JP2013215640A - 内圧式の中空糸型nf膜とその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 スルホン化ポリエーテルスルホンとポリエーテルスルホンを含む混合物からなる内圧式の中空糸型NF膜であって
スルホン化ポリエーテルスルホンとポリエーテルスルホンの合計量中の含有割合が、スルホン化ポリエーテルスルホン20〜50質量%、ポリエーテルスルホン80〜50質量%であり、
スルホン化ポリエーテルスルホンのスルホン化度が0.10〜0.18である、内圧式の中空糸型NF膜。
【選択図】なし
Description
また、従来の逆浸透膜やナノ濾過膜はスパイラル形状が一般的であり、物理的洗浄が困難である。このため、原水に含まれる懸濁成分、細菌及び有機物質等が多い場合には、これらを予め限外濾過膜や精密濾過膜等で除去するなどの高度な前処理をしないと膜の目詰まりが起こり易くなる。
更に、逆浸透膜で多用されるポリアミド分離膜では、耐塩素性が低く水道水を原水として使用する場合の塩素除去処理が必要なことや塩素系薬剤殺菌が使えないなどの問題があった。
実施例1では、使用する膜として、ポリスルホン系の中空糸支持膜の外表面にピペラジンとトリメシン酸クロリドを界面重合させて得られた架橋ポリピペラジンアミドからなる分離活性層が形成されている複合中空糸膜からなるナノろ過膜が記載されており、実施例2においても同様の複合中空糸膜を製造したことが記載されている。
特許文献2に記載された複合中空糸膜は、膜の調製工程が複雑であり、製造コストが大きくなること、ポリアミド系半透膜に共通する耐塩素性の低さなどの課題がある。
スルホン化ポリエーテルスルホンとポリエーテルスルホンを含む混合物からなる内圧式の中空糸型NF膜であって
スルホン化ポリエーテルスルホンとポリエーテルスルホンの合計量中の含有割合が、スルホン化ポリエーテルスルホン20〜50質量%、ポリエーテルスルホン80〜50質量%であり、
スルホン化ポリエーテルスルホンのスルホン化度が0.10〜0.18である、内圧式の中空糸型NF膜と、その製造方法を提供する。
本発明の内圧式の中空糸型NF膜は、スルホン化ポリエーテルスルホン(SPES)とポリエーテルスルホン(PES)を含む混合物からなるものである。
スルホン化ポリエーテルスルホンの製造方法としては,例えば特開平02―208322号公報、或いは米国特許4508852明細書に製造方法に記載の方法を適用できる。
両成分の割合が前記範囲内であると、内圧式の中空糸型NF膜の硬度成分の除去率と純水透過係数の両方を高めることができる。また、耐アルカリ性及び耐熱性も高めることができる。
また、酸型のものを用いることにより、ドープ溶液中の異物ゲル量が減り、得られる中空糸膜の膜リークが少なくなる効果も得られる。
さらに、酸型のものの場合、中空糸の膜強度が高まり、塩型に比べると伸度が、1.5倍程度増大する利点も有するため、長期使用においてもより安定性が向上した分離膜を得ることができる。
また,回収率80%の運転条件においては、硬度成分除去率が35%以上であることが好ましい。なお、硬度成分除去率は実施例に記載の測定方法により求められるものである。
硬度成分除去率
=〔1−(透過液中の硬度成分量)/{(供給液中の硬度成分量+濃縮液中の硬度成分量)/2}〕
本発明の中空糸型NF膜は、水道水、河川水、湖沼水、海水等から硬度成分等を除去して軟水を製造するための膜として好適である。
本発明の中空糸型NF膜は、軟水製造器、海水淡水化の前処理装置、人工透析用等の医療用精製水製造の前処理装置、浄水器等に適用することができる。
水処理装置としては、例えば、上記膜モジュールと共に、他の膜装置(RO膜装置、UF膜装置等)、活性炭処理装置、プレフィルター、UV装置、凝集装置等の公知の水処理用の各種装置と組み合わせた水処理装置にすることができる。
具体的には、特開2010−58101号公報に記載の低濃度海水の製造方法の発明を実施するための図1に示された装置、特開2002−292248号公報に記載のミネラル液の製造方法を実施するための図1〜図4に示された装置、特開2009−39696の医療用精製水の製造方法を実施するための図1に示された装置、特表平11−504564号公報に記載の水性溶液のナノ濾過方法を実施するための図1に示された装置として使用することができる。
本発明の製造方法は公知の製膜溶液を使用した紡糸方法を適用することができる。
製膜溶液は、スルホン化ポリエーテルスルホンとポリエーテルスルホンを溶媒に溶解させて調製する。
