JP2013220214A - 球詰まり検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストにて球詰まり状態を確実且つ素早く検知することができる球詰まり検知装置を提供する。
【解決手段】遊技球を流下させる流路の所定部位に配設されるとともに、当該流路にて遊技球が流下せず滞留した球詰まり状態を検知し得る球詰まり検知装置19において、流路が球詰まり状態のときに限り遊技球が退避する退避位置としての孔22と、該退避位置としての孔22に位置する遊技球を検知する検知手段21とを具備したものである。
【選択図】図4

Description

本発明は、遊技球を流下させる流路の所定部位に配設されるとともに、当該流路にて遊技球が流下せず滞留した球詰まり状態を検知し得る球詰まり検知装置に関するものである。
パチンコ遊技機の島設備は、パチンコ店内ホールに設置され、複数のパチンコ遊技機が横並びに配設されるとともに、それらパチンコ遊技機に対して電力の供給や遊技球の供給及び回収等を行い得るよう構成されている。かかるパチンコ遊技機の島設備においては、通常、パチンコ遊技球から排出された遊技球を回収するアウトレールと、該アウトレールで回収された遊技球を貯留する島中タンクと、島設備を構成するフレーム上に配設されて遊技球を貯留可能な上部タンクと、島中タンクで貯留した遊技球を上部タンクまで揚送するリフタとが配設されている。
さらに、通常の島設備においては、上部タンク内に貯留した遊技球を島端に向かって流出させるとともに各パチンコ遊技機に遊技球を補給可能な補給樋が延設されている。かかる補給樋は、一端が上部タンクに接続されて島端に向かって所定の傾斜角度で傾斜しつつ延設されるとともに、その途中から各パチンコ遊技機に遊技球を補給し得るよう構成されている。
ところで、近時においては、島設備の設置場所の自由度を向上させるべく、当該島設備の高さ寸法を小さくすることが試みられている。このように高さ寸法を小さくした島設備においては、補給樋やアウトレールの傾斜角度を大きく設定することができないことから、それら流路の途中にミニリフトと称される揚送装置が配設されるものが提案されるに至っている。
このようなミニリフトと称される揚送装置は、上下方向に亘って配設された帯状の搬送体にて下方の遊技球を上方に揚送し得るよう構成されているとともに、上方の流路が球詰まり状態となったことを検知する球詰まり検知装置が配設されていた。かかる球詰まり検知装置は、上方の流路にて遊技球が流下せず滞留した球詰まりを検知するセンサから成る検知手段を具備しており、当該検知手段にて球詰まりを検知すると、信号を揚送装置側に送信し、搬送体の駆動を停止し得るよう構成されていた。
具体的には、従来の球詰まり検知装置における検知センサは、金属体としての遊技球が通過するのを検知可能な近接センサや導通センサ等から成り、遊技球の流路内(例えば流路を構成する側壁の内壁面等)に配設されていた。そして、遊技球が順次通過することにより生じる波形を検知し、球詰まりにより遊技球が滞留して当該波形が生じなくなったことを条件として、球詰まり状態であると判断するのである。なお、かかる先行技術は、文献公知発明に係るものでないため、記載すべき先行技術文献情報はない。
しかしながら、上記従来の球詰まり検知装置においては、検知手段による検知精度が十分でないことから、球詰まりの検知まで時間がかかってしまい、搬送体や当該搬送体の駆動源に対して過負荷が生じてしまうという問題があった。すなわち、波形を監視する従来のものの場合、チャタリング等を防止する必要があることから、球詰まり検知まで時間がかかってしまい、暫くの間、球詰まり状態で搬送体の駆動を継続して行わせてしまうこととなってしまい、これにより当該搬送体(搬送ベルト)やモータ等の駆動源に過負荷がかかってしまうのである。