JP2013208025A - 筒形リニアモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】芯ずれによる磁気吸引力の影響を小さく、推力が大きく、かつ永久磁石材の使用量を少なくするとともに、平均磁束密度を増大させて推力に貢献する永久磁石の有効利用率を高くすることで、高性能と低コストを両立する筒形リニアモータを実現する。
【解決手段】筒形リニアモータ100は、コイル30を有する電機子1と、コイル30に対峙して設けられ、永久磁石41を有する励磁部2と、を備える。電機子1は、磁力線を閉じるヨーク10と、コイル30を収容するためのスロット21を区画形成するティース20と、励磁部2との間の機械ギャップXmを確保しながら、スロット21内から励磁部2へ向けて、ティース20よりも張り出して配置されたコイル30と、を有する。励磁部2は、軟磁性体42を介して複数の永久磁石41を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電磁力により駆動対象物に対して直線運動を与える筒形リニアモータに関する。
一般に筒形リニアモータは、複数の永久磁石を互いに異磁極が対向するように直列に配置してなる励磁部と、励磁部を囲むように設けられ、励磁部の軸方向にスライド移動可能なコイルを有する電機子と、を備えている。
筒形リニアモータは、励磁部の永久磁石が発生する磁束と交叉するように電機子のコイルに電流を流し、電磁誘導作用により、コイルに軸方向の駆動力を発生させて、電機子を移動させている。
リニアモータの電機子に関連する技術として、軸方向の両端に位置するティース(歯)の磁気ギャップ(歯先端から磁石表面までの距離)を狭く設定して、複数のティースの磁束密度を均一化し、推力リップルとコギング力の低減を図るリニア同期モータおよびリニアアクチュエータが開示されている(たとえば、特許文献1参照)。
また、リニアモータの励磁部に関連する技術として、永久磁石を筒状とし、これらに非磁性材料によるセンター軸を挿入して両側から締め付けることにより、隣り合う永久磁石の間を密着させるようにしてステータ部を構成したリニアモータが開示されている(たとえば、特許文献2参照)。
国際公開第2007/040009号 特開平10−313566号公報
ところで、特許文献1の技術は、軸方向の両端ティースと中央ティースとの磁束分布が異なっており、狭く設定された磁気ギャップによる端効果が強調される。したがって、中心軸の偏芯が生じると、磁気吸引力の影響を受けて、推力リップルとコギング力は却って大きくなると考えられる。
特許文献2の技術は、隣り合う永久磁石を密着させているので、磁束を遠くまで飛ばせる一方、平均磁束が低く、推力の増加には限界がある。
また、磁石の配置が対抗磁極配置であるので、大きな磁石反発力を克服しながらの励磁部の製造は困難を極める。
さらに、センター軸の周囲に永久磁石同士が密着するように配設され、永久磁石間に軟磁性体は存在しない。したがって、永久磁石材の使用量が多く、リニアモータの製造コストは増大する。
本発明は、上記の事情に鑑みて創案されたものであり、芯ずれによる磁気吸引力の影響が小さく、かつ永久磁石材の使用量を少なくするとともに、平均磁束密度を増大させて推力に貢献する永久磁石の有効利用率を高くすることで、高性能と低コストを両立する筒形リニアモータの提供を目的とする。
上記目的を達成するための筒形リニアモータは、コイルを有する電機子と、上記コイルに対峙して設けられ、永久磁石を有する励磁部と、を備える。
電機子は、ヨーク、ティースおよびコイルを有する。ヨークは、磁力線を閉じる。ティースは、コイルを収容するためのスロットを区画形成する。コイルは、機械ギャップを確保しながら、スロット内から上記励磁部へ向けて、上記ティースよりも張り出して配置される。
励磁部は、軟磁性体を介して複数の永久磁石を有する。
本発明に係る筒形リニアモータによれば、コイルがスロット内から励磁部へ向けて、ティースよりも張り出しており、コイルはスロット内のみならず、スロット外にも配置される。したがって、コイルの巻数を増大させることができるので、直線運動の推進力が大きくなる。
コイルは、機械ギャップを確保しながら、スロット内から励磁部へ向けて、ティースよりも張り出しており、ティースの径方向長さはコイルの径方向長さよりも小さい。したがって、磁気ギャップが広くなり、芯ずれによる磁気吸引力の影響が小さくなる。
励磁部は、軟磁性体を介して複数の永久磁石を有する。したがって、永久磁石材の使用量を少なくするとともに、平均磁束密度を増大させて推力に貢献する永久磁石の有効利用率を高め、筒形リニアモータの製造コストを低減することができる。
