JP2013224127A - 鞍乗り型車両の収納構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で収納スペースを拡大できる鞍乗り型車両の収納構造を提供する。
【解決手段】乗員用のシートによって開閉される収納ボックス44の後壁44Rに開口部44Kを備え、前方が開口する箱状であって、前記開口部44Kを閉塞するように装着されて前記開口部44Kよりも後方に膨出するサブ収納ボックス671を設けるようにした。
【選択図】図10

Description

本発明は、乗員用シートの下方に上方が開口する収納ボックスを備える鞍乗り型車両の収納構造に関する。
自動二輪車等の鞍乗り型車両には、乗員用シートの下方に上方が開口する収納ボックスを備えるものがある。この種の車両には、収納ボックスの後方、かつ、リヤフェンダーの上面にバッテリーを取り付けるための取付板を突設し、収納ボックスの後壁後方にバッテリーを配置するとともに、収納ボックスの後壁に、バッテリーのメンテナンス作業や取替え等を行うための開口部を設けた構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−156344号公報
しかしながら、従来の構成は、収納ボックスの後方にバッテリー取付用の取付板を別途設け、保治具を用いて収納物であるバッテリーを保持する構成であるため、収納スペースを拡大できるものの、部品点数が増大し、構造も複雑になってしまう。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、簡易な構成で収納スペースを拡大できる鞍乗り型車両の収納構造を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、乗員用シート(10)の下方に上方が開口する収納ボックス(44)を備え、乗員用シート(10)によって収納ボックス(44)を開閉するとともに、収納ボックス(44)の後壁(44R)に開口部(44K)を設けた鞍乗り型車両の収納構造において、前方が開口する箱状であって、前記開口部(44K)を閉塞するように装着されて前記開口部(44K)よりも後方に膨出するサブ収納部(671)を設けたことを特徴とする。
この構成によれば、前方が開口する箱状であって、収納ボックス後壁の開口部を閉塞するように装着されて前記開口部よりも後方に膨出するサブ収納ボックスを設けたので、簡易な構成かつ少ない部品点数で収納スペースを拡大することができる。
上記構成において、前記サブ収納部(671)の底板(671A)は、このサブ収納部(671)の天板(671B)よりも前方に張り出す前方張り出し部(671A1)を有し、この前方張り出し部(671A1)の下方に車体フレーム(F)のクロスメンバ(21)を通し、このクロスメンバ(21)には、当該車両を識別する識別部(95)が車体上面視で前記前方張り出し部と重なる位置に設けられるようにしても良い。この構成によれば、サブ収納部を外すことで識別部の確認が容易となるとともに、識別部の確認が不要な通常の使用状態ではサブ収納部で識別部を露出させず、外観性が向上する。
また、上記構成において、前記クロスメンバ(21)は、前記車体フレーム(F)の最後端で左右のシートレール(14)を連結するクロスメンバであっても良い。この構成によれば、収納スペースの確保と車体フレームの短縮化とを両立でき、車両のコンパクト化及び軽量化が可能になる。
また、上記構成において、前記サブ収納部(671)の後方には、後部灯火器(91)が配置されるとともに、前記後部灯火器(91)に接続される配線類が配索されるようにしても良い。この構成によれば、サブ収納部によって積載物と配線類との干渉を回避しながら収納スペースを可及的に拡大することができるとともに、後部灯火器のバルブメンテナンスを、サブ収納部を取り外すことで可能となり、別途メンテナンスリッドを設ける必要がない。
また、上記構成において、前方に延出する左右一対の腕部(48A)と、前記腕部(48A)同士を連結する連結部(48B)とから構成され、前方に開放するU字状のグラブレール(48)を備え、前記左右一対の腕部(48A)に前記車体フレーム(F)との締結部(314)を設けるとともに、前記連結部(48B)を前記サブ収納部(671)の後方に配置し、前記連結部(48B)の前部に、前記乗員用シート(10)のロック機構を構成するシートキャッチ(372)を設けるようにしても良い。この構成によれば、車体フレームにシートキャッチを取り付ける場合に比して、車体フレームのコンパクト化、及び、シートキャッチとサブ収納部の近接配置により収納ボックス後方のコンパクト化を図ることができる。
また、上記構成において、前記サブ収納部(671)の前方に仕切り壁(662)を設けるようにしても良い。この構成によれば、収納ボックスの主要収納空間と区画して小物入れの収納スペースを確保することできる。
この場合、前記仕切り壁(662)を、上方に開放する有底状の小物入れにしても良い。この構成によれば、仕切り壁を、使い勝手の良い小物入れとしても使用することができ、また、この仕切り壁を着脱自在にすることで、奥に入った小物を、小物入れを外して容易に取り出すことが可能である。
また、上記構成において、前記サブ収納部(671)の前方開口を開閉自在に閉塞する蓋体(682)を、前記サブ収納部(671)の前上部にヒンジ部(681)で連結するようにしても良い。この構成によれば、サブ収納部を独立した収納空間に区画し、小物入れとしての使い勝手を向上させることができる。
本発明では、前方が開口する箱状であって、収納ボックス後壁の開口部を閉塞するように装着されて前記開口部よりも後方に膨出するサブ収納ボックスを設けたので、簡易な構成かつ少ない部品点数で収納スペースを拡大することができる。
