JP3415904B2 - 車両の診断装置 - Google Patents

車両の診断装置

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JP3415904B2 JP33132993A JP33132993A JP3415904B2 JP 3415904 B2 JP3415904 B2 JP 3415904B2 JP 33132993 A JP33132993 A JP 33132993A JP 33132993 A JP33132993 A JP 33132993A JP 3415904 B2 JP3415904 B2 JP 3415904B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の診断装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータを備えたコントロ
ールユニットによって、パワートレイン制御(例えば、
燃料噴射量制御、変速制御)、制動制御等の各種電子制
御を行うようにした自動車(車両)は従来より知られてい
るが、近年、自動車の機能ないしは性能の大幅な向上を
図るため、かかる電子制御の種類ないしは制御対象が拡
大される傾向が強い。そして、このようにコントロール
ユニットによって多種多様の電子制御が行われるように
なった自動車においては、多数の制御情報、例えばエン
ジン回転数、スロットル開度、車速、エンジン水温、大
気圧等がコントロールユニットに入力されることにな
る。
【0003】しかしながら、このようにコントロールユ
ニットによって多種多様の電子制御を行うようにした自
動車においては、各種機能ないしは性能が大幅に高めら
れる反面、運転者がこれらの電子制御が正常に行われて
いるか否か等を判断するのが極めてむずかしくなる。そ
こで、コントロールユニット内に保有されている所定の
車両情報を、各種電子制御が正常に行われているか否か
を診断(車両診断)するための資料(車両診断用資料)とし
て記憶する記憶装置ないしは診断装置、いわゆるドライ
ブレコーダを搭載した自動車が提案されている(例え
ば、特開平1−260344号公報参照)。なお、車両
診断は、通常、ドライブレコーダに記憶されている車両
情報を、自動車に搭載されていない解析ツールを用いて
解析することにより行われる。
【0004】このようなドライブレコーダを備えた自動
車においては、コントロールユニットからドライブレコ
ーダへは多種多様の車両情報を伝送する必要があるが、
これらの各車両情報を夫々個別のハーネスで伝送したの
ではハーネスが肥大化・複雑化してしまう。そこで、ド
ライブレコーダを備えた自動車では、通常、1組の伝送
線で複数種の車両情報データを伝送することができる多
重伝送システムを用いて、コントロールユニットからド
ライブレコーダへ各種車両情報データを伝送するように
している。
【0005】そして、コントロールユニットとドライブ
レコーダとを接続する従来の多重伝送システムでは、普
通、夫々互いに対応するタイミングでサンプリングされ
た各種車両情報データが所定の順序で1つづつ所定の伝
送周期でドライブレコーダに伝送され、これらのデータ
が順次ドライブレコーダ内のメモリに記憶されるように
なっている。したがって、伝送される車両情報の種類が
多くなると、各車両情報のサンプリング周期すなわち伝
送周期が長くなることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コントロー
ルユニットが保有する各種車両情報には、その変動周期
が比較的短いもの(例えば、エンジン回転数)と、変動周
期が比較的長いもの(例えば、エンジン水温)とがある
が、従来のドライブレコーダを備えた自動車では、前記
したとおり、コントロールユニットからドライブレコー
ダに伝送される各車両情報はすべて同一周期でサンプリ
ングされることになる。
【0007】したがって、変動周期が比較的短い車両情
報(例えば、エンジン回転数)については、ドライブレコ
ーダ内に記憶されたデータからはその変動を十分な精度
で把握することができず、車両診断の精度が低下すると
いった問題がある。例えば、ドライブレコーダを備えた
平均的な自動車では、多重伝送システムの伝送速度は4
0Kbps程度であるが、伝送データのビット長を100
ビットとすれば、1組のデータ群を伝送するのに要する
時間はおよそ50msecとなる。他方、例えばエンジンが
失火した場合のエンジン回転数の変動周期は1500r.
