JP7219050B2 - トランスアクスル - Google Patents

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本発明は、トランスミッションとデファレンシャルギヤ(差動装置)とを一体的に備えるトランスアクスルに関する。
自動車などの車両では、駆動源からの動力がトランスミッション(変速機)を介してデファレンシャルギヤ(差動装置)に伝達され、その動力がデファレンシャルギヤで左右のドライブシャフトの回転に変換されて、各ドライブシャフトの回転が駆動輪に伝達される。
図4は、従来のトランスアクスルの一部を示す斜視図である。
デファレンシャルギヤ91は、ピニオンギヤおよびサイドギヤが収容されるデフケース92と、デフケース92に支持されて、デフケース92の外側に張り出すリングギヤ93とを備えている。デファレンシャルギヤ91は、トランスミッション94とともに、ユニットケース95内に収容されている。デフケース92は、ベアリング(図示せず)を介してユニットケース95に回転可能に支持されている。リングギヤ93は、外周面に斜歯を有しており、リングギヤ93には、トランスミッション94の出力ギヤ96が噛合している。
ユニットケース95内には、オイルが封入されており、リングギヤ93の一部は、ユニットケース95内に溜まったオイルに浸漬している。リングギヤ93に動力が伝達されると、デフケース92がリングギヤ93と一体に回転し、ユニットケース95内に溜まったオイルがリングギヤ93によって掻き上げられて飛沫となり、オイルの飛沫がデフケース92に挿通されるドライブシャフトなどに供給される。また、ドライブシャフトに供給されたオイルがドライブシャフトを伝ってデフケース92内に供給される。これにより、デフケース92内のサイドギヤなどがオイルにより潤滑される。
特開2014-119084号公報
しかしながら、オイルがリングギヤ93によって単に掻き上げられるだけでは、デフケース92内に十分な量のオイルが供給されず、デフケース92内に収容されるサイドギヤなどが潤滑不足となって焼き付くおそれがある。
本発明の目的は、デフケース内にオイルを良好に供給できる、トランスアクスルを提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係るトランスアクスルは、デファレンシャルギヤをトランスミッションとともにオイルが封入されたユニットケース内に収容した構成を有するトランスアクスルであって、デファレンシャルギヤは、ユニットケースに回転可能に支持され、その回転軸線に沿ってドライブシャフトが挿通されるデフケースと、デフケースに支持されて、デフケースの回転方向の全周にわたってデフケースに対してデフケースの回転径方向の外側に張り出し、ユニットケース内に溜まったオイルに一部が浸漬するリングギヤとを含み、トランスミッションは、リングギヤの回転軸線と平行に延びるアウトプット軸と、アウトプット軸に相対回転不能に支持され、リングギヤと噛合する出力ギヤと、アウトプット軸に相対回転不能に支持されるパーキングギヤとを含み、リングギヤおよび出力ギヤは、それぞれ互いに噛合するリングギヤ斜歯および出力ギヤ斜歯を有し、リングギヤ斜歯および出力ギヤ斜歯は、それぞれリングギヤおよび出力ギヤの回転時に回転軸線方向の一方側の端がその反対側の端よりも遅れて移動するように回転軸線方向に対して傾斜しており、パーキングギヤは、出力ギヤに対して回転軸線方向の一方側に配置されて、リングギヤと出力ギヤとの噛合部分に回転軸線方向に対向する。
この構成によれば、ユニットケース内に封入されたオイルは、ユニットケースの底部に溜まり、リングギヤの一部は、その溜まったオイルに浸漬している。トランスミッションのアウトプット軸の回転が出力ギヤを介してデファレンシャルギヤのリングギヤに伝達されて、リングギヤが回転すると、リングギヤによりオイルが掻き上げられる。
リングギヤおよび出力ギヤにそれぞれ形成されたリングギヤ斜歯および出力ギヤ斜歯は、それらの回転時に回転軸線方向の一方側の端が他方側の端よりも遅れて移動するように回転軸線方向に対して傾斜している。そのため、リングギヤの回転時に、リングギヤ斜歯の歯間に保持されるオイルは、リングギヤ斜歯と出力ギヤ斜歯との噛合部分において、その歯間に入り込む出力ギヤ斜歯により、歯間から回転軸線方向の一方側に押し出される。
出力ギヤに対して回転軸線方向の一方側には、パーキングギヤが設けられ、パーキングギヤは、リングギヤと出力ギヤとの噛合部分に回転軸線方向に対向している。そのため、リングギヤ斜歯の歯間から押し出されるオイルは、パーキングギヤによって掻き落とされる。これにより、デフケースに回転軸線方向の一方側から回転軸線に沿って挿通されるドライブシャフトにオイルを良好に供給することができる。その結果、ドライブシャフトに供給されるオイルがドライブシャフトを伝ってデフケース内に導かれるので、デフケース内にオイルを良好に供給することができ、デフケース内に収容されるサイドギヤなどの潤滑不足による焼き付きの発生を抑制することができる。