第1実施形態の筒形リニアモータの概略断面図である。 第1実施形態の筒形リニアモータにおける励磁部の組立構造の概略断面図および正面図である。 ティース径方向長さと磁気吸引力との関係の説明図である。 第2実施形態の筒形リニアモータの概略断面図である。 第3実施形態の筒形リニアモータの概略断面図である。 ティースギャップへのコイルの有無とモータ推進力との関係の説明図である。 第4実施形態の筒形リニアモータの概略断面図である。 第5実施形態の筒形リニアモータの概略断面図である。 第6実施形態の筒形リニアモータにおける励磁部の概略断面図および正面図である。 第7実施形態の筒形リニアモータにおける励磁部の概略断面図および正面図である。 第8実施形態の筒形リニアモータにおける励磁部の概略断面図および正面図である。
以下、図面を参照して、第1から第8実施形態に係る筒形リニアモータを説明する。
第1から第8実施形態に係る筒形リニアモータは、コイルがスロット内のみならず、スロット外にも配置されるので、コイルの巻数が増大する。コイルがスロット内から励磁部へ向けて、ティースよりも張り出しているので、磁気ギャップは広くなる。励磁部は、軟磁性体を介して複数の永久磁石を有する。したがって、第1から第8実施形態によれば、芯ずれによる磁気吸引力の影響が小さく、かつ永久磁石材の使用量を少なくするとともに、平均磁束密度を増大させて推力に貢献する永久磁石の有効利用率を高め、低コストの筒形リニアモータを提供できるようになる。
〔第1実施形態〕
[筒形リニアモータの構成]
まず図1および図2を参照して、第1実施形態の筒形リニアモータの構成について説明する。図1は第1実施形態の筒形リニアモータの概略断面図である。
図1に示すように、第1実施形態の筒形リニアモータ100は、電機子1と励磁部2からなる。
電機子1は、ヨーク10、ティース20およびコイル30を有する。第1実施形態では、電機子1は可動子として機能する。
ヨーク10は、円筒体等の筒体状の磁性金属部材である。ヨーク10は、励磁部2からの磁力線を閉じて、後述する永久磁石41の電磁誘導効果を最大にする機能を有する。またヨーク10は、当該筒形リニアモータ100の周辺機器が電磁誘導による磁界の影響を受けるのを防止する機能も有する。
ヨーク10の構成材料としては、たとえば、SC材などの鉄系の磁性体が用いられるが、例示した材料に限定されない。
ティース20は、コイル30を収容するための空間としてのスロット21を区画形成する部材である。本実施形態のティース20は、ヨーク10の内面に沿って、概ねリング状に形成される。ヨーク10の内周面には、軸方向に複数のティース20が並設される。
ティース20,20間には、軸方向に並んで複数のリング凹状のスロット21が形成される。各スロット21の径方向外方はヨーク10で閉塞され、径方向内方は開口されている。スロット21の数は、コイル30の数に対応している。本実施形態では、3つのスロット21が形成され、3つのコイル30が軸方向に並んで収納されるが、スロット21およびコイル30の数は限定されない。
ティース20の径方向長さTは、コイル30の径方向長さLよりも小さく設定されている。具体的には、ティース径方向長さTは、コイル径方向長さL(スロット21の閉塞面21aと励磁部2の磁石面との間の距離から機械ギャップXmを除いた径方向長さL)の0.6倍以下に設定される。ティース20の径方向長さT≦L×0.6に設定する理由については後述する。
ティース20の構成材料としては、たとえば、ヨーク10と同様でもよいが、性能とコストを両立するために珪素鋼板が望ましい。ティース20は磁性体であるので、当該ティース面と励磁部2の磁石面との隙間が磁気ギャップXgとなる。
軸方向両端のティース20には、直線運動時にコギング(励磁部2とティース20との磁束変化による振動)を小さくするためのテーパ部22が形成されている。軸方向両端のティース20にテーパ部22を形成するため、軸方向両端のティース20は、S50Cのブロック材などの加工容易な材料を切削加工して作成することが望ましい。
コイル30は、ヨーク10の内周面に沿って円筒体状に巻回されている。本実施形態のコイル30は、機械ギャップを確保しながら、スロット21内から励磁部2へ向けて、ティース20よりも張り出して配置されている。すなわち、コイル30の一部はスロット21内に収納され、残部はスロット21の外部に張り出して配置されている。コイル30をスロット21外まで配置しているので、コイル30の巻数が多くなり、電磁誘導による直線運動の推進力を大きくすることができる。
ここで機械ギャップXmとは、コイル30と励磁部2との機械的距離をいう。本実施形態では、磁気ギャップ(ティース先端面から励磁部2の磁石面までの距離)Xgは、機械ギャップXmよりも大きく設定されている。
