JPH0926380A - 車両用データ収集装置 - Google Patents

車両用データ収集装置

Info

Publication number
JPH0926380A
JPH0926380A JP7176341A JP17634195A JPH0926380A JP H0926380 A JPH0926380 A JP H0926380A JP 7176341 A JP7176341 A JP 7176341A JP 17634195 A JP17634195 A JP 17634195A JP H0926380 A JPH0926380 A JP H0926380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
engine speed
change rate
engine
speed change
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7176341A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Kasatsugu
充 笠次
Takahiro Abe
高広 安部
Akira Shimada
明 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP7176341A priority Critical patent/JPH0926380A/ja
Publication of JPH0926380A publication Critical patent/JPH0926380A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Engines (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、エンジン回転数の急落下現象が発
生し易い低回転域でも、故障診断に必要なデータを確実
に収集することができるデータ収集装置を提供すること
にある。 【解決手段】 車両に搭載されるECM21と交信しつ
つ必要な各項目として各センサ23やアクチュエータ2
5の出力値等のデータを定常的に受信し、受信データの
内の必要な部分を記録保存する際に、受信データをRA
M35上の記録範囲内のローリングRAMの回転アドレ
ス上に順次に記録保存するとともに、車両を駆動するエ
ンジンのエンジン回転数をCPU31で検出する。ここ
で、検出されたエンジン回転数の低回転域での落下時の
エンジン回転数変化率が所定の基準値を超えた場合に
は、CPU31は回転落ちトリガーを発生してRAM3
5上のローリングRAMでの受信データの記録保存動作
を所定時間後に停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、サービスステーシ
ョン等に装備され、電子制御装置を搭載した自動車等の
車両の故障診断に用いられる必要データを収集するデー
タ収集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、制御精度、応答性の向上のため、
自動車用制御装置における制御については、マイクロコ
ンピュータを用いた電子制御装置が用いられている。通
常、このような自動車用制御装置には、入力構成要素
(センサ)からの入力信号および出力構成要素(アクチ
ュエータ)への出力信号をそれぞれモニタし、信号ある
いは出力信号の異常の有無により診断すべき系の故障診
断を行う自己診断機能(リアルタイム診断)が備えられ
ている。
【0003】一方、ディーラーのサービスステーション
等には、自動車用制御装置に接続されて、双方向通信に
より診断データの送受信を行う可搬型の車両用故障診断
装置が装備されている。
【0004】このような車両用故障診断装置には、デー
タ収集装置が備えられているため、例えば走行中のみ発
生する不具合現象に対しても本診断装置を車両に搭載し
たまま走行する、いわゆるロードテストを行えば不具合
現象が発生した時のデータを簡単に入手することができ
る。これにより、再現性が極めて少ない不具合現象に対
する故障診断作業においても、工数低減が実現される。
【0005】従来のデータ収集装置としては、車両に搭
載された各種センサから情報を入力し、その情報に基づ
いて各種アクチュエータを制御駆動するエンジン電子制
御システムのコントロールユニットに対して接続し、こ
れらの各種センサ/アクチュエータ等の車両データを収
集するものがある。このものは、データ収集時には、車
両から出力されるデータを受信し、ローリングRAM上
に取得データを常時記憶している。なお、ローリングR
AMとは、例えば先頭番地から所定バイト数分の収集デ
ータを1レコードずつ順次に書き込んでいき、取得メモ
リがいっぱいになった時に、先頭番地から再び上書きし
ていく記憶方式のことである。
【0006】データ記憶を停止させるトリガーとして
は、手動トリガー、自己診断トリガー、のエンストトリ
ガーの3つが用意されている。手動トリガーは、データ
収集中に操作者がボタン等を押すことにより、直接トリ
ガー指示を出すものである。自己診断トリガーは、コン
トロールユニット自身が行う自己診断の結果が異常であ
る場合、そのことを示すデータが車両から出力され、こ
のデータを受信した時にトリガーを出力するものであ
る。エンストトリガーは、車両から出力されたエンジン
回転数を示すデータが、例えば400rpm以下となっ
た時にトリガーを出すものである。
【0007】これらの3つのトリガーのうち1つでもト
リガーが発生した場合には、要因解析時にトリガー発生
前後のデータが必要となるため、トリガー発生後のある
一定時間データを記憶した後でデータ記憶を停止する。
記憶したデータは、ローリングRAMとは別に用意され
