JP2013210079A - 締結部材及びコンプレッサ装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 組付け作業性を向上させることができる締結部材及びコンプレッサ装置の提供。
【解決手段】 締結部材20は、車体にコンプレッサを取付けるためのボルト30とナット32からなっている。ボルト30の頭部30Aの下側には、非円形の相対回転規制部30Bが設けられており、ワッシャ31が回転不能に圧入されている。そして、取付前の状態で、頭部30Aとワッシャ31とは、間隔Xを開けた状態で仮止めされている。ワッシャ30とナット32の間にはコンプレッサに取付けられた弾性部材33が挟持され、その内周部には、筒状部材34が設けられている。これにより、ナット32を締めた際に、ナット30の軸力が筒状部材34を介してワッシャ30に伝わり、ワッシャと30と頭部30Aの間隔が狭まり取り付けられる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、例えばコンプレッサ装置等振動を発生する装置の取付けに用いられ、振動を抑制する機能を備えた締結部材及コンプレッサ装置に関する。
自動車のサスペンション装置には、コンプレッサ装置によってエアばねに圧縮空気を給排することにより、車高調整を行なうことができるエアサスペンション装置がある。エアサスペンション装置においては、コンプレッサ装置の作動時の振動が車体側に伝達されないように防振装置を用いて車体側とコンプレッサに取り付けられるブラケットとを締結しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−106927号公報
ところで、例えば、車体の下面にコンプレッサ装置等をボルト状の締結部材で締結する場合、車両によっては、車体に設けられたコンプレッサ装置を取付けるための取付孔の周囲が見にくいなど、コンプレッサ装置の締結の作業性が悪い場合がある。
したがって、本発明は、締結の作業性に優れる締結部材及びコンプレッサ装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明に係る締結部材は、周囲の一部に開放部が形成された非円形の取付孔を有する一側部材と挿通孔を有する他側部材との結合に用いられる締結部材であって、前記取付孔の前記開放部から前記取付孔に挿通される少なくとも先端側に雄ねじが形成された軸部と、該軸部の基端側に形成され該軸部が前記取付孔に挿通された状態で、該取付孔を通過できない形状の頭部と、を有し、前記軸部に前記他側部材が取付けられるボルトと、該ボルトの前記軸部が挿通する貫通孔を有し、前記ボルトと相対回転が規制され、前記一側部材を前記頭部との間で挟持するワッシャと、前記ボルトと螺合し、前記一側部材と前記他側部材とを結合するナットと、
からなり、前記ボルトの前記軸部の前記頭部側には、前記取付孔の前記非円形部と回転方向に当接することで、前記ボルトと前記一側部材との相対回転を規制する非円形の相対回転規制部が設けられることを特徴とする。
また、請求項8に係るコンプレッサ装置にあっては、空気を圧縮する圧縮部と、該圧縮部が取り付けられるフレームと、該フレームに設けられた挿通孔と、該挿通孔に挿入され、外周において前記挿通孔と係合する筒状の弾性体と、前記弾性体に挿入され、軸部の基端側に頭部が設けられ先端側に雄ねじが形成されたボルトと、前記ボルトに螺合するナットと、からなるコンプレッサ装置において、前記ボルトの前記軸部が挿通する貫通孔を有し、前記ボルトと相対回転が規制され、前記頭部との間で、該コンプレッサ装置が取付られる被取付部材に設けられた非円形の取付孔の周囲を挟持するワッシャと、前記ボルトの前記軸部には、前記頭部側に前記取付孔の前記非円形部に回転方向に当接することで、前記ボルトと前記被取付部材との相対回転を規制する非円形の相対回転規制部が設けられることを特徴とする。
