JP3272196B2 - 列車の車上試験装置及び方法 - Google Patents

列車の車上試験装置及び方法

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JP3272196B2
JP3272196B2 JP15266395A JP15266395A JP3272196B2 JP 3272196 B2 JP3272196 B2 JP 3272196B2 JP 15266395 A JP15266395 A JP 15266395A JP 15266395 A JP15266395 A JP 15266395A JP 3272196 B2 JP3272196 B2 JP 3272196B2
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数存在する列車の
情報管理装置の試験データを地上にて一括収集し、もし
くは地上より列車情報管理装置に対して試験指令を送信
することができる列車の車上試験装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図7は、特開平1−138902号公報
において開示された従来の列車車上検査システムを示
す。当該システムは、例えば鉄道車両に搭載される自動
列車制御装置(以下、ATCと称する)、可変電圧可変
周波数インバータ(以下、VVVFと称する)、静止形イ
ンバータ(以下、SIVと称する)、列車運転の自動化
装置(以下、ATOと称する)等の制御機器の検査、試
験を列車上で自動的に行うものである。
【0003】図7において、列車17は、電動制御車M
C、制御車TC、電動車M、付随車Tにより構成されて
いる。MC車にはATC23、自己検査機能部24a付
きのVVVF24が設置され、TC車にはATC23、
自己検査機能部25a付きのATO25、自己検査機能
部26a付きのSIV26が設置されている。また、各
電動車Mにも自己検査機能部付きのVVVF24が設置
され、付随車Tの幾つかに自己検査機能部26a付きの
SIV26が設置されている。各機器の自己検査機能部
24a〜26aは、伝送ライン29を介してMC車とT
C車に設置した車上試験装置27と情報伝送が可能なよ
うに接続され、機器の動作情報や故障記録等を収集する
と共に、車上試験装置27から送られる検査及び試験指
令により機器の検査及び試験を行う。また、故障発生時
には故障表示装置28により表示される。また、操作器
30とプリンタ31は可搬形のもので、各自己検査機能
部24a〜26aのコネクタ32bに対してコネクタ3
2aにより接続される。なお、この操作器30とプリン
タ31は、通常は車両には設置されていないが、検査、
試験のとき車両に持込んで車上試験装置27に接続し、
操作、試験結果の端末として使用される。
【0004】次に、上記従来システムの動作について説
明する。今、M車の何れか1つに搭載されている自己検
査機能部24a付きのVVVF24が故障すると、常時
各機器の状態を監視している車上検査装置27が直ちに
故障の発生しているVVVF24を発見し、当該自己検
査機能部24aから故障情報を伝送ライン29を介して
収集する。得られた故障情報は、車上検査装置27にて
判別され、さらにメッセージの作成演算を行ない、故障
表示装置28に、例えば「3号車VVVF故障発生」の
ような故障メッセージを表示させる。このように、車上
検査装置27は、一種のモニタ装置として動作し、乗務
員に列車の各構成機器の動作状態を知らせることができ
る。
【0005】次に、列車17が業務を終えて検査及び試
験のために車庫に回送されてきた場合には、車上検査装
置27に操作器30及びプリンタ31を接続し、検査・
試験を行なう。検査員は、この操作器30を一連の手順
によりセットアップした後、この列車17の各機器に故
障情報があるかどうかを知るために、操作器30により
伝送ライン29を介して各機器の自己検査機能部に問い
合せを行ない、もし故障が発生している場合には、該当
する機器がこれに応答する。同様にして、上記該当機器
に対して故障情報を操作器30より要求し、その機器の
