JP5951655B2 - 鞍乗り型車両の収納構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体前部に設けられた鞍乗り型車両の収納構造に関する。
従来、鞍乗り型車両の車体前部を覆うフロントカバーに収納部を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
収納部は、ヘッドライトの上方でフロントカバーの車幅方向中央に設けられ、開閉自在とされたリッドを備える。リッドは、その後端部側が支点になり、前端部側が上方に開く構造を有する。
特開2005−125842号公報
特許文献1では、収納部の前方下方に前輪が配置されているため、収納物を車体前方から収納部に対して出し入れし難い。また、リッドの前端部側が上方に開く構造であるため、車体側方からも収納物を出し入れし難い。また、リッドを開けるための操作部の配置も収納部の使い勝手に影響を与えるため、その操作部の位置への配慮も望まれる。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、収納部への収納物の出し入れが容易に行えるとともに、収納部の使い勝手を向上できる鞍乗り型車両の収納構造を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、車体フレーム(F)と、この車体フレーム(F)の前端に回転可能に支持されて前輪(2)を操舵可能とするステアリングシャフト(425)と、このステアリングシャフト(425)の周囲に配置されて車体前部を覆うフロントカバー(47)と、このフロントカバー(47)に設けられる収納部(401L,401R)と、を備える鞍乗り型車両の収納構造において、前記収納部(401L,401R)は、前記フロントカバー(47)の左右方向の一方又は両方に偏移して設けられた開口(411b)と、当該開口(411b)から下方に向けて凹むことで収納空間を形成する凹部(411s)と、前記開口(411b)を開閉可能に覆うリッド(403L,403R)と、で構成され、前記リッド(403L,403R)は、前記凹部(411s)を形成する車幅方向内側部(411r)にヒンジ(412)を介して開閉可能に取付けられ、前記リッド(403L,403R)の後部にサイドミラー(59)、下部にフロントサイドカバー(55L,55R)が配置され、前記フロントカバー(47)の側部に操作子(405)が設けられ、前記リッド(403L,403R)が係止状態では、側面視において、前記操作子(405)は、前記リッド(403L,403R)と前記サイドミラー(59)と前記フロントサイドカバー(55L,55R)とに囲まれた部分に設けられ、前記操作子(405)を操作することで前記リッド(403L,403R)が前記フロントカバー(47)側に係止された係止状態から開放状態へと変化することを特徴とする。
上記構成において、前記開口(411b)は略長方形であって、長手方向を略車両前後方向に前記フロントカバー(47)に沿わせて配置するとともに、前記リッド(403L,403R)は、開放状態となるように付勢されていても良い。
また、上記構成において、前記操作子(405)とは別に、前記リッド(403L,403R)の開放を妨げる動作阻止部材(475)が設けられ、前記動作阻止部材(475)は、キーシリンダ(407)からケーブル(435)を介して接続され、前記キーシリンダ(407)による所定の操作があった時にのみ前記動作阻止部材(475)による阻止が解除されるようにしても良い。
また、上記構成において、前記キーシリンダ(407)は、側面視で前記ステアリングシャフト(425)と重なる位置で、前記操作子(405)側の車体カバー(F)内に配置されるようにしても良い。
また、上記構成において、車体の左側にサイドスタンド(67)が設けられ、前記キーシリンダ(407)、前記動作阻止部材(475)及び前記ケーブル(435)は、車体中心よりも左側に配置され、左側の前記操作子(405)のみ、前記リッドの係止状態の解除が前記動作阻止部材(475)によって妨げられ、左側の前記収納部(401L)に電装品(415,416)が配置されるようにしても良い。
また、上記構成において、前記電装品は、シガーソケット(416)であり、前記収納部(401L)の前壁(411h)に取付けられていても良い。
また、上記構成において、前記電装品は、ETC車載器(415)であり、前記収納部(401L)の後部に設けられていても良い。
また、上記構成において、側面視で、前記収納部(401L)は、車体前方に向けて下りる段状に形成され、前記ETC車載器(415)は、前記段を形成する段部(411t)の上部に配置されていても良い。
本発明は、収納部が、フロントカバーの左右方向の一方又は両方に偏移して設けられた開口と、当該開口から下方に向けて凹むことで収納空間を形成する凹部と、開口を開閉可能に覆うリッドと、で構成され、リッドは、凹部を形成する車幅方向内側部にヒンジを介して開閉可能に取付けられるので、リッドの車幅方向外側の端部を上下に大きく開くことができ、車体側方から収納部に対する収納物の出し入れを容易に行うことができる。
また、フロントカバーの側部に操作子が設けられ、当該操作子を操作することでリッドがフロントカバー側に係止された係止状態から開放状態へと変化するので、フロントカバーの側部に操作子が設けられているため、リッドを開放状態にして車体側方から収納物を出し入れする際に操作子を容易に操作することができる。従って、収納部の使い勝手を向上させることができる。
また、開口は略長方形であって、長手方向を略車両前後方向にフロントカバーに沿わせて配置するとともに、リッドは、開放状態となるように付勢されているので、開口が略車両前後方向に長い略長方形であることから、側方に立って荷物の出し入れが容易となる。また、リッドが開放状態となるように付勢されていることから、利便性が向上する。
また、リッドの後部にサイドミラー、下部にフロントサイドカバーが配置され、リッドが係止状態では、側面視において、操作子は、リッドとサイドミラーとフロントサイドカバーとに囲まれた部分に設けられるので、複数の部品が集まり、寸法誤差が生じる可能性が高い部分に操作子を配置したことで、外観性を確保しながら寸法誤差を吸収することができ、また、これにより組付け性を向上させることができる。
また、操作子とは別に、リッドの開放を妨げる動作阻止部材が設けられ、動作阻止部材は、キーシリンダからケーブルを介して接続され、キーシリンダによる所定の操作があった時にのみ動作阻止部材による阻止が解除されるので、動作阻止部材を設けた場合に、意志を持った場合でなければリッドを開けることができないため、リッドが意志に反して開くのを防止することができる。
また、キーシリンダは、側面視でステアリングシャフトと重なる位置で、操作子側の車体カバー内に配置されるので、キーシリンダと操作子とが共に車体前部に配置され、キーシリンダと操作子とをより近く配置することができるため、キーシリンダ、操作子間のケーブル長さを抑えることができる。
また、車体の左側にサイドスタンドが設けられ、キーシリンダ、動作阻止部材及びケーブルは、車体中心よりも左側に配置され、左側の操作子のみ、リッドの係止状態の解除が動作阻止部材によって妨げられ、左側の収納部に電装品が配置されるので、左側の操作子のみリッドの係止状態の解除が妨げられることで、サイドスタンドを使って車両を道路の左側に停車させた場合に、左側の収納部のリッドが容易に開けられないので、収納された電装品に対するいたずらを防止することができる。
