JP2013207441A - 可動部材制御装置及びそれを備えた撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型の像振れ補正装置及びそれを備えた撮像装置を提供する。
【解決手段】 可動部材制御装置は、基台部10と、基台部10に対して相対的に移動可能な可動部30と、可動部30に対して付勢力を付与する第1付勢部71と、可動部30に対して付勢力を付与する第2付勢部72と、可動部30に対して第1付勢部71及び第2付勢部72と異なる位置から付勢力を付与する第3付勢部73と、第1付勢部71、第2付勢部72及び第3付勢部73の付勢力をそれぞれ制御する制御部2と、制御部2から第3付勢部73へ出力する第3出力値Iyに応じて、制御部2から第1付勢部71へ出力する第1出力値Ix1及び制御部2から第2付勢部72へ出力する第2出力値Ix2をそれぞれ補正する補正部3と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図12

Description

本発明は、バランスの悪い構造の可動部材を的確に変位させる可動部材制御装置及びそれを備えた撮像装置に関するものである。
可動部材を制御する一例としてカメラの手振れ補正装置がある。カメラの手振れ補正装置の従来技術として、例えば特許文献1に開示されたものがある。この手振れ補正装置は、撮像素子が搭載された可動部のX,Y方向のそれぞれに一対のボイスコイルモータを配置し、手振れを補正する。特許文献1に開示された手振れ補正装置は、可動部の重心位置に対して力が加わるようにボイスコイルモータを配置しているため、X,Y方向の並進運動の際に撮像素子が回転することがない。
しかしながら、可動部の重心位置に対して力が加わるようにボイスコイルモータを配置しなければならないということは、配置の自由度がなく、小型化に寄与することができない。また、重心位置に対して力が加わるようにボイスコイルモータを配置することは、高い精度を必要とするため、容易ではない。
カメラの手振れ補正装置の従来技術として、さらに特許文献2に開示されたものがある。特許文献2に開示された手振れ補正装置は、力を加えたときに可動部が回転しないようにバネを用いたものである。
特許4564930号公報 特開平10−254019号公報
しかしながら、特許文献2の構成では、バネを用いているため、ある程度の回転は抑制することができるが、可動部の位置を適切に制御することはできない。また、バネを用いているので、形状劣化により付勢力も劣化する。
本発明の一実施態様では、小型で設計自由度が高く、可動部を迅速的確に変位させるように制御することが可能な可動部材制御装置及びそれを備えた撮像装置を提供することを目的としている。
本発明にかかる実施態様の可動部材制御装置は、基礎部と、前記基礎部に対して相対的に移動可能な可動部と、前記可動部に対して異なる位置から付勢力を付与する少なくとも3つの付勢部と、前記付勢部の付勢力を制御する制御部と、前記制御部から前記付勢部へ出力する少なくとも1つの出力値に応じて、前記制御部から前記付勢部へ出力する他の出力値を補正する補正部と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかる実施態様の可動部材制御装置は、基礎部と、前記基礎部に対して相対的に移動可能な可動部と、前記可動部に対して付勢力を付与する第1付勢部と、前記可動部に対して付勢力を付与する第2付勢部と、前記可動部に対して前記第1付勢部及び前記第2付勢部と異なる方向に付勢力を付与する第3付勢部と、前記第1付勢部、前記第2付勢部及び前記第3付勢部の付勢力をそれぞれ制御する制御部と、前記制御部から前記第3付勢部へ出力する第3出力値に応じて、前記制御部から前記第1付勢部へ出力する第1出力値及び前記制御部から前記第2付勢部へ出力する第2出力値をそれぞれ補正する補正部と、を備えることを特徴とする。
また、前記第3付勢部は、前記可動部の重心位置に対し異なる方向に向かって付勢力を付与することを特徴とする。
また、前記第1付勢部は、前記可動部の重心位置に対し異なる方向に向かって付勢力を付与することを特徴とする。
また、前記第2付勢部は、前記可動部の重心位置に対し異なる方向に向かって付勢力を付与することを特徴とする。
また、前記第1付勢部と前記第2付勢部は、異なる方向に付勢力を付与することを特徴とする。
また、前記補正部は、前記制御部から前記第2付勢部へ出力する第2出力値に応じて、前記制御部から前記第1付勢部へ出力する第1出力値及び前記制御部から前記第3付勢部へ出力する第3出力値をそれぞれ補正することを特徴とする。
また、前記補正部は、前記制御部から前記第1付勢部へ出力する第1出力値に応じて、前記制御部から前記第2付勢部へ出力する第2出力値及び前記制御部から前記第3付勢部へ出力する第3出力値をそれぞれ補正することを特徴とする。
また、前記第1付勢部へ変位位置を指示する第1指示部と、前記第2付勢部へ変位位置を指示する第2指示部と、前記第3付勢部へ変位位置を指示する第3指示部と、前記第1付勢部の実際の位置を取得する第1位置取得部と、前記第2付勢部の実際の位置を取得する第2位置取得部と、前記第3付勢部の実際の位置を取得する第3位置取得部と、前記第1指示部に指示された変位位置と前記第1位置取得部が取得する実際の位置との第1偏差を算出する第1偏差算出部と、前記第2指示部に指示された変位位置と前記第2位置取得部が取得する実際の位置との第2偏差を算出する第2偏差算出部と、前記第3指示部に指示された変位位置と前記第3位置取得部が取得する実際の位置との第3偏差を算出する第3偏差算出部と、を備え、前記第1偏差算出部、前記第2偏差算出部及び前記第3偏差算出部から前記制御部へ、前記第1偏差、前記第2偏差及び前記第3偏差を入力することを特徴とする。
また、前記基礎部は、第1永久磁石、第2永久磁石及び第3永久磁石をそれぞれ含み、前記可動部は、前記第1永久磁石に対向する位置に第1コイル、前記第2永久磁石に対向する位置に第2コイル、前記第3永久磁石に対向する位置に第3コイルをそれぞれ設置し前記第1永久磁石及び前記第1コイルは、前記第1付勢部としての第1ボイスコイルモータを構成し、前記第2永久磁石及び前記第2コイルは、前記第2付勢部としての第2ボイスコイルモータを構成し、前記第3永久磁石及び前記第3コイルは、前記第3付勢部としての第3ボイスコイルモータを構成することを特徴とする。
さらに、本実施形態の撮像装置は、前記可動部材制御装置と、前記可動部に設置され光を光電変換する撮像素子と、前記可動部材制御装置を有するボディと、を備えたことを特徴とする。
この態様に係る可動部材制御装置によれば、小型で設計自由度が高く、可動部を迅速的確に変位させるように制御することが可能となる。
