JP6380878B1 - ホルダー及びホルダー用材料シート - Google Patents

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Abstract

【課題】消耗品の残量が少なくなった場合であっても包装体から消耗品を片手で容易に引き出すことできるホルダーを提供する。
【解決手段】ホルダーは、弾性を有するシート状部材により形成され、互いに平行な1組の辺を有し、消耗品を取り出し可能な大きさを有する開口が形成された第1のシート部と、弾性を有するシート状部材により形成され、上記1組の辺の両側において第1のシート部と連結された第2のシート部と、弾性を有するシート状部材により形成され、第2のシート部を覆うように、上記1組の辺の両側において第1又は第2のシート部と連結された第3のシート部と、上記1組の辺のうちの一方の側に設けられ、当該ホルダーを設置するための設置手段と、を備え、第1及び第2の辺と直交する方向において、第3のシート部の長さは、第1及び第2のシート部の長さよりも短く、第1及び第2のシート部が湾曲している。
【選択図】図1

Description

本発明は、折り畳まれて積層された消耗品を包装した包装体を保持するホルダー及びホルダー用材料シートに関する。
使い捨て手袋やペーパータオル等の消耗品を包装した包装体が知られている。このような包装体においては、通常、消耗品が1枚ずつ噛み合うように折り畳まれて積層されており、包装体に設けられた取り出し口に現れた1枚を引き出すと、次の1枚が取り出し口に現れるという構造になっている。また、消耗品を包装した包装体を保持するホルダーも知られている(例えば特許文献1、2参照)。
特開2017−210269号公報 特開2015−159863号公報
病院のナースセンターや食品加工工場のように、使い捨て手袋などの消耗品を頻繁に使用する現場においては、衛生面とスピードの観点から、包装体から消耗品を片手で素早く取り出したいという要望がある。特に、包装体内の消耗品の残量が少なくなった場合であっても、消耗品を容易に取り出せることが望まれている。
しかしながら、取り出し口を上方に向けた状態で包装体をホルダーに設置する場合、消耗品の残量が少なくなった際に、消耗品が包装体の底に落ちてしまい、使用者は包装体の内部に手を差し入れなくては消耗品を取り出すことができなくなる。そのため、手間がかかると共に衛生の観点からも好ましくない。
また、取り出し口を側方に向けた状態で包装体をホルダーに設置する場合、消耗品の残量が少なくなった際に、包装体そのものの形状が崩れてしまい、消耗品の取り出しが困難になることがある。
さらに、取り出し口を下方に向けた状態で包装体をホルダーに設置する場合、消耗品の残量が少なくなった際に、使用者が消耗品を摘まもうとすると消耗品又は包装体自体が浮き上がってしまい、やはり、消耗品の取り出しが困難になってしまう。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、包装体を保持するホルダーにおいて、消耗品の残量が少なくなった場合であっても、包装体から消耗品を片手で容易に引き出すことできるホルダーと、該ホルダーを作製するためのホルダー用材料シートを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様であるホルダーは、折り畳まれて積層された消耗品を包装した包装体を保持するホルダーであって、弾性を有するシート状部材により形成され、互いに平行な1組の辺を有し、前記消耗品を取り出し可能な大きさを有する開口が形成された第1のシート部と、弾性を有するシート状部材により形成され、前記互いに平行な1組の辺の両側において前記第1のシート部と連結された第2のシート部と、弾性を有するシート状部材により形成され、前記第2のシート部を覆うように、前記互いに平行な1組の辺の両側において前記第1又は第2のシート部と連結された第3のシート部と、当該ホルダーを設置するための設置手段と、を備え、前記第1及び第2の辺と直交する方向において、前記第3のシート部の長さは、前記第1及び第2のシート部の長さよりも短く、前記第1及び第2のシート部が湾曲しているものである。
上記ホルダーにおいて、前記第2のシート部は、前記第1のシート部が有する前記互いに平行な1組の辺のうちの一方である第1の辺に対して折り曲げ可能に接続され、前記第3のシート部は、前記第1のシート部が有する前記互いに平行な1組の辺のうちの他方である第2の辺に対して折り曲げ可能に接続され、前記第2のシート部のうち前記第1の辺と反対側の端部領域を、前記第2の辺に連結するための第1の連結手段と、前記第3のシート部のうち前記第2の辺と反対側の端部領域を、前記第1又は前記第2のシート部に連結するための第2の連結手段と、を備えても良い。
