JP2013224720A5 - - Google Patents

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まず、本願の請求項1に記載の発明は、
第1ギヤが設けられた第1軸と、
該第1軸に平行に且つ該第1軸よりも高位置に配設され、前記第1ギヤに噛合する第2ギヤが設けられ、前記第1軸の回転時に該第1軸の回転数に比べて高速の回転数で回転する第2軸と、
前記第2軸に設けられ、外周面にパーキングポールの爪部が係合する複数の凹部を有し、該凹部がそれぞれ軸方向に延びる溝状に形成されたパーキングギヤと、
前記第1ギヤと第2ギヤとパーキングギヤとを収容するケースとを有し、
該ケースの底部に潤滑油を貯留するオイル貯留部が設けられて、前記第1ギヤの回転により前記オイル貯留部から掻き上げられた潤滑油が前記ケース内の要潤滑部に供給されるように構成された動力伝達装置の潤滑構造であって、
前記パーキングギヤは、第2ギヤに隣接して設けられ、
前記パーキングギヤの回転により該パーキングギヤから飛散される潤滑油を受けて前記要潤滑部に導くオイル供給路が、前記パーキングギヤの上部の回転時における移動方向前方側に設けられたことを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明によれば、第1軸の回転数に比べて高速の回転数で回転する第2軸において、第1軸上の第1ギヤに噛合する第2ギヤに隣接して設けられ、軸方向に延びる複数の溝状凹部が外周面に設けられたパーキングギヤに、第1ギヤの回転によりオイル貯留部から掻き上げられた潤滑油を付着させることができ、更に該パーキングギヤから飛散される潤滑油を、パーキングギヤ上部の回転時における移動方向前方側に設けられたオイル供給路を経由して、ケース内の要潤滑部に供給することができる。
そのため、低速走行時など第1ギヤの回転数が低いときに、第1ギヤからの潤滑油の飛散量が低下した場合でも、上記のようにパーキングギヤを利用して前記オイル供給路に潤滑油を供給することで、ケース内の要潤滑部における良好な潤滑を実現することができる。
また、オイル貯留部の液面レベルを高めに設定しておかなくても、上記のようにパーキングギヤをケース内の要潤滑部の潤滑に利用することで、第1ギヤの回転数が低いときの潤滑不足を補うことができるため、オイル貯留量の低減を図ることができる。
さらに、請求項6に記載の発明によれば、給油口からケース内に注入された潤滑油が、先ずオイル供給路の上流端部に落下し、このオイル供給路を通ってケース内の要潤滑部に供給されるため、動力伝達装置の初期の潤滑不足を抑制することができる。
また、出力軸16の出力ギヤ20よりもリヤ側にパーキングギヤ22が設けられている。すなわち、該パーキングギヤ22は、出力軸16におけるトランスファギヤ18と出力ギヤ20との間に、これら両ギヤ18,20に隣接して設けられている。パーキングギヤ22の外周面には、パーキングポール30の爪部32が係合する複数の凹部28が設けられている。パーキングポール30の基端部は、車幅方向に延びる支軸36を介して、ケース2に固定されたブラケット34に回転可能に支持されている。運転者により車両の走行レンジがPレンジになるように操作されると、パーキングポール30が支軸36を中心として回転して、該パーキングポール30の爪部32がパーキングギヤ22のいずれか1つの凹部28に係合し、これにより、動力伝達系が機械的にロックされて、Pレンジが実現されるようになっている。図3から明らかなように、凹部28は、軸方向に延びる溝状に形成されており、トランスファギヤ8,18、出力ギヤ20及びデフリングギヤ44の歯溝の幅に比べて広い溝幅を有する。
また、減速機5の出力軸16において、前記パーキングギヤ22は、デフリングギヤ44の回転により掻き上げられた潤滑油が付着可能なように前記出力ギヤ20に隣接して設けられ、しかも、出力ギヤ20とトランスファギヤ18との間に挟まれて配設されている。さらに、上述のように、パーキングギヤ22の外周面の凹部28は、軸方向に延びる溝状に形成されており、トランスファギヤ8,18、出力ギヤ20及びデフリングギヤ44の歯溝の幅に比べて広い溝幅を有する。そして、デフリングギヤ44の回転により掻き上げられて出力ギヤ20とトランスファギヤ18との間に飛散された潤滑油がパーキングギヤ22に効率的に付着し、後述のように該パーキングギヤ22から飛散する潤滑油もケース2内の潤滑に利用できるようになっている。
まず、デフリングギヤ44の回転によりデフ油槽60から掻き上げられた潤滑油の一部は、デフリングギヤ44に対して軸方向に隣接するパーキングギヤ22に付着する。特に、パーキングギヤ22は、出力軸16においてトランスファギヤ18と出力ギヤ20とに挟まれてこれら両ギヤ18,20に隣接して配設されている。また、上述のように、パーキングギヤ22の外周面の凹部28は、軸方向に延びる溝状に形成されており、トランスファギヤ8,18、出力ギヤ20及びデフリングギヤ44の歯溝の幅に比べて広い溝幅を有する。以上より、極低速走行時においても、デフリングギヤ44から飛散する潤滑油をパーキングギヤ22に効果的に付着させることができる。

