JP2509837B2 - 車両用故障診断装置 - Google Patents

車両用故障診断装置

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JP2509837B2
JP2509837B2 JP3357226A JP35722691A JP2509837B2 JP 2509837 B2 JP2509837 B2 JP 2509837B2 JP 3357226 A JP3357226 A JP 3357226A JP 35722691 A JP35722691 A JP 35722691A JP 2509837 B2 JP2509837 B2 JP 2509837B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用故障診断装置に関
するものであり、特に、センサ等の故障が、センサ自体
の故障あるいはワイヤハーネスの断線等に起因する継続
故障であるか、あるいはセンサと電子制御装置とを接続
するコネクタ等の接触不良等に起因する一過性故障であ
るかに応じて、適切な故障診断を行うことのできる車両
用故障診断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、自動車、自動二輪車等
(以下、単に「車両」という。)においては、該車両に
対して各種のセンサを取り付け、該センサの出力を用い
て各種の車両制御用のアクチュエータを駆動制御してい
る。このような制御は、マイクロコンピュータを備えた
電子制御装置により行われている。
【0003】ところで、前記のような電子制御装置は自
己診断機能を備えていて、各種センサやアクチュエータ
等の故障を検出できるように構成されている。そして、
それらの故障が検出された場合には、前記電子制御装置
の記憶装置(例えばRAM)内にその旨のデータが保存
される。
【0004】このデータは、例えば車両の整備時に車両
用故障診断装置を用いて前記記憶装置から読出され、セ
ンサの故障を示すデータがあれば、該データの内容にし
たがってセンサの交換等が行われる。このような故障診
断装置は、特開昭64−52551号公報等に記載され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のような電子制御
装置によるセンサ等の故障検出は、正確には、該電子制
御装置内のマイクロコンピュータから、ワイヤハーネス
やコネクタを含むセンサ側ラインの故障検出である。し
たがって、電子制御装置がセンサの故障を検出しても、
その故障が、センサ自身の故障あるいはワイヤハーネス
の断線等の継続性のある故障(すなわち、一度故障、断
線等の状態となるとその異常状態が継続されるような故
障。以下「継続故障」という。)であるのか、あるいは
センサやワイヤハーネス、あるいはワイヤハーネスと電
子制御装置とを接続するコネクタの接触不良等、その異
常状態が継続されないような故障(すなわち、当該車両
の走行時の振動等により接触不良等が生じたり生じなか
ったりするような故障。以下「一過性故障」という。)
であるのかを判定することができない。
【0006】このように、従来の電子制御装置による故
障判定では、継続故障であるか一過性故障であるかの判
定までは行うことができず、すべて継続故障であると判
定されていたので、例え電子制御装置によりセンサの故
障やワイヤハーネスの断線(継続故障)が検出された後
でも、さらにコネクタの接触不良等(一過性故障)を他
の適当な手段を用いて調べる必要があった。
【0007】そして継続故障であるか一過性故障である
かの判定が行われた後も、故障がセンサ自体の故障なの
か、該センサを接続するコネクタやワイヤハーネスの故
障なのかを判定して故障箇所を具体的に特定しなければ
ならないが、この特定のための具体的な手段が確立され
ておらず、当該車両の故障診断が困難であった。
【0008】本発明は、前述の問題点を解決するために
なされたものであり、その目的は、継続故障であるのか
一過性故障であるのかの判定が成された後、その判定結
果に応じて故障箇所の特定を適切に行うことのできる車
両用故障診断装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、本発明は、電子制御装置の自己診断機能により
センサやアクチュエータ等の故障が検出され、かつ該検
出結果に応じて、その故障が継続/一過性故障判定手段
により継続故障であるか一過性故障であるかの判定が行
われた後、それぞれの故障の態様に応じて、故障箇所の
特定を行うべく、当該車両用故障診断装置の操作者に対
して所定の作業指示を行うようにした診断プログラムを
具備した点に特徴がある。
【0010】 すなわち、本発明の車両用故障診断装置
では、そのセンサ、アクチュエータ等が継続故障である
場合における、作業指示、並びに該作業指示に対応する
故障診断及び判定基準を記憶した作業指示等を記載した
第1診断プログラム手段と、そのセンサ、アクチュエー
