JP2015003570A - 車両の自己診断装置および自己診断方法 - Google Patents

車両の自己診断装置および自己診断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】装備品が正常状態,故障状態,非正常状態のいずれかを判別して、正常状態に復帰可能な非正常状態における装備品の点検や修理等の無駄を抑制することである。【解決手段】車両10に備えるセンサ11(装備品)について、センサ11に異常が発生しているか否かを自己診断する車両の自己診断装置20において、センサ11(装備品)に関するセンサ情報J1(装備品データ)を記録する状態記録手段22と、一以上のセンサ情報J1に基づいて、センサ11が正常状態,故障状態,非正常状態のいずれかを判別して記録する判別記録手段23とを有する。この構成によれば、正常状態に復帰可能な非正常状態のセンサ11について点検や修理等の無駄を抑制することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に備える装備品に異常が発生しているか否かを自己診断する車両の自己診断装置および自己診断方法に関する。
従来では、車両を持ち込んで点検しても、異常を再現できない場合や、どのような異常なのかを把握することが困難であるという不都合を解決することを目的とする車両用情報記録装置に関する技術の一例が開示されている(例えば特許文献1を参照)。この車両用情報記録装置は、車両運転者が操作可能な操作手段を備え、この操作手段が操作された場合には、操作された時の車両情報を車両情報記録手段に記録する。
特開2006−088750号公報
しかし、特許文献1の技術を適用しても、車両運転者が操作手段を操作しなければ、車両情報は記録されない。そのため、異常を再現できない場合や、どのような異常なのかを把握することが困難である場合が依然として残り得る。
一方、車両に備える装備品が作動に不適切な状態になっているために、異常として警告される場合がある。この場合は、装備品が作動に適切な状態に戻れば正常になり、異常として警告されなくなることも少なくない。また、車両を持ち込んで点検しても、異常を再現できず、どのような異常なのかを把握することが困難とされてしまう可能性もある。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、第1の目的は、装備品が正常状態,故障状態,非正常状態のいずれかを判別して、正常状態に復帰可能な非正常状態における装備品の点検や修理等の無駄を抑制することである。第2の目的は、問い合わせを積極的に行うことによって、異常を再現できない事態や、どのような異常なのかを把握することが困難な事態を低減することである。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、車両(10)に備える装置や部品等の装備品について、前記装備品に異常が発生しているか否かを自己診断する車両の自己診断装置(20)において、前記装備品に関する装備品データ(J1)を記録する状態記録手段(22)と、一以上の前記装備品データに基づいて、前記装備品が正常状態,故障状態,非正常状態(すなわち正常状態や故障状態を除く状態)のいずれかを判別して記録する判別記録手段(23)とを有することを特徴とする。
この構成によれば、判別記録手段は装備品が正常状態,故障状態,非正常状態のいずれかであるのかを判別して記録する。非正常状態を報知するとよい。よって、正常状態に復帰可能な非正常状態の装備品について点検や修理等の無駄を抑制することができる。
第2の発明は、非正常状態となり得る一以上の要因(F1,F2,F3,…)が前記装備品ごとに記録される要因記録部(25)と、前記判別記録手段によって非正常状態と判別されると、前記要因記録部に記録されている前記一以上の要因に基づいて問い合わせを行う照会手段(26)とを有することを特徴とする。
この構成によれば、照会手段が要因記録部に記録される一以上の要因に基づいて問い合わせを行う。このように要因の問い合わせを積極的に行うことで、異常を再現できない事態や、どのような異常なのかを把握することが困難な事態を低減することができる。
第3の発明は、非正常状態になっている前記装備品を正常状態に復帰させるための一以上の復帰策(R1,R2,…)が記録される復帰策記録部(27)を有し、前記照会手段は、非正常状態になっている前記装備品に応じた前記復帰策について、前記問い合わせを行うことを特徴とする。