また、電装品は、シガーソケットであり、収納部の前壁に取付けられているので、収納部内のスペースを有効利用できるとともにシガーソケットの使い勝手を向上させることができる。
また、電装品は、ETC車載器であり、収納部の後部に設けられているので、収納部内のスペースを有効利用できるとともにETC車載器の使い勝手を向上させることができる。
また、側面視で、収納部は、車体前方に向けて下りる段状に形成され、ETC車載器は、段を形成する段部の上部に配置されているので、収納部内のスペースを有効利用できるとともにETC車載器の使い勝手を向上させることができる。
本発明の車体収納構造を備えた自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車の右側面図である。 自動二輪車の正面図である。 自動二輪車の平面図である。 車体フレームの左側面図である。 車体フレームの平面図である。 自動二輪車の車体前部を示す左側面図である。 自動二輪車の車体前部を示す要部正面図である。 収納部のリッドが開いた状態を示す左側面図である。 収納部のリッドが開いた状態を示す斜視図である。 収納部本体及びヒンジを示す斜視図である。 収納部本体の要部を示す斜視図である。 自動二輪車の車体前部を示す要部平面図である。 自動二輪車の車体前部を示す要部斜視図である。 車体前部からタンクカバーを外した状態を示す要部平面図である。 キーシリンダ及びその周囲を示す斜視図である。 キーシリンダとリッドロック機構との接続部を示す斜視図である。 車体フレームの前部とフロントサブフレームとを示す平面図である。 車体前部に設けられたフロントサブフレームを示す側面図である。 リッドロック機構を示す説明図であり、図20(A)はリッドロック機構を前方から見た断面図、図20(B)はリッドロック機構を上方から見た断面図である。 リッドロック機構の作用を示す作用図であり、図21(A)はロック解除阻止機構を作動させた状態を示す作用図、図21(B)はリッド操作子を操作した状態を示す作用図、図21(C)はロック機構の作動を示す作用図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右及び上下という方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LEは車体左方を示している。
図1は、本発明の車体収納構造を備えた自動二輪車1の左側面図である。図2は、自動二輪車1の右側面図である。図3は、自動二輪車1の正面図である。図4は、自動二輪車1の平面図である。
図1〜図4に示すように、自動二輪車1は、乗員がシート10に跨るように着座する鞍乗り型車両であり、車体フレームFの前方に前輪2を有し、駆動輪である後輪3は、車両後部に配置されるスイングアーム11に軸支されている。エンジンEは、シート10の前方で車体フレームFに支持される。車体フレームFの大部分は、樹脂製の車体カバーCによって覆われている。
図5は、車体フレームFの左側面図である。図6は、車体フレームFの平面図である。
図1、図5及び図6に示すように、車体フレームFは、金属製のパイプや板材を溶接等によって複数連結して形成されている。車体フレームFは、前端に設けられるヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12の下部から左右に分岐して後下がりに後方へ延びる左右一対のメインフレーム13L,13Rと、メインフレーム13L,13Rの後端から下方に延びる左右一対のピボットフレーム14L,14Rと、ピボットフレーム14L,14Rの上部から後上がりに後方へ延びる左右一対のシートフレーム15L,15Rと、ピボットフレーム14L,14Rの上下の中間部から後上がりに後方へ延びてシートフレーム15L,15Rに連結される左右一対のリヤフレーム16L,16Rとを備える。
また、車体フレームFは、ヘッドパイプ12の上部から後下がりに後方に延びてメインフレーム13L,13Rの前部に連結される左右一対のガセットフレーム17L,17Rと、メインフレーム13L,13Rの前部から後下方に延びる左右一対のエンジンハンガー18L,18Rと、エンジンハンガー18L,18Rの上下の中間部から後上がりに後方へ延びてメインフレーム13L,13Rに連結される左右一対のサポートフレーム19L,19Rとを備える。
リヤフレーム16L,16Rは、シートフレーム15L,15Rに対して車幅方向外側且つ下方の位置に配置され、リヤフレーム16L,16Rに沿って後方に延びる。リヤフレーム16L,16Rの後端は、シートフレーム15L,15Rの後端よりも後方に位置する。シートフレーム15L,15Rとリヤフレーム16L,16Rとは、パイプ状の複数の補強フレーム20によって連結されている。
また、シートフレーム15L,15Rの後端とリヤフレーム16L,16Rの後部とは、シートフレーム15L,15R及びリヤフレーム16L,16Rを車幅方向の外側から覆うように設けられる左右一対の補強プレート21,21によって連結されている。
車体フレームFは、車幅方向に延びて左右のフレーム間を連結するクロスフレームを複数備える。これらのクロスフレームとしては、メインフレーム13L,13R間を連結する前部クロスフレーム22と、ピボットフレーム14L,14Rの上部間を連結する上部クロスフレーム23と、ピボットフレーム14L,14Rの下部間を連結する下部クロスフレーム24と、シートフレーム15L,15Rの前後の中間部間を連結する後部クロスフレーム25と、シートフレーム15L,15Rの後端部間を連結する板状の後端部クロスフレーム26とが設けられている。後端部クロスフレーム26の左右端は、詳細には、補強プレート21,21の上面にそれぞれ連結されている。
図1に示すように、前輪2を操向する操舵系29は、ヘッドパイプ12に回動自在に軸支されるステアリングシャフト(不図示)と、このステアリングシャフトの上端に連結されるトップブリッジ30と、ステアリングシャフトの下端に連結されるボトムブリッジ31と、トップブリッジ30及びボトムブリッジ31に支持される左右一対のフロントフォーク32,32とを備える。フロントフォーク32は、テレスコピック型のショックアブソーバーであり、衝撃を吸収して減衰させるために、ばねと減衰力発生機構とを備える。操舵用のハンドルバー33は、トップブリッジ30の上部に設けられる。前輪2は、フロントフォーク32,32の下端に軸支される。
スイングアーム11は、左右のピボットフレーム14L,14R間に挿通されるピボット軸34によって揺動自在に軸支される。スイングアーム11は、ピボット軸34に軸支される前端部から後輪3の側方へ延びる左右一対のアーム部35と、左右のアーム部35を前部で連結する連結部(不図示)とを備える。後輪3は左右のアーム部35の後端間に軸支される。
スイングアーム11と上部クロスフレーム23との間には、リヤクッションユニット(不図示)が掛け渡される。