タ等が一過性故障である場合における、作業指示、並び
に該作業指示に対応する故障診断及び判定基準を記憶し
た作業指示等を記載した第2診断プログラム手段と、
記継続/一過性故障判定手段の判定結果に応じて、前記
第1及び第2診断プログラム手段の記憶内容を指示する
手段とを具備した点に特徴がある。
【0011】
【0012】
【作用】 上記した構成の車両用故障診断装置では、ま
ず継続故障である場合には、前記第1診断プログラム手
段から作業指示が読み出され、当該車両用故障診断装置
のオペレータに提供される。オペレータは、提供(例え
ば、表示装置への表示)された作業指示に応じた作業を
実行する。
【0013】 また、一過性故障である場合には、前記
第2診断プログラム手段から作業指示が読み出され、当
該車両用故障診断装置のオペレータに提供される。オペ
レータは、提供(例えば、表示装置への表示)された作
業指示に応じた作業を実行する。
【0014】
【0015】
【実施例】以下に図面を参照して、本発明を詳細に説明
する。図2は本発明の一実施例及び診断対象車両の電子
制御装置(以下「ECU」という。)のハード構成を示
すブロック図である。同図において、ECU1には、マ
イクロコンピュータを構成するCPU10、ROM11
及びRAM12、並びにドライバ13、A/D変換器1
4及び通信インタフェース15が設けられている。この
ECU1はコネクタ16及び17によって周辺機器と接
続される。また、コネクタ18には後述の故障診断装置
2を接続することができる。
【0016】コネクタ16には各種のアクチュエータ3
が接続され、コネクタ17には各種のセンサ4が接続さ
れる。前記ECU1は、点火時期制御や電子燃料噴射装
置(EFI)の制御等を行うが、例えばEFIの制御を
行う場合には、コネクタ16にはアクチュエータ3とし
てソレノイドが接続され、コネクタ17にはセンサ4と
してTDCセンサ、水温センサ、吸気温センサ、スロッ
トルバルブ開度センサなどが接続される。なお、このE
CU1は、車両の制御を行うものであれば、いかなる制
御を行うものであっても良い。
【0017】各センサ4からECU1に入力される信号
は、A/D変換器14でデジタル信号に変換されてCP
U10に取込まれる。CPU10に取込まれた信号は、
ROM11及びRAM12に記憶されている制御用デー
タに基づき、ROM11に書込まれているプログラムに
従って処理される。ドライバ13には、CPU10の処
理結果に従って指示信号が入力され、ドライバ13はこ
の指示信号に応答してアクチュエータ3に対して電力を
供給する。
【0018】なお、前記ROM11には、プログラムの
ほか、ECU1の識別符号つまりECU−IDも登録さ
れている。また、RAM12には、CPU10による処
理結果が学習データやフリーズデータとして記憶され
る。このフリーズデータは不具合発生時のエンジン動作
状態を表わすデータである。
【0019】 前記ECU1に接続して該ECU1の故
障診断を行うための故障診断装置2には、マイクロコン
ピュータを構成するCPU20、ROM21及びRAM
22、並びにドライバ23、A/D変換器24及び通信
インタフェース25が設けられている。このほか、故障
診断装置2にはオペレータによる指示を入力するための
キーボー26、及びCPU20による処理結果を表示
する表示装置27が設けられる。キーボード26には一
般的なテンキー、カーソル移動キー及びファンクション
キーなどが設けられる。前記表示装置27としては液晶
表示パネル(LCD)を採用することができる。
【0020】故障診断装置2には、テスタ機能としての
電圧・抵抗測定機能、及び試験信号(後述の基準値)出
力機能を付加するためテストプローブ6が接続される。
すなわち、テストプローブ6にドライバ23から出力さ
れる電圧が供給されることにより、このテストプローブ
6からセンサ4の試験信号が出力可能である。一方、テ
ストプローブ6で検出される信号は、A/D変換器24
でデジタル信号に変換されてCPU20に取込まれるこ
とができる。
【0021】ECU1の通信インタフェース15と故障
診断装置2の通信インタフェース25とはケーブル5を
介して接続され、CPU10及び20間で双方向デジタ
ル通信ができるように構成している。
【0022】ECU1から取込まれた信号及びテストプ
ローブ6で得られた信号は、ROM21及びRAM22
に記憶されている制御用データに基づいて処理され、処
理結果つまり故障診断結果が表示装置27に出力され
る。故障診断プログラムはROM21に登録されてい
る。故障診断プログラムは多くの車両に適した故障診断
が可能なように複数準備されている。
【0023】ROM21には、VINと、このVIN及
びECU−IDに基づいて前記複数の故障診断プログラ
ムから最適のものを選択するための選択用プログラムと
が格納されている。この選択用プログラムについては、
本発明とは直接関係がないので、その説明は省略する。
【0024】なお、新型車種の生産に伴い、VINの追