p.m.では40msec程度となる。したがって、エンジン回
転数を50msecの周期でサンプリングしたのではエンジ
ン回転数の変動特性ないしは変化特性を正確に把握する
ことができない。また、変動周期が比較的長い車両情報
(例えば、エンジン水温)については、必要以上に多数の
データが記憶されるので、ドライブレコーダのメモリが
有効に利用されないといった問題がある。
【0008】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたものであって、変動周期が短い車両情報の
変化特性を正確に記憶して車両診断の精度を高めること
ができ、かつ車両情報を記憶するためのメモリを有効に
利用することができる車両の診断装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するた
め、第1の発明は、車両の状態を示す各種車両情報を
出する複数の検出手段から入力された上記各種車両情報
に基づいて車両の所定の電子制御を行うコントロールユ
ニットと、該コントロールユニット内の各種車両情報を
第1の所定通信手段を介して入力し、当該車両情報を
両診断資料として記憶する記憶手段と、該記憶手段に
記憶された各種車両情報を第2の所定通信手段を介して
入力し、当該車両情報に基づいて車両を診断する診断手
段とを備えた車両の診断装置であって、上記コントロー
ルユニットが、変動周期が比較的短い所定の車両情報を
第1のサンプリング周期でサンプリングする一方、変動
周期が比較的長い他の車両情報を上記第1のサンプリン
グ周期より長い第2のサンプリング周期でサンプリング
するように構成されているとともに、上記第2のサンプ
リング周期でサンプリングした長周期車両情報を上記第
1の所定通信手段を介して所定の伝送周期で上記記憶手
段に送信する一方、上記第1のサンプリング周期でサン
プリングした短周期車両情報は上記コントロールユニッ
ト内に設けられた仮記憶手段に記憶し、上記長周期車両
情報の伝送タイミングと異なるタイミングで上記記憶手
段に送信するように構成されていることを特徴とする車
両の診断装置を提供する。
【0010】第2の発明は、車両の状態を示す各種車両
情報を検出する複数の検出手段から入力された上記各種
車両情報に基づいて車両の所定の電子制御を行うコント
ロールユニットと、該コントロールユニット内の各種
両情報を第1の所定通信手段を介して入力し、当該車両
情報を車両診断資料として記憶する記憶手段と、該記
憶手段に記憶された各種車両情報を第2の所定通信手段
を介して入力し、当該車両情報に基づいて車両を診断す
る診断手段とを備えた車両の診断装置であって、上記コ
ントロールユニットが、変動周期が比較的短い所定の車
両情報を第1のサンプリング周期でサンプリングする一
方、変動周期が比較的長い他の車両情報を上記第1のサ
ンプリング周期より長い第2のサンプリング周期でサン
プリングするように構成されているとともに、上記第2
のサンプリング周期でサンプリングした長周期車両情報
を上記第1の所定通信手段を介して第1の伝送周期で上
記記憶手段に送信する一方、上記第1のサンプリング周
期でサンプリングした短周期車両情報を上記第1の所定
通信手段を介して上記第1の伝送周期より長い第2の伝
送周期で上記記憶手段に送信するように構成されている
ことを特徴とする車両の診断装置を提供する。
【0011】第3の発明は、車両の状態を示す各種車両
情報を検出する複数の検出手段から入力された上記各種
車両情報に基づいて車両の所定の電子制御を行うコント
ロールユニットと、該コントロールユニット内の各種
両情報を第1の所定通信手段を介して入力し、当該車両
情報を車両診断資料として記憶する記憶手段と、該記
憶手段に記憶された各種車両情報を第2の所定通信手段
を介して入力し、当該車両情報に基づいて車両を診断す
る診断手段とを備えた車両の診断装置であって、上記コ
ントロールユニットが、変動周期が比較的短い所定の車
両情報を第1のサンプリング周期でサンプリングする一
方、変動周期が比較的長い他の車両情報を上記第1のサ
ンプリング周期より長い第2のサンプリング周期でサン
プリングするように構成されているとともに、上記第1
の所定通信手段が、上記第2のサンプリング周期でサン
プリングした長周期車両情報を所定の伝送周期で上記記
憶手段に送信する第1通信手段と、当該第1通信手段と
は別個に設けられ、上記第1のサンプリング周期でサン
プリングした短周期車両情報を逐次上記記憶手段に送信
する第2通信手段とを備えていることを特徴とする車両
の診断装置を提供する。
【0012】第4の発明は、第1の明にかかる車両の
診断装置において、上記コントロールユニットが、ドラ
イバーの診断要求操作に応じて変動周期が比較的短い所
定の車両情報を第1のサンプリング周期でサンプリング
するように構成されているとともに、当該サンプリング
結果の上記仮記憶手段への記憶が完了したタイミング
で、上記記憶手段に伝送するように構成されていること
を特徴とする車両の診断装置を提供する。
【0013】
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する。 <第1実施例>図3に示すように、車両診断装置を備え
た自動車WD(車両)には、パワートレイン制御(例え
ば、燃料噴射制御、点火時期制御、変速制御)、駆動・
制動制御(例えば、ABS制御、トラクション制御)、空
