JP2014137380A - ぶれ補正装置及びそれを備えた撮像装置 - Google Patents

ぶれ補正装置及びそれを備えた撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】小型のぶれ補正装置及びそれを備えた撮像装置を提供する。
【解決手段】ぶれ補正装置1は、基台部11と、可動部15と、基台部11に設置される磁石部12と、対向する位置に設置されるコイル部16と、を備え、第1の方向xに駆動力を発生させる第1方向リニアアクチュエータLA1,LA2を形成する第1方向磁石12a,12b及び対向する位置に設置される第1方向コイル16a,16bと、第1の方向xとは直交する第2の方向yに駆動力を発生させる第2方向リニアアクチュエータLA3を形成する第2方向磁石12c及び対向する位置に設置される第2方向コイル16cと、可動部15の重心Gに対して可動部15の重心Gを中心とした回転方向に駆動力を発生させる回転方向リニアアクチュエータLA4を形成する回転方向磁石12d及び対向する位置に設置される回転方向コイル16dと、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、基台部に対して可動部を変位させて、ぶれの補正を行うぶれ補正装置及びそれを備えた撮像装置に関するものである。
カメラの手振れ補正装置の従来技術として、例えば特許文献1に開示されたものがある。この手振れ補正装置は、ステージ部材の固定支持基板との対向面に回転接触可能な少なくとも3つのボールを支持し、固定支持基板に設けたリテーナと、固定支持基板のステージ部材との対向面に設けた磁力発生装置と、ステージ部材の磁力発生装置との対向部を構成する該磁力発生装置で発生した磁力により固定支持基板側に吸引される磁性部材と、を備える。
この手振れ補正装置では、カメラに手振れが生じたときに駆動用コイルに電流を流すと、電流が流れた駆動用コイルがステージ板及び撮像素子をスライドさせる駆動力を発生する。すると、撮像素子が手振れを打ち消す方向にスライドし像ぶれが補正される。
特開2008−160947号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、固定支持基板上に3つのボールを設置するスペースと磁石を設置するスペースの両方が必要となり、小型化の妨げとなっていた。また、3つのボールを設置する位置と磁石を設置する位置がずれているため、ステージ板を固定支持基板側に的確に吸引することができていなかった。
本発明では、小型のぶれ補正装置及びそれを備えた撮像装置を提供することを目的としている。
本発明のある態様に係るぶれ補正装置は、基台部と、前記基台部に対して移動可能な可動部と、前記基台部又は前記可動部の一方に設置される磁石部と、前記基台部又は前記可動部の他方の前記磁石部に対向する位置に設置されるコイル部と、を備え、前記磁石部と前記コイル部とは、前記可動部の重心に対して一方に設置され第1の方向に駆動力を発生させる第1方向リニアアクチュエータを形成する第1方向磁石及び前記第1方向磁石に対向する第1方向コイルと、前記可動部の重心に対して他方に設置され第1の方向とは直交する第2の方向に駆動力を発生させる第2方向リニアアクチュエータを形成する第2方向磁石及び前記第2方向磁石に対向する第2方向コイルと、前記可動部の重心に対して他方に設置され前記可動部の重心を中心とした回転方向に駆動力を発生させる回転方向リニアアクチュエータを形成する回転方向磁石及び前記回転方向磁石に対向する回転方向コイルと、を有することを特徴とする。
この態様に係るぶれ補正装置によれば、小型のぶれ補正装置を提供することが可能となる。
第1実施形態の組立前のぶれ補正装置10を示す図である。 第1実施形態の組立後のぶれ補正装置10における図1のA−A断面に対応する断面を示す図である。 第1実施形態のぶれ補正装置10の基台部11を示す図である。 第2実施形態のぶれ補正装置10の基台部11を示す図である。 第3実施形態のぶれ補正装置10の基台部11を示す図である。 第4実施形態のぶれ補正装置10の基台部11を示す図である。 第5実施形態のぶれ補正装置10の基台部11を示す図である。 第6実施形態の組立前のぶれ補正装置20を示す図である。 図8の反対側から見た第6実施形態の組立前のぶれ補正装置20を示す図である。 第6実施形態の組立後のぶれ補正装置20における図8のB−B断面に対応する断面を示す図である。 第1実施形態のぶれ補正装置を備えた撮像装置を示す図である。 撮像装置内のぶれ補正装置等を示す図である。 本実施形態のデジタルカメラの制御構成を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態の組立前のぶれ補正装置10を示す図である。図2は、第1実施形態の組立後のぶれ補正装置10における図1のA−A断面に対応する断面を示す図である。図3は、第1実施形態のぶれ補正装置10の基台部11を示す図である。