しかるに、そのような不具合を回避すべく、球詰まりを高精度且つ瞬時に検知可能なセンサ(例えば画像センサ等)にて検知手段を構成することも考え得るが、その場合、極めて高価な検知手段を用いざるを得ず、コストが嵩んでしまうという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、低コストにて球詰まり状態を確実且つ素早く検知することができる球詰まり検知装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、遊技球を流下させる流路の所定部位に配設されるとともに、当該流路にて遊技球が流下せず滞留した球詰まり状態を検知し得る球詰まり検知装置において、前記流路が球詰まり状態のときに限り遊技球が退避する退避位置と、該退避位置にある遊技球を検知する検知手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の球詰まり検知装置において、前記流路の上方を覆うカバーを具備するものとされ、前記退避位置は、当該カバーの上面に形成されて球詰まり状態のとき遊技球の上部を外部に臨ませ得る孔にて構成されるとともに、当該孔を塞いだ状態で前記検知手段が配設されたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の球詰まり検知装置において、カバーに形成された孔は、遊技球の直径より小さな内径に設定されたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか1つに記載の球詰まり検知装置において、前記流路は、下方位置にある遊技球を上方位置まで搬送すべく上下方向に亘って回動可能とされた搬送体を具備した揚送装置の上方位置から延設されて成り、前記検知手段にて球詰まり状態が検知されたことを条件として、前記搬送体の駆動を停止させることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、流路が球詰まり状態のときに限り遊技球が退避する退避位置と、該退避位置にある遊技球を検知する検知手段とを具備したので、低コストにて球詰まり状態を確実且つ素早く検知することができる。
請求項2の発明によれば、退避位置は、カバーの上面に形成されて球詰まり状態のとき遊技球の上部を外部に臨ませ得る孔にて構成されるとともに、当該孔を塞いだ状態で検知手段が配設されたので、簡単な構成にて球詰まり状態を確実に且つ素早く検知することができる。
請求項3の発明によれば、カバーに形成された孔は、遊技球の直径より小さな内径に設定されたので、当該孔に退避した遊技球の上部を確実に検知手段側に近接させることができるとともに、その遊技球が検知手段を押圧して破損等させてしまうのを抑制できる。
請求項4の発明によれば、流路は、下方位置にある遊技球を上方位置まで搬送すべく上下方向に亘って回動可能とされた搬送体を具備した揚送装置の上方位置から延設されて成り、検知手段にて球詰まり状態が検知されたことを条件として、搬送体の駆動を停止させるので、球詰まり状態が生じた際、搬送体の駆動をより素早く且つ確実に停止させることができる。
本発明の実施形態に係る球詰まり検知装置が適用される島設備を示す模式図 同球詰まり検知装置及び揚送装置を示す断面図 同球詰まり検知装置を示す平面図及び正面図 図3におけるIV−IV線断面図 遊技球が滞留せず流下している状態(通常状態)を示す断面模式図 遊技球が流下せず滞留した状態(球詰まり状態)を示す断面模式図 本発明の実施形態に適用される揚送装置を示す平面図 同揚送装置の通常状態における遊技球の搬送流路(第1搬送流路)を示す拡大模式図 同揚送装置における切替手段により遊技球の搬送流路が第2搬送流路とされた状態を示す拡大模式図 本発明の他の実施形態に係る球詰まり検知装置を示す平面図及び正面図 図10におけるXI−XI線断面図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る球詰まり検知装置は、パチンコ遊技機の島設備内に配設された補給樋及びアウトレールにおける揚送装置8、9の下流側近傍に配設されたものである。かかるパチンコ遊技機の島設備1は、図1に示すように、遊技店のホールに設置されるとともにパチンコ遊技機2が複数並列して設置された島状のものから成る。なお、図1は、島設備の左半分を示しており、右半分は同様の構成であるため省略してある。
本実施形態で適用される島設備1におけるパチンコ遊技機2は、ガラス板が取り付けられた前面枠を有しており、該ガラス板から遊技者が遊技盤を目視し得るように構成されており、この遊技盤の遊技領域には、図柄表示手段、始動口や大入賞口等の種々役物が配設されている。そして、ハンドルを回転操作することにより、遊技球が遊技盤に発射され、所定の入賞口に入賞或いは最下のアウト穴に至るよう構成されている。