調制御等の各種電子制御を行うコントロールユニット1
と、車両診断資料となる各種車両情報を記憶するドライ
ブレコーダ2とが搭載され、これらのコントロールユニ
ット1とドライブレコーダ2とは、後で説明するように
時分割式の多重伝送システム5(図1参照)によってリン
クされている。なお、ドライブレコーダ2は、特許請求
の範囲に記載された「記憶手段」に相当する。
【0015】以下、自動車WDの車両診断装置について
説明する。図1に示すように、自動車WDの各種電子制
御が正常に行われているか否か、あるいはコントロール
ユニット1によって制御される各種機器が正常に機能し
ているか否か等を診断するための車両診断装置Sは、夫
々自動車WD(図3参照)に搭載されたコントロールユニ
ット1及びドライブレコーダ2と、自動車WDには搭載
されていない解析ツール3と、これらの各機器1,2,3
をリンクする複数の通信手段とで構成されている。
【0016】コントロールユニット1は、マイクロコン
ピュータを備えた、自動車WDの総合的な制御装置であ
るとともに車両診断装置Sの一部であって、図示してい
ないが、エンジン回転数センサ、水温センサ、大気圧セ
ンサ、車速センサ等の各種センサ、あるいはエアコンス
イッチ、電気負荷スイッチ、ブレーキスイッチ、パワス
テスイッチ等の各種スイッチと、夫々ハーネスで接続さ
れている。そして、コントロールユニット1にはこれら
のセンサ及びスイッチから出力される信号、すなわち自
動車WDの状態を示す各種情報が入力され、コントロー
ルユニット1はこれらの各種情報に基づいて自動車WD
の所定の電子制御を行うようになっている。
【0017】さらに、コントロールユニット1には特殊
RAMである仮記憶手段4が設けられ、この仮記憶手段
4は、後で説明するようにドライブレコーダ2からコン
トロールユニット1にトリガ信号が出力されたときに
は、変動周期が短い車両情報(短周期車両情報)の1つで
あるエンジン回転数(例えば、1500r.p.m.で変動周
期が40msec)を、他の車両情報の伝送周期(例えば、5
0msec)よりも非常に短い周期(例えば、5msec)で複数
サンプリングしてこれらを一時的に記憶するようになっ
ている。
【0018】コントロールユニット1とドライブレコー
ダ2とをリンクし、両者1,2間でデータ通信を行わせ
る多重伝送システム5が設けられ、この多重伝送システ
ム5は、コントロールユニット1内に保有されている各
種車両情報のうちの所定の車両情報を、車両診断用資料
としてドライブレコーダ2に伝送するようになってい
る。なお、多重伝送システム5が、ドライブレコーダ2
からコントロールユニット1へも所定の情報を伝送する
ことができるのはもちろんである。ここで、コントロー
ルユニット1内に保有されている車両情報は、各センサ
及び各スイッチから入力された各種信号(例えば、エン
ジン回転数、エンジン水温、大気圧、車速、エンジンス
イッチ信号、電気負荷信号、ブレーキスイッチ信号、パ
ワステスイッチ信号等)と、これらの信号に基づいてコ
ントロールユニット1内で演算された各種情報(例え
ば、充填効率等)とからなる。なお、以下では各スイッ
チから出力されるオン・オフ信号をビット情報と総称す
る。なお、多重伝送システム5は、特許請求の範囲に記
載された「通信手段」に相当する。
【0019】多重伝送システム5は、第1伝送線5a(B
US+)と第2伝送線5b(BUS−)とを備えた、シリア
ル通信を行う普通の時分割式の多重伝送システムであっ
て、基本的には、コントロールユニット1内の各種車両
情報うちの所定の車両情報(エンジン回転数を除く)
を、所定の伝送周期(例えば、50msec)でドライブレコ
ーダ2に伝送するようになっている。なお、両伝送線5
a,5bは夫々、一端がコントロールユニット1に接続さ
れ、他端がドライブレコーダ2の第1コネクタ6に接続
され、コントロールユニット1とドライブレコーダ2と
の間で相互にデータをやりとりさせることができるよう
になっている。
【0020】さらに、多重伝送システム5は、後で説明
するように、ドライブレコーダ2からコントロールユニ
ット1にトリガ信号が出力されたときには車両情報(エ
ンジン回転数を除く)の伝送を一時停止して、コントロ
ールユニット1の仮記憶手段4に記憶されているエンジ
ン回転数データをドライブレコーダ2に伝送するように
なっている。
【0021】ドライブレコーダ2には、SRAM記憶媒
体であるICカード7が設けられ、このICカード7は
コントロールユニット1から多重伝送システム5を介し
てドライブレコーダ2に伝送された各種車両情報をメモ
リ空間内に時系列的に記憶するようになっている。
【0022】また、ドライブレコーダ2には第2コネク
タ8が設けられ、この第2コネクタ8にはトリガ用導線
9の一端が接続されている。そして、トリガ用導線9の
他端はアース部10(車体)に接続(アース)され、このト
リガ用導線9の途中にトリガスイッチ11が介設されて
いる。ここで、トリガスイッチ11は運転者が任意にオ
ン・オフすることができるスイッチであって、このトリ
ガスイッチ11がオンされるとドライブレコーダ2から
コントロールユニット1にトリガ信号が出力される。そ
して、コントロールユニット1にトリガ信号が入力され
ると、コントロールユニット1はエンジン回転数データ
を前記したような短い周期(例えば、5msec)で複数個サ
