JP5907779B2 - 車両の収納ボックス構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の収納ボックス構造に関する。
筐体に引き出し可能な収容体を設けるとともに、この収容体の内部に携帯情報端末に接続可能なコネクタを設け、収容部の内部に携帯情報端末を収納した際に、コネクタと携帯情報端末とを接続することができる車載用オーディオ機器が特許文献1に開示されている。
特開2008−24259号公報
ところで、近時では、携帯情報端末は表示部に各種情報を表示することができ、上記のような車載用オーディオ機器に収納された場合にあっても、適宜、携帯情報端末の表示部を確認できるようにすることが望まれるものと考えられる。
しかしながら、上記特許文献1の車載用オーディオ機器では、収容体の底部に携帯情報端末が載置されて収納されるものであり、収容体を引き出したとしても携帯情報端末は見難い状態であり、携帯情報端末の視認性についての配慮はない。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、車両に設置される収納ボックスに携帯情報端末を収納した場合において、該携帯情報端末の視認性を良好に確保できる車両の収納ボックス構造を提供することを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載の発明は、物品を内部に受け入れる開口(36)を有する収納ボックス本体(37)と、前記開口(36)を開閉可能に覆う蓋体(38)と、を備える収納ボックス(35)が車両に設置され、前記蓋体(38)が前記収納ボックス本体(37)又は前記車両側に回動可能に支持される車両の収納ボックス構造であって、前記蓋体(38)の内面に携帯情報端末(P)を着脱可能に支持するブラケット部(45)が設けられ、前記収納ボックス本体(37)は、前記ブラケット部(45)に前記携帯情報端末(P)が支持されて前記蓋体(38)が閉じられた際に、前記ブラケット部(45)に支持された状態の前記携帯情報端末(P)が収納されるようになっており、前記収納ボックス本体(37)又は前記蓋体(38)には、前記ブラケット部(45)に前記携帯情報端末(P)が支持された状態の該携帯情報端末(P)と、外部装置と、を有線又は無線で接続するコネクタ(50)が設けられており、前記収納ボックス本体(37)は、車体カバー(34)に覆われ、前記収納ボックス(35)及び前記車体カバー(34)にはそれぞれ、前記ブラケット部(45)に前記携帯情報端末(P)が支持され前記蓋体(38)が閉じられた際に前記収納ボックス(35)内に位置する前記携帯情報端末(P)を、外側から視認可能とする窓部(37W,34W)が形成されていることを特徴とする車両の収納ボックス構造を提供する。
請求項に記載の発明は、物品を内部に受け入れる開口(36)を有する収納ボックス本体(37)と、前記開口(36)を開閉可能に覆う蓋体(38)と、を備える収納ボックス(35)が車両に設置され、前記蓋体(38)が前記収納ボックス本体(37)又は前記車両側に回動可能に支持される車両の収納ボックス構造であって、前記蓋体(38)の内面に携帯情報端末(P)を着脱可能に支持するブラケット部(45)が設けられ、前記収納ボックス本体(37)は、前記ブラケット部(45)に前記携帯情報端末(P)が支持されて前記蓋体(38)が閉じられた際に、前記ブラケット部(45)に支持された状態の前記携帯情報端末(P)が収納されるようになっており、前記収納ボックス本体(37)又は前記蓋体(38)には、前記ブラケット部(45)に前記携帯情報端末(P)が支持された状態の該携帯情報端末(P)と、外部装置と、を有線又は無線で接続するコネクタ(50)が設けられており、前記車両は、着座した運転者が足を載せる低床のフロア(20)と、該フロア(20)に載せた運転者の足を前方から覆う、車体カバーであるレッグシールド部(22,23,24,34)と、を有する低床式鞍乗型車両であり、前記収納ボックス本体(37)は、前記レッグシールド部(22,23,24,34)に覆われ、前記収納ボックス本体(37)及び前記レッグシールド部(22,23,24,34)にはそれぞれ、前記ブラケット部(45)に前記携帯情報端末(P)が支持され前記蓋体(38)が閉じられた際に前記収納ボックス本体(37)内に位置する前記携帯情報端末(P)を、外側から視認可能とする窓部(37W,34W)が形成され、前記レッグシールド部(22,23,24,34)の窓部(34W)は、該レッグシールド(22,23,24,34)の上端部に形成されていることを特徴とする車両の収納ボックス構造を提供する。