また、適用される島設備1は、パチンコ遊技機2に電力を供給し得る電力供給手段(不図示)を具備するとともに、補給樋(3a、3b)と、アウトレール4と、研磨機5と、リフタ7とが内部に設置されている。なお、リフタ7の下部には、研磨機5で研磨或いは払拭された遊技球を上方に向かって力を付与して揚送させる駆動源6が配設されている。しかるに、研磨機5は、回収された遊技球を研磨するためのもので、当該研磨機5にて研磨された遊技球は、リフタ7を介して上部タンクTに至るようになっている。
補給樋(3a、3b)は、島設備1の上部にて所定角度傾斜しつつ島設備1の端部に向かって延設されるとともに、自重により遊技球を流下させ得る流路から成る。この補給樋(3a、3b)の途中には、流下する遊技球を各パチンコ遊技機2に供給させる供給手段が配設されており、パチンコ遊技機2は、当該供給手段を介して遊技球が供給されて賞球等の払出しが行われるよう構成されている。
しかるに、本実施形態に係る補給樋3aは、所定角度傾斜しつつ上部タンクTから揚送装置8まで延設されるとともに、補給樋3bは、所定角度傾斜しつつ揚送装置8から島設備1の端部まで延設されており、当該端部まで流下した遊技球はパチンコ遊技機2に供給されずアウトレール4に落下するよう構成されている。これにより、上部タンクTの遊技球は、補給樋3aを流下した後、揚送装置8にて揚送され、補給樋3bを流下することとなり、その流下過程で各パチンコ遊技機2に供給される。
アウトレール4は、島設備1の下部にて所定角度傾斜しつつ島設備1の中央(研磨機5及びリフタ7の配設箇所)に向かって延設されるとともに、パチンコ遊技機2から排出された遊技球を回収するための流路から成る。その途中には、補給樋3aと補給樋3bとの間に配設された揚送装置8と同様の揚送装置9が複数配設されている。しかして、パチンコ遊技機2から排出された遊技球は、途中で揚送装置9にて揚送されつつアウトレール4を流下し、研磨機5に至ることとなり、リフタ7で揚送された後、再び上部タンクTから流下する。
本実施形態に係る揚送装置8は、補給樋(3a、3b)を流下する過程の遊技球を揚送させるもので、図2、7に示すように、フレームFと、搬送体としての搬送ベルト10と、上方流路11と、挟持体14と、モータMと、切替手段15とから主に構成されている。搬送ベルト10は、下方位置P1にある遊技球を上方位置P2まで搬送すべく上下方向に亘って回動可能とされたもので、本実施形態においては、駆動プーリ12と従動プーリ13とに亘って懸架された樹脂製のベルトから成る。
駆動プーリ12は、その入力軸12aにスプロケットS2が取り付けられるとともに、モータMの出力軸Maに形成されたスプロケットS1と当該スプロケットS2との間にチェーンCが懸架されている。そして、モータMを駆動させると、スプロケットS1及びスプロケットS2間でチェーンCが回動し、駆動プーリ12に駆動力が伝達されて回転駆動させ得るようになっている。しかして、モータMの駆動により、駆動プーリ12が回転駆動し、当該駆動プーリ12と従動プーリ13との間で搬送ベルト10が回動するよう構成されている。
さらに、搬送ベルト10における遊技球の搬送面と対向した位置には、挟持体14が配設されている。これにより、モータMを駆動させて搬送ベルト10を回動させると、搬送ベルト10(搬送体)と挟持体14とで遊技球を挟持しつつ下方位置P1から上方位置P2に搬送可能とされている。かかる下方位置P1には、補給樋3aの終端と接続された受け部材18が配設されており、当該補給樋3aを流下した遊技球を受け部材18に形成された受け部18aにて受けるとともに、搬送ベルト10及び挟持体14にて挟持させて上方位置P2まで搬送させ得るようになっている。なお、図中符号17は、受け部材18を弾性支持するスプリングを示している。
一方、上方位置P2には、上方流路11が延設されている。この上方流路11は、上方位置P2から補給樋3bまで延設される遊技球の流路から成り、搬送ベルト10(搬送体)にて当該上方位置P2まで搬送された遊技球を補給樋3bまで流下させ得るよう構成されている。これにより、搬送ベルト10(搬送体)により下方位置P1から上方位置P2まで搬送された遊技球を上方流路11にて流下させる第1搬送流路αが形成されることとなる。
切替手段15は、上方位置P2近傍に取り付けられた可撓性部材から成るとともに、通常状態では搬送ベルト10(搬送体)で上方に搬送された遊技球を上方流路11に案内し得るものである。すなわち、切替手段15は、図8に示すように、取付金具16にてフレームFに固定されることにより取り付けられており、補給樋3b又は上方流路11にて球詰まりが生じていない状態(通常状態)において、搬送ベルト10及び挟持体14にて搬送された遊技球が更に上方へ至るのを妨げ、上方流路11側に案内し得るよう構成されているのである。このように、本実施形態においては、上方位置P2まで搬送された遊技球が上方流路11にて流下する通常状態における遊技球の搬送流路を「第1搬送流路α」と称するものとする。