エンジンEは、並列の複数気筒を備えた4ストロークエンジンであり、クランクシャフト(不図示)が設けられるクランクケース36と、クランクケース36の前部の上部から前傾して上方へ延びるシリンダ部37とを備える。クランクケース36の後部には、エンジンEの動力を後輪3側に伝達する変速機(不図示)が内蔵されている。エンジンEの出力は、ドライブチェーン27を介して後輪3に伝達される。
図1及び図6に示すように、エンジンEは、エンジンハンガー18L,18R、メインフレーム13L,13R及びピボットフレーム14L,14Rに連結され、吊り下げられるようにして車体フレームFに搭載されている。シリンダ部37は、左右のエンジンハンガー18L,18Rの間に配置されている。
シリンダ部37の前面から引き出される排気管38は、屈曲して後方に延び、後輪3の右側方に配置されるマフラー39(図2参照)に接続される。エンジンEの冷却水用のラジエーター28は、シリンダ部37の前方でヘッドパイプ12の下方に位置する。
エアクリーナーボックス40は、シリンダ部37の上方でヘッドパイプ12の後方に配置され、コネクティングチューブ(不図示)及びスロットルボディ(不図示)を介してシリンダ部37の吸気ポートに接続される。
燃料タンク41は、エアクリーナーボックス40の後方でエアクリーナーボックス40に隣接して設けられ、メインフレーム13L,13R上に支持される。
シート10は、運転者が着座するメインシート45と、同乗者が着座するリアシート46とを備える。メインシート45は、燃料タンク41の後部に連続するように配置され、メインフレーム13L,13Rに支持される。リアシート46は、メインシート45の後方でメインシート45よりも一段高い位置に設けられている。
運転者用の左右一対のステップ65L,65Rは、エンジンEの前方でハンドルバー33の下方に配置されている。メインシート45に着座した運転者は、膝から下の部分を前方に曲げ、足を前に投げ出すようにしてステップ65L,65Rに足を載せる。図2及び図6に示すように、右側のステップ65Rの前方には、後輪3のブレーキを操作するためのブレーキペダル68が設けられている。
リアシート46の同乗者は、リアシート46の下方に設けられた左右一対の同乗者用ステップ66L,66Rに足を載せる。
図1〜図4に示すように、車体カバーCは、前輪2の上方から燃料タンク41側まで延在してヘッドパイプ12の周囲の車両の前部を広範囲に覆うフロントカバー47と、フロントカバー47の前部の左右から下方に延びて前輪2の上部の後部を側方から覆う左右一対のフロントロアサイドカバー48L,48Rとを備える。また、車体カバーCは、前輪2の後方からピボットフレーム14L,14Rまで延びてエンジンE及びピボットフレーム14L,14Rを側方から覆う左右一対のセンターサイドカバー49L,49Rを備える。
また、車体カバーCは、センターサイドカバー49L,49Rの下縁に連なってエンジンEの下方からスイングアーム11の前部まで延びる左右一対のアンダーカバー50L,50Rと、ピボットフレーム14L,14Rからリヤフレーム16L,16Rの後端までを覆うリヤサイドカバー51L,51Rとを備える。さらに、車体カバーCは、リヤサイドカバー51L,51Rの後端間に跨るように配置されるテールカバー52と、フロントカバー47の後部とセンターサイドカバー49L,49Rの前部との間に設けられ、通風孔を備えた左右一対の通風カバー53L,53Rとを備える。センターサイドカバー49L,49Rの上縁は、フロントカバー47の後部の下縁及びメインシート45の下縁に沿って設けられている。リヤサイドカバー51L,51Rの前端部は、センターサイドカバー49L,49Rの後端部とアンダーカバー50L,50Rとの間に位置する。
クランクケース36の一部は、車体カバーCに覆われずに左右の側方に露出する。
フロントカバー47は、ヘッドパイプ12の前方に設けられる前面カバー部54と、ヘッドパイプ12の前方の部分を前方及び側方から覆う左右一対の側方カバー部55L,55Rと、ヘッドパイプ12の後方でエアクリーナーボックス40及び燃料タンク41を側方から覆う左右一対のタンクカバー部56L,56Rと、タンクカバー部56L,56Rを左右に連結してエアクリーナーボックス40及び燃料タンク41を上方から覆う上面カバー部57とを備える。
前面カバー部54、側方カバー部55L,55R、タンクカバー部56L,56R及び上面カバー部57は、ヘッドパイプ12を周囲から囲うように配置されることでフロントカバー47を構成し、フロントカバー47の中央部には、操舵系29をその内側で回動可能とする空間部58(図4参照)が形成されている。
左右一対のサイドミラー59,59は、側方カバー部55L,55Rの上部の左右端に一体的に設けられている。
前面カバー部54には、ヘッドライト60が設けられる。前面カバー部54の後部には、ウインドスクリーン61が設けられる。
フロントフェンダー62は、フロントフォーク32,32に固定される。サイドスタンド67は、左側のピボットフレーム14Lに取り付けられている。サイドスタンド67で自動二輪車1を駐車状態にすると、自動二輪車1は左側に傾斜した状態となる。
図7は、自動二輪車1の車体前部を示す左側面図、図8は自動二輪車1の車体前部を示す要部正面図である。
図7及び図8に示すように、フロントカバー47、詳しくは、前面カバー部54には、左右一対の収納部401L,401Rが設けられている。収納部401L,401Rは、左右のサイドミラー59,59、左右の側方カバー部55L,55Rに隣接して設けられ、それぞれリッド403L,403Rを備える。図8では左側のリッド403Lが開いた状態を示している。リッド403Lの下方に隣接する側方カバー部55Lと、リッド403Lの後方に隣接するサイドミラー59とで囲まれる部分には、リッド403Lを開けるための側面視三角形状(図7参照)に形成された左側のリッド操作子405が設けられている。同様に、リッド403Rの下方に隣接する側方カバー部55Rと、リッド403Rの後方に隣接するサイドミラー59とで囲まれる部分には、リッド403Rを開けるための側面視三角形状に形成された右側のリッド操作子405が設けられている。
リッド操作子405は、その周囲の面(リッド403L,403R、側方カバー部55L,55R、サイドミラー59,59)と面一に設けられている。リッド操作子405が車幅方向内側に押されると、リッド403L,403Rを閉状態にロックしておくリッドロック機構406L,406Rが作動し、閉状態のロックが解除されて、リッド403L又はリッド403Rが開状態となる。但し、左側の収納部401Lだけには、リッド403Lを開ける際にリッド操作子405の操作と共に所定の操作が必要な防犯機能(詳細については、後述する。)を有している。
左側の収納部401L及び左側のリッドロック機構406Lよりも後方で左側のサイドミラー59の車幅方向内側には、リッドロック機構406Lと、着脱自在とされるメインシート45(図1参照)の固定用のロックを行うシートロック機構(不図示)とにケーブル(不図示)を介して接続されたキーシリンダ407が設けられている。
左側の収納部401Lと右側の収納部401Rとは、上記したリッドロック機構406Lとリッドロック機構406Rとが異なるとともに後述する収納空間の形状が異なり、その他は同様の構造である。
