JP2013227842A - 浴室洗い場の組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 熱可塑性発泡樹脂製の床パンを備えた浴室において、ドア枠や壁パネルと、脱衣室の床面と、の高さをより確実に合わせることができる浴室洗い場の組立方法を提供する。
【解決手段】 高さを調整可能な支持脚により支持され、上下に貫通する開口部を有する床架台を浴室設置空間に設置する工程と、熱可塑性発泡樹脂により形成されて周囲に壁パネルおよびドア枠の載置部が設けられた床パンを床架台の上に設置する前に、開口部から支持脚の高さを調整し、床架台の水平レベル調整を行うとともに浴室設置空間に隣接する脱衣室の床面の高さを基準として床架台の高さを調整する工程と、床架台の高さを調整した後に、開口部を蓋体で塞ぐ工程と、蓋体で開口部が塞がれた床架台の上に床パンを設置する工程と、床パンに形成されたくぼみに配設した排水部と床架台の下面側に取り付けられた排水トラップとを締め付けて床架台と床パンとを挟持する工程と、床パンの載置部に壁パネルおよびドア枠を設置する工程と、を順次実行する。
【選択図】 図2

Description

本発明の態様は、一般的に、発泡樹脂製の床パンを用いた浴室洗い場の組立方法に関する。
浴槽設置部と洗い場から成る防水パンの四周に設けたパネルスペーサー載置部上にパネルスペーサーを設置し、パネルスペーサー上に壁パネルおよびドアパネルを取り付けて成るユニットバスルームがある(特許文献1)。特許文献1に記載されたようなユニットバスルームの防水パンは、一般的に、防水パン自身の高さを調整可能なアジャスタ脚を下面に有する。パネルスペーサー載置部は、防水パンに設けられているため、防水パンの高さをアジャスタ脚で調整するとパネルスペーサー載置部の高さを調整することができる。そのため、防水パンの高さをアジャスタ脚で調整すると、壁パネルおよびドアパネルの高さ調整が必然的に行われる。
これに対して、成形時の型代を低く抑えるために床パンを発泡樹脂製とすることが検討されている。このような浴室では、アジャスタ脚を有する架台と、架台の上に設置される床パンと、が設けられる場合がある。この場合には、防水性やコストなどを考慮すると、壁パネルやドア枠が載置される載置部は、床パンに設けられることがより好ましい。しかし、発泡樹脂製の床パンは、数時間斜めに立て掛けるだけで数センチメートル(cm)程度の反りが生ずるほどに、反りやすい特性を有している。そのため、架台上に床パンを設置した場合に、壁パネルやドア枠が載置される載置部は、架台から浮いてしまうことがあり、脱衣所に合わせて床パンの高さをアジャスタ脚で調整するのは非常に困難である。
特開2001−3424号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、熱可塑性発泡樹脂製の床パンを備えた浴室において、ドア枠や壁パネルと、脱衣室の床面と、の高さをより確実に合わせることができる浴室洗い場の組立方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、高さを調整可能な支持脚により支持され、上下に貫通する開口部を有する床架台を浴室設置空間に設置する工程と、主として熱可塑性発泡樹脂により形成されて、周囲に壁パネルおよびドア枠の載置部が設けられた床パンを前記床架台の上に設置する前に、前記開口部から手を入れて前記支持脚の高さを調整し、前記床架台の水平レベル調整を行うとともに前記浴室設置空間に隣接する脱衣室の床面の高さを基準として前記床架台の高さを調整する工程と、前記床架台の高さを調整した後に、前記開口部を蓋体で塞ぐ工程と、前記蓋体で前記開口部が塞がれた前記床架台の上に前記床パンを設置する工程と、前記床パンに形成されたくぼみに配設した排水部と、前記床架台の下面側に取り付けられた排水トラップと、を締め付けて前記排水部と前記排水トラップとで前記床架台と前記床パンとを挟持する工程と、前記床パンの前記載置部に壁パネルおよびドア枠を設置する工程と、を順次実行することを特徴とする浴室洗い場の組立方法である。