また、補給樋3b又は上方流路11にて球詰まりが生じると、上方位置P2の遊技球が上方流路11で流下せず滞留した状態(球詰まり状態)となる。本実施形態に係る切替手段15は、かかる球詰まり状態において、図9に示すように、搬送ベルト10(搬送体)で上方に搬送された遊技球による押圧力で撓んで当該遊技球を下方位置P1に戻すよう構成されている。すなわち、球詰まり状態において、上方流路11で流下せず滞留しているにも関わらずモータMの駆動を継続させると、搬送ベルト10にて上方に搬送された遊技球は上方位置P2の上方にある切替手段15に向かって流れ、その押圧力(搬送力)により図9の如く撓むこととなり、当該切替手段15と従動プーリ13との間に遊技球の流路βが形成されるのである。
このように、切替手段15が撓んで遊技球が当該切替手段15と従動プーリ13との間を流通すると、下方に位置する受け部材18側に落下することとなり、遊技球を下方位置P1まで戻すことが可能とされている。本実施形態においては、このような遊技球の搬送流路(搬送ベルト10により下方位置P1から上方位置P2まで搬送された遊技球を当該下方位置P1に戻す流路)を第2搬送流路βと称する。なお、切替手段15は、球詰まり状態で押圧されると、その押圧力で撓み得る可撓性部材であれば足り、例えば弾性を有した樹脂材やゴム材等とすることができる。
しかして、本実施形態に係る切替手段15は、上方位置P2まで搬送された遊技球が上方流路11にて流下する通常状態における遊技球の搬送流路を第1搬送流路αとするとともに、上方位置P2の遊技球が上方流路11で流下せず滞留した球詰まり状態における遊技球の搬送流路を第1搬送流路αから第2搬送流路βに切り替えるものとされており、通常状態では搬送ベルト10で上方に搬送された遊技球を上方流路11に案内し、球詰まり状態では搬送ベルト10で上方に搬送された遊技球による押圧力で撓んで当該遊技球を下方位置P1に戻すよう構成されている。
このように、揚送装置8を介在させて遊技球を補給樋(3a、3b)にて流下させることができるので、補給樋(3a、3b)の傾斜角度を小さく設定しても遊技球の流下を良好に行わせることができる。なお、本実施形態においては、アウトレール4の途中に配設された揚送装置9も揚送装置8と同様の構成とされており、アウトレール4の傾斜角度を比較的小さく設定することができる。
ここで、本実施形態においては、図2に示すように、補給樋3bにおける上方流路11との接続部に球詰まり検知装置19が配設されている。かかる球詰まり検知装置19は、図3、4に示すように、補給樋3bの上流側における流路の上方を覆うカバー20と、該カバー20に形成された退避位置としての孔22と、球詰まりを検知するための検知手段21とを有して構成されている。
カバー20は、補給樋3bにおける上方流路11との接続部の上方を覆う蓋状部材から成り、例えばオーステナイト系ステンレス等の非磁性体板材を所定形状にプレス成形して成るものである。より具体的には、カバー20は、遊技球の流下方向に向かって下方に傾斜した傾斜面と、該傾斜面から後方に向かって連続して延設された略同一高さ寸法の上面20aとを有する部材から成り、当該上面20aには、退避位置を構成する孔22が形成されている。このカバー20に形成された孔22は、図5に示すように、遊技球の直径tより小さな内径t1に設定された丸孔から成り、補給樋3bで球詰まり状態が生じたとき、図6に示すように、遊技球が退避(孔22に嵌入)してその上部を外部(検知手段21側)に臨ませ得るようになっている。
すなわち、補給樋3bにおいて遊技球が滞留せず流下した状態(通常状態)では、それぞれの遊技球は補給樋3bの流路に沿って自然に流れるので、図5に示すように、孔22内(退避位置)には至らず、当該孔22の下方を通過するのみであるが、補給樋3bにおいて遊技球が流下せず滞留した状態(球詰まり状態)では、下流側が詰まっているにも関わらず上流側(揚送装置8側)から遊技球が強制的に流し込まれるので、図6に示すように、孔22の直下に位置する遊技球が上方に持ち上げられ、当該孔22に退避(嵌入)するのである。