第1実施形態のぶれ補正装置10は、基台部11と、磁石部12と、摺動部13と、転動体部14と、可動部15と、コイル部16と、付勢部17と、位置検出部18と、固定部19と、を備える。
基台部11は、基台本体111と、第1支持部材11aと、第2支持部材11bと、第3支持部材11cと、第4支持部材11dと、を有する。
基台本体111は、例えば、鉄や鉄の化合物等の磁性体からなる略長方形で平板状の部材からなり、磁石部12が設置される。第1支持部材11a、第2支持部材11b、第3支持部材11c、及び第4支持部材11dは、基台本体111と固定部19とで可動部15を移動可能に挟んだ状態で、基台本体111に固定部19を支持するためのものであって、例えば、各支持部材11a〜11dにネジが貫通する孔を設け、固定部19を貫通したネジを各孔に締め付ける構造としてもよい。なお、本実施形態では、支持部材11を4つとする構成としたが、これに限られるものではなく、基台本体111に固定部19を支持することが可能であれば、4未満または5以上の支持部材を設けてもかまわない。
ここで、図1に示すように、第1の方向としてのX方向と、X方向に直交する第2の方向としてのY方向と、可動部15の重心を中心とした回転方向を定義する。
磁石部12は、第1方向第1磁石としての第1永久磁石12aと、第1方向第2磁石としての第2永久磁石12bと、第2方向磁石としての第3永久磁石12cと、回転方向磁石としての第4永久磁石12dと、を有する。
第1永久磁石12aは、可動部側をS極に着磁された第1の磁石12a1及び可動部側をN極に着磁された第2の磁石12a2からなる。第1永久磁石12aは、第1の磁石12a1と第2の磁石12a2がX方向に並ぶように設置される。
第2永久磁石12bは、可動部側をS極に着磁された第3の磁石12b1及び可動部側をN極に着磁された第4の磁石12b2からなる。第2永久磁石12bは、第3の磁石12b1と第4の磁石12b2が第1永久磁石12aと同じように、X方向に並ぶように設置される。
第3永久磁石12cは、可動部側をS極に着磁された第5の磁石12c1及び可動部側をN極に着磁された第6の磁石12c2からなる。第3永久磁石12cは、第5の磁石12c1と第6の磁石12c2がY方向に並ぶように設置される。
第4永久磁石12dは、可動部側をS極に着磁された第7の磁石12d1及び可動部側をN極に着磁された第8の磁石12d2からなる。第4永久磁石12dは、第7の磁石12d1と第8の磁石12d2が第1永久磁石12aと同じように、X方向に並ぶように設置される。
なお、第1永久磁石12a、第2永久磁石12b及び第4永久磁石12dは、S極とN極を、共に逆にしてもよい。第3永久磁石12cは、S極とN極を逆にしてもよい。第1永久磁石12a、第2永久磁石12b、第3永久磁石12c、及び第4永久磁石12dそれぞれの磁石は、それぞれ別体又は一部を別体としてもよい。別体とすることで、加工が簡単となり、簡単に低コストで製作することが可能となる。
また、各磁石を基台部11に固定する方法は、接着剤、ネジ止め又はカシメ等、特に限定されるものではない。第1実施形態では、一例として、接着剤によって基台部11に固定している。
可動部15は、可動本体151と、第1方向コイル収納部としての第1コイル収納部15aと、第1方向コイル収納部としての第2コイル収納部15bと、第2方向コイル収納部且つ回転方向コイル収納部としての第3コイル収納部15cと、を有する。コイル部16は、第1方向第1コイルとしての第1コイル16aと、第1方向第2コイルとしての第2コイル16bと、第2方向コイルとしての第3コイル16cと、回転方向コイルとしての第4コイル16dと、を有する。
可動本体151は、例えば、アルミニウム合金や合成樹脂等の非磁性体からなり、受光した光を光電変換する撮像素子152等を有する。可動本体151は、その他に、図示しない超音波フィルタ及び赤外線カットフィルタ等からなるフィルタ群及び撮像素子が検出た受光量に基づく映像信号等を処理する電気素子等を搭載する。可動本体151は、各コイル収納部15a〜15cよりも、X方向及びY方向に直交するZ方向の長さが長い。
第1コイル収納部15aは、可動本体151の周囲から重心に対して一方に突出して第1永久磁石12aに対応する位置に設けられる。第1コイル収納部15aは、第1コイル16aに対応して第1永久磁石12a側を開口させた第1コイル収納凹部15a1が形成されて、第1コイル収納凹部15a1に第1コイル16aが収納される。また、第1コイル収納凹部15a1の内側には、第1転動体収納凹部15a2が形成されている。