自己検査機能部内のデータを伝送ライン29を介して伝
送する。そして、操作器30では、伝送されてきた故障
データをプリンタ31より出力する。これら故障情報の
表示出力とは別に、操作器30により試験実行を行うこ
ともできる。この場合には、操作器30からの指示によ
り各機器の自己検査機能部が予め定められた試験を実行
し、その結果を伝送ライン29を介して操作器30に送
り、プリンタ31の印字出力を通して研修員がチェック
及びデータの収集を行なう。このようにして、操作器3
0及びプリンタ31を接続することにより、モニタリン
グ機能、自動試験機能等の検査・試験を実行できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の列車車上検査シ
ステムは以上のように構成されているので、検査時には
故障データの出力や列車の試験実行、試験結果の印字出
力のために別途用意された操作器30やプリンタ31が
必要となり、前記操作器30とプリンタ31の運搬およ
び据え付けに多大な時間及び労力が費やされる。また、
試験結果が印字出力でしか確認出来ないため、全車両分
の印字結果を保管しようとするとかなりのスペースが必
要となり、またその結果を整理するために多大な時間が
費やされることになる。
【0007】この発明は、上記の様な問題点を解消する
ためになされたもので、地上(車両基地)に設置された、
地上処理装置から遠隔操作にて複数の列車の列車情報管
理装置の試験結果を収集できるとともに、遠隔操作に
て、試験実行指令を複数の列車の列車情報管理装置へ個
別もしくは一括で送信し、列車の自動試験を効率的に実
行できる列車情報管理装置の車上試験一括実行システム
を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る列
車の車上試験装置は、複数の列車が留置される列車の基
地で、当該列車の検査・試験の実行、及び試験結果を一
括収集するシステムにおいて、列車に搭載された制御機
器の自動試験の実行及び当該試験結果の記憶を行う列車
情報管理装置と、この列車情報管理装置からのデータを
無線通信するための車上通信装置と、列車基地の留置線
に設置され前記車上通信装置との間でデータの送受信を
行う地上通信装置と、前記地上通信装置からのデータの
収集若しくは前記地上通信装置へのデータの送信を行う
地上処理装置とを備え、前記地上通信装置は、前記地上
処理装置からの試験指令を受けて、前記車上通信装置を
介して試験列車存在の確認を行い、前記車上通信装置
は、前記地上通信装置からのデータの受信を受けて、前
記受信データが試験実行要求であるか否かを確認し、当
該試験実行要求を前記列車情報管理装置に伝送し、前記
列車情報管理装置は、前記試験実行要求を受けて各制御
機器の試験を実行し、当該試験結果データを前記車上通
信装置及び前記地上通信装置を介して前記地上処理装置
に送信するものである。
【0009】請求項2の発明の列車情報管理装置は、列
車に搭載された制御機器からの情報を一時的に収集する
端末装置と、通常運転時にマスタコントローラからの制
御指令を制御機器に伝送しまたは試験実行時に疑似制御
指令を制御機器に伝送するための制御伝送ラインと、端
末装置とモニタ伝送ラインを介して接続され、試験実行
時において制御機器に疑似制御指令を出力し、その他の
場合は端末装置の情報を収集する中央装置から構成され
ている。
【0010】請求項3の発明は、列車情報管理装置内
に、マスタコントローラからの制御指令入力を直列伝送
信号に変換する指令変換器と、中央装置からの試験実行
時の疑似制御指令を直列伝送信号に変換する疑似指令変
換器と、制御指令信号又は疑似制御指令信号を制御機器
に伝送するための制御伝送ラインを備え、通常運行時に
は、指令変換器の出力と制御伝送ラインを接続すると共
に、疑似指令変換器の出力を制御伝送ラインから切り離
し、試験実行時には、指令変換器を制御伝送ラインから
切り離すと共に、疑似指令変換器の出力と伝送ラインを
接続するようにしたものである。
【0011】請求項4の発明の列車の車上試験方法は、
地上処理装置からの試験指令を受けて、地上通信装置が
車上通信装置を介して試験列車存在の確認を行うステッ
