JP2013223637A - 挟持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 対象物品の挟持操作及び挟持の解除又は挟持の前提としての両挟持部の拡開操作を大きな力を要することなく容易且つ確実に行い得る挟持具の提供。
【解決手段】 拡開状態で狭縮操作部C2を下方へ押し込むと、可動挟持体Cの先端側を上方へ回動させて可動挟持部C1と固定挟持部B1の間隔を狭めた狭縮状態に移行させて対象物品を挟持し得る。狭縮状態では、圧縮コイルバネからなる付勢部材Dは収縮し、バネ部材Fの両外方突起部F1は狭縮係合部B4に嵌合して狭縮状態が維持される。解除部材Eの両下端部を同時に内方に押し込むと、両解除突部E1がバネ部材Fの両外方突起部F1を各狭縮係合部B4から離脱させ、付勢部材Dの付勢力によって可動挟持体Cの先端側が固定挟持体Bに対し下方へ回動し、拡開状態となる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、モップ用紐群保持体等の清掃ヘッド又はその他の物品を挟持するための挟持具に関する。
従来より、モップ用紐群が保持されたモップ用紐群保持体等の清掃用ヘッドを、柄の先端に連結した挟持具により、着脱自在に保持するよう構成した清掃具が市販されている。
このような清掃具に用いられている従来の挟持具は、登録実用新案第3039106号公報に記載されているように、揺動体40と固定体30を揺動軸52を介し揺動可能に連結し、ねじりコイルばね50により、固定体30の先端部に設けた固定挟持部32に対し、揺動体40の揺動部材44の先端部に設けた可動挟持部42が接近する向きに揺動体40を付勢するよう構成されている。
この種の挟持具は、ねじりコイルばねの弾性力により固定挟持部と可動挟持部の間に清掃用ヘッド等を強く確実に挟持しようとするものであるため、清掃用ヘッド等の挟持の解除又は清掃用ヘッド等の挟持の前提としての固定挟持部と可動挟持部の拡開にも強い力を要するものであった。
そのため、強い力での操作が困難な者、特に女性や高齢者等、にとっては、挟持解除又は挟持の前提としての固定挟持部と可動挟持部の拡開操作が容易ではなかった。
また、ねじりコイルばねの弾性力により固定挟持部と可動挟持部の間に清掃用ヘッド等を挟持するものであるため、ねじりコイルばねの弾性力に匹敵する不測の強い力が加われば、ねじりコイルばねが弾性的に変形して挟持状態が解除され、清掃用ヘッドが離脱するということが生じ得る。
更に、固定挟持部と可動挟持部の拡開操作をできるだけ楽に行い得るようにするためには、拡開操作部に比較的長いレバー部を用いてできるだけ大きなモーメントを発生させることが望まれたが、比較的長いレバー部は、清掃用ヘッドを挟持した状態での清掃作業等において周囲の物品にぶつかったり電気コード等を引っ掛けたりするおそれも伴うものであった。
登録実用新案第3039106号公報
本発明は、従来技術に存した上記のような課題に鑑み行われたものであって、その目的とするところは、対象物品の挟持操作及び挟持の解除又は挟持の前提としての両挟持部の拡開操作を大きな力を要することなく容易且つ確実に行い得る挟持具を提供することにある。
(1) 相対する両挟持部により対象物品を挟持するための挟持具であって、
前記両挟持部は、物品を挟持するために両者の間隔を狭めた狭縮状態と、物品の挟持を解除するために両者の間隔を拡げた拡開状態をとり得、
両挟持部の一方又は両方に作用して両挟持部を狭縮状態から拡開状態にするよう付勢するための付勢機構と、
両挟持部の一方又は両方に作用して両挟持部を拡開状態から狭縮状態にする操作を行うための狭縮操作部と、
両挟持部が拡開状態から狭縮状態となる際に相対的に移動して両挟持部が狭縮状態となることにより互いに係合する第1部分と第2部分を有し、両挟持部が対象物品を挟持する狭縮状態を、第1部分と第2部分の係合によって維持する狭縮状態維持機構と、
