージは、マスク部4及び当該マスク部4に連結される可撓性を有する平面状のシールド部6を有するマスク2と、それぞれのマスク部4同士が積層されると共にそれぞれのシールド部6同士が積層されるように、複数のマスク2を積層させて収容する収容容器3と、を備え、水平方向に沿ってマスク2が積層された状態で、収容容器3からマスク2を取り出し可能なパッケージであって、シールド部6は、マスク部4と連結される側の縁である端部と、端部とは反対側の縁である頂部と、を有し、収容容器3は、マスク2の積層方向においてマスク2と対向するように配置される第1の壁部と、積層方向に沿って延びるように配置される第2の壁部と、を少なくとも備える。
【選択図】図2
【解決手段】パッケージは、マスク部4及び当該マスク部4に連結される可撓性を有する平面状のシールド部6を有するマスク2と、それぞれのマスク部4同士が積層されると共にそれぞれのシールド部6同士が積層されるように、複数のマスク2を積層させて収容する収容容器3と、を備え、水平方向に沿ってマスク2が積層された状態で、収容容器3からマスク2を取り出し可能なパッケージであって、シールド部6は、マスク部4と連結される側の縁である端部と、端部とは反対側の縁である頂部と、を有し、収容容器3は、マスク2の積層方向においてマスク2と対向するように配置される第1の壁部と、積層方向に沿って延びるように配置される第2の壁部と、を少なくとも備える。
【選択図】図2
Description
本発明の一形態は、パッケージ、及びマスクの取り出し方法に関する。
従来、シールド部を有するマスクを取り出しするために、マスクを積層して収容容器に収容したパッケージが知られている。例えば下記特許文献1には、使用者の目を保護するためのシールド部を有するマスクを積層して収容容器に収容すると共に、使用時において収容したマスクを取り出し可能なパッケージが記載されている。
ここで、上述のようなパッケージは、マスクを取り出し可能な状態においては、マスクの積層方向が鉛直となるような向きに収容容器が設置される。すなわち、パッケージを平置きにした状態でマスクの取り出しが行われる。しかしながら、マスクが用いられる医療現場においては、マスクなどの消耗品は、平置きにして取り出しするよりも、マスクの積層方向が水平となるような横置きの状態で取り出しする方が、使用者にとっての利便性が高い。また、通常のマスクとは異なりシールド部を有するマスクを、容易に取り出し可能とすることも要請されていた。
本発明の一形態に係るパッケージは、マスク部及び当該マスク部に連結される可撓性を有する平面状のシールド部を有するマスクと、それぞれのマスク部同士が積層されると共にそれぞれのシールド部同士が積層されるように、複数のマスクを積層させて収容する収容容器と、を備え、水平方向に沿ってマスクが積層された状態で、収容容器からマスクを取り出し可能なパッケージであって、シールド部は、マスク部と連結される側の縁である端部と、端部とは反対側の縁である頂部と、を有し、収容容器は、マスクの積層方向においてマスクと対向するように配置される第1の壁部と、積層方向に沿って延びるように配置される第2の壁部と、を少なくとも備え、マスクを取り出し可能な状態において、第1の壁部には、マスクを取り出すための開口部が形成され、第2の壁部は、収容容器の下面側に配置され、マスクは、シールド部の頂部が第2の壁部側を向くように収容容器内に収容される。
このような形態によれば、水平方向に沿ってマスクが積層された状態、すなわち横置きの状態で、第1の壁部の開口部からマスクを取り出すことができる。ここで、マスクのシールド部は、マスク部に比して質量が大きい部分である。本発明に係るパッケージでは、マスクを取り出し可能な状態において、マスクは、シールド部の頂部が下面側に配置される第2の壁部側を向くように収容容器内に収容される。このような配置とした場合、マスク全体の重心を低くすることができる上、可撓性を有する部材であるためマスク部に比して重量があるシールド部を直接第2の壁部で支持することができるため、マスクが収容容器内で潰れることを防止し、マスクの姿勢を安定させることができる。従って、収容容器内のマスクを開口部から一枚ずつ取り出すことの確実性を向上することができる。以上により、シールド部を有するマスクが水平方向に沿って積層された状態にて、容易にマスクを取り出すことが可能となる。
別の形態に係るパッケージにおいて、収容容器は、積層方向に沿って延びてマスクの幅方向に互いに対向する一対の第3の壁部を備え、シールド部の幅方向の大きさは、一対の第3の壁部同士の間の距離よりも大きくてよい。
別の形態に係るパッケージにおいて、シールド部の端部には、マスク部の幅方向に沿って延在する延在部が形成されると共に、幅方向の中央位置に溝が形成され、マスクを取り出し可能な状態において、第1の壁部には開口部の上側に上側縁部が形成され、上側縁部は、当該上側縁部と溝との間への使用者の指の進入を許容すると共に、上側縁部と延在部との間への使用者の指の進入を規制してよい。
別の形態に係るパッケージにおいて、第1の壁部には、開口部の上側に上側縁部が形成され、開口部の下側に下側縁部が形成され、開口部の横側のそれぞれに一対の横側縁部が形成されてよい。
別の形態に係るパッケージにおいて、シールド部の端部には、マスク部の幅方向に沿って延在する延在部が形成されると共に、幅方向の中央位置に溝が形成され、マスクを取り出し可能な状態において、上側縁部は、当該上側縁部と溝との間への使用者の指の進入を許容すると共に、上側縁部と延在部との間への使用者の指の進入を規制してよい。
別の形態に係るパッケージにおいて、収容容器は、積層方向においてマスクを介して第1の壁部の反対側に配置される第4の壁部を備え、第4の壁部の外面には、収容容器を外部の壁に固定可能とする固定構造が設けられてよい。
別の形態に係るパッケージにおいて、下面壁の内面の略全域は平面状に構成されていてよい。
