JP2001266199A - 車両用ドライブレコーダー - Google Patents

車両用ドライブレコーダー

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JP2001266199A
JP2001266199A JP2000075784A JP2000075784A JP2001266199A JP 2001266199 A JP2001266199 A JP 2001266199A JP 2000075784 A JP2000075784 A JP 2000075784A JP 2000075784 A JP2000075784 A JP 2000075784A JP 2001266199 A JP2001266199 A JP 2001266199A
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JP
Japan
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data
vehicle
control device
drive recorder
byte
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Application number
JP2000075784A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Watanabe
良範 渡辺
Tatsuto Suzuki
達人 鈴木
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予めデータを収集するためのプログラムを作
成して格納することなく、車載制御装置の種類と個数に
応じて収集データを自動的に決定し、データを記録す
る。 【解決手段】 任意の車両データを収集する外部診断装
置3が接続可能な制御装置2を搭載した車両に用い、外
部診断装置3と制御装置2との間の車両データ収集時の
通信手順と通信内容を記憶し、その通信手順と通信内容
を用いて制御装置2から車両データを収集するようにし
たので、車両ごとに異なる制御装置の種類と個数に対応
して収集データを決定し、記録処理プログラムを作成し
て予めドライブレコーダーに記憶させる作業工数が不要
となり、車載制御装置の種類と個数に応じて収集データ
を自動的に決定して記録することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行中の車両各部
の動作データを記録し、故障診断や事故原因の究明に利
用する車両用ドライブレコーダーに関する。
【0002】
【従来の技術】車載制御装置で処理される走行中の車両
データを取り込んで記憶し、故障診断や事故原因の究明
に利用する車両用ドライブレコーダーが知られている
(例えば特開平07−037133号公報、特開平08
−235491号公報参照)。
【0003】この種の装置では、車載制御装置で処理さ
れる車両データの中の、どのデータをどのように記録す
るかを示す記録処理プログラムをドライブレコーダーに
格納しておく必要がある。そのため、従来の車両用ドラ
イブレコーダーでは、車両ごとに車載制御装置の種類と
個数に対応した記録処理プログラムを外部装置からドラ
イブレコーダーへダウンロードしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車両用ドライブレコーダーでは、車両ごとに異なる制御
装置の種類と個数に対応して記録データを決定し、記録
処理プログラムを作成してドライブレコーダーに記憶さ
せなければならず、その作業工数が多大になるという問
題がある。
【0005】本発明の目的は、予めデータを収集するた
めのプログラムを作成して格納することなく、車載制御
装置の種類と個数に応じて収集データを自動的に決定
し、データを記録する車両用ドライブレコーダーを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
に対応づけて本発明を説明すると、 (1) 請求項1の発明は、任意の車両データを収集す
る外部診断装置3が接続可能な制御装置2を搭載した車
両に用い、外部診断装置3と制御装置2との間の車両デ
ータ収集時の通信手順と通信内容を記憶し、その通信手
順と通信内容を用いて制御装置2から車両データを収集
することにより、上記目的を達成する。 (2) 請求項2の車両用ドライブレコーダーは、車両
データ収集後に前記通信手順と通信内容を用いて外部診
断装置3へ収集した車両データを転送するようにしたも
のである。
【0007】上述した課題を解決するための手段の項で
は、説明を分かりやすくするために一実施の形態の図を