第1実施形態の組立前の像振れ補正装置を示す図である。 基台部を示す図である。 可動部を示す図である。 図3を矢印Aから見た図である。 磁石支持部を示す図である。 第1実施形態の組立後の像振れ補正装置を示す図である。 図6を矢印Bから見た図である。 第1実施形態の組立後の像振れ補正装置の動作を示す図である。 図8の一部を拡大した図である。 第1実施形態の像振れ補正装置の可動部の概略図である。 第1実施形態の可動部に作用する駆動力の方向を示す図である。 第1実施形態の像振れ補正装置の制御ブロックを示す図である。 第1実施形態の像振れ補正装置のフローチャートを示す図である。 第2実施形態の像振れ補正装置の可動部の概略図である。 第2実施形態の可動部に作用する駆動力の方向を示す図である。 第2実施形態の像振れ補正装置の制御ブロックを示す図である。 第2実施形態の像振れ補正装置のフローチャートを示す図である。 本実施形態の像振れ補正装置を備えた撮像装置を示す図である。 撮像装置内の像振れ補正装置等を示す図である。 撮像装置の三脚ねじ部周辺の拡大図である。 本実施形態のデジタルカメラの制御構成を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態の組立前の像振れ補正装置1を示す図である。
第1実施形態の可動部材制御装置としての像振れ補正装置1は、基礎部としての基台部10と、基台部10に移動可能に支持される可動部30と、可動部30に対して基台部10と反対側に配置され、かつ、基台部10に固定される磁石支持部50と、を有する。
基台部10には、第1永久磁石群20が固定されており、磁石支持部50には、第2永久磁石群60が固定されている。可動部30には、コイル群40が固定されている。第1永久磁石群20と第2永久磁石群60とは、対向する空間に磁界が発生するように、それぞれ異極に着磁された部分が対向して配置される。コイル群40は、第1永久磁石群20と第2永久磁石群60とが対向する空間に配置される。なお、図1において、第1永久磁石群20と第2永久磁石群60の磁極は、コイル群40側の面の磁極を示しており、以下の図面においても同様とする。
図2は、基台部10を示す図である。
基台部10は、例えば、鉄や鉄の化合物等の磁性体からなる平板状の基台本体11と、基台本体11に設けられて基台部10に対して磁石支持部50を支持するための図示しないネジを挿通する貫通支持孔12a,12bと、基台部10に対して可動部30を移動可能に支持するための図示しないバネを支持する第1バネ支持部13a,13b,13cと、を有する。
ここで、基台部10に対して、図2に示すように、第1の方向としてのX方向と、X方向に直交する第2の方向としてのY方向と、を定義する。
基台部10の第1永久磁石群20は、コイル群40側をN極に着磁された第1の磁石部21と、第1の磁石部21に対してX方向に対峙してコイル群40側をS極に着磁された第2の磁石部22と、第1の磁石部21に対してY方向に離間して配置されてコイル群40側をN極に着磁された第3の磁石部23と、第3の磁石部23に対してX方向に対峙してコイル群40側をS極に着磁された第4の磁石部24と、第4の磁石部24に対してY方向に対峙してコイル群40側をN極に着磁された第5の磁石部25と、を有する。なお、第1の磁石部21〜第5の磁石部25は、コイル群40側と、コイル群40の反対側の面とをそれぞれ逆の磁極に着磁されている。
第2の磁石部22のY方向の第4の磁石部24側は、第1の磁石部21よりも短く形成されており、第1の磁石部21と対峙していない切り欠きとしての第1の空間101aがある。また、第4の磁石部24のY方向の第2の磁石部22側は、第3の磁石部23よりも短く形成されており、第3の磁石部23と対峙していない切り欠きとしての第2の空間101bがある。
図3は可動部30を示す図であり、図4は図3を矢印Aから見た図である。
可動部30は、例えば、アルミニウム合金や合成樹脂等の非磁性体からなる可動本体31と、可動本体31の周囲の一部に設けられたコイル収納部32と、可動部30を基台部10に対して移動可能に支持するための図示しないバネを支持する第2バネ支持部33a,33b,33cと、を有する。また、可動部30には、ホール素子34及び温度センサ35等のセンサ類も取り付けられている。ホール素子34は、第1ホール素子34a、第2ホール素子34b、及び第3ホール素子34cを有する。
ここで、可動部30に対して、図3に示すように、第1の方向としてのX方向と、X方向に直交する第2の方向としてのY方向と、を定義する。
可動本体31は、光を光電変換する撮像素子36、フィルタ群37、及び電気素子38を搭載する。フィルタ群37は、撮像素子36から離れている側から、超音波フィルタ37a及び赤外線カットフィルタ37bが配置されている。また、撮像素子36に対して、フィルタ群37の反対側には、撮像素子の受光量を検出し、当該受光量に基づく映像信号等を処理する電気素子38を搭載する。
コイル収納部32は、可動本体31の周囲の一部に設けられ、凹部にコイル群40を収納する。可動本体31は、コイル収納部32よりもX方向及びY方向に直交するZ方向の長さが長い。
コイル群40は、第1のコイル41、第2のコイル42、及び第3のコイル43を有する。第1のコイル41は、図2に示した基台部10の第1の磁石部21及び第2の磁石部22に対向して設置される。第2のコイル42は、図2に示した基台部10の第3の磁石部23及び第4の磁石部24に対向するように設置される。第3のコイル43は、図2に示した基台部10の第4の磁石部24及び第5の磁石部25に対向するように設置される。また、前述した第1ホール素子34aは第1のコイル41の近傍、第2ホール素子34bは第2のコイル42近傍、及び第3ホール素子34cは第3のコイル43近傍に取り付けられる。
図5は、磁石支持部50を示す図である。ただし、図5に示した磁石支持部50は、図1に示した磁石支持部50を可動部30側から見た図である。
磁石支持部50は、例えば、鉄や鉄の化合物等の磁性体からなる平板状の支持本体51と、支持本体51に設けられて磁石支持部30を基台部10に対して支持するための図示しないネジを挿通する貫通孔52a,52bと、を有する。
ここで、磁石支持部50に対して、図4に示すように、第1の方向としてのX方向と、X方向に直交する第2の方向としてのY方向と、を定義する。
磁石支持部50の第2永久磁石群60は、コイル群40側をS極に着磁された第1の対向磁石部61と、第1の対向磁石部61に対してX方向に対峙してコイル群40側をN極に着磁された第2の対向磁石部62と、第1の対向磁石部61に対してY方向に離間して配置されてコイル群40側をS極に着磁された第3の対向磁石部63と、第3の対向磁石部63に対してX方向に対峙してコイル群40側をN極に着磁された第4の対向磁石部64と、第9の磁石64に対してY方向に対峙してコイル群40側をS極に着磁された第5の対向磁石部65と、を有する。なお、第1の対向磁石部61〜第5の対向磁石部65は、コイル群40側と、コイル群40の反対側の面とをそれぞれ逆の磁極に着磁されている。
第2の対向磁石部62のY方向の第4の対向磁石部64側は、切り欠きを有し、第1の対向磁石部61よりも短く形成されており、第1の対向磁石部61と対峙していない切り欠きとしての第3の空間102aがある。また、第4の対向磁石部64のY方向の第2の対向磁石部62側は、切り欠きを有し、第3の対向磁石部63よりも短く形成されており、第3の対向磁石部63と対峙していない切り欠きとしての第4の空間102bがある。
