JP2005291278A - 電食防止ボルトおよび車両用ブレーキ装置 - Google Patents

電食防止ボルトおよび車両用ブレーキ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005291278A
JP2005291278A JP2004104355A JP2004104355A JP2005291278A JP 2005291278 A JP2005291278 A JP 2005291278A JP 2004104355 A JP2004104355 A JP 2004104355A JP 2004104355 A JP2004104355 A JP 2004104355A JP 2005291278 A JP2005291278 A JP 2005291278A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
washer
electrolytic corrosion
corrosion prevention
preventing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004104355A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Maejima
豊 前島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
Priority to JP2004104355A priority Critical patent/JP2005291278A/ja
Publication of JP2005291278A publication Critical patent/JP2005291278A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】 異種金属からなる部材を接触させてボルトにより締め付け固定する場合に、被締結部材に電食作用による腐蝕を生じさせることなく、取り扱い性の良好な電食防止ボルトを提供する。
【解決手段】 ボルト20と、該ボルト20のボルト軸を挿通する挿通孔22aを有するワッシャ22とからなる電食防止ボルト25であって、前記ボルト20とワッシャ22のうち、少なくとも何れか一方に電食防止表面処理が施され、前記ワッシャ22が、前記ボルト軸に挿通されるとともに、ボルト座面に当接して固定されていることを特徴とする。【選択図】 図2

Description

本発明は電食防止ボルト等に関する。
自動車用品では、近年、軽量化を図る目的で、アルミニウムあるいはアルミニウム合金製の部材が用いられるようになってきている。たとえば、車両用ブレーキ装置の一つである車両用ディスクブレーキ装置では、近年アルミニウム合金からなるキャリパボディを備えた製品が提供されている。このように、アルミニウムあるいはアルミニウム合金製の部材を使用する場合には、アルミニウムあるいはアルミニウム合金製の部材等の締結に使用するボルトが、アルミニウムまたはその合金よりも電位の高い鉄等の金属(貴な金属)からなるものである場合に、これらの異種金属が接触する部位で電食作用が生じ、これによってアルミニウムまたはその合金が腐蝕する可能性があるという問題がある。
このような電食作用を防ぐ方法としては、たとえば、ボルトによって締め付け固定される異種金属の部材間に絶縁ワッシャや絶縁仕切り板を介装して電食を防止する方法(たとえば、特許文献1、特許文献2参照)や、ボルト等の締め付け部材の表面を電食防止表面処理するといった方法がなされている。電食防止表面処理としては、たとえば金属亜鉛フレーク、無水クロム酸等を含む処理液を用いて電食防止膜を形成させる方法(ダクロタイズド処理:商品名)がある。
特開平11−303906号公報 特公平4−9929号公報
ところで、電食防止表面処理を施したボルトあるいはワッシャを使用して車両用ブレーキ装置を組み立てたり、車両用ブレーキ装置を車両に固定したりする際に、ワッシャとボルトとが擦れ合い、たとえば電食防止表面処理を施したボルトの電食防止膜が剥離してボルトの電食防止効果が低下したり、絶縁ワッシャの電食防止膜が剥離して電食防止効果が低下したりするという問題が生じる。
たとえば、製品のメンテナンスでは、ボルトを取り外して、再度、締め付け固定するといった操作を行うから、ボルトの取り外し、締め付け固定を繰り返すと、絶縁ワッシャや電食防止表面処理を施したボルトの電食防止膜が剥離しやすくなり、異種金属が接触する部位から腐蝕するといったことが起こる可能性が高くなる。