ンプリングして仮記憶手段4に一時的に記憶(ストア)す
る。この後、所定のタイミングで、仮記憶手段4に記憶
されているエンジン回転数データが多重伝送システム5
を介してドライブレコーダ2に伝送されるようになって
いる。つまり、運転者が、自動車WDの動作ないしは挙
動に何らかの異常ないしは不審な現象が発生していると
感じたときにこのトリガスイッチ11を押せば、かかる
異常ないしは不審な現象が生じている状態におけるエン
ジン回転数データが、その他の車両情報データとともに
ドライブレコーダ2のICカード7に記憶され、この後
これらのデータに基づいて異常の有無、異常があれば異
常内容あるいは異常箇所等を検出することができるわけ
である。
【0023】さらに、ドライブレコーダ2には第3コネ
クタ12が設けられている。この第3コネクタ12は、
接続コード13を用いて解析ツール3の接続導線14に
接続することができるようになっている。なお、接続コ
ード13及び解析ツール3は自動車WDには搭載されて
いない。そして、解析ツール3の接続導線14が、接続
コード13を介して第3コネクタ12に接続されたとき
には、ドライブレコーダ2のICカード7に記憶されて
いる各種車両情報が解析ツール3に入力されるようにな
っている。
【0024】解析ツール3は、ドライブレコーダ2で記
憶(収集)すべき車両情報の項目及び記憶方法(収集方法)
を設定してこれをドライブレコーダ2ないしはコントロ
ールユニット1に指令する一方、ドライブレコーダ2の
ICカード7に記憶(収集)された各種車両情報を解析す
ることによって、自動車WDないしは電子制御システム
の異常の有無を検出し、異常があれば異常箇所及び異常
内容を検出する解析ツール(コンピュータ)であって、解
析結果を第1ディスプレイ15及び第2ディスプレイ1
6に表示することができるようになっている(図5参
照)。なお、解析ツール3にはディスク装置17が設け
られ、フロッピーディスク18を介して各種情報ないし
はプログラムが解析ツール3に入力される一方、解析ツ
ール3の解析結果がフロッピーディスク18に格納され
るようになっている。
【0025】以下、ドライブレコーダ2の内部構成を説
明する。図1及び図2に示すように、ドライブレコーダ
2には、夫々前記した、車両情報を記憶するICカード
7、多重伝送システム5に接続される第1コネクタ6、
トリガ用導線9に接続される第2コネクタ8、接続コー
ド13に接続される第3コネクタ12の他に、アナログ
入力及びデジタル入力を処理する入力インターフェイス
部20と、コントロールユニット1と多重伝送通信を行
う通信部21と、演算部と制御部とを備えるとともにR
AM及びROMを内蔵していて各種制御ないしは各種情
報処理を行うCPU22と、各部に電力を供給する電源
部24と、電源部24をバックアップするバッテリバッ
クアップ部25とが設けられている。なお、バッテリバ
ックアップ部25としては、具体的には例えば充電式の
カドニカ電池などが用いられ、15分程度は電源部24
をバックアップすることができるようになっている。
【0026】ここで、各コネクタ6,8,12と、入力イ
ンターフェイス部20と、通信部21と、CPU22
と、ICカード7のうち互いに情報をやりとりするもの
同士は、図2に示されているようなリンク形態で第1〜
第6バスB1〜B6によって互いにリンクされている。
また、各コネクタ6,8,12と、入力インターフェイス
部20と、通信部21と、CPU22と、ICカード7
とは第1〜第4導線L1〜L4を介して、電源部24又
はバッテリバックアップ部25から電力が供給されるよ
うになっている。
【0027】以下、車両診断装置Sによる、車両診断用
資料としての車両情報の収集方法ないしは記憶方法と、
車両診断方法とを説明する。第1実施例では、車両診断
用資料としては、エンジン回転数neと、エンジン水温th
wと、充填効率ceと、大気圧atpと、車速vspと、ビット
情報BIT(エアコンスイッチ、電気負荷スイッチ、ブ
レーキスイッチ及びパワステスイッチのオン・オフ信
号)とが設定され、これらの各車両情報がドライブレコ
ーダ2(ICカード7)に収集・記憶されるようになって
いる。ここで、エンジン回転数neはその変動周期が非常
に短い短周期車両情報であるが、その他の車両情報の変
動周期は比較的長いので、以下では便宜上エンジン回転
数ne以外の車両情報を長周期車両情報と総称する。な
お、車両診断用資料がこれらの車両情報に限定されるも
のではないのはもちろんである。
【0028】第1実施例では、長周期車両情報は、コン
トロールユニット1内に保有されている車両情報の中か
ら、比較的長い所定のサンプリング周期(例えば、50m
sec)でもってほぼ同一タイミングでサンプリングされ、
このサンプリングされた各長周期車両情報が所定の順序
で並べられ1組の車両情報データ群が形成される。そし
て、これらの各車両情報が多重伝送システム5を介して
夫々、上記サンプリング周期と同一の伝送周期(例え
ば、50msec)でドライブレコーダ2の第1コネクタ6
に伝送された後、通信部21とCPU22とを介してI
Cカード7に記憶される。
【0029】したがって、基本的には、ICカード7に
は、上記サンプリング周期(例えば、50msec)でサンプ
リングされた、エンジン水温thwと充填効率ceと大気圧a
tpと車速vspとビット情報BITとが、この順で繰り返
