JP2013220923A - トレー送り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動装置の幅寸法の縮小を図ることのできるトレー送り装置を提供する。
【解決手段】管理する物品を搭載して移動可能なトレーと、その床部に構成されると共にその上部に位置することになる前記トレーを縦方向または横方向に隣接する格納区画側に送り出す駆動機構部とを設け、トレーはその下面に、所定距離隔てて配置した縦方向固定ガイドレールおよび横方向固定ガイドレールとを備え、駆動機構部は、トレー下面に設けられたガイドレールに圧接するように駆動装置に取り付けた送りローラ9と、送りローラ9を回転駆動するモータ8と、このモータ8の駆動力を送りローラに伝達する回転軸33とを有するトレー移動装置において、回転軸33の一方側に、送りローラ9をキー52およびキー溝53を介して嵌合すると共に、回転軸の他方側に、モータの軸をキー54およびキー溝55を介して嵌合する構成とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、駐車車両などの管理物品をトレー上に搭載しながら出し入れ管理するトレー送り装置に関する。
従来のトレー送り装置として、格納階に形成した駐車スペースに、複数の縦方向走行レールを所定の間隔で配置し、この縦方向走行レールと直行するように複数の横方向走行レールを所定間隔で配置することによって、マトリックス状に複数の格納区画を形成し、この格納区分毎に、駐車車両等の管理物品を搭載可能で縦方向走行レールおよび横方向走行レールに沿って移動可能に構成した複数のトレーと、その床部に構成されると共にその上部に位置することになるトレーをそれぞれ縦方向または横方向に隣接する格納区画側に送り出す駆動機構部とから成るトレー送り装置を構成したものが知られている。このトレー送り装置では、トレーの下面に設けたガイドレールに、床部に配置した駆動装置の送りローラをばねによって圧接しながら送りローラを回転し、トレーを隣接する格納区画側に送り出すようにし、制御手段に格納したプログラムに従って一連のこの動作を順次繰り返し行うことによってトレー上に搭載した管理物品を所定の位置まで移動するようにしている。
トレー送り装置における駆動装置は、床面上に樹立した回転軸を設け、この回転軸に可摺動的に挿入した連結部材を設け、この連結部材に送りローラを可回転的に支持し、回転軸に挿入した連結部材の下部にばねを配置し、このばねによって連結部材および送りローラを回転軸に沿って押し上げて、トレーの下面に設けたガイドレールに送りローラを圧接するようにしていた(例えば、特許文献1、2を参照)。また、送りローラと、この送りローラを回転駆動するモータとは、一般に、軸継手を介して連結されている。すなわち、送りローラ側の軸が軸継手の一方側に嵌合されると共に、モータの軸が軸継手の他方側に嵌合され、モータの駆動力は軸継手を介して送りローラに伝達されるようになっている。
特開2006−96558号公報 特開2006−104661号公報
しかしながら、従来のトレー送り装置における駆動装置は、送りローラと、この送りローラを回転駆動するモータとは、軸継手を介して連結されていることから、駆動装置の幅寸法が比較的大きなものとなってしまい、省スペース化を図る点で課題があった。
本発明の目的は、駆動装置の幅寸法の縮小を図ることができるようにしたトレー送り装置を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、管理する物品を搭載して移動可能なトレーと、その床部に構成されると共にその上部に位置することになる前記トレーを縦方向または横方向に隣接する格納区画側に送り出す駆動機構部とを設け、前記トレーはその下面に、所定距離隔てて配置した縦方向固定ガイドレールおよび横方向固定ガイドレールとを備え、前記駆動機構部は、前記トレー下面に設けられたガイドレールに圧接するように前記駆動装置に取り付けた送りローラと、前記送りローラを回転駆動するモータ、このモータの駆動力を前記送りローラに伝達する回転軸とを有するトレー送り装置において、前記回転軸の一方側に、前記送りローラをキーおよびキー溝を介して嵌合すると共に、前記回転軸の他方側に、前記モータの軸をキーおよびキー溝を介して嵌合することを特徴とする。
このような構成によれば、モータの駆動力は、軸の他方側のキーおよびキー溝を介して軸に伝達され、次いで軸の駆動力は、軸の一方側のキーおよびキー溝を介し送りローラに伝達される。これによって従来のような軸継手を省くことができ、駆動装置の幅寸法の縮小を図ることができる。