図7において、左側の側方カバー部55Lの後縁部からは、車両の駐車時に前輪2又は後輪3(図1参照)を制動するためのパーキングブレーキレバー408が下方に延びている。パーキングブレーキレバー408は、側方カバー部55L内に一端部が揺動可能に取付けられたアーム部408aと、アーム部408aの他端部に取付けられたグリップ部408bとを備える。グリップ部408bは、上端部に設けられた鍔部408cと、手で握るために鍔部408cから下方に延ばされたストレート部408dとを一体に備える。
側方カバー部55Lの後縁部は、外側面よりも内側に折り曲げられているので、パーキングブレーキレバー408を側方カバー部55Lの後縁部の後方に配置することができ、パーキングブレーキレバー408を車両前方から目立たなくするとともに、車体側方を流れる空気流への影響を抑えることができる。
図9は、収納部401Lのリッド403Lが開いた状態を示す左側面図、図10は、収納部401Lのリッド403Lが開いた状態を示す斜視図である。
図9及び図10に示すように、収納部401Lは、上部が開いた箱状の収納部本体411Lと、収納部本体411Lの車幅方向内側の上側壁部411rにヒンジ412を介して開閉可能に取付けられたリッド403Lとを備える。従って、リッド403Lは、車幅方向外側が開いて側方に開放させる側方開放構造を構成している。また、収納部本体411Lの開口411bは、上方斜め車体側方へ指向しているため、上記の側方開放構造と合わせて、車体側方から収納部401L内へ収納物を容易に出し入れすることができる。
収納部本体411Lには、リッド403Lと共に収納空間を形成する凹部411sが設けられ、凹部411sの開口411bの周縁部411cに、無端状のシール材413が取付けられている。リッド403Lは、その裏面に輪郭が収納部本体411Lの周縁部411cと同一の環状の周壁403aが形成されているため、リッド403Lを閉じたときには周壁403aが収納部本体411L側のシール材413に押し付けられるため、シール材413に周壁403aが密着し、収納部401L内に土埃、雨水等が入り込むのを防止することができる。
凹部411s内は、段状に形成され、凹部411sの前部は深く形成され、凹部411sの後部は、前部より浅くなるように開口411bより低くなった段部411tが形成されている。段部411tには、例えば、ETC車載器415等の電装品が収納され、収納部401Lの前部には、例えば、電装品であるシガーソケット416が設けられている。
シガーソケット416のシガープラグを差し込む部分は、凹部411s内に設けられるため、シガーソケット416に雨水や土埃が入るのを防止することができ、シガーソケット416とシガープラグとの安定な電気的導通を長期に亘って確保することができる。また、シガープラグはシガーソケット416に対して後方から前方に差し込む構造なので、前後に長い凹部411sではシガープラグを差し込みやすくなり、使い勝手を向上させることができる。
右側の収納部401R(図8参照)についても、上記した左側の収納部401Lとほぼ同様の構造を有しているが、段部411tは形成されておらず、収納部本体の凹部の前部及び後部は共に深く形成されて、左側の収納部401Lよりも大きな収納容量を有する。
図11は、収納部本体411L及びヒンジ412を示す斜視図、図12は、収納部本体411Lの要部を示す斜視図である。
収納部本体411Lは、開口411bを囲むように形成された開口周囲部411dと、リッド操作子405を挿入するために開口周囲部411dに設けられた操作子挿入穴411eと、開口周囲部411の下方に形成された下部収納部411fとを備える。
ETC車載器415(図10参照)は、凹部411s内の高い位置である段部411tに配置されるため、ETC車載器415に対してETCカードの抜き差しを容易に行うことができ、使い勝手を向上させることができる。
また、収納部本体411Lにリッド操作子405を挿入する操作子挿入穴411eが設けられているので、リッド操作子405を予め収納部本体411Lに小組みした状態で、製造ラインにおいて収納部本体411Lを車体側に組付けることができ、生産性を向上させることができる。
下部収納部411fの上部には、車体前方に膨出する上部膨出壁411hが形成され、上部膨出壁411hに前後に長いシガーソケット416が取付けられている。なお、符号421はシガーソケット416に接続された配線、422は配線421の先端部に取付けられたコネクタである。コネクタ422は、上部膨出壁411hの下部に一体に形成されたコネクタ取付け部411qにビス423で取付けられている。このように、収納部本体411Lにコネクタ422を取付けるコネクタ取付け部411qを設けることで、特別にコネクタ422用の取付け部を設けるのに比べて部品点数を減らすことができ、コストを抑えることができる。
ヒンジ412は、前後一対の本体側ヒンジ部411g,411g、ヒンジ軸418、リッド側ヒンジ部403b(図9参照)とから構成されている。本体側ヒンジ部411g,411gは、開口周囲部411dの車幅方向内側の上側壁部411rに前後に離間して一体に形成されている。ヒンジ軸418は、本体側ヒンジ部411g,411g間に回転可能に渡されている。リッド側ヒンジ部403bは、ヒンジ軸418に取付けられるとともにリッド403L(図9参照)に一体に形成されている。ヒンジ軸418には、両端部にねじりコイルばね424が巻かれ、ねじりコイルばね424によって、収納部本体411Lに対してリッド403Lが開く方向に付勢される。
図13は、自動二輪車1の車体前部を示す要部平面図、図14は、自動二輪車1の車体前部を示す要部斜視図である。
図13及び図14に示すように、タンクカバー部56L,56Rは、それぞれの前部に、サイドミラー59に隣接するアウターカバー56a,56aと、アウターカバー56a,56aの内側に一体に形成されたインナーカバー56b,56jとを備える。アウターカバー56a,56aとインナーカバー56b,56jとの境界である稜線56cは、車幅方向外側に凸となる略円弧状に形成されている。
左側のインナーカバー56bには、凹部56dが形成され、凹部56dの底に略台形状の開口56fが開けられている。開口56f内には、キーシリンダ407のキー挿入穴407aと、キーシリンダ407の周囲の部分と、後で詳述する化粧板431の一部とが露出している。
インナーカバー56bは、稜線56cから下るように形成された第1傾斜面56gと、第1傾斜面56gの縁部から第1傾斜面56gよりも急な角度で下るように形成された第2傾斜面56hとを備える。第1傾斜面56gには凹部56dが形成され、第2傾斜面56hは鉛直に近い傾斜角度に形成されている。このように第2傾斜面56hを設けることで、第1傾斜面56gの下方に配置されたキーシリンダ407を、インナーカバー56bとヘッドパイプ12との間の隙間から露出しないようにすることができ、キーシリンダ407へのいたずらを防止することができる。
キーシリンダ407は、操舵系29を構成するトップブリッジ30と車体前後方向で同じ位置に配置されている。即ち、ヘッドパイプ12内に回転可能に支持されたステアリングシャフト425の上端部と前後方向で同じ位置に配置されている。
ハンドルバー33は、詳しくは、トップブリッジ30に取付けられた左右一対のハンドルホルダー426,426で支持されている。
図15は、車体前部からタンクカバー部56L,56R(図13参照)を外した状態を示す要部平面図である。