プと、地上通信装置からのデータの受信を受けて、車上
通信装置が前記受信データが試験実行要求であるか否か
を確認し、当該試験実行要求を列車情報管理装置に伝送
するステップと、前記試験実行要求を受けて、列車情報
管理装置が各制御機器の試験を実行し、当該試験結果デ
ータを車上通信装置及び地上通信装置を介して地上処理
装置に送信するステップからなる。
【0012】
【作用】請求項1〜4の発明において、地上処理装置か
らの試験実行指令を地上通信装置を介して車両基地(留
置線)に存する複数の列車の車上通信装置に送信する。
車上通信装置は、当該試験実行指令を列車情報管理装置
に伝送する。列車情報管理装置は、当該試験実行指令を
受けて列車に搭載されたブレーキ装置、モータ制御装置
等の制御機器の試験実行を行う。列車情報管理装置は当
該試験結果データを車上通信装置及び地上通信装置を介
して地上処理装置に送信する。地上処理装置は当該試験
結果データを収集、記憶、又は出力する。
【0013】また、請求項3の発明において、通常運行
時には、疑似指令変換器の出力と制御伝送ラインとは接
続されないので、疑似指令が出されても制御機器に伝送
されることはない。また試験実行時には、指令変換器を
制御伝送ラインから切り離されるので、マスタコントロ
ーラからの指令が制御機器に伝送されない。
【0014】更に、請求項4の発明において、地上処理
装置からの遠隔操作により、試験列車存在の確認、送信
データの確認、試験実行要求の確認、列車情報管理装置
による各制御機器の試験実行、及び当該試験結果データ
の送信を行う。
【0015】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1に係る列車の車上
試験装置を図1及び図2について説明する。図1は列車
と地上側の通信装置、処理装置の関係を示す構成図、図
2は列車に搭載される情報管理装置及び車上通信装置と
地上側の通信装置、処理装置を示す構成図である。
【0016】図1において、車両基地の留置線に、列車
情報管理装置(後述)を装備した列車17a〜fが留置
されている。また各留置線には、列車情報管理装置と無
線通信するための設備である地上通信装置11a〜fが
設置されている。地上処理装置13はデータを表示する
ためのディスプレイ14を装備し、地上処理装置13の
データを保管する記憶装置15及び必要に応じて記憶デ
ータを出力する出力装置16とのインタフェースを有す
る。また、地上処理装置13は地上通信装置11a〜f
との間においてもインタフェースを持ち、各種のローカ
ルエリアネットワーク等によりこれを実現する。一方、
留置線に配置されている列車17a〜fは先頭車、電動
車、トレーラ車などの車両によって構成されている。
【0017】図2において、列車情報管理装置は、マス
タコントローラ1からの制御指令入力を直列伝送信号に
変換する指令器2と、車上試験時に疑似試験指令を直列
伝送信号に変換する指令器3と、列車上の情報管理を一
括収集する中央装置4と、ブレーキ装置やモータ制御装
置(VVVF等)の制御機器9へ指令を受信するための
制御ライン6と、制御機器9からの情報を一時的に収集
する端末装置8と、中央装置4と端末装置8との間でデ
ータを送受信するためのモニタ伝送ライン7と、列車情
報管理装置内のデータを表示するための表示器10とに
より構成されている。
【0018】先頭車21には列車情報管理装置の中央装
置4が、電動車22aには端末装置8が設置されてお
り、当該装置間のデータ伝送のためにモニタ伝送ライン
7が存在する。端末装置8は、ブレーキ装置やモータ制
御装置(VVVF等)の制御機器9からの故障時のデー
タの一時記憶や、通常時又は試験モード時のデータを編
集してモニタ伝送ライン7を介して中央装置4へ伝送す
る役割を果す。中央装置4は、端末装置8のデータを収
集しそのデータを表示する表示器10への表示指令を出
力する。また、中央装置4は、試験実行機能を持ち、試
験実行時は制御機器9への試験指令を出力し機器の試験
を実行するものである。指令器2は、マスタコントロー
ラ1の制御指令を直列伝送信号に変換するものであり、
制御伝送ライン6を介して、制御機器9にマスタコント