本発明によるトレー送り装置によれば、駆動装置の幅寸法の縮小を図ることができ、これによって装置の省スペース化を図り、凡庸性を高めることができる。
本発明の一実施の形態によるトレー送り装置の要部を示す平面図である。 図1に示したトレー送り装置を用いた平面循環型駐車設備の格納階を示す平面図である。 図1に示したトレー送り装置の他の要部であるトレーの背面図である。 図1に示したトレー送り装置の第一駆動装置を示す正面図である。 図1に示したトレー送り装置の第一駆動装置を示す側面図である。 図1に示したトレー送り装置の第一駆動装置を示す平面図である。 図1に示した第一駆動装置のモータおよび送りローラの側面図である。 図7に示した第一駆動装置のモータおよび送りローラを展開した状態の側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図2は、本発明の一実施の形態によるトレー送り装置を用いた平面循環型駐車設備の格納階を示す平面図である。この格納階の駐車スペースには複数の縦方向走行レール1a〜1nを所定の間隔で配置し、この縦方向走行レール1a〜1nと直行するように複数の横方向走行レール2a〜2nを所定間隔で配置することによって、マトリックス状に敷設した走行レールを構成し、また、この走行レールによって形成した停止区画となる複数の格納区画を区分している。この格納区分毎に、駐車車両を搭載可能で縦方向走行レール1a〜1nおよび横方向走行レール2a〜2nに沿って移動可能に構成した複数のトレー3a〜3nと、詳細を後述するがその床部に構成されると共にその上部に位置することになるトレー3a〜3nをそれぞれ縦方向または横方向に隣接する格納区画側に送り出す駆動機構部とから成るトレー送り装置を構成している。ただし、各格納区画のうち少なくとも一つの格納区画を、トレー3a〜3nを配置していない空き区画4としている。
この平面循環型駐車設備は、駐車車両の入出庫階と格納階との間に図示しない昇降路内を移動するリフト機構を設置しており、このリフト機構によって駐車車両を搭載した状態のトレーを昇降移動した後、格納階の所定の位置に格納するようにしている。図示しない制御手段は、予め格納されたプログラムに基づいて駐車車両の入出庫運転を行い、入庫運転ではリフト機構によって図2に示した格納階へ案内した後、格納階の駐車スペースで保管するようにしている。また、駐車車両の出庫運転では、空き区画4を利用しながら例えば、トレー3nを詳細を後述するトレー送り装置によって移動させ、この移動を順次繰り返しながら所定の位置まで移動させ、対象の駐車車両を搭載したトレー3nをリフト機構によって入出庫階へと案内するようにしている。
格納区分毎に構成したトレー送り装置は、格納区画毎に配置したトレー3a〜3nの裏面側構成と、格納区画毎に床部に配置した駆動機構部とを主要な構成要素としており、先ず、トレー3a〜3nの裏面側構成について説明する。各トレー3a〜3nは同一構成であるから、ここではトレー3nについて説明する。トレー3nは、その上面側に駐車車両を安定して載置可能な長方形状の板状であり、図2の縦方向走行レール1g、1nおよび横方向走行レール2b、2cで囲まれた格納区画よりも多少大きくしている。このトレー3nの裏面側を図3に示している。
裏面側四隅には、トレー3nを横方向走行レール2b、2cに沿って走行するように支持した横方向車輪21a〜21dと、トレー3nを縦方向走行レール1g、1nに沿って走行するように支持した縦方向車輪22a〜22dとが取り付けられている。また、中央部で縦方向に延びた直線28上には、離散的に配置固定した固定ガイドレール23a、23b、23cと、これら各固定ガイドレール23a〜23cの対向部間に配置した可動ガイドレール24a、24bとが設けられ、この可動ガイドレール24a、24bはその中心軸25a、25bを中心にして可回転的に支持されている。さらに、可動ガイドレール24a、24bが横方向に90度回転したとき、この可動ガイドレール24a、24bと連続する横方向直線29、30上には固定ガイドレール26a、26bと、固定ガイドレール27a、27bとが固定されている。
言い換えると、トレー3nの裏面には、その交点部を切り欠いたほぼ十字状の固定ガイドレールが二組固定され、各交点部に中心軸25a、25bを中心にして可回転的に支持した可動ガイドレール24a、24bを有している。十字状の固定ガイドレールの数は、トレー3nの大きさや搭載する駐車車両などの重量に応じて増減することができる。