上記ホルダーにおいて、前記第1の連結手段は、前記第2のシート部のうち前記第1の辺と反対側の端部から延出する舌部と、前記第1のシート部と前記第3のシート部との境界領域の一部に形成され、前記舌部を挿入可能な第2の開口と、を含んでも良い。
上記ホルダーにおいて、前記第2の連結手段は、前記第3のシート部のうち前記第2の辺と反対側の領域の一部に切り込みを入れることにより形成されたフラップと、前記第2のシート部のうち前記第1の辺側に形成され、前記フラップを挿入可能な第3の開口と、を含んでも良い。
上記ホルダーにおいて、前記開口は、前記第1のシート部の中央よりも前記第1の辺側に形成されていても良い。
上記ホルダーにおいて、前記第3のシート部のうち、前記第2の辺側及び該第2の辺側と対向する側とは異なる辺に、前記第1のシート部の方に折り曲げ可能な第4のシート部がさらに設けられていても良い。
上記ホルダーにおいて、前記設置手段は、当該ホルダーを吊り下げるための吊り下げ手段であっても良い。
本発明の別の態様であるホルダー用シート材料は、折り畳まれて積層された消耗品を包装した包装体を保持するホルダーを作製するためのホルダー用シート材料であって、互いに平行な第1及び第2の辺を有し、前記消耗品を取り出し可能な大きさを有する開口が形成された第1のシート部と、前記第1のシート部の前記第1の辺側に、該第1の辺を介して設けられた第2のシート部と、前記第1のシート部の前記第2の辺側に、該第2の辺を介して設けられた第3のシート部と、前記第2のシート部のうち前記第1の辺と反対側の端部を、前記第2の辺に連結するための第1の連結手段と、前記第3のシート部を、前記第1のシート部と前記第2のシート部とのうちの少なくともいずれかの前記第1の辺側の領域に連結するための第2の連結手段と、前記ホルダーを設置するための設置手段と、を備え、前記第1、第2、及び第3のシート部は、弾性を有するシート状部材により一体的に形成され、前記第1の辺に、前記第1のシート部に対して前記第2のシート部を折り曲げ可能とする折り曲げ線が形成されると共に、前記第2の辺に、前記第1のシート部に対して前記第3のシート部を折り曲げ可能とする折り曲げ線が形成され、前記第1及び第2の辺と直交する方向において、前記第3のシート部の長さは、前記第1及び第2のシート部の長さよりも短く、前記第2のシート部を前記第1の辺において折り曲げ、前記第1の連結手段により前記第2のシート部のうち前記第1の辺と反対側の端部を前記第2の辺に連結すると共に、前記第3のシート部を前記第2の辺において前記第2のシート部を覆うように折り曲げ、前記第2の連結手段により前記第3のシート部を前記第1のシート部と前記第2のシート部とのうちの少なくともいずれかの前記第1の辺側の領域に連結することにより、前記第1及び第2のシート部が湾曲するものである。
本発明によれば、湾曲した第1及び第2のシート部の間に包装体を挿入することにより、弾性変形した第2のシート部の弾性力によって包装体を第1のシート部の方向に付勢することができる。従って、消耗品の残量が少なくなった場合であっても、第1のシート部に形成された開口から消耗品を片手で容易に引き出すことが可能となる。
本発明の実施形態に係るホルダーを例示する斜視図である。 本発明の実施形態に係るホルダー用材料シートを例示する平面図である。 図1に示すホルダーを示す正面図である。 図1に示すホルダーを示す側面図である。 図1に示すホルダーを示す背面図である。 図1に示すホルダーを示す底面図である。 ホルダーに包装体を保持させた状態を例示する斜視図である。 ホルダーに包装体を保持させた状態を例示する側面図である。 ホルダーに包装体を保持させた状態を例示する側面図である。 本発明の実施形態の第1の変形例に係るホルダーを例示する斜視図である。 本発明の実施形態の第1の変形例に係るホルダー用材料シートを例示する平面図である。 本発明の実施形態の第2の変形例に係るホルダー用材料シートを例示する平面図である。
以下、本発明の実施の形態に係るホルダー及びホルダー用材料シートについて、図面を参照しながら説明する。なお、これらの実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、各図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