また、サブ収納部の底板は、このサブ収納部の天板よりも前方に張り出す前方張り出し部を有し、この前方張り出し部の下方に車体フレームのクロスメンバを通し、このクロスメンバには、当該車両を識別する識別部が車体上面視で前記前方張り出し部と重なる位置に設けられるようにすれば、サブ収納部を外すことで識別部の確認が容易となるとともに、識別部の確認が不要な通常の使用状態ではサブ収納部で識別部を露出させず、外観性が向上する。
また、クロスメンバは、車体フレームの最後端で左右のシートレールを連結するクロスメンバであるようにすれば、収納スペースの確保と車体フレームの短縮化とを両立でき、車両のコンパクト化及び軽量化が可能になる。
また、サブ収納部の後方には、後部灯火器が配置されるとともに、後部灯火器に接続される配線類が配索されるようにすれば、サブ収納部によって積載物と配線類との干渉を回避しながら収納スペースを可及的に拡大することができるとともに、後部灯火器のバルブメンテナンスを、サブ収納部を取り外すことで可能となり、別途メンテナンスリッドを設ける必要がない。
また、前方に延出する左右一対の腕部と、腕部同士を連結する連結部とから構成され、前方に開放するU字状のグラブレールを備え、左右一対の腕部に車体フレームとの締結部を設けるとともに、連結部をサブ収納部の後方に配置し、連結部の前部に、乗員用シートのロック機構を構成するシートキャッチを設けるようにすれば、車体フレームのコンパクト化、及び、シートキャッチとサブ収納部の近接配置により収納ボックス後方のコンパクト化を図ることができる。
また、サブ収納部の前方に仕切り壁を設けるようにすれば、収納ボックスの主要収納空間と区画して小物入れの収納スペースを確保することできる。また、仕切り壁を、上方に開放する有底状の小物入れにすれば、仕切り壁を、使い勝手の良い小物入れとして使用することができる。
また、サブ収納部の前方開口を開閉自在に閉塞する蓋体を、サブ収納部の前上部にヒンジ部で連結するようにしても良い。この構成によれば、サブ収納部を独立した収納空間に区画し、小物入れとしての使い勝手をより向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車の内部構造を示す左側面図である。 自動二輪車の内部構造を示す右側面図である。 車体フレームの斜視図である。 車体後部を上方から見た図である。 収納ボックスを周辺構成と共に示す側断面図である。 (A)は収納ボックスを周辺構成と共に斜め上方から見た斜視図であり、(B)は(A)から仕切り壁を外した図である。 収納ボックスの後部を周辺構成と共に後方から見た図である。 図8を左側から見た図ある。 図9の側断面図である。 (A)はサブ収納ボックスを取り付けた状態で収納ボックスの開口部を上方から見た図であり、(B)は(A)からサブ収納ボックスを外した図である。 図11(B)の開口部を前方から見た図である。 グラブレール本体を周辺構成と共に斜め上方から見た図である。 グラブレール本体を周辺構成と共に上方から見た図である。 第2実施形態に係る自動二輪車の収納ボックス後部を周辺構成と共に示す側断面図である。 収納ボックス後部を斜め上方から見た斜視図である。 第3実施形態に係る自動二輪車の収納ボックス後部を周辺構成と共に示す側断面図である。 収納ボックス後部を上方から見た図である。 (A)は仕切り壁を前上方から見た図であり、(B)は後下方から見た図であり、(C)は略上方から見た斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LEは車体左方を示している。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。
自動二輪車(鞍乗り型車両)1は、乗員用シート(以下、シートという)10に着座した乗員が足を載せる低床のステップフロア68を有するスクータ型車両であり、車体フレームF(図2)の前方に前輪2を有し、駆動輪である後輪3は、車両後部に配置されるユニットスイングエンジンU(ユニットスイングパワーユニット)に軸支されている。車体フレームFは、樹脂製の車体カバーCによって覆われている。
図2は、自動二輪車1の内部構造を示す左側面図であり、図3は、自動二輪車1の内部構造を示す右側面図であり、図4は、車体フレームFの斜視図である。ここで、図2及び図3では、車体カバーCの一部が取り外された状態が示されている。
図2〜図4に示すように、車体フレームFは、金属製のチューブやパイプを溶接によって複数連結して形成されており、メインフレーム11は、前部に設けられるヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12から後下方に延出した後、略水平に後方へ延び、後部で後上方に延びる左右一対のダウンチューブ13,13と、ダウンチューブ13,13の前下部から後上方へ車両後部まで延出する左右一対のシートレール14,14と、ヘッドパイプ12からダウンチューブ13,13の上方を後下方に延びてシートレール14,14に連結される左右一対のアッパーチューブ15,15とを有している。
ダウンチューブ13,13は、ヘッドパイプ12に前端が連結されて後下方へ延出する下方延出部70と、下方延出部70の下端から後方に略水平に延出する水平延出部71と、水平延出部71の後端から後上方に延出する斜め上方延出部72とを有している。
図4に示すように、メインフレーム11には、左右のフレームを連結するクロスメンバとして、ダウンチューブ13,13の下方延出部70,70の上部間を連結する前上部クロスメンバ16と、下方延出部70,70の下部間を連結する前クロスメンバ17と、ダウンチューブ13,13の水平延出部71,71間を連結する水平部クロスメンバ18と、アッパーチューブ15,15間を連結する上部クロスメンバ19と、シートレール14,14間を連結する中間クロスメンバ20と、シートレール14,14の後部間を連結する後部クロスメンバ21とを有している。水平部クロスメンバ18は、水平延出部71,71にボルト止めによって連結されている。
