JP2013217228A - フリーズフレームデータ記憶システム - Google Patents

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Abstract

【課題】フリーズフレームデータの信頼性向上と通信バス負荷軽減との両立を図った、フリーズフレームデータ記憶システムを提供する。
【解決手段】車両の状態を表した状態値を逐次取得するスレーブECU10A、10B、10Cと、スレーブECUと通信バス30を介して通信可能なマスタECU40と、を備える。そして、スレーブECUは、前記状態値を表す状態データと、その状態値の変化率を特定可能な変化率データとを、所定周期で通信バスへ送信する送信手段13cを有する。また、マスタECUは、スレーブECUから送信された状態データおよび変化率データに基づき、異常発生時点での状態値を推定する推定手段45dと、推定された状態値を表すデータをフリーズフレームデータとして不揮発性の記憶装置42に記憶させる異常時記憶手段45bと、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、異常発生時点での状態値を表したフリーズフレームデータを記憶するシステムに関する。
特許文献1等には、車両に搭載されたダイアグ装置が車両の異常発生を検知した場合に、異常発生時点での各種状態値をフリーズフレームデータ(以下、FFデータと記載)として記憶する旨が開示されている。前記状態値の具体例としては、エンジン回転数、車速、アクセルペダル踏込量、ブレーキペダル踏込量、エンジン冷却水温度、吸気温度、排気温度、ハンドル操作角度、シフトレンジ等、数十種類の状態値が挙げられる。このようなFFデータは、異常発生原因を解析する上で有効なデータとなる。
特開2004−232498号公報
さて、エンジン制御用ECUや変速機制御用ECU等の各種制御ECU(スレーブECU)の各々と、これらのスレーブECUを統括管理するマスタECUとは、通信バスを介してネットワークを構築している。そして、先述した状態値を検出するセンサは、各々のスレーブECUに接続されており、スレーブECUは、センサから入力されてくる状態値のデータ(状態データ)を、所定周期でマスタECUへ送信する。マスタECUは、異常発生を検知した場合に、その時の状態データをバックアップメモリや不揮発性メモリ等に記憶して、先述したFFデータとして残しておく。
このように、FFデータをマスタECUで統括管理することで、FFデータに含まれる複数種類の状態値を同期化できる。また、車両の修理作業者は、マスタECUと通信するだけで全てのFFデータを取得できるようになる。
ここで、スレーブECUからマスタECUへ状態データを送信する周期を短くするほど、異常発生時点に近いタイミングで送信された状態データをFFデータとして残すことができるので、異常発生原因の解析に用いる際のFFデータの信頼性を向上できる。しかしその背反として、通信バスを流れるデータ量が増大するため、通信バスの負荷が大きくなる。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたもので、その目的は、フリーズフレームデータの信頼性向上と通信バス負荷軽減との両立を図った、フリーズフレームデータ記憶システムを提供することにある。
上記目的を達成する第1の発明では、車両に搭載され、車両の状態を表した状態値を逐次取得するスレーブ装置と、車両に搭載され、前記スレーブ装置と通信バスを介して通信可能なマスタ装置と、を備え、前記スレーブ装置は、前記状態値を表す状態データと、その状態値の変化率を特定可能な変化率データとを、所定周期で前記通信バスへ送信する送信手段を有し、前記マスタ装置は、異常発生を検知した時に、前記スレーブ装置から送信された前記状態データおよび前記変化率データに基づき、異常発生時点での前記状態値を推定する推定手段と、前記推定手段により推定された状態値を表すデータを、フリーズフレームデータ(FFデータ)として記憶装置に記憶させる記憶手段と、を有することを特徴とする(図1参照)。
上記発明では、異常発生検知時に送信されてきた状態データおよび変化率データに基づき、異常発生時点での状態値を推定するので、状態データを通信バスへ送信する所定周期を短くすることなく、異常発生時点での状態値を高精度で推定できる。よって、高精度のFFデータを記憶装置に残すことができるので、FFデータの信頼性向上と通信バス負荷軽減との両立を図ることができる。