図6は第1実施形態の組立後の像振れ補正装置1を示す図であり、図7は図6を矢印Bから見た図である。
第1実施形態の像振れ補正装置1を組立てるには、図1に示した基台部10の貫通支持孔12a,12b及び磁石支持部50の貫通ネジ孔52a,52bにそれぞれ図示しないネジを挿通する。また、基台部10の基台本体11に取り付けられたプレート14によって磁石支持部50の支持本体51を支持する。したがって、支持本体51は、貫通支持孔12a,12bとプレート14の3箇所で基台本体11に強固に支持されることになる。さらに、基台部10の第1バネ支持部13a,13b,13c及び可動部30の第2バネ支持部33a,33b,33cに、それぞれコイルバネ15a,15b,15cを設置する。
さらに、基台部10と可動部30は、図示しない複数の球形のボール部材を挟持することによって、一般にボール支持と称される形式によって支持すると好ましい。可動部30は、ボール部材が転動することによって、基台部10に対して移動可能となる。
像振れ補正装置1を組立てると、基台部10の第1永久磁石群20と磁石支持部50の第2永久磁石群60が離間した状態で対向する。第1永久磁石群20と第2永久磁石群60の対向した磁石は、それぞれ逆の磁極に着磁されているので、各磁石の間の空間には、それぞれ磁界が発生する。その磁界の発生している離間した空間に可動部30のコイル群40が配置される。このように、第1永久磁石群20、第2永久磁石群60及びコイル群40を配置することによって、ボイスコイルモータ70を形成する。
第1実施形態では、第1の磁石部21及び第2の磁石部22、第1のコイル41、並びに、第1の対向磁石部61及び第2の対向磁石部62が、可動部30を第1の方向としてのX方向に移動させる第1のボイスコイルモータとしての第1のX方向ボイスコイルモータ71を形成する。また、第3の磁石部23及び第4の磁石部24、第2のコイル42、及び第3の対向磁石部63及び第4の対向磁石部64が、可動部30を第1の方向としてのX方向に移動させる第2のボイスコイルモータとしての第2のX方向ボイスコイルモータ72を形成する。さらに、第4の磁石部24及び第5の磁石部25、第3のコイル43、及び第4の対向磁石部64及び第5の対向磁石部65が、可動部30を第2の方向としてのY方向に移動させる第3のボイスコイルモータとしてのY方向ボイスコイルモータ73を形成する。
したがって、第4の磁石部24及び第4の対向磁石部64は、第2のX方向ボイスコイルモータ72及びY方向ボイスコイルモータ73の両方に含まれることとなる。このように、第1磁石群20と第2磁石群60の少なくとも1つの磁石部をX方向のボイスコイルモータ72とY方向のボイスコイルモータ73との両方に含まれるように構成し、X方向の可動とY方向の可動の両方の機能を有することで、部品点数を削減することができ、装置の小型化及び低コスト化を実現することが可能となる。
第1実施形態の場合、第1のコイル41及び第2のコイル42に電流を流した場合、可動部30は、X方向に移動する。また、第3のコイル43に電流を流した場合、可動部30は、Y方向に移動する。
なお、第1実施形態は、第1永久磁石群20の第1の磁石部21と第2の磁石部22を1つの磁石、第1永久磁石群20の第3の磁石部23と第4の磁石部24と第5の磁石部25を1つの磁石、第2永久磁石群60の第1の対向磁石部61と第2の対向磁石部62を1つの磁石、第2永久磁石群60の第3の対向磁石部63と第4の対向磁石部64と第5の対向磁石部65を1つの磁石として着磁したが、それぞれ別体又は一部を別体の磁石としてもよい。別体とすることで、加工が簡単となり、簡単に低コストで製作することが可能となる。また、第1のコイル41、第2のコイル42、及び第3のコイル43の巻数は、それぞれ切り欠きの体積に応じて変化させてもよい。
なお、各磁石を基台部10及び磁石支持部50に固定する方法は、接着剤、ネジ止め又はカシメ等、特に限定されるものではない。第1実施形態では、一例として、接着剤によって基台部10及び磁石支持部50に固定している。
図8は第1実施形態の組立後の像振れ補正装置1の動作を示す図であり、図9は図8の一部を拡大した図である。なお、図8では、可動部30の動きが見やすいように、磁石支持部50を省略し、図9では、第1の磁石部21、第2の磁石部22及び可動本体部31のみで示している。
例えば、図8に示すように、可動部30が、基台部10に対して矢印Cの方向に動いたとする。すると、図9に示すように、可動本体31が第1の磁石部21及び第2の磁石部22の方向に近づく。もし、第2の磁石部22のY方向の長さが第1の磁石部21のY方向の長さと同じ場合、可動本体31と第2の磁石部22とが干渉してしまう。
そこで、第2の磁石部22のY方向の長さを第1の磁石部21のY方向の長さよりも短くすることによって形成された切り欠きによって、第1の空間101aを形成することで、可動本体31と第2の磁石部22との干渉を避けることができ、装置の小型化を実現することが可能となる。なお、切り欠きとしての第1の空間101a及び第2の空間101bを基台部10または可動部30の中心方向側に設けるとさらに装置の小型化を実現することが可能となる。また、切り欠きをボイスコイルモータ70による可動部30の可動範囲に、少なくとも1部が重なる位置に配置すると、より装置の小型化を実現することが可能となる。
なお、他の磁石部についても切り欠きを設けることによって、可動本体31と磁石部、又は磁石部と他の部材の干渉を避けることができ、可動部30の可動範囲を狭めることなく、装置の小型化を実現することが可能となる。
第1実施形態では、基台部10及び磁石支持部50の双方に永久磁石群を備える構成として説明したが、可動部30を動作可能な出力を出せるようであれば、一方のみに永久磁石群を備える構成とすることも可能である。
次に、第1実施形態の像振れ補正装置1の可動部の制御について説明する。
図10は、第1実施形態の像振れ補正装置1の可動部30の概略図である。
第1実施形態の像振れ補正装置1は、図10に示すように、第1付勢部としての第1のX方向ボイスコイルモータ71及び第2付勢部としての第2のX方向ボイスコイルモータ72を作動させて可動部30に力を印加することによって、X方向に移動させることができ、第3付勢部としてのY方向ボイスコイルモータ73を作動させて可動部30に力を印加することによって、Y方向に移動させることができる。なお、第1付勢部、第2付勢部及び第3付勢部としては、ボイスコイルモータに限らず、駆動力を発生する他のアクチュエータ等でもよい。
例えば、第1のX方向ボイスコイルモータ71及び第2のX方向ボイスコイルモータ72を定位置駆動した状態で、Y方向ボイスコイルモータ73に駆動量指示を与え作動させることにより、Y方向への並進駆動をおこなう。また、Y方向ボイスコイルモータ73を定位置駆動した状態で、第1のX方向ボイスコイルモータ71及び第2のX方向ボイスコイルモータ72に等しい駆動量指示を与え作動させることにより、X方向の並進運動を行う。さらに、Y方向ボイスコイルモータ73を定位置駆動した状態で、第1のX方向ボイスコイルモータ71及び第2のX方向ボイスコイルモータ72に異なる駆動量指示を与え作動させることにより、異なる駆動量の差分量に応じた回転運動を行う。