従って、可動ガイドレール24a、24bが縦方向に回転した状態では、固定ガイドレール23a〜23cと可動ガイドレール24a、24bとが縦方向の直線28上に位置し、また、可動ガイドレール24a、24bが横方向に回転した状態では、固定ガイドレール26a、26bと可動ガイドレール24aが直線29上に位置し、また、固定ガイドレール27a、27bと可動ガイドレール24bとがそれぞれ横方向の直線30上に位置することになる。
次に、トレー送り装置の他方の主要な構成要素、つまり駆動機構部について図1を用いて説明する。駆動機構部42は、格納区画毎にその床面に固定したベース5上に構成され、図3に示した回転軸25aとほぼ同位置に設けた回転軸6によって可回転的に設けた第一駆動装置7と、図3に示した回転軸25bとほぼ同位置に設けた回転軸14によって可回転的に設けた第二駆動装置15と、これらの第一駆動装置7と第二駆動装置15の中間部に位置して回転軸6、14を切り替え回転する切替駆動装置12とを有している。
切替駆動装置12は回転軸11aを中心に回転可能なレバー11を有しており、このレバー11の一方端に連結したリンク18は第一駆動装置7の回転軸6に固定したアーム10に連結されている。また、レバー11の他方端に連結したリンク19は第二駆動装置15の回転軸14に固定したアーム20に連結されている。
第一駆動装置7には、モータ8と、このモータ8によって回転駆動されるフリクションローラである送りローラ9と、回転軸6の両側に位置して上述した可動ガイドレール24aを挟み込むことになるように対向配置した二組の送りガイドローラ31、32とが設けられている。また、第二駆動装置15も同一構成で、モータ16と、このモータ16によって回転駆動されるフリクションローラである送りローラ17と、回転軸14の両側に位置して上述した可動ガイドレール24bを挟み込むことになるように対向配置した二組の送りガイドローラ31、32とが設けられている。
図示の状態で送りローラ9および送りローラ17は、図3に示した固定ガイドレール23a、23b、23cを配置した縦方向の直線28に沿って移動するように回転可能であるが、切替駆動装置12のモータ13によってレバー11を反時計方向に所定角度だけ回転駆動すると、リンク18を介して連結した第一駆動装置7は回転軸6を中心にして反時計方向に90度だけ回転すると共に、リンク19を介して連結した第二駆動装置15は回転軸14を中心にして反時計方向に90度だけ回転することになる。第一駆動装置7および第二駆動装置15の上述した回転によって、送りガイドローラ31、32間に挟み込まれた可動ガイドレール24a、24bも90度回転され、この状態では、モータ8によって送りローラ9が回転されると図3に示した固定ガイドレール26a、26bが横方向の直線29に沿って移動するように回転することになり、また、モータ16によって送りローラ17が回転されると図3に示した固定ガイドレール27a、27bが横方向の直線30に沿って移動するように回転することになる。
次に、駆動機構部42における第一駆動装置7と第二駆動装置15の具体的な構成について説明する。第一駆動装置7と第二駆動装置15は同一構成であるので、ここでは第一駆動装置7について説明し、第二駆動装置15については詳細な説明を省略する。第一駆動装置7には、拡大図である図6に示すように回転軸6を挟む位置に所定距離を隔てて二組の送りガイドローラ31、32を対向配置している。この二組の送りガイドローラ31、32間には、図3に示した可動ガイドレール24aが位置しており、第一駆動装置7の回転軸6が切り替え回転すると、同方向に可動ガイドレール24aも回転することになり、その後は、トレー3nの移動に伴って可動ガイドレール24aなどの側面を送りガイドローラ31、32が転動する。モータ8の回転軸33には送りローラ9が取り付けられ、回転軸33および送りローラ9は詳細を後述する揺動部材34に対して可回転的に支持されている。
この送りローラ9が可動ガイドレール24aの下面に適度に圧接され、モータ8から与えた送りローラ9の回転力が可動ガイドレール24aに伝えられると、例えば直線28に沿ってトレー3nが移動することになる。次に、上述した送りローラ9を可動ガイドレール24aなどに圧接するための構成について、図4および図5を用いて説明する。
