JPH0635820Y2 - 車両用故障診断装置 - Google Patents

車両用故障診断装置

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JPH0635820Y2
JPH0635820Y2 JP1988011629U JP1162988U JPH0635820Y2 JP H0635820 Y2 JPH0635820 Y2 JP H0635820Y2 JP 1988011629 U JP1988011629 U JP 1988011629U JP 1162988 U JP1162988 U JP 1162988U JP H0635820 Y2 JPH0635820 Y2 JP H0635820Y2
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JP
Japan
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data
failure
memory
vehicle
input
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JP1988011629U
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政雄 秀島
覚 河添
敏広 石原
晴洋 平野
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両用故障診断装置、特に車載機器の作動デー
タを収集するようにした故障診断装置に関する。
(従来の技術) 例えば特開昭60−209343号公報によれば、車両に装備さ
れて、車載の各種機器やその制御システムの故障を診断
する診断装置が開示されている。この診断装置は、多重
伝送化された車両の電気系統におけるバッテリ直後の電
気配線に、この配線上を流れる電流値を検出する電流セ
ンサを設け、このセンサによって検出される電流値と当
該電装品の定格電流値とを比較して異常を検出するよう
にしたものである。
また、最近の車両には、電子燃料噴射システムや電子制
御自動変速機などを制御するための各種制御ユニットが
搭載されることがある。これらの制御ユニットにデータ
収集装置を接続して当該機器の制御システムを構成する
センサやアクチュエータなどからこれらの作動データを
収集し、このデータに基いて故障の診断を行う場合があ
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記のようなデータ収集装置を用いて故障診
断を行う場合、特に間欠故障、即ち異常が一時的に発生
して、その後、消失するような故障の場合、次のような
問題が生じる。つまり、このような故障を診断する場
合、その故障を再現させるための運転を行ってデータを
収集することになるが、この故障再現運転のどの時点で
当該故障が発生するか分からないので、故障発生時のデ
ータを確実に収集、記憶しようとすれば、上記データ収
集装置として著しく記憶容量の大きいものが必要となる
のである。また、このようにしてデータが収集されたと
しても、故障発生時のデータ以外にその前後の正常時の
データが多量の収集されることになり、そのため故障診
断のためのデータ分析が著しく面倒且つ困難となる。
そこで、本考案はこの種の車両用故障診断装置として、
記憶容量の大きなデータ収集装置を用いることなく、当
該車両の故障、特に間欠故障についても、その発生時の
データ及びその前後のデータを確実に収集できるように
することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために本考案は次のように構成し
たことを特徴とする。
すなわち、車載機器の作動データを収集、記憶するメモ
リ手段を用いる車両用故障診断装置において、上記メモ
リ手段に順次記憶されるデータにより該メモリ手段の記
憶容量がオーバーした時にメモリ手段に記憶された最も
古いデータを消去して新しいデータを記憶させるメモリ
更新手段と、上記車載機器の故障を判定する故障判定手
段と、該判定手段からの故障の発生を示す故障信号を入
力し、その入力後、上記メモリ手段の記憶容量より少な
いデータ量を該メモリ手段に記憶させた時点でメモリ更
新手段を停止させるメモリ制御手段とを備える。
(作用) 上記の構成によれば、間欠故障の再現運転時等に車載機
器の作動データがメモリ手段に収集、記憶されることに
なるが、その場合に、該メモリ手段には、メモリ更新手
段により最も古いデータが消去されて記憶内容が更新さ
れながら新しいデータが記憶されるので、このメモリ手
段として記憶容量の小さいものを使用することが可能と
なる。そして、故障判定手段によって故障の発生が検出
されて故障信号が上記メモリ制御手段に入力された時
に、該メモリ制御手段により、この故障信号の入力後、
上記メモリ手段の記憶容量より少ない所定量のデータが
該メモリ手段に記憶された時点で上記メモリ更新手段が
停止されることになる。つまり、例えば該メモリ手段の
記憶容量がT時間分ある場合に、故障信号の入力後、こ
のT時間より短い所定の時間が経過した時点でメモリ更
新手段が停止することになり、その結果、故障時のデー