用いたが、これにより本発明が一実施の形態に限定され
るものではない。
【0008】
【発明の効果】(1) 請求項1の発明によれば、外部
診断装置と制御装置との間の車両データ収集時の通信手
順と通信内容を記憶し、その通信手順と通信内容を用い
て制御装置から車両データを収集するようにしたので、
車両ごとに異なる制御装置の種類と個数に対応して収集
データを決定し、記録処理プログラムを作成して予めド
ライブレコーダーに記憶させる作業工数が不要となり、
車載制御装置の種類と個数に応じて収集データを自動的
に決定して記録することができる。また、外部診断装置
は、基本的に車両にどのような制御装置が搭載されてい
るかを自動的に検知して診断データの収集を行うので、
車載制御装置の種類が変更されたり、新しく追加された
場合でも、外部診断装置と新しい制御装置との間の車両
診断に関する通信手順と通信内容を記憶すれば、それら
の通信手順と通信内容を用いてドライブレコーダーと新
しい制御装置との間で通信を行い、外部診断装置により
診断データを収集するのと同様に、ドライブレコーダー
により新しい制御装置から車両データを収集することが
できる。 (2) 請求項2の発明によれば、車両データ収集後に
前記通信手順と通信内容を用いて外部診断装置へ収集し
た車両データを転送するようにしたので、車両ごとに異
なる制御装置の種類と個数に対応して記録処理プログラ
ムを作成し、予めドライブレコーダーに記憶させる作業
工数が不要となり、収集した車両データを簡単に外部診
断装置へ転送することができ、故障診断や事故原因の究
明に利用することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1および図2は一実施の形態の
構成を示す。図1は全体構成を示し、図2はドライブレ
コーダーの内部構成を示す。図1において、一実施の形
態の車両用ドライブレコーダー(以下、単にドライブレ
コーダーと呼ぶ)1は、車載電子制御装置(以下、単に
制御装置と呼ぶ)2と車両診断用テスター(以下、単に
テスターと呼ぶ)3との間にケーブル・コネクター41
〜43、51〜53を介して接続される。なお、従来の
車両では、図中に破線で示すように制御装置2とテスタ
ー3とが直接接続されており、従来の車両用ドライブレ
コーダーはテスター3とは別個に制御装置2に接続され
ている。
【0010】制御装置2は車両ごとにその種類が異な
る。この例では、車両走行制御装置21、エンジン制御
装置22、無段変速機制御装置23などを搭載した車両
を例に上げて説明する。これらの制御装置21〜23は
それぞれ双方向通信インタフェース21a、22a、2
3aを介してケーブル51に接続され、ドライブレコー
ダー1およびテスター3と双方向通信を行う。なお、制
御装置2の種類と個数はこの実施の形態に限定されな
い。
【0011】車両診断用テスター3は、制御装置21〜
23の任意のデータを読み出して車両の動作状態を診断
するために用いられる。このテスター3は双方向通信イ
ンタフェース3aを介してケーブル41に接続され、ド
ライブレコーダー1および制御装置21〜23と双方向
通信を行う。
【0012】図2において、ドライブレコーダー1はC
PUとその周辺部品からなる演算処理装置11を中心に
構成され、その演算処理装置11には双方向通信インタ
フェース12,13、メモリ(ROM)14、メモリ
(RAMおよびローリングメモリ)15、記録開始スイ
ッチ16、モード切換スイッチ17、LED表示装置1
8および記録停止スイッチ19が接続される。
【0013】双方向通信インタフェース12,13はそ
れぞれ、テスター3および制御装置2と双方向通信を行
うためのインタフェースである。メモリ14は後述する
制御プログラムを記憶するROMである。メモリ15
は、テスター3と制御装置2との間の双方向通信におい
て、システムコールコマンド、診断実行コマンドおよび
それらの通信手順を記憶するRAMと、制御装置2から
読み出した車両データなどを記憶するローリングメモリ
(RAM)とから構成され、ローリングメモリは、所定
の記憶領域の最後までデータを書き込んだら記憶領域の
最初からデータを上書きする。
【0014】なお、通信インタフェース3a、12、1
3、21a、22a、23aは国際標準化規格ISO14230
準拠の双方向通信を行うためのインタフェースである。
したがって、この規格に準拠した通信仕様を採用してい
るすべての車両に対してこの一実施の形態のドライブレ
コーダーを適用することができる。
【0015】モード切換スイッチ17は、制御装置2と
テスター3との間の双方向通信の内容を解析するモード
(以下、プロトコル解析モードと呼ぶ)と、ドライブレ
コーダー1と制御装置2との間で双方向通信を行うモー
ド(以下、ドライブレコーダーモードと呼ぶ)と、ドラ