その狭縮状態維持機構における第1部分と第2部分の一方又は両方に作用してそれらの係合を解除させる操作を行うための解除操作部を備えてなり、
前記狭縮状態維持機構における第1部分と第2部分の係合による両挟持部の狭縮状態の維持が、解除操作部に対する解除操作により第1部分と第2部分の係合が解除されることにより解除され、狭縮状態の維持が解除されることにより、付勢機構によって両挟持部が狭縮状態から拡開状態となることを特徴とする挟持具。
狭縮操作部に対する操作によって、付勢機構による付勢力等に抗して両挟持部を拡開状態から狭縮状態にすることにより、対象物品を挟持することができる。狭縮状態維持機構における、両挟持部が拡開状態から狭縮状態となる際に相対的に移動して両挟持部が狭縮状態となることによる第1部分と第2部分の係合によって、両挟持部が対象物品を挟持する狭縮状態が維持される。そのため、バネの力により対象物品の挟持が維持される場合のように不測の力が加わって挟持状態が解除されて対象物品が離脱することが生じ難い。
両挟持部が対象物品を挟持する狭縮状態は、解除操作部に対する解除操作により第1部分と第2部分の係合が解除されることにより解除され、狭縮状態の維持が解除されることにより、付勢機構によって両挟持部が狭縮状態から拡開状態となる。そのため、対象物品挟持の解除又は対象物品を挟持する前提としての両挟持部の拡開に、対象物品の挟持の確保に用いられる力に抗し得る力を要しない。
(2) 上記両挟持部の拡開状態が、上記付勢機構により両挟持部の一方又は両方に作用する付勢によって維持される請求項1記載の挟持具。
両挟持部の拡開状態が、付勢機構により両挟持部の一方又は両方に作用する付勢によって維持されるので、対象物品挟持の解除又は対象物品を挟持する前提としての両挟持部の拡開に、対象物品の挟持の確保に用いられる力に対応する力を要しない。
(3) 上記狭縮状態維持機構における互いに係合する第1部分と第2部分を複数箇所に有し、
各箇所毎に、第1部分と第2部分の係合を解除させる操作を行うための解除操作部を有し、それらの解除操作部は互いに離隔しており、
全ての箇所における第1部分と第2部分の係合が同時に解除されることによって、両挟持部の狭縮状態の維持が解除される請求項1又は2記載の挟持具。
この場合、互いに離隔した解除操作部を同時に操作して全ての箇所における第1部分と第2部分の係合が同時に解除されなければ両挟持部の狭縮状態の維持が解除されない。そのため、意図せずに何らかの作用が解除操作部に及んで1箇所の第1部分と第2部分の係合が解除されても両挟持部の狭縮状態の維持は解除されず、挟持している対象物品が両挟持部から離脱することが防がれる。
(4) 解除操作部による第1部分と第2部分の係合解除操作の阻止及び阻止解除を行うための係合解除阻止部を備える請求項1乃至3の何れか1項に記載の挟持具。
係合解除阻止部によって解除操作部(解除操作部が複数ある場合は少なくとも1つの解除操作部)による第1部分と第2部分の係合解除操作を阻止することにより、その解除操作部に対し、意図せずに何らかの作用が及んでも、その解除操作部によっては第1部分と第2部分の係合は解除されないので、両挟持部の狭縮状態の維持は解除されず、挟持している対象物品が両挟持部から離脱することが防がれる。
係合解除操作部による第1部分と第2部分の係合解除操作の阻止を解除することにより、解除操作部による第1部分と第2部分の係合解除操作を行うことが可能となる。
本発明の挟持具によれば、狭縮操作部に対する操作によって、付勢機構による付勢力等に抗して両挟持部を拡開状態から狭縮状態にすることにより、対象物品を挟持することができ、狭縮状態維持機構における第1部分と第2部分の係合によって、両挟持部が対象物品を挟持する狭縮状態が維持される。