なお、本発明者は、異常発生直前に送信された状態値と、異常発生直後に送信された状態値とを線形補間して、異常発生時点における状態値を推定し、その推定値をFFデータとして残すことを検討した。しかし、通信バスの負荷軽減を図るべく送信周期を長くしている場合には、上述した線形補間ではその推定精度が悪く、FFデータの信頼性向上には至らない。これに対し、変化率を用いて推定する上記発明では、線形補間で推定する場合に比べて高精度で推定できる。
また、上記目的を達成する第2の発明では、車両に搭載され、車両の状態を表した状態値を逐次取得するスレーブ装置と、車両に搭載され、前記スレーブ装置と通信バスを介して通信可能なマスタ装置と、車両外部の装置であって、前記マスタ装置と通信可能な外部装置と、を備え、前記スレーブ装置は、前記状態値を表す状態データと、その状態値の変化率を特定可能な変化率データとを、所定周期で前記通信バスへ送信する送信手段を有し、前記マスタ装置は、異常発生を検知した時の前記状態データおよび前記変化率データを少なくとも含むデータを、フリーズフレームデータ(FFデータ)として記憶装置に記憶させる異常時記憶手段を有し、前記外部装置は、前記フリーズフレームデータに基づき、異常発生時点での前記状態値を推定する推定手段を有することを特徴とする(図7参照)。
上記発明によれば、異常発生にともない修理場へ運ばれた車両に対し、修理作業者が外部装置をマスタ装置に接続すれば、外部装置は、マスタ装置からFFデータを取得して、異常発生時点での状態値を推定できる。そして、この推定では、異常発生検知時に送信されてきた状態データおよび変化率データに基づき、異常発生時点での状態値を推定するので、状態データを通信バスへ送信する所定周期を短くすることなく、異常発生時点での状態値を高精度で推定できる。よって、高精度のFFデータを記憶装置に残すことができるので、FFデータの信頼性向上と通信バス負荷軽減との両立を図ることができる。
本発明の第1実施形態にかかる、フリーズフレームデータ記憶システムの構成図。 第1実施形態において、ECU間で送信されるデータの内容を示す図。 第1実施形態において、状態値の変化と、通信バスに送信された状態データおよび変化率データを示す図。 第1実施形態において、マスタECUにより実施される処理のフローチャート。 第1実施形態において、マスタECUにより実施される処理のフローチャート。 第1実施形態において、異常発生時点における状態値を推定する手法を説明する図。 本発明の第2実施形態にかかる、フリーズフレームデータ記憶システムの構成図。 本発明の第3実施形態における変化率データを説明する図。
以下、本発明にかかるフリーズフレームデータ記憶システムの各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。
(第1実施形態)
図1に示すように、車両Vには、複数の各種電子制御装置(スレーブECU10A〜10C)と、これらのスレーブECU10A〜10Cを統括管理するマスタECU40が搭載されている。そして、スレーブECU10A〜10CとマスタECU40とは、通信バス30を介してネットワークを構築している。このネットワークは、例えばCAN等のプロトコルを用いたローカルエリアネットワークである。
スレーブECU10A〜10C(スレーブ装置)の各々は、各種センサ20A、20B、20Cと接続されて入力処理等を行う入出力部11と、通信バス30へのデータ送信と受信の処理を行う通信部12と、CPU、RAM、ROM等から構成される周知のマイクロコンピュータ(演算部13)と、を備える。
例えばスレーブECU10Aの入出力部11には、エンジン回転数、車速、アクセルペダル踏込量、ブレーキペダル踏込量、エンジン冷却水温度、吸気温度、排気温度等の検出値(状態値)が各種センサ20Aから入力される。そして、スレーブECU10Aの演算部13は、これらの検出値に基づき車載エンジンの作動を制御する。
また、例えばスレーブECU10Bの入出力部11には、ハンドル操作角度を検出するセンサ20Bの検出値(状態値)がセンサ20Bから入力される。そして、スレーブECU10Bの演算部13は、センサ20Bの検出値に基づき、電動ステアリング装置を制御する。
また、例えばスレーブECU10Cの入出力部11には、車両運転者に操作されたシフトレンジ(変速段)を検出するセンサ20Cの検出値(状態値)がセンサ20Cから入力される。そして、スレーブECU10Cの演算部13は、センサ20Cの検出値に基づき、自動変速装置の作動を制御する。
ちなみに、これらの各種検出値(状態値)は、各々のセンサ20A、20B、20Cから出力される信号に基づきECU10A、10B、10Cにて演算された値である。例えば、上述したエンジン回転数(状態値)は、クランク角センサ(センサ20A)から出力されるパルス信号に基づきスレーブECU10Aが演算した値である。