加や変更が行われることがあり得る。このような場合の
ため、VINや選択プログラムをROMカード7に記憶
させ、このROMカード7のデータをROMカードイン
タフェース28からCPU20に取込むことができるよ
うにしても良い。なお、ROMカードによって故障診断
プログラムの増設をすることもできる。
【0025】また、故障診断装置2を図示しないパーソ
ナルコンピュータに接続し、故障診断結果をこのパーソ
ナルコンピュータに蓄積し、かつ必要に応じてプリント
アウトすることもできる。さらに公衆回線を介して前記
パーソナルコンピュータをホストコンピュータに接続
し、故障診断結果をこのホストコンピュータに供給する
こともできる。また、これとは逆に、前記ホストコンピ
ュータからパーソナルコンピュータ及び当該故障診断装
置2に対して、必要な情報、例えば前記故障診断プログ
ラムや選択プログラムの更新(バージョンアップ)され
たものを提供することもできる。
【0026】なお、故障診断装置2は、修理工場から離
れて携帯できるように電源として電池を内蔵するのが望
ましく、この電池はライタのソケットを介して車両のバ
ッテリからも電力を供給できるように、Ni−Cd電池
など充電可能なものであればより好ましい。
【0027】次に、車両に搭載されたECU1の自己診
断機能によりセンサの故障が検出された場合に、その故
障データを用いて、該故障が継続故障であるか一過性故
障であるかを判定(以下「継続/一過性故障判定」とい
う。)するための構成を説明する。
【0028】図3は継続/一過性故障判定動作の一例を
示すフローチャートである。なお図3の動作は、当該故
障診断装置2を車両のECU1に接続した状態で実行さ
れる。図3において、まずステップS1では、ECU1
のRAM12から、故障したセンサ名及びその故障の内
容を示すデータ(以下「故障コード」という。)を読出
し、故障診断装置2内のRAM22に蓄積する。前記故
障の内容を示すデータは、例えばセンサの出力信号(電
圧値)であることができる。センサに入力されるシステ
ムの電圧が例えば直流5[V]である場合には、センサ
が正常であるとき、その出力電圧は例えば0.05〜
4.95[V]であり、センサが接地側にショートして
いるとき及び断線故障しているときは、それぞれ0.0
5[V]以下、及び4.95[V]以上となる。なお、
この読出時に、故障したセンサ名等を表示装置27に表
示するようにしても良い。
【0029】ステップS3においては、ECU1をリセ
ットして、RAM12内の故障コードを消去し、その
後、ECU1の自己診断プログラムを起動する。そし
て、ステップS4においては、前記ステップS1で検出
された故障コードと同一の故障コードが検出されたか否
かが判定される。同一の故障コードが検出されればステ
ップS8において継続故障と判定され、異なる故障コー
ドが検出された場合(例えば先に断線であると判断され
たのに後に接地側にショートであると判断された場合
等、故障の態様が異なる場合)、あるいは故障コードが
出力されなかった場合(すなわちステップS1において
故障コードが出力されたのにステップS3の自己診断時
に故障コードが検出されなかった場合、あるいはその逆
の場合)には、ステップS9において一過性故障と判定
される。それぞれの故障判定においては、必要に応じて
故障したセンサ名、故障状態等を故障診断装置2の表示
装置27に表示する。
【0030】そして、ステップS10においては、他に
故障部位があるか否かが判定され、肯定判断の場合には
ステップS4に戻り、否定判断の場合には当該処理は終
了する。
【0031】図4は図3の動作を実行するためのECU
1及び故障診断装置2の機能ブロック図である。同図に
おいて、図2と同一の符号は、同一又は同等部分をあら
わしている。図4において、ECU1内の車両制御装置
51は、センサ4の出力信号を用いて所定の手順でアク
チュエータ3を制御する。自己診断手段52は、車両制
御装置51による制御開始時及び必要に応じて制御中に
センサ4の異常を検出する。異常検出時には、故障コー
ドが故障コード記憶手段53に記憶される。
【0032】故障診断装置2の切換手段61は、常時は
第1故障コード記憶手段62を選択している。そして故
障診断時には、故障コード記憶手段53内に記憶された
故障コードが、通信制御手段54及び74を介して、第
1故障コード記憶手段62に転送、記憶される。
【0033】前記第1故障コード記憶手段62に故障コ
ードが記憶されると、必要に応じてその旨及び故障した
センサ名が表示手段63に表示される。そして切換手段
61が第2故障コード記憶手段65側に切り替えられる
と共に、故障コード記憶手段53がリセットされ、さら
に自己診断手段52が再度起動される。これにより、セ
ンサの故障検出が再度実行され、故障コードが故障コー
ド記憶手段53に記憶される。
【0034】故障コード記憶手段53に記憶された故障
コードは、今度は第2故障コード記憶手段65に転送さ
れ、記憶される。コード選択手段66は、故障したセン