この構成によれば、照会手段が復帰策記録部に記録される一以上の復帰策に基づいて問い合わせを行う。このように復帰策の問い合わせを積極的に行うことで、非正常状態になっている装備品を正常状態に容易に復帰させることができる。装備品が正常状態に復帰すれば、装備品の点検や修理等の無駄をさらに抑制することができる。
第4の発明は、車両(10)に備える装置や部品等の装備品について、前記装備品に異常が発生しているか否かを自己診断する車両の自己診断方法において、前記装備品に関する装備品データ(J1)を記録する状態記録工程と、一以上の前記装備品データに基づいて、前記装備品が正常状態,故障状態,非正常状態のいずれかを判別して記録する判別記録工程とを有することを特徴とする。
この構成によれば、判別記録工程では装備品が正常状態,故障状態,非正常状態のいずれかであるのかを判別して記録し、非正常状態を報知する。このことによって、正常状態に復帰可能な非正常状態の装備品について点検や修理等の無駄を抑制することができる。
なお「車両」は、走行可能であれば動力源,車輪数,車体構造等を問わない。「装備品」は、車両に備える装置や部品等であれば任意である。「正常状態」は装備品が正常に作動する状態である。「故障状態」は装備品が正常に作動しない状態、すなわち異常状態である。「非正常状態」は、正常状態でもなく、故障状態でもなく、復帰策を行えば正常状態に復帰可能な状態である。「要因」は、非正常状態に至る任意の要因を含む。「復帰策」は、非正常状態になっている装備品を正常状態に復帰させる任意の施策を含む。「問い合わせ」には照会や報知等を含み、対象者は車両の乗員であるか否かを問わない。「報知」は通知を含み、表示や音(音声を含む)等による任意の伝達方法が該当する。
車両の自己診断装置の構成例を示す模式図である。 装備品であるセンサと制御装置との関係を示す模式図である。 診断紹介処理の手続き例を示すフローチャート図である。 要因の問い合わせを行う照会例を示す図である。 復帰策の問い合わせを行う報知例を示す図である。 装備品データ(検出値)の変化例を示すタイムチャート図である。 装備品の構成例や非正常状態の一例を示す模式図(平面図)である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。なお、特に明示しない限り、「接続する」という場合には電気的に接続することを意味する。各図は、本発明を説明するために必要な要素を図示し、実際の全要素を図示しているとは限らない。上下左右等の方向を言う場合には、図面の記載を基準とする。
図1に示す車両10は、センサ11(センサ群),自己診断装置20,照会機器40などを備える。センサ11は「装備品」に相当し、車両10の車室内10aにおける空調状態を検出するセンサや、運転者の操作による操作状態を検出するセンサ、車両10の運動状態を検出するセンサなどが該当する。センサ11の一例は後述する(図2を参照)。
図1に示す自己診断装置20は、センサ選択手段21,状態記録手段22,要因記録部25,照会手段26,復帰策記録部27などを有する。これらの要素のうち、二点鎖線で示すセンサ選択手段21は、必要に応じて備えてもよい。なお本形態では、自己診断装置20をECU(Electronic Control Unit)30に備える(図2を参照)。
センサ選択手段21は、車両10の自己診断を行う際にセンサ11を選択する。状態記録手段22は、センサ11に関するセンサ情報J1(装備品データ)を記録する。判別記録手段23は、一以上のセンサ情報J1に基づいて、センサ11が正常状態,故障状態,非正常状態のいずれかを判別して記録する。判別記録手段23には、センサ11が故障しているか否かを判別する故障判別部24を備えてもよい。要因記録部25には、非正常状態となり得る一以上の要因がセンサ11ごとに記録される。復帰策記録部27には、センサ11を正常状態に復帰させるための一以上の復帰策が記録される。
照会手段26は、状態記録手段22に記録された記録情報J2、判別記録手段23で判別された状態判別情報J3(故障判別部24で判別された故障判別情報J4を含む)に基づいて、照会機器40を介して問い合わせを行う。問い合わせ(照会)の内容には、要因記録部25に記録される要因情報J5や、復帰策記録部27に記録される復帰策情報J6などを含む。