このように、本実施形態に係る退避位置を構成する孔22は、通常状態においては遊技球が至ることなくその下方を単に通過させるものとされるとともに、下方の流路(本実施形態においては補給樋3b)が球詰まり状態のときに限り遊技球が退避するよう構成されているのである。さらに、検知手段21は、孔22を塞いだ状態でカバー20の上面20aに取り付けられている。
本実施形態に係る検知手段21は、遊技球の如き金属体が所定寸法より近接すると反応し得る近接センサから成り、コード21aを介して揚送装置8の駆動源(モータM)を制御するためのユニット(不図示)と電気的に接続されている。そして、通常状態において、孔22に遊技球が至ることなくその下方を単に通過した状態(図5参照)では、検知手段21が反応せず、下方の流路(本実施形態においては補給樋3b)が球詰まり状態となり孔22に遊技球が退避した状態(図6参照)に限り検知手段21が反応するようになっている。
本実施形態においては、検知手段21にて球詰まり状態が検知されたことを条件として、揚送装置8におけるモータMを制御するためのユニットに信号(球詰まり信号)を送信し、搬送ベルト10(搬送体)の駆動を停止させるよう構成されている。これにより、球詰まり状態が生じた際、搬送ベルト10(搬送体)の駆動をより素早く且つ確実に停止させることができる。
上記実施形態によれば、流路(補給樋3b)が球詰まり状態のときに限り遊技球が退避する退避位置と、該退避位置にある遊技球を検知する検知手段21とを具備したので、低コストにて球詰まり状態を確実且つ素早く検知することができる。特に、退避位置にある遊技球を検知するための検知手段21が汎用的な近接センサ(金属体が近接すると反応する非接触式センサ)から成るので、より低いコストで且つ高い信頼性を有して球詰まり状態を確実且つ素早く検知することができる。
また、本実施形態によれば、退避位置は、カバー20の上面20aに形成されて球詰まり状態のとき遊技球の上部を外部に臨ませ得る孔22にて構成されるとともに、当該孔22を塞いだ状態で検知手段21が配設されたので、簡単な構成にて球詰まり状態を確実に且つ素早く検知することができる。さらに、カバー20に形成された孔22は、遊技球の直径tより小さな内径t1に設定されたので、当該孔22に退避した遊技球の上部を確実に検知手段21側に近接させることができるとともに、その遊技球が検知手段21を押圧して破損等させてしまうのを抑制できる。
しかるに、本実施形態の如くカバー20の上面20aに退避位置としての孔22を形成するものに代え、例えば図10、11に示すように、カバー20’の側面に孔22’を形成し、当該孔22’を塞いだ状態で検知手段21を配設した球詰まり検知装置19’としてもよい。この場合であっても、孔22’は、流路(補給樋3b)が球詰まり状態のときに限り遊技球が退避する退避位置とされるとともに、該退避位置にある遊技球を検知手段21にて検知するものとされ、カバー20’に形成された孔22’は、遊技球の直径tより小さな内径に設定された丸孔から成るものである。
なお、本実施形態によれば、搬送ベルト10により下方位置P1から上方位置P2まで搬送された遊技球を上方流路11にて流下させる第1搬送流路αと、当該搬送ベルト10により下方位置P1から上方位置P2まで搬送された遊技球を当該下方位置P1に戻す第2搬送流路βとを有するので、球詰まり状況に応じて遊技球の搬送流路を第1搬送流路α又は第2搬送流路βの何れかに選択することができ、球詰まりが生じた場合でも良好に遊技球の揚送を継続して行わせることができる。
また、上方位置P2まで搬送された遊技球が上方流路11にて流下する通常状態における遊技球の搬送流路を第1搬送流路αとするとともに、上方位置P2の遊技球が上方流路11で流下せず滞留した球詰まり状態における遊技球の搬送流路を第1搬送流路αから第2搬送流路βに切り替える切替手段15を具備したので、球詰まりが生じた際の搬送流路の切り替えを確実且つ円滑に行わせることができる。しかるに、切替手段15により、球詰まり状態となった際、第1搬送流路αから第2搬送流路βに切り替えることが可能とされるので、遊技球を上方流路11から下方位置P1に循環させて逃がすことができ、モータMや搬送ベルト10等に過負荷が生じてしまうのを防止することができる。