左側のタンクカバー部56Lの下方には、化粧板431に覆われたキーシリンダ407が配置されている。化粧板431は、上部に円形の開口431aが開けられ、開口431aからキーシリンダ407のキー挿入穴407aと、キー挿入穴407aの周囲の部分とが露出している。開口431aは、インナーカバー56b(図13参照)に開けられた開口56f(図13参照)よりも小さく形成されている。
このように、キーシリンダ407の上方を開口431aの開けられた化粧板431で覆い、更に、図13に示したように、化粧板431の上方を、開口431aより大きい開口56fが開けられたインナーカバー56bで覆っている。これにより、化粧板431の開口431aとインナーカバー56bの開口56fとの位置関係の組付上のばらつきがあっても、化粧板431の開口431aとインナーカバー56bの開口56fとの位置関係の誤差を目立たなくすることができる。従って、キー挿入穴407aと化粧板431の開口431aと位置関係を保ちながら外観性を良好とすることができる。
キーシリンダ407は、車体フレームFの前部に取付けられたフロントサブフレーム433で支持されている。キーシリンダ407からは2本のケーブル、即ち車体前側に延びる第1ケーブル435と、車体後側に延びる第2ケーブル436とのそれぞれの一端が接続されている。
図16は、キーシリンダ407及びその周囲を示す斜視図である。
フロントサブフレーム433は、鋼板を折り曲げることにより形成されたキーシリンダ保持部438を備え、キーシリンダ保持部438の内側にキーシリンダ407が配置されている。キーシリンダ保持部438は、上壁438a、前壁438b、後壁438c及び内側壁438dを一体に備える。上壁438aにはキーシリンダ407の上部が取付けられている。前壁438b、後壁438c及び内側壁438dは、キーシリンダ407をそれぞれ前方、後方及び内側方から覆っている。
第1ケーブル435は、外側部分を構成するアウターケーブル435aと、アウターケーブル435a内に移動可能に挿入されたインナーワイヤ435bとから構成されている。アウターケーブル435aは、その先端部が、後壁438cの車幅方向外側の縁部に取付けられている。インナーワイヤ435bは、その先端部が、キーシリンダ407の外周部407bから突出する第1アーム部407cに連結されている。第1ケーブル435の他端部は、左側のリッドロック機構406L(図7参照)に接続されている。
同様に、第2ケーブル436は、外側部分を構成するアウターケーブル436aと、アウターケーブル436a内に移動可能に挿入されたインナーワイヤ436bとから構成されている。アウターケーブル436aは、その先端部が、後壁438cの車幅方向内側の下縁部に取付けられている。インナーワイヤ436bは、その先端部が、キーシリンダ407の外周部407bから突出する第2アーム部407dに連結されている。第2ケーブル436の他端部は、図6において、車体フレームFを構成する下部クロスフレーム24の上部に取付けられたシートロック機構437に接続されている。
キーシリンダ407は、外筒441と、外筒441内に回転可能に挿入された内筒(不図示)と、外筒441、内筒間に渡された複数のタンブラー(不図示)とから主に構成されている。内筒の上端部にはキー挿入穴407a(図15参照)が設けられている。
キーシリンダ407の内筒にキーが挿入されないときには、外筒441と内筒との間にタンブラーが跨って配置された状態となり、内筒は外筒441に対して回動不能になっている。内筒にキーが挿入されると、キーに設けられた溝又は山に対応する各タンブラーが外筒441、内筒間を移動し、タンブラーの全てが外筒441側又は内筒側に位置するため、内筒は外筒441内を左又は右に回動可能となる。
上記した第1アーム部407c及び第2アーム部407dは、内筒に一体的に取付けられているため、内筒と共に回動可能である。キーシリンダ407にキー挿入穴407aからキーを挿入して、例えば、右回転させたときには第1アーム部407cが右回りに回動し、左回転させたときには第2アーム部407dが左回りに回動する。第1アーム部407cが右回りに回動すれば、第1ケーブル435のインナーワイヤ435bが引かれ、第2アーム部407dが左回りに回動すれば、第2ケーブル436のインナーワイヤ436bが引かれる。
化粧板431は、内側部431b、上帯状部431c、下覆い部431d、下方延出部431e、下ガイド部431fを一体に備える。
内側部431bは、キーシリンダ保持部438の内側壁438dにボルト443で略車幅方向に締結されている。上帯状部431cは、内側部431bの上縁から車幅方向外側に延びるとともに屈曲しつつ前後方向に延びている。下覆い部431dは、内側部431bの下縁から車幅方向外側へ延びてキーシリンダ407の下方を覆っている。下方延出部431eは、下覆い部431dの側縁から下方に延びている。下ガイド部431fは、下方延出部431eの下縁から車幅方向外側に延びる後ろ上がりに形成された部分であり、第1ケーブル435がキーシリンダ407側から後方に延びる状態から更に下方及び前方にUターンするようにガイドしている。
上帯状部431cは、上段部431g、下段部431h、上ガイド部431jから構成されている。上段部431gは、丸い開口431aが開けられている。下段部431hは、キーシリンダ保持部438の後壁438cから後方に延びる後方延出部438eにボルト444で略上下方向に締結される。上ガイド部431jは、後ろ下がりに形成された部分であり、キーシリンダ407側から延びる第2ケーブル436を後方斜め下方に延びるように上からガイドしている。
下覆い部431dは、キーシリンダ407と、第1ケーブル435及び第2ケーブル436の各先端部を下方から覆っている。下方延出部431eは、その外側面に第2ケーブル436を上方から位置決めする突起431k,431mを一体に備える。これにより、第2ケーブル436は、突起431k,431mと下ガイド部431fとに上下に挟まれて位置決めされる。
上記した内側部431bは、内側壁438dに略車幅方向に締結され、下段部431hは、後方延出部438eに略上下方向に締結されるため、化粧板431における車幅方向、前後方向及び上下方向の取付精度をより高めることができる。この結果、図15に示したように、キーシリンダ407のキー挿入穴407aに対する化粧板431の開口431aの位置精度を高めることができ、外観性を向上させることができる。
図17は、キーシリンダ407とリッドロック機構406Lとの接続部を示す斜視図である。
車体前部左側の収納部401Lに設けられたリッドロック機構406Lとキーシリンダ407とは第1ケーブル435によって接続されている。リッドロック機構406Lは、収納部401Lの後部下部に設けられるとともに、リッド操作子405の車幅方向内側に配置されている。キーシリンダ407は、収納部401Lよりも車体後方で車幅方向内側に配置されている。従って、第1ケーブル435は、キーシリンダ407から一端車体後方に延びた後に車体前方にUターンし、更に車幅方向外側へ延び、屈曲して車体前方に延びてリッドロック機構406Lに接続されている。第1ケーブル435の中間部には、フロントサブフレーム433に設けられた針金状のフック446で支持されて出来た屈曲部435cが形成されている。