照会機器40は問い合わせを行える報知装置や入力装置などを含む。報知装置は表示装置や音響装置などが該当する。既存の装置(例えばセンターコンソールやカーナビゲーション等)を報知装置として代用してもよい。入力装置はスイッチやタッチパネルなどが該当する。ステアリング(操舵装置;ハンドルを含む)やダッシュボードに組み込まれる装置(エアコン,オーディオ,カーナビゲーション等)に備えるスイッチやタッチパネルなどを代用してもよい。照会機器40は、照会手段26から伝達される照会情報J7(要因情報J5や復帰策情報J6を含む)に基づいて問い合わせを行ったり、問い合わせに対する応答を応答情報J8として照会手段26に伝達したりする。
状態記録手段22,判別記録手段23等が記録を行う記録媒体や、要因記録部25,復帰策記録部27で記録に用いる記録媒体は任意である。例えば、フラッシュメモリ(SSDを含む)や、ハードディスク、光ディスク(光磁気ディスク等を含む)、フレキシブルディスク、RAM、ROMなどのうちで一以上が該当する。以下の説明において単に「記録する」という場合には、上記の記録媒体(記録領域)に記録することを意味する。なお、電源遮断後も記録内容を保持可能な不揮発性メモリを用いるのが望ましい。
図2には、自己診断装置20をECU30に備える構成例を示し、センサ11や照会機器40等を接続する。ECU30の構成例では任意であり、CPUによってソフトウェアで実行する構成としてもよく、ハードウェアロジックで実行する構成としてもよい。
また図2の構成例では、簡単のために制御装置として一つのECU30を備える例を示すが、目的に応じた分散処理を行うために複数のECUを備えてもよい。例えば、センサ11を管理するセンサECUや、駆動系部品(エンジンやモータ等)を制御する駆動系ECU、一以上のバッテリを管理するバッテリECU、エアバックの展開等によって乗員の保護を行う乗員保護ECUなどが該当する。複数のECUを備える場合には、所定のECUが全体を総括する制御を行う構成とするとよい。以下では、ECU30に接続するセンサ11の一例について説明する。
図2には、センサ11として適用可能なセンサの一例を示す。室内系のセンサ11には、乗員検知センサ11aや空調用センサ11bなどが該当する。操作系のセンサ11には、開度センサ11c、ストロークセンサ11d、操舵角センサ11e、ポジションセンサ11fなどが該当する。運動系のセンサ11には、回転数センサ11g、速度センサ11h、舵角センサ11i、加速度センサ11j、ヨーレートセンサ11k、ジャイロスコープ11m、カメラ11n、距離センサ11p、角度センサ11qなどが該当する。各センサの機能を以下に概説するが、当該機能を奏する他のセンサを適用してもよい。各センサが出力する信号には、センサごとのセンサ情報J1を含む。
乗員検知センサ11aは、乗員の有無や体格などのように、シートへの乗員の着座状態を検知して出力する。空調用センサ11bは、温度,湿度,日射量(入射量),乗員の体温等のうちで一以上について、車両10の車室内10aの空調状態を検知して出力する。具体的には、温度センサ,湿度センサ,日射計(日射センサ),サーモグラフィーなどが該当する。
開度センサ11cは、運転者がアクセルペダルを操作して変化するアクセルの開度を検出して出力する。ストロークセンサ11dは、フットブレーキペダル,サイドブレーキレバー,クラッチペダル等のうちで一以上に対して個別に備えられ、運転者の操作に伴って変化するストローク量を検出して出力する。操舵角センサ11eは、運転者がステアリング(ハンドル)を操作して変化する操舵角を検出して出力する。ポジションセンサ11fは、変速操作(例えばシフトレバーやセレクトレバー)等によるポジション(ギアやレンジ等)を検出して出力する。
回転数センサ11gは、動力源(例えば燃焼機関や回転電機等)の回転数を検出して出力する。速度センサ11hは、車両10の速度(例えば車輪の回転速度に基づく速度)を検出して出力する。舵角センサ11iは、車両10(例えば車輪)の舵角を検出して出力する。加速度センサ11jは、車両10の加速度(例えば車輪の回転速度に基づく加速度)を検出して出力する。ヨーレートセンサ11kは、車両10のヨーレートを検出して出力する。ジャイロスコープ11mは、車両10の角速度(回転角を含む)を検出して出力する。カメラ11nは、車両10内外の画像や動画(映像)を撮像する。距離センサ11pは、車両10と物体との相対距離(例えば車間距離等)を検出して出力する。「物体」は、自車の車両10を除く全ての物体である。例えば、他の車両、構造物(建築物を含む)、設置物(標識,信号機,ガードレール等)、動物(人間を含む)などが該当する。相対距離の検出法は任意である。例えば、検出波(例えば光,電波,音波等)の発信/受信による検出や、カメラ11nで撮像した画像の解析による検出などが該当する。角度センサ11qは、車両10の角度(ロール角やピッチ角等の傾斜角)を検出する。ロール角によってバンクの程度が分かり、ピッチ角によって前傾や後傾の程度が分かる。