本発明に係る締結部材及びコンプレッサ装置によれば、組付け作業性を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る締結部材を適用したコンプレッサ装置の正面図である。 本発明の実施の形態に係る締結部材を適用したコンプレッサ装置の側面図である。 本発明の実施の形態に係るコンプレッサ装置をエアサスペンションに用いた図である。 本発明の実施の形態に係る締結部材の正面図である。 本発明の実施の形態に係る締結部材の縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る締結部材に用いられるボルトの正面図である。 本発明の実施の形態に係る締結部材に使用するボルトを図6中の矢示A−A方向から見た断面図である。 本発明の実施の形態に係る締結部材に使用するワッシャである。 本発明の実施の形態に係る締結部材に使用するワッシャを図8中の矢示B−B方向から見た断面図である。 本発明の実施の形態に係る車体側パネルの取付孔を図1の上方から見た図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る締結部材の縦断面図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る締結部材を図11中の矢止C−C方向から見た断面図である。
以下で説明の実施の形態は、上述の発明が解決しようとする課題の欄や発明の効果の欄に記載した内容に止まること無くその他にもいろいろな課題を解決し、効果を呈している。
以下の実施の形態が解決する課題の主なものを、上述の欄に記載した内容をも含め、次に列挙する。
〔作業性の向上〕
自動車の車体側の下面にコンプレッサ装置をボルト状の締結部材を用いて下側から取付ける場合、車体側の取付孔以外は全く見えない環境で作業者は取付孔にコンプレッサ装置を取付けなければならない。
この場合、コンプレッサ装置を取付けやすくするため、車体側に開放部を有する取付孔を設けて、コンプレッサ装置側のブラケットに予めボルト―ナットを仮止めしておき、取付け作業においては、取付孔にボルトの頭部を開放部から挿入し、取付孔側へスライドさせて取付けることが考えられる。
しかし、この場合、ナットを締付ける際にボルトが回転してしまうと締付け力不足が発生する。このため、ボルト基端側に非円形の相対回転規制部を設けることが考えられるが、この相対回転規制部を設けた場合、取付孔と相対回転規制部の回転位置があわないと開放部から取付孔側へスライドできないが、この取付孔の周りの視認性が悪く、回転方向の位置決めを行うのが困難という課題がある。そのため、組付作業性に優れる締結部材が望まれている。
また、前述のボルトの軸部に、この軸部より大径の部分を有する相対回転規制部を設け、ボルト―ナット間にワッシャを設けた場合、ワッシャが相対回転規制部の下端に当接した状態でナットを締付けると、ワッシャと頭部に相当の隙間が開いた状態となってしまい取付け不良となる場合がある。
〔被取付部材に伝わる振動体の防振効果の向上〕
自動車は低騒音、低振動のさらなる向上が望まれている。よって、自動車のサスペンション装置としてエアサスペンション装置を採用するものにあっては、エアサスペンションに圧縮空気を供給する圧縮機の振動を車両側に伝えないようにする防振装置の開発が望まれている。
「実施の形態」
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の説明では理解を助けるために、図の下側を一方側および下側とし、逆に図の上側を他方側および上側として定義する。また図の左側を左側とし、図の右側を右側として定義する。
まず、本実施形態に係る締結部材を適用する自動車のエアサスペンション装置について、図3を参照して説明する。図3ではコンプレッサユニット3を車体に取付けるための取り付け部材であるコンプレッサユニットガイド12は一部のみ図示することとする。
図3に示すように、エアサスペンション装置1は、ばね上、ばね下間、すなわち、車輪と車体との間に介装されるエアサスペンション2と、エアサスペンション2に圧縮空気を給排するためのコンプレッサユニット3とを備えている。
エアサスペンション2は、エアばね4とショックアブソーバ5とを一体化したものである。エアばね4は、そのばね力によって車体を支持するサスペンションスプリングであり、コンプレッサユニット3によって圧縮エアを給排することにより、車高調整を行うことができる。また、ショックアブソーバ5は、ばね上、ばね下間の振動を減衰するものである。
コンプレッサユニット3は、圧縮部6と、圧縮部6を駆動するモータ7と、圧縮部6の吐出口に接続されて圧縮空気の水分を吸着するエアドライヤ15と、エアばね4の圧縮空気の給排を制御する給排制御バルブ8とを備えており、これらは一体に結合されている。コンプレッサユニット3には、3つのブラケット9、27A、27Bが取付けられており、ブラケット9、27A、27Bがそれぞれネジ部材10によって防振装置11を介して車体側と接続される本発明のフレーム及び他側部材としてのコンプレッサユニットガイド12に結合されている。図3では1つの防振装置11のみ示すが、ブラケット9とコンプレッサユニットガイド12とは3箇所で防振装置11を介して結合されている。