また、車両用ブレーキ装置は、雨水などが付着しやすく雨水等の作用によって電食作用が生じやすくなることから、これらの異種金属が接触する部位で電食作用が生じないようにする必要がある。
本発明はこれらの課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、車両用ブレーキ装置を組み立てたり、車両に車両用ブレーキ装置を取り付けたりする場合等において、異種金属からなる部材を接触させてボルトにより締め付け固定する場合に、絶縁ワッシャや電食防止表面処理を施したボルトの電食防止作用を損なうことなく、製品の組み立て、取り外しといった作業を行うことができ、取り扱い性にすぐれた電食防止ボルトおよびこの電食防止ボルトを用いた車両用ブレーキ装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため次の構成を備える。
すなわち、ボルトと、該ボルトのボルト軸を挿通する挿通孔を有するワッシャとからなる電食防止ボルトであって、前記ボルトとワッシャのうち、少なくとも何れか一方に電食防止表面処理が施され、前記ワッシャが、前記ボルト軸に挿通されるとともに、ボルト座面に当接して固定されていることを特徴とする。
また、前記ワッシャが、前記ボルト軸に圧入されて固定されていることを特徴とする。 また、前記ワッシャが、前記電食防止ボルトによって締結される被締結部材と同一の金属若しくは類似の合金であって、電極電位の差がなく、部材の接触位置で電食作用が生じない金属からなることにより、被締結部材とワッシャとの間の電食作用を防止し、ワッシャが摩耗等した際にはワッシャのみ交換して再使用することが可能となる。
また、前記ワッシャが、アルミニウムまたはその合金からなることにより、アルミニウムあるいはその合金からなる締結部材との間での電食作用を防止した電食防止ボルトとして使用できる。
また、前記ボルト軸が、前記ワッシャの固定位置において多角形断面を有し、前記ワッシャが、前記多角形断面と同形の挿通孔を有すること、また、前記ボルト軸の前記ワッシャのボルト座面への当接位置の外周面に回り止め用の溝が形成され、前記ワッシャが前記溝に係合して回り止めされていることにより、電食防止ボルトを使用した際にボルトとワッシャとが相互に擦れ合うことが確実に防止され、電食防止効果をより確実に保持することが可能となる。
また、車両用ブレーキ装置において、前記電食ボルトにより、キャリパボディとスライドピンとが締結されていることを特徴とする。
本発明に係る電食防止ボルトは、部材の締め付け、取り外し操作に使用する際に、ボルトとワッシャとが相対的に回って擦れ合うことがなく、電食防止表面処理によって形成された電食防止膜の剥離を防ぐことができる。これによって電食防止効果を確実に保持できる電食防止ボルトとして使用することができる。また、ボルトとワッシャとが一体となっているから、ワッシャをボルトに装着する必要がなく、取り扱い性にすぐれる等の利点を有する。また、本発明に係る電食防止ボルトは、車両用ブレーキ装置のキャリパボディとスライドピンとの締結に好適に使用できる。
図1は本発明に係る電食防止ボルトを車両用ブレーキ装置に適用した例を示す。同図は、ピンスライド型のキャリパボディ10を用いた車両用ブレーキ装置であり、キャリパボディ10を、車体に固設されるキャリパブラケット12にスライドピン14を介して取り付けた状態を示す。キャリパボディ10は電食防止ボルト25により取り付け腕15をスライドピン14に締結することによってキャリパブラケット12に支持される。
本実施形態の車両用ブレーキ装置のキャリパボディ10はアルミニウム合金からなるものであり、電食防止ボルト25を取り付け腕15に締め付け固定することによって、電食防止ボルト25とキャリパボディ10との間で電食作用が生じることを防止したものである。
〔第1実施形態〕
図2は、本発明に係る電食防止ボルトの第1の実施形態を示す。電食防止ボルト25は図2(a)に示すように、別体に形成されたボルト20とワッシャ22とからなる。ボルト20は、たとえば鉄を基材とするもので、ボルト軸はねじ加工されたねじ部20bと、ねじ加工されていない基部20cとからなる。ボルト20は、ワッシャ22との間で電食作用が生じないように基材の表面に電食防止表面処理が施され、電食防止膜20a(図中ハッチング表示)によって表面が被覆されている。電食防止表面処理としては、たとえばダクロダイズド処理(商品名)が利用できる。