Claims (8)

  1. 第1ギヤが設けられた第1軸と、
    該第1軸に平行に且つ該第1軸よりも高位置に配設され、前記第1ギヤに噛合する第2ギヤが設けられ、前記第1軸の回転時に該第1軸の回転数に比べて高速の回転数で回転する第2軸と、
    前記第2軸に設けられ、外周面にパーキングポールの爪部が係合する複数の凹部を有し、該凹部がそれぞれ軸方向に延びる溝状に形成されたパーキングギヤと、
    前記第1ギヤと第2ギヤとパーキングギヤとを収容するケースとを有し、
    該ケースの底部に潤滑油を貯留するオイル貯留部が設けられて、前記第1ギヤの回転により前記オイル貯留部から掻き上げられた潤滑油が前記ケース内の要潤滑部に供給されるように構成された動力伝達装置の潤滑構造であって、
    前記パーキングギヤは、第2ギヤに隣接して設けられ、
    前記パーキングギヤの回転により該パーキングギヤから飛散される潤滑油を受けて前記要潤滑部に導くオイル供給路が、前記パーキングギヤの上部の回転時における移動方向前方側に設けられたことを特徴とする動力伝達装置の潤滑構造。
  2. 前記オイル供給路において前記パーキングギヤから飛散される潤滑油を受けるパーキングギヤ用オイル受け部が、前記パーキングギヤに対して軸方向にオーバーラップして配設されていることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置の潤滑構造。
  3. 前記オイル供給路に、軸方向において前記パーキングギヤ用オイル受け部と前記パーキングギヤとがオーバーラップした位置において、下方に凹入したオイル溜まり部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の動力伝達装置の潤滑構造。
  4. 軸方向において、第2ギヤは第2軸の中央部よりも一端側に配設され、前記パーキングギヤは第2ギヤよりも第2軸の他端側に配設され、
    前記オイル供給路は、前記パーキングギヤから飛散される潤滑油を第2軸の前記他端側の要潤滑部に導くように配設されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の動力伝達装置の潤滑構造。
  5. 前記オイル供給路は、第1ギヤから飛散される潤滑油を第2軸の前記他端側の要潤滑部に導く第1供給路であり、
    該第1供給路とは別のオイル供給路として、第1ギヤから飛散される潤滑油を第2軸の前記一端側の要潤滑部に導く第2供給路が設けられ、
    前記第1供給路および第2供給路の各上流端部に、第1ギヤから飛散される潤滑油を受ける第1ギヤ用オイル受け部が設けられ、
    第1供給路および第2供給路の各第1ギヤ用オイル受け部は、第1ギヤに対して軸方向にオーバーラップする位置に軸方向に並べて配設され、
    第1供給路の第1ギヤ用オイル受け部には、第1ギヤから供給された潤滑油を第1供給路の下流側へ案内する仕切壁が設けられ、
    第2供給路の第1ギヤ用オイル受け部には、第1ギヤから供給された潤滑油を第2供給路の下流側へ案内する仕切壁が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の動力伝達装置の潤滑構造。
  6. 前記ケース内に給油するための給油口が、前記ケースにおいて前記オイル供給路の上流端部の上方に位置する部分に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の動力伝達装置の潤滑構造。
  7. 駆動源に連結された第3軸に第3ギヤが設けられ、
    第2軸に、第3ギヤに噛合する第4ギヤが設けられ、
    第2軸において、第2ギヤと第4ギヤとの間に前記パーキングギヤが配設されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の動力伝達装置の潤滑構造。
  8. 前記ケース内において潤滑に供された潤滑油を受けるオイルパンが、車両搭載状態で車両後方に向かって下側へ傾斜して且つ前記オイル貯留部と比べて車両前方側に設けられ、
    前記ケース内において、潤滑に供された潤滑油を前記オイルパンで受けて回収するオイル回収部と、前記オイル貯留部とを隔てる隔壁部が設けられ、
    車両搭載状態における前記隔壁部の後部に、前記オイル回収部と前記オイル貯留部とを連通する連通口が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の動力伝達装置の潤滑構造。
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