しかも、パーキングギヤは、以前からトランスミッションに備えられている部品であるから、新たな部品を追加することなく、デフケース内へのオイルの良好な供給を達成することができる。
デファレンシャルギヤのデフケースは、ドライブシャフトが挿通される円筒状のシャフト挿通部を有し、そのシャフト挿通部に外嵌されるベアリングを介してユニットケースに回転可能に支持されてもよい。
この構成では、パーキングギヤによって掻き落とされるオイルをベアリングに供給することができ、ベアリングの潤滑を確保することができる。そのため、そのベアリングにシールドベアリングを採用しなくても、ベアリングの潤滑不足による焼き付きの発生を抑制できる。その結果、コストを低減させることができる。
トランスアクスルは、ユニットケース内において、リングギヤに対して回転軸線方向の少なくとも一方側に設けられ、リングギヤが配置される第1空間とその第1空間に対して回転軸線方向に隣接する第2空間とを区画し、ユニットケース内の少なくともオイルが溜まる部分において第1空間と第2空間との間でのオイルの流通を阻止するオイルセパレータをさらに含む構成であってもよい。
この構成では、ユニットケースとオイルセパレータとの間がリングギヤの回転軸線方向の一方側の端に下側から対向していることが好ましい。これにより、パーキングギヤによって掻き落とされるオイルは、ユニットケースとオイルセパレータとの間に入り、ユニットケースおよびオイルセパレータを伝って流れる。その結果、オイルをドライブシャフトに一層良好に供給することができる。
本発明によれば、デフケース内にオイルを良好に供給することができ、デフケース内に収容されるサイドギヤなどの潤滑不足による焼き付きの発生を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るトランスアクスルの内部を回転軸線方向から見た図である。 図1に示される切断面線A-Aにおけるトランスアクスルの断面図である。 トランスアクスルの内部構成の一部(出力ギヤとリングギヤとの噛合部分)を示す斜視図である。 従来のトランスアクスルの一部を示す斜視図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<トランスアクスルの構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るトランスアクスル1の内部を回転軸線方向から見た図である。図2は、図1に示される切断面線A-Aにおけるトランスアクスル1の断面図である。図3は、トランスアクスル1の内部構成の一部を示す斜視図である。
トランスアクスル1は、車両に搭載されて、エンジン(図示せず)が発生するトルクを変速して駆動輪(図示せず)に伝達する変速ユニットである。トランスアクスル1の外殻をなすユニットケース2内には、ベルト式の無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)3およびデファレンシャルギヤ4などが収容されている。
無段変速機3は、エンジンのクランクシャフトの回転軸線と平行に延びるアウトプット軸11を備えている。アウトプット軸11には、出力ギヤ12が一体に形成されている。出力ギヤ12は、図3に示されるように、周方向に並んだ多数の出力ギヤ斜歯13を有している。また、アウトプット軸11には、出力ギヤ12に対してアウトプット軸11の回転軸線が延びる方向(以下、「回転軸線方向」という。)の一方側、つまり図2における右側(以下、単に「右側」という。)に、パーキングギヤ14が相対回転不能に支持されている。パーキングギヤ14の外周面には、図3に示されるように、多数の歯15が一定間隔を空けて形成され、これにより、歯15と歯溝16とが交互に並んでいる。
デファレンシャルギヤ4は、図2に示されるように、デフケース21を備えている。デフケース21は、その内部にギヤ収容空間22を提供している。デフケース21には、図示されていないが、ギヤ収容空間22を貫通するピニオンシャフトが保持されている。ピニオンシャフトには、2個のピニオンギヤが互いに間隔を開けて回転可能に保持されている。また、ギヤ収容空間22内には、2個のサイドギヤ23,24がピニオンシャフトの両側に分かれて配置されている。サイドギヤ23,24およびピニオンギヤは、いずれもかさ歯車からなり、各サイドギヤ23,24は、2個のピニオンギヤの両方と噛合している。
また、デフケース21には、2個のサイドギヤ23,24の対向方向に互いに対向する位置に、円筒状のシャフト挿通部25,26が形成されている。シャフト挿通部25,26には、それぞれドライブシャフト27,28が挿通される。ドライブシャフト27,28の先端部は、ギヤ収容空間22内において、それぞれサイドギヤ23,24に相対回転不能に結合される。