このコンプレッサユニット3とフレームとしてのコンプレッサユニットガイド12で本願発明のコンプレッサ装置を構成している。
圧縮部6の吸込口には、可撓性の吸気チューブ13、吸気フィルタ14が接続され、圧縮部6の吐出側に配されるエアドライヤ15は、エアライン16によって、図示しない分岐を介して各車輪に設けられたエアサスペンション2のエアばね4に接続されている。なお、分岐後のエアライン16とエアばね4の間には、開閉弁が設けられ、各車輪毎の車高調整を可能としている。
次に、図1、図2を用いて本発明のコンプレッサ装置を説明する。
車体側パネル21は、車両のモノコックのボディやフレームであり、本発明の一側部材及び被取付部材を構成する。
コンプレッサユニット3は、コンプレッサユニットガイド12が車体側パネル21に対して2つの締結部材20(20A、20B)を介して結合されることで、車両に取り付けられる。
次に、締結部材20を介して車体側パネル21と結合される本願発明の他側部材及びフレームを構成するコンプレッサユニットガイド12について説明する。
図1、図2に示されるようにコンプレッサユニットガイド12は、エアドライヤ15とモータ7の間に設けられたU字状の第1底部12Aと、この第1底部12Aの図2における左右両側から上方に延びる2本の右側の側部12Bと左側の側部12Cと、第1底部12AのU字の2本の先端側に設けられ、傾斜部12Fを介して第1底部12A上より上側に位置する左右2つの第2底部12Dと、この2つの第2底部12D間を接続する逆さU字状の腕部12Eから大略構成される。
この右側の側部12Bと左側の側部12Cとの上端には、図2中水平方向に折れて延びるブラケット部12G、12Hが形成されている。このブラケット部12G、12Hには、円形の孔からなる挿通孔12I、12Jがそれぞれ設けられている。
また、腕部12Eには、後述の防振ブッシュ23が設けられる円形の孔12Kが設けられている。さらに、第1底部12AのU字の底部と左右2つの第2底部12Dには、防振装置11A、11B、11Cが取り付けられる孔12L、12M、12Nが形成されている。
圧縮部6のクランクケース6Aの端面6Bには、クランクケースブラケット27が設けられ、このクランクケースブラケット27には、クランクケース6Aの両側部から上方に延びるブラケット27A、27Bが一体的に形成されている。このブラケット27A、27Bには孔27A1、27B1が設けられている。また、モータ7の端面に設けられたブラケット9にも孔9Aが設けられ、孔9A、孔27A1、27B1と孔12L、12M、12Nとには、それぞれねじ部材10(10A、10B、10C)によって防振装置11A、11B、11Cが取り付けられている。これにより、コンプレッサユニット3の振動をコンプレッサユニットガイド12に直接伝えない構成とすることにより、車体側パネル21側にも伝えにくくしている。
コンプレッサユニットガイド12には、その他にマフラー等の外部からの熱や飛び石からモータをガイドするモータガイド26や延長ガイド28、コネクタ類が取り付けられるコネクタブラケット29が設けられている。
ここで、防振装置11について防振装置11Aを用いて詳述する。防振装置11Aは、コンプレッサユニットガイド12の第2底部12の孔12Lに嵌合されるアッパブッシュ11Dと、孔12Lに当接するロアブッシュ11Eと、アッパブッシュ11Dとロアブッシュ11Eに挿通されネジ部材10Aによって第2底部12Dに固定される構成となっている。
腕部12Eの一側には、後述の防振ブッシュ23が設けられる円形の孔12Kが設けられ、他側は第2底部12Dの両端部に溶接等の手段で一体的に取付けられ、孔12Kに設けられた防振ブッシュ23を介して車体側パネル21に締結されている。本実施の形態では車体側パネル21のブッシュ取付孔24の径よりも自然状態で大きい径であるゴム材で形成した防振ブッシュ23を圧入嵌合させる構成としているが、ゴム材のブッシュに限らず、例えば防振装置11を用いてもよい。