以下の説明において参照する図面は、本発明の内容を理解し得る程度に形状、大きさ、及び位置関係を概略的に示しているに過ぎない。即ち、本発明は各図で例示された形状、大きさ、及び位置関係のみに限定されるものではない。
本実施形態に係るホルダーは、使い捨て手袋やペーパータオル等の消耗品を包装した包装体を保持するホルダーである。包装体内において、消耗品は、包装体に設けられた取り出し口から1枚ずつ引き出し可能となるように、折り畳まれて積層されている。
図1は、本発明の実施形態に係るホルダーを例示する斜視図である。図2は、本発明の実施形態に係るホルダー用材料シートを例示する平面図である。図3は、同ホルダーを示す正面図である。図4は、同ホルダーを示す側面図である。図5は、同ホルダーを示す背面図である。図6は、同ホルダーを示す底面図である。なお、図2は、図1に示すホルダーの展開図でもある。
ホルダー1は、弾性を有するシート状部材により形成され、各々が互いに平行な1組の辺を有する3つのシート部を備える。このうち、第1のシート部である表側シート11には、消耗品を取り出すための開口(第1の開口)16が形成されている。第2のシート部である中間シート12は、上記互いに平行な1組の辺の両側において表側シート11と連結されている。第3のシート部である裏側シート13は、中間シート12を覆うように、上記1組の辺の両側において表側シート11又は中間シート12に連結されている。なお、表側シート11、中間シート12、及び裏側シート13を連結する領域は、必ずしも上記互いに平行な1組の辺上である必要はなく、各辺の近傍の領域であっても良い。
ホルダー1を展開した状態において(図2参照)、上記1組の辺と直交する方向における裏側シート13の長さは、表側シート11及び中間シート12の長さよりも短い。そのため、ホルダー1を組み立てた状態では(図1参照)、表側シート11及び中間シート12が同じ向きに湾曲する。
また、ホルダー1の図の上方には、当該ホルダー1を設置するための設置手段(吊り下げ手段)として、貫通孔18が形成された舌部17が設けられている。本実施形態においては、フック等に貫通孔18を通してホルダー1を吊り下げることにより、ホルダー1を壁面等に設置することができる。
本実施形態においては、図2に示すように、表側シート11、中間シート12、及び裏側シート13が、1枚の連続するシート材(ホルダー用材料シート2)により一体的に形成されている。この場合、表側シート11が有する互いに平行な1組の辺のうち一方の辺14には、表側シート11に対して中間シート12を折り曲げ可能とする折り曲げ線が形成されると共に、表側シート11が有する互いに平行な1組の辺のうち他方の辺15には、表側シート11に対して裏側シート13を折り曲げ可能とする折り曲げ線が形成される。
しかしながら、表側シート11、中間シート12、及び裏側シート13を別々に形成し、これらを接続することによりホルダー1を作製しても良い。これらのシート同士を接続する手段としては、粘着テープや蝶番等が例示される。また、互いに接続されるシートの間では、境界(辺14、15)又はその近傍において、両シートの少なくとも一部が接続されていれば良い。要は、表側シート11及び中間シート12の両端又は両端近傍に裏側シート13を連結することにより、表側シート11及び中間シート12を湾曲させた状態で保持できれば良い。
表側シート11、中間シート12、及び裏側シート13の材料は、弾性を有し、且つ包装体を保持すると共に消耗品を引き出す際の引っ張りに耐えられる強度を有していれば特に限定されない。具体例として、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン等の合成樹脂や、コーティング紙、金属等が挙げられる。
ホルダー1の全体のサイズは、包装体のサイズや形状に応じて適宜決定される。例えば、使い捨て手袋が収納された包装体を保持させる場合、ホルダー1を展開した状態において(図2参照)、長手方向(辺14、15と直交する方向)の長さLを60cm〜80cm程度、短手方向の長さWを14cm〜15cm程度にしても良い。また、表側シート11、中間シート12、及び裏側シート13の厚みは、表側シート11及び中間シート12を湾曲させた状態で形状を維持できるように、材料の種類、全体のサイズ、保持する包装体の重さ等に応じて決定すれば良い。