ローラ1の制御指令を直列伝送する。疑似指令器3は、
試験モード時のみ動作するものであり試験モード時の
み、制御機器9に対して試験用の制御指令を直列伝送す
る。
【0019】車上通信装置5は、中央装置4とのインタ
フェースを持ち地上通信装置11との間で無線通信手段
を構成するものであり、必要に応じて地上通信装置11
a〜fと無線通信によりデータの送受信を行う。また、
地上通信装置11a〜fは地上処理装置13ともインタ
フェースを持ち、車上通信装置5より受信したデータを
地上処理装置13へ送信、もしくは地上処理装置13か
ら受信したデータを車上通信装置5へ送信する。なお、
地上通信装置11a〜fは送受信されるデータを記憶す
るための記憶エリア12を有する。地上処理装置13は
本システムの中核の装置を成し、ディスプレイ14によ
り各種データの設定情報、車上試験結果の表示を行うと
ともに、外部記憶装置15にて車上試験結果データを格
納し、出力装置16により車上試験結果を印字出力す
る。
【0020】次に、上記列車情報管理装置の車上試験一
括実行システムの動作について説明する。本実施例の列
車情報管理装置は、マスタコントローラ1からの入力を
直列伝送信号に変換する指令器2と、車上試験時に疑似
試験指令を直列伝送信号に変換する指令器3と、中央装
置4と、制御機器へ指令を受信するための制御ライン6
と、中央装置4と端末装置8との間でデータを送受信す
るためのモニタ伝送ライン7と、端末装置8と、列車情
報管理装置内のデータを表示するための表示器10と、
指令器と制御伝送ラインを接続するリレー接点18と、
疑似指令器と制御伝送ラインを接続するリレー接点19
と、リレー接点を駆動させるためのリレーコイル20
と、通常運転時と試験時のポジションを持つ切り替えス
イッチ33で構成されている。
【0021】通常、列車17a〜fは地上通信装置11
a〜fが存在しない本線を走行しており、本線走行終了
後、地上通信装置11a〜fが存在する車両基地内の留
置線に留置されることになる。このとき、もちろん地上
通信装置11a〜fと車上通信装置5は通信可能とな
り、列車17の情報管理装置と地上処理装置13とのデ
ータの受け渡しが可能となる。
【0022】ここで、列車の車上試験の実行時の動作に
ついて説明する。まず、地上処理装置13より列車17
a〜fの何れかの試験対象列車に対して車上試験実行要
求を設定する。当該要求は地上通信装置11a〜fへ伝
送され、図4のフローチャートに従って地上通信装置1
1a〜fから列車17a〜fに設置される車上通信装置
5へ送信される。送信時の地上通信装置11a〜fの内
部処理について図4のフローチャートを用いて説明す
る。
【0023】地上通信装置11a〜fは、地上処理装置
13から試験指令の受信によりその処理を起動する。ま
ず、S1の処理にて、車上通信装置5の有無にかかわら
ず、試験指令を送信する。次にS2の処理へ移行し、車
上通信装置5からの応答を待つ。正常又は異常の応答、
あるいは応答が返ってこないまま一定時間経過(タイム
アウト)した場合は、次のステップS3へ移行し応答の
種別を確認する。S3にて正常に応答があった場合は、
S4へ遷移し列車17が存在し試験が開始されたことを
地上処理装置13へ送信する。S4にて異常応答もしく
はタイムアウトとなった場合は、列車が存在しない、若
しくは試験を実行できなかったものとして、地上処理装
置13へ送信する。
【0024】各列車17a〜fの車上通信装置5は、図
5のフローチャートに従い試験実行要求を受信する。図
5において、車上通信装置5の処理は、地上通信装置1
1からデータを受信することによって起動される。起動
後、S6の処理にて受信データを選別する。データが試
験実行要求であった場合はS8へ遷移し、S8にて列車
情報管理装置の中央装置4へ試験実行要求を送信する。
前記S6にて試験実行要求でない場合は、S7へ遷移し
さらにデータの内容をあらゆる方法をつかってチェック
し、正常であれば他の処理へ、異常であればS12へ遷
移し地上通信装置11へ異常データを受信したことを送
信する。一方、S8の処理後、S9へ遷移し、車上処理