サの故障コードを、第1故障コード記憶手段62及び6
5より順次抽出し、それぞれを故障状態判定手段69に
転送する。
【0035】前記故障状態判定手段69は、図3のステ
ップS4の判断を実行し、該ステップの肯定判断を検出
した場合、すなわち前記各記憶手段62及び65に記憶
された故障コードが等しい場合には「継続故障」である
と判定し、また前記ステップの否定判断を検出した場合
には「一過性故障」であると判定し、それぞれの判定結
果を表示手段63に転送する。
【0036】図5は継続/一過性故障判定動作の他の例
を示すフローチャートである。同図において、図3と同
一の符号は、同一又は同等部分をあらわしている。また
図5の動作も、当該故障診断装置2をECU1に接続し
た状態で実行される。
【0037】図5において、まずステップS1で、EC
U1のRAM12に記憶された故障コードが故障診断装
置2内のRAM22に蓄積されると、ステップS5にお
いて、蓄積された故障コードに対応するセンサの出力信
号をECU1より検出し、そしてステップS6におい
て、前記のように検出された電圧値と、当該故障診断装
置2に予め記憶された故障判定のための基準値とを比較
する。この基準値は、例えばセンサ4が正常である場合
に出力される電圧値であり、複数のセンサ4の出力電圧
がそれぞれ異なる場合には、それぞれのセンサ4ごとに
設けられ、記憶されている。
【0038】ステップS7においては、検出された電圧
値と前記基準値とを比較し、それぞれ同一の故障の態様
である場合にはステップS8に、また同一の故障の態様
でない場合にはステップS9に、それぞれ移行する。そ
して、ステップS10において他の故障部位があると判
定された場合にはステップS5に戻り、ないと判定され
た場合には、当該処理は終了する。
【0039】なお、正常時のセンサの出力電圧値が幅を
有している場合には、この幅の中間値を基準値とし、セ
ンサの出力電圧値が基準値より所定電圧値以下又は所定
電圧値以上である場合には、それぞれ接地側にショート
又は断線と判定しても良いし、また前記幅の下限値及び
上限値を基準値とし、該下限値を下回り又は該上限値を
上回ったときに、ショート又は断線と判定しても良い。
【0040】図6は図5の動作を実行するためのECU
1及び故障診断装置2の機能ブロック図である。同図に
おいて、図2及び図4と同一の符号は、同一又は同等部
分をあらわしている。図6において、故障コード記憶手
段53内に記憶された故障コードが、通信制御手段54
及び74を介して、第1故障コード記憶手段62に転
送、記憶されると、必要に応じて、その旨及び故障した
センサ名が表示手段63に表示され、そしてセンサ選択
手段70が付勢される。
【0041】基準値記憶手段71には、前述したような
各センサ4の基準値がそれぞれ記憶されている。また前
記センサ選択手段70は、第1故障コード記憶手段62
に記憶された故障コードを元に、故障したセンサ4の出
力信号を前記通信制御手段54及び74を介して取込
み、故障状態判定手段69に出力する。また前記基準値
記憶手段71は、前記故障状態判定手段69に出力され
た出力信号に対応するセンサ4の基準値を、該判定手段
69に出力する。前記故障状態判定手段69は、前記出
力信号及び基準値を用いて、ステップS6及びS7の処
理を実行する。
【0042】なお、故障コード記憶手段53内に記憶さ
れた故障コードが第1故障コード記憶手段62に転送さ
れた後は、必要に応じて故障コード記憶手段53がリセ
ットされる。
【0043】図7は継続/一過性故障判定動作のさらに
他の例を示すフローチャートである。同図において、図
3及び図5と同一の符号は、同一又は同等部分をあらわ
している。また図7の動作も、当該故障診断装置2をE
CU1に接続した状態で実行される。
【0044】図7において、まずステップS1でECU
1のRAM12内に記憶された故障コードが故障診断装
置2内のRAM22に蓄積されると、ステップS2にお
いて、故障判定のための手順が選択される。すなわち、
前述した第1及び第2の実施例においては、それぞれ異
なる手順(それぞれを「第1手順」及び「第2手順」と
呼ぶ。)を用いて継続故障であるか一過性故障であるか
を判定したが、その第1及び第2手順のいずれを用いて
故障判定を行うかが、このステップS2において選択さ
れる。
【0045】このステップS2における選択は、当該故
障診断装置2のオペレータにより選択されても良いが、
例えばステップS1において読み出された故障コードの
内容を判定し、故障したセンサのすべてが第2手順によ
り故障判定可能である場合には、第2手順を選択し、故
障したセンサのうち1つでも第2手順による故障判定が
不可能がある場合には、第1手順を選択するようにして
も良い。すなわち、第1手順のようにECU1の自己診
断プログラムを起動する場合よりも、第2手順のように
センサ4の出力信号を読み取ったほうが当該故障判定が
早いので、第2手順の方を優先的に選択するようにする
と良い。
【0046】手順の選択後は、ステップS3及びS4、