前述したように、本実施形態では、軸方向に3つコイル30が並設されているが、コイル30の数は限定されない。
励磁部2は、シャフト40、永久磁石41および軟磁性体42を有する。第1実施形態では、励磁部2は固定子として機能する。
励磁部2は、コイル30に対峙するように設けられている。本実施形態の励磁部2は、円筒体状のコイル30内に軸方向に沿って設けられ、コイル30と対峙している。
励磁部2は、非磁性体のシャフト40の周囲に、軸方向に磁極対抗(N−N,S−S)着磁の永久磁石41を有する。対抗磁極配置された永久磁石41,41間には、軟磁性体42が介設されている。
励磁部2の磁極ピッチをtp、永久磁石41の幅をWm、軟磁性体42の幅をWsとした場合、tp=Wm+Wsの関係が成り立ち、Wm=0.8±0.1tpであることが好ましい。対抗磁極配置された永久磁石41,41間に、磁極ピッチtpの約2、3割程度の軟磁性体42を介設することにより、永久磁石材の使用量を少なくするとともに、励磁部2の平均磁束密度を増大させることができる。
次に図2を参照して、励磁部2の具体的構成について説明する。図2は第1実施形態の筒形リニアモータにおける励磁部の組立構造の概略断面図および正面図である。
図2(a)に示すように、励磁部2は、シャフト40の周囲に、永久磁石41と軟磁性体42とを交互に配置してなる。具体的には、シャフト40の周囲に、図2(b)に示すような円筒体状の永久磁石41と、図2(c)に示すような円筒体状の軟磁性体42と、が配置される。
シャフト40は、外周面が雄ねじ40aで形成された非磁性体のスタッドボルトを採用する。円筒体状の軟磁性体42の内周面には、ナットのように雌ねじ42aが形成されている。したがって、軟磁性体42,42間に永久磁石41を挟むようにして、当該軟磁性体42をシャフト40に螺合することにより、励磁部2が形成される。永久磁石41は、軟磁性体42,42間に挟んで螺合する際に、軸方向に磁極対抗(N−N,S−S)着磁の配置とする。
本実施形態の筒形リニアモータ100には、リニアセンサや磁極検出センサ等のセンサ50が内蔵される。図1に示すように、センサ50は、たとえば、ティース20の軸方向の一方の端部に配置する。
リニアセンサとしては、たとえば、磁束密度の変化に比例した電圧を出力する磁気リニアセンサが挙げられるが、これに限定されない。磁極検出センサとしては、たとえば、ホール効果を利用して磁界を電気信号に変換して出力するホール素子が挙げられるが、これに限定されない。
[筒形リニアモータの動作]
次に、図1から図3を参照して、第1実施形態の筒形リニアモータ100の動作について説明する。
図1に示したように、第1実施形態の筒形リニアモータ100の励磁部2は、複数の永久磁石41を軸方向に磁極対抗(N−N,S−S)着磁となるように配置しており、永久磁石41,41間に軟磁性体42を介設している。電機子1は、励磁部2を囲むように設けられ、軸方向に並んだ複数のコイル30を有する。
第1実施形態では、電機子1は可動子、励磁部2は固定子として機能する。すなわち、本実施形態の筒形リニアモータ100は、励磁部2の永久磁石41が発生する磁束と交叉するように電機子1のコイル30に電流が流れる。永久磁石41の磁束と電機子1のコイル30に流れる電流が交叉すると、本実施形態の筒形リニアモータ100は、電磁誘導作用により、コイル30に軸方向の駆動力を発生させて、電機子1を軸方向に沿って移動させる。
本実施形態の筒形リニアモータ100では、ティース径方向長さTは、コイル径方向長さL(スロット21の閉塞面21aと励磁部2の磁石面との間の距離から機械ギャップXmを除いた径方向長さL)の0.6倍以下に設定される。
ここで図3を参照して、ティース径方向長さT≦コイル径方向長さL×0.6に設定する理由を説明する。図3はティース径方向長さと磁気吸引力との関係の説明図である。
図3に示すように、電機子1と励磁部2とに芯ずれが生じた場合、ティース径方向長さTがコイル径方向長さLに近づくほど、磁気吸引力が増大する傾向がある。この磁気吸引力が増大する傾向は、電機子1と励磁部2との芯ずれの割合が大きいほど顕著となる。
したがって、ティース径方向長さTをコイル径方向長さLよりも小さく設定することにより、磁気ギャップXgが広くなり、当該磁気ギャップXgに働く磁気吸引力が低減される。
本実施形態のコイル30は、機械ギャップを確保しながら、スロット21内から励磁部2へ向けて、ティース20よりも張り出している。したがって、コイル30はスロット21内のみならず、スロット21外にも存在するので、コイル30の巻数が多くなり、電磁誘導による直線運動の推進力を大きくすることができる。