請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の車両の収納ボックス構造において、前記収納ボックス本体(37)が、その開口(36)を運転者側である後方に向けて配置され、前記蓋体(38)が、前記開口(36)の下方に回動可能に支持されて、運転者側に向けて開けられるようにし、前記ブラケット部(45)に前記携帯情報端末(P)が支持され前記蓋体(38)が閉じられた際の該携帯情報端末(P)の画面が、前記蓋体(38)が開けられた際の、該携帯情報端末(P)の画面よりも水平方向に沿うように、前記蓋体(38)が、前記携帯情報端末(P)を支持する構成とされていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両の収納ボックス構造において、前記車体カバー(34)の上方に、インストルメントパネル(33)が配置され、前記蓋体(38)は、閉じられた際に、前記ブラケット部(45)に支持された前記携帯情報端末(P)の画面が運転者側に向けて後上方に向くように、その内面に、前記ブラケット部(45)を設け、前記携帯情報端末(P)が前記ブラケット部(45)に支持され、前記蓋体(38)が閉じられた場合において、運転者が前記インストルメントパネル(33)の上端を見た場合の視線(V1)と、運転者が前記インストルメントパネル(33)の下端を見た場合の視線(V2)と、がなす角度を、第1視野角(θ1)とし、運転者が前記インストルメントパネル(33)の下端を見た場合の視線(V2)と、運転者が前記携帯情報端末(P)の上端を見た場合の視線(V3)と、がなす角度を、第2視野角(θ2)とし、運転者が前記携帯情報端末(P)の上端を見た場合の視線(V3)と、運転者が前記携帯情報端末(P)の下端を見た場合の視線(V4)と、がなす角度を、第3視野角(θ3)とした場合に、前記第1視野角(θ1)+前記第2視野角(θ2)+前記第3視野角(θ3)<90度、の関係が成立し、前記インストルメントパネル(33)の表示部面方向おいて前上方に延びる直線(Li)と、運転者が前記インストルメントパネル(33)の上端を見た場合の前記視線(V1)と、がなす角度を、第1アイポイント角(θα)とし、前記携帯情報端末(P)の面方向において前上方に延びる直線(Lp)と、運転者が前記携帯情報端末(P)の上端を見た場合の前記視線(V3)と、がなす角度を、第2アイポイント角(θβ)とした場合に、90度≦前記第1アイポイント角(θα)≦180度、90度≦前記第2アイポイント角(θβ)≦180度、の関係が成立するように構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両の収納ボックス構造において、前記車体カバー(34)の上方に、インストルメントパネル(33)が配置され、前記蓋体(38)は、閉じられた際に、前記ブラケット部(45)に支持された前記携帯情報端末(P)の画面が運転者側に向けて後上方に向くように、その内面に、前記ブラケット部(45)を設け、該ブラケット部(45)に前記携帯情報端末(P)を支持し、前記蓋体(38)が閉じられた状態で、前記携帯情報端末(P)は、前記インストルメントパネル(33)よりも後方に位置し、前記携帯情報端末(P)が前記ブラケット部(50)に支持され、前記蓋体(38)が閉じられた場合において、運転者が地面と平行な水平方向に沿って前方を見た水平視線(H)と、前記インストルメントパネル(33)の表示部面方向おいて前上方に延びる直線(Li)と、がなす角度を、パネル傾斜角(θα’)とし、運転者が地面と平行な水平方向に沿って前方を見た水平視線(H)と、前記携帯情報端末(P)の面方向において前上方に延びる直線(Lp)と、がなす角度を、端末傾斜角(θβ’)とした場合に、前記パネル傾斜角(θα’)>前記端末傾斜角(θβ’)の、関係が成立するように構成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両の収納ボックス構造において、前記収納ボックス本体(37)は、前記ブラケット部(45)に前記携帯情報端末(P)が支持されて前記蓋体(38)が閉じられた際に、前記ブラケット部(45)の下方に物品の収納空間(S)を有することを特徴とする
請求項1に記載の発明によれば、収納ボックス本体又は車体側に回動可能に支持された蓋体に携帯情報端末を支持して、収納ボックス本体に収納し、蓋体が閉じられた収納状態でも、窓部を通し携帯情報端末を視認できるため、携帯情報端末の視認性を良好に確保できる。また、蓋体に携帯情報端末を支持しながら、コネクタによって携帯情報端末と外部装置とを接続できるため、利便性を向上させることができる。
請求項に記載の発明によれば、蓋体が閉じられた収納状態でも、窓部を通し携帯情報端末を視認できるため、雨等から防ぎながら携帯情報端末を確認することができ、利便性を向上させることができる。そして、レッグシールド部の上端部に窓部を設けることで、携帯情報端末を視認し易くすることができる。
請求項に記載の発明によれば、蓋体を開いた際に、携帯情報端末を着脱し易くすることができ、また、閉じた際に、窓部から携帯情報端末を視認し易くすることができる。
請求項に記載の発明によれば、第1視野角(θ1)+第2視野角(θ2)+第3視野角(θ3)<90度、の関係が成立する場合、インストルメントパネルと携帯情報端末に跨る運転者の視野領域が集約されるので、運転者にとって良好な視認性を確保できる。
また、通常、人は下方に視認対象物を見る場合に、視線と視認対象物とがなす角度を90度以上として見易い位置に自然と視認対象物を見ようとする傾向があるため、90度≦第1アイポイント角(θα)≦180度、90度≦第2アイポイント角(θβ)≦180度、の関係が成立する場合には、インストルメントパネル及び携帯情報端末がともに視線となす角度が90度以上となることで、見易くなり、視認性が確保される。
請求項に記載の発明によれば、運転者から見て手前にある携帯情報端末が、インストルメントパネルよりも、鉛直方向に対して前方に向けて大きく傾く状態となるため、特に、携帯情報端末の視認性が確保される。
請求項6に記載の発明によれば、収納ボックス本体内における携帯情報端末の下方の空間を収納空間として有効活用できる。