さらに、スレーブECU10A〜10Cの各演算部13は、以下に説明する送信周期変更手段13a、データ作成手段13b、データ送信手段13cおよびデータ変化量算出手段13dとしての機能を発揮する。
すなわち、データ作成手段13bは、センサ20A〜20Cから逐次入力されてくる検出値(状態値)の中から、通信バス30へ送信するデータ(状態データ)を抽出して作成する。データ変化量算出手段13dは、抽出した状態データの変化量(変化率データ)を算出する。データ送信手段13cは、変化率データおよび状態データを12通信部へ出力して通信バス30へ送信させる(図2(b)参照)。送信周期変更手段13aは、マスタECU40からの指令に基づき、変化率データおよび状態データを通信バス30へ送信する周期(所定周期)を変更する。
このようにして送信されたデータは、他のスレーブECUで受信されて、エンジン、ステアリング装置および自動変速装置の制御に用いられるとともに、マスタECU40も受信する。
マスタECUは、通信バス30へのデータ送信と受信の処理を行う通信部41と、EEPROM(登録商標)等の不揮発性メモリ42と、CPU、RAM、ROM等から構成される周知のマイクロコンピュータ(演算部45)と、を備える。また、マスタECUには、外部装置50と接続するコネクタ44が接続されている。
マスタECUの演算部45は、以下に説明するデータ受信手段45a、異常時記憶手段45b、定期記憶手段45c、推定手段45d、送信周期設定手段45eおよびデータ送信手段45fとしての機能を発揮する。
すなわち、データ受信手段45aは、各々のスレーブECU10A〜10Cから通信バス30へ送信された複数種類の状態データおよび変化率データを、通信部41にて逐次受信させる。異常時記憶手段45bは、車両Vのいずれかで異常が発生したことを検知した時に、受信した状態データおよび変化率データを、フリーズフレームデータ(FFデータ)としてEEPROM42に記憶させる。
定期記憶手段45cは、受信した状態データおよび変化率データを、所定の時間間隔で定期的にEEPROM42に記憶させる。但し、新しいデータを記憶させる度に、最も古いデータの記憶を削除していく。これにより、定期記憶手段45cによりEEPROM42に記憶させる量は常に一定となる。例えば、定期的に記憶させる最新のデータから過去30個分のデータをFFデータとしてEEPROM42に記憶させ、それ以上は記憶させないようにする。推定手段45dについては後に詳述する。
送信周期設定手段45eは、各々のスレーブECU10A〜10Cに対して、先述した所定周期(データを通信バス30へ送信する周期)を設定する。例えば、状態値が短時間で急激に変化している場合には所定周期を短く設定し、変化が緩慢な場合には所定周期を長く設定する。また、状態値の種類によっても所定周期は異なる値に設定されている。例えば、エンジン回転数の変化はエンジン冷却水温の変化に比べて短時間で急激に変化するため、状態値の中でもエンジン回転数については、水温に比べて所定周期を短く設定している。データ送信手段45fは、設定した所定周期を、通信部41から各々のスレーブECU10A〜10Cへ送信させる(図2(a)参照)。
図3は、スレーブECU10Aからエンジン回転数(状態値)を送信する場合の一態様を示す図であり、図中の実線は、実際のエンジン回転数の値の変化を示す。但し、Ta時点で異常が発生した場合の回転数変化である。なお、前記異常の具体例としては、各種センサ信号を送信する信号線の断線や、エンジンでの失火や、エアバッグ等の安全装置の作動に繋がる異常等が挙げられる。
また、図中の点線は、通信バス30へ送信する周期の最小時間(基準時間)を示し、図の例では基準時間を32ミリ秒に設定している。図中の符号D1〜D20に示す○印は、通信バス30へ送信した状態データを示す。図3の例では、t11時点およびt41時点で、マスタECU40から送信周期を長くする要求が為され、t32時点で短くする要求が為されている。
図中の符号DΔ1〜DΔ20の各々は、状態データD1〜D20の変化率を特定可能なデータ(変化率データ)である。具体的には、今回送信した状態データと、そのデータに対して1基準時間前の状態データとの差分(変化量)を、データ変化量算出手段13dが算出し、その算出した変化量を変化率データDΔ1〜DΔ20とし、状態データD1〜D20とともに送信している。