上述のように構成される自己診断装置20で実行される診断照会処理の一例について、図3を参照しながら説明する。なお、ステップS10はセンサ選択手段21を含む。ステップS11,S12は判別記録手段23および判別記録工程(故障判別部24を含む)に相当する。ステップS12は状態記録手段22および状態記録工程に相当する。ステップS13,S16は照会手段26および照会工程に相当する。
図3に示す診断照会処理は、図示しない電力源から電力が供給される限り、繰り返し実行される。まず、車両10の自己診断を行う〔ステップS10〕。自己診断にあたっては、センサ11を選択して切り換えながら行われ、各センサからセンサ情報J1を取得する。取得したセンサ情報J1は、故障状態や非正常状態に至る前の状態を知るうえで、装備品データとして記録しておくとよい。
ステップS10の自己診断によって一以上のセンサ11にかかる作動状態を判別する〔ステップS11〕。例えば、センサ11ごとのセンサ情報J1がそれぞれ正常範囲内の数量であるか否かを判別する。
もし判別記録手段23によって全てのセンサ11が「正常状態」と判別されると、問い合わせや点検等を行う必要がないので、ステップS10に戻って自己診断を繰り返す。これに対して、故障判別部24によって一以上のセンサ11が「故障状態」と判別されると、点検や修理を促して〔ステップS21〕、リターン(終了)する。ステップS21では、どのセンサ11が故障したのかを明示するために、故障状態のセンサ11に対応する警告灯を点灯(点滅を含む)するとよい。警告灯は、一般的にインストルメントパネル(インパネとも呼ぶ)に設けられるが、例えばダッシュボードやセンターコンソール等のように車室内10aであればどこでもよい。
一方、判別記録手段23によって「非正常状態」と判別され、かつ、故障判別部24によって「故障していない」と判別されると、ステップS12に進む。ステップS12では、非正常状態に該当するセンサ11に対応する警告灯を点灯するとともに、センサ情報J1を取得して装備品データとして記録する。非正常状態は、センサ11が作動に不適切な状態である。すなわちセンサ11自体は作動するので故障と判別されず、センサ情報J1が正常範囲外の数量となる状態である。
非正常状態に該当するセンサ11について、照会機器40を介して問い合わせ(照会)を行う〔ステップS13〕。問い合わせ画面(照会画面)の一例を図4に示す。図4に示す表示器41は照会機器40の一部である。この表示器41には、センサ11が非正常状態に至った要因F1,F2,F3,…が表示される。この問い合わせに対して、乗員等からの応答がなければ(ステップS14でNO)、点検や修理を促して〔ステップS21〕、リターン(終了)する。
図3に戻って、問い合わせに対する応答があれば(ステップS14でYES)、当該応答にかかる要因がセンサ11を復帰可能な要因か否かを判別する〔ステップS15〕。要因によっては、作業者(車両10の乗員であるか否かを問わない)が復帰作業を行っても正常状態に復帰しない場合もある。復帰作業と復帰可能性(確率)との関係を記録媒体に記録(蓄積や学習を含む)するとよい。もし復帰作業を行ってもセンサ11が正常状態に復帰しない可能性が高い場合は(ステップS15でNO)、点検や修理を促して〔ステップS21〕、リターン(終了)する。
これに対してセンサ11が正常状態に復帰する可能性がある場合には(ステップS15でYES)、非正常状態になっているセンサ11を正常状態に復帰させるための復帰策を報知し〔ステップS16〕、復帰策にかかる復帰作業が完了するまで待機する(ステップS17でNO)。照会機器40を介して行うステップS16の報知例を図5に示す。報知例には、アドバイス例や復帰作業例を含み、センサ11を正常状態に復帰させるための内容であれば問わない。図5に示すように、センサ11を正常状態に復帰させるための復帰策R1,R2,…が表示器41に表示される。復帰策R1,R2,…は、センサ11を正常状態に復帰させる可能性の高い順番で報知するとよく、画像または動画で表示するとよく、画像や動画と併せて解説のための音(特に音声)を出すとよい。