なお、各ボイスコイルモータ71,72,73には、それぞれに対応する位置取得部としてのホール素子34が可動部30のそれぞれの近傍に配置されており、各ボイスコイルモータ71,72,73の位置、例えば、第1のコイル41、第2のコイル42、及び第3のコイル43の通常状態に対するそれぞれの移動位置を検出することができる。
図11は、第1実施形態の可動部30に作用する駆動力の方向を示す図である。
可動部30は、図11に示すように、各ボイスコイルモータ71,72,73より駆動力を受ける。本構成のようにY方向ボイスコイルモータ73が可動部30に与える力のベクトルの直線上に可動部30の重心位置Gが存在せず、付勢力が重心位置とは異なる方向に向かう場合、Y方向ボイスコイルモータ73が可動部30に力を印加すると、Y方向への並進力の他に重心周りの回転力及びX方向への並進力が生じてしまう。回転力及びX方向への並進力は、不必要な力の成分であるが、第1のX方向ボイスコイルモータ71及び第2のX方向ボイスコイルモータ72を単純にフィードバック制御することにより、低減することは可能である。しかしながら、回転力及びX方向への並進力は、第1のX方向ボイスコイルモータ71及び第2のX方向ボイスコイルモータ72に対して常に外乱要因を与えている状態となり、このままでは、位置制御の精度が低下するおそれがある。
そこで、第1実施形態では、Y方向ボイスコイルモータ73が可動部30に力を印加する際の回転力及びX方向への並進力をさらに低減することができるように、各ボイスコイルモータ71,72,73を制御する。
なお、各ボイスコイルモータ71,72,73は、可動部30の重心位置Gとは異なる方向に向かって付勢力を付与するように構成することで、小型で設計自由度が高くすることが可能となる。また、少なくとも2つのボイスコイルモータが平行に付勢力を付与することにより、可動部30の的確な位置を高速に演算することができると共に、演算に対する負荷を小さくすることが可能となる。
図12は、第1実施形態の像振れ補正装置1の制御ブロックを示す図である。
像振れ補正装置1の制御ブロックは、制御部2と、補正部3と、ボイスコイルモータ70とを有する
まず、図示しない第1指示部から第1のX方向ボイスコイルモータ71に変位位置を指示する第1駆動信号rx1が入力される。すると、第1偏差算出部で第1駆動信号rx1と第1のX方向ボイスコイルモータ71の現在位置X1posの差分である第1偏差としての第1のX方向偏差ex1が算出される。すなわちフィードバック制御を構成する。
同様に、図示しない第2指示部から第2のX方向ボイスコイルモータ72に変位位置を指示する第2駆動信号rx2が入力される。すると、第2偏差算出部で第2駆動信号rx2と第2のX方向ボイスコイルモータ72の現在位置X2posの差分である第2偏差としての第2のX方向偏差ex2が算出される。すなわちフィードバック制御を構成する。
さらに、図示しない第3指示部からY方向ボイスコイルモータ71に変位位置を指示する第3駆動信号ryが入力される。すると、第3偏差算出部で第3駆動信号ryとY方向ボイスコイルモータ73の現在位置Yposの差分である第3偏差としてのY方向偏差ex1が算出される。すなわちフィードバック制御を構成する。
制御部2は、第1のX方向偏差ex1が入力され、内部のIIRフィルタ等で位相補償・ゲイン乗算処理を行い、第1のX方向フィルタ出力Ix1を出力する。また、制御部2は、第2のX方向偏差ex2が入力され、内部のIIRフィルタ等で位相補償・ゲイン乗算処理を行い、第2のフィルタ出力Ix2を出力する。さらに、制御部2は、Y方向偏差eyが入力され、内部のIIRフィルタ等で位相補償・ゲイン乗算処理を行い、Y方向フィルタ出力Iyを出力する。
補正部3は、第1のX方向フィルタ出力Ix1が入力され、Y方向フィルタ出力Iyに第1の補正係数K1を乗じた第1の補正値K1yと加算されて、第1のX方向出力I'x1を出力する。また、補正部3は、第2のX方向フィルタ出力Ix2が入力され、Y方向フィルタ出力Iyに第2の係数K2を乗じた第2の補正値K2yと加算されて、第2のX方向出力I'x2を出力する。さらに、Y方向フィルタ出力Iyが入力され、そのままY方向出力I'yとして出力する。
ボイスコイルモータ70は、補正部3からの第1のX方向出力I'x1に応じた電流を第1のコイル41に印加して、第1のX方向ボイスコイルモータ71を駆動する。また、ボイスコイルモータ70は、補正部3からの第2のX方向出力I'x2に応じた電流を第2のコイル42に印加して、第2のX方向ボイスコイルモータ72を駆動する。また、ボイスコイルモータ70は、補正部3からのY方向出力I'yに応じた電流を第3のコイル43に印加して、Y方向ボイスコイルモータ73を駆動する。
ここで、補正部3で乗じた第1の補正係数K1及び第2の補正係数K2の算出方法について説明する。
図11に示すように、Y方向ボイスコイルモータ73において、必要な力は、可動部30をY方向へ並進駆動させる力のみである。したがって、Y方向ボイスコイルモータ73の駆動力Fyによって生じるその他の不要な力を、第1のX方向ボイスコイルモータ71の駆動力Fx1及び第2のX方向ボイスコイルモータ72の駆動力Fx2によって打ち消す必要がある。
Y方向ボイスコイルモータ73の駆動力Fyによって生じるその他の不要な力を、第1のX方向ボイスコイルモータ71の駆動力Fx1及び第2のX方向ボイスコイルモータ72の駆動力Fx2によって打ち消すためには、以下の回転力を相殺する条件式(1)及びX並進力を相殺する条件式(2)を満足しなければならない。
yθ・ry+Fx1θ・rx1+Fx2θ・rx2=0 (1)
yr・sinθy+Fx1r・cosθx1+Fx2r・cosθx2=0 (2)
ただし、
|Fyθ|=|Fy|・sinθy
|Fx1θ|=|Fx1|・sinθx1
|Fx2θ|=|Fx2|・sinθx2
|Fyr|=|Fy|・cosθy
|Fx1r|=|Fx1|・cosθx1
|Fx2r|=|Fx2|・cosθx2
である。
なお、各変数は、ベクトルの方向に応じた符号を含んでいる。
したがって、条件式(1)と条件式(2)の連立方程式を解くことにより、任意のY方向ボイスコイルモータ73の駆動力Fyに対して、その回転力及びX並進力を相殺する第1のX方向ボイスコイルモータ71の駆動力Fx1及び第2のX方向ボイスコイルモータ72の駆動力Fx2を求めることが可能となる。
制御器に実装する場合には、Y方向ボイスコイルモータ73の駆動力Fyは、様々な値を取り得るので、その値に応じて第1のX方向ボイスコイルモータ71の駆動力Fx1及び第2のX方向ボイスコイルモータ72の駆動力Fx2を変更する必要がある。