また、励磁部2の永久磁石41は、シャフト40の周囲において、軸方向に磁極対抗(N−N,S−S)着磁で配置されている。永久磁石41,41間には軟磁性体42が介設されているので、磁石反発力を克服しながら対抗磁極配置を採ることができる。
さらに、磁極ピッチtpは、tp=永久磁石の幅Wm+軟磁性体の幅Wsの関係が成立する。そして、本実施形態の永久磁石の幅Wmは、0.8±0.1tpに設定される。したがって、対抗磁極配置された永久磁石41,41間に磁極ピッチtpの約2、3割程度の軟磁性体42が介設されることになり、永久磁石材の使用量が少なくなるとともに、励磁部2の平均磁束密度が増大され、推力に貢献する永久磁石の有効利用率が高くなる。
内周面に雌ねじ42aを有する軟磁性体42,42間に永久磁石41を挟むようにして、当該軟磁性体42をシャフト40に螺合することにより、励磁部2が形成される。したがって、シャフト40に永久磁石41および軟磁性体42を取り付けるだけであるので、励磁部2の製造が容易である。
すなわち、第1実施形態の筒形リニアモータ100によれば、コイル30がスロット21内のみならず、スロット21外にも配置される。したがって、本実施形態の筒形リニアモータ100は、コイル30の巻数を増大させて、直線運動の推進力を大きくすることができる。
またコイル30は、機械ギャップXmを確保しながら、スロット21内から励磁部2へ向けて、ティース20よりも張り出しているので、ティース20の径方向長さTはコイル30の径方向長さLよりも小さい。したがって、本実施形態の筒形リニアモータ100は、磁気ギャップXgが広くなり、励磁部2の芯ずれによる磁気吸引力の影響を小さくすることができる。
さらに励磁部2は、軟磁性体42を介して複数の永久磁石41を対抗磁極配置で有する。したがって、本実施形態の筒形リニアモータ100は、永久磁石材の使用量を少なくするとともに、平均磁束密度を増大させて推力に貢献する永久磁石の有効利用率を高め、筒形リニアモータ100の製造コストを低減することができる。
〔第2実施形態〕
次に、図4を参照して、第2実施形態の筒形リニアモータ200について説明する。図4は第2実施形態の筒形リニアモータの概略断面図である。なお、第1実施形態の筒形リニアモータ100と同一の構成部材については、同一の符号を付して説明を省略する。
図4に示すように、第2実施形態の筒形リニアモータ200は、電機子1のティース220およびコイル230の形状が異なっている以外は、第1実施形態と同様に構成されている。
第2実施形態におけるコイル230は、ティース220の開口端から励磁部2へ向けて、ティース220よりも張り出した部分のコイル幅d1がスロット21内に収納された部分のコイル幅Dよりも小さく形成されている。すなわち、コイル230の断面は、段部231を有する段付き形状に形成されている。
ティース220の先端には、スロット21内へ向けて突出した係合部(顎部)221が形成されている。顎部221は、コイル230の段部231を確実に保持している。
第2実施形態の筒形リニアモータ200は、基本的に第1実施形態と同様の作用効果を奏する。特に第2実施形態の筒形リニアモータ200は、ティース220にコイル230の段部231を保持する顎部221があるので、直線運動の推進力を大きくするとともに、コイル230の固定を容易にすることができるという特有の効果を奏する。
〔第3実施形態〕
次に、図5および図6を参照して、第3実施形態の筒形リニアモータ300について説明する。図5は第3実施形態の筒形リニアモータの概略断面図である。なお、第1実施形態の筒形リニアモータ100と同一の構成部材については、同一の符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、第3実施形態の筒形リニアモータ300は、電機子1のコイル330の形状が異なっている以外は、第1実施形態と同様に構成されている。
第3実施形態におけるコイル330は、ティース20の開口端から励磁部2へ向けて張り出した部分のコイル幅d2がスロット21内に収納された部分のコイル幅Dよりも大きく形成されている。すなわち、コイル330は、ティース20の開口端から励磁部2へ向けて張り出すのみならず、磁気ギャップ(ティースギャップ)Xg側へと拡大してティース20の内面を覆うように形成されている。
図6はティースギャップへのコイルの有無とモータ推進力との関係の説明図である。図6に示すように、ティースギャップにコイルがある場合は、ティースギャップにコイルがない場合と比較して、モータ推進力が大きくなることが判る。
すなわち、コイル330を励磁部2へ向けて張り出させ、さらに磁気ギャップXg側へと拡大して設けているので、当該コイル330の巻数を増大させて、電磁誘導作用による直線運動の推進力をさらに大きくすることができる。