図4および図5は、マスタECU40の演算部45により実行される処理手順を示すフローチャートである。なお、これらの処理は所定時間周期で繰り返し実施される処理であり、前記所定時間は、図3に示す基準時間以下であることが望ましい。また、前記所定時間は、基準時間と同期させるか、或いは基準時間の整数倍の値と同期させることが望ましい。
先ず、図4のステップS10において、異常検出イベント時であるか否かを判定する。例えば、スレーブECU10A〜10Cが有する異常検出手段が異常を検出した場合に、その旨をスレーブECU10A〜10CからマスタECU40へ送信することで、マスタECU40は異常を検知する。但し、マスタECU40自体が異常検出手段を備えて異常を検知するようにしてもよい。
異常検出イベント時と判定された場合(S10:YES)、続くステップS11において、その検知時点taの直前に送信された状態データD10を、FFデータとしてEEPROM42に記憶する。続くステップS12では、FF記憶履歴フラグをオンに設定する。
次に、図5のステップS20において、スレーブECU10A〜10Cからのデータ受信時であるか否かを判定する。図3の例で言うと、状態データD1〜D20を受信するタイミングであるか否かを判定する。受信時であると判定された場合(S20:YES)、FF記憶履歴フラグがオンに設定されていれば(S21:YES)、続くステップS22において、今回の状態データと、前回の状態データとの送信時期を比較し、異常発生時点taに近い時期に送信された方の状態データを選択する。
例えば、図3および図6(a)の例では、異常検知直後の今回値D11の送信時期t32の方が、前回値D10の送信時期t31に比べて、異常発生時点taまたは異常発生検知時点に近いので、今回値D11を選択する。一方、図6(b)の例では、異常検知直前の前回値D10の送信時期t31の方が、今回値D11の送信時期t32に比べて、異常発生時点taまたは異常発生検知時点に近いので、前回値D10を選択する。
続くステップS23では、選択した状態データとその変化率データに基づき、異常発生時taの状態値Daを推測する。この推定処理は、図1に示す推定手段45dにより実施される。図6(a)の例では、変化率データDΔ11の傾きで今回値D11を通る直線上に状態値Daが存在するとみなして推測する。図6(b)の例では、変化率データDΔ10の傾きで前回値D10を通る直線上に状態値Daが存在するとみなして推測する。
続くステップS24では、図4のステップS11においてEEPROM42に仮に記憶させておいたFFデータを、ステップS23で推測した状態値Daに更新し、次のステップS25にてFF記憶履歴フラグをオフに設定する。
続くステップS26では、異常発生検知の有無に拘わらず、前回の状態値に対する今回の状態値の変化量(変化率)を算出し、その算出値が所定値未満に小さくなっていれば、ステップS27に進み、送信周期を拡大するよう送信周期設定手段45eが所定周期を設定し、該当するスレーブECUへ変更要求する。一方、前記算出値が所定値以上に大きくなっていれば、ステップS28に進み、送信周期を短縮するよう送信周期設定手段45eが所定周期を設定し、該当するスレーブECUへ変更要求する。
ちなみに、図4のステップS11によるFFデータの記憶は、異常検出イベント時に1回実施され、その1回の処理の中で複数のデータ(エンジン回転数や水温)が記憶される。これに対し、図5のステップS27、S28による送信周期の変更は、各データの受信タイミング毎に実施される。
また、先述したように、マスタECU40の定期記憶手段45cは、図4および図5の処理とは別に、以下に説明する定期記憶処理を実施する。すなわち、所定周期(定期記憶間隔)で送信されてくる状態データおよび変化率データを、所定間隔で定期的にEEPROM42に記憶させる。この定期記憶間隔は、図3に示す基準時間よりも長い時間(例えば256ミリ秒)に設定することが望ましい。
例えば図3の場合、t10、t20・・・t60のタイミングで定期的にデータをEEPROM42に記憶させ、過去のデータは順次削除していく。例えば、t10およびt40のタイミングt10、t40は、データ送信のタイミングと一致するので、その時送信されてきたデータD1、D13を、直近時系列データの1つとして記憶させる。
t20のタイミングは、そのタイミングの前後でデータD7、D8が送信されてくるタイミングの中間である。この場合、いずれかの状態データD7、D8および変化率データDΔ7、DΔ8を用いて、t20時点での状態値を推定し、その推定値を直近時系列データの1つとして記憶させる。