本発明の一形態に係るマスクの取り出し方法は、マスク部及び当該マスク部に連結される平面状のシールド部を有するマスクと、それぞれのマスク部同士が積層されると共にそれぞれのシールド部同士が積層されるように、複数のマスクを積層させて収容する収容容器と、を備えるパッケージを用いたマスクの取り出し方法であって、収容容器の、マスクの積層方向においてマスクと対向するように配置される第1の壁部に、マスクを取り出すための開口部を形成する工程と、水平方向に沿ってマスクが積層された状態となるように、パッケージを設置する工程と、を備え、シールド部は、マスク部と連結される側の縁である端部と、端部とは反対側の縁である頂部と、を有し、パッケージを設置する工程では、シールド部の頂部が、収容容器の下面側に配置される第2の壁部側を向く。
このような形態によれば、上述のパッケージと同様な作用・効果を得ることができる。
本発明の一側面によれば、シールド部を有するマスクが水平方向に沿って積層された状態にて、容易にマスクを取り出すことが可能である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また「X方向」、「Y方向」及び「Z方向」の語は、図示する方向に基づいており便宜的なものである。
図1は、本実施形態に係るパッケージ1の斜視図である。図2は、マスク2を取り出し可能な状態におけるパッケージ1の様子を示す斜視図である。図3は、マスク2を取り出し可能な状態におけるパッケージ1の正面図、及びマスク2の正面図である。図4は、図2に示すIV−IV線に沿った断面図である。図5は、図2に示すV−V線に沿った断面図である。なお、図4及び図5においては、収容容器3の断面のみを示し、マスク2は破断されていない。図6は、パッケージ1を構成する収容容器3の型紙を展開した状態を示す図である。
本実施形態に係るパッケージ1は、マスク2と、複数のマスク2を積層させて収容する収容容器3と、を備えている。このパッケージ1は、商品流通時においてはマスク2を梱包した状態(外気に極力晒されないように、マスク2を密閉空間内に収容した状態)で流通させることができると共に、使用時においては収容容器3に簡単な加工を施すことでマスク2を必要なタイミングで取り出し可能(使用者がマスク2を取り出すことができる状態)とすることができるものである。本実施形態において対象となるマスク2は、使用者の口及び鼻周辺を覆うことができると同時に、目周辺を保護することができるタイプのアイシールド付フェイスマスクである。
図2及び図3に示すように、マスク2は、使用者の口及び鼻周辺を覆うためのマスク部4と、マスク部4に連結されて使用者の眼周辺を覆うためのシールド部6と、を有している。なお、図2及び図3に示されるマスク2は、装着時の状態とは上下逆の状態で図示されている。マスク部4は、矩形状のマスク部材によって形成されており、単一の部材で構成されていてもよく、多層部材で構成されていてもよい。また、鼻橋にかかる端部4aに沿って、可撓性金属インサート(不図示)を備えていてもよい。マスク部4の幅方向(長辺方向)における両端部4c,4cには、耳に掛けるためのゴム紐7が取り付けられている。なお、マスク2の取り付け態様は特に限定されず、耳に掛けるタイプでなくともよく、頭の後ろで紐を結ぶタイプであってもよい。シールド部6は、透明で可撓性を有する平面状の部材から形成されており、マスク部4の端部4a側に連結される。シールド部6は、マスク部4の正面(使用者の口が接する面とは反対側の面)に接合されている。マスク部4とシールド部6との連結箇所及び連結態様は特に限定されないが、例えば、両端部4c,4cの一部で融着、接着することによって連結してよい。シールド部6の材料としては、ポリエステル、アクリル酸樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン等が用いられる。シールド部6が形成される重合体フィルムは厚さ0.05mmから0.25mm、最も好ましくは厚さ0.1mmであり、シールドに所望の可撓性を付与する。「可撓性」という用語は、シールド部6が形成される材料の弾性率が約400MPaから7,000MPa、好ましくは約1,200MPaから5,000MPa、最も好ましくは約1,350MPaから3,500MPaであることを意味する。
本実施形態に係るシールド部6の形状について説明する。ただし、実施形態に係るシールド部6の形状や大きさは一例に過ぎず、マスク部4に連結されており、使用者の眼を保護することができる構成であれば、どのような構成であってもよい。図3に示すように、シールド部6は、マスク部4と連結される側(すなわち、マスク2の使用状態における下側)の縁である端部12と、端部12とは反対側(すなわち、マスク2の使用状態において上側の先端部分)の縁である頂部11と、マスク2の幅方向における縁である両端部13,13と、を有している。頂部11は、マスク部4の端部4aから離間した位置で、端部12とは反対側へ張り出すような円弧を描くように、マスク2の幅方向に沿って広がっている。頂部11のマスク部4からの突出量、すなわち、頂部11の頂点11a(最もマスク部4の端部4aから離れた点)とマスク部4の端部4aとの間の寸法L1は、特に限定されないが、50〜150mmに設定される。マスク部4側の端部12には、マスク部4の幅方向に沿って延在する延在部14が形成されると共に、幅方向の中央位置にV字溝16が形成される。V字溝16の深さ寸法L2は、特に限定されないが、20〜60mmに設定される。また、V字溝16の角度αは、特に限定されないが、20〜100°に設定される。なお、本実施形態では、V字溝16の底部16aは、マスク部4の端部4aとの間で隙間が形成されないように、端部4aからはみ出ないように設定されている。延在部14は、中央位置のV字溝16を挟んで幅方向の両側に形成される。本実施形態において、延在部14はマスク部4の両端部4cよりも外側まで延びている。また、両端部13,13は、頂部11側へ向かうに従って広がるように、傾斜して延びている。シールド部6は、幅方向における中央位置付近の領域であって使用者の両目に対応する位置に設けられる基体部17と、基体部17の幅方向における両側に設けられる折り曲げ部18と、に区画される。基体部17と折り曲げ部18との間の境界には折り目BLが形成されている。折り目BLは、マスク部4の両端部4c,4cよりも僅かに外側の位置で当該両端部4c,4cと略平行に形成されている。ただし、折り目BLの位置や形成態様は特に限定されず、折り目BLが設けられていなくともよい。折り曲げ部18は、折り目BLにおいて、使用者の耳側へ折れ曲るように構成されている。折り曲げ部18の幅方向の先端部18a,18a同士の間の寸法L3、すなわちシールド部6の幅方向の全長は、特に限定されないが、210〜340mmに設定される。