再び図3に戻って、復帰策R1,R2,…のうちで一以上の復帰策に基づいて復帰作業を行った後、入力装置によって完了の入力がされると(ステップS17でYES)、自己診断を行い〔ステップS18〕、非正常状態になっているセンサ11が正常状態に復帰したか否かを判別する〔ステップS19〕。ステップS18の実行は、入力装置から入力に基づく手動で行ってもよい。手動で行う場合において、一定時間(例えば5分間や1時間等)を経過しても入力が無ければ、自動的に自己診断を行ってもよく、自己診断を行わないでステップS19に進めてもよい。ステップS18の自己診断の対象は、非正常状態になっているセンサ11に限ってもよく、全てのセンサ11としてもよい。
センサ11が正常状態に復帰したと判別されると(ステップS19でYES)、ステップS12で点灯した警告灯を消灯し〔ステップS20〕、ステップS10に戻って自己診断を繰り返す。ステップS20では、非正常状態との比較等を目的として、正常状態に復帰したセンサ11のセンサ情報J1を装備品データとして記録しておくとよい。
一方、センサ11が正常状態には復帰していないと判別されると(ステップS19でNO)、点検や修理を促して〔ステップS21〕、リターン(終了)する。なお、他の復帰策を試す機会を与えるために、二点鎖線で示すようにステップS16に戻してもよい。こうすれば、センサ11を正常状態に復帰させるための他の復帰策を報知され、他の復帰策にかかる復帰作業が行え、自己診断も行える(ステップS16〜S19)。
なお、ステップS13の問い合わせ、ステップS14の応答、ステップS16の報知、ステップS17の完了応答などについて、これらの過程を記録するとよい。すなわち、要因F1,F2,F3,…にかかる問い合わせに対してどのような応答があったのか、復帰策R1,R2,…にかかる報知に対して完了応答があったのか等を記録する。この記録内容を解析することで、センサ11の状態や原因究明等を行い易くなる。
図2に示すセンサ11のうちで乗員検知センサ11aを代表して適用する場合における図3に示す診断照会処理について、図6を参照しながら説明する。シートに備えられる静電容量式の乗員検知センサ11aは、人体を構成する物質の水によって静電容量が変化する性質を利用するセンサである。人体によって変化する静電容量の範囲を正常範囲とする。ところが、乗員検知センサ11aは人体以外の水でも静電容量が変化するため、シートに水がかかる等が発生すると人体とは異なる範囲(正常範囲外)の静電容量が検知される。乗員検知センサ11aの例では人体以外の水によって変化する静電容量が非正常状態に該当する。
図6に示す閾値静電容量Cthは、乗員検知センサ11aが正常状態か非正常状態かを判別する指標の一例である。乗員検知センサ11aが故障状態ならば、静電容量自体を検知できないか、検知できても著しく低いので、閾値静電容量Cthとは無関係である。
図6において、時刻t1までの乗員検知センサ11aは静電容量C1であり、閾値静電容量Cthよりも低い。よって乗員検知センサ11aは、時刻t1まで正常状態と判別される(ステップS11)。
シートに水をこぼす等のような何らかの要因が生じる時刻t1以降に静電容量が変化し、時刻t2には閾値静電容量Cthに達し、時刻t3には静電容量C2になった。よって、乗員検知センサ11aは時刻t2に非正常状態と判別され(ステップS11)、非正常状態に至った要因F1,F2,F3,…の問い合わせが行われる(ステップS14)。さらに応答があると、乗員検知センサ11aを正常状態に復帰させるための復帰策R1,R2,…が報知される(ステップS16)。
復帰策の報知を受けて、作業者が復帰作業を始める時刻t4から静電容量が変化し、時刻t5には閾値静電容量Cthに達し、時刻t6には静電容量C1に戻った。よって乗員検知センサ11aは、時刻t5までは非正常状態と判別されるものの、時刻t5以降は正常状態と判別される(ステップS18,S19)。
上述した実施の形態によれば、以下に示す各効果を得ることができる。
(1)車両の自己診断装置20において、センサ11(装備品)に関するセンサ情報J1(装備品データ)を記録する状態記録手段22と、一以上のセンサ情報J1に基づいて、センサ11が正常状態,故障状態,非正常状態のいずれかを判別して記録する判別記録手段23とを有する構成とした(図1,図3を参照)。この構成によれば、正常状態に復帰可能な非正常状態のセンサ11について点検や修理等の無駄を抑制することができる。
(2)非正常状態となり得る一以上の要因F1,F2,F3,…がセンサ11ごとに記録される要因記録部25と、判別記録手段23によって非正常状態と判別されると、要因記録部25に記録されている一以上の要因F1,F2,F3,…に基づいて問い合わせを行う照会手段26とを有する構成とした(図3,図4を参照)。この構成によれば、要因の問い合わせを積極的に行うことで、異常を再現できない事態や、どのような異常なのかを把握することが困難な事態を低減することができる。