たデータ保存用の記憶エリアにデータを保存するように
するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】さらに、車両における
エンストの要因を解析する場合、エンストと同じ要因で
発生する「エンストはしないがエンジン回転数が急激に
落ちる」という現象(以下、エンジン回転数急落下現象
という)に対してデータを収集することがエンストの要
因を解析する上で重要である。
【0009】しかしながら、従来のデータ収集装置にあ
っては、エンジン回転数急落下現象に対して、自己診断
トリガーおよびエンストトリガーが発生しないため、手
動トリガーにてデータ記憶を停止させるしかなかった。
ところが、A/T車、またはM/T車でもニュートラル
状態ではこのような現象が発生しても車両の挙動変化は
ほどんど現れないので、よほど注意していなければ操作
者は気付かないために操作者による手動トリガーの発生
は難しく、データ記憶を停止させることができないとい
った問題点があった。
【0010】本発明は、上記に鑑みてなされたもで、そ
の目的としては、エンジン回転数の急落下現象が発生し
易い低回転域でも、故障診断に必要なデータを確実に収
集することができるデータ収集装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、車両に搭載される電子制御装
置と交信しつつ必要な各項目のデータを定常的に受信す
ると共に、該受信データの内の必要な部分を記録保存す
る車両用データ収集装置において、前記受信データを記
録範囲内の回転アドレス上に順次に記録保存する記憶手
段と、車両を駆動するエンジンのエンジン回転数を検出
する回転数検出手段と、検出された該エンジン回転数の
低回転域での落下時のエンジン回転数変化率が所定の基
準値を超えた場合には、前記記憶手段の記録保存動作を
所定時間後に停止する記録停止手段と、を有することを
ことを要旨とする。
【0012】請求項1記載の発明にあっては、車両に搭
載される電子制御装置と交信しつつ必要な各項目のデー
タを定常的に受信し、受信データの内の必要な部分を記
録保存する際に、受信データを記録範囲内の回転アドレ
ス上に順次に記録保存するとともに、車両を駆動するエ
ンジンのエンジン回転数を検出する。ここで、検出され
たエンジン回転数の低回転域での落下時のエンジン回転
数変化率が所定の基準値を超えた場合には、受信データ
の記録保存動作を所定時間後に停止することで、エンジ
ン回転数の急落下現象が発生し易い低回転域でも、故障
診断に必要なデータを確実に収集することができるとい
う作用を有する。
【0013】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記回転数検出手段で検出されたエンジン回転
数の低回転域での落下時のエンジン回転数変化率が所定
の基準値を超えた場合には、該エンジン回転数変化率を
記憶する変化率記憶手段と、現在のエンジン回転数変化
変化率がすでに記憶されている最小エンジン回転数変化
率と比較して大きい場合には、現在のエンジン回転数変
化率を最小エンジン回転数変化率として更新する最小変
化率記憶手段と、を有することを要旨とする。
【0014】請求項2記載の発明にあっては、検出され
たエンジン回転数の低回転域での落下時のエンジン回転
数変化率が所定の基準値を超えた場合には、該エンジン
回転数変化率を記憶する。ここで、現在のエンジン回転
数変化変化率がすでに記憶されている最小エンジン回転
数変化率と比較して大きい場合には、現在のエンジン回
転数変化率を最小エンジン回転数変化率として更新する
ことで、エンジン回転数の急落下現象が発生し易い低回
転域でも、故障診断に必要なより現象が明確に発生して
いるデータを確実に収集することができるという作用を
有する。
【0015】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、現在のエンジン回転数変化率がすでに前記最小
変化率記憶手段に記憶されている最少エンジン回転数変
化率と比較して大きい場合には、前記記憶手段の記録保
存動作を所定時間後に停止することを要旨とする。
【0016】請求項3記載の発明にあっては、現在のエ
ンジン回転数変化率がすでに記憶されている最少エンジ
ン回転数変化率と比較して大きい場合には、データの記
録保存動作を所定時間後に停止することで、エンジン回
転数の急落下現象が発生し易い低回転域でも、故障診断
に必要なより現象が明確に発生しているデータを確実に
収集することができるという作用を有する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて説明
する。先ず、構成を説明する。図1は本発明の一実施の
形態であるデータ収集装置に適応される車両用故障診断
装置の全体構成を示す図である。
【0018】符号1は自動車であり、この自動車1には
電子制御装置3が搭載されている。勿論、上記電子制御
装置の数はいくつであっても差支えない。電子制御装置
3は、診断コネクタ5を介して診断ケーブル7によって
故障診断装置9に接続されている。なお、この例では通
信媒体は、電線、光ケーブル等の有線式としているが、
電波、赤外線等の無線式でもよい。
【0019】故障診断装置9には外部記憶装置であるメ
モリカード11が着脱可能に接続され、このメモリカー
ド内には故障診断に必要なプログラム、データ等が記憶
されている。故障診断装置9は、メモリカード11より
故障診断に必要なプログラム、データ等を故障診断装置
内の記憶部に読み込んだ後、これを実行することにより
故障診断を行う。診断対象電子制御装置の内容又は型式
等が変わった場合、あるいは新しい電子制御装置が追加
になった場合には、このメモリカード11を別のカード
と取り替えることにより、新たなメモリカードの内容が