図2に示すように、表側シート11は、平面視で略矩形状をなしている。本実施形態においては、表側シート11の外周の角を丸くすると共に、中間シート12及び裏側シート13が接続されていない方の辺(図の左右の辺)を内側に凹むようにカーブさせている。開口16は、消耗品を取り出すために設けられている。開口16の大きさ及び形状は、包装体から消耗品を引き出すことができる大きさ及び形状であれば特に限定されない。本実施形態においては、開口16の形状を、表側シート11の長手方向に長い楕円形としている。開口16の位置に関しては、図2及び図3に示すように、表側シート11の略中央部よりも吊るしたときに下方となる辺14側に寄った位置に形成することが好ましい。これにより、図6に示すように、開口16の一部が底面側にも開かれた状態になり、ホルダー1を吊るした状態で下方に向けて消耗品を引っ張り出すことも可能となる。
中間シート12は、表側シート11の一方の辺14に、表側シート11に対して折り曲げ可能に接続されている。中間シート12も、表側シート11と同様に、略矩形状をなすと共に、外周には角丸及びカーブが施されている。中間シート12の長手方向の長さは、概ね表側シート11と同程度である。
中間シート12の辺14と反対側の端部には、外側に向かって延出する舌部17が設けられている。また、表側シート11と裏側シート13との境界である辺15上には、舌部17を挿入可能なスリット(第2の開口)19が形成されている。中間シート12を辺14において折り曲げ、舌部17をスリット19に挿入することにより、中間シート12の舌部17側の端部が表側シート11の辺15に連結される。つまり、舌部17は、設置手段であると共に、第1の連結手段の一部を構成する。
なお、本実施形態においては、中間シート12からシート材を延出させることにより舌部17を設けているため、辺15上にスリット19を形成しているが、舌部17の形状によっては、スリットとは異なる形状の開口を辺15上に形成しても良い。例えば、舌部17の代わりに、中間シート12の端部の1つ以上の箇所に紐を取り付けると共に、これらの紐に対応する辺15上の1つ以上の箇所に、紐を挿通可能な孔を形成しても良い。この場合、紐及び孔が第1の連結手段を構成する。また、この場合、辺15上の孔に挿通した紐を輪にすることにより、設置手段(吊り下げ手段)を構成しても良い。
裏側シート13は、表側シート11の他方の辺15に、表側シート11に対して折り曲げ可能に接続されている。裏側シート13も、表側シート11と同様に、略矩形状をなすと共に、外周には角丸及びカーブが施されているが、上述したように、裏側シート13の長さは、表側シート11及び中間シート12よりも短い。
裏側シート13のうち辺15と反対側の領域(図1において辺14の近傍となる領域)には、該裏側シート13の一部に切り込みを入れることによりフラップ20が形成されている。また、中間シート12の辺14近傍の領域には、フラップ20を挿入可能な開口(第3の開口)21が形成されている。フラップ20の幅(図2の左右方向の長さ)は開口21の幅(同上)よりも広く、フラップ20の根元は開口21の幅と同程度の幅となるようにくびれている。これにより、フラップ20を開口21に挿入すると、フラップ20が開口21の内周に引っ掛かり、裏側シート13が中間シート12に連結される。つまり、フラップ20及び開口21が、裏側シート13を中間シート12の辺14側の領域に連結するための第2の連結手段を構成する。
なお、本実施形態においては、裏側シート13を中間シート12に連結しているが、裏側シート13を表側シート11に連結しても良い。また、第2の連結手段の構成もフラップ20及び開口21に限定されない。例えば、裏側シート13の端部を粘着テープにより表側シート11又は中間シート12に貼り付けても良い。或いは、面ファスナーを用いて裏側シート13の端部領域を中間シート12に固定しても良い。また、本実施形態においては、裏側シート13にフラップ20を形成し、中間シート12に開口21を形成しているが、反対に、中間シート12にフラップを形成し、裏側シート13に開口を形成しても良い。
第2の連結手段(例えばフラップ20及び開口21)を設ける位置は、保持する包装体の形状やサイズに応じて適宜設定することができる。ホルダー1においては、後述するように、中間シート12によって包装体を表側シート11の方に付勢するので、包装体の背面に中間シート12を当接させることができれば良い。一般には、辺14の近傍の領域に第2の連結手段を設けることが好ましい。裏側シート13から離れて湾曲可能となる中間シート12の部分が広くなるからである。