t30のタイミングも同様にして、そのタイミングの前後でデータD9、D10が送信されてくるタイミングの中間であるため、いずれかの状態データD9、D10および変化率データDΔ9、DΔ10を用いて、t30時点での状態値を推定し、その推定値を直近時系列データの1つとして記憶させる。
t50のタイミングは、そのタイミングの前後でデータD18、D19が送信されてくるタイミングのうち、t50の直後に送信されてくるデータD19のタイミングの方がt50に近い。この場合、近い時期に送信された方のデータD19および変化率データDΔ19を用いて、t50時点での状態値を推定し、その推定値を直近時系列データの1つとして記憶させる。
そして、例えば過去3個分のデータのみを直近時系列データとして記憶させる場合には、t40時点において、データD13を記憶させるとともに、t10時点で記憶したデータD1を削除して、t20、t30、t40の3点における直近時系列データをFFデータとして記憶させる。
さらに、マスタECU40の演算部45は、上述した時系列データのうち少なくとも異常発生時点taを含む期間のデータ(異常時時系列データ)を、FFデータとしてEEPROM42に記憶させる。異常時時系列データは、先述した直近時系列データを流用すればよい。つまり、異常が発生しない場合には、直近時系列データでは過去のデータを順次削除していくが、異常が発生した場合には、その異常発生時の直近時系列データを、削除せずに異常時時系列データとして記憶させておく。
したがって、本実施形態において異常発生が検知された場合、異常発生時点での状態値の推定値Daと、異常時時系列データと、直近時系列データとがFFデータとしてEEPROM42に記憶される。よって、車両の修理作業者は、外部装置50をマスタECU40に接続して、上述した3種類のFFデータを取得し、取得したFFデータに基づき、異常発生箇所の特定や異常発生原因の解析等の作業を行うことができる。
以上に詳述した本実施形態によれば、以下の効果が発揮される。
・状態データD11および変化率データDΔ11に基づき、異常発生時点での状態値Daを推定する。よって、図3の一点鎖線に示す如く、異常発生前後にて送信された状態値D10、D11を線形補間して異常発生時点taでの状態値を推定した場合の推定値Dxに比べて、その推定精度を向上できる。したがって、状態データを通信バス30へ送信する所定周期を短くすることなく、異常発生時点での状態値を高精度で推定できるようになるので、FFデータの信頼性向上と通信バス30の負荷軽減との両立を実現できる。
・状態データに比べて変化率データはそのデータの大きさが小さい。そのため、例えば変化率データを送信することに替えて、送信周期を半分に短縮して2倍の状態データを送信した場合に比べて、送信頻度は同じであるものの送信するデータの大きさを小さくできる。よって、通信バス30を流れるデータ量を減少させて、通信バス30の負荷を軽減できる。
・異常発生時点での状態値の推定値Daに加えて、異常時時系列データもFFデータとして残しておくので、異常発生時期の近傍での状態値の変化推移を修理作業者は把握できる。よって、異常発生箇所の特定や異常発生原因の解析等の作業効率を向上できる。
・異常発生時点での状態値の推定値Daに加えて、直近時系列データもFFデータとして残しておくので、修理場への車両搬入時の近傍での状態値の変化推移を修理作業者は把握できる。よって、異常発生箇所の特定や異常発生原因の解析等の作業効率を向上できる。
・異常発生時点の前後で送信された状態データのうち、異常発生時点に近い時期に送信された方の状態データを用いて上記推定を実施するので、異常発生時点での状態値の推定精度を向上できる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態にかかるフリーズフレームデータ記憶システムは、車両Vに搭載されたECU10A〜10C、40により構成されている。これに対し、図7に示す本実施形態では、車両Vに搭載されたECU10A〜10C、40と、車両外部の外部装置50Aとから、フリーズフレームデータ記憶システムが構成されている。
具体的には、異常発生時点taでの状態値を推定する機能を、第1実施形態ではマスタECU40の推定手段45dが発揮している。これに対し本実施形態では、前記機能を発揮する推定手段を外部装置50Aが有している。したがって、第1実施形態では異常発生時点での状態値の推定値DaをFFデータとしてEEPROM42に残しておくが、本実施形態では、異常発生時点に直近の状態データおよび変化率データを、FFデータとしてEEPROM42に残しておく。そして、修理作業者が外部装置50AをマスタECU40に接続した後に、外部装置50Aの推定手段がFFデータに基づき異常発生時点での状態値の推定値Daを推定する。