図1に示したベース5に固定した支持固定部35には、軸受36を介して回転軸6が可回転的に支持されている。この回転軸6の上端部には受け用固定板37が固定されており、この受け用固定板37に上述した二組の送りガイドローラ31、32が支持されると共に、ばね挿入軸38の一端が固定されている。また、図6で説明した揺動部材34は、送りローラ9を包み込むようなU字型に形成され、さらにそのU字型を形成した対向部43a、43b間には回転軸6と、ばね40が収納されている。回転軸6を配置した揺動部材34の対向部43a、43bには連結軸41が挿入され、この連結軸41によって揺動部材34は回転軸6に対して両端部を揺動可能に支持されている。
このようにして揺動可能に支持した揺動部材34における連結軸41の一方側には送りローラ9およびモータ8が支持され、揺動部材34における連結軸41の他方側にはばね40が配置されている。このばね40は、送りローラ9を可動ガイドレール24aなどに圧接するためのばね力を与えるもので、揺動部材34に一体的に形成したばね受け可動部材39と、上述した受け用固定板37の対向部間に配置され、ばね40内に挿入したばね挿入軸38の他端をばね受け可動部材39側で固定することによって、ばね40をばね受け可動部材39と受け用固定板37の対向部間に保持している。
この構成によって、ばね40はばね受け可動部材39に作用し、連結軸41を中心にして揺動部材34を図4における反時計方向に付勢し、図4に示した定常状態では送りローラ9の最上部点を受け用固定板37の上面よりも多少上方部に位置するように保持している。
このため、二組の送りガイドローラ31、32間に可動ガイドレール24aが位置すると、可動ガイドレール24aの下面、つまりトレー送り装置42側に位置する面は図4に示した受け用固定板37の上面より多少上方に位置し、かつ、送りローラ9を下方に押し下げるように圧接する。可動ガイドレール24aが送りローラ9上に位置した状態では、送りローラ9を支持した揺動部材34には連結軸41を中心にして図4における時計方向の回転力が作用し、ばね受け可動部材39が上方に移動されてばね40を圧縮するが、ばね40の圧縮に応じた適度の反力が揺動部材34に作用する。従って、連結軸41を中心にして揺動部材34を反時計方向に回転しようとし、送りローラ9を可動ガイドレール24aなどの下面に適度に圧接する。
しかし、このときトレー3nは、図3に示した横方向車輪21a〜21dと縦方向車輪22a〜22dとが、図1に示した縦方向走行レール1g、1nと横方向走行レール2b、2c上に走行可能に搭載されているため、可動ガイドレール24aから送りローラ9に極端に大きな荷重を与えることはない。
このような第一駆動装置7および第二駆動装置15によれば、ばね40によって送りローラ9、17を可動ガイドレール24a、24bなどに圧接するとき、連結軸41によって回転軸6、14に軸支した揺動部材34の揺動回転を利用しているため、従来構成のように回転軸6、14を軸方向に摺動させる方式に比べてスムーズに行うことができ、また、かじりを生じることもないので、送りローラ9、17を可動ガイドレール24a、24bなどに常にふさわしい力で圧接することができる。また、回転軸6、14を支点にして揺動部材34を揺動させているため、回転軸6、14から送りローラ9の回転軸33までの距離によって送りローラ9、17を可動ガイドレール24a、24bなどに圧する力を易に選定することができると共に、第一駆動装置7および第二駆動装置15の高さも抑えることができる。このため、送りローラ9、17を可動ガイドレール24a、24bなどに圧接するために、揺動部材34のストロークを確保しても、従来のように回転軸6、14の軸方向にストロークを確保する場合に比べて、高さ方向を抑えることができる。
送りローラ9、17を可動ガイドレール24a、24bに圧接した状態で、図示しない制御手段によりモータ8、16を駆動すると、送りローラ9、17の回転力が可動ガイドレール24a、24bに伝達され、その後に近傍の他の固定ガイドレールに伝達され、送りローラ9、17の回転方向に応じてトレーを駆動することができる。
次に、軸継手を省き、モータ8の駆動力を送りローラ9に伝達する構成について、図7および図8を用いて説明する。
揺動部材34の対向部43a、43bに固定された軸受50a、50bに支持される回転軸33を設け、この回転軸33の一方側に、送りローラ9を第一キー52およびこの第一キー52と対向する第一キー溝53を介して嵌合すると共に、回転軸33の他方側に、モータ8の軸8aを第二キー54およびこの第二キー54と対向する第二キー溝55を介して嵌合するようにしてある。