第3実施形態の筒形リニアモータ300は、基本的に第1実施形態と同様の作用効果を奏する。特に第3実施形態の筒形リニアモータ300は、磁気ギャップXgのスペースの有効利用により、直線運動の推進力の増大と低損失を図ることができるという特有の効果を奏する。
〔第4実施形態〕
次に、図7を参照して、第4実施形態の筒形リニアモータ400について説明する。図7は第4実施形態の筒形リニアモータの概略断面図である。なお、第1実施形態の筒形リニアモータ100と同一の構成部材については、同一の符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、第4実施形態の筒形リニアモータ400は、電機子1のティース420およびコイル430の形状が異なっている以外は、第1実施形態と同様に構成されている。
第4実施形態におけるコイル430は、ティース420の開口端から励磁部2へ向けて張り出した部分のコイル幅d3がスロット21内に収納された部分のコイル幅Dよりも大きく形成されている。すなわち、コイル430は、ティース420の開口端から励磁部2へ向けて張り出すのみならず、磁気ギャップ(ティースギャップ)Xg側へと拡大してティース420の内面を覆うように形成されている。
ティースギャップにコイルがある場合は、ティースギャップにコイルがない場合と比較して、モータ推進力が大きくなる(図6参照)。コイル430を励磁部2へ向けて張り出させ、さらに磁気ギャップXg側へ拡大して設けているので、当該コイル430の巻数を増大させて、電磁誘導作用による直線運動の推進力を大きくすることができる。
また、コイル430の段部には、当該コイル430の幅方向内方へ向けて凹部431が形成されている。一方、ティース420の先端には、スロット21内へ向けて突出した係合部(顎部)421が形成されている。顎部421は、コイル430の凹部431を確実に保持している。
第4実施形態の筒形リニアモータ400は、基本的に第1実施形態と同様の作用効果を奏する。特に第4実施形態の筒形リニアモータ400は、第3実施形態と同様に、磁気ギャップXgのスペースの有効利用により、直線運動の推進力の増大と低損失を図ることができる。
さらに第4実施形態の筒形リニアモータ400は、ティース420にコイル430の凹部431を保持する顎部421があるので、直線運動の推進力を大きくするとともに、コイル430の固定を容易にすることができるという特有の効果を奏する。
すなわち、第4実施形態の筒形リニアモータ400は、第2実施形態と第3実施形態との相乗効果を奏するものである。
〔第5実施形態〕
次に、図8を参照して、第5実施形態の筒形リニアモータ500について説明する。図8は第5実施形態の筒形リニアモータの概略断面図である。なお、第1実施形態の筒形リニアモータ100と同一の構成部材については、同一の符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、第5実施形態の筒形リニアモータ500は、ヨーク10に励磁部502が設けられ、シャフト540に電機子501が設けられている点が、第1から第4実施形態と異なっている。
励磁部502は、電機子501のコイル530に対峙するように設けられている。本実施形態の電機子501は、円筒体状の励磁部502内に軸方向に沿って設けられている。
励磁部502は、円筒体状のヨーク10の内周面に設けられる。本実施形態におけるヨーク10は、非磁性体であることが要求される。第5実施形態では、励磁部502は可動子として機能する。
励磁部502は、軸方向に磁極対抗(N−N,S−S)着磁された複数のリング状の永久磁石541を有する。対抗磁極配置された永久磁石541,541間には、リング状の軟磁性体542が介設される。
励磁部502の磁極ピッチをtp、永久磁石541の幅をWm、軟磁性体542の幅をWsとした場合、tp=Wm+Wsの関係が成り立ち、Wm=0.8±0.1tpであることが好ましい。対抗磁極配置された永久磁石541,541間に、磁極ピッチtpの約半分程度の軟磁性体542を介設することにより、永久磁石材の使用量を少なくするとともに、励磁部502の平均磁束密度を増大させることができる。
電機子501は、シャフト540、ティース520およびコイル530を有する。第5実施形態では、電機子501は固定子として機能する。
本実施形態のティース520は、シャフト540の外内面に沿って、概ねリング状に形成される。シャフト540の外周面には、軸方向に複数のティース520が並設される。