ワッシャ22は、中央部にボルト軸を挿通する挿通孔22aが形成されたリング状に形成されている。ワッシャ22は、ボルト20を締め付け固定するキャリパボディ10がアルミニウム合金からなることから、キャリパボディ10との間で電食作用が生じないアルミニウムあるいはアルミニウム合金によって形成されている。すなわち、キャリパボディ10等の被締結部材と同一の金属もしくは類似の合金であって、電極電位の差がなく、部材の接触位置で電食作用が生じない金属によって形成されている。
図2(b)は、電食防止ボルト25の組立図である。ボルト20の基部20cには、ワッシャ22がボルト座面に当接するようにして圧入固定されている。なお、ボルト20にワッシャ22を圧入固定するとは、この電食防止ボルト25を用いて部材を締め付け固定したり、メンテナンス等で電食防止ボルト25を取り外したりする際に、ボルト20とワッシャ22とが一体として回るに十分に相互に固定されているという意味である。
この電食防止ボルト25では、ボルト20の基部20cにワッシャ22を圧入固定したことにより、電食防止ボルト25をキャリパボディ10に締め付け固定したりする操作の際にボルト20とワッシャ22とが相対的に回って擦れ合うことがない。したがって、ボルト20の表面に形成されている電食防止膜20aがワッシャ22との当接面(接触面)で擦れて剥離することがなく、これによってボルト20の電食防止効果を保持することが可能となる。
たとえば、図1に示す車両用ブレーキ装置の例では、キャリパボディ10はアルミニウム合金からなり、ワッシャ22はアルミニウムまたはその合金からなる。したがって、電食作用が生じるとすれば、ワッシャ22とボルト20との間となるが、本実施形態の電食防止ボルト25は、ボルト20とワッシャ22とが一体となっているから、電食防止ボルト25でキャリパボディ10の取り付け腕15をスライドピン14に締め付けたり、取り外したりしても、ボルト20の電食防止膜20aが損傷を受けることがない。この結果、電食防止ボルト25の電食防止効果が良好に維持され、ボルト20の基材(たとえば、鉄)とアルミニウムまたはその合金との電食作用によってアルミニウムまたはその合金からなる基体に腐蝕が生じることを防止することが可能になる。すなわち、キャリパボディ10の取り付け腕15に腐蝕が生じることを防ぐことができる。
また、ボルト20とワッシャ22とが一体化していることで、ワッシャ22をボルト20のボルト軸に挿通する操作が不要となり、ボルトの取り扱い性が向上するという利点もある。
また、ワッシャ22はボルト20と一体的に固定されているので、電食防止ボルト25の被締結物との接触面で摩耗する。したがって、電食防止ボルト25を締結個所から取り外した後の再利用を考えた場合、ボルト20に電食防止表面処理を再度施したり、ボルト20を交換する必要がない。ワッシャ22が摩耗している場合には、ワッシャ22を新品に交換し、ボルト20に圧入固定するだけで再使用できるので経済的である。
なお、ボルト20の基部20cにワッシャ22を圧入してボルト20とワッシャ22とを一体的に固定する方法としては、ワッシャ22の挿通孔22aの内径をボルト20の基部20cの外径よりも若干小さくしておき、ボルト20の基部20cにワッシャ22を圧入することによってワッシャ22をボルト20に固定する方法がある。
また、図3(a)に示す電食防止ボルト26のように、ボルト20のヘッド部21のボルト座面21aに、たとえば突起部分がある粗面を形成しておき、ワッシャ22をボルト20の基部20cに圧入する際に、ヘッド部21のボルト座面21aにワッシャ22を圧接するようにしてもよい。図3(b)は、該電食防止ボルト26の部分断面図であって、ボルト座面21aの粗面の突起部分21cがワッシャ22に食い込んでワッシャ22がヘッド部21に圧接された状態を示す。このように、ボルト座面21aに形成された粗面にワッシャ22を圧接することによって、より強固にボルト20とワッシャ22とを一体化させることができる。
〔第2実施形態〕
図4は、本発明に係る電食防止ボルトの第2実施形態として、ボルト20の基部20cにワッシャ22を圧入するとともに、回り止めして取り付けた例を示す。図4(a)はボルト20の基部20cにワッシャ22を圧入した状態の側面図、図4(b)はボルト20にワッシャ22を圧入した状態のA−A’断面図である。