又はステップS5ないしS7、並びにステップS8及び
S9において継続故障か一過性故障かが判定される。
【0047】ステップS10において、他に故障部位が
あると判定されない場合には、当該処理は終了する。ま
た、他に故障部位があると判定された場合には、ステッ
プS11において前記ステップS2で選択された手順が
第1手順であるか否かが判定される。第1手順が選択さ
れていればステップS4に戻り、第2手順が選択されて
いればステップS5に戻る。
【0048】図8は図7の動作を実行するためのECU
1及び故障診断装置2の機能ブロック図である。同図に
おいて、図2、図4及び図6と同一の符号は、同一又は
同等部分をあらわしているので、その説明は省略する。
図8において、故障コード記憶手段53内に記憶された
故障コードが、第1故障コード記憶手段62に転送、記
憶されると、その旨及び故障したセンサ名が表示手段6
3に転送され、そして手順選択手段64が付勢される。
【0049】前記手順選択手段64は、図7のステップ
S2に関して前述したような手法により第1及び第2手
順の一方を選択する。第1手順が選択された場合には、
図3に関して説明したような手順により故障判定が行わ
れる。また第2手順が選択された場合には、図5に関し
て前述したような手順により故障判定が行われる。
【0050】さて、前記継続/一過性故障判定では、セ
ンサ4の故障が継続故障であるか一過性故障であるかが
判定されるものとして説明したが、アクチュエータ3の
故障が継続故障であるか一過性故障であるかを検出する
ことも可能である。すなわち、図4、図6及び図8に示
された自己診断手段52に、アクチュエータの抵抗値等
の検出手段と、該抵抗値等が正常な値であるか否かを判
定する判定手段と、該抵抗値等が異常である場合には該
抵抗値等を用いて故障コードを作成する手段とを設けれ
ば良い。
【0051】また図6及び図8においては、各センサ4
の基準値が記憶された基準値記憶手段71が設けられる
ものとして説明したが、各センサ4の基準値が同一であ
る場合には、該記憶手段71は不要である。
【0052】次に本発明の一実施例を説明する。図2に
示されたセンサ4は、図の簡略化のため、1つのコネク
タ17を介してECU1に接続されているが、実際に
は、2つ以上のコネクタを用いて接続されている場合が
多い。この例を図9に示す。なお、同図においては、E
CU1及び故障診断装置2は概略的に示されており、ま
たセンサは、符号4Aで示されるものが1つだけ示され
ている。
【0053】図10は本発明の一実施例の動作を示すフ
ローチャートである。同図において、まずステップS2
1においては、ECU1がセンサ4等の故障を検出した
場合に、ECU1より出力された故障コードを用いて、
センサの故障が継続故障であるか一過性故障であるかが
判定される。継続故障であると判定された場合には、ス
テップS22において継続故障用診断プログラムが実行
される。また、一過性故障であると判定された場合に
は、ステップS23において一過性故障用診断プログラ
ムが実行される。
【0054】前記ステップS22又はS23の実行が終
了した後は、ステップS24において他に故障部位があ
るか否かが判定され、ある場合にはステップS21に戻
り、ない場合には当該処理は終了する。
【0055】図11は前記ステップS22に示された継
続故障用診断プログラムの詳細を示すフローチャートで
ある。なお、同図において、破線で囲まれた処理は、当
該故障診断装置2のオペレータによる処理を示してい
る。同図において、まずステップS31では、当該故障
診断装置2の記憶装置(後述の第1作業指示等記憶手段
82)から、作業指示(この場合には、コネクタ名及び
該コネクタを取り外す指示、並びに該コネクタが複数の
ワイヤハーネスを連結するものである場合には該ワイヤ
ハーネスの色)、並びに該作業指示に対応する故障箇所
及び故障内容、並びに前記コネクタに接続されたセンサ
の基準値を読み出す。前記記憶装置には、予めセンサご
とに、作業指示、並びに該作業指示に対応する故障箇所
及び故障内容、並びに基準値が記憶されている。
【0056】図9の例では、センサ4Aは、ECU1側
からコネクタ17A〜17Cの3つのコネクタを介して
ECU1に接続されているが、このような場合には、前
記作業指示は、それぞれコネクタ17A〜17C及び該
コネクタを取り外す指示であり、それらに対応する故障
箇所及び故障内容は、例えば図12に示されるようにな
る。そして、最初のステップS31においては、例えば
最もセンサ4Aに近い側のコネクタ(この場合ではコネ
クタ17C)が作業指示データとして選択され、そし
て、該データに対応する故障箇所及び内容が読み出され
る。
【0057】なお、図12のデータは、図9のセンサ4
Aのみのデータであり、ECU1を搭載する車両がさら
に他のセンサを備えている場合には、故障診断装置2に
は、センサごとに図12のようなデータが記憶される。
また図12には、作業指示としてコネクタ名しか示され