次に、コンプレッサユニットガイド12に接続され、コンプッサ6およびモータ7をガイドするモータガイド26について説明する。モータガイド26は、モータ7の側面を覆うモータカバー部26Aと、コンプレッサ6をガイドし、コンプレッサユニットガイド12の第2底部12Dと接続されるコンプレッサカバー部26Bとから構成されている。モータカバー部26Aは、一側がコンプレッサカバー部26Bと一体的に接続され、他側がコンプレッサユニットガイド12の側部に複数のネジ26Cにより締結されている。モータカバー部26Aとコンプレッサカバー部26Bとは、底部以外は接していない構成となっている。モータカバー部26Aとコンプレッサカバー部26Bとでコンプレッサ6およびモータ7を全周に亘って覆わないことにより、コンプレッサ6およびモータ7の熱を外部へ逃がしやすくし、コンプレッサ6およびモータ7の耐久性、信頼性を向上することができ、さらには軽量化を図ることができる。また、コンプレッサガイド27およびモータ7とは隙間をもって配置されるため、さらに熱を外部へ逃がしやすくしている。
次にクランクケースブラケット27について説明する。
クランクケースブラケット27とクランクケース6Aとは、図示はしないが例えば4箇所ネジにより結合されており、コンプレッサ6のガイドおよび防振装置11Aのブラケットとしての役割をしている。
次に延長ガイド28について説明する。延長ガイド28は樹脂で形成されており、モータガイド26の底部及びモータカバー部26Aの内周側に亘って配されるようモータガイド26に締結されて固定される。これにより、車の走行中に飛び石があったとしても、モータ7には直接当たることがないので、モータ7を保護することができる。
次にコネクタブラケット29について説明する。コネクタブラケット29は、略L字型に構成され、一側がコンプレッサユニットガイド12に例えば溶接により一体的に締結され、他側はモータガイド26に対し隙間をもって配置される。コネクタブラケット29には電源線39が挿入される挿入孔29Aが形成され、挿入孔29Aには、電源線39が挿入され、電源線39の一側は図示しないが車のバッテリに接続され、他側はモータ7、コンプレッサ6に取付けられる排気のための排気電磁弁25に接続される電源線39B、およびモータ7及びエアサスペンション2への圧縮空気の給気、排気を切換える切換え電磁弁32に接続される電源線39Aとなっている。
切換え電磁弁32には、一側がドライア15に接続される金属製のエアライン16Aに接続され、他側がエアサスペンション2に圧縮空気を給気、排気する可撓性のエアチューブ16B、16Cと接続される。エアチューブ16Bは車の右側に取り付けられるエアサスペンション2に、エアチューブ16Cは車の左側に取付けられるエアサスペンション2にそれぞれ接続される。
このように、振動源である圧縮部6の振動は、防振装置11により振動を直接コンプレッサユニットガイド12に伝えない構成とし、さらに締結部材20(20A、20B)を介して車体側パネル21と締結する構成、つまり2重に防振する構成としている。
次に、主に図4乃至図10を参照して締結部材20について説明する。
締結部材20は、ボルト30、ワッシャ31、ナット32、弾性体33、筒状部材34から構成されている。そして、締結部材20は、車体側パネル21の本発明の取付孔としての長孔部22Cに挿通され、ボルト30の頭部30Aとワッシャ31とで車体側パネル21を挟持し、コンプレッサユニットガイド12の取付孔12I、12Jに弾性体33を介して結合される。次に締結部材20の構成部品について詳述する。なお、図4は、ナット32を最後まで締め付けていない仮止め状態を示している。
ボルト30は、図6に示されるように一側部材としての車体側パネル21に係合されるボルト30の基端側に設けられた頭部30Aと、取付孔22C及びワッシャ31との相対回転を規制する非円形の相対回転規制部30Bと、ボルト30の先端側であって雄ネジが切られたネジ部30Cと、ボルト30の先端であって雄ネジが切られていない非ネジ部30Dとから構成されている。この相対回転規制部30B、ネジ部30C、非ネジ部30Dとで本発明の軸部を構成している。
頭部30Aの外形は図6のA−A断面図である図7に示されるように、円形部30Fと切欠部30Eとから構成されている。切欠部30Eは、回転方向の位置決めのための目印として設けられ、平坦部30Hと平行に延びており、平坦部30Hが見えない方向からでも視認部としての切欠部30Eを見ることで、平坦部30Hの向きを知ることができる。これにより視認性を高めている。また、円形部30Fは、後述のように車体側パネル21の取付部22の長孔部22Cの幅方向の長さYより大きく円形孔22Aより小さく、円形孔22Aから挿入可能で、長孔部22Cからは抜けずに係合する形状となっている。
相対回転規制部30Bの外形は半円分の円形部30Gと円形部30Gのそれぞれの端から延びる平坦部30Hと、2辺の平坦部30Hの端部に設けられたR部30Iとから構成されている。この平坦部30HとR部30Iとで、径方向突出部30Lを形成している。