本発明の実施形態に係る構造が適用された自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車のハンドルパイプ周辺の上面図である。 図2のX−X線に沿う断面図である。 上記自動二輪車のハンドルパイプ周辺の後面図である。 上記自動二輪車に設けられる充電用のコネクタの電気回路図である。 上記自動二輪車の収納ボックスの蓋体が閉じられた状態の同自動二輪車の車両前部の左側面図である。 上記実施形態の変形例を説明する収納ボックスの縦断面図である。 上記変形例の構成における非接触充電部の構造を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下で用いる図面において、矢印FRは車両の前方を示し、矢印UPは車両の上方を示し、矢印LHは車両の左方を示している。
図1は本発明の実施形態が適用された低床式車両であるスクータ型の自動二輪車1を示している。この自動二輪車1は、エンジン2と動力伝達機構3とを一体としたスイングユニット4を備え、スイングユニット4の後部で後輪5を回動可能に支持するとともに、スイングユニット4の前方に、操舵系を構成する前輪6を配置している。前輪6は、左右一対のフロントフォーク7,7の下部に回動可能に支持され、左右のフロントフォーク7,7の上部にはブリッジ8が架設され、ブリッジ8の車幅方向中央には、操舵軸であるステアリングシャフト9が立設されている。
ステアリングシャフト9の上方にハンドルパイプ10が設けられ、ハンドルパイプ10は車幅方向に延在する単一のパイプ材から構成されている。本実施形態における操舵系は、主に、前輪6、フロントフォーク7,7、ステアリングシャフト9、及びハンドルパイプ10等で構成されている。ここで、図中L1は、操舵系の操舵軸線を示している。
ステアリングシャフト9は、複数のフレーム部材を溶接等により一体とした車体フレーム11の前端に設けられたヘッドパイプ12に回動可能に支持されており、当該車両の車体フレーム11は、上記ヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から下方に延びるメインフレーム13と、メインフレーム13の下部側面に接続して後方に向けて延びた後、後上方に延びる左右一対のサイドフレーム14,14と、サイドフレーム14,14の上端と接続し、後上方に延びる左右一対のシートフレーム15,15と、を備えている。なお、メインフレーム13は厳密には鉛直方向に対してやや傾斜し、ヘッドパイプ12から後下方に延びている。
スイングユニット4は、サイドフレーム14,14の後側下部にリンク部材14Aを介して支持されており、上下方向に揺動可能とされている。スイングユニット4の上方には、運転者が着座するシート16が配置され、シート16は前後方向に延在し、運転者が着座するメインシート17と、同乗者が着座するピリオンシート18と、を一体に有する。
自動二輪車1は樹脂材料からなる複数のカバー部材で構成される車体カバーCVによって覆われており、前輪6の上方かつヘッドパイプ12の前方にはフロントカバー21が配置されている。また、フロントカバー21の両側部後縁部には、側面視で角部を前方に配したL字状の左右一対のフロントサイドカバー22,22が連なっており、フロントサイドカバー22,22は、そのL字状の一辺をフロントカバー21の両側部後縁部に連ねて、他辺を後方に延ばす形状に形成されている。
フロントカバー21は、上面視で車両前方に向けて先細りとなる流線形状に形成されており、その上部には、車幅方向中心線に沿って後方から前方に向けて次第に先細りとなる切欠きが形成され、この切欠きの内側にはスクリーン21Aが設けられている。スクリーン21Aは透明の樹脂材料からなり、側面視で前方から後方に向けて斜め後上方に延ばして設けられており、その左右端部は上記切欠きの縁部に近接している。また、フロントカバー21はフロントライト及び左右ウインカを一体に有している。
フロントサイドカバー22,22の左右の後部間の空間は、車幅方向に延びる上部インナーカバー23及び下部インナーカバー24によって覆われ、上部インナーカバー23の後壁部は、ステアリングシャフト9に沿って上下方向に延在し、該後壁部の下端はヘッドパイプ12の下端の後方に位置している。一方で、下部インナーカバー24は、上部インナーカバー23の上記後壁部の下端に連なって後方に延びており、下部インナーカバー24の後端はシート16の前端の前方直近の位置に至っている。
また、下部インナーカバー24の下方には燃料タンクTが配置されており、下部インナーカバー24には、燃料タンクTの図示省略する給油口を外部に開放させるための給油口リッド24Aが開閉可能に設けられている。
ここで、シート16の前方であって、下部インナーカバー24の上方には、運転者が乗り降りする際に足を通す足くぐり空間19が形成され、運転者は足くぐり空間19に足を通し、シート16に着座して車体前後方向の中央下部に設けられた左右のステップフロア20,20に足を載せることで自動二輪車1に乗車する。ここで、上記ステップフロア20,20は、フロントサイドカバー22,22の下部に連なって後方に延びる左右一対のロアカバー25,25に一体に設けられており、ロアカバー25,25は、スイングユニット4の上方まで延びている。