そこで、Y方向ボイスコイルモータ73の駆動力Fyを1とおいた場合の第1のX方向ボイスコイルモータ71の駆動力Fx1及び第2のX方向ボイスコイルモータ72の駆動力Fx2を、第1の補正係数K1及び第2の補正係数K2とする。そして、第1のX方向ボイスコイルモータ71及び第2のX方向ボイスコイルモータ72への入力値を第1の補正係数K1及び第2の補正係数K2で補正することによって、変化するFyに対して常に適切な処理をすることが可能となる。
図13は、第1実施形態の像振れ補正装置1のフローチャートを示す図である。
第1実施形態の像振れ補正装置1の可動部材の制御は、まず、ステップ1で、駆動目標位置X,Y,θを取得する(ST1)。
次に、ステップ2で、駆動目標位置X,Y,θを、X1方向、X2方向及びY方向の各軸の並進駆動量rx1、rx2、ryに変換する(ST2)。
次に、ステップ3で、各軸の現在位置X1POS、X2POS、YPOSをそれぞれ第1ホール素子34a、第2ホール素子34b、及び第3ホール素子34cにより取得する(ST3)。
次に、ステップ4で、ステップ2において取得した各軸の並進駆動量rx1、rx2、ryから、ステップ3において取得した各軸の現在位置X1POS、X2POS、YPOSの差分を求めて各軸の偏差ey,ex1,ex2を算出する(ST4)。
次に、ステップ5で、制御部2において各軸の制御フィルタ出力Ix1,Ix2,Iyを演算する(ST5)
次に、ステップ6で、補正部3において、Y方向フィルタ出力Iyに第1の補正係数K1を乗じた第1の補正値K1yと第2のX方向フィルタ出力Ix2とを加算して、第1のX方向出力I'x1と修正し、Y方向フィルタ出力Iyに第2の係数K2を乗じた第2の補正値K2yと第2のX方向フィルタ出力Ix2とを加算して、第2のX方向出力I'x2と修正する(ST6)。
次に、ステップ7で、演算結果に応じて、各軸のボイスコイルモータ70を駆動する(ST7)。
このような可動部材制御によって、小型で設計自由度が高く、可動部30を基台部10に対して迅速的確に変位させるように制御することが可能となる。
次に、第2実施形態の像振れ補正装置1について説明する
図14は、第2実施形態の像振れ補正装置1の可動部30の概略図である。
第2実施形態の像振れ補正装置1は、図14に示すように、第1付勢部としてのX方向ボイスコイルモータ171、第2付勢部としてのY方向ボイスコイルモータ172及び第3付勢部としての回転方向ボイスコイルモータ173を有する。
X方向ボイスコイルモータ171を作動させて可動部30に力を印加することによって、X方向に移動させることができ、Y方向ボイスコイルモータ172を作動させて可動部30に力を印加することによって、Y方向に移動させることができる。また、回転方向ボイスコイルモータ173を作動させて可動部30に力を印加することによって、回転方向に移動させることができる。なお、第1付勢部、第2付勢部及び第3付勢部としては、ボイスコイルモータに限らず、駆動力を発生する他のアクチュエータ等でもよい。
例えば、X方向ボイスコイルモータ171を定位置駆動、回転方向ボイスコイルモータ173を定角度駆動した状態で、Y方向ボイスコイルモータ172に駆動量指示を与え作動させることにより、Y方向への並進駆動をおこなう。また、Y方向ボイスコイルモータ172を定位置駆動、回転方向ボイスコイルモータ173を定角度駆動した状態で、X方向ボイスコイルモータ171に駆動量指示を与え作動させることにより、X方向への並進駆動をおこなう。さらに、X方向ボイスコイルモータ172を定位置駆動、Y方向ボイスコイルモータ172を定位置駆動した状態で、回転方向ボイスコイルモータ173に駆動量指示を与え作動させることにより、重心周りの回転駆動をおこなう。
なお、各ボイスコイルモータ171,172,173には、それぞれに対応する図示しないリニア位置検出センサが配置されており、各ボイスコイルモータ171,172,173の位置、例えば、第1のコイル141、第2のコイル142、及び第3のコイル143の通常状態に対するそれぞれの移動位置を検出することができる。
図15は、第2実施形態の可動部30に作用する駆動力の方向を示す図である。
可動部30は、図15に示すように、各ボイスコイルモータ171,172,173より駆動力を受ける。本構成のように各ボイスコイルモータ171,172が可動部30に与える力のベクトルの直線上に可動部30の重心位置Gが存在しない場合、各ボイスコイルモータ171,172がそれぞれ可動部30に力を印加すると、不必要な力が生じてしまい、第1実施形態と同様に、位置制御の精度が低下するおそれがある。また、回転力を付勢するボイスコイルモータ173が可動部30に与える力ベクトルが、可動部30の重心とボイスコイルモータ173の付勢力作用点を結ぶ直線と直交しない場合、ボイスコイルモータ173は、回転力以外の力を可動部30に印加するため、位置制御の精度が低下するおそれがある。
そこで、第2実施形態では、この不必要な力を抑制する。
図16は、第2実施形態の像振れ補正装置1の制御ブロックを示す図である。
像振れ補正装置1の制御ブロックは、制御部2と、補正部3と、ボイスコイルモータ170とを有する
まず、図示しない第1指示部からX方向ボイスコイルモータ171に変位位置を指示する第1駆動信号rxが入力される。すると、第1偏差算出部で第1駆動信号rxとX方向ボイスコイルモータ171の現在位置Xposの差分である第1偏差としてのX方向偏差ex1が算出される。すなわちフィードバック制御を構成する。
同様に、図示しない第2指示部からY方向ボイスコイルモータ172に変位位置を指示する第2駆動信号ryが入力される。すると、第2偏差算出部で第2駆動信号ryとY方向ボイスコイルモータ172の現在位置Yposの差分である第2偏差としてのY方向偏差eyが算出される。すなわちフィードバック制御を構成する。
さらに、図示しない第3指示部から回転方向ボイスコイルモータ173に変位位置を指示する第3駆動信号rRotが入力される。すると、第3偏差算出部で第3駆動信号rRotと回転方向ボイスコイルモータ173の現在位置θposの差分である第3偏差としての回転方向偏差eRotが算出される。すなわちフィードバック制御を構成する。
制御部2は、X方向偏差exが入力され、内部のIIRフィルタ等で位相補償・ゲイン乗算処理を行い、X方向フィルタ出力Ixを出力する。また、制御部2は、Y方向偏差eyが入力され、内部のIIRフィルタ等で位相補償・ゲイン乗算処理を行い、Y方向フィルタ出力Iyを出力する。さらに、制御部2は、回転方向偏差eRotが入力され、内部のIIRフィルタ等で位相補償・ゲイン乗算処理を行い、回転方向フィルタ出力IRotを出力する。
補正部3は、X方向フィルタ出力Ixが入力され、Y方向フィルタ出力Iyに第1のY方向補正係数KYXを乗じた第1のY方向補正値KYXy及び回転方向フィルタ出力IRotに第1の回転方向補正係数KRotXを乗じた第1の回転方向補正値KRotXRotを加算されて、X方向出力I'xを出力する。
また、補正部3は、Y方向フィルタ出力Iyが入力され、X方向フィルタ出力Ixに第1のX方向補正係数KXYを乗じた第1のX方向補正値KXYx及び回転方向フィルタ出力IRotに第2の回転方向補正係数KRotYを乗じた第2の回転方向補正値KRotYRotを加算されて、Y方向出力I'yを出力する。