ダウンチューブ13,13の斜め上方延出部72,72の上部には、車幅方向外側に延出する左右一対のタンデムステップステー22,22が設けられている。ヘッドパイプ12の前面には、灯火類や車体カバーC等を支持する籠状の前部フレーム24が連結されている。
また、メインフレーム11の外側方には、ダウンチューブ13,13に連結されて前後に延び、ステップフロア68を下方から支持する左右一対のステップフレーム23(図2、図3)が設けられている。
図1〜図3に示すように、前輪2を操向する操舵系は、ヘッドパイプ12に回動自在に軸支されるステアリングシャフト(不図示)と、このステアリングシャフトの上部に連結されるハンドル25とを有している。上記ステアリングシャフトの下端は、左右一対のフロントフォーク26,26に連結されており、前輪2は、フロントフォーク26,26の下端に軸支され、ハンドル25による操作によって操向される。
ユニットスイングエンジンUは、エンジンEと、ベルト式の無段変速機構が収容された伝動ケースMとが一体化されたユニットスイング式であり、後輪3を支持するスイングアームとしての機能も有している。ユニットスイングエンジンUは、その前部に連結されるリンク部材27を介して、ダウンチューブ13,13の後部に連結されており、リンク部材27に設けられるピボット軸28を中心にして上下に揺動自在である。なお、リンク部材27の前端は、左右一対のパワーユニット支持部85,85を介してダウンチューブ13,13の後部に連結されている。
エンジンEは、水冷式の4サイクル単気筒エンジンであり、シリンダ軸線29が略水平に前方へ延びるように配置されている。エンジンEは、ユニットスイングエンジンUの前部に配置されるクランクケース30の前面に、シリンダ31及びシリンダヘッド32(図3)を結合して構成されている。
伝動ケースMは、クランクケース30の後部から後輪3の左側方を通って後方に延びている。クランクケース30の後部には、後輪3の右側方を通って後方に延びるアーム部33(図3)が設けられており、後輪3は、伝動ケースMの後部とアーム部33の後部との間に設けられる車軸3Aに支持されている。エンジンEの出力は、上記無段変速機構を介して後輪3に伝達される。
伝動ケースMの後端及びアーム部33の後端とシートレール14,14との間には、左右一対のリヤサスペンション34,34が掛け渡されている。
伝動ケースMの上面には、外気を吸い込むエアクリーナボックス35(図1、図2)が設けられている。エアクリーナボックス35は、シリンダヘッド32の上面の吸気ポートに接続されたスロットルボディ36(図3)に、不図示のコネクティングチューブを介して接続されている。
シリンダヘッド32の下面の排気ポートに接続された排気管37は、エンジンEの下方を通って後方に延び、アーム部33の外側(右側)に固定されたマフラー38(図3)に接続される。
伝動ケースMの後部の下部には、車両を直立状態に支持可能なメインスタンド39が設けられている。
エンジンE用の燃料を貯留する燃料タンク40は、側面視において、前面がダウンチューブ13の下方延出部70に沿うとともに、後面がアッパーチューブ15に沿うように形成されており、上下方向では、ヘッドパイプ12の下部の後方からダウンチューブ13の水平延出部71近傍まで上下に長く延在している。燃料タンク40は、左右のダウンチューブ13,13の間に前傾して配置されている。
前傾した燃料タンク40の前部の下方の空間には、エンジンEの冷却水を冷却する板状のラジエータ41が設けられている。ラジエータ41とエンジンEとを接続する一対の冷却水パイプ42(図2)は、ラジエータ41の左側部から延出され、車両の左側(一側)のステップフレーム23(図2)の下方を後方へ延び、ダウンチューブ13の内側を通ってエンジンEに接続される。左側の水平延出部71には、サイドスタンド47が取り付けられている。
ラジエータ41の冷却水の一部を貯留するリザーバタンク46(図3)は、ラジエータ41の後方において、車両の右側(他側)のステップフレーム23の下方に配置されている。また、燃料タンク40の蒸発燃料を吸着するキャニスター43(図3)は、リザーバタンク46の後方において右側のステップフレーム23の下方に設けられている。
物品が収納される収納ボックス44(図2、図3)は、シートレール14,14に設けられたボックスステー80,80(図4)を介してシートレール14,14に取り付けられる。この収納ボックス44は、シートレール14,14間に配置されており、燃料タンク40の後部の近傍から伝動ケースMの上方まで、シートレール14,14に沿って後上がりに延在している。収納ボックス44は、燃料タンク40とダウンチューブ13の斜め上方延出部72との間に配置される前部収納部44Aと、ユニットスイングエンジンUの上方に配置される後部収納部44Bとが、樹脂成形によって一体に形成されている。
収納ボックス44の上面は、その全長に亘って開口しており、この開口は、乗員用のシート10(図1)によって開閉自在に塞がれている。つまり、収納ボックス44は、シート10の下方に上方が開口する有底箱状に形成され、シート10によって開閉自在に構成されている。シート10は、運転者が着座する前部シート10Aと、前部シート10Aよりも一段高く形成されて同乗者が着座する後部シート10Bとを有している。
収納ボックス44の後方においてシートレール14,14の後部には、グラブレール48が固定されている。