また、ロアカバー25,25の下方には、左右一対のアンダーカウル26,26が設けられ、ロアカバー25,25とシート16との間の空間は、前端をフロントサイドカバー22,22の後端に連ねて後方に延びる左右一対のリヤサイドカバー29,29によって覆われている。
図2はハンドルパイプ10周辺の上面図であり、ハンドルパイプ10とスクリーン21Aとの間に配置され、スピードメータ等の各種計器類を備えるインストルメントパネル33が示されている。インストルメントパネル33は、その表示面を、左右のフロントサイドカバー22,22の上部とスクリーン21Aとで囲まれる空間を覆う板状のフロントインナーパネル34に形成された開口から露出させるように、このフロントインナーパネル34に支持されている。また、インストルメントパネル33は、その表示部(表示面)が車両後方から前方に向けて斜め前上方に延出する状態になっている。
ここで、図1〜図3を参照し、本実施形態では、上部インナーカバー23の左側上部の前方内側に収納ボックス35が設置され、この収納ボックス35はフロントインナーパネル34の下方に位置して、上方からフロントインナーパネル34によって覆われている。なお、本実施形態では、フロントサイドカバー22,22、上部インナーカバー23、下部インナーカバー24、及びフロントインナーパネル34で低床式車両のレッグシールド部が構成される。
図3に示すように、収納ボックス35は、後方に向けて開放して物品を内部に受け入れる開口36を有する収納ボックス本体37と、開口36を開閉可能に覆う蓋体38と、を備えている。上部インナーカバー23の左側上部には、車両前後方向に貫通する収容開口39が形成され、収納ボックス本体37は、この収容開口39から上部インナーカバー23の内側に収容され、上部インナーカバー23の適所で固定され、上部インナーカバー23に支持されている。
蓋体38は板状に形成され、上部インナーカバー23の内面における上記収容開口39の周縁部下側に設けられた支持部40に、その下部を回動可能に支持されており、詳しくは、蓋体38の下部の内面に、一端を当該蓋体38の内面に連結するとともに、他端を下方に向けるL字状のヒンジアーム部41が設けられ、このヒンジアーム部41の他端が支持部40に回動可能に支持されている。
蓋体38の上部には、図2に示すように取っ手部42が設けられている。また、図3に示すように、本実施形態において、蓋体38は、その上部に係止爪38Aを回転可能に支持し、この係止爪38Aを、フロントインナーパネル34に形成された被係合部34Aに係止することで、閉じた状態が保持される。なお、被係合部34Aは、フロントインナーパネル34において略水平状態で延在する上壁部34Uの後端から下方に延出する後壁部34Bの下端から前方に突出している。
そして、取っ手部42は、外部に露出した状態で、蓋体38の上部に回転可能に支持されており、運転者の操作によって回転操作された場合に、係止爪38Aの係止状態を解除する。そして、この収納ボックス35では、取っ手部42を把持した運転者が、図3に示すように、蓋体38が閉じた状態から、支持部40を軸中心に後下方に蓋体38を回動させることで、収納ボックス本体37の開口36を後方に開放させることができるようになっている。また、図2に示すように蓋体38において、取っ手部42の上方には、蓋体38を施錠するためのキーシリンダのキー孔38Kが示されている。
蓋体38は後方に回動された際に、所定の角度で回動を規制されるように構成され、本実施形態では、図3に示すように、蓋体38が前方から後方に向けて斜め後上方に延びた「閉じ状態」から、蓋体38が水平方向に概ね沿う状態まで回動された角度で、蓋体38の回動が規制されるようになっている。
ここで、蓋体38の内面には、携帯情報端末Pを着脱可能に支持するブラケット部45が立設され、本実施形態において、このブラケット部45は板状に形成されており、蓋体38と一体に形成されている。ブラケット部45には、携帯情報端末Pを嵌め込んで支持する凹部46が形成され、携帯情報端末Pは表示部が設けられる面(画面)の反対側の面を凹部46の底部に当接させるようにして凹部46に支持される。なお、上記のようなブラケット部45を、蓋体38の内面からへこむ凹部で構成し、この凹部に携帯情報端末Pを差し込むようにして取り付けるようにしてもよい。
図3の二点鎖線で示すように、ブラケット部45は、蓋体38が水平方向に概ね沿う状態まで回動されて回動を規制された際に、凹部46に支持した携帯情報端末Pが、蓋体38の内面から斜め前上方に向けて延び、地面と平行な水平方向に対して、該携帯情報端末Pの下部側を支点として比較的高く立ち上がる状態となるように蓋体38の内面に立設されており、換言すれば、ブラケット部45は、蓋体38が水平方向に概ね沿う状態まで回動されて回動を規制された際に、後方から前方に向けて斜め前上方に延びるように蓋体38の内面に立設されている。そして、蓋体38が水平方向に概ね沿う状態まで回動されて回動を規制された際には、凹部46に支持した携帯情報端末Pが後方から前方に向けて斜め前上方に延びる状態となる。ここで、蓋体38が水平方向に概ね沿う状態まで回動されて回動を規制され開かれた状態では、凹部46に支持した携帯情報端末Pが水平方向に対して、比較的立ち上がる状態となるので、携帯情報端末Pを容易に着脱することができる。