さらに、切替手段15は、上方位置P2近傍に取り付けられた可撓性部材から成るとともに、通常状態では搬送ベルト10で上方に搬送された遊技球を上方流路11に案内し、球詰まり状態では搬送ベルト10で上方に搬送された遊技球による押圧力で撓んで当該遊技球を下方位置P1に戻すので、切替手段15の構成をより簡素化させることができ、より確実且つ円滑な搬送流路の切り替えを行わせることができる。
またさらに、本実施形態の揚送装置8によれば、搬送ベルト10の遊技球の搬送面と対向して配設された挟持体14を具備するとともに、当該搬送ベルト10と挟持体14とで遊技球を挟持しつつ下方位置P1から上方位置P2に搬送可能とされたので、第1搬送流路αにて搬送される遊技球をより確実に揚送させることができる。なお、挟持体14は、搬送ベルト10の搬送面との間で遊技球を挟持して搬送させ得るものであれば足り、種々形態のものとすることができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば退避位置がカバー以外のものに形成されたもの、検知手段が近接センサ以外のセンサで構成されたもの等としてもよい。検知手段は、近接センサの如く非接触センサの他、導通センサの如く接触センサを用いるようにしてもよく、その場合、退避位置(カバーに形成された孔等)に退避した遊技球と接触して導通することにより、球詰まり状態を検知可能なものとしてもよい。
また、本実施形態に係る球詰まり検知装置19は、ミニリフトと称される揚送装置8、9の下流側の流路(補給樋3b或いはアウトレール4の途中)に配設されているが、例えばリフタ7や上部タンクTの下流側近傍(補給樋の上流における当該リフタ7又は上部タンクTとの接続部)に配設するようにしてもよい。また、本実施形態に係る球詰まり検知装置19は、補給樋3b及びアウトレール4の途中にそれぞれ配設されているが、何れか一方のみに配設するようにしてもよい。
なお、本実施形態に適用される揚送装置8、9は、第1搬送流路αと第2搬送流路βとが切り替え可能とされた構成であるが、第1搬送流路αのみを有し、遊技球を循環させるための第2搬送流路βを有さない構成のものとしてもよい。また、本実施形態においては、補給樋(3a、3b)の途中に介在した揚送装置8の他、アウトレール4の途中に介在した揚送装置9も同様の構成(第1搬送流路αと第2搬送流路βとが切り替え可能とされた構成)とされているが、何れか一方が同構成のものであってもよい。
流路が球詰まり状態のときに限り遊技球が退避する退避位置と、該退避位置にある遊技球を検知する検知手段とを具備した球詰まり検知装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
1 島設備
2 パチンコ遊技機
3a、3b 補給樋
4 アウトレール
5 研磨機
6 駆動源
7 リフタ
8 揚送装置
9 揚送装置
10 搬送ベルト(搬送体)
11 上方流路
12 駆動プーリ
13 従動プーリ
14 挟持体
15 切替手段
16 取付金具
17 スプリング
18 受け部材
19 球詰まり検知装置
20 カバー
21 検知手段
22 孔(退避位置)
P1 下方位置
P2 上方位置
M モータ

Claims (4)

  1. 遊技球を流下させる流路の所定部位に配設されるとともに、当該流路にて遊技球が流下せず滞留した球詰まり状態を検知し得る球詰まり検知装置において、
    前記流路が球詰まり状態のときに限り遊技球が退避する退避位置と、
    該退避位置にある遊技球を検知する検知手段と、
    を具備したことを特徴とする球詰まり検知装置。
  2. 前記流路の上方を覆うカバーを具備するものとされ、前記退避位置は、当該カバーの上面に形成されて球詰まり状態のとき遊技球の上部を外部に臨ませ得る孔にて構成されるとともに、当該孔を塞いだ状態で前記検知手段が配設されたことを特徴とする請求項1記載の球詰まり検知装置。
  3. 前記カバーに形成された孔は、遊技球の直径より小さな内径に設定されたことを特徴とする請求項2記載の球詰まり検知装置。
  4. 前記流路は、下方位置にある遊技球を上方位置まで搬送すべく上下方向に亘って回動可能とされた搬送体を具備した揚送装置の上方位置から延設されて成り、前記検知手段にて球詰まり状態が検知されたことを条件として、前記搬送体の駆動を停止させることを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の球詰まり検知装置。
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