装置5は中央装置4からの応答を待つ。ここで、応答を
受信若しくは応答がないままタイムアウトとなった場合
は、S10へ移行する。そして、S10にて受信データ
を判定し、正常であればS11へ遷移し、地上通信装置
11へ正常受信応答を行う。異常であった場合は、地上
通信装置11へ異常受信応答を行う。
【0025】次に、中央装置4の試験指令受信時の動作
について図6のフローチャートを用いて説明する。中央
装置4の車上試験実行機能は、車上処理装置5よりデー
タを受信することによって起動される。起動後、S13
の処理にてデータを選別する。データが試験実行要求で
あった場合はS15の処理へ移行し、それ以外のデータ
である場合はS14の処理へ移行する。S14ではデー
タのエラーチェックを行い、エラーである場合はS18
へ遷移し、車上処理装置5へデータエラーであることを
送信して処理を終了する。S14にてデータエラーでな
かった場合は、他の処理へ遷移する。
【0026】前記S13にて送信されてきたデータが試
験実行要求であった場合は、S15にて車上試験を実行
する。S16にて車上試験の実行状態を判定し、実行終
了時はS17の処理で、車上試験が正常終了したことを
車上処理装置5へ送信し処理を終了する。この時の中央
装置4の車上試験時の動作について説明する。車上通信
装置5より実行要求を受け取った中央装置4は、疑似指
令器3から制御伝送ライン6へ直列伝送信号による疑似
信号を送信する。即ちここで中央装置4は、制御機器9
を試験するための様々な疑似指令を疑似指令器3へ出力
し、直列伝送信号に変換して制御機器9へ伝送される。
そして、各制御機器9の動作情報は、一旦端末装置8へ
吸い上げられ、モニタ伝送線7を経由して、中央装置4
に集められる。集められたデータは、中央装置4にて各
疑似指令を出力した時の制御機器9のデータ特性と比較
し、データの判定を行う。データ判定後、収集データ及
び判定結果を中央装置4の記憶エリアへ記憶すると共
に、表示器10へ表示する。この様にして、一連の車上
試験が終了すると、中央装置4は、車上試験結果データ
を車上通信装置5へ送信し、車上通信装置5は当該試験
結果データを地上通信装置11内の記憶エリア12に転
送する。
【0027】次に、地上処理装置13による地上通信装
置11内の車上試験結果データの収集について説明す
る。地上処理装置13は、地上通信装置11a〜fに対
して常にデータの有無の問いかけを行っている。この
時、地上通信装置11a〜fは自装置の記憶エリア12
内に車上試験結果データが存在する場合は、地上処理装
置13よりのデータの有無の問いかけに対して応答し、
データが存在することを知らせる。地上処理装置13
は、地上通信装置11a〜fの何れかから応答があった
場合、その装置に対し、データの送信を要求する。デー
タの送信を要求された地上通信装置11a〜fの何れか
は、地上処理装置13へ記憶エリア12内の車上試験結
果データを順次送信する。この時送信終了後は、地上通
信装置11a〜fは自装置の記憶エリア12内の車上試
験結果データをクリアする。車上試験結果データを受信
した地上処理装置13は、その試験結果データに対応し
て“001”等のコードを自動付加して、一つのファイ
ルとして外部記憶装置15へ保管する。保管されたコー
ド“001”なるデータは、地上処理装置13により設
定、操作することにより、随時ディスプレイ14へ表
示、もしくは必要に応じて出力装置16にて出力するこ
とができる。この様にして、検修員が、列車に出向き列
車に搭載された列車情報管理装置を操作することなく、
地上処理装置13からの遠隔操作で容易に車上試験が実
行できる。
【0028】実施例2.上記実施例の図2の構成におい
て、指令器2と疑似指令器3は常に制御伝送ライン6に
つながっているが、図3のように中央装置4により切り
替えスイッチ33を介して駆動されるリレーコイル20
と、そのコイル20により動作するリレー接点18、1
9を制御伝送ライン6に挿入するようにしても良い。図
3の構成において、通常時は、切り替えスイッチ33が
オフで接点18がオンしていることにより指令器2が制
御伝送ライン6に接続され、車上試験時には、切り替え