R部30Iには頭部30A側からネジ部30C側に向けて複数の縦溝状のローレット部30Jが形成されている。これは、後述するワッシャ31の挿通孔31Aが圧入された後、相対回転規制部30Bに対しワッシャ31の軸方向に所定の拘束力(抵抗力)で固定し、仮止め状態を可能とするために設けられている。この拘束力は、ナット32の締め付けによっては、移動可能な程度で、仮止め状態で振動等では移動不能な程度の拘束力(抵抗力)である。なお、ローレット部30Jは、圧入し易くかつ抜けにくいので設けることが望ましいが、必須ではない。
そして、径方向突出部30Lにより長孔部22C及びワッシャ31の挿通孔31Aに対する位置決め及び回転規制を行なう役目を担っている。ネジ部30Cは外形が円形であり、相対回転規制部30Bの端から先端側に向けて雄ネジが切られている。本実施の形態では、ネジ部30Cが相対回転規制部30Bから先端の非ネジ部30Dまで全体に亘って雄ネジを形成する構成としたが、ナット32を締め上げる箇所にのみ雄ネジが切られていればよい。
次にワッシャ31について図8、図9を用いて説明する。図8はワッシャ31単体の平面図、図9は図8のB−B断面図である。
ワッシャ31の円形部31Bの外径はボルト30の頭部30A及び弾性体33よりも大径である。ワッシャ31の外形は、円形部31Bと切欠部31Cとから構成されている。切欠部31Cは、平坦部31Hと平行となっており、平坦部31Hが見えない状態でも視認部としての切欠部31Cを見ることで、回転方向がわかり、位置決めの目印として設けられ、これにより視認性を高めている。
ワッシャ31の内周側には弾性体33の内周側に嵌合される嵌合部31Dが周方向部分的に設けられている。嵌合部31Dは弾性体33の内周側に嵌合することで組みやすくなり、生産性の向上を図ることができ、また、ナット32を締め上げる際に筒状部材34と当接して、軸力を入れることで、ナット32の緩みを防止する。また、筒状部材34の底部34Aと円形部31Bとの間の軸方向寸法Wを出すことで、弾性部材33の軸方向の位置決めを行うことができる。さらに、必要に応じて、軸方向寸法Wより弾性部材33の軸方向寸法を大きくすることで、軸方向の圧縮力を入れることができる。
なお、本実施の形態では嵌合部31Dを設ける構成としたが、嵌合部31Dを無くすこともできる。その際、筒状部材34をワッシャ31に当接する位置まで延ばすことで軸力を入れることが可能となり、組立性は多少劣るものの嵌合部31Dを有するものと同様の効果を奏することができる。
また、ワッシャ31の内周には、貫通孔31Aが設けられ、平坦部31Hと2辺の平坦部31Hの端部に設けられた円形部31G及び相対回転規制部30Bと当接する曲面部31Iとから構成され、ボルト30の相対回転規制部30Bが圧入可能な略同形上となっている。
弾性体33は外周の軸方向の中間部に、周方向に延びる凹み部33Aが形成されている。この凹み部33Aがコンプレッサユニットガイド12の挿通孔12I、12Jの周囲に嵌合することで、弾性体33がコンプレッサユニットガイド12に取り付けられる。この弾性体33はコンプレッサユニットガイド12に取付けられた状態で、摩擦力及び凹み部33Aの緊迫力により振動程度では、容易に回転しない。
弾性体33の内周側には筒状部材34が挿入される筒状部材34とほぼ同径の貫通孔33Bが形成されている。本実施の形態の弾性体33はシリコンゴム、ウレタンゴムなどのゴム材を用いている。コンプレッサ6が発生する振動周波数に応じて弾性体33の材質、及びばね定数を適宜変更することで、振動の吸収を高めることができる。また、ゴム材を用いているので、金属材料で形成されたコンプレッサガイド12に対し摩擦係数が高いので、挿通孔12I、12Jに対して弾性体33が回転するのを防止している。さらに、弾性体33の内周側には段部33Cが設けられ、段部33Cには嵌合部31Dを嵌合させることで組立性を向上させている。
筒状部材34は円形の底部34Aと筒部34Bとからなり、底部34A及び筒部34Bの内周側には貫通孔34Cが形成されている。弾性体33の貫通孔33Bの内径よりも筒状部材34の貫通孔34Cの外径のほうが僅かに大きいため、筒状部材34に対して弾性体33は圧入状態で組みつけられる。筒状部材34は弾性体33を軸方向又は周方向内側の少なくとも一方の変形を規制し(本実施例では両方を規制)、またナット32の締め上げトルクをワッシャ31に伝える機能を有する。
ナット32は筒状部材34の円形の底部34Aと当接するフランジ部32Aと6角形の筒部32Bとから構成され、筒部32Bの内周側には雌ネジ部32Cが形成される。