したがって、本実施形態によっても、状態データを通信バス30へ送信する所定周期を短くすることなく、異常発生時点での状態値を高精度で推定できるようになるので、FFデータの信頼性向上と通信バス30の負荷軽減との両立を実現できる。また、このような外部装置50Aを用いて状態値を推定する本実施形態によっても、異常時時系列データや直近時系列データに基づき、図3の実線に示す実データに近い状態値の推移を得ることができる。
(第3実施形態)
上記第1実施形態では、状態データの状態値D11、D10と、その状態値D11、D10に対して1基準時間前の状態値Db11、Db10(図8参照)との変化量または傾きを、変化率データとして送信バス30へ送信している。これに対し本実施形態では、上述した「1基準時間前の状態値Db11、Db10」を、変化率データとして送信バス30へ送信する。
これらの状態値Db11、Db10を送信すれば、状態値D11、D10の変化量または変化率を特定できる。よって、上記第1実施形態と同様にして異常発生時点taでの状態値Daを推定でき、本実施形態によっても上記第1実施形態と同様の効果が発揮される。
要するに、上記第1実施形態では、状態値の傾きを表すデータを変化率データとして送信するのに対し、本実施形態では状態値の傾きDΔ11、DΔ10そのものではなく、その傾きを特定できる状態値Db11、Db10を変化率データとして送信していると言える。ここで、状態値に比べて傾きの方がデータ量は小さい。そのため、第1実施形態の如く傾きを変化率データとした場合の方が、本実施形態に比べて通信バス30の負荷を軽減できる効果が大きい。
(第4実施形態)
本実施形態では、スレーブECU10A〜10CからマスタECU40へ状態データおよび変化率データを逐次送信するにあたり、通信バス30の負荷が大きくなっている場合には、一時的にデータ送信を停止させる。具体的には、マスタECU40が通信バス30の負荷を常時検出しており、その検出した負荷が所定値以上になっている場合に、マスタECU40がスレーブECU10A〜10Cへ送信停止を指令する。そして、送信停止した時期をEEPROM42に記憶させておき、送信停止直後に送信された状態データおよび変化率データに基づき、送信停止した時期の状態値を推定する。
(第5実施形態)
ここで、状態データおよび変化率データを通信バス30へ送信する周期が十分に短い場合には、異常発生時の状態値を変化率データに基づき推定しなくても、異常発生時点に最も近い時期に送信された状態データをそのまま異常発生時の状態値としてもよい。この点を鑑みた本実施形態では、送信周期が所定以上に長くなっていることを条件として、変化率データを通信バス30へ送信する。そのため、前記推定が不要な場合にまで変化率データを送信することが無くなるので、通信バス30の負荷軽減を促進できる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、以下のように変更して実施してもよい。また、各実施形態の特徴的構成をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
・上記第1実施形態では、直近時系列データおよび異常時時系列データについては、定期的なt10、t20・・・t60のタイミングの状態値を推定し、その推定値を時系列データとして用いているが、定期的なt10、t20・・・t60のタイミングと最も近い時期に送信された状態データを、前記推定値に替えて時系列データとして用いるようにしてもよい。
・上記第1実施形態では、直近時系列データを流用して異常時時系列データを作成しているが、定期的なt10、t20・・・t60のタイミングと最も近い時期に送信された状態データを、異常時時系列データとして用いるようにしてもよい。
・上記第1実施形態では、時系列データに用いる状態値を、所定の時間間隔で定期的に記憶しているが、所定のデータ点数間隔で定期的に記憶するようにしてもよい。
・上記第3実施形態では、「1基準時間前の状態値Db11、Db10」を、変化率データとして送信しているが、基準時間2つ分前の状態値や、3つ分前の状態値を変化率データとして送信してもよい。但し、状態データの状態値と変化率データの状態値との時間間隔が大きくなるほど、異常発生時点taでの状態値Daの推定精度が悪くなるので、1基準時間前の状態値を変化率データとすることが望ましい。