また、収納ボックス本体37には、ブラケット部45に携帯情報端末Pが支持されて蓋体38が閉じられた際に、ブラケット部45に支持された状態の携帯情報端末Pが収納されるようになっており、この収納状態では、携帯情報端末Pは水平方向に概ね沿う状態で収納されている。詳しくは、ブラケット部45は、蓋体38が閉じられた状態で、凹部46に支持された携帯情報端末Pの画面が、蓋体38が開けられた状態よりも、所定角度Zだけその背面側に傾き、蓋体38が開けられた状態よりも水平方向に沿うように、蓋体38の内面に立設されている。さらに、詳しく説明すると、蓋体38が閉じられた状態では、図3に示すように、携帯情報端末Pが、水平方向Hに対して、該携帯情報端末Pの下部側を支点として、角度θγだけ、やや後上方に向けて立ち上がり、その画面が後上方に向くように、ブラケット部45が携帯情報端末Pを支持している。また、収納ボックス本体37は、ブラケット部45に携帯情報端末Pが支持されて蓋体38が閉じられた際に、ブラケット部45の下方に物品の収納空間Sを有する。
ここで、図2〜図4を参照し、本実施形態では、収納ボックス本体37の上壁部37Uが水平方向に概ね沿った状態であり、この上壁部37U及びフロントインナーパネル34の上壁部34U(レッグシールド部における上端部)にはそれぞれ、ブラケット部45に携帯情報端末Pが支持され蓋体38が閉じられた際に収納ボックス35内に位置する携帯情報端末Pを、外側から視認可能とするボックス側窓部37W及びパネル側窓部34Wが形成されている。
ボックス側窓部37Wは、透明樹脂材料から形成され、収納ボックス本体37の上壁部37Uに形成された開口を覆うように設けられている。また、パネル側窓部34Wは、透明樹脂材料から形成され、フロントインナーパネル34の上壁部34Uに形成された開口を覆うように設けられている。これらボックス側窓部37W及びパネル側窓部34Wにより、図3における矢印Bに参照されるように、フロントインナーパネル34の外側から携帯情報端末Pを視認することが可能となっている。このようにレッグシールド部における上端部である上壁部34U等に窓部34W等が形成される場合には、例えば、停車時に携帯情報端末Pの充電状況や待ち受け画面を視認し易くすることができる。さらに、上述したように、蓋体38が閉じられた状態では、側面視で、携帯情報端末Pが水平方向に概ね沿う、詳しくは水平方向に対し、該携帯情報端末Pの下部側を支点として後上方に向けて角度θγだけ立ち上がって後上方に画面を向ける状態になっているので、ボックス側窓部37W及びパネル側窓部34Wを通して、携帯情報端末Pが視認し易くなっている。
また、本実施形態では、収納ボックス本体37内に、ブラケット部45に携帯情報端末Pが支持された状態の携帯情報端末Pと、外部装置と、を接続するコネクタ50が設けられており、コネクタ50は、ケーブル51を通して車両に搭載されたバッテリと電気的に接続されている。ケーブル51は収納ボックス本体37に形成された図示省略する孔部から収納ボックス本体37の外側に引き出されてバッテリに接続されている。また、コネクタ50は着脱可能に携帯情報端末Pに接続される構成であり、携帯情報端末Pに接続して、バッテリからの電力を携帯情報端末Pに充電することが可能となっている。
ここで、図5には、上記バッテリ(符合Bで示す)とコネクタ50とを接続する電気回路図が示されている。同図に示すように、コネクタ50は、メインスイッチMSの下流側に配されており、メインスイッチMSが運転者のキー操作に伴いオン状態になったときに、バッテリと導通するようになっている。これにより、停車時の意図しない充電を防止できる。
また、図3に戻り、収納ボックス本体37内には、所謂シガーソケット55が設けられている。ここで、このシガーソケット55から携帯情報端末Pに対する電力を供給するようにしても構わない。
ところで、図6は、収納ボックス35の蓋体38が閉じられた状態の自動二輪車1の車両前部の側面図であり、蓋体38に携帯情報端末Pが支持され、蓋体38が閉じられた状態が示されている。ここで、図6には、シート16に着座した運転者の視点から、携帯情報端末P及びインストルメントパネル33を見た場合の視線V1〜V4が示されている。運転者の視点は、インストルメントパネル33及び携帯情報端末用ケースPよりも上方に位置し、側面視で、インストルメントパネル33の後下方に携帯情報端末Pが位置している。
視線V1は、運転者がインストルメントパネル33の上端を真直ぐに見た場合の視線であり、視線V2は、運転者がインストルメントパネル33の下端を真直ぐに見た場合の視線である。また、視線V3は、運転者が携帯情報端末Pの上端を見た場合の視線であり、視線V4は、運転者が携帯情報端末Pの下端を見た場合の視線である。
そして、図中θ1は、視線V1と視線V2とがなす第1視野角であり、θ2は、視線V2と視線V3とがなす第2視野角であり、θ3は、視線V3と視線V4とがなす第3視野角である。
ここで、本実施形態では、第1視野角θ1+第2視野角θ2+第3視野角θ3<90度、の関係が成立している。これにより、本実施形態では、インストルメントパネル33と携帯情報端末Pに跨る運転者の視野領域が集約されるので、運転者にとって良好な視認性を確保できるようになっている。
また、図6において、直線Liは、インストルメントパネル33の表示部面方向(表示面に沿う方向)の側面視において前上方に延びる延在方向を示し、直線Lpは、携帯情報端末Pの面方向(画面に沿う方向)の側面視において前上方に延びる延在方向を示している。そして、図中θαは、視線V1と直線Liとが側面視でなす第1アイポイント角を示し、図中θβは、視線V3と直線Lpとが側面視でなす第2アイポイント角を示している。