イブレコーダー1とテスター3との間で双方向通信を行
うモード(以下、Replayモードと呼ぶ)とを切り換える
ためのスイッチである。
【0016】記録開始スイッチ16はデータ記録を開始
させるための操作スイッチ、記録停止スイッチ19はデ
ータ記録を停止させるための操作スイッチである。LED
表示装置18は車両データの記憶状態を表示するための
表示装置である。
【0017】この実施の形態では、テスター3と制御装
置2との間の車両診断に関する双方向通信手順と通信内
容をドライブレコーダー1に記憶する。この通信内容に
はテスター3から制御装置2へ送られる車両データ要求
コマンドが含まれており、記憶した双方向通信手順と通
信内容を利用してドライブレコーダー1と制御装置2と
の間で双方向通信を行い、制御装置2からの車両データ
を収集して記憶する。
【0018】図3〜図6は、ドライブレコーダー1のメ
モリ14に記憶されている制御プログラムを示すフロー
チャートである。これらのフローチャートにより、一実
施の形態の動作を説明する。
【0019】なお、この制御プログラムは、制御装置2
の種類および個数とは無関係にすべての車両に対して共
通のプログラムであり、制御装置2の種類と個数が変わ
ってもこの制御プログラムを変更する必要はない。
【0020】《システムコール》作業者は、ドライブレ
コーダー1と制御装置2とテスター3を図1に示すよう
に接続し、ドライブレコーダー1のモード切換スイッチ
17を”プロトコル解析モード”に設定し、テスター3
から制御装置2を呼び出す”システムコール”を行って
通信を開始する。
【0021】この実施の形態では、テスター3から制御
装置2へ送信される”システムコール”のデータフォー
マットを、フォーマットバイト(1バイト)、ターゲ
ットアドレス(1バイト)、ソースアドレス(1バイ
ト)、Start Communicationサービスリクエスト(1バ
イト)、チェックサム(1バイト)の合計5バイトとす
る。なお、システムコールのデータフォーマットはこの
実施の形態の通信内容に限定されない。
【0022】ステップ101において、テスター3から
制御装置2へ送られるシステムコールの内の1バイト目
のフォーマットバイトを認識し、テスター3と制御装置
2との間の双方向通信が開始されたと判断してステップ
102へ進む。ステップ102では、システムコールの
内の5バイト目のチェックサムが送信されたかどうかを
確認し、チェックサムを認識したらステップ104へ進
む。ステップ104では、テスター3から制御装置2へ
送信されるシステムコールの内容〜を送信順にデー
タ記憶メモリ15へ記憶する。
【0023】《システムコールに対する返信》テスター
3からのシステムコールで呼び出された制御装置2は、
ドライブレコーダー1を介してテスター3へ”システム
コールに対する返信データ”を送る。
【0024】この実施の形態では、制御装置2からテス
ター3へ送信される”システムコール返信データ”のデ
ータフォーマットを、フォーマットバイト(1バイ
ト)、ターゲットアドレス(1バイト)、ソースア
ドレス(1バイト)、StartCommunicationサービスポ
ジティブレスポンス(1バイト)、キーバイト1(1
バイト)、キーバイト2(1バイト)、チェックサ
ム(1バイト)の合計7バイトとする。なお、システム
コールに対する返信データのフォーマットはこの実施の
形態の通信内容に限定されない。
【0025】ステップ105において、制御装置2から
テスター3へ送られるシステムコール返信データの内の
1バイト目のフォーマットバイトを認識し、ステップ1
06へ進む。ステップ106では、システムコールに対
する返信の内の7バイト目のチェックサムが送信された
かどうかを確認し、チェックサムを認識したらステップ
108へ進む。ステップ108では、制御装置2からテ
スター3へ送信されるシステムコール返信の内容〜
を送信順にデータ記憶メモリ15へ記憶する。
【0026】《車両システムサポート要求》引き続き作
業者は、テスター3によって診断したいシステムを選択
し、テスター3からドライブレコーダー1を介して制御
装置2へ”車両システムサポート要求データ”を送信す
る。
【0027】この実施の形態では、テスター3から制御
装置2へ送信される”車両システムサポート要求デー
タ”のデータフォーマットを、フォーマットバイト
(1バイト)、Read Data By Common Identifierサー
ビスリクエスト(1バイト)、読み出し用コモンID
上位バイト(1バイト)、読み出し用コモンID下位
バイト(1バイト)、送信モード(1バイト)、転
送回数(1バイト)、チェックサム(1バイト)の合
計7バイトとする。なお、車両システムサポート要求デ
ータのデータフォーマットはこの実施の形態の通信内容