溶媒にスルホン化ポリエーテルスルホンとポリエーテルスルホンを一緒に添加して溶解させてもよいが、溶媒に先にスルホン化ポリエーテルスルホンを添加溶解させた後、ポリエーテルスルホンを添加溶解させることが望ましい。
溶媒は、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、ジメチルアセトアミド、N、N・ジメチルホルムアミド等を使用することができる。
スルホン化ポリエーテルスルホンは5〜20質量%が好ましく、8〜15質量%がより好ましく、
ポリエーテルスルホンは10〜30質量%が好ましく、15〜25質量%がより好ましく、
溶媒は合計で100質量%とする調整量である。
さらには、膜強度を高めるため、製膜溶液中の総ポリマー成分濃度(スルホン化ポリエーテルスルホンとポリエーテルスルホンの合計濃度)が20〜40質量%であることが好ましく、25〜35質量%であることがより好ましい。
紡糸は二重紡糸ノズルの外周部から製膜溶液を吐出させると同時に、中央孔からは製膜成分の非溶媒(内部凝固液)を吐出させる。
内部凝固液としては水を用いることができ、温度は10〜20℃が好ましく、5〜10℃がより好ましい。
乾燥空間の温度は、緻密な構造の膜を製造するため、20〜80℃が好ましく、30〜60℃がより好ましい。
乾燥空間の距離は、10〜150mmが好ましい。
凝固槽の温度(凝固浴の温度)は20〜60℃が好ましく、30〜50℃が好ましい。
上記の試験用中空糸膜モジュールの一端側を閉じた状態で、他端側から純水を0.5MPaで供給し、中空糸膜から一定時間に透過する純水の質量を測定した。この質量を採取時間(h)、中空糸膜内表面の膜面積(m2)、圧力(0.5MPa)で除して、純水透過係数〔L/m2・h・0.1MPa〕を求めた。
実施例及び比較例で得た中空糸膜の両端を開口させたもの5本を用い、両端側をエポキシ樹脂で封止したものをケースハウジングに収容して、試験用中空糸膜モジュールを作製した。
この試験用中空糸膜モジュールの一端側から、中空糸膜の内側に硬度50mg/Lの水道水を0.5MPaの圧力を加えて供給しながら、他端側から濃縮水を排出する内圧クロスフロー濾過を行った。クロスフロー速度は1m/sであった。
安定状態の下、供給液、透過液及び濃縮液を採取し、全硬度分の測定により硬度を測定した。全硬度分は、ドロップテスト(共立理化学研究所社製のWAD−TH)を用いて測定を行った。
試料液それぞれの硬度測定値を用いて、下記式から硬度成分除去率(%)を求めた。
硬度成分除去率
=〔1−(透過液中の硬度成分量)/{(供給液中の硬度成分量+濃縮液中の硬度成分量)/2}〕
回収率(%)は、透過液量及び濃縮液量を測定し,下記式から算出した。
回収率=〔(透過液量)/(透過液量+濃縮液量)〕×100
精製、乾燥後のスルホン化ポリエーテルスルホンを重水素化ジメチルスルホキシドに溶解し、600MHz H-NMR(BRUKER AVANCE 600)より測定した。1H- NMRスペクトルで得られた芳香環水素のピーク積分値及び下式(1)より、スルホン化度(置換度)(%)を算出した。
スルホン化度(置換度)(%)
={[8.2〜8.5ppmの積分値(図1中の(1))/{([6.8〜8.2ppmの積分値(図1中の(2)〜(5))-[8.2〜8.5ppmの積分値]×2]/4+[8.2〜8.5ppmの積分値])×10
得られた中空糸膜の破断点強度及び伸度は、島津製作所製小型卓上試験機EZTestを用いて測定した。
有効長5cmの中空糸膜に対し,クロスヘッドを10mm/minで移動させた場合の破断点強度及び伸度を測定した。
(スルホン化ポリエーテルスルホンの作製)
ポリエーテルスルホン(PES)(住友化学(株)製,住化エクセル5200)を100℃にて12時間乾燥した。PESを20L四つ口フラスコにアルゴン気流下で添加し、撹拌させながら硫酸(5.0L)を添加した。
添加後、フラスコ内温が40℃になるように昇温し、6時間かけて溶解させた後、放冷した。この液をフラスコ内温0℃にて撹拌させながら、クロロスルホン酸(3366g)を滴下した。滴下直後は激しく発泡するため、滴下はゆっくりと行い、発泡がおさまった後はスピードを速め滴下を完了させた。
滴下完了後、フラスコ内温30℃にて6時間撹拌反応させ、PESのスルホン化を実施した。
反応液をイオン交換水(36L)に120分かけて滴下し、白色のポリマーを析出させ、ろ過にてスルホン化ポリエーテルスルホン(SPES)を回収した。回収したSPESは、洗浄液の導電率が200μS以下になるまで水洗を繰り返し、濾過にて回収した。