この構成によって、モータ8の駆動力は、モータ8の軸8aに設けられた第二キー54の側面が、回転軸33の他方側に形成された第二キー溝55の側面に接合し軸51に伝達され、次いで軸51の駆動力は、軸51の一方側に設けられた第一キー52の側面が、送りローラ9に形成された第一キー溝53の側面に接合し送りローラ9に伝達される。
このような第一駆動装置7および第二駆動装置15によれば、従来のような軸継手を省いて、モータ8の駆動力を送りローラ9に伝達することができ、従って、駆動装置の幅寸法の縮小を図ることができる。
次に、図2に示したトレー3nを左方の空き区画4へ移動する場合について説明する。図1に示した駆動機構部42における送りローラ9、17の回転方向に応じた移動方向が前後方向であり、望む方向と異なっている。そこで、先ず、図示しない制御手段によって、切替駆動装置12のモータ13を作動してレバー11を反時計方向に駆動し、リンク18を介して第一駆動装置7の回転軸6を反時計方向に90度回転し、また、リンク19を介して第二駆動装置15の回転軸14を反時計方向に90度回転する。すると、第一駆動装置7の送りローラ9および第二駆動装置15の送りローラ17は横向きになる。
このとき、第一駆動装置7の送りガイドローラ31、32間に図3に示した可動ガイドレール24aを挟み込んでおり、また第二駆動装置15の送りガイドローラ31、32間に図3に示した可動ガイドレール24bを挟み込んでいるため、可動ガイドレール24aおよび可動ガイドレール24bも90度回転する。従って、可動ガイドレール24aは固定ガイドレール26aと固定ガイドレール26b間を連結し、可動ガイドレール24bは固定ガイドレール27aと固定ガイドレール27b間を連結する。また、上述したようにトレー3nの可動ガイドレール24aの下面には第一駆動装置7の送りローラ9がばね40によって圧接しており、可動ガイドレール24bの下面には第二駆動装置15の送りローラ17がばね40によって圧接している。
その後、図示しない制御手段により第一駆動装置7および第二駆動装置15のモータ8、16を駆動すると、第二キー54、第二キー溝54、回転軸33、第一キー52、第一キー溝53を介して送りローラ39に伝達され、この送りローラ9の回転力が可動ガイドレール24aや固定ガイドレール26a、26bなどに伝達され、また、同様にしてモータ16により駆動される送りローラ17の回転力が可動ガイドレール24bや固定ガイドレール27a、27bなどに伝達されているため、送りローラ9、17の回転方向に応じてトレー3nは直線29、30に沿って空き区画4へと移動させることができる。トレー3nの移動は、図3に示したようにその下部に設けた横方向車輪21a〜21dが図2に示した横方向走行レール2b、2cに沿って回転するため良好に行われる。
この説明から分かるように、車庫出しをする駐車車両を搭載したトレーを移動する場合は、そのトレーの位置に応じて組み立てられた動作パターンを格納した制御手段によって上述した各切替駆動装置12の移動方向を切替制御しながら前後左右に自在に移動して、リフト機構まで移動することができる。
このようなトレー送り装置は、特に、図4に示したように可回転的に支持した回転軸6に連結軸41によって揺動可能に揺動部材34を支持し、この揺動部材34の一方端側に送りローラ9を取り付け、また、他方端側にばね40を取り付けているため、送りローラ9にトレーの下面側に設けた可動ガイドレール24aなどが乗せられても従来のようなかじりが発生することはなく、常に、安定したばね40の力を送りローラ9から可動ガイドレール24aへの圧接力として作用させることができる。また、回転軸6、14を支点にして揺動部材34を揺動させているため、回転軸6、14から送りローラ9の回転軸33までの距離によって送りローラ9、17を可動ガイドレール24a、24bなど圧接する力を容易に選定することができるので、従来のように高さ方向に大きくすることなく第一駆動装置7および第二駆動装置15を構成することができる。
また、トレー送り装置としては、第一駆動装置7および第二駆動装置15に設けた回転軸6、14のトレー3n側に位置する端部に受け用固定板37を取り付け、この受け用固定板37に可動ガイドレール25a、25bを挟み込んで可動ガイドレール24a、24bに回動力を伝達する少なくとも一対の送りガイドローラ31、32を設けると共に、ばね40の一端を保持し、このばね40の他端を揺動部材34に支持したため、連結軸41によって回転軸6、14に連結した揺動部材34における連結軸41の両側に、送りローラ9、17とばね40とをバランス良く配置して、全体的な構成を簡単にすることができる。また、連結軸41からの距離で決まるレバー比を調整することが容易になり、送りローラ9、17を可動ガイドレール25a、25bに圧接する力をふさわしく調整することができる。