に限定されない。
【0028】ステップ201において、テスター3から
制御装置2へ送られる車両システムサポート要求データ
の内の1バイト目のデータフォーマットを認識し、ステ
ップ202へ進む。ステップ202では、車両システム
サポート要求データの内の7バイト目のチェックサムが
送信されたかどうかを確認し、チェックサムを認識した
らステップ204へ進む。ステップ204では、テスタ
ー3から制御装置2へ送信される車両システムサポート
要求データの内容〜を送信順にデータ記憶メモリ1
5へ記憶する。
【0029】《車両システムサポート要求に対する返
信》テスター3から車両システムサポート要求データを
受信した制御装置2は、ドライブレコーダー1を介して
テスター3へ”車両システムサポート要求データに対す
る返信”を送る。
【0030】この実施の形態では、制御装置2からテス
ター3へ送信される”車両システムサポート要求返信デ
ータ”のデータフォーマットを、フォーマットバイト
(1バイト)、Read Data By Common Identifierサー
ビスポジティブレスポンス(1バイト)、読み出し用
コモンID上位バイト(1バイト)、読み出し用ID
下位バイト(1バイト)、車両システムサポートデー
タ(4バイト)、チェックサム(1バイト)の合計9
バイトとする。なお、車両システムサポート要求返信デ
ータのデータフォーマットはこの実施の形態に限定され
ない。
【0031】ステップ205において、制御装置2から
テスター3へ送られる車両システムサポート要求返信デ
ータの内の1バイト目のフォーマットバイトを認識し、
ステップ206へ進む。ステップ206では、車両シス
テムサポート要求返信データの内の9バイト目のチェッ
クサムが送信されたかどうかを確認し、チェックサムを
認識したらステップ208へ進む。ステップ208で
は、制御装置2からテスター3へ送信される車両システ
ムサポート要求返信データの内容〜を送信順にデー
タ記憶メモリ15へ記憶する。
【0032】《診断要求データの送信》ここで、作業者
は、テスター3によって診断したいデータを選択し、テ
スター3からドライブレコーダー1を介して制御装置2
へ”診断要求データ”を送信する。なお、診断データの
選択個数には制限がなく、複数の制御装置からそれぞれ
データを選択することもできる。
【0033】この実施の形態では、テスター3から制御
装置2へ送信される”診断要求データ”のデータフォー
マットを、フォーマットバイト(1バイト)、Simp
ly Dynamically Define By Local Identifierサービス
リクエスト(1バイト)、セット用ローカルID(1
バイト)、セットモード(1バイト)、セットデー
タ1(2バイト)、セットモード(1バイト)、セ
ットデータ2(2バイト)、チェックサム(1バイ
ト)の合計10バイトとする。なお、診断要求データの
データフォーマットはこの実施の形態に限定されない。
【0034】ステップ301において、テスター3から
制御装置2へ送られる診断要求データの内の1バイト目
のフォーマットデータを認識し、ステップ302へ進
む。ステップ302では、診断要求データの内の10バ
イト目のチェックサムが送信されたかどうかを確認し、
チェックサムを認識したらステップ304へ進む。ステ
ップ304では、テスター3から制御装置2へ送信され
る診断要求データの内容〜を送信順にデータ記憶メ
モリ15へ記憶する。
【0035】《診断要求データに対する返信》テスター
3から診断要求データを受信した制御装置2は、ドライ
ブレコーダー1を介してテスター3へ”診断要求データ
に対する返信”を送る。
【0036】この実施の形態では、制御装置2からテス
ター3へ送られる”診断要求返信データ”のデータフォ
ーマットを、フォーマットバイト(1バイト)、Si
mplyDynamically Define By Local Identifierサービス
ポジティブレスポンス(1バイト)、セット用ローカ
ルID(1バイト)、チェックサム(1バイト)の合
計4バイトとする。なお、診断要求返信データのデータ
フォーマットはこの実施の形態に限定されない。
【0037】ステップ305において、制御装置2から
テスター3へ送られる診断要求返信データの内の1バイ
ト目のフォーマットデータを認識し、ステップ306へ
進む。ステップ306では、診断要求返信データの内の
4バイト目のチェックサムが送信されたかどうかを確認
し、チェックサムを認識したらステップ308へ進む。
ステップ308では、制御装置2からテスター3へ送信
される診断要求返信データの内容〜を送信順にデー
タ記憶メモリ15に記憶する。
【0038】《診断実行要求》テスター3は、上記診断
要求返信データのチェックサムを確認した場合、ドライ
ブレコーダー1を介して制御装置2へ”診断実行要求”