スイッチ33がオンでリレーコイル20が励磁され、接
点19がオンすることにより疑似指令器3が制御伝送ラ
イン6と接続される。このように構成することにより、
通常運転時には疑似指令器3と制御伝送ライン6とは接
続されないので、疑似指令器3から誤って疑似指令が出
力されても、制御機器9に伝送されることはなく、運転
時の疑似制御指令に対するフエイルセーフを高度に保
ち、異常動作にはつながらなくなる。また、車上試験実
行時に、誤操作によりマスタコントローラ1より入力が
あっても、制御指令が出力されないため、御操作による
試験の異常を防ぐことができる。
【0029】
【発明の効果】請求項1〜4の発明によれば、地上処理
装置から車両基地(留置線)に存する複数の列車に対し
て、試験実行指令の送信を行うことができ、列車情報管
理装置は、当該試験実行指令を受けて列車に搭載された
制御機器の試験実行を行うことができる。また列車情報
管理装置からの送信を受けて地上処理装置は当該試験結
果データを一括収集、記憶、又は出力することができ
る。即ち、地上処理装置からの遠隔操作により複数の列
車の試験実行を行うことができ、非常に効率的であり省
力化が図れる。また、地上処理装置によって試験結果デ
ータを一括して収集し、全データを記憶装置内に格納で
きるため、試験結果データの整理が非常に容易であり、
また保管場所を必要としないため、省スペース化が図れ
る。
【0030】また、請求項3の発明によれば、通常運行
時には、疑似指令変換器の出力と制御伝送ラインとは接
続されないので、疑似指令が出されても制御機器に伝送
されず、運転時の疑似制御指令に対してフェールセイフ
が高度に保て異常動作につながらない。また試験実行時
には、指令変換器を制御伝送ラインから切り離されるの
で、マスタコントローラからの指令が制御機器に伝送さ
れず、誤操作による試験の異常を防げる。
【0031】更に、請求項4の発明によれば、地上処理
装置からの遠隔操作により、試験列車存在の確認、送信
データの確認、試験実行要求の確認、列車情報管理装置
による各制御機器の試験実行、及び当該試験結果データ
の送信を行うことができ、試験の自動化、省力化が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による列車及び地上通信装
置、地上処理装置の関係を示す構成図である。
【図2】実施例1による列車に搭載される情報管理装
置、車上通信装置、地上通信装置、及び地上処理装置の
関係を示す構成図である。
【図3】実施例2による、列車に搭載される情報管理装
置、車上通信装置、地上通信装置、地上処理装置の関係
を示す構成図である
【図4】この発明の地上通信装置の試験指令時の動作を
示すフローチャートである。
【図5】この発明の車上通信装置の試験指令受信時の動
作を示すフローチャートである。
【図6】この発明の中央装置の試験指令受信時の動作を
示すフローチャートである。
【図7】従来の列車車上検査システムを示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 マスタコントローラ、2 指令器、3 疑似指令
器、4 情報管理装置の中央装置、5 車上通信装置、
6 制御伝送ライン、7 モニタ伝送ライン、8情報管
理装置の端末装置、9 制御機器、10 表示器、11
(a〜f) 地上通信装置、12 記憶エリア、13 地
上処理装置、14 ディスプレイ、15外部記憶装置、
16 出力装置、17(a〜f) 列車、18,19 リ
レー接点、20 リレーコイル、21 先頭車、22a
モータ車、22b トレーラ車、33 切り替えスイ
ッチ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−100344(JP,A) 特開 昭62−131704(JP,A) 特開 昭60−121901(JP,A) 特開 昭61−285001(JP,A) 特開 昭61−172028(JP,A) 特開 昭60−260826(JP,A) 特開 昭60−160302(JP,A) 実開 昭57−162542(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 3/00 B60L 15/40 - 15/42