故障診断装置内に読み込まれ、これにより新たな制御内
容による故障診断が行われる。
【0020】また、故障診断装置9には、故障診断項
目、記録開始、診断終了等を入力するためのタッチスク
リーン13が備えられている。このタッチスクリーン1
3は、この実施の形態では、診断結果を表示する表示部
にも兼用されている。勿論、入力部を表示部とに兼用し
ない故障診断装置も可能である。さらに、故障診断装置
9にはプリンタ15も備えられているので、診断結果を
任意にプリントアウタすることも可能である。
【0021】次に、図1に示す故障診断装置の作用を詳
細に説明する。故障診断装置9は、診断コネクタ5を介
して診断ケーブル7により電子制御装置(以下、コント
ロールユニットと言う)3と双方向シリアル通信を行
い、診断用データの送受信を行う。車載電子制御システ
ムの不具合現象に関するデータ収集を実行する場合、先
ず、入力手段(図示せず)より得られた作業者の指示に
従ったデータ要求信号が故障診断装置内CPU(中央演
算部)からコントロールユニット3へと送信される。
【0022】コントロールユニット3は、故障診断装置
9より受信した信号で指定された項目の診断用データを
故障診断装置9へと送信する。この送信は、故障診断装
置9からの停止命令信号が受信できるまで連続的(定常
的)に実行される。また、コントロールユニット3は、
データ送信中においても、通常のシステム制御は同時に
実行しており、すなわち、システム制御に関する自己診
断(リアルタイム診断)機能を併せて実行している。こ
のリアルタイム診断おいて異常判定がなされた場合、コ
ントロールユニット3は前記の指定された項目の診断用
データにリアルタイム診断情報(後述する故障コードを
含む)を付加して送信する。ここで、リアルタイム診断
情報についてさらに詳しく説明する。電子制御装置(コ
ントロールユニット3の意)は、故障診断装置との通信
中も、本来の制御機能を実行している。そして、故障診
断装置9から、データの送信を要求するコマンドと共
に、リアルタイム診断の実行を要求するコマンドを送信
すると、電子制御装置3は、本来の制御機能により取得
している様々なデータ(例えば、センサの値、アクチュ
エータの制御値など)をリアルタイムに診断する。その
結果、何らかの異常が認められた場合に、データと共に
異常と判断した部位を表すコード等の情報を故障診断装
置に送信する。この情報が『リアルタイム診断情報』で
ある。
【0023】コントロールユニット3より送信された診
断用データを受信すると、故障診断装置9は、先ずこれ
をローリングRAMに記録する。第1のローリングRA
Mにおいては、受信データはその先頭アドレスより順次
に記録され、END(終端)アドレスまで記録が終了す
ると、再び、先頭アドレスよりENDアドレスまでデー
タを上書きする処理が繰り返されている。これにより、
第1のローリングRAM内には、常時、過去一定期間の
受信データが記録されることになる。なお、本実施の形
態では、第1のローリングRAMを通常の意味でのロー
リングRAMとして使用する一方、第2のローリングR
AMを単にデータを記憶するためのRAMとして使用し
ている。
【0024】次に、この第1のローリングRAMに記憶
されたデータより最新データ(図5のメモリマップにお
いて、次に送信されたデータを記憶するアドレスの直前
のアドレスに記憶されているデータの意味)を読み込ん
で表示処理を行い、タッチスクリーン13にこれを表示
する。表示終了後、は再び最新データを読み込み、以上
の動作を繰り返す。この一連の受信動作中に、下記
(1),(2)に示す事項(記録トリガ入力)が検出さ
れた場合、故障診断装置5は、その時の記録モードに応
じて定まる、記録トリガ後に記憶すべき量(時間)のデ
ータをさらに追加記憶した時点にて、第1のローリング
RAMへの受信データの上書きを中止し、データを第2
のローリングRAM又は第1のローリングRAMの空き
エリアに後述する4種類の記録モードのいずれかにおい
て記録保存する。この動作をさらに詳しく説明すると、
先ず、第1のローリングRAMに電子制御装置から送信
されたデータを記憶する。そして、記録トリガが発生す
ると、その記録モードに応じて、記録トリガ後に記憶す
べき量(時間)のデータを記憶した時点で、第1のロー
リングRAMへの記憶動作を停止する。このとき、記録
トリガの発生した時点で記憶したデータのアドレスを把
握しておく。記憶動作停止後、トリガ発生アドレスを元
にその記録モードに応じたデータを第2のローリングR
AMに移し、記憶させる。以上の手順を1回の記憶動作
とし、この動作を必要に応じて複数回繰り返し、第2の
ローリングRAMが満杯になると、次の記憶動作を最終
とし、最終記憶動作のデータは第1のローリングRAM
から第2のローリングRAMへ移すことなく、そのまま
とする。
【0025】(1) 入力手段より記憶開始入力があっ
たこと:これは、作業者又は運転者が不具合現象が発生
していると判断し、データ記録を手動により指示したこ
とに基づく。
【0026】(2) リアルタイム受信異常情報を受信
したこと:これは、電子制御システムの自己診断機能が
システム異常を検出したことに基づく。
【0027】本保存データ(第1のローリングRAM又
は第2のローリングRAMの保存データ)は、電子制御
システムの故障診断を実施するため重要な情報であり、
不具合現象発生状況により、停車時又は走行時(ロード
テスト)にて収集される。ここで、本実施の形態ではこ
のデータ保存動作を4種類の記録態様に対応した記録モ
ードにて実行する。
【0028】(A) 高速長時間記録モード…記録時間
2倍、高速サンプリング (B) 高速標準時間記録モード…通常記録時間、高速
サンプリング (C) 低速標準時間記録モード…通常記録時間、低速
サンプリング (D) 故障コード記録モード…故障コードのみ記録、