両挟持部が対象物品を挟持する狭縮状態は、解除操作部に対する解除操作により第1部分と第2部分の係合が解除されることによって解除され、それにより、付勢機構によって両挟持部が狭縮状態から拡開状態となるので、対象物品挟持の解除又は対象物品を挟持する前提としての両挟持部の拡開に、対象物品の挟持の確保に用いられる力に抗し得る力を要しない。そのため、例えば挟持部を拡開する力をできるだけ楽に発生させるために比較的長いレバーを用いる必要等もなく、この点において対象物品を挟持した状態での各種作業等において周囲の物品にぶつかったり電気コード等を引っ掛けたりするおそれを低減させることができる。
従って、対象物品の挟持操作及び挟持の解除又は挟持の前提としての両挟持部の拡開操作を大きな力を要することなく容易且つ確実に行い得る。
拡開状態の平面図である。 拡開状態の正面図である。 図1におけるIII−III線断面図である。 図2におけるIV−IV線断面図である。 図2におけるV−V線断面図である。 狭縮状態の平面図である。 狭縮状態の正面図である。 図6における VIII−VIII線断面図である。 図7におけるIX−IX線断面図である。 図7におけるX−X線断面図である。 固定挟持体及び付勢部材を除いた狭縮状態の斜視図である。 解除部材を取り外した狭縮状態の斜視図である。
[1] 本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1乃至図12は、本発明の実施の形態の一例としての挟持具に関するものである。
この挟持具Aは、主として、固定挟持体Bと、固定挟持体Bに対し回動軸Gを中心として交差状に回動(揺動)可能に連結された可動挟持体Cと、圧縮コイルバネからなる付勢部材Dとを有してなる。
固定挟持体Bは、断面形状が下向き鉤状をなし側方に拡開した形状をなす固定挟持部B1が先端部(前端部)に設けられ、基部(後部)に、清掃具用の柄(図示せず)の先端部が挿入連結される基端開口の筒状部B3を有し、固定挟持部B1と筒状部B3の間は、図における下方開口の溝状部B2に形成されてなる。
溝状部B2のうち前後中間部の上部には開口部B2aが形成されている。
溝状部B2のうち後端部に形成された略逆U字状の凹部B2bには、略逆U字状をなす弾性材料製の解除部材Eが下向きに嵌合している。凹部B2bの両側面の下部には、透孔状の狭縮係合部B4(第1部分)が形成されている。解除部材Eの両下端部の内側には、それぞれ解除突部E1が設けられ、各解除突部E1は狭縮係合部B4に嵌合する。
可動挟持体Cは、断面形状が上向き鉤状をなし側方に拡開した形状をなす可動挟持部C1が先端部に設けられ、上方突起の狭縮操作部C2が前後中間部に設けられ、下部の前後中間部から基端にわたり、基端側が開口したバネ収容部C3が設けられてなる。
バネ収容部C3には、平面視略U字状をなし両端部に外方突起部F1(第2部分)を有する弾性材料製のバネ部材Fが、湾曲部が先端側に位置し、両外方突起部F1がバネ収容部C3の基端側の側壁に形成された透孔C3aに嵌合して外方に突出するよう付勢された状態で保持されている。
可動挟持体Cは、可動挟持部C1及び狭縮操作部C2を除きほぼ固定挟持体Bの溝状部B2内に位置し、固定挟持体Bの溝状部B2の先端部下方に設けられた回動軸Gによって、固定挟持部B1と可動挟持部C1が清掃用ヘッド等の対象物品を挟持するために両者の間隔を狭めた狭縮状態と、対象物品の挟持を解除するために両者の間隔を拡げた拡開状態の間で回動し得るよう支持されている。
圧縮コイルバネからなる付勢部材Dは、回動軸Gの先端側において可動挟持体Cの上側と固定挟持体Bの下側の間に上下端部を支持された状態で保持されている。
固定挟持部B1と可動挟持部C1が間隔を拡げた拡開状態においては、狭縮操作部C2が開口部B2aから上方に突出し、付勢部材Dによる拡開方向の付勢力等により拡開状態が維持されている。
狭縮操作部C2を下方へ押し込むと、付勢部材Dによる拡開方向の付勢力が対象物品を挟持する力を発生するためのものではなく固定挟持部B1と可動挟持部C1を拡開するためのものであって比較的弱いものであることから、比較的弱い力で容易に可動挟持体Cの先端側を上方へ回動させて可動挟持部C1と固定挟持部B1の間隔を狭めた狭縮状態に移行させて対象物品を両者間に挟持することができる。