収容容器3は、複数のマスク2を積層させて収容するための直方体箱状又は立方体箱状の容器である。収容容器3内には、10〜100枚のマスク2が積層されて収容される。収容容器3内では、それぞれのマスク部4同士が積層されると共にそれぞれのシールド部6同士が積層されるように、複数のマスク2が積層されて収容される。本実施形態では、収容容器3は扁平な直方体箱状に構成されている。収容容器3には、パッケージ1の使用時、すなわちマスク2を取り出し可能な状態においては、マスク2を取り出し可能な開口部21が形成される(図2等に示す状態)。一方、パッケージ1が使用される前の流通時、すなわち収容容器3の内部空間が密閉された梱包状態においては、開口部21が蓋部22で塞がれている(図1等に示す状態)。収容容器3の厚さ方向(すなわち、マスク2の積層方向)をY方向とし、Y方向に直交する方向をX方向とし、Y方向及びX方向に直交する方向をZ方向とした場合、パッケージ1の向きは、マスク2を取り出し可能な状態においては、Y方向が水平方向に一致し(すなわち、マスク2が水平方向に沿って積層された状態)であり、X方向が水平方向に一致し、Z方向が鉛直方向に一致するように設定される。なお、Z方向正側が上側であり、Z方向負側が下側である。一方、流通時の梱包状態におけるパッケージ1はXYZ方向がどのような向きに設定されていてもよく、流通時の態様に合わせてあらゆる向きにしてもよい。収容容器3のサイズは、マスク2の大きさや枚数によって適宜変更されるが、例えば、X方向の大きさは190〜320mmに設定され、Y方向の大きさは40〜260mmに設定され、Z方向の大きさは130〜270mmに設定される。
収容容器3は、マスク2の積層方向(Y方向)においてマスク2の表面と対向するように配置される壁部(第1の壁部)26と、積層方向においてマスク2を介して壁部26の反対側に配置される壁部(第4の壁部)27と、を備える。また、収容容器3は、積層方向に沿って延びると共にZ方向に互いに対向する壁部(第2の壁部)24及び壁部23を備える。また、収容容器3は、積層方向に沿って延びると共にX方向(詳細は後述するが、マスクの幅方向に対応する)に互いに対向する一対の壁部(第3の壁部)28,29を備える。マスク2を取り出し可能な状態では、壁部23は収容容器3の上面側に配置され、壁部24は収容容器3の下面側に配置され、壁部26は収容容器3の正面側に配置され、壁部27は収容容器3の背面側に配置され、壁部28,29は収容容器3の側面側に配置される。以降の説明において、このパッケージ1に対しては、マスク2を取り出し可能な状態を基準として「上」「下」「表(正面)」「背」「横」という語を用いるものとする。積層されている複数のマスク2のうち、一番初めに取り出されるマスク2が配置される側を「表」とし、最後に取り出されるマスク2が配置される側を「背」とする。従って、以降の説明においては、パッケージ1の向きに関わらず、「壁部23」を「上面壁部23」と称し、「壁部24」を「下面壁部24」と称し、「壁部26」を「正面壁部26」と称し、「壁部27」を「背面壁部27」と称し、「壁部28,29」を「側面壁部28,29」と称する。すなわち、収容容器3は、上下方向(Z方向)に平行に対向する上面壁部23及び下面壁部24と、マスク2の積層方向(Y方向)に平行に対向する正面壁部26及び背面壁部27と、上下方向及び積層方向と直交する方向(X方向)に平行に対向する一対の側面壁部28,29と、を備えている。本実施形態では、正面壁部26及び背面壁部27は略正方形の形状をなしているが、マスク2の形状やサイズに合わせて適宜変更されてよい。他の壁部23,24,28,29は長方形の形状をなしているが、マスク2の形状やサイズや積層枚数に合わせて適宜変更されてよい。
マスク2を取り出し可能な状態において、収容容器3の正面壁部26には、マスク2を取り出すための矩形状の開口部21が形成される。開口部21は、正面壁部26の中央位置を含む領域に形成された矩形状の貫通孔である。特に限定されるものではないが、開口部21の上下方向(Z方向)の大きさは70〜210mmであり、幅方向(X方向)の大きさは130〜260mmに設定される。開口部21は、四方にそれぞれ上辺部21a、下辺部21b、横辺部21c,21dを有している。上辺部21aは、正面壁部26と上面壁部23との間の角部31から平面方向内側(ここでは下側)に離間すると共に、当該角部31に沿って平行に延びている。下辺部21bは、正面壁部26と下面壁部24との間の角部32から平面方向内側(ここでは上側)に離間すると共に、当該角部32に沿って平行に延びている。横辺部21cは、正面壁部26と側面壁部28との間の角部33から平面方向内側に離間すると共に、当該角部33に沿って平行に延びている。横辺部21dは、正面壁部26と側面壁部29との間の角部34から平面方向内側に離間すると共に、当該角部34に沿って平行に延びている。このように、各辺部が各角部から離間していることによって、正面壁部26は、開口部21周りに、上面壁部23に沿って延びる上側縁部36、下面壁部24に沿って延びる下側縁部37、及び一対の側面壁部28,29に沿ってそれぞれ延びる一対の横側縁部38,39を有する。すなわち、正面壁部26には、開口部21の上側に上側縁部36が形成され、開口部21の下側に下側縁部37が形成され、開口部21の横側のそれぞれに一対の横側縁部38,39が形成される。上側縁部36は、角部31と上辺部21aとの間の領域に該当する。下側縁部37は、角部32と下辺部21bとの間の領域に該当する。横側縁部38は、角部33と横辺部21cとの間の領域に該当する。横側縁部39は、角部34と横辺部21dとの間の領域に該当する。特に限定されるものではないが、上側縁部36の幅は10〜60mmに設定され、下側縁部37の幅は10〜40mmに設定され、横側縁部38,30の幅は15〜50mmに設定される。