し時系列的に記憶されてゆくことになる。なお、ICカ
ード7の容量は有限であるので、古いデータは順次デリ
ートされる。これらの長周期車両情報はいずれもその変
動周期が比較的長いので、上記のサンプリング周期で、
その変動特性ないしは変化特性が十分に把握される。
【0030】そして、このように長周期車両情報が収集
・記憶されているときに、運転者によってトリガスイッ
チ11がオンされたときには、ドライブレコーダ2から
コントロールユニット1にトリガ信号が出力される。そ
して、コントロールユニット1ではこのトリガ信号が入
力されると、所定時間だけ非常に速いサンプリング周期
(例えば、5msec)で複数のエンジン回転数neがサンプリ
ングされ、サンプリングされたデータは順次仮記憶手段
4に一時的に記憶される。そして、上記所定時間が経過
して所定の数のエンジン回転数neが仮記憶手段4に記憶
されると、多重伝送システム5は長周期車両情報の伝送
を一時停止し、仮記憶手段4に記憶されている複数のエ
ンジン回転数neをドライブレコーダ2に伝送し、ドライ
ブレコーダ2ではこれらのエンジン回転数neがICカー
ド7に記憶される。この場合、エンジン回転数neは、非
常に短いサンプリング周期(例えば、5msec)でサンプリ
ングされているので、該サンプリング周期はエンジン回
転数変動の周期よりも十分に短くなり、エンジン回転数
の変動特性ないしは変化特性が正確に把握され、車両診
断精度が大幅に高められることになる。
【0031】図4に、長周期車両情報の伝送中に時刻t1
で運転者によってトリガスイッチ11がオンされた場合
における、トリガ信号のオン・オフ状態、多重伝送シス
テム5(多重通信ライン)での通信状態及びコントロール
ユニット1でのエンジン回転数neのサンプリング状態
の、時間に対する変化特性の一例を示す。図4に示す例
では、時刻t1から所定時間経過後の時刻t2でエンジン回
転数neの仮記憶手段4への記憶が終了し、この時点t2
長周期車両情報の伝送が一時停止されてエンジン回転数
neの伝送が開始され、時刻t3でエンジン回転数neの伝送
が完了して長周期車両情報の伝送が再開されている。
【0032】そして、例えば図4に示すように時刻t1
トリガスイッチ11がオンされた場合、領域R1(斜線
部)で示す時刻t1以前の所定時間内に伝送された長周期
車両情報と、領域部R2(斜線部)で示す時間t2〜t3に伝
送されたエンジン回転数neとが、他のデータとは区別さ
れてICカード7に記憶される。そして、解析ツール3
を用いて車両診断を行う際には、領域R1及び領域R2
対応する車両情報が他のデータとは区別して解析され、
運転者がトリガスイッチ11をオンした時点における、
自動車WD(制御システム)の異常の有無、異常がある場
合は異常箇所及び異常内容が検出されることになる。
【0033】図5に、例えば図4に示すようにトリガス
イッチ11がオンされて、領域R1及び領域R2に対応す
る車両情報がICカード7に記憶されている場合におい
て、解析ツール3を用いてICカード7に記憶されてい
る車両情報を第2ディスプレイ16上に表示した一例を
示す。なお、図5において、H1〜H4は夫々、エンジン
水温thwと充填効率ceと車速vspとエンジン回転数neとを
示している。また、トリガポイントはトリガスイッチ1
1がオンされた時点を示している。
【0034】図5から明らかなとおり、エンジン回転数
neはそのサンプリング周期が非常に短いので、その変動
特性ないしは変化特性が極めて正確に検出(把握)されて
いる。このため、例えばエンジンに失火が生じてエンジ
ン回転数が急変したような場合でもそのエンジン回転数
変化が正確に検出され、失火の発生が確実に検出される
ことになる。なお、エンジン水温thw、充填効率ce及び
車速vspは長周期車両情報であるので、そのサンプリン
グ周期が長くてもその変動特性ないしは変化特性が正確
に検出されるのはもちろんである。
【0035】以上、第1実施例によれば、変動周期の短
いエンジン回転数についてもその変動特性ないしは変化
特性が正確に検出・記憶され、車両診断の精度が大幅に
高められる。また、変動周期が長い車両情報は比較的長
いサンプリング周期で検出・記憶され、不必要に多量の
データが記憶されないので、ドライブレコーダ2のIC
カード7のメモリが有効に利用される。
【0036】<第2実施例>以下、第2実施例を説明す
るが、第2実施例の基本構成は図1〜図3に示す第1実
施例と同様であるので、以下では説明の重複を避けるた
め第1実施例と異なる点についてのみ説明する。なお、
第1実施例と共通の部材には第1実施例の場合と同一の
番号を付している。図6に示すように、第2実施例にか
かる車両診断装置S'では、コントロールユニット1に
は第1実施例の場合のような仮記憶手段は設けられてい
ない。また、トリガ用導線とトリガスイッチとが設けら
れていない。
【0037】そして、第2実施例においてドライブレコ
ーダ2のICカード7に記憶される車両情報の種類は第
1実施例の場合と同一であるが、そのサンプリング、伝
送及び記憶は、第1実施例の場合とは違って次のような
手法で行われる。すなわち、図7に示すように、変動周
期の短いエンジン回転数ne(グループ1)は所定の短いサ
ンプリング周期d1でサンプリングされ、サンプリングさ
れたエンジン回転数neは、該サンプリング周期と同一の
伝送周期d1でコントロールユニット1からドライブレコ