狭縮状態においては、狭縮操作部C2は開口部B2aにほぼ没入した状態をなし、清掃作業等において他の物品にぶつかったり電気コードを引っ掛けるようなことが可及的に防がれる。また、圧縮コイルバネからなる付勢部材Dは圧縮された状態をなし、バネ部材Fの両外方突起部F1はそれぞれ狭縮係合部B4に内側から嵌合して狭縮状態が維持される。
狭縮状態において解除部材Eの両下端部を同時に内方に押し込むと、両解除突部E1がバネ部材Fの両外方突起部F1を各狭縮係合部B4から離脱させる。これにより、付勢部材Dの付勢力によって可動挟持体Cの先端側が固定挟持体Bに対し下方へ回動し、固定挟持部B1と可動挟持部C1が間隔を拡げた拡開状態となって対象物品の挟持を解除することができる。
なお、解除部材Eの一方の下端部のみが何らかの原因により意図せずに押し込まれてバネ部材Fの一方の外方突起部F1が一方の狭縮係合部B4から離脱しても他方の外方突起部F1が他方の狭縮係合部B4から離脱しないので、狭縮状態は解除されない。
以上の実施の形態についての記述における上下位置関係は、単に図に基づいた説明の便宜のためのものであって、実際の使用状態等を限定するものではない。
[2] 本発明の実施の形態を、上記以外の形態を含めて更に説明する
(1) 挟持具
本発明の挟持具は、相対する両挟持部により対象物品を挟持するためのものである。
相対する両挟持部は、それぞれ、例えば次のような一組の挟持体のそれぞれにおける先端部又はその他の位置に設けるものとすることができる。
一組の挟持体としては、清掃具用の柄に固定される固定挟持体と、固定挟持体に対し回動(例えば両挟持体の、回動軸を中心とする交差状の回動[揺動])により(又は平行動により)挟持部の間隔が拡縮可能なように支持された可動挟持体からなるものを例示することができるが、必ずしも一方が固定挟持体であることを要するものではない。
一組の挟持体の一方が他方に対し相対動することにより、それぞれの挟持体に設けられた両挟持部は、物品を挟持するために両者の間隔を狭めた狭縮状態と、物品の挟持を解除するために両者の間隔を拡げた拡開状態をとり得る。
狭縮状態において、両挟持部間には、対象物品を確実に挟持した状態に対応する所定間隔を有する。両挟持部間の間隔は、その所定間隔よりも更に狭くはならないものとすることができる。
(2) 挟持部
挟持部の形状は、例えば、鉤状若しくは断面鉤状、爪状、平板状、曲板状、多数の突起若しくは突条を備えた平板状若しくは曲板状等の所要の形状とすることができる。
挟持部の材料は、例えば、剛性材料、ゴム状弾性を有する材料等の弾力性を有する材料、これらの組み合わせとすることができる。弾力性を有する材料を用いることにより、狭縮状態において両挟持部間に挟持する対象物品の寸法の適合範囲をある程度広くすることができる。
(3) 付勢機構
付勢機構は、両挟持部の一方又は両方に作用して両挟持部を狭縮状態から拡開状態にするよう付勢するためのものであり、両挟持部に対し直接に、又は例えば挟持部が設けられている挟持体を介して間接に作用するものとすることができる。また、両挟持部の拡開状態は、付勢機構により両挟持部の一方又は両方に作用する付勢によって維持されるものとすることもできる。
具体的には、圧縮コイルバネ若しくは引張コイルバネ、ねじりコイルバネ、その他の弾性部材を含む変形に対し復元性のある部材、すなわち付勢部材を、所要の箇所に配設することにより付勢機構を構成することができる。圧縮コイルバネ等の付勢部材が発生すべき弾性力の強さは、両挟持部を狭縮状態から拡開状態にするためのものであればよい。両挟持部間に対象物品を確実に挟持するための力を発生することは要しない。