パッケージ1の流通時などの梱包状態において、図1に示すように、収容容器3は、開口部21を塞ぐ蓋部22を有している。蓋部22と上側縁部36との間の境界(開口部21の上辺部21aに対応)には第1のミシン目41が形成される。蓋部22と下側縁部37との間の境界(開口部21の下辺部21bに対応)には第2のミシン目42が形成される。蓋部22と横側縁部38との間の境界(開口部21の横辺部21cに対応)には第3のミシン目43が形成される。蓋部22と横側縁部39との間の境界(開口部21の横辺部21dに対応)には第4のミシン目44が形成される。第1のミシン目41は、第2のミシン目42、第3のミシン目43、及び第4のミシン目44に比して強度が高い。ミシン目の強度は、粗さを変更することによって調整することができる。第1のミシン目41は、他のミシン目42,43,44に比して目が粗いため、破れにくくなっている。なお、蓋部22には、第2のミシン目42の中央位置に、蓋部22を除去する際に使用者が指を入れるための開口部を形成するための円弧状の第5のミシン目45が形成されている。マスク2を取り出し可能な状態において、蓋部22は完全に開口部21から取り除かれてもよく(図2参照)、第1のミシン目41での接続を残しておくことで蓋部22を残しておいてもよい(図7参照)。図7のように蓋部22を残しておくことで、蓋部22をめくることで開口部21からマスク2を取り出し可能とすると共に、マスク2の取り出し時でないときは開口部21を塞いでおくことで、収容容器3の内部に埃などが入り込むことを防止することができる。
背面壁部の外面SFには、収容容器3を外部の壁Wに固定可能とする固定構造50が設けられる。図2に示すように、本実施形態では、壁Wに設けられたフックFに掛けるためのフック用開口部51が固定構造50として構成されている。フック用開口部51は、上方に向かって湾曲する半円状の形状を有している。なお、フック用開口部51の形状は特に限定されず、矩形状や三角形状などであってもよい。フック用開口部51の形成位置は特に限定されないが、本実施形態では、バランスよく壁Wに固定するために、幅方向(X方向)における中央位置であって、上面壁部23寄りの位置に形成されている。
収容容器3は、予め所定の形状にカットされた型紙を折り曲げることによって構成される。図6に示すように、収容容器3を構成するための型紙60は、複数の部分と折り目を有している。なお、図6においては、紙面表側の面が収容容器3の外面に該当し、紙面裏側の面が収容容器3の内面に該当する。収容容器3の外面には表面処理や印刷がなされている。具体的には、型紙60は、上面壁部23に対応する形状を有する部分23a、側面壁部28に対応する形状を有する部分28a、下面壁部24に対応する形状を有する部分24a、及び側面壁部29に対応する形状を有する29aをこの順で有している。部分28aは、部分23aと短辺同士で折り目61を介して接続されている。なお、部分23aの他方の短辺には折り目71を介して固定代となる部分29bが接続されている。部分24aは、部分28aと短辺同士で折り目62を介して接続されている。部分29aは、部分24aと短辺同士で折り目63を介して接続されている。各部分23a,28a,24a,29aの一方の各長辺には、折り目64,65,66,67を介して、背面壁部27を構成するための部分27a,27c,27b,27dがそれぞれ接続されている。なお、部分27aには傾斜する折り目68を介して部分27eが形成され、部分27bには傾斜する折り目69を介して部分27fが形成されている。各部分23a,28a,29aの他方の各長辺には、折り目72,73,74を介して、正面壁部26に対応する形状を有する部分26a、横側縁部38に対応する形状を有する部分26b、及び横側縁部39に対応する形状を有する部分26cがそれぞれ接続されている。正面壁部26に対応する部分26aには、角部32に対応する折り目75を介して、下面壁部24の一部を構成する部分24bが接続されている。
部分23a,28a,24a,29a,29bは折り目61,62,63,71でそれぞれ略90°折り曲げられる。また、側面壁部29に対応する部分29aの上端部76付近における内面に、固定代である部分29bが接合され、接着剤などによって固定される。また、部分27a,27c,27b,27dは折り目64,65,66,67でそれぞれ略90°折り曲げられる。部分27cの外面の一部は部分27eの内面と重なり、部分27cの内面の一部は部分27bの端部77付近の外面と重なる。また、部分27dの外面の一部は部分27fの内面と重なり、部分27dの内面の一部は部分27aの端部78付近の外面と重なる。また、部分27cと部分27eとは接着剤などによって固定され、部分27dと部分27fとは接着剤などによって固定される。横側縁部38,39に対応する部分26b,26cは折り目73,74で略90°折り曲げられ、その後、正面壁部26に対応する部分26aは折り目72で略90°折り曲げられる。下面壁部24の一部に対応する部分24bは、折り目75で略90°折り曲げられ、部分24bの先端部に設けられた挿入部79が、下面壁部24に対応する部分24aに設けられたスリット80に挿入される。なお、挿入部79がスリット80に挿入された部分にシールなどを貼り付けて固定してよい。
以上により、上面壁部23は、部分23aによって構成される。下面壁部24は、部分24a,24bによって構成される。正面壁部26は、部分26a,26b,26cによって構成される。背面壁部27は、部分27a,27b,27c,27d,27e,27fによって構成される。側面壁部28は、部分28aによって構成される。側面壁部29は、部分29a,29bによって構成される。