さらに、補正部3は、回転方向フィルタ出力IRotが入力され、X方向フィルタ出力Ixに第2のX方向補正係数KXRotを乗じた第2のX方向補正値KXRotx及びY方向フィルタ出力IYに第2のY方向補正係数KYRotを乗じた第2のY方向補正値KYRotYを加算されて、回転方向出力I'Rotを出力する。
ボイスコイルモータ170は、補正部3からのX方向出力I'xに応じた電流を第1のコイル141に印加して、X方向ボイスコイルモータ171を駆動する。また、ボイスコイルモータ170は、補正部3からのY方向出力I'Yに応じた電流を第2のコイル142に印加して、Y方向ボイスコイルモータ172を駆動する。また、ボイスコイルモータ170は、補正部3からの回転方向出力I'Rotに応じた電流を第3のコイル143に印加して、回転方向ボイスコイルモータ173を駆動する。
ここで、補正部3で乗じた第1のX方向補正係数KXY、第2のX方向補正係数KXRot、第1のY方向補正係数KYX、第2のY方向補正係数KYRot、第1の回転方向補正係数KRotX、及び第2の回転方向補正係数KRotYの算出方法について説明する。
図15に示すように、Y方向ボイスコイルモータ172において、必要な力は、可動部30をY方向へ並進駆動させる力のみである。したがって、Y方向ボイスコイルモータ172の駆動力Fyによって生じるその他の不要な力を、X方向ボイスコイルモータ171の駆動力Fx及び回転方向ボイスコイルモータ173の駆動力FRotによって打ち消す必要がある。
Y方向ボイスコイルモータ172の駆動力Fyによって生じるその他の不要な力を、X方向ボイスコイルモータ171の駆動力Fx及び回転方向ボイスコイルモータ173の駆動力FRotによって打ち消すためには、以下の回転力を相殺する条件式(3)及びX並進力を相殺する条件式(4)を満足しなければならない。
yθ・ry+Fxθ・rx+FRotθ・rRot=0 (3)
yr・sinθy+Fxr・cosθx+FRotr・cosθRot1=0 (4)
ただし、
|Fyθ|=|Fy|・sinθy
|Fxθ|=|Fx|・sinθx
|FRotθ|=|FRot|・cosθRot2
|Fyr|=|Fy|・cosθy
|Fxr|=|Fx|・cosθx
|FRotr|=|FRot|・sinθRot2
である。
なお、各変数は、ベクトルの方向に応じた符号を含んでいる。
そして、条件式(3)と条件式(4)の連立方程式をX方向ボイスコイルモータ171の駆動力Fx及び回転方向ボイスコイルモータ173の駆動力FRotについて解き、Y方向ボイスコイルモータ172の駆動力Fyを1とおいた場合のX方向ボイスコイルモータ171の駆動力Fx及び回転方向ボイスコイルモータ173の駆動力FRotを、第1のX方向補正係数KYX及び第1の回転方向補正係数KYRotとする。
同様に、X方向ボイスコイルモータ171の駆動力FxのX方向の並進力以外のY方向の並進力と回転力の成分をY方向ボイスコイルモータ172の駆動力Fy及び回転方向ボイスコイルモータ173の駆動力FRotによって打ち消すことを条件として、第1のY方向補正係数KXY及び第2の回転方向補正係数KXRotを求めることが可能となる。
さらに、回転方向ボイスコイルモータ173の駆動力FRotの回転力以外のX方向の並進力とY方向の並進力の成分をX方向ボイスコイルモータ171の駆動力Fx及びY方向ボイスコイルモータ172の駆動力Fyによって打ち消すことを条件として、第2のX方向補正係数KRotY及び第2のY方向補正係数KRotXを求めることが可能となる。
そして、図16に示すように、制御部2からの出力値に、第1のX方向補正係数KXY、第2のX方向補正係数KXRot、第1のY方向補正係数KYX、第2のY方向補正係数KYRot、第1の回転方向補正係数KRotX、及び第2の回転方向補正係数KRotYをそれぞれ他の軸に対して乗じて補正することによって、変化する駆動力に対して常に的確な位置に処理をすることが可能となる。
図17は、第2実施形態の像振れ補正装置1のフローチャートを示す図である。
第1実施形態の像振れ補正装置1の可動部材の制御は、まず、ステップ11で、駆動目標位置X,Y,θを取得する(ST11)。
次に、ステップ12で、駆動目標位置X,Y,θを、X方向、Y方向及び回転方向の各軸の並進駆動量rx、rxy、rRotに変換する(ST12)。
次に、ステップ13で、各軸の現在位置XPOS、YPOS、θdegをホール素子34により取得する(ST13)。
次に、ステップ14で、ステップ2において取得した各軸の並進駆動量rx、ry、rRotから、ステップ3において取得した各軸の現在位置XPOS、YPOS、θdegの差分を求めて各軸の偏差ex,ey,eRotを算出する(ST14)。
次に、ステップ15で、制御部2において各軸の制御フィルタ出力Ix,Iy,IRotを演算する(ST15)
次に、ステップ16で、補正部3において、フィルタ出力値に、第1のX方向補正係数KXY、第2のX方向補正係数KXRot、第1のY方向補正係数KYX、第2のY方向補正係数KYRot、第1の回転方向補正係数KRotX、及び第2の回転方向補正係数KRotYをそれぞれ他の軸に対して乗じて修正する(ST16)。
次に、ステップ17で、演算結果に応じて、各軸のボイスコイルモータ170を駆動する(ST17)。
このような可動部材制御によって、小型で設計自由度が高く、可動部30を基台部10に対して迅速的確に変位させるように制御することが可能となる。
さて、以上のような本実施形態の像振れ補正装置は、電子撮影装置、とりわけデジタルカメラやビデオカメラ等に用いることができる。以下に、その実施形態を例示する。
図18は本実施形態の像振れ補正装置を備えた撮像装置を示す図であり、図19は撮像装置内の像振れ補正装置等を示す図である。
本発明の一実施形態の像振れ補正装置1を備える撮像装置としてのデジタルカメラ80は、図18及び図19に示すようにカメラボディ81と、カメラボディ81に交換可能に装着される撮影レンズLを備えるレンズユニット82と、により構成される。
なお、以下の説明において、撮影レンズLからカメラボディ81に入射する入射光軸を「O」で示し、入射光軸O方向に対して被写体側を前方(前面側)とし、結像側を後方(背面側)とする。また、光軸Oと直交する方向のうち、通常の撮影状態にて前方から見た左右方向を第1の方向であるX方向とし、上下方向を第2の方向であるY方向とする。第1の方向であるX方向及び第2の方向であるY方向は、像振れ補正装置1での第1の方向であるX方向及び第2の方向であるY方向に対応している。
カメラボディ81は、デジタルカメラ80を構成する部材を収納するカメラ本体を兼ねる外装体83を備えており、入射光軸O上の前側位置にレンズユニット82を交換自在に装着するためのリング状のマウント部84を備えている。また、外装体83には前方から見て左側に撮影時、操作者の右手により保持される図示しないグリップ部が設けられる。このグリップ部の頂部には、レリーズボタン等の図示しない各種スイッチ、ボタン類が配されている。