図1に示すように、車体カバーCは、ヘッドパイプ12の前方及び左右側方を覆うとともに、下方延出部70の前方を下方に延びるフロントカバー50と、フロントカバー50の下部に連結されるフロントロアカバー51(図2、図3)と、ハンドル25の下方でフロントカバー50の上部に連結される上部カバー52と、フロントカバー50の左右の縁部に連結されてヘッドパイプ12、アッパーチューブ15,15及び下方延出部70を後方及び側方から覆う上部インナーカバー53と、上部インナーカバー53の下縁に連結され、アッパーチューブ15,15及び下方延出部70を覆う左右一対の下部インナーカバー54,54と、フロントカバー50の下部及び下部インナーカバー54,54の下縁に連結され、ステップフレーム23,23を上方から覆う左右一対のステップカバー55,55と、フロントカバー50の下部及びステップカバー55,55の下部に連結されてステップフレーム23,23を側方から覆う左右一対の前部フロアスカート56,56と、前部フロアスカート56,56に連続して後方へ延び、ダウンチューブ13,13を覆う左右一対の後部フロアスカート57,57と、左右の水平延出部71,71を下方から覆うアンダーカバー58と、下部インナーカバー54,54及びステップカバー55,55の後部に連結され、シート10の下方で収納ボックス44及びシートレール14,14を側方から覆う左右一対のボディサイドカバー59,59と、ボディサイドカバー59,59の後部に連結されるテールカバー60とを有している。
左右のステップカバー55,55の底部には、前部シート10Aに着座した運転者が足を載せるステップフロア68がそれぞれ形成されている。
フロントカバー50の前部には、後上方に延びるウインドスクリーン61が設けられている。フロントカバー50の前端には、ヘッドライト62が設けられ、左右一対のウインカー63は、ヘッドライト62の上部に連続して設けられている。ヘッドライト62とウインドスクリーン61との間には、板状のガーニッシュ64が設けられている。
フロントフォーク26,26には、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー65が設けられている。ボディサイドカバー59,59の下方には、後輪3を上方から覆うリヤフェンダー66が設けられている。
後部シート10Bの同乗者が足を載せる可倒式の一対のタンデムステップ67(図1)は、タンデムステップステー22,22に支持されている。
次に、車体後部の構造を説明する。
図5は、車体後部を上方から見た図であり、車体フレームF等の内部構造を実線で示し、車体カバーC、収納ボックス44及びグラブレール48等の外装品等を二点差線で示している。また、図6は、収納ボックス44を周辺構成と共に示す側断面図である。図7(A)は収納ボックス44を周辺構成と共に斜め上方から見た斜視図であり、図7(B)は図7(A)から後述する仕切り壁662を外した図である。
図5に示すように、左右一対のシートレール14,14は、各々単一の金属パイプで形成され、車体後方に行くに従って車幅方向外側に延び、シートレール14,14の間隔を後方側ほど拡げている。これによって、シートレール14,14間に配設される収納ボックス44の前部を比較的幅狭にして運転者が足を接地し易くしながら、後方に行くに従って収納ボックス44の幅を拡げて幅広の収納空間を確保できるようにしている。
この収納ボックス44の前部収納部44Aは、シートレール14,14の前後中間位置を連結する中間クロスメンバ20よりも前方で下方に膨出しており、図6に示すように、単一のヘルメットHL1を収容可能なヘルメット収納部を形成している。
また、この前部収納部44Aの下方、且つ、ダウンチューブ13,13(図4)間を連結する水平部クロスメンバ18の上方には、各部への電力供給源となるバッテリー651(図5,図6)が配置されている。このバッテリー配置によれば、バッテリー651が車両上面視で車体前後中間に位置するので、自動二輪車1のマスの集中に寄与することができる。なお、前部収納部44Aの底板には、バッテリー651にアクセスするための着脱自在なカバー652(図6)がボルト締結され、このカバー652を外すことによって、バッテリー651のメンテナンス作業や取替えを容易に行うことが可能である。
また、収納ボックス44の後部収納部44Bは、中間クロスメンバ20の後方で下方に膨出し、図6に示すように、単一のヘルメットHL2を収容可能なヘルメット収納部を形成するとともに、このヘルメット収納部の後方にてヘルメット収納部の床との間に段差を介して後方に延在する上げ底部655を有している。
この段差を形成する壁部656(図7(A)(B))は、上面視で後方凸に湾曲する壁に形成されており、つまり、後部収納部44BにヘルメットHL2が収納された場合に、そのヘルメットHL2の外縁に沿う形状に形成されている。
上げ底部655は、壁部656の上縁から後部収納部44Bの幅全体に渡って後方へ水平に延在し、その後縁が上方に立ち上がることによって後部収納部44Bの後壁44R(図7(A)(B))を形成している。これによって、後部収納部44Bのヘルメット収納部と後壁44Rとの間に、上方に開口する比較的浅い底の上方開口収納部661を形成することができる。
図7(A)に示すように、この上げ底部655の前縁近傍には、車幅方向に延在する板状の仕切り壁662が立設するように設けられ、この仕切り壁662によって、後部収納部44Bが前後に区画される。これによって、上方開口収納部661を、バッグ等の比較的小物を収納するのに適した小物専用スペースにできる。この場合、ビジネスバッグ等の略方形で厚さが少ない物品の収納時に、段差部を形成する上げ底部655を利用して、収納ボックス44の開放側の面積が大きい箇所で保持することができる。
また、上記の仕切り壁662は、収納ボックス44の左右側壁に設けられた左右のレール663,663によって着脱自在に設けられており、図7(B)に示すように、取り外して前後に広い収納スペースに拡大可能である。
図8は、この収納ボックス44の後部を周辺構成と共に後方から見た図であり、図9は、図8を左側から見た図であり、図10は、図9の側断面図である。
図8〜図10に示すように、左右一対のシートレール14,14は、車体側面視で、後部収納部44Bの側方を通って収納ボックス44の後端近傍まで延出し、上げ底部655の下方を通る後部クロスメンバ21によって互いに連結されている。