ていないが、前述のようにコネクタが複数のワイヤハー
ネス(すなわち複数のセンサ)を連結するものである場
合には、故障コードに対応するセンサが接続されたワイ
ヤハーネスの色も、作業指示データとして記憶される。
さらに図12に示されたデータは単なる一例であり、作
業指示、並びに故障箇所及び内容等のデータは、車両、
あるいはECU1、センサ、アクチュエータ等に応じて
適宜決定される。さらに図12の「印加電圧検出状況」
は、後述のステップS35の判定結果を示すもので、
「検出」は同ステップの肯定判断、「検出せず」は同ス
テップの否定判断を示している。
【0058】ステップS32においては、読み出された
作業指示を表示装置27に表示する。ステップS33に
おいては、当該故障診断装置2のオペレータは、表示さ
れたコネクタを取り外し、かつ該コネクタに接続された
ワイヤハーネス(該コネクタが複数のワイヤハーネスを
接続している場合には、作業指示で指定された色のワイ
ヤハーネス)に対してテストプローブ6を接触させる。
【0059】 ステップS34においては、故障診断装
置2のキーボー26に配置された電源印加スイッチが
押下されたか否かが判定される。前記スイッチが押下さ
れると、前記テストプローブ6より、ステップS31で
読み出された基準値が出力される。
【0060】ステップS35においては、ECU1か
ら、前記基準値とほぼ等しい電圧信号が出力されたか否
かが判定される。出力されれば、ステップS36におい
て前記ステップS31で読み出された故障箇所及び故障
内容が表示され、その後、当該処理は終了する。すなわ
ち、作業指示としてコネクタ17Cが選択され、この直
後のステップS35で肯定判断が行われた場合には、図
12より明らかなように、センサ4Aの内部断線と表示
される。
【0061】前記ステップS35において基準値とほぼ
等しい電圧信号が検出されなかった場合には、ステップ
S37において、次の作業指示(例えばすでに指示され
たコネクタから1つECU1側のコネクタを取り外す旨
の指示、すなわち、この場合にはコネクタ17Bを取り
外す指示)、並びに該作業指示に対応する故障箇所及び
内容が読み出される。基準値の読出しは、ステップS3
1で実行されているので、このステップS37において
は行われない。
【0062】ステップS38においては、前記ステップ
S37においてデータの読出しが行われたか否かが判定
され、データの読出しが行われた場合(すなわち、取り
外すべきコネクタが存在する場合)にはステップS32
に戻り、行われなかった場合(すなわち、ECU1に最
も近いコネクタ、あるいはECU1に設けられたコネク
タがすでに取り外されている場合)には、ステップS3
9において、例えばECU1の内部回路の故障であるこ
とが判定され、その旨が表示される。
【0063】図13は図10のステップS23に示され
た一過性故障用診断プログラムの詳細を示すフローチャ
ートである。同図において、図11と同一の符号は、同
一又は同等部分をあらわしており、また破線で囲まれた
処理は、当該故障診断装置2のオペレータによる処理を
示している。図13において、まずステップS41で
は、図11のステップS31と同様に、当該故障診断装
置2の記憶装置から、作業指示(この場合には、コネク
タ名及び該コネクタを揺する指示)、並びに該作業指示
に対応する故障箇所及び故障内容、並びに前記コネクタ
に接続されたセンサの基準値を読み出す。前記記憶装置
には、予めセンサごとに、作業指示、並びに該作業指示
に対応する故障箇所及び故障内容、並びに基準値が記憶
されている。この場合の作業指示、並びに該作業指示に
対応する故障箇所及び故障内容の一例を、図14に示
す。
【0064】なお、図14の例では、最初に読み出され
る作業指示は、コネクタ17Cである。また、図12と
同様に、この図14に示されたデータも単なる一例であ
り、作業指示、並びに故障箇所及び内容等のデータは、
車両、あるいはECU1、センサ、アクチュエータ等に
応じて適宜決定される。さらに、図14の「センサ出力
電圧」は、後述のステップS45の判定結果を示すもの
で、「異常」は同ステップの肯定判断、「異常なし」は
同ステップの否定判断を示している。
【0065】ステップS42においては、読み出された
作業指示を表示装置27に表示する。そしてステップS
43においては、当該故障診断装置2のオペレータは、
表示されたコネクタが揺する。ステップS44において
は、ECU1を介して検出されたセンサの出力信号(揺
すられたコネクタに接続されたセンサの出力信号)が、
ステップS41で読み出された基準値と比較される。
【0066】ステップS45においては、センサの出力
信号が異常となったか否か、すなわち、ステップS44
における比較の結果、センサの出力信号が基準値を外れ
た値となったか否かが判定される。瞬間でも異常(ショ
ートあるいは断線)が検出されれば、当該処理はステッ
プS36に移行する。ステップS45において前記出力
信号の異常が検出されなかった場合には、ステップS3