さらに、カメラボディ81は、外装体83の内部に電池91を収納する電池収納室92を備えている。また、電池収納室92の後方には、カメラ全体の制御や画像処置、圧縮処理、データ記憶処理等を行うための制御回路やSDRAM等のメモリ、電源回路等が搭載された回路基板等(図示せず)が配されている。また、カメラボディ81には、例えばジャイロセンサ等による、該カメラボディ81の振れ状態検出装置(図示せず)が内蔵されている。
カメラボディ81は、さらに図18及び図19に示すように、外装体83の背面側にパネル表示窓85を有する液晶パネル86を備えている。この液晶パネル86は、撮影された画像の他、各種設定・調整事項等の各種情報を画像として表示するTFT(Thin Film Transistor)タイプの矩形状表示パネルである。また、外装体83の頂部には、光学ファインダ、電子ビューファインダ、外付けのフラッシュ、又はマイク等を装着するためのホットシュー87が配されている。
カメラボディ81の外装体83内には、図18に示すように、フォーカルプレーンシャッタ88及び撮像ユニット89が配設されている。撮像ユニット89は、CCDやCMOSセンサ等である撮像素子36をXY平面上において変位可能に支持し、ボイスコイルモータをアクチュエータとする像振れ防止装置1を備えている。この像振れ防止装置1は、上述の振れ検出装置からの振れ信号に基づいて、検出した振れ方向の力を打ち消すように作動する。撮像素子36は、矩形の受光面を有しており、受光面の長辺がX方向に沿うように配設されている。また、外装体83の底面部には、三脚ねじ部90が設けられている。
図20は、三脚ねじ部周辺の拡大図である。
像振れ補正装置1をデジタルカメラ80に備える際に、三脚ねじ部90と干渉してしまう場合、図20に示すように、第4の磁石部64と第5の磁石部65のX方向の長さを異ならせることで三脚ねじ部90を第5の空間103a内に収納することが可能となる。
このように、像振れ補正装置1をデジタルカメラ80に備える際に、デジタルカメラ80内の部材と像振れ補正装置1が干渉する場合、磁石部の長さを異ならせて切り欠きを形成し、該切り欠きに部材を配置することで、デジタルカメラ80内の部材と像振れ補正装置1の干渉を避ける事ができ、デジタルカメラ80の小型化を実現することが可能となる。
図21は、本実施形態のデジタルカメラ80の主要部の内部回路を示すブロック図である。なお、以下の説明では、処理手段は、例えば、CDS/ADC部124、一時記憶メモリ117、画像処理部118等で構成され、記憶手段は、記憶媒体部等で構成される。
図21に示されるように、デジタルカメラ80は、操作部112と、この操作部112に接続された制御部113と、この制御部113の制御信号出力ポートにバス114及び115を介して接続された撮像駆動回路116並びに一時記憶メモリ117、画像処理部118、記憶媒体部119、表示部120、及び設定情報記憶メモリ部121を備えている。
上記の一時記憶メモリ117、画像処理部118、記憶媒体部119、表示部120、及び設定情報記憶メモリ部121は、バス122を介して相互にデータの入力、出力が可能とされている。また、撮像駆動回路116には、撮像素子36とCDS/ADC部124が接続されている。
操作部112は、各種の入力ボタンやスイッチを備え、これらを介して外部(カメラ使用者)から入力されるイベント情報を制御部113に通知する。制御部113は、例えばCPUなどからなる中央演算処理装置であって、不図示のプログラムメモリを内蔵し、プログラムメモリに格納されているプログラムに従って、デジタルカメラ80全体を制御する。
CCD等の撮像素子36は、撮像駆動回路116により駆動制御され、撮影光学系111を介して形成された物体像の画素ごとの光量を電気信号に変換し、CDS/ADC部124に出力する撮像素子である。
CDS/ADC部124は、撮像素子36から入力される電気信号を増幅し、かつ、アナログ/デジタル変換を行って、この増幅とデジタル変換を行っただけの映像生データ(ベイヤーデータ、以下RAWデータという。)を一時記憶メモリ117に出力する回路である。
一時記憶メモリ117は、例えばSDRAM等からなるバッファであり、CDS/ADC部124から出力されるRAWデータを一時的に記憶するメモリ装置である。画像処理部118は、一時記憶メモリ117に記憶されたRAWデータ又は記憶媒体部119に記憶されているRAWデータを読み出して、制御部113にて指定された画質パラメータに基づいて歪曲収差補正を含む各種画像処理を電気的に行う回路である。
記憶媒体部119は、例えばフラッシュメモリ等からなるカード型又はスティック型の記憶媒体を着脱自在に装着して、これらのフラッシュメモリに、一時記憶メモリ117から転送されるRAWデータや画像処理部118で画像処理された画像データを記録して保持する。
表示部120は、液晶表示モニターなどにて構成され、撮影したRAWデータ、画像データや操作メニューなどを表示する。設定情報記憶メモリ部121には、予め各種の画質パラメータが格納されているROM部と、操作部112の入力操作によってROM部から読み出された画質パラメータを記憶するRAM部が備えられている。
このように構成されたデジタルカメラ80は、撮影光学系111として本発明のレンズ系を採用することで、小型で動画撮像に適した撮像装置とすることが可能となる。
なお、この実施形態によって本発明は限定されるものではない。すなわち、実施形態の説明に当たって、例示のために特定の詳細な内容が多く含まれるが、当業者であれば、これらの詳細な内容に色々なバリエーションや変更を加えても、本発明の範囲を超えないことは理解できよう。従って、本発明の例示的な実施形態は、権利請求された発明に対して、一般性を失わせることなく、また、何ら限定をすることもなく、述べられたものである。
例えば、本実施形態では、撮像素子36を有する可動部30を可動制御する構造として説明したが、レンズユニット82を可動部として可動制御する構造であってもよい。また、プリンタのヘッド等の並進移動する部材にも適用することが可能である。
1…像振れ補正装置(可動部材制御装置)
10…基台部(基礎部)
11…基台本体
12a,12b…貫通支持孔
13a,13b…第1バネ支持部
15a,15b…コイルバネ
20…第1永久磁石群(永久磁石)
21…第1の磁石部(第1永久磁石)
22…第2の磁石部(第1永久磁石)
23…第3の磁石部(第2永久磁石)
24…第4の磁石部(第2永久磁石、第3永久磁石)
25…第5の磁石部(第3永久磁石)
30…可動部
31…可動本体
32…コイル収納部
33a,33b…第2バネ支持部
34…ホール素子(位置取得部)
35…温度センサ
36…撮像素子
37…フィルタ群
37a…超音波フィルタ
37b…赤外線カットフィルタ
38…電気素子
40…コイル群
41…第1のコイル
42…第2のコイル
43…第3のコイル
50…磁石支持部
51…支持本体
52a,52b…貫通ネジ孔
60…第2永久磁石群(永久磁石)