さらに、揺動部材34の対向部43a、43bに固定された軸受50a、50bに支持される回転軸33を設け、この回転軸33の一方側に、送りローラ9を第一キー52およびこの第一キー52と対向する第一キー溝53を介して嵌合すると共に、軸51の他方側に、モータ8の軸8aを第二キー54およびこの第二キー54と対向する第二キー溝55を介して嵌合することで、駆動装置の幅寸法の縮小を図ることができ、これによって装置の省スペース化を図り、凡庸性を高めることができる。
尚、以上説明した実施の形態では、駐車車両をトレー3a〜3nに搭載して管理する平面循環型駐車設備のトレー送り装置について説明したが、その他の物品をトレー3a〜3nに搭載して管理する平面循環型管理設備のトレー送り装置に本発明を適用することができる。トレー3a〜3nに搭載して管理する物品が駐車車両に比べて小型軽量であれば、第一駆動装置7または第二駆動装置15のいずれか一方のみで構成し、トレー3nの下面に設けた可動ガイドレール25a、25bも対応する側の一方だけとすることもできる。
また、第一駆動装置7と切替駆動装置12と第二駆動装置15の連結構成は図示のものに限らず適用することができる。
また、複数の縦方向走行レールと直行するように複数の横方向走行レールを配置してマトリックス状に複数の格納区画を形成するものを例にあげたが、駆動機構部を複数配置し、この駆動部のローラに直接トレーを載せても良くこの場合、走行レールは不要となる。更に、マトリックス状の格納区画としない場合も適用できる。
更に、可動ガイドレールを設け、切り替え手段を備えた例を示したが横方向、または縦方向のみの移動であれば、可動ガイドレール及びこの切り替え手段は不要でありこの場合も本願は適用できる。
1a〜1n 縦方向走行レール
2a〜2n 横方向走行レール
3a〜3n トレー
4 空き区画
5 ベース
6 回転軸
7 第一駆動装置
8 モータ
8a 軸
9 送りローラ
10 アーム
11 レバー
12 切替駆動装置
13 モータ
14 回転軸
15 第二駆動装置
16 モータ
17 送りローラ
18 リンク
19 リンク
20 アーム
21a〜21d 横方向車輪
22a〜22d 縦方向車輪
23a〜23c 固定ガイドレール
24a、24b 可動ガイドレール
25a.25b 回転軸
26a、26b 固定ガイドレール
27a、27b 固定ガイドレール
28〜30 直線
31、32 送りガイドローラ
33 回転軸
34 揺動部材
35 支持固定部
36 軸受
37 受け用固定板
38 ばね挿入軸
39 ばね受け可動部材
40 ばね
41 連結軸
42 駆動機構部
50a、50b 軸受
52 第一キー
53 第一キー溝
54 第二キー
55 第二キー溝

Claims (1)

  1. 管理する物品を搭載して移動可能なトレーと、その床部に構成されると共にその上部に位置することになる前記トレーを縦方向または横方向に隣接する格納区画側に送り出す駆動機構部とを設け、前記トレーはその下面に、所定距離隔てて配置した縦方向固定ガイドレールおよび横方向固定ガイドレールとを備え、前記駆動機構部は、前記トレー下面に設けられたガイドレールに圧接するように前記駆動装置に取り付けた送りローラと、前記送りローラを回転駆動するモータ、このモータの駆動力を前記送りローラに伝達する回転軸とを有するトレー送り装置において、
    前記回転軸の一方側に、前記送りローラをキーおよびキー溝を介して嵌合すると共に、前記回転軸の他方側に、前記モータの軸をキーおよびキー溝を介して嵌合することを特徴としたトレー送り装置。
JP2012094920A 2012-04-18 2012-04-18 トレー送り装置 Active JP5985866B2 (ja)

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JP2008273640A (ja) * 2007-04-25 2008-11-13 Nissei Ltd トレー送り機構

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