制御データ記録無 次に、各記録モードの選択実行条件を示す。
【0029】(A) 高速長時間記録モード リアルタイム診断では異常を検出できないが、作業者が
不具合現象発生と判断し、データ記録開始キーを操作し
たときに実行される。ロードテストにおいては、作業者
が車両ユーザである場合が多く、機器操作に不慣れなた
め、長時間記録を実施し、取りこぼしを防止する。さら
に、故障診断の手掛かりは本保存データのみであるた
め、高速サンプリングで詳細データを記録する。また、
記録開始キー入力以前にリアルタイム診断で異常検出し
た記録がある場合には、記録開始キー入力による記録デ
ータの重要度が低下し、かつRAMの記憶容量の有効活
用のため、本記録は実施しない。
【0030】(B) 高速標準時間記録モード リアルタイム診断で異常が検出された場合であって、か
つ、その異常判定が短時間(10ms〜100ms)で
実施される項目のときに実行される。コントロールユニ
ット3からの異常検出情報データ受信により記録を開始
するため、異常発生時のデータをとりこぼすことはな
い。コントロールユニット3での異常検出が短時間で行
われるため、異常検出原因解析には高速サンプリングの
詳細データが必要となる。なお、エンジンストール等の
特種トリガは本記録モードを使用する。
【0031】(C) 低速標準時間記録モード リアルタイム診断で異常が検出された場合であって、か
つ、その異常判定が短時間(1s〜数s)で実施される
項目のときに実行される。コントロールユニット3から
の異常検出情報データ受信により記録を開始するため、
異常発生時のデータをとりこぼすことはない。コントロ
ールユニット3での異常検出が長時間で行われるため、
異常検出原因解析には低速サンプリング(高速の1/8
〜1/10)のデータで十分である。
【0032】(D) 故障コード記録モード リアルタイム診断で異常が検出された場合であって、か
つ、その異常判定がデータモニタ不可項目で実施される
項目のときに実施される。この場合は、異常発生時のデ
ータを記録しても異常検出原因解析には直接関係がない
ため、故障発生時の情報のみを記録し、RAMの記憶容
量を有効活用する。
【0033】このように、記録トリガー入力の種別に応
じて、記録モードを適切に選択して実行させることによ
り、RAMの記憶容量を増大することなく、データ記録
可能回数を増加させ、さらに作業条件によっては記録時
間を拡張してデータ記録取りこぼしを防止し、故障診断
におけるデータ収集作業の大幅な効率向上を実現してい
る。
【0034】次に、図2および図3は、本発明に係わる
データ収集装置の実施の形態を示す図である。
【0035】ECM21は図示しないエンジンの各種制
御を行うため、各種センサ23から情報をセンスし、そ
の情報に基づいて各種アクチュエータ25を制御するた
めの電子制御装置である。データ収集装置27は少なく
ともI/O29、ROM33、RAM35、CPU31
を備えて構成され、本装置の制御、演算、判断、記憶を
行うものである。なお、RAM35は後述するローリン
グRAMおよび通常のRAMで構成される。表示部37
はデータ収集装置27により、サービスマンに作業の指
示や収集データを表示するためのものである。入力部3
7はデータ収集装置27の指示に従って操作者がデータ
収集項目を設定したり、データ収集装置27を作動させ
たりするための図示しないキーボードやタッチスクリー
ン13等であり、表示部37にも兼用して使用てもよ
い。データ収集装置27とECM21とは通信ケーブル
41を介して接続されておりECM21が制御に使用し
ているセンサ値およびアクチュエータ出力値をデータ収
集装置27に送信することができる。データ収集装置2
7については、ECM21に内蔵される構成としてもよ
く、この場合のデータ収集項目の設定は、予めデータ収
集装置27に設定されており、このデータ収集項目をそ
のまま使用するかもしくは車両の運転状況に応じて設定
が変わる構成としてもよい。また、入力部39と表示部
37については、収集装置27本体に備えられず、外部
の図示しないパーソナルコンピュータ等の装置でデータ
収集項目の設定を行い、データ収集装置27と接続して
データ収集項目等のプログラムをダウンロードした後
に、データ収集装置27でデータ収集を行い、再び外部
のパーソナルコンピュータ等の装置と接続して収集デー
タをアップロードし、収集データを外部のパーソナルコ
ンピュータ等の装置上で表示する構成としてもよい。
【0036】なお、図3に示される構成のように、デー
タ収集装置27とECM21との間で結ばれた通信線ケ
ーブル41を結ぶことなく、センサ値およびアクチュエ
ータ出力値を直接読み込むことができる構成としてもよ
い。
【0037】エンジン回転数の急落下現象が発生したと
きに、センサ値データやアクチュエータ出力値データを
RAM35に記憶する場合には、落ち込み発生時でのエ
ンジン回転数が低下したときのデータを記憶する必要が
ある。しかしながら、例えばECM(エンジンコントロ
ールモジュール)の一つの制御として、エンジンの吹け
下がり時にアイドル付近では徐々にエンジン回転を低下
させてアイドリングで安定させるという制御を行ってい
るため、不具合がない場合、絶対エンジン回転数が10
00rpm以下では通常の使用においてアイドル付近で
急激にエンジン回転数が落ちるということはない。一
方、1000rpm以上の場合、不具合がないときでも
通常の使用でエンジン回転の急激な上下動は発生する。
【0038】そこで、絶対エンジン回転数が1000r
pm以下の時の落ち込みを監視する必要がある。また回
転数変化率が大きい場合、不具合もより顕著に出ている
ので、エンジン回転数変化率がより大きいときのデータ
を記憶することも重要である。
【0039】図4はエンジン回転数1000rpm以下
での単位時間当たりの落下方向のエンジン回転数変化率