この浴室の組立方法によれば、浴室設置空間において、床架台の上に床パンを設置する前に開口部から手を入れて支持脚の高さを調整し、床架台と脱衣室の床面との間で高さの調整を行う。そのため、反りやすい特性を有する熱可塑性発泡樹脂の床パンを用いつつ、床パンの反りの影響を受けることなくドア枠と脱衣室との高さをより確実に合わせることができる。また、脱衣室の床面との関係で高さの調整が行われた床架台の上に床パンが設置されるため、床パンの上面すなわち洗い場の表面と、脱衣室の床面と、の高さをより確実に合わせることができる。また、床パンの反りは、床パンの周辺に壁パネルおよびドア枠を設置することにより矯正されるので、浴室の組立後には床パンは床架台に接触する。そのため、床パンの表面には排水口に向かう排水勾配を確実に保つことができる。
また、床架台の開口部を蓋体で塞いだ後に、熱可塑性発泡樹脂で形成された床パンを床架台の上に設置するため、床パンを踏んでも床パンが凹むことを抑えることができ、より安定した洗い場床を提供することができる。
さらに、床パンの載置部に壁パネルやドア枠を設置する前に、床架台と床パンとを挟んで排水部と排水トラップとを締め付けて床架台に対して床パンを固定するため、壁施工時に床パンがずれる恐れがなく、施工が容易となる。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記床架台の高さを調整した後であって、前記開口部を塞ぐ前に、前記床架台に前記排水トラップを取り付ける工程を実行することを特徴とする浴室の組立方法である。
この浴室の組立方法によれば、床架台の高さ調整を行った後であって床架台の開口部を蓋体で塞ぐ前に、排水トラップを取り付けるため、より容易に排水トラップの取付作業を行うことができる。
本発明の態様によれば、熱可塑性発泡樹脂製の床パンを備えた浴室において、ドア枠や壁パネルと、脱衣室の床面と、の高さをより確実に合わせることができる浴室洗い場の組立方法が提供される。
本発明の実施の形態にかかる浴室洗い場の組立方法により組み立てる浴室ユニットを表す模式的斜視図である。 本実施形態の床架台および床パンを表す模式的分解図である。 本実施形態の洗い場床パンの排水部近傍を表す模式的断面図である。 本実施形態の床架台を設置する方法を説明する模式的斜視図である。 本実施形態の洗い場側床架台の高さを調整する方法を説明する模式的斜視図である。 本実施形態の洗い場側床架台の高さを調整する方法を説明する模式的平面図である。 本実施形態の浴槽側床架台の高さを調整する方法を説明する模式的斜視図である。 本実施形態の浴槽側床架台の高さを調整する方法を説明する模式的平面図である。 本実施形態の排水トラップを取り付ける方法を説明する模式的斜視図である。 本実施形態の支持脚を接着する方法を説明する模式的斜視図である。 本実施形態の蓋体を取り付ける方法を説明する模式的斜視図である。 本実施形態の床パンを設置する方法を説明する模式的斜視図である。 本実施形態の締付フランジを取り付ける方法を説明する模式的斜視図である。 本実施形態の浴槽を設置する方法を説明する模式的斜視図である。 本実施形態の壁面固定部材を取り付ける方法を説明する模式的斜視図である。 本実施形態の壁面固定部材を取り付ける方法を説明する模式的斜視図である。 本実施形態の壁面接続部材を取り付ける方法を説明する模式的斜視図である。 本実施形態の壁面接続部材を取り付ける方法を説明する模式的斜視図である。 本実施形態の壁およびドア枠を取り付ける方法を説明する模式的斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる浴室洗い場の組立方法により組み立てる浴室ユニットを表す模式的斜視図である。図2は、本実施形態の床架台および床パンを表す模式的分解図である。図3は、本実施形態の洗い場床パンの排水部近傍を表す模式的断面図である。
まず、本実施形態にかかる浴室洗い場の組立方法により組み立てる浴室ユニットについて、図面を参照しつつ説明する。
図1に表した浴室ユニットは、床架台100と、床パン200と、浴槽300と、壁400と、ドア枠500と、を備える。
図1に表したように、床架台100は、浴室設置空間10の設置面(例えば、建物の床)に設置され、床パン200の上面や浴槽300の上面にかかる荷重を受け、その位置を保持する。