(3)非正常状態になっているセンサ11を正常状態に復帰させるための一以上の復帰策R1,R2,…が記録される復帰策記録部27を有し、照会手段26は、非正常状態になっているセンサ11に応じた復帰策R1,R2,…について、報知(問い合わせ)を行う構成とした(図3,図5を参照)。この構成によれば、復帰策R1,R2,…の報知を積極的に行うことで、非正常状態になっているセンサ11を正常状態に容易に復帰させることができる。センサ11が正常状態に復帰すれば、センサ11の点検や修理等の無駄をさらに抑制することができる。
(4)判別記録手段23によって非正常状態と判別されると、センサ11が故障しているか否かを判別する故障判別部24を有し、照会手段26は、判別記録手段23によって非正常状態と判別され、かつ、故障判別部24によってセンサ11が故障していないと判別されると、問い合わせを行う構成とした(図1,図3を参照)。この構成によれば、センサ11が故障していないことが明確になり、要因の問い合わせを積極的に行うことで、異常を再現できない事態や、どのような異常なのかを把握することが困難な事態を低減することができる。
(5)照会手段26は、一以上の復帰策R1,R2,…のうち、非正常状態になっているセンサ11を正常状態に復帰させる可能性の高い順番で報知(問い合わせ)を行う構成とした(図3,図5を参照)。この構成によれば、センサ11を正常状態に復帰させる可能性が早まるので、無駄な復帰作業を抑制することができる。
(6)照会手段26は、復帰策R1,R2,…を画像または動画で表示する構成とした。この構成によれば、どのように復帰作業を行えばよいのかが認識し易くなり、復帰作業が行い易くなる。したがって、復帰作業に要する時間を抑制することができる。
(7)判別記録手段23は、照会手段26によって報知した(問い合わせた)復帰策R1,R2,…について完了の応答があった後、再びセンサ11が正常状態か非正常状態かを判別する構成とした(図3のステップS16〜S18を参照)。この構成によれば、復帰策R1,R2,…に基づく復帰作業によってセンサ11が正常状態に復帰できたか否かを判別するので、対応する措置を行える。すなわち、正常状態に復帰できた場合にはセンサ11の点検や修理等を行う必要が無くなる。一方、正常状態に復帰できなければ他の復帰策に基づく復帰作業を行ったり、点検や修理等を行ったりすればよい。したがって、無駄な点検や修理等をさらに抑制することができる。
(8)照会手段26は、問い合わせおよび応答の過程を記録する構成とした(図3を参照)。この構成によれば、記録内容を解析することで、センサ11の状態や原因究明等を行い易くなる。
(9)照会手段26は、全ての復帰策R1,R2,…について完了の応答があった後も、判別記録手段23によって非正常状態と判別されると、センサ11の点検または修理を促す構成とした(図3のステップS17〜S19を参照)。この構成によれば、乗員等の作業者による復帰作業を行っても正常状態に復帰できなければ、センサ11が故障状態になっている可能性が高いので、点検や修理等を行ったほうが無駄を低減できる。
(10)装備品は、車両10に備えるセンサ11である構成とした(図1,図2を参照)。この構成によれば、センサ11の点検や修理等の無駄を抑制することができる。
(11)車両10の自己診断方法において、センサ11に関するセンサ情報J1(装備品データ)を記録する状態記録工程(ステップS12)と、一以上のセンサ情報J1に基づいて、センサ11が正常状態,故障状態,非正常状態のいずれかを判別して記録する判別記録工程(ステップS11,S12)とを有する構成とした(図3を参照)。この構成によれば、判別記録工程ではセンサ11が正常状態,故障状態,非正常状態のいずれかであるのかを判別して記録し、非正常状態を報知する。このことによって、正常状態に復帰可能な非正常状態のセンサ11について点検や修理等の無駄を抑制することができる。
(12)非正常状態となり得る一以上の要因F1,F2,F3,…がセンサ11ごとに記録される要因記録部25と、判別記録工程(ステップS11)で非正常状態と判別されると、要因記録部25に記録されている一以上の要因F1,F2,F3,…に基づいて問い合わせを行う照会工程(ステップS13)とを有する構成とした(図3,図4を参照)。この構成によれば、要因の問い合わせを積極的に行うことで、異常を再現できない事態や、どのような異常なのかを把握することが困難な事態を低減することができる。