とエンスト発生率の関係を示す図である。図4に示され
るように、単位時間として200msec当たりの落下
方向のエンジン回転数変化率が大きくなるにつれてエン
スト発生率が大きくなることがわかる。従ってエンスト
現象に近いエンジン回転数変化率が大きい時のデータを
記憶することが必要であるといえる。
【0040】次に、図5は本発明の実施の形態であるデ
ータ収集装置に用いられるRAM35内のローリングR
AMの構成を示す図である。図5に示すローリングRA
Mは、データ収集項目の種類を記憶したNバイトの部分
と、受信データの1単位分に相当する1フレームレコー
ドを複数記憶する部分とから構成される。
【0041】まず、データを受信し始めると、図5に示
されるように、RAM35のアドレスは、 アドレスA+Nバイト を先頭アドレスとして、一受信毎に順次に終端アドレス
に向って受信データを格納する。そして、データの格納
する終端アドレスとして、 アドレスA+(Nバイト×M行) まで到達すると、先頭アドレスに戻ってデータの格納を
続ける。このとき、データは上書きされ、その前に格納
されていたデータは失われることとなる。このような形
態で、ある一定量の最新のデータを常に記憶するメモリ
を一般的に『ローリングRAM』と称している。
【0042】次に、図6および図7に示すフローチャー
トを用いて本実施の形態の動作を説明する。
【0043】ステップS10では、エンジン回転数変化
率ΔN1〜ΔN4を変数としΔN1〜ΔN3には過去に
データ保存用のRAMエリアに記憶された3つのデータ
セットにおけるおのおののトリガ発生時のエンジン回転
数変化率が記憶される一方、ΔN4には現在ローリング
RAMに記憶している最中であるデータのエンジン回転
数変化率が記憶される。ここで、全て初期値として0を
代入する。なお、本実施の形態では、回転落ちトリガで
収集したデータセットを3つまで保存できることとす
る。
【0044】次に、ステップS20では、Xはデータ保
存用のRAMエリアに記憶されている3つのデータセッ
トのうち、トリガ発生時の最小エンジン回転数変化率が
代入される変数である。ここで、初期値としてXに0を
代入する。なお、新規に取得したエンジン回転数変化率
ΔN4とXとを比較することにより、より落ち込みの大
きなデータセットをエンジン回転数変化率ΔN1〜ΔN
3としてRAMエリアに書き換えることができる。
【0045】ステップS30では、順番iはレコードデ
ータ内に存在するデータの一つであるエンジン回転に順
番を付けるための変数であり、時系列に応じて付けられ
ていくものである。ここで、初期値として順番iに0を
代入する。
【0046】ステップS40では、エンジン回転数N
(0)〜N(4)はエンジン回転が落ち込んだか否かを
判定する時に使用する変数であり、時系列にエンジン回
転数が代入される。そして、これらの差を求めることに
より、エンジン回転数変化率(ΔN)を求めることがで
きる。
【0047】ステップS50では、RAM35上のロー
リングRAMに1レコード分のデータを記憶する。
【0048】ステップS60では、ローリングRAMに
記憶された1レコードデータの中のエンジン回転数Nが
1000rpm以下か否かを判断する。1000rpm
以上の時はRAMエリアに記憶するための条件の合って
いない、すなわち、不具合を解析できるデータではない
と判断してステップS30へ戻り、再び初期設定をおこ
ないローリングRAMへ1レコードだけ次のデータを記
憶させる。一方、1000rpm以下の場合はRAMエ
リアにデータを1セット分記憶するための条件を一つ満
たしているので、ステップS70へ進む。
【0049】次に、ステップS70では、以下のステッ
プで順次にエンジン回転数Nを代入する変数N(i)中
の順番iに1を加算して番号を付ける。
【0050】ステップS80では、変数N(i)にステ
ップS50でローリングRAMに記憶した1レコードデ
ータ内のエンジン回転数を代入する。
【0051】ここで、ステップS90では、今回、ロー
リングRAMに記憶された1レコードデータ内のエンジ
ン回転数N(i)と、同じくローリングRAMに記憶さ
れた一つ前の1レコードデータ内のエンジン回転数N
(i−1)を比較する。N(i)がN(i−1)よりも
大きいときは、エンジン回転数は上昇している状態であ
りトリガを発生させるような回転の落ち込みはないと
し、ステップS30へ戻る。一方、N(i)がN(i−
1)よりも小さいときは、エンジン回転数が落ち込んで
いる状態であるとし、ステップS100へ進む。
【0052】ここで、ステップS100では、エンジン
回転数の急落下現象を発見するために、4レコード分の
データを記憶したか否かを判断する。順番i=4のとき
はエンジンの回転の落ち込み状況を判断するためにステ
ップ110へ進む。一方、順番i≠4のときは、まだエ
ンジン回転数Nのデータを収集中であると判断してステ
ップS50へ戻り、次のレコードデータをRAM35中
のローリングRAMに記憶する。
【0053】ここで、ステップS110では、エンジン
回転数の落ち込みとしてN(1)からN(4)を引いた
エンジン回転数変化率が基準値100rpm以上である
か否かを判断する。基準値100rpmより大きいとき
はRAMエリアに記憶するのに十分な回転の落ち込みが
あるデータであると判断され、ステップS120へ進
む。一方、基準値100rpmより小さいときは十分な
エンジン回転の落ち込みがないデータであると判断さ
れ、ステップS30へ戻り再び初期設定をおこない、ロ
ーリングRAMへ1レコードだけデータを記憶させる。
【0054】次に、ステップS120では、ステップS
110で基準値100rpm以上と判断されたデータの
エンジン回転数変化率を変数ΔN4に代入する。
【0055】次に、ステップS130では、ステップS