表側シート11、中間シート12、裏側シート13のそれぞれの側面22、23、24の形状は特に限定されない。上述したように、本実施形態においては、側面22、23、24を内側に湾曲させているが、側面の形状は、保持する包装体の形状及びサイズや、デザイン性の観点から適宜決定すれば良い。
ホルダー用材料シート2を組み立てる際には、中間シート12を辺14において折り曲げ、舌部17をスリット19に挿入することにより中間シート12の端部を辺14に連結すると共に、裏側シート13を辺15において中間シート12を覆うように折り曲げ、フラップ20を開口21に挿入して引っ掛けることにより、裏側シート13を中間シート12に連結する。これにより、表側シート11及び中間シート12が同じ向きに湾曲するように弾性変形し、ホルダー1が完成する。
図7は、ホルダー1に包装体を保持させた状態を例示する斜視図である。図8及び図9は、ホルダー1に包装体を保持させた状態を例示する側面図である。このうち、図8は、包装体3内の消耗品4の残量が十分にある場合を示し、図9は、該残量が少ない場合を示す。
ホルダー1を使用する際には、消耗品4の取り出し口5を開口16の位置に合わせるようにして、表側シート11と中間シート12との間に包装体3を挿入する。これにより中間シート12がさらに弾性変形し、中間シート12の弾性力によって包装体3が表側シート11の方に付勢され、包装体3が安定して保持される。好ましくは、貫通孔18をフック等に掛け、ホルダー1を吊り下げる。それにより、使用者は、開口16に露出した取り出し口5から消耗品4(例えば使い捨て手袋)を片手で引き出すことができる。
図9に示すように、包装体3内の消耗品4の残量が少なくなると、包装体3全体の厚みが薄くなる。このような場合であっても、ホルダー1においては、中間シート12の弾性力により、包装体3が表側シート11の方に付勢されているため、包装体3の取り出し口5は常に表側シート11の開口16の近傍に位置している。また、使用者が、取り出し口5に現れた消耗品4を摘まむ際に、包装体3を押圧した場合であっても、中間シート12の反力により包装体3が大きく後退することはない。従って、包装体3内の消耗品4の残量が少なくなった場合でも、使用者は引き続き、包装体3から消耗品4を片手で容易に引き出すことができる。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、ホルダー1において包装体3は常に、中間シート12により表側シート11の方に付勢されているので、ホルダー1を吊るした状態であっても包装体3を安定して保持することができる。
また、本発明の実施形態によれば、消耗品4の残量が少なくなった場合であっても、包装体3は、中間シート12により開口16の近傍に押し付けられているので、使用者は、包装体3から消耗品4を片手で容易に摘まんで引き出すことができる。
また、本発明の実施形態によれば、表側シート11の開口16を中央部よりも下方に偏るように形成するので、ホルダー1を吊るした状態で、消耗品4を下方に向けて引っ張ることができ、安定的且つ素早く消耗品を引き出すことができる。
また、本発明の実施形態によれば、中間シート12により包装体3を面状に付勢するので、包装体3内の消耗品4の残量が少なくなった場合であっても、包装体3のずり下がりや、包装体3及び消耗品4の形状の崩れを抑制することができる。
また、本発明の実施形態によれば、一体的に形成されたホルダー用材料シート2を用いることにより、ホルダー1を簡単に組み立てたり分解したりすることができる。従って、持ち運びや収納の際には嵩張らないので便利である。また、ホルダー1の全ての構成部分が一体化されているので、壊れにくく、長期にわたって使用することができるという利点もある。
また、本発明の実施形態によれば、表側シート11、中間シート12、裏側シート13のそれぞれの側面22、23、24を内側に湾曲させているので、正面から見たときに、包装体3の一部が側面側に露出する。そのため、使用者は、ホルダー1から露出した包装体3の部分を容易に掴むことができる。従って、ホルダー1に包装体3をしっかりと保持させつつ、簡単に交換をすることができる。
なお、本実施形態においては、設置手段として貫通孔18が形成された舌部17を設け、ホルダー1を吊り下げて使用できるようにしているが、ホルダー1は必ずしも吊り下げて使用する必要はない。例えば、ホルダー1を机上に載置し、机上から突出するフック等に舌部17を引っ掛けるなどしても、ホルダー1を使用することができる。要は、ホルダー1に保持された包装体3から消耗品4を引き出す際に、ホルダー1が移動しないようにホルダー1を設置できれば良い。