シャフト挿通部25,26には、それぞれベアリング31,32のインナレース(内輪)が外嵌されている。ベアリング31,32のアウタレース(外輪)は、ユニットケース2に回転不能に保持されている。これにより、デフケース21は、ベアリング31,32を介してユニットケース2に、ドライブシャフト27,28と同一の回転軸線まわりに回転可能に支持されている。
デフケース21にはさらに、その外周面から径方向に張り出すフランジ部33が形成されている。フランジ部33には、リングギヤ34が固定されている。リングギヤ34は、デフケース21を取り囲む略円環板状のウェブ35と、ウェブ35の外周を取り囲む略円筒状のリム36とを一体的に有している。リム36は、ウェブ35からデフケース21の回転軸線方向の両側に突出している。リム36の外周面には、図3に示されるように、多数のリングギヤ斜歯37が形成されており、このリングギヤ斜歯37は、無段変速機3の出力ギヤ12の出力ギヤ斜歯13と噛合している。
無段変速機3のアウトプット軸11の回転は、出力ギヤ12を介して、デファレンシャルギヤ4のリングギヤ34に伝達される。これにより、デフケース21がリングギヤ34と一体に回転する。デフケース21の回転は、ピニオンギヤを介して、各サイドギヤ23,24の回転に変換される。これにより、各サイドギヤ23,24と一体にドライブシャフト27,28が回転し、ドライブシャフト27,28の回転が車両の駆動輪に伝達される。
また、ユニットケース2内には、図2に示されるように、リングギヤ34に対して回転軸線方向の両側に、それぞれ隔壁となるオイルセパレータ41,42が設けられている。オイルセパレータ41,42は、ユニットケース2に固定されている。オイルセパレータ41,42により、ユニットケース2内のギヤ収容空間22は、リングギヤ34が配置される第1空間43と、その第1空間43に対して回転軸線方向の両側の第2空間44,45とに区画されている。ユニットケース2内には、オイルが封入されており、オイルセパレータ41,42は、ユニットケース2内の少なくともオイルが溜まる底部において第1空間43と第2空間44,45との間でのオイルの流通を阻止する。リングギヤ34の一部は、第1空間43に溜まったオイルに浸漬している。
右側のオイルセパレータ42の上部は、ユニットケース2に形成された壁部46と間隔を空けて、壁部46に沿って延びている。これにより、そのオイルセパレータ42の上部と壁部46との間には、それらに挟まれる空間47が形成されている。空間47は、リングギヤ34の右端に下側から対向するように臨んでいる。空間47の下端は、右側のシャフト挿通部26に外嵌されたベアリング32の上方に形成されたオイル貯留部48で開放されている。オイル貯留部48は、ベアリング32の右側を迂回して、シャフト挿通部26とこれに挿通されたドライブシャフト28との間に連通している。
出力ギヤ12の出力ギヤ斜歯13およびリングギヤ34のリングギヤ斜歯37は、図3に示されるように、それらの回転時に右側、つまり回転軸線方向の一方側の端がその反対側の端よりも遅れて移動するように回転軸線方向に対して傾斜している。また、出力ギヤ12の出力ギヤ斜歯13とリングギヤ34のリングギヤ斜歯37との噛合部分に対して、パーキングギヤ14は、右側から回転軸線方向に対向している。
<作用効果>
以上のように、ユニットケース2内に封入されたオイルは、ユニットケース2の底部に溜まり、リングギヤ34の一部は、その溜まったオイルに浸漬している。無段変速機3のアウトプット軸11の回転が出力ギヤ12を介してデファレンシャルギヤ4のリングギヤ34に伝達されて、リングギヤ34が回転すると、リングギヤ34によりオイルが掻き上げられる。
出力ギヤ12に形成された出力ギヤ斜歯13およびリングギヤ34に形成されたリングギヤ斜歯37は、出力ギヤ12およびリングギヤ34の回転時に回転軸線方向の一方側である右側の端がその反対側の左側の端よりも遅れて移動するように回転軸線方向に対して傾斜している。そのため、リングギヤ34の回転時に、リングギヤ斜歯37の歯間に保持されるオイルは、リングギヤ斜歯37と出力ギヤ斜歯13との噛合部分において、その歯間に入り込む出力ギヤ斜歯13により、歯間から右側に押し出される。
出力ギヤ12に対して回転軸線方向の右側には、パーキングギヤ14が設けられ、パーキングギヤ14は、リングギヤ34と出力ギヤ12との噛合部分に回転軸線方向に対向している。そのため、リングギヤ斜歯37の歯間から押し出されるオイルは、パーキングギヤ14によって掻き落とされる。これにより、デフケース21に右側から回転軸線に沿って挿通されるドライブシャフト28にオイルを良好に供給することができる。その結果、ドライブシャフト28に供給されるオイルがドライブシャフト28を伝ってデフケース21内に導かれるので、デフケース21内にオイルを良好に供給することができ、デフケース21内に収容されるサイドギヤ23,24などの潤滑不足による焼き付きの発生を抑制することができる。