120で求めたエンジン回転数変化率ΔN4を、保存用
のRAMエリアに記憶されている3つのデータセットの
うち、トリガ発生時のエンジン回転数変化率が最小エン
ジン回転数変化率が代入されている変数Xと比較する。
新しく取得したエンジン回転数変化率ΔN4とXを比較
することで、より落下方向のエンジン回転数変化率の大
きなデータのセットをRAM35のRAMエリアに書き
換えることができる。エンジン回転数変化率ΔN4がX
よりも大きいときは新たにデータをRAMに記憶するた
めの条件が全て満たことになる。ここで、データ記憶停
止信号として回転落ちトリガーをRAM35に発生す
る。
【0056】次に、図7に移る。ステップS140で
は、まず、RAMエリアに記憶させるエンジン回転数の
落ち込みを含んだデータのセットをRAM35上のロー
リングRAMに記憶させる。本実施の形態では回転落ち
トリガーが発生した時点、すなわち、N(1)の1秒前
からN(1)の4秒後までの5秒間のデータをRAM3
5上のローリングRAMに記憶している。
【0057】ここで、ステップS150〜S170で
は、過去にデータ保存用のRAMエリアに記憶させた3
つのデータセットのうち回転落ちトリガー発生時のエン
ジン回転数の落ち込みが最小の最小エンジン回転数変化
率、すなわち、ステップS130でXに表されている数
変化率を持ったデータセットを探す。新しくRAMエリ
アに記憶させようとするデータセットを、最小エンジン
回転数変化率のデータセットと入れかえることにより、
RAMエリアには常により大きな数変化率のデータセッ
トを記憶させておくことができる。
【0058】次に、ステップS180〜S200では、
ステップS150〜S170で求められた3つのデータ
セットの中での最小エンジン回転数変化率をXに新たに
代入する。
【0059】次に、ステップS210〜S230では、
新たにRAMエリアに書き込もうとしているデータセッ
トを過去に記憶したデータセットと置き換える。置き換
えが終了した後は、再びステップS30へ戻り、新たに
入力されたデータにエンジン回転数の落ち込みがないか
監視する。
【0060】なお、本実施の形態では、ローリングRA
Mへの1レコード分のデータの書き込みは10msec
毎に行われるものとし、ステップS30〜ステップS1
30のルーチンは10msec以内で行われるものとし
ている。また、本実施の形態ではローリングRAMに記
憶された各レコードデータのエンジン回転数を時系列の
変数(N(1)〜N(4))に代入し、回転の落ち込み
を算出しているが、この変数の代わりに各レコードデー
タに付随している時間データを利用しエンジン回転数変
化率ΔN4を算出してもよい。また、本実施の形態では
エンジン回転数をローリングRAMにいったん記憶して
から、1000rpm以下の時に時系列のエンジン回転
数(N(1)〜N(4))に代入しているが、直接EC
M21から出力されるエンジン回転数を読み取り、10
00rpm以下の時に時系列のエンジン回転数(N
(1)〜N(4))に代入する構成としてもよい。
【0061】このように、車両に搭載されるECM21
と交信しつつ必要な各センサ23やアクチュエータ25
の出力値等のデータを定常的に受信し、受信データの内
の必要な部分をRAM35に記録保存する際に、受信デ
ータをRAM35上の記録範囲内のローリングRAMの
回転アドレス上に順次に記録保存するとともに、各セン
サ23の受信データに基づいて車両を駆動するエンジン
のエンジン回転数をCPU31で検出する。ここで、検
出されたエンジン回転数の1000rpm以下の低回転
域での落下時のエンジン回転数変化率が所定の基準値と
して100rpmを超えた場合には、CPU31は回転
落ちトリガーを発生して各センサ23やアクチュエータ
25の出力値等の受信データのRAM35上の記録範囲
内のローリングRAMへの記録保存動作を所定時間とし
て4秒後に停止することで、エンジン回転数の急落下現
象が発生し易い1000rpm以下の低回転域でも、車
両の故障診断に必要な各センサ23やアクチュエータ2
5の出力値等のデータを確実に収集するようにしている
ので、エンストと似たような要因で発生するエンジン回
転数の急落下現象に対して各センサ23やアクチュエー
タ25の出力値等の内の必要データを収集することがで
き、収集データをもとにしてエンストの再現が難しい車
両におけるエンストの要因を解析することができるとい
う効果が得られる。
【0062】また、検出されたエンジン回転数の100
0rpm以下の低回転域での落下時のエンジン回転数変
化率が所定の基準値として100rpmを超えた場合に
は、該エンジン回転数変化率をRAM35に記憶する。
ここで、CPU31で現在のエンジン回転数変化変化率
がすでにRAM35に記憶されている最小エンジン回転
数変化率と比較して大きい場合には、現在のエンジン回
転数変化率を最小エンジン回転数変化率としてRAM3
5上に更新することで、エンジン回転数の急落下現象が
発生し易い1000rpm以下の低回転域でも、故障診
断に必要なより現象が明確に発生している各センサ23
やアクチュエータ25の出力値等の内の必要データを確
実に収集するようにしているので、エンストの要因を解
析する上でより確実な解析結果を得ることができる。
【0063】さらに、CPU31で現在のエンジン回転
数変化率がすでにRAM35に記憶されている最少エン
ジン回転数変化率と比較して大きい場合には、CPU3
1は回転落ちトリガーを発生して各センサ23やアクチ
ュエータ25の出力値等のデータのRAM35への記録
保存動作を所定時間として4秒後に停止することで、エ
ンジン回転数の急落下現象が発生し易い1000rpm
以下の低回転域でも、故障診断に必要なより現象が明確
に発生している必要データを確実に収集するようにして
いるので、エンストの要因を解析する上でより確実な解