後部クロスメンバ21は、前後に間隔を空けて設けられる金属製のパイプ21A,21Bと、これらパイプ21A,21B間を前後に延びてパイプ21A,21B間を架橋する金属製の縦板21Cと、縦板21Cの上面に沿って所定幅で前後に延びてパイプ21A,21B間を略水平に架橋する金属製の架橋板21Dとを備えており、これらは溶接等で互いに接合して構成されている。これによって、後部クロスメンバ21を、単一のパイプ材で構成したクロスメンバよりも剛性の高いクロスメンバに形成している。
この構成により、シートレール14,14が収納ボックス44よりも後方に突出せず、収納ボックス44後方への車体フレームFの張り出しを抑えることができる。これにより、収納ボックス44のスペースを確保しつつ車体フレームFの後方への張り出しを抑え、収納スペースの確保と車体フレームFの小型化とを両立している。
グラブレール48(図7(A)(B)〜図9)は、後部シート10Bの後縁に沿って延びる前方に開放するU字状に形成され、後部シート10Bに着座した同乗者が把持する把持部材として機能するものであり、前方に延出する左右一対の腕部48A,48Aと、腕部48A,48A同士を連結する連結部48Bとを有している。
このグラブレール48は、シートレール14,14にグラブレール支持用ガセット301(図4,図9)を介して締結されるグラブレール本体311と、グラブレール本体311の上方を覆うグラブレールカバー320とを有し、車両側面視で後ろ上がりに延在する形状に形成されている。
図4に示すように、グラブレール支持用ガセット(以下、ガセットと言う)301は、シートレール14の後部上面に溶接で接合され、車体前後方向に後ろ上がりに延びる箱形状に形成されており、このガセット301の上板部303は、後ろ上がりに直線状に延在する傾斜板に形成され、前後に間隔を空けて、グラブレール取付用の雌ねじ部(被締結部)303A,303Bが設けられている。
一方、グラブレール本体311は、図9に示すように、前方に開口するU字状の底板部312の前部から下方に膨出する左右の締結部314,314(図8,図9)を一体に備え、これら締結部314,314を上方からボルト(締結部材)335,335を通してガセット301の雌ねじ部(被締結部)303A,303B(図4)を通し、上板部303の裏面に接合されたナット337,337に締結することによって車体フレームFに固定される。
これによって、グラブレール48は、左右一対の腕部48A,48Aの前部に設けた締結部314,314だけで車体フレームFに固定されている。
図10は、収納ボックス44の後部を周辺構成と共に示す側断面図である。この図に示すように、収納ボックス44の後壁44Rには、前方に開口する開口部44Kが設けられており、この開口部44Kには、前方が開口する箱状であって、開口部44Kを閉塞するように装着されるサブ収納ボックス671が装着されている。
ここで、図11(A)は、サブ収納ボックス671を取り付けた状態で収納ボックス44の開口部44Kを上方から見た図であり、図11(B)は、図11(A)からサブ収納ボックス671を外した図である。また、図12は、図11(B)の開口部44Kを前方から見た図である。
図11(A)(B)及び図12に示すように、開口部44Kは、収納ボックス44の後壁44Rに形成されて前方に開口する矩形状の前方開口部44K1(図12)と、上げ底部655に形成されて上方に開口すると共に前方開口部44K1の下縁に同幅で連続する略矩形状の上方開口部44K2(図11(B))とを一体に備えている。
図10に示すように、サブ収納ボックス671は、前方開口部44K1に挿入されて開口部44Kよりも後方に膨出する前方開口のボックス本体672と、ボックス本体672の前部にて拡大するつば部673とを一体に備えており、つば部673によってボックス本体672が開口部44Kの後方に脱落しないように抜け止めされるとともに、ボックス本体672の取付位置が収納ボックス44に位置決めされる。また、サブ収納ボックス671の底板671Aは、サブ収納ボックス671の天板671Bよりも前方に張り出す前方張り出し部671A1を有しており、この前方張り出し部671A1によって上方開口部44K2を閉塞している。
このようにして、収納ボックス44の後端に設けられる開口部44Kは、前方及び上方に開口する開口部に形成され、この開口部44Kはサブ収納ボックス671によって閉塞され、サブ収納ボックス671は、開口部44Kよりも後方に膨出して前方に開口する収納空間を形成している。
この場合、サブ収納ボックス671が収納ボックス44よりも後方に膨出するので、収納ボックス44後方のスペースを利用して収納空間を後方に拡げることができ、より具体的には、収納ボックス44と、収納ボックス44後方に配置される後部灯火器91との間に空くスペースを利用して収納空間を後方に拡げることができる。
また、サブ収納ボックス671の底板671Aは、サブ収納ボックス671の天板671Bよりも前方に張り出す前方張り出し部671A1を有し、前方張り出し部671A1が上方開口部44K2を覆うので、サブ収納ボックス671によって底面が平らで前後に出し入れし易い収納空間を形成することができる。このサブ収納ボックス671には、例えば、車載用の工具や書類等の小物類TL(図7(A)(B))が収納される。
収納ボックス44の後壁44Rには、前方開口部44K1の上縁に隣接して左右に間隔を空けてクリップ取付孔44S,44S(図12)が設けられ、且つ、収納ボックス44の上げ底部655には、前方開口部44K1内に突出してクリップ取付穴44T,44Tを有する左右一対のステー44U,44U(図7(B))が設けられている。そして、これらクリップ取付孔44S,44S,44T,44Tを利用して、収納ボックス44にサブ収納ボックス671がクリップ固定される。