ーダ2に伝送される。他方、長周期車両情報(グループ
2)、すなわちエンジン水温thwと充填効率ceと大気圧at
pと車速vspとビット情報BITとは、所定の長いサンプ
リング周期d2でサンプリングされ、サンプリングされた
これらの長周期車両情報は、該サンプリング周期と同一
の伝送周期d2でコントロールユニット1からドライブレ
コーダ2に伝送される。図7に示す例では、エンジン回
転数neと長周期車両情報とは交互にサンプリングないし
は伝送され、したがってエンジン回転数neのサンプリン
グ周期d1(伝送周期)は、他の車両情報データのサンプリ
ング周期d2(伝送周期)の1/5となる。したがって、例
えば長周期車両情報のサンプリング周期d2が50msecで
あれば、エンジン回転数neのサンプリング周期d1は10
msecとなる。
【0038】したがって、図7に示すようなサンプリン
グ手法ないしは伝送手法で、各車両情報がドライブレコ
ーダ2のICカード7に記憶された場合、ICカード7
のメモリ空間内には、図8に示すような順序で各車両情
報データが配列される。なお、図8においてM1,M2,
M3…はICカード7のメモリ空間の番地であって、該
メモリ空間内のデータは、M1,M2,M3…の順に時系
列的に記憶されたものである。
【0039】図9に、車両診断装置S'で解析ツール3
を用いて車両診断を行うときに、ICカード7に記憶さ
れている車両情報が第2ディスプレイ16上に表示され
た一例を示す。なお、図9において、J1〜J4は夫々、
エンジン回転数neとエンジン水温thwと充填効率ceと車
速vspとを示している。図9から明らかなとおり、エン
ジン回転数neのサンプリング周期h1は非常に短いのでそ
の変動特性ないしは変化特性が正確に検出(把握)されて
いる。このため、例えばエンジンに失火が生じてエンジ
ン回転数が急変したような場合でもそのエンジン回転数
変化が確実に検出され、失火の発生が確実に検出される
ことになる。なお、長周期車両情報のサンプリング周期
h2は長いが、その変動特性ないしは変化特性が正確に検
出されるのはもちろんである。
【0040】以上、第2実施例によれば、変動周期の短
いエンジン回転数についてもその変動特性ないしは変化
特性が正確に検出・記憶され、車両診断の精度が大幅に
高められる。また、変動周期が比較的長い車両情報は比
較的長い周期で検出・記憶され、したがって不必要に多
量のデータが記憶されないので、ドライブレコーダ2の
ICカード7のメモリが有効に利用される。
【0041】<第3実施例>以下、第3実施例を説明す
るが、第3実施例の基本構成は図1〜図3に示す第1実
施例と同様であるので、以下では説明の重複を避けるた
め第1実施例と異なる点についてのみ説明する。なお、
第1実施例と共通の部材には第1実施例の場合と同一の
番号を付している。図10に示すように、第3実施例に
かかる車両診断装置S"では、コントロールユニット1
には第1実施例の場合のような仮記憶手段は設けられて
いない。また、トリガ用導線とトリガスイッチとが設け
られていない。他面、車両診断装置S"には、エンジン
ハーネス群30中の、エンジン回転数を検出するエンジ
ン回転数センサ(図示せず)とコントロールユニット1と
を接続するハーネスに一端が接続され、他端がドライブ
レコーダ2の第2コネクタ8(入力端子)に接続されたエ
ンジン回転数伝送線31が設けられている。このエンジ
ン回転数伝送線31は、エンジン回転数センサで検出さ
れた時々刻々のエンジン回転数データを第2コネクタ8
に直接伝送するようになっている。そして、ドライブレ
コーダ2は、第2コネクタ8に入力されたエンジン回転
数neを所定の短いサンプリング周期でサンプリングし
て、ICカード7に格納(記憶)するようになっている。
なお、エンジン回転数伝送線31は、特許請求の範囲に
記載された「短周期車両情報用伝送線」に相当する。
【0042】そして、ドライブレコーダ2のICカード
7に記憶される車両情報の種類は第1実施例の場合と同
一であり、長周期車両情報は第1実施例の場合と同様の
手法でコントロールユニット1内でサンプリングされ、
この後コントロールユニット1から多重伝送システム5
を介してドライブレコーダ2に伝送されるようになって
いる。しかしながら、各車両情報データのICカード7
への格納(記憶)は、第1実施例の場合とは違って次のよ
うな手法で行われる。すなわち、ドライブレコーダ2
は、エンジン回転数伝送線31を介して第2コネクタ8
に入力されたエンジン回転数neを、該エンジン回転数ne
と対応するタイミングでコントロールユニット1によっ
てサンプリングされ、多重伝送システム5を介してドラ
イブレコーダ2に入力された他の長周期車両情報と対応
させてICカード7に記憶するようになっている。
【0043】具体的には、このようにして各車両情報が
ICカード7に格納(記憶)された場合、ICカード7の
メモリ空間内には、図11に示すような順序で各車両情
報が配列される。なお、図11においてM1,M2,M3
…はICカード7のメモリ空間の番地であって、該メモ
リ空間内のデータは、M1,M2,M3…の順に時系列的
に記憶されたものである。
【0044】図11から明らかな通り、第3実施例で
は、メモリ空間M1〜M5にエンジン水温thwと充填効
率ceと大気圧ATPと車速vspとビット情報BITとが
順に1つづつ記憶された後、これらに対応するようにし