析結果を得ることができる。
【0064】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
本発明によれば、車両に搭載される電子制御装置と交信
しつつ必要な各項目として各センサやアクチュエータの
出力値等のデータを定常的に受信し、受信データの内の
必要な部分を記録保存する際に、受信データを記録範囲
内の回転アドレス上に順次に記録保存するとともに、車
両を駆動するエンジンのエンジン回転数を検出する。こ
こで、検出されたエンジン回転数の低回転域での落下時
のエンジン回転数変化率が所定の基準値を超えた場合に
は、回転落ちトリガーを発生して受信データの記録保存
動作を所定時間後に停止することで、エンジン回転数の
急落下現象が発生し易い低回転域でも、故障診断に必要
なデータを確実に収集するようにしているので、エンス
トと似たような要因で発生するエンジン回転数の急落下
現象に対してデータを収集することができ、収集データ
をもとにしてエンストの再現が難しい車両におけるエン
ストの要因を解析することができるという効果が得られ
る。
【0065】また、請求項2記載の本発明によれば、検
出されたエンジン回転数の低回転域での落下時のエンジ
ン回転数変化率が所定の基準値を超えた場合には、該エ
ンジン回転数変化率を記憶する。ここで、現在のエンジ
ン回転数変化変化率がすでに記憶されている最小エンジ
ン回転数変化率と比較して大きい場合には、現在のエン
ジン回転数変化率を最小エンジン回転数変化率として更
新することで、エンジン回転数の急落下現象が発生し易
い低回転域でも、故障診断に必要なより現象が明確に発
生しているデータを確実に収集するようにしているの
で、エンストの要因を解析する上でより確実な解析結果
を得ることができる。
【0066】さらに、請求項3記載の本発明によれば、
現在のエンジン回転数変化率がすでに記憶されている最
少エンジン回転数変化率と比較して大きい場合には、回
転落ちトリガーを発生してデータの記録保存動作を所定
時間後に停止することで、エンジン回転数の急落下現象
が発生し易い低回転域でも、故障診断に必要なより現象
が明確に発生しているデータを確実に収集するようにし
ているので、エンストの要因を解析する上でより確実な
解析結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるデータ収集装置に
適応される車両用故障診断装置の全体構成を示す図であ
る。
【図2】本発明に係わるデータ収集装置の実施の形態を
示す図である。
【図3】本発明に係わるデータ収集装置の別の実施の形
態を示す図である。
【図4】エンジン回転数が1000rpm以下での単位
時間当たりのエンジン回転数変化率とエンスト発生率の
関係を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態であるデータ収集装置に用
いられるRAM35内のローリングRAMの構成を示す
図である。
【図6】本発明に係わるデータ収集装置の動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図7】本発明に係わるデータ収集装置の動作を説明す
るためのフローチャートである。
【符号の説明】
21 ECM 23 各種センサ 25 各種アクチュエータ 29 I/O 31 CPU 33 ROM 35 RAM 37 表示部 39 入力部 41 通信ケーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載される電子制御装置と交信し
    つつ必要な各項目のデータを定常的に受信すると共に、
    該受信データの内の必要な部分を記録保存する車両用デ
    ータ収集装置において、 前記受信データを記録範囲内の回転アドレス上に順次に
    記録保存する記憶手段と、 車両を駆動するエンジンのエンジン回転数を検出する回
    転数検出手段と、 検出された該エンジン回転数の低回転域での落下時のエ
    ンジン回転数変化率が所定の基準値を超えた場合には、
    前記記憶手段の記録保存動作を所定時間後に停止する記
    録停止手段と、を有することを特徴とする車両用データ
    収集装置。
  2. 【請求項2】 前記回転数検出手段で検出されたエンジ
    ン回転数の低回転域での落下時のエンジン回転数変化率
    が所定の基準値を超えた場合には、該エンジン回転数変
    化率を記憶する変化率記憶手段と、 現在のエンジン回転数変化変化率がすでに記憶されてい
    る最小エンジン回転数変化率と比較して大きい場合に
    は、現在のエンジン回転数変化率を最小エンジン回転数
    変化率として更新する最小変化率記憶手段と、を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用データ収集装
    置。
  3. 【請求項3】 現在のエンジン回転数変化率がすでに前
    記最小変化率記憶手段に記憶されている最少エンジン回
    転数変化率と比較して大きい場合には、前記記憶手段の
    記録保存動作を所定時間後に停止することを特徴とする
    請求項2記載の車両用データ収集装置。
JP7176341A 1995-07-12 1995-07-12 車両用データ収集装置 Pending JPH0926380A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7176341A JPH0926380A (ja) 1995-07-12 1995-07-12 車両用データ収集装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7176341A JPH0926380A (ja) 1995-07-12 1995-07-12 車両用データ収集装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0926380A true JPH0926380A (ja) 1997-01-28