このクリップ固定に用いるクリップ(本構成では4個のクリップ)93には、着脱容易な公知の樹脂クリップ(取付部材)が適宜に用いられ、サブ収納ボックス671の着脱作業が容易である。なお、クリップ93を係止部材に使用する構成に限らず、クリップ以外の係止部材や締結部材を使用しても良い。
また、本構成では、サブ収納ボックス671が、前後方向に延びる左右一対のクリップ93,93と、このクリップ93,93の軸方向と直交する上下方向に延びる左右一対のクリップ93,93とによって固定されるので、サブ収納ボックス671の上下及び左右のずれを適切に防止可能である。
また、サブ収納ボックス671の前部周縁を構成するつば部673は、開口部44Kの周縁と重なるように形成され、収納ボックス44側からサブ収納ボックス671が取り付けられる。このため、収納ボックス44に大きな開口部44Kを形成しても、その開口部44Kの後壁44Rの剛性を確保することができる。また、サブ収納ボックス671自体が立体形状であるため、剛性が高く、収納ボックス44の後壁44Rを薄肉化して軽量化を図っても機能を損ねることがない。
図10に示すように、本構成では、収納ボックス44の開口部44Kの下方を後部クロスメンバ21が通っており、この後部クロスメンバ21の前後一対のパイプ21A,21B間を略水平に架橋する架橋板21Dが、上方開口部44K2の下方に位置する。
この架橋板21Dの上面には、当該車両を識別する識別情報を記述した識別部95(図11(B))が付されており、前掲図11(B)に示すように、サブ収納ボックス671を取り外した状態では、上方開口部44K2内に識別部95が露出し、識別部95を上方から視認可能である。
これにより、車体フレームFが車体カバーCや収納ボックス44で覆われるフルカバータイプの自動二輪車1において、サブ収納ボックス671の簡易な着脱で車体フレームFに設けられる識別部95を視認することが可能になる。なお、架橋板21Dの識別部95の左右には、軽量化のための肉抜き孔が設けられている。
サブ収納ボックス671を取り外した状態では、図12に示すように、前方開口部44K1からは、収納ボックス44後方の後部灯火器91の背面が露出する。このため、後部灯火器91背面のライトバルブ96(本構成では4個のライトバルブ96)や配線類に容易にアクセス可能になる。これによって、ライトバルブ96の交換作業等のメンテナンス作業が容易である。なお、ライトバルブ96は、ブレーキ作動時に点灯するストップランプや、ウインカーランプに用いるバルブである。
図13は、グラブレール本体311を周辺構成と共に斜め上方から見た図であり、図14は上方から見た図である。
図13及び図14に示すように、グラブレール本体311の底板部312の前縁は、上面視で前方に開口するU字に沿って延在しており、その左右中央部には、左右一対のボルト371,371を介して、シート10をロックするロック機構372のシートキャッチプレート373が取り付けられている。
このシートキャッチプレート373は、底板部312の前縁近傍にボルト371,371で締結される締結板部373Aと、締結板部373Aの前縁から屈曲して下方に延びるプレート本体373Bとを一体に有しており、このプレート本体373Bにロック機構372の機構部品が取り付けられて、シートキャッチ(シートキャッチ機構とも称する)が構成される。
このプレート本体373Bを含むロック機構372は、前掲図10に示すように、グラブレール本体311の前縁とサブ収納ボックス671との間に空くスペースを利用して設けられている。
このように、グラブレール48にロック機構372を固定することによって、この種のロック機構を車体フレームFに固定する構成に比して、車体フレームFを該位置にレイアウトする必要がなく、車体フレームFのコンパクト化、ロック機構372とサブ収納ボックス671との近接配置化ができ、収納ボックス44後方のコンパクト化を図ることができる。
また、図14に示すように、シートキャッチプレート373は、上面視で後部クロスメンバ21の後方に位置するので、後部クロスメンバ21に設けた識別部95を上方から視認する際にシートキャッチプレート373が邪魔になることもない。
さらに、本構成では、プレート本体373Bとグラブレール本体311との間に空く狭いスペース内に、シート10に係合する係合爪375を配設しており、この構成によって、上方から係合爪375へのアクセスをし難くすることが可能である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、図10に示すように、乗員用のシート10によって開閉される収納ボックス44の後壁44Rに開口部44Kを備えた構成において、前方が開口する箱状であって、前記開口部44Kを閉塞するように装着されて前記開口部44Kよりも後方に膨出するサブ収納ボックス671を設けたので、収納スペースを複雑な形状に形成できるとともに、収納ボックス44の開口部44Kにサブ収納ボックス671を取り付ける、という簡易な構成かつ少ない部品点数で収納スペースを拡大することができる。
また、サブ収納ボックス671の底板671Aは、このサブ収納ボックス671の天板671Bよりも前方に張り出す前方張り出し部671A1を有し、この前方張り出し部671A1の下方に後部クロスメンバ21を通し、この後部クロスメンバ21には、当該自動二輪車1を識別する識別部95(図11(B))が車体上面視で前方張り出し部671A1と重なる位置に設けられるので、サブ収納ボックス671を外すことで識別部95の確認が容易となるとともに、識別部95の確認が不要な通常の使用状態ではサブ収納ボックス671で識別部95を露出させず、外観性が向上する。