タ及びその前後のデータがメモリ手段内に消去されない
で残されることになる。従って、このメモリ手段からデ
ータを読み出して故障診断を行う時に、間欠故障の場合
であっても、比較的少量のデータを読み出すだけで、故
障時のデータ及びその前後のデータを確実に読み出すこ
とが可能となる。
(実施例) 以下、本考案を実施例について説明する。
まず、第1図によって本実施例に係る車両用故障診断装
置の概略構成を説明すると、該装置1は、各種センサや
アクチュエータなどと共に所定の車載システムを構成す
る制御ユニット2と、このシステムの故障診断用のデー
タ収集装置3とで構成され、上記制御ユニット2に電気
コード4を介して接続された雄型コネクタ5と、データ
収集装置3に同じく電気コード6を介して接続された雌
型コネクタ7とを結合することにより、データ収集装置
3を上記制御ユニット2に接続し得るようになってい
る。
次に、上記制御ユニット2の構造を第2図のブロック図
によって説明する。この制御ユニット2は、各種センサ
8…8からの入力信号を処理する入力処理部9と、コン
ピュータ10と、このコンピュータ10によって当該制御ユ
ニット2に接続された各種アクチュエータ11…11を制御
するための出力信号を処理する出力処理部11とを有する
と共に、上記コンピュータ10は、制御部10aと、故障判
定部10bとから構成され、且つ該コンピュータ10にはメ
モリ13が接続されている。また、この制御ユニット2に
は、上記コネクタ5,7を介して接続されたデータ収集装
置3へ当該システムの作動データを出力するデータ取り
出し部14が備えられている。
ここで、この制御ユニット2の概略動作を説明すると、
上記コンピュータ10の制御部10aが各センサ8…8から
の入力信号が示す運転状態に基き、メモリ13に記憶され
ている制御プログラムに従って各アクチュエータ11…11
に制御信号を出力し、これにより当該システムの作動を
制御する。一方、故障判定部10aは、上記入力信号及び
出力信号の異常の有無をメモリ13に記憶されている判定
プログラムに従って判定し、異常を検出した時、即ち故
障発生時に、ワーニング信号を発生させるようになって
いる。そして、この制御ユニット2にデータ収集装置3
が接続されて、該装置3が作動している場合には、上記
センサ8…8及びアクチュエータ11…11との間で入、出
力される入、出力信号、即ち当該システムの作動データ
信号及び上記ワーニング信号がデータ取り出し部14を介
してデータ収集装置3に転送されるようになっている。
なお、コンピュータ10には、データ収集装置3によるデ
ータ収集動作が終了した時に、該収集装置3からのデー
タ収集終了信号aが入力されるようになっている。
次に、上記データ収集装置3の構成を第3図のブロック
図によって説明すると、このデータ収集装置3は、コネ
クタ5,7を介して上記制御ユニット2から送られてきた
データ(作動データ信号及びワーニング信号)を記憶し
易い形に処理するデータ処理部15と、このデータをメモ
リするデータメモリ部16と、該データメモリ部16へのデ
ータの記憶動作を制御するメモリ制御部17とを有する。
また、このデータ収集装置3には、上記制御ユニット2
からのワーニング信号bを入力してからの時間を計測
し、設定時間の経過時に上記メモリ制御部17と制御ユニ
ット2とにデータ収集終了信号aを出力してデータ収集
動作を停止させるタイマ18が備えられており、更に故障
診断時に上記データメモリ部16に記憶されているデータ
を読み出すためのデータ読み出し部19と、当該データ収
集装置3を作動させるための電源スイッチ20とが設けら
れている。
次に、本実施例の作用を第4、5図に示す制御ユニット
2及びデータ収集装置3の動作を示すフローチャートに
従って説明する。
まず、制御ユニット2は、間欠故障の再現運転等に際し
て後述するデータ収集装置3が作動を開始した時に、第
4図のフローチャートのステップS1で、上記各センサ8
…8からの入力信号及び各アクチュエータ11…11への出
力信号の内容、即ち当該システムの作動データをデータ
収集装置3に出力する一方、ステップS2,S3、でコンピ
ュータ10の故障判定部10bにより、上記各入、出力信号
とメモリ13に記憶されている判定プログラムとに基いて
自己診断を行い、故障の有無を判定する。そして、故障
の発生を検出した時に、ステップS4でワーニング信号を
発生して上記データ収集装置3に出力する。その後、ス
テップS5,S6に従って、データ収集装置3からのデータ
収集終了信号の入力を持ち、この信号を入力するまでは
引き続き作動データを出力すると共に、データ収集終了
信号を入力すれば、ステップS7で上記作動データの出力
を停止する。
一方、上記データ収集装置3は、まず第5図のフローチ
ャートのステップP1,P2に従って電源スイッチ20がON操
作されて作動を開始した時に、上記制御ユニット2から
の作動データの収集を開始し、該データをデータメモリ
部16に記憶する。この時、このデータメモリ部16の記憶
容量をオーバーして作動データが入力されると、該デー
タメモリ部16は先に記憶された古いデータを消去しなが
ら新しいデータを記憶する。従って、このデータメモリ