Family

ID=16011898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7176341A Pending JPH0926380A (ja) 1995-07-12 1995-07-12 車両用データ収集装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0926380A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005241599A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Fuji Heavy Ind Ltd データ記録装置およびデータ記録方法
WO2006085381A1 (ja) * 2005-02-10 2006-08-17 Fujitsu Limited 移動体診断を含む各種サービスを提供するサービス提供システム及び提供方法並びに該システムに用いる携帯情報機器
WO2006085379A1 (ja) * 2005-02-10 2006-08-17 Fujitsu Limited 移動体診断を含む各種サービスを提供するサービス提供システム及び該システムに用いるカーa/v
KR101304050B1 (ko) * 2011-10-25 2013-09-04 주식회사 현대케피코 차량 고장 코드 연관 가변 정보 저장 시스템 및 방법
KR101304159B1 (ko) * 2011-10-21 2013-09-04 주식회사 현대케피코 차량 상태 정보 저장 시스템 및 방법
JP2013217228A (ja) * 2012-04-05 2013-10-24 Denso Corp フリーズフレームデータ記憶システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005241599A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Fuji Heavy Ind Ltd データ記録装置およびデータ記録方法
WO2006085381A1 (ja) * 2005-02-10 2006-08-17 Fujitsu Limited 移動体診断を含む各種サービスを提供するサービス提供システム及び提供方法並びに該システムに用いる携帯情報機器
WO2006085379A1 (ja) * 2005-02-10 2006-08-17 Fujitsu Limited 移動体診断を含む各種サービスを提供するサービス提供システム及び該システムに用いるカーa/v
KR101304159B1 (ko) * 2011-10-21 2013-09-04 주식회사 현대케피코 차량 상태 정보 저장 시스템 및 방법
KR101304050B1 (ko) * 2011-10-25 2013-09-04 주식회사 현대케피코 차량 고장 코드 연관 가변 정보 저장 시스템 및 방법
JP2013217228A (ja) * 2012-04-05 2013-10-24 Denso Corp フリーズフレームデータ記憶システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1569176B1 (en) Operator-side system and mode file identifying method
EP1569174B1 (en) Data recording apparatus and data recording method
JP4306349B2 (ja) 車両情報端末装置
US6192302B1 (en) Motor vehicle diagnostic system and apparatus
CN102612642B (zh) 车辆故障诊断装置
KR100244781B1 (ko) 고장예측과 자기진단 가능한 스카시 디바이스 및 이 디바이스에 의한 고장예측과 자기진단 방법
JPH0730977A (ja) 駆動機械のデータ収集装置
EP1589490B1 (en) Control unit and data transmitting method
JPH10281943A (ja) 車両診断装置
JPH0926380A (ja) 車両用データ収集装置
JPS62500540A (ja) 自動車の動作過程を制御および監視する装置
JP3220005B2 (ja) 故障診断装置
JP2509837B2 (ja) 車両用故障診断装置
JPH11160202A (ja) 車両用データ収集装置
JPH09325092A (ja) 車両用故障診断装置
EP1569175A2 (en) Data recording apparatus and data recording method
JP3415904B2 (ja) 車両の診断装置
JPH09126954A (ja) 自動車用電子制御装置
JPH09210867A (ja) 車両診断装置
EP1039390B1 (fr) Dispositif d'aide au diagnostic d'un dysfonctionnement d'un véhicule automobile
JP3645653B2 (ja) 車両用電子制御装置のデータ解析装置
JPH0470573B2 (ja)
JP3576699B2 (ja) 電子制御装置のデータ解析装置
JPH09210868A (ja) 車両診断方法および装置
JP3674343B2 (ja) 車両診断用ハンディテスタ