・上記第1実施形態では、「1基準時間前の状態値」を用いて変化率データを算出しているが、基準時間2つ分前の状態値や、3つ分前の状態値を用いて変化率データを算出してもよい。但し、状態データの直前の状態値を用いて変化率データを算出するほど、異常発生時点taでの状態値Daの推定精度が向上する。
・上記各実施形態では、FFデータをEEPROM42に記憶させているが、フラッシュメモリに記憶させても良い。また、これらの不揮発性メモリに記憶させることに替え、揮発性のバックアップメモリに記憶させてもよい。バックアップメモリとは、マスタECU40の主電源がオフになっている状態であっても、バックアップメモリには電源をオンにさせることで、イグニッションスイッチのオフ時でもFFデータの記憶を保持できるものである。
10A、10B、10C…スレーブECU(スレーブ装置)、13c…送信手段、30…通信バス、40…マスタECU(マスタ装置)、45b…異常時記憶手段、45d、50d…推定手段、D1〜D20…状態データ、DΔ1〜DΔ20、Db10、Db11…変化率データ、V…車両。

Claims (6)

  1. 車両(V)に搭載され、車両の状態を表した状態値を逐次取得するスレーブ装置(10A、10B、10C)と、
    車両に搭載され、前記スレーブ装置と通信バス(30)を介して通信可能なマスタ装置(40)と、
    を備え、
    前記スレーブ装置は、前記状態値を表す状態データ(D1〜D20)と、その状態値の変化率を特定可能な変化率データ(DΔ1〜DΔ20、Db10、Db11)とを、所定周期で前記通信バスへ送信する送信手段(13c)を有し、
    前記マスタ装置は、
    異常発生を検知した時に、前記スレーブ装置から送信された前記状態データおよび前記変化率データに基づき、異常発生時点での前記状態値を推定する推定手段(45d)と、
    前記推定手段により推定された状態値を表すデータを、フリーズフレームデータとして記憶装置(42)に記憶させる異常時記憶手段(45b)と、
    を有することを特徴とするフリーズフレームデータ記憶システム。
  2. 車両(V)に搭載され、車両の状態を表した状態値を逐次取得するスレーブ装置(10A、10B、10C)と、
    車両に搭載され、前記スレーブ装置と通信バス(30)を介して通信可能なマスタ装置(40)と、
    車両外部の装置であって、前記マスタ装置と通信可能な外部装置(50A)と、
    を備え、
    前記スレーブ装置は、前記状態値を表す状態データ(D1〜D20)と、その状態値の変化率を特定可能な変化率データ(DΔ1〜DΔ20、Db10、Db11)とを、所定周期で前記通信バスへ送信する送信手段(13c)を有し、
    前記マスタ装置は、異常発生を検知した時の前記状態データおよび前記変化率データを少なくとも含むデータを、フリーズフレームデータとして記憶装置(42)に記憶させる異常時記憶手段(45b)を有し、
    前記外部装置は、前記フリーズフレームデータに基づき、異常発生時点での前記状態値を推定する推定手段(50d)を有することを特徴とするフリーズフレームデータ記憶システム。
  3. 前記マスタ装置は、所定周期で送信されてくる前記状態データおよび前記変化率データを、所定間隔で定期的に記憶させる定期記憶手段(45c)を有し、
    前記定期記憶手段は、定期的に記憶したデータのうち、現時点から所定時間前までのデータについては、時系列データとして記憶装置(42)に記憶させることを特徴とする請求項1または2に記載のフリーズフレームデータ記憶システム。
  4. 前記定期記憶手段は、異常発生を検知した場合、前記時系列データのうち少なくとも異常発生時点を含む期間のデータを、フリーズフレームデータとして前記記憶装置に記憶させることを特徴とする請求項3に記載のフリーズフレームデータ記憶システム。
  5. 前記推定手段は、
    所定周期で送信された複数の前記状態データのうち、異常発生直前に送信された状態データと、異常発生直後に送信された状態データとの送信時期を比較し、
    異常発生時点に近い時期に送信された方の状態データとその変化率データを用いて、異常発生時点での前記状態値を推定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のフリーズフレームデータ記憶システム。
  6. 前記変化率データは、前記状態値の傾きを表すデータ(DΔ1〜DΔ20)であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のフリーズフレームデータ記憶システム。
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