図2に表したように、床架台100は、洗い場側床架台110と、浴槽側床架台120と、蓋体130と、を有する。洗い場側床架台110は、ボルト部を回転させることで高さ調節可能な構造を有する支持脚111を有し、床パン200を下方から支持する。そして、洗い場側床架台110が支持脚111により高さ調整されることで、床パン200の水平面が確保される。一方、浴槽側床架台120は、ボルト部を回転させることで高さ調節可能な構造を有する支持脚121を有し、浴槽300を下方から支持する。そして、浴槽側床架台120が支持脚121により高さ調整されることで、浴槽300の水平面が確保される。
前述したように、床架台100は、床パン200の上面や浴槽300の上面にかかる荷重を受けるため、充分な強度を必要とする。例えば、床架台100の上部として、鋼材製のデッキプレートやサンドイッチパネルなどが用いられる。床架台100の上面、すなわちデッキプレートやサンドイッチパネルなどの上面は、床パン200および浴槽300が備える各部材の垂直方向の基準位置すなわち水平基準面となる。
洗い場側床架台110の中央部には、上下方向に貫通した作業口(開口部)113が設けられている。例えば、浴室の組立作業を行う作業者は、作業口113から手を入れて床架台100の下方へ手を伸ばすことで、支持脚111、121の高さ調整を行ったり、床架台100の裏側において排水管の配設や接続を楽に行うことができる。そして、支持脚111、121の高さ調整を行ったり排水管の配設や接続を行った後に、作業口113は、蓋体130により塞がれる。
洗い場側床架台110および浴槽側床架台120には、排水トラップ180が取り付けられている。排水トラップ180は、洗い場側床架台110および浴槽側床架台120に跨るように取り付けられている。
床パン200は、床架台100の洗い場側床架台110の上に載置される。また、床パン200は、熱可塑性発泡樹脂により形成されている。熱可塑性発泡樹脂としては、例えば発泡ポリプロピレン、発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタンなどが挙げられる。本実施形態では、一例として発泡ポリプロピレンが用いられている。熱可塑性発泡樹脂は、リサイクル可能なため、これを用いることで床パン200の製造・廃棄に伴うCO2排出量を削減して環境に優しい製品を提供できることになる。また、発泡樹脂は、他の成形法に比べて金型費用を低く抑えることができ、従来よりも低価格で浴室を提供できることになる。
また、床パン200は、発泡樹脂成形品に特有のビーズ模様が表面に現れないように、好ましくは発泡樹脂成形体240の上面に軟質シート材等の表面材250を設置している(図3参照)。
床パン200は、周縁部が上側に折り曲げられた浅底の器状(パン状)に形成され、浴室外部に水を漏出させない防水性を有する。なお、本願明細書において「水」という場合には、冷水のみならず、加温されたお湯も含むものとする。また、床パン200の床架台100とは反対側の面(表面)の周囲には、壁400およびドア枠500が載置される載置部が設けられている。これと同様に、浴槽300の周囲には、壁400が載置される載置部が設けられている。
図2に表したように、床パン200において、浴槽300との境界部近傍には、排水管に連通する排水部210が形成されている。この排水部210は、非発泡性の熱可塑性樹脂成形品であり、表面には発泡樹脂成形品に特有のビーズ模様は現れない。排水部210が設けられた部分はすり鉢状にくぼんでおり(くぼみ201(図3参照))、床パン200の表面には、排水部210に向けて下向き傾斜した排水勾配が付けられている。後に詳述するように、排水部210には、排水トラップ180と排水部210とを締め付けて床架台100と床パン200とを挟持するためのパッキン221、ワッシャ223、および締付フランジ225が取り付けられている。
図1に表したように、壁400は、浴室ユニットの4面を構成しており、壁面材である第1〜第7の壁パネル410〜470を有する。隣接する壁パネルの間には、隣接する壁パネル同士を連接する壁面接続部材(ジョイナー)405が床パン200の外周部および浴槽300の外周部に立設されている。壁面接続部材405は、後に詳述する壁面固定部材(ジョイナー取付部)により保持されている。