(13)非正常状態になっているセンサ11を正常状態に復帰させるための一以上の復帰策R1,R2,…が記録される復帰策記録部27を有し、照会工程(ステップS16)は、非正常状態になっているセンサ11に応じた復帰策R1,R2,…について、報知(問い合わせ)を行う構成とした(図3,図5を参照)。この構成によれば、復帰策R1,R2,…の報知を積極的に行うことで、非正常状態になっているセンサ11を正常状態に容易に復帰させることができる。センサ11が正常状態に復帰すれば、センサ11の点検や修理等の無駄をさらに抑制することができる。
〔他の実施の形態〕
以上では本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は当該形態に何ら限定されるものではない。言い換えれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。例えば、次に示す各形態を実現してもよい。
上述した実施の形態では、センサ11の代表として乗員検知センサ11aを適用する場合において、乗員検知センサ11aが正常状態か非正常状態かを閾値静電容量Cthを基準として判別し、故障状態は静電容量自体を検知できるか否かで判別する構成とした。この構成に代えて(あるいは加えて)、乗員検知センサ11aが複数の検出セルで構成される場合には、図7に示す破線で区分する領域(左足部,右足部,臀部)に分け、領域ごとに検出セルのセンサ情報J1に基づいて正常状態,故障状態,非正常状態を判別する構成としてもよい。図7の例では、クロスハッチで示す部位のシート12が水で濡れていると仮定する。この仮定の下では、左足部の検出セルは非正常状態となり、右足部と臀部の検出セルは正常状態となるようなセンサ情報J1になる。乗員検知センサ11aの一部が非正常状態であり、他は正常であることを判別できるので、故障状態であるか否かを容易に判別することもできる。したがって、正常状態,故障状態,非正常状態の精度を向上できる。このことは複数の検知部を有する他のセンサ11にも適用することができる。
上述した実施の形態では、装備品として、図2に示すセンサ11を適用する構成とした。この形態に代えて(あるいは加えて)、図2に示す各センサを除く他のセンサや、センサ以外で車両10に備える他の部品等を適用する構成としてもよい。他のセンサには、例えば侵入センサや傾斜センサなどが該当する。他の部品は、駆動系部品(エンジンやモータ等)や、電力源系部品(二次電池,太陽電池,燃料電池等)などが該当する。他のセンサや他の部品等を適用しても、装備品の相違に過ぎないので、上述した実施の形態と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態では、自己診断装置20をECU30内に備える構成とした(図2を参照)。この形態に代えて、ECU30以外の車両10内(ECU30以外のECUを含む)や、車両10の外部に備える構成としてもよい。車両10の外部に備える例としては、通信回線を介して接続可能な外部処理装置等が該当する。単に配置の違いに過ぎないので、上述した実施の形態と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態では、照会機器40に表示器41を含む構成とした(図1,図4,図5を参照)。この形態に代えて(あるいは加えて)、要因の問い合わせや復帰策の報知等が行える他の伝達部品を含む構成としてもよい。他の伝達部品は、例えば音(音声を含む)を伝達するスピーカや、携帯端末(携帯電話機やタブレット端末等)などが該当する。携帯端末は車両10に備えてもよく、乗員等が所持するものでもよい。携帯端末に対しては通信を介して問い合わせや復帰策の報知等を行う。要するに、乗員等に対して問い合わせや復帰策の報知などが行える機器であればよい。問い合わせや復帰策の報知などが行える点で、上述した実施の形態と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態では、自己診断装置20を備える対象として、車両10を適用した(図1を参照)。この形態に代えて、車両10以外の他の輸送機器にも同様に適用することが可能である。他の輸送機器は、人間や貨物等を輸送可能な輸送機器、例えば航空機や船舶などが該当する。単に構造上の違いに過ぎず、人間や貨物等を輸送可能であるので、上述した実施の形態と同様の作用効果が得られる。