また、後部クロスメンバ21は、車体フレームFの最後端で左右のシートレール14,14を連結するクロスメンバであるため、車体フレームFの最後端周辺のスペースを利用してサブ収納ボックス671を配置でき、収納スペースの拡大と車体フレームFの後方への短縮化を図ることができる。リヤフェンダー66に収納部を増設する場合、リヤフェンダー66が積載物の重量に耐えられるように車体フレームFを後方に延出させる必要があるが、本構成では、サブ収納ボックス671が収納ボックス44に保持されることから、車体フレームFを後方に延出させる必要がない。これによって、収納スペースの確保と車体フレームFの短縮化とを両立でき、車両のコンパクト化及び軽量化が可能である。
さらに、サブ収納ボックス671の後方には、後部灯火器91が配置されるとともに、後部灯火器91に接続される配線類(ライトバルブ96を含む)が配索されるので、サブ収納ボックス671によって積載物と配線類との干渉を回避しながら収納スペースを可及的に拡大することができる。また、後部灯火器91のバルブメンテナンスを、サブ収納ボックス671を取り外すことで可能となり、別途メンテナンスリッドを設ける必要がない。
また、前方に開放するU字状のグラブレール48を備え、このグラブレール48の左右一対の腕部48A,48Aに車体フレームFとの締結部314,314を設けるとともに、左右一対の腕部48A,48Aを連結する連結部48Bをサブ収納ボックス671の後方に配置し、連結部48Bの前部に、シートキャッチを構成するロック機構372を設けるので、車体フレームFにシートキャッチを取り付ける場合に比して、車体フレームFのコンパクト化、及び、シートキャッチとサブ収納ボックス671の近接配置による収納ボックス44後方のコンパクト化を図ることができる。
また、サブ収納ボックス671の前方に仕切り壁662を設けたので、収納ボックス44の主要収納空間と区画して、サブ収納ボックス671を含めた小物入れの収納スペースを確保することできる。
また、サブ収納ボックス671の前部周縁を構成するつば部673は、収納ボックス44の開口部44Kの周縁と重なるように収納ボックス44に取り付けられるので、開口部44Kの後壁44Rの剛性を、つば部673及びサブ収納ボックス671自体の剛性で向上することができ、後壁44Rを薄肉化して軽量化を図っても収納ボックス44後部の剛性を向上することができる。
(第2実施形態)
図15は、第2実施形態に係る自動二輪車1の収納ボックス44後部を周辺構成と共に示す側断面図であり、図16は収納ボックス44後部を斜め上方から見た斜視図である。
第2実施形態では、サブ収納ボックス671の前上部に、車幅方向に回動軸線を有する樹脂製のヒンジ部681を介して一体に形成される蓋体682を有しており、この蓋体682をヒンジ部681によって上下に回動自在にし、この蓋体682によってサブ収納ボックス671の開口部44Kを開閉可能に構成している。
この蓋体682は、ボックス本体672の前部にて拡大するつば部673を略覆う形状を有し、蓋体682がつば部673を覆う際に蓋体682周縁がつば部673周縁に嵌合し、この嵌合によって係止する。また、蓋体682の前下部には、ユーザーが把持する摘み部683が設けられ、この摘み部683を持って容易に開閉操作が可能である。
これによって、サブ収納ボックス671を独立した収納空間に区画し、小物入れとしての使い勝手をより向上させることができる。また、部品点数を増やさずにサブ収納ボックス671を開閉可能にするとともに、嵌合によって蓋体682を係止させるので、係止構造も簡略化でき、軽量化も可能である。これによって、第1実施形態の各種効果に加えて、簡易な構成で開閉可能なサブ収納空間を設けることができ、使い勝手をより向上させることが可能になる。
(第3実施形態)
図17は、第3実施形態に係る自動二輪車1の収納ボックス44後部を周辺構成と共に示す側断面図であり、図18は収納ボックス44後部を上方から見た図である。また、図19(A)は仕切り壁662を前上方から見た図であり、図19(B)は後下方から見た図であり、図19(C)は略上方から見た斜視図である。
第3実施形態では、仕切り壁662が、上方に開放する有底状に形成され、書類等の小物を入れることが可能な小物入れに構成されている。以下、仕切り壁662について詳述する。
図17〜図19に示すように、仕切り壁662は、収納ボックス44の左右側壁に設けられた左右のレール663,663に出し入れ自在な縦板部691と、縦板部691から後方に膨出し、上方に開放する有底箱部692とを有しており、これらは樹脂成形によって一体に形成されている。
上記縦板部691は、左右のレール663,663に装着されることにより、上げ底部655の前縁近傍にて、収納ボックス44内を車幅方向に延在するように立設し、上げ底部655の前縁上方に連続する仕切り部材として機能する。この縦板部691は、上面視で(図18参照)、上げ底部655の前縁より後方に位置し、且つ、後方に突出する湾曲形状に形成されているので、上げ底部655よりも前方の収納空間を上下に連続させ、収納物が出し入れし易い収納空間に仕切ることができる。
図17及び図18に示すように、上げ底部665の前縁を構成する壁部656には、仕切り壁662の縦板部691に係止する係止爪656Aが一体に設けられている。より具体的には、この係止爪656Aは、壁部656の車幅方向中央部にて、サブ収納ボックス671の底板671Aよりも上方に突出し、縦板部691の前面に係止する。これによって、縦板部691の前方への移動や変形を抑制することができる。
この場合、仕切り壁662は、左右のレール663,663と、係止爪656Aの3点で位置決めされるので、仕切り壁662の支持強度を効率よく高めることが可能である。
図17及び図19(A)(B)に示すように、有底箱部692は、上下で後方への膨出量が異なっており、下半部が、縦板部691に対して一定の間隔を空けて後方に膨出する下側膨出部693に形成され、上半部が、縦板部691に対して、下側膨出部693よりも広い間隔を開けて後方に膨出する上側膨出部694に形成されている。