また、図1に表した浴室ユニットでは、第1の壁パネル410と第5の壁パネル450との間にドア枠500が設けられている。ドア枠500は、壁パネルの一部として設けられていてもよい。そのため、本実施形態では、ドア枠500を含む壁パネルも壁面材に含まれるものとする。あるいは、ドア枠500は、壁パネルの一部ではなく単独として設けられていてもよい。
なお、本実施形態における壁面材の構成は、これだけに限定されず、1枚のパネルが複数パネルに分割されている構成や、隣接する複数枚のパネルが一体化されている構成であってもよい。
ここで、作業者が作業口113から手や工具などを入れて支持脚111、121により高さ調整を行うときには、ドア枠500と、浴室設置空間10に隣接する脱衣室と、の高さを合わせる必要がある。しかし、高さ調整を行うときには、床架台100の上には床パン200がまだ設置されていない。そのため、高さ調整を行うときには、ドア枠500が載置される載置部が存在していない。そのため、従来の浴室の組立方法のように、実際にドア枠500を載置部に置いた状態で支持脚111、112の高さ調整を行うことはできない。
これに対して、本実施形態にかかる浴室洗い場の組立方法では、浴室設置空間10において、床架台100に床パン200を載置する前に作業口113から手を入れて支持脚111、112の高さを調整し、床架台100の上面と、脱衣室の床面と、の間で高さの調整を行う。さらに、支持脚111、112の高さを調整し、水平レベル調整を行う。この際、床パン200の高さが脱衣所から所定の寸法となるように、定規などで寸法を測定しながら高さの調整を行う。
これにより、熱可塑性発泡樹脂の床パン200を用いつつ、ドア枠500と脱衣室との高さをより確実に合わせることができる。また、脱衣室の床面との関係で高さの調整が行われた床架台100の上面に床パン200が載置されるため、床パン200の上面すなわち洗い場の表面と、脱衣室の床面と、の高さをより確実に合わせることができる。
次に、本実施形態にかかる浴室洗い場の組立方法について、図面を参照しつつ説明する。
図4〜図19は、本実施形態にかかる浴室洗い場の組立方法を説明する模式図である。
本実施形態にかかる浴室洗い場の組立方法においては、図4に表したように、まず、床架台100を浴室設置空間10に搬入し、設置面10Sに設置する。
続いて、図5に表したように、作業口113から手を入れて支持脚111の高さを調整し、例えばレーザ水準器などの水準器601を用いて洗い場側床架台110の水平レベル調整を行う。すなわち、洗い場側床架台110の水平面を確保する。このとき、図6に表したように、床パン200の厚さおよびドア枠500の厚さを考慮しつつ、支持脚111の高さを調整することで、設置面10Sから洗い場側床架台110の上面までの高さD1を調整する。
例えば、床架台100の上部としてデッキプレートが用いられている場合には、波形に形成された部分の上面が洗い場側床架台110の上面となる。そして、例えば、設置面10Sから脱衣室の床面までの高さD2が195ミリメートル(mm)であって、床パン200の厚さとドア枠500の厚さとを合わせた厚さが35mmである場合には、そのギャップ(35mm)を引いた160mmを狙って設置面10Sから洗い場側床架台110の上面までの高さD1を調整する。これにより、洗い場側床架台110の水平レベル調整を行うとともに、ドア枠500と脱衣室との高さをより確実に合わせることができる。
続いて、図7に表したように、支持脚121の高さを調整し、例えばレーザ水準器などの水準器601を用いて浴槽側床架台120の水平レベル調整を行う。
このとき、図8に表したように、洗い場側床架台110の上面と、浴槽側床架台120の上面と、の間の高さのギャップD3を調整する。これにより、浴槽側床架台120の水平レベル調整を行うとともに、浴槽側床架台120の高さを調整することができる。
続いて、図9に表したように、作業口113を通して排水トラップ180を床架台100の下側へ配置させる。そして、洗い場側床架台110の排水部115および浴槽側床架台120の支持部材123に対して排水トラップ180を固定する。これにより、排水トラップ180は、洗い場側床架台110および浴槽側床架台120に跨るように取り付けられる。
続いて、図10に表したように、全ての支持脚111、112を設置面10Sに対して接着剤603を用いて接着する。