リッドロック機構406Lは、リッド403Lを閉状態にロックしておくのに加えて、リッド403Lを開状態にする際、所定の操作を行わずに収納部401L側のリッド操作子405を操作したときにリッド403Lを閉状態に維持する機能を有する。
上記した所定の操作とは、キーシリンダ407にキーを挿入して右回転させることである。即ち、キーシリンダ407にキーを挿入し、キーを右回転させると、図16に示した第1ケーブル435のインナーワイヤ435bが引かれ、この状態で図9に示したリッド操作子405を押すことにより、リッドロック機構406Lが解除され、リッド403Lを開けることができる。このリッドロック機構406Lの詳細構造及び作用については図20及び図21にて説明する。
このような所定の操作は、左側の収納部401Lにのみに必要となる。即ち、図8において、右側の収納部401Rに設けられるリッドロック機構406Rは、単にリッド403Rを閉状態にロックする又はロックを解除する機能のみを有する。即ち、右側のリッドロック機構406Rは、キーシリンダ407に連結されていない。従って、右側のリッド操作子406を押せば、常にリッドロック機構406Rのロックが解除され、リッド403Rが開状態となる。
ここで、リッド403L,403R(リッド403Rについては図8参照)は、ヒンジ412に設けられたねじりコイルばね424によって開放状態となるように付勢されているため、リッド操作子405が操作され、リッドロック機構406L,406R(リッドロック機構406Rについては図8参照)が解除されることで、リッド403L,403Rが自ら開放状態となるように動き、回動操作が省かれ、利便性が向上する。特に、上記の如く左側の収納部401Lを開ける場合には、キーシリンダ407の操作がリッド操作子405の操作に加えて必要となるため、利便性の効果が大きい。
また、図16において、キーシリンダ407にキーを挿入し、キーを左回転させると、第2ケーブル436のインナーワイヤ436bが引かれ、図6に示したシートロック機構437のロックが解除されるため、メインシート45(図10参照)を取外すことができる。
図18は、車体フレームFの前部とフロントサブフレーム433とを示す平面図、図19は、車体前部に設けられたフロントサブフレーム433を示す側面図である。
図18及び図19に示すように、フロントサブフレーム433は、左右一対の第1前後延出フレーム453L,453R、前部クロスフレーム454、左右一対の第2前後延出フレーム456L,456R、左右一対のサイド連結フレーム457L,457R、サイド傾斜フレーム458L,458R、連結クロスフレーム461、センターブラケット462を備える。なお、符号463は車幅方向中央を前後方向に延びる車体中心線である。
第1前後延出フレーム453L,453Rは、それぞれの後端部453aがガセットフレーム17L,17Rに設けられたブラケット17a,17aにボルト467で取付けられている。後端部453aは、パイプが平板状に圧縮されて形成された部分であり、ブラケット17aへの取付けに適するように形状されている。前部クロスフレーム454は、車幅方向に直線状に延びる直線部454aと、直線部454aの両端から下方に折り曲げられて形成された左右一対の上下延出部454b,454cとが一体成形され、直線部454aが左右の第1前後延出フレーム453L,453Rの前端に取付けられている。
第2前後延出フレーム456L,456Rは、第1前後延出フレーム453L,453Rの後部と前部クロスフレーム454との間に前後に延びるように且つ上方に凸に湾曲するように渡されている。サイド連結フレーム457L,457Rは、第1前後延出フレーム453L、第2前後延出フレーム456L間、及び第1前後延出フレーム453R、第2前後延出フレーム456R間にそれぞれ上下に延びるように且つ車幅方向外側へ凸に湾曲するように渡されている。
サイド傾斜フレーム458L,458Rは、第2前後延出フレーム456L、サイド連結フレーム457L間、及び第2前後延出フレーム456R、サイド連結フレーム457R間にそれぞれほぼ水平に且つ直線状に延びるように渡されている。連結クロスフレーム461は、左右の第2前後延出フレーム456L,456R間に車幅方向に沿って直線状に延びるように渡されている。センターブラケット462は、連結クロスフレーム461の中央部から後方斜め下方に延びて先端部がヘッドパイプ12の前面に設けられたブラケット12aにボルト464及びナット465で取付けられている。
キーシリンダ407を保持するキーシリンダ保持部438は、左側の第2前後延出フレーム456Lの後部上部に取付けられている。詳しくは、キーシリンダ保持部438は、図18に示す平面視では第1前後延出フレーム453Lと第2前後延出フレーム456Lとが重なる位置に配置されている。また、キーシリンダ保持部438は、前後方向ではヘッドパイプ12の上部と同位置に配置されている。更に、図19に示す側面視では、キーシリンダ保持部438は、操舵系29を構成するトップブリッジ30及びハンドルホルダー426と重なっている。また、左側のリッドロック機構406Lは、側面視でキーシリンダ407の前方斜め下方に配置されている。
キーシリンダ保持部438の上壁438aの上面は、車幅方向内方斜め上方を指向している。従って、キーシリンダ407のキー挿入穴407aも車幅方向内方斜め上方を指向しているので、例えば、運転者が降車して車体の左側に立った状態でもキー挿入穴407aにキーを挿入することが可能になり、例えば、一方の手でキーを回してシートロック機構437(図6参照)のロックを解除し、他方の手でメインシート45(図4参照)を持ち上げることができる。
図20は、リッドロック機構406Lを示す説明図であり、図20(A)はリッドロック機構406Lを前方から見た断面図、図20(B)はリッドロック機構406Lを上方から見た断面図である。
図20(A)に示すように、リッド403Lは、下面に鉤形のリッド係合部403cが設けられた内板403eと、内板403eに外部に露出するように取付けられた外板(不図示)とから構成されている。
リッドロック機構406Lは、リッド403Lを閉状態にロックするのに加えて、そのロックを解除するロック機構406Aと、ロック機構406Aによるリッド403Lのロック解除を阻止する、又はロック解除を許容するロック解除阻止機構406B(図20(B)参照)とを備える。
ロック機構406Aは、操作子挿入穴411eと、リッド操作子405と、操作子延長部405cと、フック部405dとを備える。
操作子延長部405cは、リッド操作子405に一体に形成された部分であり、先端部に、リッド403Lのリッド係合部403cに係合するフック部405dが一体に形成されている。なお、符号411jは収納部本体411Lの開口周囲部411dに形成された開口部であり、リッド係合部403cが挿入される部分である。
図20(B)に示すように、リッド操作子405は、指で押される外端面405aと、外端面405aに対向する奥側の内端面405bと、外端面405a、内端面405b間の側面405eに形成された操作子凸部405f及び操作子凹部405gとを備える。
内端面405bは、端部凹部405hが形成され、端部凹部405hと収納部本体411Lの内面411uとの間に、ロック機構406Aの一部を構成する圧縮コイルばね472が配置されている。操作子凸部405fは、リッド操作子405が操作子挿入穴411eから抜けるのを防止する部分であり、収納部本体411Lの内側に圧縮コイルばね472によって押付けられている。操作子凹部405gは、後で詳述するロック解除阻止機構406Bの一部が係合する部分である。