部16には、最新のデータがその記憶容量に見合った時間
T分だけ常に記憶されていることになる。そして、ステ
ップP3、P4に従って、制御ユニット2からの故障の発生
を示すワーニング信号を待ち、該信号が入力されるまで
は作動データを上記のように更新しながら引き続き収集
すると共に、当該間欠故障が発生してワーニング信号を
入力すれば、ステップP5でタイマ18を作動させて、この
ワーニング信号入力時からの時間の経過を計測する。
そして、ステップP6,P7に従って、上記ワーニング信号
の入力時から所定時間tが経過するまでは、作動データ
を同様に更新しながら引き続き収集すると共に、上記所
定時間tが経過した時点でステップP8〜P10を実行し
て、上記タイマ18を解除し且つデータメモリ部16への作
動データの収集を停止し、その後、上記制御ユニット2
に対してデータ収集終了信号を出力する。この場合に、
第6図に示すように、上記ワーニング信号の入力時から
データ収集が終了するまでの所定時間tは、データメモ
リ部16の記憶容量に対応する時間Tより短く設定され、
従ってデータ収集終了時には、データメモリ部16内に、
ワーニング信号入力時以降のt時間分のデータと、該信
号入力時以前のt′(=T−t)時間分のデータが記憶
されていることになる。
従って、その後、データ収集装置3のデータ読み出し部
19からデータを読み出して故障診断を行う場合に、T時
間分のデータを読み出すだけで、故障発生時とその前後
のデータを確実に読み出すことができることになる。
なお、以上の実施例は、1つの制御ユニット2について
データ収集を行う場合のものであるが、第7図に示すよ
うに例えばエンジンの電子燃料噴射(EGI)システム、
電子制御自動変速機(EAT)の制御システム、或るいは
アンチスキッドブレーキシステム(ABS)などの各種制
御システムにおける各制御ユニット21,22,23が共通の
ハーネス21によって多重伝送化されている場合には、こ
のハーネス21にコネクタ5′,7′を介してデータ収集装
置3′を接続することにより、上記各システムないし制
御ユニット21,22,23からのデータ収集が可能となる。
(考案の効果) 以上のように本考案に係る車両用故障診断装置によれ
ば、間欠故障の診断のための故障再現運転時等におい
て、車載機器の作動データをデータ収集装置等のメモリ
手段に収集、記憶させる場合に、このメモリ手段として
記憶容量の小さいものを使用しながら故障発生時及びそ
の前後のデータを確実に収集することが可能となる。こ
れにより、この種の故障診断に要する費用が低減される
と共に、比較的少量のデータを分析するだけで当該故障
を正しく診断することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は故障診断
装置の全体概略図、第2図は車載制御ユニットの構成を
示すブロック図、第3図はデータ収集装置の構成を示す
ブロック図、第4,5図は上記制御ユニット及びデータ収
集装置の作動を夫々示すフローチャート図、第6図はデ
ータの記憶状態を示す説明図、第7図は本考案を多重伝
送化されたシステムに適用する場合の概略図である。 2…車載機器(制御ユニット)、3…メモリ手段(デー
タ収集装置)、10…故障判定手段(コンピュータ)、17
…メモリ更新手段、メモリ制御手段(メモリ制御部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 平野 晴洋 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−261145(JP,A) 特開 昭56−34540(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車載機器の作動データーを収集、記憶する
    メモリ手段を用いる車両の故障診断装置であって、上記
    メモリ手段に順次記憶されるデータにより該メモリ手段
    の記憶容量がオーバーした時にメモリ手段に記憶された
    最も古いデータを消去して新しいデータを記憶させるメ
    モリ更新手段と、上記車載機器の故障を判定する故障判
    定手段と、該判定手段からの故障の発生を示す故障信号
    を入力し、その入力後、上記メモリ手段の記憶容量より
    少ないデータ量を該メモリ手段に記憶させた時点でメモ
    リ更新手段を停止させるメモリ制御手段とを有すること
    を特徴とする車両用故障診断装置。
JP1988011629U 1988-01-30 1988-01-30 車両用故障診断装置 Expired - Lifetime JPH0635820Y2 (ja)

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JP1988011629U JPH0635820Y2 (ja) 1988-01-30 1988-01-30 車両用故障診断装置

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JPH01115956U JPH01115956U (ja) 1989-08-04
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