本実施形態における電食防止ボルト27は、基部20cのワッシャ22が圧入される圧入部20fが図4(b)に示すように断面正方形状を成している。ワッシャ22の挿通孔22aは、該電食防止ボルト27の基部20cの圧入部20fが嵌入する同形の矩形孔を成し、挿通孔22aには基部20cの圧入部20fが嵌入するよう圧入されている。なお、ボルト20の基部20cの断面形状は、正方形に限らず、他の多角形状でもよい。
本実施形態の電食防止ボルト27によれば、第1実施形態において説明した電食防止ボルト25と同様の電食防止効果を有するとともに、ボルト20に対してワッシャ22を回り止めして取り付けたことによって、電食防止ボルト25を用いて部材の締め付け、取り外し操作を行う際に、ボルト20とワッシャ22とを確実に一体として操作することができ、ボルト20とワッシャ22との間の擦れ合いを防止して、ボルト20の電食防止効果をより確実に保持することが可能になる。
また、たとえば、図5の電食防止ボルト28に示すように、ボルト20の基部20cにボルト回り止め用の溝(たとえば、筋目ローレット)20dが形成されている場合には、ワッシャ22を基部20cに圧入するとともに、この回り止め用の溝20dにワッシャ22を係合することにより、いわゆるセレーション嵌合によってワッシャ22を回り止めしてボルト20と一体化しても良い。この場合、ボルト20の基部20cにワッシャ22を圧入しなくともよい。あるいは、図6の電食防止ボルト29に示すように、ワッシャ22が固定される基部20cの外周に回り止め凸部20eを設け、ワッシャ22をボルト20に圧入する際に、ワッシャ22の丸孔の挿通孔に前記凸部20eが食い込むようにして固定してもよい。
なお、上記実施形態では、ボルト20に電食防止表面処理を施し、アルミニウムまたはその合金からなるワッシャ22には電食防止表面処理を施さない構成としたが上記実施形態に限るものではない。
たとえば、ワッシャ22をアルミニウムまたはその合金からなるものとせず、金属表面に電食防止表面処理を施したもの、あるいは絶縁体(たとえば、セラミック、絶縁性樹脂、絶縁性ゴム等)からなるものを使用することも可能である。ワッシャ22として、金属表面に電食防止表面処理を施したもの、あるいは絶縁体から形成したものを使用することにより、被締結部材がアルミニウムあるいはその合金以外の金属からなる場合であっても、被締結部材とワッシャ22との間、およびワッシャ22とボルト20との間での電食作用を防ぐことができる。
そして、ワッシャ22を金属材の表面に電食防止表面処理を施したもの、あるいは絶縁体からなるものとした場合も、上述した実施形態と同様に、ワッシャ22がボルト座面に当接するようにボルト20の基部20cワッシャ22を圧入して、ボルト20とワッシャ22とを一体化しておけば、ボルト20とワッシャ22とが擦れ合って、電食防止膜が剥離したりすることがなく、ボルトの電食防止効果が低下することを防ぐことができる。
具体的には、たとえば、図7は、電食防止表面処理を施していないボルト30と電食防止表面処理を施したワッシャ32とを組み合わせて電食防止ボルト35を形成する例を示す。ワッシャ32は金属の基材32aの表面にダクロダイズド処理(商品名)等の電食防止表面処理を施して電食防止膜32bを施したものである。この場合も、ボルト30の基部30cにワッシャ32を圧入し、ボルト30とワッシャ32とを一体化することによって、ボルト30とワッシャ32との当接面(接触面)で相互に擦れ合うことがなく、ワッシャ32表面に形成された電食防止膜32bが剥離せず、電食防止ボルト35の電食防止効果を良好に維持することが可能である。
もちろん、電食防止表面処理を施したワッシャ32と電食防止表面処理を施したボルト20とを組み合わせて電食防止ボルトとすることも可能であり、絶縁体(たとえば、セラミック、絶縁性樹脂、絶縁性硬質ゴム等)からなるワッシャとボルト20とを組み合わせて電食防止ボルトとすることも可能である。
なお、ボルトは六角ボルトに限らず、キャップボルト、アイボルト、蝶ボルトといったヘッド部21の形状の異なるものにも同様に適用できる。
また、電食防止ボルト25、26、27、28、29、35はキャリパボディ10の取り付け腕15とスライドピン14との締結個所に限らす、キャリパボディ10の他の部位での締結にも使用でき、また、車両用ブレーキ装置の他に、種々の部材の締結用として利用することができる。
なお、本発明は、ボルト以外にも、ボルト座面に相当する当接面を有し、ワッシャを介してねじにより締結する部材についても同様に適用することができる。たとえば、ニップル、ブリーダキャップ、ユニオンキャップにおいても基部20cに相当する部分を設け、、該部分にワッシャ22あるいはワッシャ32を圧入固定することによって同様の作用効果を実現することができる。