また、図中θα’は、運転者が地面と平行な水平方向に沿って前方を見た水平視線Hと、直線Liと、が側面視でなすパネル傾斜角を示し、図中θβ’は、運転者が地面と平行な水平方向に沿って前方を見た水平視線Hと、直線Lpと、が側面視でなす端末傾斜角を示している。なお、端末傾斜角θβ’については、説明便宜上、水平視線Hを下方にずらして示している。また、veは、運転者の視点で水平視線Hと直交する鉛直線を示している。
ここで、本実施形態では、90度≦θα≦180度、90度≦θβ≦180度の関係が成立している。また、θα’>θβ’の関係が成立し、携帯情報端末Pが、インストルメントパネル33よりも側面視で、鉛直線veに対して前方に向けて大きく傾く状態となる関係が成立するようになっている。
なお、ここで説明した運転者の視点と、インストルメントパネル33及び携帯情報端末Pとの位置関係では、車両の構成上、携帯情報端末Pが見え難い位置にあるが、例えば、ボックス側窓部37W及びパネル側窓部34Wを拡大したり、更に、蓋体38にも外側から内部を視認可能な窓部を形成したりして、携帯情報端末Pを全体的に視認できるようにしてもよい。さらには、収納ボックス35内における携帯情報端末Pの支持位置を例えば前方にずらしたり、車体カバーの形状を変更したりして、携帯情報端末Pを全体的に視認できるようにしてもよい。
以上に記載した本発明の実施形態では、物品を内部に受け入れる開口36を有する収納ボックス本体37と、開口36を開閉可能に覆う蓋体38と、を備える収納ボックス35が車両に設置され、蓋体38が車両側である上部インナーカバー23に回動可能に支持されており、蓋体38の内面に携帯情報端末Pを着脱可能に支持するブラケット部45が設けられ、収納ボックス本体37は、ブラケット部45に携帯情報端末Pが支持されて蓋体38が閉じられた際に、ブラケット部45に支持された状態の携帯情報端末Pが収納されるようになっており、さらに収納ボックス本体37には、ブラケット部45に携帯情報端末Pが支持された状態の該携帯情報端末Pと、外部装置であるバッテリと、を接続するコネクタ50が設けられている。
この構造では、車両側に回動可能に支持された蓋体38に携帯情報端末Pを支持して、収納ボックス本体37に収納し、この収納状態から蓋体38を開くことで、支持された携帯情報端末Pを収納ボックス本体37の外側の運転者側に向けて露出させることができるため、携帯情報端末Pの視認性を良好に確保できる。また、蓋体38に携帯情報端末Pを支持しながら、コネクタ50によって携帯情報端末Pと外部装置とを接続できるため、利便性を向上させることができる。
また、収納ボックス35がフロントインナーパネル34に覆われ、収納ボックス35及びフロントインナーパネル34にはそれぞれ、ブラケット部45に携帯情報端末Pが支持され蓋体38が閉じられた際に収納ボックス35内に位置する携帯情報端末Pを、外側から視認可能とするボックス側窓部37W及びパネル側窓部34Wが形成されているので、蓋体38が閉じられた収納状態でも、雨等から防ぎながら携帯情報端末Pを確認することができ、利便性を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、蓋体38を上部インナーカバー23に回動可能に支持したが、収納ボックス本体37の開口36の縁部に回動可能に支持してもよい。
また、上記実施形態では、コネクタ50を携帯情報端末Pに接続した際に充電が可能となる構成を説明したが、コネクタ50が携帯情報端末Pとスピーカとを接続し、携帯情報端末Pに記録された音声データをスピーカで出力させるようにしてもよい。また、コネクタ50が携帯情報端末PとECU(エンジンコントロールユニット)とを接続し、ECUの情報を携帯情報端末Pに表示させるようにしてもよい。この場合に、コネクタ50及びケーブル51として、USBアダプタ及びケーブルを用いて、充電と通信とを同時に行えるようにしてもよい。ここで、携帯情報端末PとECUとを通信可能とする場合は、携帯情報端末Pに認証キーを記憶しておき、ECUと通信し、ECUが認証キーを確認することで、車両を発進可能状態とする、所謂キーレスエントリーによって始動を切り替えることができるようにしてもよい。
また、変形例として、携帯情報端末Pに対する充電は、非接触で行ってもよく、この場合には、例えば、図7に示すように、ブラット部45において凹部46が形成された側の面と反対側の面に、非接触式給電コネクタ60を設ける構成が挙げられる。
図7の例において、非接触式給電コネクタ60は、ブラット部45に固定されてブラケット部45と閉空間を形成するケース61内に、電流が流れることで磁束を生じさせるコイル62を保持するコイル保持63を収容して構成されている。コイル保持63は、コイル62が、携帯情報端末Pの面方向と平行となるように保持している。なお、図示省略するが、コイル保持板63は、ケース61内おいて、携帯情報端末Pの上記面方向に沿って移動可能とされている。また、図示省略するが、ケース61内には、コイル62に対して電流を流すための基板や電力線が配されている。
このような非接触式給電コネクタ60では、コイル62に電流を流し、これにより生じた磁束を、携帯情報端末P側にあるコイルに通すようにする。この際、コイル保持板63が移動可能とされることで、携帯情報端末P側のコイルの位置に応じて、コイル62を最適な位置に調整することが可能となる。なお、調整は、手動で行うものであってもよく、あるいは自動調整を行うものであってもよい。ここで、図8には、ケース61に収容され、上記コイル保持板63を移動可能とし、自動調整する機構例が示されている。