この下側膨出部693は、書類等の薄い小物(以下、薄型小物と言う)を入れた際に、この薄型小物の前後への移動を抑えることができる。また、図19(C)に示すように、下側膨出部693内には、この下側膨出部693に入れた薄型小物の左右の移動を抑える左右一対の縦板695も一体に設けられている。
上側膨出部694は、下側膨出部693よりも広い開口であるため、薄型小物よりも大きい小物を入れることができ、また、ユーザーの手を入れやすいので、この下側膨出部693や上側膨出部694に入れた小物を容易に取り出すことができる。また、ユーザーの手を入れても取り出しにくい小物、例えば、ネジ等を入れた場合には、この仕切り壁662を取り外し、傾けることによって容易に取り出すことができる。
このようにして、本実施形態では、仕切り壁662を、使い勝手の良い小物入れとして使用することができ、また、仕切り壁662が着脱自在であるため、奥に入った小物を、小物入れを外して容易に取り出すことが可能である。
また、図19(B)に示すように、下側膨出部693と上側膨出部694との間にできる段差部696には、車幅方向に間隔を空けて複数(本実施形態では3個)のリブ697が一体に形成されている。これらリブ697によって、下側膨出部693と上側膨出部694との連結強度を向上させることができる。また、上記した下側膨出部693内の左右一対の縦板695によっても下側膨出部693が補強される。これらによって、仕切り壁662の強度を高めることが可能である。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。例えば、上記実施形態では、図1に示す自動二輪車1の収納構造に本発明を適用する場合を説明したが、それ以外の自動二輪車や自動二輪車以外も含む鞍乗り型車両の収納構造に本発明を適用しても良い。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
10 乗員用シート
14 シートレール
21 後部クロスメンバ
44 収納ボックス
44R 後壁
44K 開口部
48 グラブレール
48A 腕部
48B 連結部
91 後部灯火器
95 識別部
314 締結部
372 ロック機構(シートキャッチ)
373 シートキャッチプレート
662 仕切り壁
671 サブ収納ボックス(サブ収納部)
671A 底板
671A1 前方張り出し部
671B 天板
681 ヒンジ部
682 蓋体
C 車体カバー
F 車体フレーム

Claims (8)

  1. 乗員用シート(10)の下方に上方が開口する収納ボックス(44)を備え、乗員用シート(10)によって収納ボックス(44)を開閉するとともに、収納ボックス(44)の後壁(44R)に開口部(44K)を設けた鞍乗り型車両の収納構造において、
    前方が開口する箱状であって、前記開口部(44K)を閉塞するように装着されて前記開口部(44K)よりも後方に膨出するサブ収納部(671)を設けたことを特徴とする鞍乗り型車両の収納構造。
  2. 請求項1に記載の鞍乗り型車両の収納構造において、
    前記サブ収納部(671)の底板(671A)は、このサブ収納部(671)の天板(671B)よりも前方に張り出す前方張り出し部(671A1)を有し、この前方張り出し部(671A1)の下方に車体フレーム(F)のクロスメンバ(21)を通し、このクロスメンバ(21)には、当該車両を識別する識別部(95)が車体上面視で前記前方張り出し部と重なる位置に設けられていることを特徴とする鞍乗り型車両の収納構造。
  3. 請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両の収納構造において、
    前記クロスメンバ(21)は、前記車体フレーム(F)の最後端で左右のシートレール(14)を連結するクロスメンバであることを特徴とする鞍乗り型車両の収納構造。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の収納構造において、
    前記サブ収納部(671)の後方には、後部灯火器(91)が配置されるとともに、前記後部灯火器(91)に接続される配線類が配索されることを特徴とする鞍乗り型車両の収納構造。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の収納構造において、
    前方に延出する左右一対の腕部(48A)と、前記腕部(48A)同士を連結する連結部(48B)とから構成され、前方に開放するU字状のグラブレール(48)を備え、
    前記左右一対の腕部(48A)に前記車体フレーム(F)との締結部(314)を設けるとともに、前記連結部(48B)を前記サブ収納部(671)の後方に配置し、前記連結部(48B)の前部に、前記乗員用シート(10)のロック機構を構成するシートキャッチ(372)を設けることを特徴とする鞍乗り型車両の収納構造。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の収納構造において、
    前記サブ収納部(671)の前方に仕切り壁(662)を設けたことを特徴とする鞍乗り型車両の収納構造。
  7. 請求項6に記載の鞍乗り型車両の収納構造において、
    前記仕切り壁(662)は、上方に開放する有底状の小物入れであることを特徴とする鞍乗り型車両の収納構造。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の収納構造において、
    前記サブ収納部(671)の前方開口を開閉自在に閉塞する蓋体(682)を、前記サブ収納部(671)の前上部にヒンジ部(681)で連結したことを特徴とする鞍乗り型車両の収納構造。
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