本発明に係る電食防止ボルトを使用して組み立てた車両用ブレーキ装置を一部を破断して示す平面図である。 本発明に係る第1実施形態の電食防止ボルトの一例を示す説明図である。 電食防止ボルトの変形例を示す説明図である。 本発明に係る第2実施形態の電食防止ボルトの一例を示す説明図である。 電食防止ボルトの変形例を示す説明図である。 電食防止ボルトの変形例を示す説明図である。 電食防止ボルトの変形例を示す説明図である。
符号の説明
10 キャリパボディ
12 キャリパブラケット
14 スライドピン
15 取り付け腕
20 ボルト
20a 電食防止膜
20b ねじ部
20c 基部
20d 溝
20e 凸部
20f 圧入部
21 ヘッド部
21a ボルト座面
21c 突起部分
22 ワッシャ
22a 挿通孔
25、26、27、28、29、35 電食防止ボルト
30 ボルト
30c 基部
32 ワッシャ
32a 基材
32b 電食防止膜

Claims (7)

  1. ボルトと、該ボルトのボルト軸を挿通する挿通孔を有するワッシャとからなる電食防止ボルトであって、
    前記ボルトとワッシャのうち、少なくとも何れか一方に電食防止表面処理が施され、
    前記ワッシャが、前記ボルト軸に挿通されるとともに、ボルト座面に当接して固定されていることを特徴とする電食防止ボルト。
  2. 前記ワッシャが、前記ボルト軸に圧入されて固定されていることを特徴とする請求項1に記載の電食防止ボルト。
  3. 前記ワッシャが、前記電食防止ボルトによって締結される被締結部材と同一の金属若しくは類似の合金であって、電極電位の差がなく、部材の接触位置で電食作用が生じない金属からなることを特徴とする請求項1または2に記載の電食防止ボルト。
  4. 前記ワッシャが、アルミニウムまたはその合金からなることを特徴とする請求項3に記載の電食防止ボルト。
  5. 前記ボルト軸が、前記ワッシャの固定位置において多角形断面を有し、
    前記ワッシャが、前記多角形断面と同形の挿通孔を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電食防止ボルト。
  6. 前記ボルト軸の前記ワッシャのボルト座面への当接位置の外周面に回り止め用の溝が形成され、前記ワッシャが前記溝に係合して回り止めされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電食防止ボルト。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の電食ボルトにより、キャリパボディとスライドピンとが締結されているピンスライド型車両用ディスクブレーキ装置であることを特徴とする車両用ブレーキ装置。
JP2004104355A 2004-03-31 2004-03-31 電食防止ボルトおよび車両用ブレーキ装置 Pending JP2005291278A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004104355A JP2005291278A (ja) 2004-03-31 2004-03-31 電食防止ボルトおよび車両用ブレーキ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004104355A JP2005291278A (ja) 2004-03-31 2004-03-31 電食防止ボルトおよび車両用ブレーキ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005291278A true JP2005291278A (ja) 2005-10-20

Family

ID=35324449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004104355A Pending JP2005291278A (ja) 2004-03-31 2004-03-31 電食防止ボルトおよび車両用ブレーキ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005291278A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008111806A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Mitsuba Corp トルク検知センサ