次に、本発明の実施形態の第1の変形例について説明する。図10は、第1の変形例に係るホルダーを例示する斜視図である。図11は、第1の変形例に係るホルダー用材料シートを例示する平面図である。第1の変形例に示すホルダー6は、図1に示すホルダー1に対し、裏側シート13の側方の辺(辺14、15と異なる辺)に、表側シート11の方に折り曲げ可能な側面シート(第4のシート部)25をさらに設けたものである。側面シート25は、裏側シート13の両側に設けても良いし、片側に設けても良い。
第1の変形例に係るホルダーの組み立て方は上記実施形態と概ね同様であり、表側シート11に対して中間シート12及び裏側シート13を折り曲げ、舌部17をスリット19に挿入し、フラップ20を開口21に挿入して表側シート11及び中間シート12を湾曲させた後で、側面シート25を表側シート11及び中間シート12の方に折り曲げる。このような側面シート25を設けることにより、ホルダー6が傾いたりした場合であっても、保持された包装体の脱落を確実に防ぐことが可能となる。
次に、本発明の実施形態の第2の変形例について説明する。図12は、第2の変形例に係るホルダー用材料シートを例示する平面図である。第2の変形例に係るホルダー用材料シート7は、概ね、図2に示すホルダー用材料シート2を図の左右に並べて一体化させた形状を有している。詳細には、表側シート11及び裏側シート13と比較して、本変形例における表側シート31及び裏側シート33の幅は略2倍であり、消耗品を取り出すための開口34が表側シート31に2つ形成されている。また、中間シート32は、表側シート31との境界近傍を除いて2つの領域に分離されている。これらの領域の各々の端部には、貫通孔36が形成された舌部35が設けられており、表側シート31と裏側シート33との境界線上には、2つの舌部35をそれぞれ挿入可能な2つのスリット37が形成されている。また、裏側シート33の端部近傍の領域にはフラップ38が形成され、中間シート32の表側シート31近傍の領域には、フラップ38を挿入可能且つ掛止可能な開口39が形成されている。なお、図12においては、フラップ38及び開口39をホルダー用材料シート7の左右方向の略中央に1つずつ配置しているが、フラップ38及び開口39を複数個(例えば2つ)ずつ、ホルダー用材料シート7の左右方向に並べて配置しても良い。
第2の変形例に係るホルダーの組み立て方は上記実施形態と概ね同様であり、表側シート31に対して中間シート32及び裏側シート33を折り曲げ、2つの舌部35を対向する位置にある2つのスリット37にそれぞれ挿入し、フラップ38を開口39に挿入することにより、表側シート11及び中間シート12を湾曲させる。このようなホルダー用材料シート7を用いることにより、複数(図12の場合2つ)の包装体を保持可能なホルダーを作製することができる。上述したように、中間シート32は、表側シート31との境界近傍を除いて2つの領域に分離されているので、保持している各包装体における消耗品の残量に応じた力で、各包装体を付勢することができる。
以上説明した実施形態及び変形例においては、組み立て式のホルダーについて説明したが、組み立て式ではない固定式のホルダーを構成することもできる。この場合、表側シート11、中間シート12、及び裏側シート13をこの順序で重ね、辺14、15の各々の側において3つのシートの端部を一体化させる。それにより、湾曲した中間シート12により包装体を付勢する機構を有するホルダーを作製することができる。
本発明は、上記実施形態及び変形例に限定されるものではなく、上記実施形態及び変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明を形成することができる。例えば、上記実施形態及び変形例に示した全構成要素からいくつかの構成要素を除外して形成しても良いし、上記実施形態及び変形例に示した構成要素を適宜組み合わせて形成しても良い。
1、6 ホルダー
2、7 ホルダー用材料シート
3 包装体
4 消耗品
5 取り出し口
11、31 表側シート
12、32 中間シート
13、33 裏側シート
14、15 辺
16、21、34、39 開口
17、35 舌部
18、36 貫通孔
19、37 スリット
20、38 フラップ
22、23、24 側面
25 側面シート


Claims (8)

  1. 折り畳まれて積層された消耗品を包装した包装体を保持するホルダーであって、
    弾性を有するシート状部材により形成され、互いに平行な1組の辺を有し、前記消耗品を取り出し可能な大きさを有する開口が形成された第1のシート部と、