を送信する。
【0039】この実施の形態では、テスター3から制御
装置2へ送られる”診断実行要求”のデータフォーマッ
トを、フォーマットバイト(1バイト)、Read Dat
a ByLocal Identifierサービスリクエスト(1バイ
ト)、セット用ローカルID(1バイト)、送信モ
ード(1バイト)、転送回数(1バイト)、チェッ
クサム(1バイト)の合計6バイトとする。なお、診断
実行データのデータフォーマットはこの実施の形態に限
定されない。
【0040】ステップ401において、テスター3から
制御装置2へ送られる診断実行要求データの内の1バイ
ト目のフォーマットデータを認識し、ステップ402へ
進む。ステップ402では、診断実行要求データの内の
6バイト目のチェックサムが送信されたかどうかを確認
し、チェックサムを認識したらステップ404へ進む。
ステップ404では、テスター3から制御装置2へ送信
される診断実行要求データの内容〜を送信順にデー
タ記憶メモリ15に記憶する。
【0041】《診断実行要求に対する返信−車両データ
の返信》テスター3から診断実行要求を受信した制御装
置2は、ドライブレコーダー1を介して”診断データ
(車両データ)”を返送する。
【0042】この実施の形態では、制御装置2からテス
ター3へ送られる”診断データ”のデータフォーマット
を、フォーマットバイト(1バイト)、Read Data
By Local Identifierサービスポジティブレスポンス
(1バイト)、セット用ローカルID(1バイト)、
車両データ1(1バイト)、車両データ2(1バイ
ト)、チェックサム(1バイト)の合計6バイトとす
る。なお、診断データのデータフォーマットはこの実施
の形態に限定されない。
【0043】ステップ405において、制御装置2から
テスター3へ送られる診断データの内の1バイト目のフ
ォーマットデータを認識し、ステップ406へ進む。ス
テップ406では、診断データの内の6バイト目のチェ
ックサムが送信されたかどうかを確認し、チェックサム
を認識したらステップ408へ進む。
【0044】以上の処理によって、テスター3と制御装
置2との間の車両診断に関する双方向通信手順と通信内
容をドライブレコーダー1に記憶することができる。
【0045】《ドライブレコーダー1による車両データ
の収集》図4のステップ408において、作業者は、テ
スター3によりテスター3と制御装置2との間の通信を
停止させる。そして、コネクター42を外してテスター
3とドライブレコーダー1とを切り離した後、ドライブ
レコーダー1のモード切換スイッチ17を”ドライブレ
コーダーモード”に設定し、記録開始スイッチ16を押
す。これにより、ドライブレコーダー1は、データ記憶
メモリ15に記憶されている車両診断に関する双方向通
信手順と通信内容を用いて制御装置2と通信を開始し、
予めテスター3により設定された診断データを車両デー
タとして収集する。つまり、ドライブレコーダー1がテ
スター3に代わって制御装置2と双方向通信を行い、各
種車両データを収集する。
【0046】図5のステップ501において、上記ステ
ップ104でデータ記憶メモリ15に記憶した”システ
ムコール”の通信内容を制御装置2へ送信し、通信を開
始する。ドライブレコーダー1からシステムコールを受
信した制御装置2は、”システムコールに対する返信デ
ータ”をドライブレコーダー1へ返送する。この返信デ
ータは、上記ステップ105,106で認識したシステ
ムコールに対する返信データと同様である。ステップ5
02で、システムコール返信データの内の7バイト目の
チェックサムを受信できたかどうかを確認し、チェック
サムが認識できたらステップ504へ進む。
【0047】ステップ504において、上記ステップ2
04でデータ記憶メモリ15に記憶した”車両システム
サポート要求データ”を制御装置2へ送信する。ドライ
ブレコーダー1から”車両システムサポート要求デー
タ”を受信した制御装置2は、”車両システムサポート
要求返信データ”をドライブレコーダー1へ返送する。
この返信データは、上記ステップ205,206で認識
した車両システムサポート要求返信データと同様であ
る。ステップ505で、車両システムサポート要求返信
データの内の9バイト目のチェックサムを受信できたか
どうかを確認し、チェックサムが認識できたらステップ
507へ進む。
【0048】次にステップ507において、上記ステッ
プ304でデータ記憶メモリ15に記憶した”診断要求
データ”を制御装置2へ送信する。ドライブレコーダー
1から”診断要求データ”を受信した制御装置2は、”
診断要求返信データ”をドライブレコーダー1へ返送す
る。この返信データは、上記ステップ305,306で
認識した診断要求返信データと同様である。ステップ5