次に、収容容器3内でのマスク2の配置について説明する。マスク2を取り出し可能な状態において、マスク2は、シールド部6の頂部11が下方、すなわち下面壁部24側を向くように収容容器3内に収容される。Z方向において、フック用開口部51が形成される側にはマスク部4が配置され、フック用開口部51と反対側にはシールド部6が配置される。マスク2を取り出し可能な状態においては、マスク2のシールド部6が下面壁部24上に載置されるように配置される(図5参照)。本実施形態では、マスク2のシールド部6を下方に向けた際にシールド部6の下端部に該当する頂部11は円弧状に湾曲しているため、頂点11a付近の領域が下面壁部24に接触するような状態で載置される。例えば、頂部11が直線状に延びており、下面壁部24と広い範囲に亘って接触するため、マスク2が開口部21側に移動する際の抵抗が大きくなるが(ただし、本発明はこのような形態を除くものではない)、本実施形態では、頂点11a付近の狭い範囲で接触するため、マスク2が開口部21側に移動する際の抵抗が小さく、マスク2のシールド部6が開口部21側に移動し易くなっている。
また、図4に示すように、マスク2のシールド部6の幅方向における大きさは、収容容器3の幅方向における大きさよりも大きく設定されている。すなわち、マスク2のシールド部6の両折り曲げ部18を拡げた状態における両先端部18a同士の間の距離は、収容容器3の側面壁部28,29同士の間の距離よりも大きく設定されている。従って、マスク2は、シールド部6の折り曲げ部18が折れ曲った状態で収容される。シールド部6の折り曲げ部18は、先端部18aよりも基体部17が正面壁部26側に迫り出すように折れ曲る(すなわち、折り曲げ部18が正面壁部26と逆向きへ向かって折れ曲る)。これによって、シールド部6と側面壁部28,29との間では弾性力が発生している。これによって、当該弾性力によりシールド部6は側面壁部28,29で支持される。このように側面壁部28,29によってシールド部6が支持されることでマスク2の収容容器3内での姿勢が維持される。例えば、収容容器3の幅が大きく、側面壁部28,29との弾性力による支持がない場合(ただし、本発明はこのような形態を除くものではない)、マスク2の積層方向が水平になるようにしたときに、収容容器3の内部でマスク2の束の姿勢が安定せずばらけ安くなる可能性がある。特に、マスク2の枚数が減ってきたときに、マスク2の姿勢が安定せずによじれてしまう可能性がある。このようなばらけやよじれが生じた場合、ゴム紐7がシールド部6に引っ掛かってしまう可能性があるが、本実施形態ではそのようなばらけやよじれを抑制することができる。なお、上下方向におけるマスク2の大きさ(頂点11aとマスク部4の下端との間の距離)は、収容容器3の上下方向における大きさより小さくても、当該大きさ以上であってもよい。本実施形態では、マスク2の上下方向における大きさは、収容容器3の大きさよりも小さく、収容時にマスク部4が緩やかに湾曲するように(図5参照)設定されている。「緩やかに湾曲」とは、マスク2を開口部21から取り出すときに、ゴム紐7がシールド部6に絡まらない程度に湾曲することである。
また、図8に示すように、マスク2を取り出し可能な状態において、上側縁部36は、当該上側縁部36とシールド部6のV字溝16との間への使用者の指の進入を許容すると共に、上側縁部36とシールド部6の延在部14との間への使用者の指の進入を規制する機能を有している。なお、図8に示すシールド部6と上側縁部36との位置関係は、積層方向における最も正面側に配置されて取り出し待機状態におけるマスク2について説明する。本実施形態の説明において「取り出し待機状態」とは、シールド部6の頂部11が下面壁部24上に載置され、シールド部6の表面の一部が下側縁部37及び横側縁部38,39に接触する程度に、シールド部6が正面壁部26に十分に近づいている状態を示すものとする(図2に示す最も手前側のマスク2のような状態)。ただし、実際の使用時においては、シールド部6の表面は下側縁部37や横側縁部38,39とは接触していない場合もあるが、本発明の効果は十分に得ることができる。
具体的には、図8(a)に示すように、シールド部6の端部12側では、上側縁部36の下端、すなわち上辺部21aとV字溝16との間には使用者の指を入れるだけの十分な隙間が形成されている。当該隙間の大きさGP1、すなわち上辺部21aとV字溝16の底部16aとの間の寸法は、10〜60mmに設定される。一方、延在部14付近の縁部は上側縁部36とオーバーラップ(積層方向から見て重なり合っている)することにより、延在部14と上辺部21aとの間には隙間が設けられていない。完全にオーバーラップしていなくとも延在部14と上辺部21aが略一致していてもよい。なお、オーバーラップ量が大きくなりすぎた場合、取り出し易さに影響が及ぼされる。従って、オーバーラップ量RP、すなわち上辺部21aと延在部14との間の寸法(延在部14が傾斜しているときは、上辺部21aから最も離れた部分と上辺部21aとの間の寸法)は、0〜20mmに設定される。
あるいは、図8(b)に示すように、延在部14と上側縁部36との間に隙間が形成されていても、当該隙間の大きさが使用者の指FGが進入することができない程度の大きさに設定されていればよい。当該隙間は、例えば使用者の人差し指の厚さ(例えば、成人男性の平均値などを採用してよい)よりも小さい寸法に設定することができる。当該隙間の大きさGP2、すなわち上辺部21aと延在部14との間の寸法(延在部14が傾斜しているときは、上辺部21aから最も離れた部分と上辺部21aとの間の寸法)は、15mm以下に設定される。
なお、上述で説明した寸法関係の設定は、収容容器3及びマスク2の設計時になされ、実際の使用時ではマスク2の曲がり具合やシールド部6の撓み具合などによって当該寸法関係が完全に実現されない可能性もあるが、本実施形態では、上述のようにシールド部6と側面壁部28,29と間の弾性力によってシールド部6の姿勢が維持されていることによって、設計時における寸法関係を実際の使用時において高い実現性で実現することができる。
次に、本実施形態に係るパッケージ1を用いたマスク2の取り出し方法について説明する。まず、図1に示す状態のパッケージ1に対し、ミシン目を破断することによって収容容器3の正面壁部26に設けられた蓋部22を取り除く(あるいは図7のように開閉可能に残しておく)ことによって、正面壁部26に開口部21を形成する工程を実行する。このとき、ミシン目を破断してフック用開口部51も形成しておく。