この例では、ケース61において、携帯情報端末Pの上記面方向に沿うことになる底面に、コイル保持板63を移動可能とするX軸ガイド151とY軸ガイド152が設置されている。X軸ガイド151は、ケース61の底面にケース61の短手方向に移動可能に設置され、ケース61の長手方向に沿って延び、その長手方向に沿って移動可能なスライダを備え、該スライダにY軸ガイド152が、その長手方向をX軸ガイド151と直交させる状態で、ケース61の長手方向に移動可能に設置されている。そして、Y軸ガイド152は、その長手方向に沿って移動可能なスライダを備え、当該スライダにコイル保持板63が設けられている。これにより、この機構では、コイル保持板63が、X軸ガイド151及びY軸ガイド152に沿って、紙面において上下左右方向(ケース61の長手・短手方向)に移動可能とされる。なお、153は、コイル保持板63を介してコイル62に接続する制御部を示し、この制御部153は、コイル62に供給する電流を調整したり、図示省略する位置確認装置からの携帯情報端末側のコイルの位置の情報に応じて、コイル保持板63の位置を調整したりする。なお、コイル保持板62はモータM1,M2によってY軸ガイド152に沿って延びるネジ154,X軸ガイド151に沿って延びるネジ155を介して移動され、制御部153が、上記モータM1,M2を制御する。
また、図7の変形例では、上記実施形態と、窓部34Wの構成が異なっている。すなわち、この例では、窓部34Wが、フロントインナーパネル34の上壁部34Uから後壁部34Bの下端に至っている。さらに、蓋体38の上部にも、携帯情報端末Pを視認可能とする、透明樹脂材料から形成される窓部38Wが設けられている。
また、上記実施形態では、ブラケット部45の形状が板状である例を説明したが、その他の態様であっても構わない。
また、上記実施形態では、本発明を自動二輪車1に適用したが、本発明は各種車両に適用でき、例えば、車室のある四輪車でもよい。さらに、本発明でいう携帯情報端末は、所謂スマートフォンの他、タブレット端末やナビゲーション装置等の電力供給を受けることができる及び/又は通信機能を有するもの全てを含む。
また、上記実施形態では、蓋体38が閉じた状態から、支持部40を軸中心に後下方に蓋体38を回動させることで、収納ボックス本体37の開口36を後方に開放させる例を説明したが、このような向きも限定されるものではなく、例えば、軸中心(軸線)を鉛直方向に沿わせて回動可能とする等の構成であっても構わない。
34 フロントインナーパネル(車体カバー)
34W パネル側窓部
35 収納ボックス
36 開口
37 収納ボックス本体
37W ボックス側窓部
38 蓋体
45 ブラケット部
50 コネクタ
P 携帯情報端末

Claims (6)

  1. 物品を内部に受け入れる開口(36)を有する収納ボックス本体(37)と、前記開口(36)を開閉可能に覆う蓋体(38)と、を備える収納ボックス(35)が車両に設置され、前記蓋体(38)が前記収納ボックス本体(37)又は前記車両側に回動可能に支持される車両の収納ボックス構造であって、
    前記蓋体(38)の内面に携帯情報端末(P)を着脱可能に支持するブラケット部(45)が設けられ、
    前記収納ボックス本体(37)は、前記ブラケット部(45)に前記携帯情報端末(P)が支持されて前記蓋体(38)が閉じられた際に、前記ブラケット部(45)に支持された状態の前記携帯情報端末(P)が収納されるようになっており、
    前記収納ボックス本体(37)又は前記蓋体(38)には、前記ブラケット部(45)に前記携帯情報端末(P)が支持された状態の該携帯情報端末(P)と、外部装置と、を有線又は無線で接続するコネクタ(50)が設けられており、
    前記収納ボックス本体(37)は、車体カバー(34)に覆われ、
    前記収納ボックス(35)及び前記車体カバー(34)にはそれぞれ、前記ブラケット部(45)に前記携帯情報端末(P)が支持され前記蓋体(38)が閉じられた際に前記収納ボックス(35)内に位置する前記携帯情報端末(P)を、外側から視認可能とする窓部(37W,34W)が形成されていることを特徴とする車両の収納ボックス構造。
  2. 物品を内部に受け入れる開口(36)を有する収納ボックス本体(37)と、前記開口(36)を開閉可能に覆う蓋体(38)と、を備える収納ボックス(35)が車両に設置され、前記蓋体(38)が前記収納ボックス本体(37)又は前記車両側に回動可能に支持される車両の収納ボックス構造であって、
    前記蓋体(38)の内面に携帯情報端末(P)を着脱可能に支持するブラケット部(45)が設けられ、
    前記収納ボックス本体(37)は、前記ブラケット部(45)に前記携帯情報端末(P)が支持されて前記蓋体(38)が閉じられた際に、前記ブラケット部(45)に支持された状態の前記携帯情報端末(P)が収納されるようになっており、
    前記収納ボックス本体(37)又は前記蓋体(38)には、前記ブラケット部(45)に前記携帯情報端末(P)が支持された状態の該携帯情報端末(P)と、外部装置と、を有線又は無線で接続するコネクタ(50)が設けられており、