回収したSPESを80℃にて91時間乾燥し、スルホ基が酸型のSPESを得た。得られた酸型SPESのスルホン化度(置換度)は0.18であった。
(製膜溶液の調製及び脱泡工程)
ジメチルスルホキシド(DMSO)65質量%量に上記の酸型のSPES10質量%量を加え、90℃で約1時間加熱して溶解させた。
次に、前記溶液にポリエーテルスルホン(PES)(住友化学(株)製,住化エクセル5003)25質量%量を加え、90℃で約6時間加熱溶解して、製膜溶液を得た。
その後、製膜溶液を90℃で15時間かけて脱泡した。
脱泡した製膜溶液を用い、二重紡糸ノズルにより40℃で紡糸した。内部凝固液(非溶媒)として20℃の水を用いた。
二重紡糸ノズルから吐出させた後、距離100mmの乾燥空間(40℃)を通して乾燥させ、40℃の水が入った凝固槽を通過させた。
その後、さらに40℃の水が入った水洗槽を通過させて中空糸型NF膜を巻き取った。
(スルホン化ポリエーテルスルホンの作製)
PESのスルホン化反応時間を6時間から4.2時間に変えた以外は実施例1同様にして、置換度0.16、酸型のスルホン化ポリエーテルスルホン(SPES)を得た。
(NF中空糸膜の作製)
実施例2で得られた酸型のSPESを使用したほかは実施例1と同様にして、NF中空糸膜を得た。
(スルホン化ポリエーテルスルホンの作製)
ポリエーテルスルホン(PES)(住友化学(株)製,住化エクセル5200)を,100℃にて12時間乾燥した。PESを20L四つ口フラスコにアルゴン気流下で添加し、撹拌させながら硫酸(4.9L)を添加した。
添加後、フラスコ内温が40℃になるように昇温し、6時間かけて溶解させた後、放冷した。この液をフラスコ内温0℃にて撹拌させながら、クロロスルホン酸(1920g)を滴下した。滴下直後は激しく発泡するため、滴下はゆっくりと行い、発泡がおさまった後はスピードを速め滴下を完了させた。
滴下完了後、フラスコ内温22℃にて6時間撹拌反応させ、PESのスルホン化を実施した。
反応液をイオン交換水(36L)に227分かけて滴下し、白色のポリマーを析出させ、ろ過にてSPESを回収した。そこに調整した30w/v% NaOH水溶液を滴下し中和を行った。
中和後、ろ過にて塩型のSPESを回収した。回収したSPESには中和の際使用した大量の塩が含まれていたため、約93Lのイオン交換水を用いて水洗した。水洗は,水洗に用いたイオン交換水の比重が1.0g/cm3になるまで繰り返し実施した。
その後、ろ過にてSPESを回収し、80℃にて53時間減圧乾燥を行い、塩型のSPESを得た。得られた塩型SPESのスルホン化度(置換度)は0.10であった。
実施例3で得られた塩型の(SPES)を使用したほかは実施例1と同様にして、NF中空糸膜を得た。
(スルホン化ポリエーテルスルホンの作製)
ポリエーテルスルホン(PES)(住友化学(株)製,住化エクセル5200)を100℃にて12時間乾燥した。PESを20L四つ口フラスコにアルゴン気流下で添加し、撹拌させながら硫酸(5.0L)を添加した。
添加後、フラスコ内温が40℃になるように昇温し、6時間かけて溶解させた後、放冷した。この液をフラスコ内温0℃にて撹拌させながら、クロロスルホン酸(3366g)を滴下した。滴下直後は激しく発泡するため、滴下はゆっくりと行い、発泡がおさまった後はスピードを速め滴下を完了させた。
滴下完了後、フラスコ内温30℃にて4.2時間撹拌反応させ、PESのスルホン化を実施した。
反応液をイオン交換水(36L)に227分かけて滴下し、白色のポリマーを析出させ、ろ過にてSPESを回収した。そこに調整した30w/v% NaOH水溶液を滴下し中和を行った。
中和後、ろ過にて塩型のSPESを回収した。回収したSPESには中和の際使用した大量の塩が含まれていたため、約93Lのイオン交換水を用いて水洗した。水洗は,水洗に用いたイオン交換水の比重が1.0g/cm3になるまで繰り返し実施した。その後、ろ過にてSPESを回収し、80℃にて53時間減圧乾燥を行い、塩型のSPESを得た。得られた塩型SPESのスルホン化度(置換度)は0.16であった。
実施例4で得られた塩型のSPESを使用したほかは実施例1と同様にして、NF中空糸膜を得た。
(スルホン化ポリエーテルスルホンの作製)
PESのスルホン化反応時間を6時間から1時間に変えた以外は実施例3と同様にして置換度0.04のスルホン化ポリエーテルスルホン(SPES)を得た。
(NF中空糸膜の作製)