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の列車が留置される列車の基地で、
    当該列車の検査・試験の実行、及び試験結果を一括収集
    するシステムにおいて、 列車に搭載された制御機器の自動試験の実行及び当該試
    験結果の記憶を行う列車情報管理装置と、この列車情報
    管理装置からのデータを無線通信するための車上通信装
    置と、列車基地の留置線に設置され前記車上通信装置と
    の間でデータの送受信を行う地上通信装置と、前記地上
    通信装置からのデータの収集若しくは前記地上通信装置
    へのデータの送信を行う地上処理装置とを備え、前記地上通信装置は、前記地上処理装置からの試験指令
    を受けて、前記車上通信装置を介して試験列車存在の確
    認を行い、 前記車上通信装置は、前記地上通信装置からのデータの
    受信を受けて、前記受信データが試験実行要求であるか
    否かを確認し、当該試験実行要求を前記列車情報管理装
    置に伝送し、 前記列車情報管理装置は、前記試験実行要求を受けて各
    制御機器の試験を実行し、当該試験結果データを前記車
    上通信装置及び前記地上通信装置を介して前記地上処理
    装置に送信することを特徴とする 列車の車上試験装置。
  2. 【請求項2】 前記列車情報管理装置は、列車に搭載さ
    れた制御機器からの情報を一時的に収集する端末装置
    と、通常運転時にマスタコントローラからの制御指令を
    制御機器に伝送しまたは試験実行時に疑似制御指令を制
    御機器に伝送するための制御伝送ラインと、端末装置と
    モニタ伝送ラインを介して接続され、試験実行時におい
    て制御機器に疑似制御指令を出力し、その他の場合は端
    末装置の情報を収集する中央装置から構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の列車の車上試験装置。
  3. 【請求項3】 前記列車情報管理装置は、マスタコント
    ローラからの制御指令入力を直列伝送信号に変換する指
    令変換器と、中央装置からの試験実行時の疑似制御指令
    を直列伝送信号に変換する疑似指令変換器と、前記制御
    指令信号又は前記疑似制御指令信号を制御機器に伝送す
    るための制御伝送ラインを備え、 通常運行時には、指令変換器の出力と制御伝送ラインを
    接続すると共に、疑似指令変換器の出力を制御伝送ライ
    ンから切り離し、 試験実行時には、指令変換器を制御伝送ラインから切り
    離すと共に、疑似指令変換器の出力と伝送ラインを接続
    するようにしたことを特徴とする請求項2記載の列車の
    車上試験装置。
  4. 【請求項4】 列車に搭載された制御機器の自動試験の
    実行及び当該試験結果の記憶を行う列車情報管理装置
    と、この列車情報管理装置からのデータを無線通信する
    ための車上通信装置と、列車基地の留置線に設置され前
    記車上通信装置との間でデータの送受信を行う地上通信
    装置と、前記地上通信装置からのデータの収集若しくは
    前記地上通信装置へのデータの送信を行う地上処理装置
    とを備えたシステムにおいて、 前記地上処理装置からの試験指令を受けて、前記地上通
    信装置が前記車上通信装置を介して試験列車存在の確認
    を行うステップと、 前記地上通信装置からのデータの受信を受けて、前記車
    上通信装置が前記受信データが試験実行要求であるか否
    かを確認し、当該試験実行要求を前記列車情報管理装置
    に伝送するステップと、 前記試験実行要求を受けて、前記列車情報管理装置が各
    制御機器の試験を実行し、当該試験結果データを前記車
    上通信装置及び前記地上通信装置を介して前記地上処理
    装置に送信するステップからなる列車の車上試験方法。
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