08で、診断要求返信データの内の4バイト目のチェッ
クサムを受信できたかどうかを確認し、チェックサムが
認識できたらステップ510へ進む。
【0049】ステップ510において、上記ステップ4
04でデータ記憶メモリ15に記憶した”診断実行要求
データ”を制御装置2へ送信する。ドライブレコーダー
1から”診断実行要求データ”を受信した制御装置2
は、診断実行要求に対する返信データ、すなわち”車両
データ”を返送する。この返信データは、上記ステップ
405,406で認識した診断実行要求返信データと同
様である。ステップ511で、車両データの内の6バイ
ト目のチェックサムを受信できたかどうかを確認し、チ
ェックサムを認識できたらステップ513へ進む。
【0050】ステップ513において、制御装置2から
送信される車両データをデータ記憶メモリ15に記憶す
る。
【0051】車両データ受信後のステップ514におい
て、受信した車両データの中にNGフラグがあるか、ま
たは記録停止スイッチ19が操作されたかどうかを確認
する。制御装置2から送られた車両データの中にNGフ
ラグがあれば、車両に何らかの異常や故障があったと判
断する。車両データの中にNGフラグがなく、且つ記録
停止操作がなされていないときは車両データの記憶を継
続する。
【0052】一方、車両データの中にNGフラグがある
か、または記録停止操作がなされたときはステップ51
6へ進み、メモリ15のローリングメモリを固定し、ロ
ーリングメモリがフルになった状態でLED表示装置18
を点灯し、作業者にデータ記録完了を報知する。そし
て、ステップ517でドライブレコーダー1と制御装置
2との間の通信を停止する。
【0053】このように、テスター3と制御装置2との
間の車両診断に関する双方向通信手順と通信内容を記憶
しておき、これらの通信手順と通信内容を用いてドライ
ブレコーダー1と制御装置2との間で双方向通信を行
い、テスター3により診断データを収集するのと同様
に、ドライブレコーダー1により車両データを収集する
ようにしたので、車両ごとに異なる制御装置の種類と個
数に対応して記録データを決定し、記録処理プログラム
を作成して予めドライブレコーダーに記憶させる作業工
数が不要となり、制御装置2の種類と個数に応じて収集
データを自動的に決定して記録することができる。
【0054】また、テスター3は、基本的に車両にどの
ような制御装置が搭載されているかを自動的に検知して
診断データの収集を行うので、制御装置2の種類が変更
されたり、新しく追加された場合でも、テスター3と新
しい制御装置2との間の車両診断に関する双方向通信手
順と通信内容を記憶すれば、それらの通信手順と通信内
容を用いてドライブレコーダー1と新しい制御装置2と
の間で双方向通信を行い、テスター3により診断データ
を収集するのと同様に、ドライブレコーダー1により新
しい制御装置2から車両データを収集することができ
る。
【0055】《収集した車両データの転送》次に、作業
者は、コネクター52を外してドライブレコーダー1と
制御装置2とを切り離すとともに、コネクター42を接
続してドライブレコーダー1とテスター3とを接続し、
ドライブレコーダー1のモード切替スイッチ17を”Re
playモード”に設定し、ドライブレコーダー1で収集し
た車両データをテスター3へ転送する。
【0056】このReplayモードでは、ドライブレコーダ
ー1が制御装置2の代わりになり、テスター3は、ドラ
イブレコーダー1と双方向通信を行うことによって、制
御装置2と双方向通信を行うときと同様に、ドライブレ
コーダー1から車両データを読み出すことができる。
【0057】テスター3でReplayモードが設定される
と、図6のステップ601において、テスター3から制
御装置2を呼び出す”システムコール”が行われ、テス
ター3とドライブレコーダー1との間で双方向通信が開
始される。このシステムコールデータは、上記ステップ
101,102で認識されたシステムコールデータと同
様である。
【0058】ステップ602で、上述したシステムコー
ルデータの内の5バイト目のチェックサムを受信したか
どうかを確認し、チェックサムを認識したらステップ6
04へ進む。テスター3からシステムコールを受信した
ドライブレコーダー1は、上記ステップ108でデータ
記憶メモリ15に記憶した”システムコールに対する返
信データ”をテスター3へ返送する。
【0059】システムコール返信データを受信したテス
ター3は、”車両システムサポート要求データ”をドラ
イブレコーダー1へ送信する。この車両システムサポー
ト要求データは、上記ステップ201,202で認識し
た車両システムサポート要求データと同様である。ステ
ップ605で、車両システムサポート要求データの内の
7バイト目のチェックサムを受信したかどうかを確認