ティース520,520間には、軸方向に並んで複数のリング凹状のスロット521が形成される。各スロット521の径方向内方はシャフト540で閉塞され、径方向外方は開口されている。スロット521の数は、コイル530の数に対応している。本実施形態では、6つのスロット521が形成され、6つのコイル530が軸方向に並んで収納されるが、スロット521およびコイル530の数は限定されない。
ティース520の径方向長さTは、コイル530の径方向長さLよりも小さく設定されている。具体的には、ティース径方向長さTは、コイル径方向長さL(スロット21の閉塞面521aと励磁部502との間の距離から機械ギャップXmを除いた径方向長さL)の0.6倍以下に設定される。
ティース520は磁性体であるので、当該ティース面と励磁部502の磁石面との隙間が磁気ギャップXgとなる。
コイル530は、シャフト540の外周面に沿って円筒体状に巻回されている。コイル530は、ティース520の開口端から励磁部502へ向けて張り出した部分のコイル幅d4がスロット21内に収納された部分のコイル幅Dよりも大きく形成されている。すなわち、コイル530は、ティース520の開口端から励磁部502へ向けて張り出すのみならず、磁気ギャップ(ティースギャップ)Xg側へと拡大してティース520の外面を覆うように形成されている。
ティースギャップにコイルがある場合は、ティースギャップにコイルがない場合と比較して、モータ推進力が大きくなる(図6参照)。
すなわち、コイル530を励磁部502へ向けて張り出させ、さらに磁気ギャップXg側へと拡大して設けているので、当該コイル530の巻数を増大させて、電磁誘導作用による直線運動の推進力をさらに大きくすることができる。
前述したように、本実施形態では、軸方向に6つコイル530が並設されているが、コイル530の数は限定されない。
第5実施形態の筒形リニアモータ500は、基本的に第1実施形態と同様の作用効果を奏する。特に第5実施形態の筒形リニアモータ500は、シャフト540に設けた電機子501を固定子、ヨーク10に設けた励磁部502を可動子としている。
また第5実施形態の筒形リニアモータ500は、第3および第4実施形態と同様に、磁気ギャップXgのスペースの有効利用により、直線運動の推進力の増大と低損失を図ることができるという特有の効果を奏する。
〔第6実施形態〕
次に、図9を参照して、第6実施形態の筒形リニアモータにおける励磁部602について説明する。図9は第6実施形態の筒形リニアモータにおける励磁部の概略断面図である。なお、第1実施形態の筒形リニアモータ100の励磁部2と同一の構成部材については、同一の符号を付して説明する。
図6に示すように、第6実施形態の筒形リニアモータにおける励磁部602は、永久磁石641および軟磁性体642の形状が異なっている以外は、第1実施形態と同様に構成されている。
第6実施形態では、外径に段差部641aを有する永久磁石641と、内径に段差部642aを有する軟磁性体642とを交互に組み合わせて、励磁部602が形成される。
シャフト40は、第1実施形態と同様に、外周面が雄ねじ40aで形成された非磁性体のスタッドボルトを採用する。円筒体状の軟磁性体642の内周面には、ナットのように雌ねじ642bが形成されている。したがって、軟磁性体642,642間に永久磁石641を挟むようにして、当該軟磁性体642をシャフト40に螺合することにより、励磁部602が形成される。永久磁石641は、軟磁性体642,642間に挟んで螺合する際に、軸方向に磁極対抗(N−N,S−S)着磁の配置とする。
なお、永久磁石641が内径段差部を有し、軟磁性体642が外径段差部を有するように逆に構成してもよく、永久磁石641と軟磁性体642とが係合する構造であればよい。
第6実施形態における励磁部602を備えた筒形リニアモータは、基本的に第1実施形態と同様の作用効果を奏する。特に第6実施形態における励磁部602は、外径段差部641aを有する永久磁石641と内径段差部642aを有する軟磁性体642とを組み合わせているので、永久磁石641と軟磁性体642の位置決めを確実に行うことができるという特有の効果を奏する。
〔第7実施形態〕
次に、図10を参照して、第7実施形態の筒形リニアモータにおける励磁部702について説明する。図10は第7実施形態の筒形リニアモータにおける励磁部の概略断面図である。
図10に示すように、第7実施形態の筒形リニアモータにおける励磁部702は、シャフト740の両端部に、それぞれエンドキャップ743,743が設けられている点が、第1実施形態と異なる。
エンドキャップ743は、文字通り、円筒体の一端が閉塞されたキャップ形状の部材である。エンドキャップ743内には、シャフト740の両端部の雄ねじ740aに螺合するための雌ねじ743aが形成されている。エンドキャップ743は、非磁性体のシャフト740と違い、磁性体、非磁性体の限定は必要としない。特に磁性体の場合は後述のように励磁部両端に軟磁性体742の省略も可能である。