その後、図2に示すように、マスク2の積層方向が水平となるように、パッケージ1を取り出し場所に設置する。具体的には、壁WのフックFに、フック用開口部51を掛けることで、パッケージ1を壁Wに固定する。このとき、上面壁部23が上側に配置されると共に下面壁部24が下側に配置され、収容容器3内部のマスク2は、シールド部6の頂部11が下面壁部24側を向くように配置された状態となる(図2及び図5参照)。これによって、パッケージ1からマスク2を取り出し可能な状態が完成する。使用者は、開口部21からマスク2を一枚ずつ取り出すことができる。なお、収容容器3表面には、絵や文字を上面壁部23側を上方とし、下面壁部24側を下方として印刷することによって、これらの絵や文字を、パッケージ1設置時の設置方向指示手段として機能させることができる。なお、矢印の絵や「上、下」「天、地」などの文字を表示して直接的に設置方向を指示してもよい。
次に、本実施形態に係るパッケージ1の作用・効果について説明する。
マスクの取り出し時においてマスクの積層方向が鉛直となるような平置きタイプのパッケージ(例えば、特許文献1)の場合、使用者がマスク2を取り出すときは、最上側に配置されるマスクのみならず、下側のマスク2までつかんでしまい、一枚ずつマスク2を取り出すことが難しい場合があった。特に、マスク2の枚数が少なくなったときは使用者は収容容器の奥まで手を入れなくてはならず、更に取り出し難くなる場合があった。また、マスク2が用いられる医療現場においては、マスク2などの消耗品は、平置きにして取り出しするよりも、部屋の壁や廊下の壁などに設置して、マスク2の積層方向が水平となるような横置きの状態で取り出しする方が、使用者にとっての利便性が高い。
更に、本発明の発明者らは、鋭意研究の結果、図9に示すパッケージ100のように、シールド部6の頂部11が上面壁部23側を向くように収容容器103に収容された場合についての課題を見出すに至った。このような配置とした場合、マスク2のシールド部6はマスク部4に比して質量が大きい部分であるため、収容容器3内でマスク2全体の重心は高い位置に配置される上、マスク部4よりも上方に配置されることとなる。従って、マスク2全体の質量をマスク部4で支えることとなるため、マスク部4は収容容器3内で潰れた状態となり、シールド部6の収容容器3内での姿勢も安定しない状態となる。マスク部4が潰れた状態となると、ゴム紐7がシールド部6に絡まる場合があり、マスク2を一枚だけ取り出そうとしても、同時にゴム紐7が絡まった他のマスク2も開口部21から落下してしまう可能性がある。このように落下した場合は、地面にマスク2が落ちることで汚れる上、透明なシールド部6に傷がついてしまう。また、例えば、図9に示すように、積層されたマスク2のうち、正面側の数枚のマスク2のシールド部6の頂部11側の部分が、開口部21からY方向にはみ出すように湾曲する場合がある。このような状態においては、上側縁部36とシールド部6の頂部11との間にY方向の隙間が形成されてしまうことにより、当該隙間から埃などが入り込んでしまうという問題がある。また、頂部11側が開口部21からはみ出すため、使用者は直感的にV字溝16ではなく、頂部11付近をつかんでマスク2を取出そうとしてしまう。しかしながら、シールド部6は薄いため、互いに重なり合った複数のシールド部6の頂部11のうちから、一枚だけ取り出すのには手間がかかり、複数枚のマスク2を取出してしまう可能性がある。また、仮に使用者がV字溝16に指を引っ掛けようとしても、頂部11側が開口部21からはみ出した状態となっているため、V字溝16に指を引っ掛け難く、引っ掛けたとしても取り出し難いという問題がある。以上より、本発明の発明者らは、図9に示すようなパッケージ100では、マスク2を一枚ずつ取り出し難いという問題があることを見出した。
一方、本実施形態に係るパッケージ1では、マスク2を取り出し可能な状態において、マスク2は、シールド部6の頂部11が下面壁部24側を向くように収容容器3内に収容される。このような配置とした場合、マスク2全体の重心を低くすることができる上、可撓性を有する部材であるためマスク部に比して重量があるシールド部6を直接下面壁部24で支持することができるため、マスク2が収容容器3内で潰れることを防止し、マスク2の姿勢を安定させることができる。従って、図2及び図5に示すように、マスク2は開口部21から大きくはみ出すことなく、最も正面側のマスク2は、安定した姿勢で取り出し待機状態となるため、使用者が確実にマスク2を一枚だけ開口部21から取り出すことができる。また、一枚のマスク2が取り出された後も、次のマスク2のシールド部6の頂部11が下面壁部24上を正面側へ移動し、安定した姿勢で取り出し待機状態となるため、確実に一枚だけ取り出すことができる。当該効果は、頂部11が下面壁部24を向いている点に加え、シールド部6の幅方向の大きさが側面壁部28,29同士の間の距離よりも大きいこと、及び折り曲げ部18が正面壁部26と逆向きへ向かって折れ曲ることにより、折り曲げ部18の張力が開口部21側へ向かうように発生していることによって発揮されている。このとき、可撓性を有する部材であるためマスク部に比して重量があるシールド部6を直接下面壁部24で支持することができることにより、マスク部4が潰れてよじれてゴム紐7がシールド部6に引っ掛かることも抑制できるため、一のマスク2の取り出しに伴って他のマスク2が落下することも抑制される。収容容器3内のマスク2の残り枚数が少なくなってもマスク2の安定した姿勢が維持され続けるため、最後の一枚まで確実に一枚ずつマスク2を取り出すことができ、収容容器3内のマスク3を開口部21から一枚ずつ取り出すことの確実性を向上することができる。以上により、シールド部6を有するマスク2の積層方向が平行な状態にて、容易にマスク2を取り出すことが可能となる。