次に、締結部材20が組みつけられる車体側パネル21の取付部22について図10を用いて説明する。図10は、図1の上方から見た図面である。
取付部22は、円形孔22Aと、この円形孔22Aの開放部22Bから図1の図中左方向に延びる本発明の取付孔となる長孔部22Cとから大略構成されている。長孔部22Cと円形孔22Aとの接続部分は本願発明の開放部22Bを形成している。円形孔22Aはボルト30の頭部30Aの外径よりも大径に構成され、頭部30Aが挿通可能となっている。長孔部22Cの幅方向の長さYは、相対回転規制部30Bの幅方向の長さZとほぼ同じか僅かに長く、かつ、頭部30Aの最小径部より短く形成される。これにより、ボルト30を円形孔22Aから挿入し、開放部22Bから長孔部22Cに移動させることで、相対回転規制部30Bが長孔部22Cと回転方向で当接しボルト30が相対回転することを規制、位置決めすることができ、また、頭部30Aが抜けないので、軸方向の位置決めも行うことができる。
次に図1を用いてコンプレッサユニットガイド12に結合されたコンプレッサユニット3を車体に組付ける組立手順について説明する。
まず、ボルト30の相対回転規制部30Bにワッシャ31を圧入する。その際、相対回転規制部30Bとワッシャ31の挿通孔31Aとは、回転方向の位置、つまりそれぞれの平坦部30H、31Hを併せて嵌合させ、頭部30Aからの距離Xの位置まで圧入する。ここで、頭部30Aからの距離Xは車体側パネル21の厚みよりも僅かに長い距離である。このボルト30へのワッシャ31の圧入作業により、ボルト30とワッシャ31との回転方向の位置決めと、車体側パネル21に対する締結部材20の軸方向の位置決めを行なうことができる。
次に、コンプレッサユニットガイド12の挿通孔12I、12Jに弾性体33を挿入し、挿通孔12I、12Jに弾性部材33の凹み部33Aが嵌合する位置まで挿入する。その後、弾性部材33の内周孔33Bに筒状部材34を下方から挿入する。これにより、弾性部材33は内周方向への変形ができなくなるので、挿通孔12I、12Jから外れることは無くなる。
その後、ワッシャ31が圧入されたボルト30をコンプレッサユニットガイド12の上方から弾性体33の貫通孔33B(筒状部材34の貫通孔34C)に挿入する。その際、頭部30Aに設けた切欠部30Eを図1の手前側にすることにより、車両に取り付けるときに、取付部22の長孔部22Cにボルト30の円形部30G側からスムーズに挿入可能となる。なお、コンプレッサユニットガイド12に切欠部30Eの向きの目印をプレス等でつけておくことで、容易に向きを合わせることが可能となる。
最後にナット32を下方からボルト30に挿通させてコンプレッサユニットガイド12に対し締結部材20を仮止めする。このとき、ワッシャ31が相対回転規制部30Bに圧入されて軸方向へ所定の拘束力で固定されているので、この拘束力以下の力が加わらない程度の力で締付ける。これにより、ワッシャ31とボルト30の頭部30Aとの距離Xを保った状態で、仮止めされる。この状態で、自動車組立てラインに出荷する。
自動車組立てラインでは、締結部材20(20A、20B)をコンプレッサユニットガイド12の挿通孔12I、12Jにそれぞれ仮止めした状態で、車体側パネル21に対し下方からコンプレッサユニット3を組み付ける。まず、取付部22の円形孔22Aにボルト30の頭部30Aを挿通させるように、下方から上方に向けてコンプレッサユニット3を移動させる。頭部30Aを挿通させてから軸方向に移動させると、円形孔22Aの外径よりも大径であるワッシャ31が円形孔22Aの周囲に当接するので、この位置まできたら、取付部22の長孔部22Cに向けてコンプレッサユニット3を(図1中左方向へ)スライドさせる。
その際、作業者からは取付部22以外、車体側パネル21に覆われており、車体側パネル21より上方の様子が見えないが、仮止め状態でボルト30の向きが、取付部22の長孔部22Cにボルト30の円形部30G側からスムーズに挿入可能な向きとなっているので、防振ブッシュ23がコンプレッサユニットガイド12の孔12Kに圧入される位置までスライドさせることで、コンプレッサユニット3を車体の取付位置に配置することができる。
なお、仮に、輸送中にボルト30が回転し向きが変わってしまったとしても、作業者は、車体側パネル21の下側から見えるワッシャ31の平坦部、つまり視認部を用いて車体側パネル21に対する回転方向の位置決めを行なうことができる。