7に移行する。
【0067】図1は本発明の一実施例の機能ブロック図
である。同図において、図4、図6、図8及び図9と同
一の符号は、同一又は同等部分をあらわしている。図1
において、符号16A〜16DはアクチュエータとEC
U1とを接続するためのコネクタ、符号17A〜17I
はセンサとECU1とを接続するためのコネクタであ
る。各コネクタは、複数のセンサやアクチュエータを接
続する場合もある。
【0068】故障診断装置2の継続/一過性故障判定手
段81は、前掲した図4、図6又は図8に示されたよう
な手法により、自己診断手段52により故障と判定され
たセンサ側のラインが、継続故障であるか一過性故障で
あるかを判定する。
【0069】第1診断プログラム手段82には、図11
のステップS31に関して前述した作業指示、並びに該
作業指示に対応する故障箇所及び故障内容のデータ(以
下「作業指示等データ」という。)が各センサ4A〜4
Cに対応して記憶されている。同様に、第2診断プログ
ラム手段83には、図13のステップS41に関して前
述した作業指示等データが各センサ4A〜4Cに対応し
て記憶されている。
【0070】前記継続/一過性故障判定手段81により
継続故障が判定された場合にはセンサ選択手段70が付
勢され、故障したセンサの出力信号線が選択されると共
に、基準値記憶手段71より該センサの基準値が比較手
段87に出力され、さらに該基準値に対応する電圧がス
イッチング手段84(常時開)を介してテストプローブ
6に出力される。また、故障したセンサに対応する作業
指示等データのうちの作業指示が第1診断プログラム手
段82より読み出され、表示手段63に出力されると共
に、オン検出手段86が起動される。
【0071】前記オン検出手段86が、スイッチング手
段84のオン状態を検出すると(すなわち表示手段63
に示された作業指示にしたがって、当該故障診断装置2
のオペレータが所定のコネクタを外し、かつ該コネクタ
の該当するワイヤハーネスにテストプローブ6の電極を
接触させ、スイッチング手段84を閉とすると)、比較
手段87が付勢される。
【0072】この比較手段87は、基準値記憶手段71
より出力された基準値、及び通信制御手段74及びセン
サ選択手段70を介して前記比較手段87に入力された
ECU1の出力信号がほぼ等しい場合(すなわち、テス
トプローブ6より出力された基準値とほぼ等しい電圧信
号が、取り外されたコネクタ及びECU1を介して比較
手段87に入力された場合)には、すでに表示手段63
に表示された作業指示に対応する故障箇所及び内容が表
示手段63に出力される。これにより、1つのセンサの
故障位置が特定できたことになる。
【0073】比較手段87が、前記基準値及び前記出力
信号が等しくないことを判定した場合には、第1診断プ
ログラム手段82を付勢し、次の作業指示を表示手段6
3に出力させると共に、オン検出手段86を再度起動す
る。そして、前述したような処理を再度実行する。
【0074】前記継続/一過性故障判定手段81が一過
性故障を判定した場合には、センサ選択手段70が付勢
され、故障したセンサの出力信号線が選択されると共
に、基準値記憶手段71より該センサの基準値が比較手
段87に出力される。また、故障したセンサに対応する
作業指示等データのうちの作業指示が第2診断プログラ
ム手段83より読み出されて表示手段63に出力される
と共に、比較手段87が付勢される。
【0075】オペレータが表示手段63に表示された所
定のコネクタを揺すり、この結果、該コネクタの出力信
号が瞬間的にでも基準値を外れた値(異常値)となる
と、比較手段87は、すでに表示手段63に表示された
作業指示に対応する故障箇所及び内容を表示手段63に
出力する。これにより、1つのセンサの故障位置が特定
できたことになる。
【0076】前記出力信号が前記基準値を外れた値にな
らなかった場合には、前記比較手段87は、第2診断プ
ログラム手段83を付勢し、次の作業指示を表示手段6
3に出力させる。そして、前述したような処理を再度実
行する。
【0077】このようにして、継続故障又は一過性故障
に応じてセンサの故障位置が特定できたならば、次のセ
ンサの故障位置を特定する。
【0078】さて、継続/一過性故障判定は、図3、図
5又は図7に示された手法により実行されるものとした
が、これらの判定手順は一例であり、いかなる手法によ
り実行されても良い。
【0079】また、前記各実施例においては、センサの
故障が継続故障であるか一過性故障であるかが判定され
るものとして説明したが、アクチュエータの故障が継続
故障であるか一過性故障であるかを検出することも可能
である。そして、アクチュエ―タが、信号を出力しない
ような場合には、図1、図5及び図7に示された自己診
断手段52に、アクチュエータの抵抗値等の検出手段
と、該抵抗値等が正常な値であるか否かを判定する判定
手段と、該抵抗値等が異常である場合には該抵抗値等を
用いて故障コードを作成する手段とを設ければ良い。そ