また、本実施形態に係るパッケージ1において、シールド部6のマスク部4側の端部12には、マスク部4の幅方向に沿って延在する延在部14が形成されると共に、幅方向の中央位置にV字溝16が形成される。マスク2を取り出し可能な状態において、上側縁部36は、当該上側縁部36とV字溝16との間への使用者の指の進入を許容すると共に、上側縁部36と延在部14との間への使用者の指の進入を規制している。例えば、マスク部4を摘まんで取り出そうとする場合、背面側の他のマスク2のマスク部4も同時に摘まんでしまう場合があり、複数枚のマスク2が取り出されてしまう可能性がある。しかしながら、V字溝16に指を引っ掛けた場合は、他のマスク2を摘まんでしまうことはないため、使用者は確実に一枚だけマスク2を取り出すことができる。また、V字溝16は、幅方向における中央位置に設けられており、上下方向においてもマスク部4とシールド部6との間の境界付近に形成されているため、V字溝16に指をかけてマスク2を取り出すことにより、使用者は取り出し待機状態にあるマスク2をよじれ無くスムーズに取り出すことができる。また、最も正面側のマスク2をよじれ無く取り出すことができるため、背面側の複数のマスク2も姿勢を乱されることなく安定した姿勢を維持することができる。更に、上側縁部36は、当該上側縁部36とV字溝16との間への使用者の指の進入を許容すると共に、上側縁部36と延在部14との間への使用者の指の進入を規制している。従って、使用者は、V字溝16に入れてマスク2を取り出せばよいことを直感的に理解することができる。また、延在部14側へ指が進入することは規制されているため、使用者がV字溝16に指を入れることを確実に誘導することができる。
また、本実施形態に係るパッケージ1において、正面壁部26には、開口部21の上側に上側縁部36が形成され、開口部21の下側に下側縁部37が形成され、開口部21の横側のそれぞれに一対の横側縁部38,39が形成される。これによって、使用時において、各縁部によってマスク2の一部が覆われることにより、より衛生的なパッケージ1を提供できる。
また、本実施形態に係るパッケージ1において、収容容器3は、開口部21を塞ぐ蓋部22を有し、蓋部22と上側縁部36との間の境界には第1のミシン目41が形成され、蓋部22と下側縁部37との間の境界には第2のミシン目42が形成され、蓋部22と一対の横側縁部38,39との間の境界には第3のミシン目43及び第4のミシン目44がそれぞれ形成されている。また、第1のミシン目41は、第2のミシン目42、第3のミシン目43、及び第4のミシン目44に比して強度が高い。従って、使用者は、各ミシン目を破断することによって、図2に示すように開口部21を完全に開放した状態で使用するか、図7に示すようにマスク2の取り出し時以外は蓋部22で開口部21を塞ぐ状態で使用するかを選択することができる。図7のような使用態様を選択した場合、上側縁部36側の第1のミシン目41が蓋部22のヒンジとして機能するが、当該第1のミシン目41の強度が高いため、蓋部22が容易に外れることを抑制できる。
また、本実施形態に係るパッケージ1において、背面壁部27の外面には、収容容器3を外部の壁Wに固定可能とする固定構造50が設けられている。これによって、使用者は、パッケージ1を容易に壁Wに固定することができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、上述で示したマスク2は一例に過ぎず、マスク部の形状やシールド部の形状は適宜変更可能である。例えば、シールド部の形状は、マスク部に連結されている側の端部と、反対側の端部が並行に形成されていても良い。また、他の態様では、頂部が凹状であってもよい。また、シールド部のマスク部に連結されている側の端部に形成される溝は、円形、長円形、楕円形、矩形、多角形などであってもよい。
上述の実施形態に係るパッケージ1において、下面壁部24には挿入部79による僅かな段差が形成されていたが、このような段差を一切設けず、下面壁部24の内面の略全域(少なくとも頂部11が接触しうる範囲の全域)は平面状に構成されていてよい。例えば、挿入部79をスリット80に挿入していたが、スリット80を設けず、単にテープで部分24a及び部分24bを固定するような態様でもよい。あるいは、上述の実施形態において、上面壁部23に対応する部分を下面壁部とし、下面壁部24に対応する部分を上面壁部としてもよい。
また、パッケージ1を壁Wに固定するための固定構造50としてフックFに対するフック用開口部51を例示したが、これに限定されない。例えば、スリーエム社から販売されているコマンド(登録商標)タブなどを、背面壁部27に設けることによって固定構造50を構成してもよい。あるいは、両面テープなどを貼り付けておいてもよい。その他、壁掛けラックに設置するなどの構成を採用してもよい。また、固定構造50が設けられていなくともよく、使用者が任意の方法で壁に固定してもよい。また、パッケージ1は横置き状態であればよいため、壁Wに固定するような使用態様のみならず、机や棚の上に横置きしてもよい。
なお、収容容器3の開口部21は少なくとも梱包状態においては蓋部22で閉じられていたが、開口部21を閉じることができれば蓋部22を採用しなくともよい。例えば、正面壁部全体を覆うような壁部で開口部21を閉じてもよく、収容容器3全体を別の容器や袋やフィルムなどで覆ってもよい。
また、開口部の形状は矩形状でなくともよく、円形、長円等、あらゆる形状を採用してよい。また、上側縁部、下側縁部、横側縁部の何れかを省略してもよい。また、収容容器の形状も長方形箱状でなくともよく、少なくとも開口部を形成できる壁部と、シールド部の頂部を支持できる壁部を有していればよく、他の部分はどのような形状にしてもよい。
また、シールド部6において鼻との干渉を回避すると共に、マスク2取り出し時においては指を引っ掛ける部分であるV字溝は、端部12から頂部11側へ窪むような溝であれば形状は特に限定されない。例えば、U字溝(溝全体が湾曲しているようなU字状であってもよく、延在部14から延びる一部の領域は直線状に平行に延びて先端側で湾曲するようなU字状であってもよい)であってもよい。
[実施例]
以下、実施例に基づいて本発明の一形態に係るパッケージを具体的に説明するが、パッケージの構成は下記の実施例に限定されるものではない。
以下、実施例に基づいて本発明の一形態に係るパッケージを具体的に説明するが、パッケージの構成は下記の実施例に限定されるものではない。