最後にナット32を締めることで、締め上げトルクが筒状部材34、ワッシャ31に加わり、頭部30Aとワッシャ31とで、車体側パネル21の長孔部22Cの周囲を挟持し、固定される。相対回転規制部30Bにローレット部30Jを形成したことにより、相対回転規制部30Bに対してワッシャ31を圧入し、仮止めすることができる。また、ナット32、筒状部材34、ワッシャ31の突出部31Dが軸方向に隙間無く接する構成としているので、ナット32の締め付けトルクを十分に伝えることが可能である。
このとき、ワッシャ31が相対回転規制部30Bに圧入されているので、ワッシャ31が相対回転規制部30Bから外れて回転方向が合わずに、相対回転規制部30Bの下面30Kと当接する位置で締め上げてしまい長孔部22Cの周囲をワッシャ31と頭部30Aで狭持させることが出来ないという事態を防止することができる。
また、ワッシャ31が相対回転規制部30Bに圧入されており、円形孔22Aの外径よりもワッシャ31を大径としているので、車体側パネル21に対するコンプレッサ装置の軸方向の位置決めをすることができる。
以上説明した実施の形態は、本発明の一実施の形態に過ぎず、以下のような変形例も考えられる。
本実施の形態は、本発明の締結部材を車載用のコンプレッサ装置に用いられた例を示したが、一側部材としては、車両に限らず、各種機械、住宅、各種筐体などであってもよく、他側部材としては、振動するものに用いることが望ましく、モータ、エンジン等の駆動手段が内在された装置に用いることができる。
また、上記実施の形態では、一側部材を車両として、コンプレッサユニットガイド12を他側部材とし例を示したが、これらを入れかえてもよい。この場合、例えば、締結部材20を車両側に設けておき、取付部22をコンプレッサユニットガイド12に設ければよい。
上記実施の形態では、取付部22は、円形孔22Aと、この円形孔22Aから延びる長孔部22Cとから大略構成される例を示したがこれに限らず、取付部にボルト30の頭部30Aが抜けない取付孔と、ボルト30にナット等付けた状態で挿入できる開放部があればよく、例えば長孔部22Cの一端が板材の端部となり、この端部を開放部とすることで取付孔を形成してもよい。この場合、板材の端部からボルト30を挿入することになるので、コンプレッサユニット3を水平方向に動かすのみで取り付けることができる。
なお、上記実施の形態では、ワッシャ31に切欠き31Cを設けて、相対回転規制部30Bの向きを下方からわかるようにしたが、これに代えて、非ネジ部30Dに切欠き等の目印を設けて相対回転規制部30Bの向きをわかるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、弾性部材33、筒状部材34を設けた例を示したが、防振性を必要としないものにあっては、これらを設けなくともよい。
さらに、図11、図12示すような変形例も考えられる。なお、図11、12においては、上記実施の形態と同様の部材には、上記実施の形態の図番に100を足した図番で表示し、詳細な説明は省略する。
ボルト130には、前記実施の形態では、片側のみに設けていた径方向突出部30Lを両側に径方向突出部130Lとして設けている。これにより、ワッシャ131の貫通孔131Aを円形にした場合であっても、ワッシャ131の中心軸とボルト130のネジ部130Cの中心軸が同軸とすることができる。
このように、上記実施の形態では、ワッシャ31の貫通孔31Aを相対回転規制部30Bと同形上としていたが、ワッシャの貫通孔と相対回転規制部との形状を異ならせても、圧入可能であればよい。
また、この変形例においては、ワッシャ131を安価な単なる環状のディスクとした。そして、筒状部材134の上端面を延ばし、ワッシャ131の下面と当接する形状とすることで、ナット132の軸力を伝えられるようにした。
3 コンプレッサユニット、12 コンプレッサユニットガイド(他側部材)、12I、12J 挿通孔、20 締結部材、21 車体側パネル(一側部材、被取付部材)、22 取付部、22B 開放部、22C 長孔部(取付孔)、30 ボルト、30A 頭部、30B 相対回転規制部、31 ワッシャ、31A 貫通孔、32 ナット

Claims (14)

  1. 周囲の一部に開放部が形成された非円形の取付孔を有する一側部材と挿通孔を有する他側部材との結合に用いられる締結部材であって、
    前記取付孔の前記開放部から前記取付孔に挿通される少なくとも先端側に雄ねじが形成された軸部と、該軸部の基端側に形成され該軸部が前記取付孔に挿通された状態で、該取付孔を通過できない形状の頭部と、を有し、前記軸部に前記他側部材が取付けられるボルトと、