続いて、図11に表したように、蓋体130を洗い場側床架台110に固定することで、洗い場側床架台110の作業口113を蓋体130により塞ぐ。
続いて、図12に表したように、洗い場側床架台110の上に床パン200を設置する。このとき、洗い場側床架台110のコーナ部に予め固定された壁面固定部材407に対して床パン200のコーナ部を嵌め込むようにして床パン200を設置する。
続いて、図13に表したように、締付治具605およびトラップ締付治具607を用いて、ワッシャ223および締付フランジ225を床パン200の排水部210に取り付ける。これにより、床パン200の排水部210と排水トラップ180とを締め付けて、洗い場側床架台110と床パン200とを挟持することができる。なお、図2に関して前述したパッキン221は、ワッシャ223および締付フランジ225を取り付ける前に、床パン200の排水部210に取り付けられている。
続いて、図14に表したように、浴槽300の排水口301と、浴槽側床架台120の支持部材123に固定された排水トラップの排水口181と、の位置を目視確認で合わせつつ、浴槽側床架台120の上に浴槽300を据え付ける。このとき、浴槽300を適宜揺することで、浴槽300のガタツキを抑えつつ着地確認を行う。
続いて、図15および図16に表したように、浴槽300の上端部に壁面固定部材408、409を固定する。
なお、図16(a)は、図15に表した領域A1を拡大して眺めた模式的斜視図である。図16(b)は、図15に表した領域A2を拡大して眺めた模式的斜視図である。図16(a)および図16(b)は、浴室ユニットの内側から外側へ向かって眺めた模式的斜視図である。
図16(a)に表したように、浴槽300の上端部のコーナ部に壁面固定部材408を固定する。また、図16(b)に表したように、浴槽300の上端部の長辺の中央部に壁面固定部材409を固定する。
続いて、図17および図18に表したように、壁面接続部材405を設置する。
なお、図18(a)は、図17に表した領域A3を拡大して眺めた模式的斜視図である。図18(b)は、図17に表した領域A4を拡大して眺めた模式的斜視図である。図18(c)は、図17に表した領域A5を拡大して眺めた模式的斜視図である。図18(d)は、図17に表した領域A6を拡大して眺めた模式的斜視図である。図18(a)〜図18(d)は、浴室ユニットの内側から外側へ向かって眺めた模式的斜視図である。
図18(a)に表したように、浴槽300の上端部のコーナ部に固定された壁面固定部材408に対して壁面接続部材405を固定する。これにより、浴槽300の上端部のコーナ部に設けられる壁面接続部材405が壁面固定部材408に保持される。また、図18(b)に表したように、洗い場側床架台110のコーナ部に固定された壁面固定部材407に対して壁面接続部材405を固定する。これにより、洗い場側床架台110のコーナ部に設けられる壁面接続部材405が壁面固定部材407に保持される。また、図18(c)に表したように、浴槽300の上端部の長辺の中央部に固定された壁面固定部材409に対して壁面接続部材405を固定する。これにより、浴槽300の上端部の長辺の中央部に設けられる壁面接続部材405が壁面固定部材409に固定される。また、図18(d)に表したように、床パン200の長辺の中央部に設けられる壁面接続部材405を床パン200に差し込み水平方向へスライドさせる。これにより、床パン200の長辺の中央部に設けられる壁面接続部材405が床パン200の周端部に保持される。
なお、この際、その周囲が高くなるように床パン200が反っている場合でも、作業者が床パン200に乗ることにより床パン200は洗い場側床架台110の上面に接触するので、床パン200が浮いたまま壁面接続部材405が壁面固定部材409に固定されることはない。