第7実施形態では、シャフト740の両端部にエンドキャップ743,743を設けるため、永久磁石741および軟磁性体742は双方ともリング形状に形成されている。永久磁石741および軟磁性体742の内周面には、雌ねじは形成されていない。
したがって、シャフト740の両端外周面に雄ねじ740aが形成されていればよく、永久磁石741および軟磁性体742を設ける部分の外周面には雄ねじは必要ない。
すなわち、シャフト740の両端部にエンドキャップ743,743を取り付けることにより、永久磁石741および軟磁性体742は、当該エンドキャップ743,743間に強固に挟持される。
永久磁石741は、軟磁性体742を介して、軸方向に磁極対抗(N−N,S−S)着磁の配置とする。
なお、エンドキャップ743は、シャフト740の少なくとも一端に設けるように構成してもよい。
第7実施形態における励磁部702を備えた円筒形リニアモータは、基本的に第1実施形態と同様の作用効果を奏する。特に第7実施形態における励磁部702として、磁性体によるエンドキャップ743は、軟磁性体742の役割も兼用できるので、シャフトの両端に743を取り付けるだけで励磁部の構成ができる。
また第7実施形態における励磁部702は、必要に応じてエンドキャップ743を取り付けることができるので、顧客の選択肢が増え、汎用性に富むという特有の効果を奏する。
〔第8実施形態〕
次に、図11を参照して、第8実施形態の筒形リニアモータにおける励磁部802について説明する。図11は第8実施形態の筒形リニアモータにおける励磁部の概略断面図である。
図11に示すように、第8実施形態の筒形リニアモータにおける励磁部802は、非磁性体のシャフト840の両端部に、それぞれリニアガイド843,843が設けられている点が、第1実施形態と異なる。
本実施形態におけるリニアガイド843は、たとえば、軸方向に沿ったガイド溝844を有するガイドシャフトによって形成される。ガイドシャフト843は、一端に開口した取付凹部を有する丸棒状の非磁性体である。ガイドシャフト843の取付凹部の内周面には、シャフト840の両端部の雄ねじ840aに螺合するための雌ねじ843aが形成されている。ガイドシャフト843の外周の両側面には、断面形状が半円状のガイド溝844が形成されている。
ガイドシャフト843は、リング状の円筒キャップ845を介して、シャフト840の両端部に取り付けられる。円筒キャップ845の内周面には、シャフト840の両端部の雄ねじ840aに螺合するための雌ねじ845aが形成されている。
第8実施形態では、シャフト840の両端部に、円筒キャップ845,845を介してガイドシャフト843,843を設けるため、永久磁石841および軟磁性体842は、第7実施形態と同様に、双方ともリング形状に形成されている。したがって、シャフト840は、当該シャフト840の両端外周面に円筒キャップ845の雌ねじ845aおよびガイドシャフト843の雌ねじ843aに取り付けるための雄ねじ840aが形成されていればよく、永久磁石841および軟磁性体842を設ける部分の外周面には雄ねじは必要ない。
すなわち、シャフト840の両端部に円筒キャップ845,845とガイドシャフト843,843とを二重に取り付けることにより、永久磁石841および軟磁性体842は、当該円筒キャップ845,845およびガイドシャフト843,843間に強固に挟持される。
円筒キャップ845,845は、軟磁性体842の役割を兼用することができる。シャフト840の両端部に円筒キャップ845,845を取り付けた後、ガイドシャフト843,843は必要に応じて当該シャフト840の両端部に取り付けられる。
永久磁石841は、軟磁性体842を介して、軸方向に磁極対抗(N−N,S−S)着磁の配置とする。
リニアガイド843としては、ガイドシャフト843の他に、たとえば、軸方向にボール摺動機構を備えたボールスプラインが挙げられるが、これらに限定されない。なお、リニアガイド843は、シャフト840の少なくとも一端に設けるように構成してもよい。
第8実施形態における励磁部802を備えた筒形リニアモータは、基本的に第1実施形態と同様の作用効果を奏する。特に第8実施形態における励磁部802は、円筒キャップ845,845間に挟み込んで永久磁石841および軟磁性体842を固定するので、永久磁石841および軟磁性体842を統一した簡単な構造に形成することができる。