てメモリ空間M6〜M10に5つのエンジン回転数ne1
〜ne5(サンプリングされた順)が記憶される。ここで、
メモリ空間M1〜M5に記憶されている長周期車両情報
データ群S1と、M6〜M10に記憶されているエンジ
ン回転数データ群S2とはほぼ同一のタイミングで検出
されたものである。そして、図11に示す例では、エン
ジン回転数neのサンプリング周期は長周期車両情報のサ
ンプリング周期の1/5となる。したがって、例えば長
周期車両情報のサンプリング周期が50msecであれば、
エンジン回転数のサンプリング周期は10msecとなる。
【0045】第3実施例において、解析ツール3を用い
て車両診断を行うときに、ICカード7に記憶されてい
る各車両情報が第2ディスプレイ16に表示されると、
第2実施例の場合と同様に、図9に示すような画面が表
示される。したがって、第2実施例の場合と同様、エン
ジン回転数neのサンプリング周期が非常に短いので、そ
の変動特性ないしは変化特性が正確に検出(把握)され
る。このため、例えばエンジンに失火が生じてエンジン
回転数が急変したような場合でもそのエンジン回転数変
化が確実に検出され、失火の発生が確実に検出されるこ
とになる。
【0046】以上、第3実施例によれば、変動周期の短
いエンジン回転数についてもその変動特性ないしは変化
特性が正確に検出・記憶され、車両診断の精度が大幅に
高められる。また、変動周期が長い車両情報は比較的長
いサンプリング周期で検出・記憶され、不必要に多量の
データが記憶されないので、ドライブレコーダ2のIC
カード7のメモリが有効に利用される。
【0047】
【発明の作用・効果】第1の発明によれば、変動周期が
短い短周期車両情報が、他の車両情報の第1の所定通信
手段での伝送周期よりも短い周期でサンプリングされ、
このサンプリングされた短周期車両情報が仮記憶手段に
よって一時的に記憶された後、第1の所定通信手段によ
って他の車両情報とは別途に記憶手段に伝送される。し
たがって、短周期車両情報が短い周期でサンプリングさ
れて記憶手段に記憶されので、短周期車両情報の変動特
性ないしは変化特性を正確に検出(把握)することがで
き、車両診断の精度を大幅に高めることができる。ま
た、短周期車両情報以外の車両情報は比較的長い周期で
記憶されるので、該車両情報が必要以上に多くは記憶さ
れず、記憶手段のメモリが有効に利用される。
【0048】第2の発明によれば、変動周期が短い短周
期車両情報の第1の伝送周期が、変動周期が長い他の車
両情報の第2の伝送周期よりも短く設定されるので、短
周期車両情報が短い周期でサンプリングされて記憶手段
に記憶されることになる。したがって、短周期車両情報
の変動特性ないしは変化特性を正確に検出(把握)するこ
とができ、車両診断の精度を大幅に高めることができ
る。また、短周期車両情報以外の車両情報は比較的長い
周期で記憶されるので、該車両情報が必要以上に多くは
記憶されず、記憶手段のメモリが有効に利用される。
【0049】第3の発明によれば、短周期車両情報用伝
送線を介して高速で記憶手段の入力端子に入力された短
周期車両情報が、該短周期車両情報と対応するタイミン
グでサンプリングされ第1の通信手段を介して入力され
た他の車両情報と対応させて、記憶手段に記憶されるの
で、短周期車両情報が短い周期でサンプリングされて記
憶手段に記憶されることになる。したがって、短周期車
両情報の変動特性ないしは変化特性を正確に検出(把握)
することができ、車両診断の精度を大幅に高めることが
できる。また、短周期車両情報以外の車両情報は比較的
長い周期で記憶されるので、該車両情報が必要以上に多
くは記憶されず、記憶手段のメモリが有効に利用され
る。
【0050】第4の発明によれば、基本的には第1の
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、サンプリン
グ周期がエンジン回転数変動の周期よりも十分に短くな
り、エンジン回転数の変動特性ないしは変化特性が正確
に把握され、車両診断精度が大幅に高められる。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例にかかる車両診断装置の
システム構成図である。
【図2】 図1中のドライブレコーダの内部構成を示す
ブロック図である。
【図3】 図1に示すコントロールユニット及びドライ
ブレコーダを搭載した自動車の側面図である。
【図4】 第1実施例における、トリガスイッチがオン
された時点の前後の、トリガ信号、多重伝送システムの
状態及びコントロールユニットの動作状態の経時変化を
示す図である。
【図5】 第1実施例における、解析ツールのディスプ
レイの表示画面を示す図である。
【図6】 本発明の第2実施例にかかる車両診断装置の
システム構成図である。
【図7】 第2実施例における、車両情報のサンプリン
グ順序及びサンプリング周期を示す図である。
【図8】 第2実施例における、ICカードのメモリの
データ記憶状態を示す図である。
【図9】 第2実施例における、解析ツールのディスプ
レイの表示画面を示す図である。
【図10】 本発明の第3実施例にかかる車両診断装置
のシステム構成図である。
【図11】 第3実施例における、ICカードのメモリ
のデータ記憶状態を示す図である。
【符号の説明】