続いて、図19に表したように、第1の壁パネル410〜第3の壁パネル430を床パン200の周囲に設けられた載置部に載置し、第1の壁パネル410〜第3の壁パネル430の左右端部を壁面接続部材405に嵌め込む。また、第4の壁パネル440〜第7の壁パネル470を浴槽300の周囲に設けられた載置部に載置し、第4の壁パネル440〜第7の壁パネル470の左右端部を壁面接続部材405に嵌め込む。また、第1の壁パネル410と第5の壁パネル450との間の載置部にドア枠500を載置し、ドア枠500の左右端部を壁面接続部材405に嵌め込む。このように、床パン200の周囲に第1の壁パネル410〜第3の壁パネル430およびドア枠500が載置され、床パン200の周囲を線状に押さえつけることにより、その周囲が高くなるように床パン200が反っている場合でも、その反りは確実に矯正される。これにより、浴室の組立が完了する。
本実施形態にかかる浴室洗い場の組立方法によれば、浴室設置空間10において、床架台100に床パン200を載置する前に作業口113から手を入れて支持脚111、112の高さを調整し、洗い場側床架台110の上面と、脱衣室の床面と、の間で高さの調整を行う。そのため、熱可塑性発泡樹脂の床パン200を用いつつ、ドア枠500と脱衣室との高さをより確実に合わせることができる。また、脱衣室の床面との関係で高さの調整が行われた洗い場側床架台110の上面に床パン200が載置されるため、床パン200の上面すなわち洗い場の表面と、脱衣室の床面と、の高さをより確実に合わせることができる。
また、洗い場側床架台110の作業口113を蓋体130で塞いだ後に、熱可塑性発泡樹脂で形成された床パン200を洗い場側床架台110の上に載置するため、床パン200を踏んでも床パン200が凹むことを抑えることができ、より安定した洗い場床を提供することができる。
また、床架台100の高さ調整を行った後であって洗い場側床架台110の作業口113を蓋体130で塞ぐ前に、排水トラップ180を取り付けるため、より容易に排水トラップ180の取付作業を行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、床架台100、床パン200、ドア枠500などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや壁400およびドア枠500の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 浴室設置空間、 10S 設置面、 100 床架台、 110 洗い場側床架台、 111 支持脚、 113 作業口、 115 排水部、 120 浴槽側床架台、 121 支持脚、 123 支持部材、 130 蓋体、 180 排水トラップ、 200 床パン、 210 排水部、 221 パッキン、 223 ワッシャ、 225 締付フランジ、 400 壁、 405 壁面接続部材、 407、408、409 壁面固定部材、 410 第1の壁パネル、 420 第2の壁パネル、 430 第3の壁パネル、 440 第4の壁パネル、 450 第5の壁パネル、 460 第6の壁パネル、 470 第7の壁パネル、 500 ドア枠、 601 水準器、 603 接着剤、 605 締付治具、 607 トラップ締付治具

Claims (2)

  1. 高さを調整可能な支持脚により支持され、上下に貫通する開口部を有する床架台を浴室設置空間に設置する工程と、
    主として熱可塑性発泡樹脂により形成されて、周囲に壁パネルおよびドア枠の載置部が設けられた床パンを前記床架台の上に設置する前に、前記開口部から手を入れて前記支持脚の高さを調整し、前記床架台の水平レベル調整を行うとともに前記浴室設置空間に隣接する脱衣室の床面の高さを基準として前記床架台の高さを調整する工程と、
    前記床架台の高さを調整した後に、前記開口部を蓋体で塞ぐ工程と、
    前記蓋体で前記開口部が塞がれた前記床架台の上に前記床パンを設置する工程と、
    前記床パンに形成されたくぼみに配設した排水部と、前記床架台の下面側に取り付けられた排水トラップと、を締め付けて前記排水部と前記排水トラップとで前記床架台と前記床パンとを挟持する工程と、
    前記床パンの前記載置部に壁パネルおよびドア枠を設置する工程と、
    を順次実行することを特徴とする浴室洗い場の組立方法。
  2. 前記床架台の高さを調整した後であって、前記開口部を塞ぐ前に、前記床架台に前記排水トラップを取り付ける工程を実行することを特徴とする請求項1記載の浴室洗い場の組立方法。
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