また第8実施形態における励磁部802は、必要に応じてリニアガイド843を取り付けることができるので、顧客の選択肢が増え、汎用性に富むという特有の効果を奏する。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で、上記実施形態とは異なる種々の態様で実施することができる。
1、501 電機子、
2、502、602、702、802 励磁部、
10 ヨーク、
20、220、420、520 ティース、
21、221 スロット、
30、230、330、430、530 コイル、
40、540、740、840 シャフト、
41、541、641、741、841 永久磁石、
42、542、642、742、842 軟磁性体、
100、200、300、400、500 筒形リニアモータ、
221、421 係合部、
743 エンドキャップ、
843 リニアガイド、
Xm 機械ギャップ、
Xg 磁気ギャップ。

Claims (14)

  1. コイルを有する電機子と、前記コイルに対峙して設けられ、永久磁石を有する励磁部と、を備え、
    前記電機子は、
    磁力線を閉じるヨークと、
    コイルを収容するためのスロットを区画形成するティースと、
    前記励磁部との間の機械ギャップを確保しながら、前記スロット内から前記励磁部へ向けて、前記ティースよりも張り出して配置されたコイルと、
    を有し、
    前記励磁部は、軟磁性体を介して複数の永久磁石を有することを特徴とする筒形リニアモータ。
  2. 前記コイルは、前記ティースの磁気ギャップ側へと拡大して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の筒形リニアモータ。
  3. 前記ティースの先端には、前記スロット内へ臨んで突出され、前記コイルを保持するための係合部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の筒形リニアモータ。
  4. 前記ティースの径方向長さは、前記スロットの閉塞面と前記励磁部の磁石面との距離から機械ギャップを除いた径方向長さの0.6倍以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の筒形リニアモータ。
  5. 前記励磁部は、軸方向に対抗磁極着磁された磁石間に、軟磁性体が介設されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の筒形リニアモータ。
  6. 前記励磁部の磁極ピッチをtp、前記永久磁石の幅をWm、前記軟磁性体の幅をWsとしたときに、tp=Wm+Wsの関係が成り立ち、永久磁石の幅Wmの幅は0.8±0.1tpに設定されていることを特徴とする請求項5に記載の筒形リニアモータ。
  7. 前記励磁部は、非磁性体からなるシャフトの周囲に、永久磁石と内周面に雌ねじを有する軟磁性体とが交互に配置されていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の筒形リニアモータ。
  8. 前記励磁部は、非磁性体からなるシャフトの周囲に、永久磁石と内周面に雌ねじを有する軟磁性体とが段差部で係合するように交互に配置されていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の筒形リニアモータ。
  9. 前記シャフトの少なくとも一端に、エンドキャップが設けられていることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の筒形リニアモータ。
  10. 前記シャフトの少なくとも一端に、リニアガイドが設けられていることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の筒形リニアモータ。
  11. リニアセンサが内蔵されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の筒形リニアモータ。
  12. 磁極検出センサが内蔵されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の筒形リニアモータ。
  13. 前記励磁部が固定子で、前記コイルを含む電機子が可動子であることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の筒形リニアモータ。
  14. 前記コイルを含む電機子が固定子で、前記励磁部が可動子であることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の筒形リニアモータ。
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