WD…自動車 S,S',S"…車両診断装置 1…コントロールユニット 2…ドライブレコーダ 3…解析ツール 4…仮記憶手段 5…多重伝送システム 6…第1コネクタ 7…ICカード 8…第2コネクタ 30…ハーネス群 31…エンジン回転数伝送線

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の状態を示す各種車両情報を検出す
    る複数の検出手段から入力された上記各種車両情報に基
    づいて車両の所定の電子制御を行うコントロールユニッ
    トと、 該コントロールユニット内の各種車両情報を第1の所定
    通信手段を介して入力し、当該車両情報を車両診断
    料として記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された各種車両情報を第2の所定通信
    手段を介して入力し、当該車両情報に基づいて車両を診
    断する診断手段とを備えた 車両の診断装置であって、上記コントロールユニットが、変動周期が比較的短い所
    定の車両情報を第1のサンプリング周期でサンプリング
    する一方、変動周期が比較的長い他の車両情報を上記第
    1のサンプリング周期より長い第2のサンプリング周期
    でサンプリングするように構成されているとともに、 上記第2のサンプリング周期でサンプリングした長周期
    車両情報を上記第1の所定通信手段を介して所定の伝送
    周期で上記記憶手段に送信する一方、上記第1のサンプ
    リング周期でサンプリングした短周期車両情報は上記コ
    ントロールユニット内に設けられた仮記憶手段に記憶
    し、上記長周期車両情報の伝送タイミングと異なるタイ
    ミングで上記記憶手段に送信するように構成されて いる
    ことを特徴とする車両の診断装置。
  2. 【請求項2】 車両の状態を示す各種車両情報を検出す
    る複数の検出手段から入力された上記各種車両情報に基
    づいて車両の所定の電子制御を行うコントロールユニッ
    トと、 該コントロールユニット内の各種車両情報を第1の所定
    通信手段を介して入力し、当該車両情報を車両診断
    料として記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された各種車両情報を第2の所定通信
    手段を介して入力し、当該車両情報に基づいて車両を診
    断する診断手段とを備えた 車両の診断装置であって、上記コントロールユニットが、変動周期が比較的短い所
    定の車両情報を第1のサンプリング周期でサンプリング
    する一方、変動周期が比較的長い他の車両情報 を上記第
    1のサンプリング周期より長い第2のサンプリング周期
    でサンプリングするように構成されているとともに、 上記第2のサンプリング周期でサンプリングした長周期
    車両情報を上記第1の所定通信手段を介して第1の伝送
    周期で上記記憶手段に送信する一方、上記第1のサンプ
    リング周期でサンプリングした短周期車両情報を上記第
    1の所定通信手段を介して上記第1の伝送周期より長い
    第2の伝送周期で上記記憶手段に送信するように構成さ
    れて いることを特徴とする車両の診断装置。
  3. 【請求項3】 車両の状態を示す各種車両情報を検出す
    る複数の検出手段から入力された上記各種車両情報に基
    づいて車両の所定の電子制御を行うコントロールユニッ
    トと、 該コントロールユニット内の各種車両情報を第1の所定
    通信手段を介して入力し、当該車両情報を車両診断
    料として記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された各種車両情報を第2の所定通信
    手段を介して入力し、当該車両情報に基づいて車両を診
    断する診断手段とを備えた 車両の診断装置であって、上記コントロールユニットが、変動周期が比較的短い所
    定の車両情報を第1のサンプリング周期でサンプリング
    する一方、変動周期が比較的長い他の車両情報を上記第
    1のサンプリング周期より長い第2のサンプリング周期
    でサンプリングするように構成されているとともに、 上記第1の所定通信手段が、上記第2のサンプリング周
    期でサンプリングした長周期車両情報を所定の伝送周期
    で上記記憶手段に送信する第1通信手段と、当該第1通
    信手段とは別個に設けられ、上記第1のサンプリング周
    期でサンプリングした短周期車両情報を逐次上記記憶手
    段に送信する第2通信手段とを備えて いることを特徴と
    する車両の診断装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載された車両の診断装置に
    おいて、上記コントロールユニットが、ドライバーの診断要求操
    作に応じて変動周期が比較的短い所定の車両情報を第1
    のサンプリング周期でサンプリングするように構成され
    ているとともに、当該サンプリング結果の上記仮記憶手
    段への記憶が完了したタイミングで、上記記憶手段に伝
    送するように構成されて いることを特徴とする車両の診
    断装置。
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