このような、圧縮コイルバネ等の付勢部材を配設する箇所の例としては、両挟持部間、一方の挟持部が設けられている挟持体と他方の挟持部の間、それぞれ挟持部が設けられている両挟持体間を挙げることができる。例えば両挟持体が回動軸を中心として交差状に回動(揺動)し、回動軸よりも先端側に両挟持部が位置し、基端側に挟持操作部が位置する場合、回動軸と両挟持部の間の位置等の回動軸よりも先端側における両挟持体又は両挟持部間に付勢部材として圧縮コイルバネが配設されるものとすることや、回動軸の周囲において両挟持体にわたってねじりコイルバネが配設されるものとすることや、回動軸よりも基端側における両挟持体間に引張コイルバネを配設するものとすることができる。
なお、付勢機構を設けず、例えば、挟持部を設けた挟持体又はその他の適切な箇所を手動操作することにより両挟持部を狭縮状態から拡開状態にするものとすることもできる。
(4) 狭縮操作部
狭縮操作部は、両挟持部の一方又は両方に作用して両挟持部を拡開状態から狭縮状態にする操作を行うためのものであり、例えば挟持部が設けられている挟持体を介して間接に作用するものとすることができるほか、挟持部に対し直接に作用するものとすることもできる。
両挟持部を拡開状態から狭縮状態にする操作は、付勢機構による両挟持部を狭縮状態から拡開状態にする付勢力等に抗して行うものとすることができる。圧縮コイルバネ等の付勢部材が発生すべき弾性力の強さは、両挟持部を狭縮状態から拡開状態にするためのものであればよく、両挟持部間に対象物品を確実に挟持するための力を発生することは要しないので、狭縮状態にするための操作に要する力は比較的小さいものとすることができる。
このような狭縮操作部としては、例えば、挟持部が設けられている挟持体(例えば、固定挟持体と可動挟持体からなる場合の可動挟持体)の一部(例えば、拡開状態において外方に突起し、狭縮状態において非突起状態となる部分。このような部分は、例えば両挟持体が回動軸を中心として交差状に回動[揺動]し、回動軸よりも先端側に両挟持部が位置する場合、回動軸よりも基端側に位置するものとすることができる。)又は挟持体若しくは挟持部に連結されたレバー等の部材を挙げることができる。
(5) 狭縮状態維持機構
狭縮状態維持機構は、両挟持部が拡開状態から狭縮状態となる際に相対的に移動して両挟持部が狭縮状態となることにより互いに係合する第1部分と第2部分を有し、両挟持部が対象物品を挟持する狭縮状態を、第1部分と第2部分の係合によって維持する。
第1部分と第2部分としては、例えば、一方の挟持部が設けられている挟持体に弾性的に支持された係合突部(挟持体に結合した別部材よりなるものでもよく、挟持体と一体をなすものであってもよい)と、他方の挟持部が設けられている挟持体(又はその他の部材)に形成された、前記係合突部が係合し得る係合凹部とすることができる。
なお、第1部分と第2部分の何れかが、拡開状態において第3部分と係合することにより拡開状態が維持され、その係合は、狭縮操作部によって両挟持部を拡開状態から狭縮状態にする操作により、解除されるものとすることもできる。
(6) 解除操作部
解除操作部は、狭縮状態維持機構における第1部分と第2部分の一方又は両方に作用してそれらの係合を解除させる操作を行うためのものであり、第1部分又は第2部分に直接作用するものの他、例えば第1部分又は第2部分を備えた部材を介して第1部分又は第2部分に作用するものとすることもできる。
狭縮状態維持機構における互いに係合する第1部分と第2部分は、複数箇所に有するものとすることができ、各箇所毎に、第1部分と第2部分の係合を解除させる操作を行うための解除操作部を有し、それらの解除操作部は互いに離隔しており、全ての箇所における第1部分と第2部分の係合が同時に解除されることによって、両挟持部の狭縮状態の維持が解除されるものとすることができる。