    該ボルトの前記軸部が挿通する貫通孔を有し、前記ボルトと相対回転が規制され、前記一側部材を前記頭部との間で挟持するワッシャと、
    前記ボルトと螺合し、前記一側部材と前記他側部材とを結合するナットと、
    からなり、
    前記ボルトの前記軸部の前記頭部側には、前記取付孔の前記非円形部と回転方向に当接することで、前記ボルトと前記一側部材との相対回転を規制する非円形の相対回転規制部が設けられることを特徴とする締結部材。
  2. 前記ワッシャは前記相対回転規制部に圧入されて設けられたことを特徴とする請求項1に記載の締結部材。
  3. 前記ボルトと前記ワッシャとの相対回転の規制は、前記ワッシャの貫通孔を非円形として、前記ボルトの相対回転規制部と回転方向で係合することで行うことを特徴とする請求項1または2に記載の締結部材。
  4. 前記ワッシャと前記ナットの間には前記ボルトに挿通される筒状の弾性体が設けられ、該弾性体を介して前記他側部材が取り付けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の締結部材。
  5. 前記弾性体の前記ボルトが挿通する孔には、前記ナットから入力される軸力を前記ワッシャに伝えるともに、弾性体の少なくとも軸方向の変形を規制する筒状部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の締結部材。
  6. 前記ワッシャ又は前記ボルトの少なくとも一方には、前記一側部材に対する回転位置が視認できる視認部が設けられることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の締結部材。
  7. 前記ワッシャが前記頭部に対し前記一側部材の厚さ以上の所定距離を空けて前記軸部の前記相対回転規制部に圧入された仮止め状態で、前記軸部が前記一側部材の前記取付穴に挿通されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の締結部材。
  8. 空気を圧縮する圧縮部と、
    該圧縮部が取り付けられるフレームと、
    該フレームに設けられた挿通孔と、
    該挿通孔に挿入され、外周において前記挿通孔と係合する筒状の弾性体と、
    前記弾性体に挿入され、軸部の基端側に頭部が設けられ先端側に雄ねじが形成されたボルトと、
    前記ボルトに螺合するナットと、からなるコンプレッサ装置において、
    前記ボルトの前記軸部が挿通する貫通孔を有し、前記ボルトと相対回転が規制され、前記頭部との間で、該コンプレッサ装置が取付られる被取付部材に設けられた非円形の取付孔の周囲を挟持するワッシャと、
    前記ボルトの前記軸部には、前記頭部側に前記取付孔の前記非円形部に回転方向に当接することで、前記ボルトと前記被取付部材との相対回転を規制する非円形の相対回転規制部が設けられることを特徴とするコンプレッサ装置。
  9. 前記ワッシャは前記相対回転規制部に圧入されて設けられたことを特徴とする請求項8に記載のコンプレッサ装置。
  10. 前記ボルトと前記ワッシャとの相対回転の規制は、前記ワッシャの貫通孔を非円形として、前記ボルトの相対回転規制部と回転方向で係合することで行うことを特徴とする請求項8または9に記載のコンプレッサ装置。
  11. 前記ワッシャと前記ナットの間には前記ボルトに挿通される筒状の弾性体が設けられ、該弾性体を介して前記他側部材が取り付けられることを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載のコンプレッサ装置。
  12. 前記弾性体の前記ボルトが挿通する孔には、前記ナットから入力される軸力を前記ワッシャに伝えるともに、弾性体の少なくとも軸方向の変形を規制する筒状部材が設けられていることを特徴とする請求項8乃至請求項11のいずれかに記載のコンプレッサ装置。
  13. 前記ワッシャ又は前記ボルトの少なくとも一方には、前記被取付部材に対する回転位置が視認できる視認部が設けられることを特徴とする請求項8乃至12のいずれかに記載のコンプレッサ装置。
  14. 前記ワッシャが前記頭部に対し前記被取付部材の厚さ以上の所定距離を空けて前記軸部の前記相対回転規制部に圧入された仮止め状態で、前記軸部が前記被取付部材の前記取付穴に挿通されることを特徴とする請求項8乃至請求項13のいずれかに記載のコンプレッサ装置。
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