比較例1で得られたSPESを使用したほかは実施例3と同様にして、NF中空糸膜を得た。
(スルホン化ポリエーテルスルホンの作製)
PESのスルホン化反応時間を6時間から2時間に変えた以外は実施例3と同様にして置換度0.06のスルホン化ポリエーテルスルホン(SPES)を得た。
(NF中空糸膜の作製)
比較例2で得られたSPESを使用したほかは実施例3と同様にして、NF中空糸膜を得た。
ジメチルスルホキシド(DMSO)65質量%量にスルホン化度(置換度)0.10のスルホン化ポリエーテルスルホン(SPES)20質量%量を加え、90℃で約1時間加熱して溶解させた。
次に、前記溶液にポリエーテルスルホン(PES)(住友化学(株)製,住化エクセル5003)15質量%量を加え、90℃で約6時間加熱溶解して、製膜溶液を得た。その後,実施例1と同様にして中空糸膜を得た。
ジメチルスルホキシド(DMSO)65質量%量にスルホン化度(置換度)0.10のスルホン化ポリエーテルスルホン(SPES)5質量%量を加え、90℃で約1時間加熱して溶解させた。
次に、前記溶液にポリエーテルスルホン(PES)(住友化学(株)製,住化エクセル5003)28質量%量を加え、90℃で約6時間加熱溶解して、製膜溶液を得た。その後,実施例1と同様にして中空糸膜を得た。
比較例3、4は、スルホン化ポリエーテルスルホン(SPES)とポリエーテルスルホン(PES)の濃度が本願発明の範囲外であるため、純水透過係数(PWP)と硬度成分除去率の両方が劣る傾向が見られた。
実施例1、2(酸型)と実施例3、4(塩型)との対比から、酸型の方が純水透過係数(PWP)と硬度成分除去率の両方が高くなる傾向が見られた。また、膜の強度も高められることが確認された。
実施例2のNF中空糸膜をpH12の水酸化ナトリウム水溶液に24時間浸漬した後に取り出して、表2に示す各測定を実施した。
実施例2のNF中空糸膜を90℃の熱水に20時間浸漬した後に取り出して、表2に示す各測定を実施した。
実施例4のNF中空糸膜を使用して、以下のとおりの試験用の膜モジュールを作製した。
NF中空糸膜の両端を開口させたもの40本を必要な長さに切断した後、ケースハウジングに収容した。
その後,両端に仮キャップを装着し、エポキシ樹脂を片側ずつ入れ封止した。
エポキシ樹脂が固化した後、中空糸膜の両端が開口するように両端の接着部を切断し,試験用の膜モジュールを得た。
<膜モジュール>
膜面積:0.019m2
中空糸本数:40本
有効長:25cm
なお、表3は塩型のSPESを含む製膜溶液から製造したNF中空糸膜(実施例4)を使用した例であるが、表1と表2の測定結果と考え合わせれば、実施例1、2のNF中空糸膜を使用した膜モジュールの方が、同じ条件で長期連続運転した場合でもより優れた結果が得られることは自明である。
Claims (5)
- スルホン化ポリエーテルスルホンとポリエーテルスルホンを含む混合物からなる内圧式の中空糸型NF膜であって
スルホン化ポリエーテルスルホンとポリエーテルスルホンの合計量中の含有割合が、スルホン化ポリエーテルスルホン20〜50質量%、ポリエーテルスルホン80〜50質量%であり、
スルホン化ポリエーテルスルホンのスルホン化度が0.10〜0.18である、内圧式の中空糸型NF膜。 - スルホン化ポリエーテルスルホンのスルホ基が遊離酸型である、請求項1記載の内圧式の中空糸型NF膜。
- 回収率10%の運転条件において、下記式から求められる硬度成分除去率が75%以上である、請求項1〜3のいずれか1記載の内圧式の中空糸型NF膜。
硬度成分除去率
=〔1−(透過液中の硬度成分量)/{(供給液中の硬度成分量+濃縮液中の硬度成分量)/2}〕 - 請求項1〜3のいずれか1記載の内圧式の中空糸型NF膜の製造方法であって、
製膜溶液を調製する工程、
製膜溶液を脱泡後、紡糸する工程、
紡糸した中空糸を乾燥する工程を有しているものであり、
前記製膜溶液を調製する工程が、スルホン化ポリエーテルスルホン5〜20質量%、ポリエーテルスルホン10〜30質量%及び残部割合の溶媒からなる製膜溶液を調製する工程である、内圧式の中空糸型NF膜の製造方法。 - 前記製膜溶液を調製する工程が、スルホン化ポリエーテルスルホン5〜20質量%、ポリエーテルスルホン10〜30質量%及び残部割合の溶媒からなり、かつ総ポリマー成分濃度が20〜40質量%になる製膜溶液を調製する工程である、請求項4記載の内圧式の中空糸型NF膜の製造方法。
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