して、このようなにアクチュエータの故障が判定された
後は、該故障が継続故障であるか一過性故障であるかに
応じて、具体的な故障位置の特定を行うことができる。
このような構成は、前述の説明より容易に創作すること
ができるのでその説明は省略する。
【0080】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、次のような効果が達成される。
【0081】(1) 請求項1記載の車両用故障診断装置に
よれば、センサ、アクチュエータ等の故障が継続故障又
は一過性故障であることが判定された後の、該故障箇所
特定のための作業手順を、当該車両用故障診断装置のオ
ペレータに順次指示することができるので、該故障箇所
の特定が容易である。
【0082】(2) 請求項2記載の車両用故障診断装置に
よれば、センサ、アクチュエータ等に応じて基準値が設
定されるので、センサ、アクチュエータ等の、正常時の
出力信号に差異があっても、故障箇所の特定を正確に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の機能ブロック図である。
【図2】 本発明の一実施例及び診断対象車両のECU
のハード構成を示すブロック図である。
【図3】 継続/一過性故障判定動作の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図4】 図3の動作を実行するためのECU及び故障
診断装置の機能ブロック図である。
【図5】 継続/一過性故障判定動作の他の例を示すフ
ローチャートである。
【図6】 図5の動作を実行するためのECU及び故障
診断装置の機能ブロック図である。
【図7】 継続/一過性故障判定動作のさらに他の例を
示すフローチャートである。
【図8】 図7の動作を実行するためのECU及び故障
診断装置の機能ブロック図である。
【図9】 センサが複数のコネクタを介してECUに接
続されている様子を示す概略図である。
【図10】 本発明の一実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【図11】 図10のステップS22に示された継続故
障用診断プログラムの詳細を示すフローチャートであ
る。
【図12】 継続故障時における故障位置特定のため
の、センサ4Aに対応する作業指示、該作業指示に対応
する印加電圧検出状況、並びに該検出状況時における故
障箇所及び故障内容との関係の一例を示す図表である。
【図13】 図10のステップS23に示された一過性
故障用診断プログラムの詳細を示すフローチャートであ
る。
【図14】 一過性故障時における故障位置特定のため
の、センサ4Aに対応する作業指示、該作業指示に対応
する印加電圧検出状況、並びに該検出状況時における故
障箇所及び故障内容との関係の一例を示す図表である。
【符号の説明】 1…ECU、2…故障診断装置、3…
アクチュエータ、4A〜4C…センサ、6…テストプロ
ーブ、10,20…CPU、11,21…ROM、1
2,22…RAM、15,25…通信インタフェース、
16,16A〜16D,17,17A〜17I…コネク
タ、26…キーボー、27…表示装置、52…自己診
断手段、63…表示手段、70…センサ選択手段、71
…基準値記憶手段、81…継続/一過性故障判定手段、
82…第1診断プログラム手段、83…第2診断プログ
ラム手段、84…スイッチング手段、85…電圧印加手
段、86…オン検出手段、87…比較手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続されたセンサ、アクチュエータ等の
    診断を行い、診断結果に応じて故障情報を作成・記憶す
    る自己診断手段を備えた車両用電子制御装置に接続して
    使用され、前記故障情報に基づいて故障診断を行う車両
    用故障診断装置において、前記車両用電子制御装置とデータ通信を行う通信制御手
    段と、 故障診断開始前から既に自己診断手段に記憶されている
    故障情報を読み出す故障情報読出手段と、 前記自己診断手段を新たに付勢して得られた故障情報
    を、前記読み出した故障情報と比較する手段と、 前記比較手段の比較結果に基づいて、前記各故障情報が
    同じであるときは、その故障を継続故障と判定し、反対
    に各故障情報が同じでないときは、その故障を一過性故
    障と判定する継続/一過性故障判定手段と、 継続故障箇所を特定するための作業手順、検査手法等を
    記憶した第1診断プログラム手段と、 一過性故障箇所を特定するための作業手順、検査手法等
    を記憶した第2診断プログラム手段と、 前記継続/一過性故障判定手段の判定結果に応じて、前
    記第1及び第2診断プログラム手段のいずれか一方に記
    憶された作業手順、検査手法等を指示する手段と を具備
    したことを特徴とする車両用故障診断装置。
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