操作子延長部405cは、リッド操作子405の内端部側から一体に前方に直線状に延びる部分であり、操作子延長部405cの前端部にフック部405dが一体に設けられている。
ロック解除阻止機構406Bは、突出壁411n、ピン挿入穴411p、ロック解除阻止ピン475、リング部材476、圧縮コイルばね477、リッド操作子405の操作子凹部405gで構成されている。
ピン挿入穴411pは、収納部本体411Lに設けられた突出壁411nに前後方向に延びるように開けられている。リング部材476は、ピン挿入穴411pの後端部に固定されている。ロック解除阻止ピン475は、ピン挿入穴411pに移動可能に挿入され、ロック解除阻止ピン475とリング部材476のそれぞれの間に設けられた圧縮コイルばね477によってリッド操作子405の操作子凹部405g内に付勢されつつ挿入されている。ロック解除阻止ピン475の後端には、第1ケーブル435のインナーワイヤ435bが接続されている。なお、符号478はフロントサブフレーム433(図19参照)に設けられたケーブル端支持部であり、第1ケーブル435のアウターケーブル435aが支持されている。
ロック解除阻止機構406Bの上記構成により、図20(B)の状態では、ロック解除阻止ピン475が、リッド操作子405の操作子凹部405g内に挿入されているため、リッド操作子405を操作することができず、リッド403Lを開けることができない。
図21は、リッドロック機構406Lの作用を示す作用図であり、図21(A)はロック解除阻止機構406Bを作動させた状態を示す作用図、図21(B)はリッド操作子405を操作した状態を示す作用図、図21(C)はロック機構406Aの作動を示す作用図である。
図21(A)に示すように、キーシリンダ407(図17参照)にキーを挿入して右回転させる。この結果、キーシリンダ407に接続された第1ケーブル435のインナーワイヤ435bが矢印Gで示すように引かれ、これに伴って、ロック解除阻止ピン475が、圧縮コイルばね477の弾性力に抗して矢印Hで示すように後退し、ロック解除阻止ピン475の先端部475aが、リッド操作子405に形成された操作子凹部405gから外れる。
次に、図21(B)に示すように、リッド操作子405の外端面405aを押し、白抜き矢印で示すように、リッド操作子405を圧縮コイルばね472の弾性力に抗して車幅方向内側へ移動させる。この結果、リッド操作子405と共に操作子延長部405c及びフック部405dが、矢印Jで示すように、車幅方向内側へ移動する。
この結果、図21(C)に示すように、フック部405dが車幅方向内側へ移動することで、フック部405dが、リッド403Lのリッド係合部403cから外れ、リッド係合部403cは、ヒンジ412(図11参照)に設けられたねじりコイルばね424(図11参照)の弾性力によって、矢印Kで示すように移動する。即ち、リッド403Lが開く。
図21(A)において、キーシリンダ側の操作を行わない、即ち第1ケーブル435のインナーワイヤ435bを引かなければ、図20(A)の状態が維持され、リッド操作子405を押せないので、リッド403Lを開けることはできない。
以上の図1、図8、図9及び図13に示したように、車体フレームFと、この車体フレームFの前端に回転可能に支持されて前輪2を操舵可能とするステアリングシャフト425と、このステアリングシャフト425の周囲に配置されて車体前部を覆うフロントカバーとしてのフロントカバー47と、このフロントカバー47に設けられる収納部401L,401Rと、を備える鞍乗り型車両としての自動二輪車1の車体収納構造において、収納部401L,401Rは、フロントカバー47の左右方向の一方又は両方に偏移して設けられた開口411bと、この開口411bから下方に向けて凹むことで収納空間を形成する凹部411sと、開口411bを開閉可能に覆うリッド403L,403Rと、で構成され、リッド403L,403Rは、凹部411sを形成する車幅方向内側部としての上側壁部411rにヒンジ412を介して開閉可能に取付けられる。
上記構成によれば、リッド403L,403Rの車幅方向外側の端部を上下に大きく開くことができ、車体側方から収納部401L,401Rに対する収納物の出し入れを容易に行うことができる。
また、フロントカバー47の側部に操作子としてのリッド操作子405が設けられ、このリッド操作子405を操作することでリッド403L,403Rがフロントカバー47側に係止された係止状態から開放状態へと変化するので、フロントカバー47の側部にリッド操作子405が設けられているため、車体側方から収納物を出し入れする際にリッド操作子405を容易に操作することができる。従って、収納部401L,401Rの使い勝手を向上させることができる。
また、図8、図9及び図10に示したように、開口411bは略長方形であって、長手方向を略車両前後方向にフロントカバー47(図7参照)に沿わせて配置するとともに、リッド403L,403Rは、開放状態となるように付勢されているので、開口411bが略車両前後方向に長い略長方形であることから、側方に立って荷物の出し入れが容易となる。また、リッド403L,403Rが開放状態となるように付勢されていることから、利便性が向上する。
また、図7及び図8に示したように、リッド403L,403Rの後部にサイドミラー59、下部にフロントサイドカバーとしての側方カバー部55L,55Rが配置され、リッド403L,403Rが閉状態、即ち係止状態では、側面視において、リッド操作子405は、リッド403L,403Rとサイドミラー59と側方カバー部55L,55Rとに囲まれた部分に設けられるので、複数の部品が集まり、寸法誤差が生じる可能性が高い部分にリッド操作子405を配置したことで、外観性を確保しながら寸法誤差を吸収することができる。また、各部品の寸法誤差が吸収できるので、組付け性を向上させることができる。
また、図8、図17及び図20(A)に示したように、リッド操作子405とは別に、リッド403L,403Rの開放を妨げる動作阻止部材としてのロック解除阻止ピン475が設けられ、ロック解除阻止ピン475は、キーシリンダ407から第1ケーブル435を介して接続され、キーシリンダ407による所定の操作があった時にのみロック解除阻止ピン475による阻止が解除されるので、ロック解除阻止ピン475を設けた場合に、意志を持った場合でなければリッド403Lを開けることができないため、リッド403Lが意志に反して開くのを防止することができる。従って、いたずらを防止することができる。
また、図7及び図19に示したように、キーシリンダ407は、側面視でステアリングシャフト425と重なる位置で、リッド操作子405側の車体カバーC内に配置されるので、キーシリンダ407とリッド操作子405とが共に車体前部に配置され、キーシリンダ407とリッド操作子405とをより近く配置することができるため、キーシリンダ407、リッド操作子405間に設けられる第1ケーブル435の長さを抑えることができる。従って、軽量化を図りつつコストを抑えることができる。