しかも、パーキングギヤ14は、以前から無段変速機3に備えられている部品であるから、新たな部品を追加することなく、デフケース21内へのオイルの良好な供給を達成することができる。
デファレンシャルギヤ4のデフケース21は、ドライブシャフト28が挿通される円筒状のシャフト挿通部26を有し、そのシャフト挿通部26に外嵌されるベアリング32を介してユニットケース2に回転可能に支持されている。この構成では、パーキングギヤ14によって掻き落とされるオイルをベアリング32に供給することができ、ベアリング32の潤滑を確保することができる。そのため、ベアリング32にシールドベアリングを採用しなくても、ベアリング32の潤滑不足による焼き付きの発生を抑制できる。その結果、コストを低減させることができる。
また、ユニットケース2内には、リングギヤ34に対して回転軸線方向の両側に、リングギヤ34が配置される第1空間43とその回転軸線方向の両側の第2空間44,45とを区画するように、オイルセパレータ41,42が設けられている。そして、右側のオイルセパレータ42の上部とユニットケース2の壁部46との間には、それらに挟まれる空間47が形成されている。空間47は、リングギヤ34の右端に下側から対向するように臨み、潤滑溝47の下端は、右側のシャフト挿通部26に外嵌されたベアリング32の上方に設けられたオイル貯留部48で開放されている。オイル貯留部48は、シャフト挿通部26とドライブシャフト28との間に連通している。これにより、パーキングギヤ14によって掻き落とされるオイルは、オイルセパレータ42とユニットケース2の壁部46との間に入り、オイルセパレータ42および壁部46を伝って流れる。その結果、オイルをオイル貯留部48に供給することができ、その結果、オイルをベアリング32に良好に供給することができる。さらに、オイル貯留部48からシャフト挿通部26とドライブシャフト28との間にオイルを供給することができる。また、オイルをオイル貯留部48からシャフト挿通部26に形成されている潤滑溝(図示せず)を通してデフケース21内に良好に供給することができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、トランスアクスル1に、ベルト式の無段変速機3が備えられているが、本発明は、ベルト式の無段変速機3を備えるトランスアクスル1に限らず、ベルト式以外の方式の無段変速機や有段式の自動変速機(AT:Automatic Transmission)などを備えるトランスアクスルに広く適用可能である。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:トランスアクスル
2:ユニットケース
3:無段変速機(トランスミッション)
4:デファレンシャルギヤ
11:アウトプット軸
12:出力ギヤ
13:出力ギヤ斜歯
14:パーキングギヤ
21:デフケース
28:ドライブシャフト
34:リングギヤ
37:リングギヤ斜歯

Claims (1)

  1. デファレンシャルギヤをトランスミッションとともにオイルが封入されたユニットケース内に収容した構成を有するトランスアクスルであって、
    前記デファレンシャルギヤは、
    ベアリングを介して前記ユニットケースに回転可能に支持され、その回転軸線に沿ってドライブシャフトが挿通されるデフケースと、
    前記デフケースに支持されて、前記デフケースの回転方向の全周にわたって前記デフケースに対して前記デフケースの回転径方向の外側に張り出し、前記ユニットケース内に溜まったオイルに一部が浸漬するリングギヤとを含み、
    前記トランスミッションは、
    前記リングギヤの回転軸線と平行に延びるアウトプット軸と、
    前記アウトプット軸に相対回転不能に支持され、前記リングギヤと噛合する出力ギヤと、
    前記アウトプット軸に相対回転不能に支持されるパーキングギヤとを含み、
    前記リングギヤおよび前記出力ギヤは、それぞれ互いに噛合するリングギヤ斜歯および出力ギヤ斜歯を有し、
    前記リングギヤ斜歯および前記出力ギヤ斜歯は、それぞれ前記リングギヤおよび前記出力ギヤの回転時に回転軸線方向の一方側の端がその反対側の端よりも遅れて移動するように前記回転軸線方向に対して傾斜しており、
    前記パーキングギヤは、前記出力ギヤに対して前記回転軸線方向の前記一方側に配置されて、前記リングギヤと前記出力ギヤとの噛合部分に前記回転軸線方向に対向しており、
    前記ユニットケース内には、前記リングギヤに対して前記回転軸線方向の前記一方側に、隔壁となるオイルセパレータが設けられて、前記オイルセパレータと前記ユニットケースとの間に空間が形成されており、
    前記空間は、前記リングギヤの前記回転軸線方向の前記一方側の端に下側から対向するように臨み、下端が前記ベアリングの上方で開放されている、トランスアクスル。
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