    弾性を有するシート状部材により形成され、前記互いに平行な1組の辺の両側において前記第1のシート部と連結された第2のシート部と、
    弾性を有するシート状部材により形成され、前記第2のシート部を覆うように、前記互いに平行な1組の辺の両側において前記第1又は第2のシート部と連結された第3のシート部と、
    当該ホルダーを設置するための設置手段と、
    を備え、
    前記第1及び第2の辺と直交する方向において、前記第3のシート部の長さは、前記第1及び第2のシート部の長さよりも短く、
    前記第1及び第2のシート部が湾曲している、ホルダー。
  2. 前記第2のシート部は、前記第1のシート部が有する前記互いに平行な1組の辺のうちの一方である第1の辺に対して折り曲げ可能に接続され、
    前記第3のシート部は、前記第1のシート部が有する前記互いに平行な1組の辺のうちの他方である第2の辺に対して折り曲げ可能に接続され、
    前記第2のシート部のうち前記第1の辺と反対側の端部領域を、前記第2の辺に連結するための第1の連結手段と、
    前記第3のシート部のうち前記第2の辺と反対側の端部領域を、前記第1又は前記第2のシート部に連結するための第2の連結手段と、
    を備える請求項1に記載のホルダー。
  3. 前記第1の連結手段は、
    前記第2のシート部のうち前記第1の辺と反対側の端部から延出する舌部と、
    前記第1のシート部と前記第3のシート部との境界領域の一部に形成され、前記舌部を挿入可能な第2の開口と、
    を含む、請求項2に記載のホルダー。
  4. 前記第2の連結手段は、
    前記第3のシート部のうち前記第2の辺と反対側の領域の一部に切り込みを入れることにより形成されたフラップと、
    前記第2のシート部のうち前記第1の辺側に形成され、前記フラップを挿入可能な第3の開口と、
    を含む、請求項2又は3に記載のホルダー。
  5. 前記開口は、前記第1のシート部の中央よりも前記第1の辺側に形成されている、請求項2〜4のいずれか1項に記載のホルダー。
  6. 前記第3のシート部のうち、前記第2の辺側及び該第2の辺側と対向する側とは異なる辺に、前記第1のシート部の方に折り曲げ可能な第4のシート部がさらに設けられている、請求項2〜5のいずれか1項に記載のホルダー。
  7. 前記設置手段は、当該ホルダーを吊り下げるための吊り下げ手段である、請求項1〜6のいずれか1項に記載のホルダー。
  8. 折り畳まれて積層された消耗品を包装した包装体を保持するホルダーを作製するためのホルダー用シート材料であって、
    互いに平行な第1及び第2の辺を有し、前記消耗品を取り出し可能な大きさを有する開口が形成された第1のシート部と、
    前記第1のシート部の前記第1の辺側に、該第1の辺を介して設けられた第2のシート部と、
    前記第1のシート部の前記第2の辺側に、該第2の辺を介して設けられた第3のシート部と、
    前記第2のシート部のうち前記第1の辺と反対側の端部を、前記第2の辺に連結するための第1の連結手段と、
    前記第3のシート部を、前記第1のシート部と前記第2のシート部とのうちの少なくともいずれかの前記第1の辺側の領域に連結するための第2の連結手段と、
    前記ホルダーを設置するための設置手段と、
    を備え、
    前記第1、第2、及び第3のシート部は、弾性を有するシート状部材により一体的に形成され、
    前記第1の辺に、前記第1のシート部に対して前記第2のシート部を折り曲げ可能とする折り曲げ線が形成されると共に、前記第2の辺に、前記第1のシート部に対して前記第3のシート部を折り曲げ可能とする折り曲げ線が形成され、
    前記第1及び第2の辺と直交する方向において、前記第3のシート部の長さは、前記第1及び第2のシート部の長さよりも短く、
    前記第2のシート部を前記第1の辺において折り曲げ、前記第1の連結手段により前記第2のシート部のうち前記第1の辺と反対側の端部を前記第2の辺に連結すると共に、前記第3のシート部を前記第2の辺において前記第2のシート部を覆うように折り曲げ、前記第2の連結手段により前記第3のシート部を前記第1のシート部と前記第2のシート部とのうちの少なくともいずれかの前記第1の辺側の領域に連結することにより、前記第1及び第2のシート部が湾曲する、ホルダー用材料シート。
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