10 車両
11 センサ(センサ群)
11a 乗員検知センサ(センサ)
20 自己診断装置
22 状態記録手段
23 判別記録手段
J1 センサ情報(装備品データ)

Claims (13)

  1. 車両(10)に備える装置や部品等の装備品について、前記装備品に異常が発生しているか否かを自己診断する車両の自己診断装置(20)において、
    前記装備品に関する装備品データ(J1)を記録する状態記録手段(22)と、
    一以上の前記装備品データに基づいて、前記装備品が正常状態,故障状態,非正常状態のいずれかを判別して記録する判別記録手段(23)と、
    を有することを特徴とする車両の自己診断装置。
  2. 非正常状態となり得る一以上の要因(F1,F2,F3,…)が前記装備品ごとに記録される要因記録部(25)と、
    前記判別記録手段によって非正常状態と判別されると、前記要因記録部に記録されている前記一以上の要因に基づいて問い合わせを行う照会手段(26)と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の車両の自己診断装置。
  3. 非正常状態になっている前記装備品を正常状態に復帰させるための一以上の復帰策(R1,R2,…)が記録される復帰策記録部(27)を有し、
    前記照会手段は、非正常状態になっている前記装備品に応じた前記復帰策について、前記問い合わせを行うことを特徴とする請求項2に記載の車両の自己診断装置。
  4. 前記判別記録手段によって非正常状態と判別されると、前記装備品が故障しているか否かを判別する故障判別部(24)を有し、
    前記照会手段は、前記判別記録手段によって非正常状態と判別され、かつ、前記故障判別部によって前記装備品が故障していないと判別されると、前記問い合わせを行うことを特徴とする請求項2または3に記載の車両の自己診断装置。
  5. 前記照会手段は、前記一以上の復帰策のうち、非正常状態になっている前記装備品を正常状態に復帰させる可能性の高い順番で前記問い合わせを行うことを特徴とする請求項3または4に記載の車両の自己診断装置。
  6. 前記照会手段は、前記復帰策を画像または動画で表示することを特徴とする請求項3から5のいずれか一項に記載の車両の自己診断装置。
  7. 前記判別記録手段は、前記照会手段によって問い合わせた前記復帰策に応答があった後、再び前記装備品が正常状態か非正常状態かを判別することを特徴とする請求項3から6のいずれか一項に記載の車両の自己診断装置。
  8. 前記照会手段は、問い合わせおよび応答の過程を記録することを特徴とする請求項6から7のいずれか一項に記載の車両の自己診断装置。
  9. 前記照会手段は、全ての前記復帰策に応答があった後も、前記判別記録手段によって非正常状態と判別されると、前記装備品の点検または修理を促すことを特徴とする請求項6から8のいずれか一項に記載の車両の自己診断装置。
  10. 前記装備品は、前記車両に備えるセンサ(11)であることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の車両の自己診断装置。
  11. 車両(10)に備える装置や部品等の装備品について、前記装備品に異常が発生しているか否かを自己診断する車両の自己診断方法において、
    前記装備品に関する装備品データ(J1)を記録する状態記録工程と、
    一以上の前記装備品データに基づいて、前記装備品が正常状態,故障状態,非正常状態のいずれかを判別して記録する判別記録工程と、
    を有することを特徴とする車両の自己診断方法。
  12. 非正常状態となり得る一以上の要因(F1,F2,F3,…)が前記装備品ごとに記録される要因記録部(25)と、
    前記判別記録工程で非正常状態と判別されると、前記要因記録部に記録されている前記一以上の要因に基づいて問い合わせを行う照会工程と、
    を有することを特徴とする請求項11に記載の車両の自己診断方法。
  13. 非正常状態になっている前記装備品を正常状態に復帰させるための一以上の復帰策(R1,R2,…)が記録される復帰策記録部(27)を有し、
    前記照会工程は、非正常状態になっている前記装備品に応じた前記復帰策について、前記問い合わせを行うことを特徴とする請求項12に記載の車両の自己診断方法。
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