61…第1の対向磁石部
62…第2の対向磁石部
63…第3の対向磁石部
64…第4の対向磁石部
65…第5の対向磁石部
70…ボイスコイルモータ
71…第1のX方向ボイスコイルモータ(第1付勢部、第1のボイスコイルモータ)
72…第2のX方向ボイスコイルモータ(第2付勢部、第2のボイスコイルモータ)
73…Y方向ボイスコイルモータ(第3付勢部、第3のボイスコイルモータ)
80…デジタルカメラ(撮像装置)
81…カメラボディ
82…レンズユニット
83…外装体
84…マウント部
85…パネル表示窓
86…液晶パネル
87…ホットシュー
88…フォーカルプレーンシャッタ
89・・撮像ユニット
90…三脚ねじ部
91…電池
92…電池収納室
101a…第1の空間(切り欠き)
101b…第2の空間(切り欠き)
102a…第3の空間(切り欠き)
102b…第4の空間(切り欠き)
103a…第5の空間(切り欠き)
103b…第6の空間(切り欠き)
111…撮影光学系
112…操作部
113…制御部
114、115…バス
116…撮像駆動回路
117…一時記憶メモリ
118…画像処理部
119…記憶媒体部
120…表示部
121…設定情報記憶メモリ部
122…バス
124…CDS/ADC部
141…第1のコイル
142…第2のコイル
143…第3のコイル
170…ボイスコイルモータ
171…X方向ボイスコイルモータ(第1付勢部、第1のボイスコイルモータ)
172…Y方向ボイスコイルモータ(第2付勢部、第2のボイスコイルモータ)
173…回転方向ボイスコイルモータ(第3付勢部、第3のボイスコイルモータ)

Claims (11)

  1. 基礎部と、
    前記基礎部に対して相対的に移動可能な可動部と、
    前記可動部に対して異なる位置から付勢力を付与する少なくとも3つの付勢部と、
    前記付勢部の付勢力を制御する制御部と、
    前記制御部から前記付勢部へ出力する少なくとも1つの出力値に応じて、前記制御部から前記付勢部へ出力する他の出力値を補正する補正部と、
    を備えることを特徴とする可動部材制御装置。
  2. 基礎部と、
    前記基礎部に対して相対的に移動可能な可動部と、
    前記可動部に対して付勢力を付与する第1付勢部と、
    前記可動部に対して付勢力を付与する第2付勢部と、
    前記可動部に対して前記第1付勢部及び前記第2付勢部と異なる方向に付勢力を付与する第3付勢部と、
    前記第1付勢部、前記第2付勢部及び前記第3付勢部の付勢力をそれぞれ制御する制御部と、
    前記制御部から前記第3付勢部へ出力する第3出力値に応じて、前記制御部から前記第1付勢部へ出力する第1出力値及び前記制御部から前記第2付勢部へ出力する第2出力値をそれぞれ補正する補正部と、
    を備えることを特徴とする可動部材制御装置。
  3. 前記第3付勢部は、前記可動部の重心位置に対し異なる方向に向かって付勢力を付与する
    ことを特徴とする請求項2に記載の可動部材制御装置。
  4. 前記第1付勢部は、前記可動部の重心位置に対し異なる方向に向かって付勢力を付与する
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の可動部材制御装置。
  5. 前記第2付勢部は、前記可動部の重心位置に対し異なる方向に向かって付勢力を付与する
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の可動部材制御装置。
  6. 前記第1付勢部と前記第2付勢部は、異なる方向に付勢力を付与する
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載の可動部材制御装置。
  7. 前記補正部は、
    前記制御部から前記第2付勢部へ出力する第2出力値に応じて、前記制御部から前記第1付勢部へ出力する第1出力値及び前記制御部から前記第3付勢部へ出力する第3出力値をそれぞれ補正する
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれか1項に記載の可動部材制御装置。
  8. 前記補正部は、
    前記制御部から前記第1付勢部へ出力する第1出力値に応じて、前記制御部から前記第2付勢部へ出力する第2出力値及び前記制御部から前記第3付勢部へ出力する第3出力値をそれぞれ補正する
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項7のいずれか1項に記載の可動部材制御装置。
  9. 前記第1付勢部へ変位位置を指示する第1指示部と、
    前記第2付勢部へ変位位置を指示する第2指示部と、
    前記第3付勢部へ変位位置を指示する第3指示部と、
    前記第1付勢部の実際の位置を取得する第1位置取得部と、
    前記第2付勢部の実際の位置を取得する第2位置取得部と、
    前記第3付勢部の実際の位置を取得する第3位置取得部と、
    前記第1指示部に指示された変位位置と前記第1位置取得部が取得する実際の位置との第1偏差を算出する第1偏差算出部と、
    前記第2指示部に指示された変位位置と前記第2位置取得部が取得する実際の位置との第2偏差を算出する第2偏差算出部と、
    前記第3指示部に指示された変位位置と前記第3位置取得部が取得する実際の位置との第3偏差を算出する第3偏差算出部と、
    を備え、
    前記第1偏差算出部、前記第2偏差算出部及び前記第3偏差算出部から前記制御部へ、前記第1偏差、前記第2偏差及び前記第3偏差を入力する
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項8のいずれか1項に記載の可動部材制御装置。
  10. 前記基礎部は、第1永久磁石、第2永久磁石及び第3永久磁石をそれぞれ含み、
    前記可動部は、前記第1永久磁石に対向する位置に第1コイル、前記第2永久磁石に対向する位置に第2コイル、前記第3永久磁石に対向する位置に第3コイルをそれぞれ設置し
    前記第1永久磁石及び前記第1コイルは、前記第1付勢部としての第1ボイスコイルモータを構成し、
    前記第2永久磁石及び前記第2コイルは、前記第2付勢部としての第2ボイスコイルモータを構成し、
    前記第3永久磁石及び前記第3コイルは、前記第3付勢部としての第3ボイスコイルモータを構成する
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項9のいずれか1項に記載の可動部材制御装置。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の前記可動部材制御装置と、
    前記可動部に設置され光を光電変換する撮像素子と、
    前記可動部材制御装置を有するボディと、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
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