マスクとして、スリーエムヘルスケア社製の「ガード付き耳掛け式サージカルマスク 1820FSJ−H」を用いた。紙厚350g/m2のボール紙を用いて図6に示す型紙を形成し、当該型紙を折り曲げることによって収容容器を形成した。収容容器は、幅(X方向の大きさ)220mm、高さ(Z方向の大きさ)189mm、厚さ(Y方向の大きさ)95mmであり、開口部は、幅(X方向の大きさ)162mm、高さ(Z方向の大きさ)140mmとした。ラック用貫通孔は、幅方向中央位置において、直径20mmの半円状の貫通孔を上面壁部から当該半円の中心までのZ方向の距離を25mmの位置に形成した。第1のミシン目の粗さは、残る長さを1mm、切れる長さを2mmとした。この当該収容容器に25枚のマスクを積層させて収容し、蓋部を図7のように残し、フックをフック用開口部に掛けることで取り出し可能な状態とした。当該状態で、収容容器からマスクを一枚ずつ25枚続けて取り出し、各項目についての評価をおこなった。評価者として、医療に従事する者を8人採用した。
まず、「マスクの取り出し易さ」について評価した結果、スムーズに取り出すことができ、マスクを取り出しやすいという評価が得られた。「マスクの落下」について評価した結果、全枚数の取り出し時において、後続のマスクが落下してこないという評価が得られた。「最も正面側のマスクだけを触れるか否か」について評価した結果、全枚数の取り出し時において、最も正面側のマスクだけを触れる状態にあったとの評価が得られた。「フック用開口部が破れないか否か」について評価した結果、25枚すべてを取り出してもフック用開口部が破れていないことが確認された。「蓋部の第1のミシン目の破れ」について評価した結果、25枚すべてを取り出しても、蓋部が残っていたという評価が得られた。
1…パッケージ、2…マスク、3…収容容器、4…マスク部、6…シールド部、11…頂部、12…端部、14…延在部、16…V字溝、21…開口部、22…蓋部、23…上面壁部、24…下面壁部、26…正面壁部、27…背面壁部、28,29…側面壁部、36…上側縁部、37…下側縁部、38,39…横側縁部、41…第1のミシン目、42…第2のミシン目、43…第3のミシン目、44…第4のミシン目、50…固定構造。
Claims (8)
- マスク部及び当該マスク部に連結される可撓性を有する平面状のシールド部を有するマスクと、
それぞれの前記マスク部同士が積層されると共にそれぞれの前記シールド部同士が積層されるように、複数の前記マスクを積層させて収容する収容容器と、を備え、
水平方向に沿って前記マスクが積層された状態で、前記収容容器から前記マスクを取り出し可能なパッケージであって、
前記シールド部は、前記マスク部と連結される側の縁である端部と、前記端部とは反対側の縁である頂部と、を有し、
前記収容容器は、
前記マスクの積層方向において前記マスクと対向するように配置される第1の壁部と、
前記積層方向に沿って延びるように配置される第2の壁部と、を少なくとも備え、
前記マスクを取り出し可能な状態において、
前記第1の壁部には、前記マスクを取り出すための開口部が形成され、
前記第2の壁部は、前記収容容器の下面側に配置され、
前記マスクは、前記シールド部の前記頂部が前記第2の壁部側を向くように前記収容容器内に収容される、パッケージ。 - 前記収容容器は、前記積層方向に沿って延びて前記マスクの幅方向に互いに対向する一対の第3の壁部を備え、
前記シールド部の前記幅方向の大きさは、前記一対の第3の壁部同士の間の距離よりも大きい、請求項1に記載のパッケージ。 - 前記シールド部の前記端部には、前記マスク部の幅方向に沿って延在する延在部が形成されると共に、前記幅方向の中央位置に溝が形成され、
前記マスクを取り出し可能な状態において、前記第1の壁部には前記開口部の上側に上側縁部が形成され、前記上側縁部は、当該上側縁部と前記溝との間への使用者の指の進入を許容すると共に、前記上側縁部と前記延在部との間への前記使用者の指の進入を規制する、請求項1又は2に記載のパッケージ。 - 前記マスクを取り出し可能な状態において、前記第1の壁部には、前記開口部の上側に上側縁部が形成され、前記開口部の下側に下側縁部が形成され、前記開口部の横側のそれぞれに一対の横側縁部が形成される、請求項1〜3の何れか一項に記載のパッケージ。
- 前記収容容器は、前記開口部を塞ぐ蓋部を有し、
前記蓋部と前記上側縁部との間の境界には第1のミシン目が形成され、
前記蓋部と前記下側縁部との間の境界には第2のミシン目が形成され、
前記蓋部と前記一対の横側縁部との間の境界には第3のミシン目及び第4のミシン目がそれぞれ形成され、
前記第1のミシン目は、前記第2のミシン目、前記第3のミシン目、及び前記第4のミシン目に比して強度が高い、請求項4に記載のパッケージ。 - 前記収容容器は、前記積層方向において前記マスクを介して前記第1の壁部の反対側に配置される第4の壁部を備え、前記第4の壁部の外面には、前記収容容器を外部の壁に固定可能とする固定構造が設けられる、請求項1〜5の何れか一項に記載のパッケージ。
- 前記第2の壁部の内面の略全域は平面状に構成されている、請求項1〜6の何れか一項に記載のパッケージ。
- マスク部及び当該マスク部に連結される平面状のシールド部を有するマスクと、
それぞれの前記マスク部同士が積層されると共にそれぞれの前記シールド部同士が積層されるように、複数の前記マスクを積層させて収容する収容容器と、を備えるパッケージを用いたマスクの取り出し方法であって、
前記収容容器の、前記マスクの積層方向において前記マスクと対向するように配置される第1の壁部に、前記マスクを取り出すための開口部を形成する工程と、
水平方向に沿って前記マスクが積層された状態となるように、前記パッケージを設置する工程と、を備え、
前記シールド部は、前記マスク部と連結される側の縁である端部と、前記端部とは反対側の縁である頂部と、を有し、
前記パッケージを設置する工程では、前記シールド部の前記頂部が、前記収容容器の下面側に配置される第2の壁部側を向く、マスクの取り出し方法。
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