US8398350B2 (en) 2006-07-21 2013-03-19 Meira Corporation Bolt
JP2013210079A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Hitachi Automotive Systems Ltd 締結部材及びコンプレッサ装置
JP2017053229A (ja) * 2015-09-07 2017-03-16 ジョンソンコントロールズ ヒタチ エア コンディショニング テクノロジー(ホンコン)リミテッド スクロール圧縮機
US9809178B1 (en) 2016-06-07 2017-11-07 Ford Global Technologies, Inc. Compression limiter having a drain

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8398350B2 (en) 2006-07-21 2013-03-19 Meira Corporation Bolt
JP2008111806A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Mitsuba Corp トルク検知センサ
JP2013210079A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Hitachi Automotive Systems Ltd 締結部材及びコンプレッサ装置
CN103363014A (zh) * 2012-03-30 2013-10-23 日立汽车系统株式会社 联结部件及压缩器装置
JP2017053229A (ja) * 2015-09-07 2017-03-16 ジョンソンコントロールズ ヒタチ エア コンディショニング テクノロジー(ホンコン)リミテッド スクロール圧縮機
US9809178B1 (en) 2016-06-07 2017-11-07 Ford Global Technologies, Inc. Compression limiter having a drain

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5422868B2 (ja) 車軸用軸受装置
KR20100102681A (ko) 스레드 인서트 및 자동차 요소
CN108569082B (zh) 车轮安装构造
US20080014042A1 (en) Fastener With Tool Retainer
EP1825154B1 (fr) Dispositif de fixation d'un element sur un support
JP2005291278A (ja) 電食防止ボルトおよび車両用ブレーキ装置
JP2001059514A (ja) ボルト・ナットの緩み止め構造
JP2006220297A (ja) 軸力管理ナットアッセンブリ
JPS59205032A (ja) デイスクブレ−キ用樹脂製ダストカバ−の取付装置
JP2006336757A (ja) 車輪用軸受装置
EP4253103A1 (en) Antivibration device production method, stopper for antivibration device, and antivibration device
JP2003083321A (ja) ボールジョイント
JP3683101B2 (ja) ホイールの取付け構造
JP2738228B2 (ja) ディスクブレーキ
US6312058B1 (en) Centering the rim of a wheel on its supporting hub
JP3269786B2 (ja) 自動車用ホイールの製造方法及び自動車用ホイール
JP2007147055A (ja) ゆるみ止め座金
JP2005315283A (ja) 車両用ディスクブレーキ
JPH0712148A (ja) 車両用ディスクブレーキのキャリパボディ取付け構造
JP2005291277A (ja) 車両用ディスクブレーキ
JP2006076346A (ja) 車輪用軸受装置
JP2005324598A (ja) 車輪用軸受装置およびハブボルト
JP2006118626A (ja) 車輪用軸受装置
JP3009397U (ja) ボルトの防食用装置
JP2009067339A (ja) 軸受ユニット