また、図1、図10、図17及び図20(A)に示したように、車体の左側にサイドスタンド67が設けられ、キーシリンダ407、ロック解除阻止ピン475及び第1ケーブル435は、車体中心よりも左側に配置され、左側のリッド操作子405のみ、リッド403Lの係止状態の解除がロック解除阻止ピン475によって妨げられ、左側の収納部401Lに電装品としてのETC車載器415、シガーソケット416が配置されるので、左側のリッド操作子405のみリッド403Lの係止状態の解除が妨げられることで、サイドスタンド67を使って車両を道路の左側に停車させた場合に、左側の収納部401Lのリッド403Lが容易に開けられないので、収納されたETC車載器415、シガーソケット416に対するいたずらを防止することができる。
また、図12に示したように、電装品は、シガーソケット416であり、収納部401L、詳しくは、収納部本体411Lの前壁としての上部膨出壁411hに取付けられているので、シガーソケット416のほとんどが収納部本体411Lの外側に配置されることも影響して、収納部401L内の前部及び後部のスペースを有効利用できるとともに、シガーソケット416にシガープラグを収納部401L内の後方から前方へ差し込むことができるため、シガーソケット416の使い勝手を向上させることができる。
また、図10に示したように、電装品は、ETC車載器415であり、収納部401Lの後部に設けられているので、収納部401L内のスペースを有効利用できるとともにETC車載器415の使い勝手を向上させることができる。
また、図10及び図11に示したように、側面視で、収納部401Lは、車体前方に向けて下りる段状に形成され、ETC車載器415は、段を形成する段部411tの上部に配置されているので、ETC車載器415と他の収納物とを分けて収納することが可能になり、収納部401L内のスペースを有効利用できるとともにETC車載器415の使い勝手を向上させることができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
例えば、上記実施形態において、図17に示したように、キーシリンダ407に第1ケーブル435を介して左側のリッドロック機構406Lのみを連結したが、これに限らず、キーシリンダ407にケーブルを介して右側のリッドロック機構406R(図8参照)をも連結することで、図8及び図17において、キーシリンダ407に挿入したキーを回しながら、左右のリッド操作子405,405のいずれかを操作したときに左右のリッド403L,403Rのいずれかを開けるようにしても良い。
本発明は、自動二輪車1に適用する場合に限らず、自動二輪車以外も含む鞍乗り型車両にも適用可能である。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
2 前輪
47 フロントカバー
55L,55R 側方カバー部(フロントサイドカバー)
59 サイドミラー
67 サイドスタンド
401L,401R 収納部
405 リッド操作子(操作子)
407 キーシリンダ
411h 上部膨出壁(前壁)
411r 上側壁部(車幅方向内側部)
411s 凹部
411t 段部
412 ヒンジ
415 ETC車載器(電装品)
416 シガーソケット(電装品)
425 ステアリングシャフト
435 第1ケーブル(ケーブル)
475 ロック解除阻止ピン(動作阻止部材)
F 車体フレーム

Claims (8)

  1. 車体フレーム(F)と、この車体フレーム(F)の前端に回転可能に支持されて前輪(2)を操舵可能とするステアリングシャフト(425)と、このステアリングシャフト(425)の周囲に配置されて車体前部を覆うフロントカバー(47)と、このフロントカバー(47)の前面に設けられる収納部(401L,401R)と、を備える鞍乗り型車両の収納構造において、
    前記収納部(401L,401R)は、前記フロントカバー(47)の左右方向の一方又は両方に偏移して設けられた開口(411b)と、当該開口(411b)から下方に向けて凹むことで収納空間を形成する凹部(411s)と、前記開口(411b)を開閉可能に覆うリッド(403L,403R)と、で構成され、
    前記リッド(403L,403R)は、前記凹部(411s)を形成する車幅方向内側部(411r)にヒンジ(412)を介して開閉可能に取付けられ
    前記リッド(403L,403R)の後部にサイドミラー(59)、下部にフロントサイドカバー(55L,55R)が配置され、前記フロントカバー(47)の側部に操作子(405)が設けられ、
    前記リッド(403L,403R)が係止状態では、側面視において、前記操作子(405)は、前記リッド(403L,403R)と前記サイドミラー(59)と前記フロントサイドカバー(55L,55R)とに囲まれた部分に設けられ、
    前記操作子(405)を操作することで前記リッド(403L,403R)が前記フロントカバー(47)側に係止された係止状態から開放状態へと変化することを特徴とする鞍乗り型車両の収納構造。
  2. 前記開口(411b)は略長方形であって、長手方向を略車両前後方向に前記フロントカバー(47)に沿わせて配置するとともに、前記リッド(403L,403R)は、開放状態となるように付勢されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の収納構造。
  3. 前記操作子(405)とは別に、前記リッド(403L,403R)の開放を妨げる動作阻止部材(475)が設けられ、
    前記動作阻止部材(475)は、キーシリンダ(407)からケーブル(435)を介して接続され、
    前記キーシリンダ(407)による所定の操作があった時にのみ前記動作阻止部材(475)による阻止が解除されることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両の収納構造。
  4. 前記キーシリンダ(407)は、側面視で前記ステアリングシャフト(425)と重なる位置で、前記操作子(405)側の車体カバー(F)内に配置されることを特徴とする請求項に記載の鞍乗り型車両の収納構造。
  5. 車体の左側にサイドスタンド(67)が設けられ、
    前記キーシリンダ(407)、前記動作阻止部材(475)及び前記ケーブル(435)は、車体中心よりも左側に配置され、
    左側の前記操作子(405)のみ、前記リッドの係止状態の解除が前記動作阻止部材(475)によって妨げられ、
    左側の前記収納部(401L)に電装品(415,416)が配置されることを特徴とする請求項又はに記載の鞍乗り型車両の収納構造。
  6. 前記電装品は、シガーソケット(416)であり、前記収納部(401L)の前壁(411h)に取付けられていることを特徴とする請求項に記載の鞍乗り型車両の収納構造。
  7. 前記電装品は、ETC車載器(415)であり、前記収納部(401L)の後部に設けられていることを特徴とする請求項又はに記載の鞍乗り型車両の収納構造。
  8. 側面視で、前記収納部(401L)は、車体前方に向けて下りる段状に形成され、前記ETC車載器(415)は、前記段を形成する段部(411t)の上部に配置されていることを特徴とする請求項に記載の鞍乗り型車両の収納構造。
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