し、チェックサムを認識したらステップ607へ進む。
【0060】ステップ607において、上記ステップ2
08でデータ記憶メモリ15に記憶した”車両システム
サポート要求返信データ”をテスター3へ返送する。車
両システムサポート要求に対する返信データを受信した
テスター3は、”診断要求データ”をドライブレコーダ
ー1へ送信する。この診断要求データは、上記ステップ
301,302で認識した診断要求データと同様であ
る。
【0061】ステップ608で、診断要求データの内の
10バイト目のチェックサムを受信したかどうかを確認
し、チェックサムを認識したらステップ610へ進む。
ステップ610では、上記ステップ308でデータ記憶
メモリ15に記憶した”診断要求返信データ”をテスタ
ー3へ返送する。
【0062】診断要求に対する返信データを受信したテ
スター3は、”診断実行要求データ”をドライブレコー
ダー1へ送信する。この診断実行要求データは、上記ス
テップ401,402で認識した診断実行要求データと
同様である。
【0063】ステップ611において、診断実行要求デ
ータの内の6バイト目のチェックサムを受信したかどう
かを確認し、チェックサムを認識したらステップ613
へ進む。ステップ613では、上記ステップ416でデ
ータ記憶メモリ15に記憶した”車両データ”をテスタ
ー3へ転送する。
【0064】ステップ614で、データ記憶メモリ15
に記憶されている車両データの転送完了と、テスター3
からの通信停止コマンドの有無を確認し、転送完了また
は通信停止要求があったときはステップ616へ進み、
テスター3とドライブレコーダー1の通信を停止する。
【0065】このように、テスター3と制御装置2との
間の車両診断に関する双方向通信手順と通信内容を記憶
しておき、これらの通信手順と通信内容を用いてドライ
ブレコーダー1で収集した車両データをテスター3へ転
送するようにしたので、車両ごとに異なる制御装置の種
類と個数に対応して記録処理プログラムを作成し、予め
ドライブレコーダーに記憶させる作業工数が不要とな
り、収集した車両データを簡単にテスター3へ転送する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の全体構成を示す図である。
【図2】 一実施の形態のドライブレコーダーの内部構
成を示す図である。
【図3】 一実施の形態のドライブレコーダーの制御プ
ログラムを示すフローチャートである。
【図4】 図3に続く、一実施の形態のドライブレコー
ダーの制御プログラムを示すフローチャートである。
【図5】 図4に続く、一実施の形態のドライブレコー
ダーの制御プログラムを示すフローチャートである。
【図6】 図5に続く、一実施の形態のドライブレコー
ダーの制御プログラムを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 車両用ドライブレコーダー 2 車両用電子制御装置 3 車両診断用テスター 3a 双方向通信インタフェース 11 演算処理装置 12,13 双方向通信インタフェース 14 メモリ 15 データ記憶メモリ 16 記録開始スイッチ 17 モード切換スイッチ 18 LED表示装置 19 記録停止スイッチ 21 車両走行制御用制御装置 21a 双方向通信インタフェース 22 エンジン制御用制御装置 22a 双方向通信インタフェース 23 無段変速機制御用制御装置 23a 双方向通信インタフェース 41,43,51,53 ケーブル 42,52 コネクター
フロントページの続き Fターム(参考) 3E038 AA07 BA09 BB07 CA07 GA01 HA05 9A001 BB03 BB04 BB06 DD10 HH34 JJ18 JJ48 KK37 KK53 LL05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】任意の車両データを収集する外部診断装置
    が接続可能な制御装置を搭載した車両に用いられ前記制
    御装置と通信可能なドライブレコーダーであって、 前記外部診断装置と前記制御装置との間の車両データ収
    集時の通信手順と通信内容を記憶し、その通信手順と通
    信内容を用いて前記制御装置から車両データを収集する
    ことを特徴とする車両用ドライブレコーダー。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用ドライブレコーダ
    ーにおいて、 車両データ収集後に前記通信手順と通信内容を用いて前
    記外部診断装置へ収集した車両データを転送することを
    特徴とする車両用ドライブレコーダー。
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