解除操作部は、例えば、第1部分と第2部分が係合突部と係合凹部である場合、係合凹部に係合した係合突部を、係合凹部が形成された部材に形成された透孔を通じて押し戻すことにより係合を解除する突起部を有する部材からなり、係合解除のために突起部を押し込む力を加えることにより係合が解除され、押し込み力を解除することにより突起部が復元して押し込みが解除されるものとすることができる。このような復元力は、部材自体の弾性によるもののほか、バネなどの弾性部材を用いて実現するものとすることもできる。
解除操作部(少なくとも1つの解除操作部)による第1部分と第2部分の係合解除操作の阻止及び阻止解除を行うための係合解除阻止部を備えるものとすることもできる。このような係合解除阻止部としては、例えば、上記例において、解除部材Eの両下端部を内方に押し込む操作の阻止及び阻止解除を行い得るストッパを挙げることができる。
(7) 両挟持部の間隔の調節
狭縮状態における両挟持部の間隔を調節し得るものとすることもできる。
このような調節手段としては、例えば、挟持部を設ける挟持体の一部に、屈曲角度を調節し得る箇所又は挟持体の一定位置から他方の挟持体との距離を調節し得る箇所を設けることにより狭縮状態における両挟持部の間隔を調節するものや、挟持部を構成する部材を挟持体が支持するものである場合にその支持位置を調節して狭縮状態における両挟持部の間隔を調節するものを挙げることができる。
(8) 対象物品
本発明の挟持具による挟持対象物品としては、モップ用紐群が保持されたモップ用紐群保持体等の清掃用ヘッドの他、清掃用以外の各種物品に用いることもできる。
A 挟持具
B 固定挟持体
B1 固定挟持部
B2 溝状部
B2a 開口部
B2b 凹部
B3 筒状部
B4 狭縮係合部
C 可動挟持体
C1 可動挟持部
C2 狭縮操作部
C3 バネ収容部
C3a 透孔
D 付勢部材
E 解除部材
E1 解除突部
F バネ部材
F1 外方突起部
G 回動軸

Claims (4)

  1. 相対する両挟持部により対象物品を挟持するための挟持具であって、
    前記両挟持部は、物品を挟持するために両者の間隔を狭めた狭縮状態と、物品の挟持を解除するために両者の間隔を拡げた拡開状態をとり得、
    両挟持部の一方又は両方に作用して両挟持部を狭縮状態から拡開状態にするよう付勢するための付勢機構と、
    両挟持部の一方又は両方に作用して両挟持部を拡開状態から狭縮状態にする操作を行うための狭縮操作部と、
    両挟持部が拡開状態から狭縮状態となる際に相対的に移動して両挟持部が狭縮状態となることにより互いに係合する第1部分と第2部分を有し、両挟持部が対象物品を挟持する狭縮状態を、第1部分と第2部分の係合によって維持する狭縮状態維持機構と、
    その狭縮状態維持機構における第1部分と第2部分の一方又は両方に作用してそれらの係合を解除させる操作を行うための解除操作部を備えてなり、
    前記狭縮状態維持機構における第1部分と第2部分の係合による両挟持部の狭縮状態の維持が、解除操作部に対する解除操作により第1部分と第2部分の係合が解除されることにより解除され、狭縮状態の維持が解除されることにより、付勢機構によって両挟持部が狭縮状態から拡開状態となることを特徴とする挟持具。
  2. 上記両挟持部の拡開状態が、上記付勢機構により両挟持部の一方又は両方に作用する付勢によって維持される請求項1記載の挟持具。
  3. 上記狭縮状態維持機構における互いに係合する第1部分と第2部分を複数箇所に有し、
    各箇所毎に、第1部分と第2部分の係合を解除させる操作を行うための解除操作部を有し、それらの解除操作部は互いに離隔しており、
    全ての箇所における第1部分と第2部分の係合が同時に解除されることによって、両挟持部の狭縮状態の維持が解除される請求項1又は2記載の挟持具。
  4. 解除操作部による第1部分と第2部分の係合解除操作の阻止及び阻止解除を行うための係合解除阻止部を備える請求項1乃至3の何れか1項に記載の挟持具。
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