    前記車両は、着座した運転者が足を載せる低床のフロア(20)と、該フロア(20)に載せた運転者の足を前方から覆う、車体カバーであるレッグシールド部(22,23,24,34)と、を有する低床式鞍乗型車両であり、
    前記収納ボックス本体(37)は、前記レッグシールド部(22,23,24,34)に覆われ、
    前記収納ボックス本体(37)及び前記レッグシールド部(22,23,24,34)にはそれぞれ、前記ブラケット部(45)に前記携帯情報端末(P)が支持され前記蓋体(38)が閉じられた際に前記収納ボックス本体(37)内に位置する前記携帯情報端末(P)を、外側から視認可能とする窓部(37W,34W)が形成され、
    前記レッグシールド部(22,23,24,34)の窓部(34W)は、該レッグシールド(22,23,24,34)の上端部に形成されていることを特徴とする車両の収納ボックス構造。
  3. 前記収納ボックス本体(37)が、その開口(36)を運転者側である後方に向けて配置され、
    前記蓋体(38)が、前記開口(36)の下方に回動可能に支持されて、運転者側に向けて開けられるようにし、
    前記ブラケット部(45)に前記携帯情報端末(P)が支持され前記蓋体(38)が閉じられた際の該携帯情報端末(P)の画面が、前記蓋体(38)が開けられた際の、該携帯情報端末(P)の画面よりも水平方向に沿うように、前記蓋体(38)が、前記携帯情報端末(P)を支持する構成とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両の収納ボックス構造。
  4. 前記車体カバー(34)の上方に、インストルメントパネル(33)が配置され、
    前記蓋体(38)は、閉じられた際に、前記ブラケット部(45)に支持された前記携帯情報端末(P)の画面が運転者側に向けて後上方に向くように、その内面に、前記ブラケット部(45)を設け、
    前記携帯情報端末(P)が前記ブラケット部(45)に支持され、前記蓋体(38)が閉じられた場合において、
    運転者が前記インストルメントパネル(33)の上端を見た場合の視線(V1)と、運転者が前記インストルメントパネル(33)の下端を見た場合の視線(V2)と、がなす角度を、第1視野角(θ1)とし、
    運転者が前記インストルメントパネル(33)の下端を見た場合の視線(V2)と、運転者が前記携帯情報端末(P)の上端を見た場合の視線(V3)と、がなす角度を、第2視野角(θ2)とし、
    運転者が前記携帯情報端末(P)の上端を見た場合の視線(V3)と、運転者が前記携帯情報端末(P)の下端を見た場合の視線(V4)と、がなす角度を、第3視野角(θ3)とした場合に、
    前記第1視野角(θ1)+前記第2視野角(θ2)+前記第3視野角(θ3)<90度、の関係が成立し、
    前記インストルメントパネル(33)の表示部面方向おいて前上方に延びる直線(Li)と、運転者が前記インストルメントパネル(33)の上端を見た場合の前記視線(V1)と、がなす角度を、第1アイポイント角(θα)とし、
    前記携帯情報端末(P)の面方向において前上方に延びる直線(Lp)と、運転者が前記携帯情報端末(P)の上端を見た場合の前記視線(V3)と、がなす角度を、第2アイポイント角(θβ)とした場合に、
    90度≦前記第1アイポイント角(θα)≦180度、
    90度≦前記第2アイポイント角(θβ)≦180度、の関係が成立するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両の収納ボックス構造。
  5. 前記車体カバー(34)の上方に、インストルメントパネル(33)が配置され、
    前記蓋体(38)は、閉じられた際に、前記ブラケット部(45)に支持された前記携帯情報端末(P)の画面が運転者側に向けて後上方に向くように、その内面に、前記ブラケット部(45)を設け、該ブラケット部(45)に前記携帯情報端末(P)を支持し、前記蓋体(38)が閉じられた状態で、前記携帯情報端末(P)は、前記インストルメントパネル(33)よりも後方に位置し、
    前記携帯情報端末(P)が前記ブラケット部(50)に支持され、前記蓋体(38)が閉じられた場合において、
    運転者が地面と平行な水平方向に沿って前方を見た水平視線(H)と、前記インストルメントパネル(33)の表示部面方向おいて前上方に延びる直線(Li)と、がなす角度を、パネル傾斜角(θα’)とし、
    運転者が地面と平行な水平方向に沿って前方を見た水平視線(H)と、前記携帯情報端末(P)の面方向において前上方に延びる直線(Lp)と、がなす角度を、端末傾斜角(θβ’)とした場合に、
    前記パネル傾斜角(θα’)>前記端末傾斜角(θβ’)の、関係が成立するように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両の収納ボックス構造。
  6. 前記収納ボックス本体(37)は、前記ブラケット部(45)に前記携帯情報端末(P)が支持されて前記蓋体(38)が閉じられた際に、前記ブラケット部(45)の下方に物品の収納空間(S)を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両の収納ボックス構造。
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