第2コイル収納部15bは、可動本体151の周囲から重心に対して一方に突出して第2永久磁石12bに対応する位置に設けられる。第2コイル収納部15bは、第2コイル16bに対応して第2永久磁石12b側を開口させた第2コイル収納凹部15b1が形成されて、第2コイル収納凹部15b1に第2コイル16bが収納される。また、第2コイル収納凹部15b1の内側には、第2転動体収納凹部15b2が形成されている。
第3コイル収納部15cは、可動本体151の周囲から重心に対して第1コイル収納部15a及び第2コイル収納部15bとは反対側の他方に突出して第3永久磁石12c及び第4永久磁石12dに対応する位置に設けられる。第3コイル収納部15cは、第3コイル16c及び第4コイル16dに対応して第3永久磁石12c及び第4永久磁石12d側を開口させた第3コイル収納凹部15c1及び第4コイル収納凹部15d1が形成されて、第3コイル収納凹部15c1に第3コイル16c及び第4コイル収納凹部15d1に第4コイル16dが収納される。また、第3コイル収納凹部15cの内側には、第3転動体収納凹部15c2が形成されている。また、第4コイル収納凹部15d1の内側には、位置検出収納凹部15d2が形成されている。
第1コイル16aは、電気伝導体の巻線からなり、巻線の内側に空気等の芯から形成されるコア部を有し、第1永久磁石12aに対向して設置される。第2コイル16bは、電気伝導体の巻線からなり、巻線の内側に空気等の芯から形成されるコア部を有し、第2永久磁石12bに対向して設置される。第3コイル16cは、電気伝導体の巻線からなり、巻線の内側に空気等の芯から形成されるコア部を有し、第3永久磁石12cに対向して設置される。第4コイル16dは、電気伝導体の巻線からなり、巻線の内側に空気等の芯から形成されるコア部を有し、第4永久磁石12dに対向して設置される。
なお、図に示すように、各コイル16a,16b,16cの開口面は、X−Y平面上、つまり、撮像素子152の受光面(撮像面)に対して平行な面に形成される。また、各コイル16a,16b,16cの開口軸は、X−Y平面に対して直交方向、つまり、撮像素子152の受光面(撮像面)に対して直交する方向に形成される。
第1永久磁石12aの第1コイル16a側の表面には、磁石側第1摺動部13a1が設置される。第2永久磁石12bの第2コイル16b側の表面には、磁石側第2摺動部13b1が設置される。第3永久磁石12cの第3コイル16c側の表面には、磁石側第3摺動部13c1が設置される。
第1転動体収納凹部15a2の底面には、コイル側第1摺動部13a2が設置される。第2転動体収納凹部15b2の底面には、コイル側第2摺動部13b2が設置される。第3転動体収納凹部15c2の底面には、コイル側第3摺動部13c2が設置される。
第1転動体14a、第2転動体14b、及び第3転動体14cは、それぞれ、第1転動体収納凹部15a2、第2転動体収納凹部15b2、及び第3転動体収納凹部15c2の内部に、大部分は埋まるが、一部は可動部の15の表面よりも磁石側に突出して収納される。したがって、第1転動体14a、第2転動体14b、及び第3転動体14cは、それぞれ第1コイル16a、第2コイル16b、及び第3コイル16cの巻線の内側のコア部に配置される。
このように、第1転動体14a、第2転動体14b、及び第3転動体14cは、それぞれ第1コイル16a、第2コイル16b、及び第3コイル16cの巻線の内側のコア部に配置されるので、第1転動体14a、第2転動体14b、及び第3転動体14cの設置位置をそれぞれ第1コイル16a、第2コイル16b、及び第3コイル16cの外側に配置する場合と比較して、スペースを有効に利用することができ、装置を小型にすることが可能となる。
磁石側第1摺動部13a1とコイル側第1摺動部13a2の間には、第1転動体14aが回転移動可能に挟持される。磁石側第2摺動部13b1とコイル側第2摺動部13b2の間には、第2転動体14bが回転移動可能に挟持される。磁石側第3摺動部13c1とコイル側第3摺動部13c2の間には、第3転動体14cが回転移動可能に挟持される。
第1転動体14a、第2転動体14b、及び第3転動体14cは、それぞれ、磁石側第1摺動部13a1とコイル側第1摺動部13a2の間、磁石側第2摺動部13b1とコイル側第2摺動部13b2の間、及び磁石側第3摺動部13c1とコイル側第3摺動部13c2の間に挟持されるので、第1転動体14a、第2転動体14b、及び第3転動体14cが、第1永久磁石12a、第2永久磁石12b、及び第3永久磁石12c、並びに、第1転動体収納凹部15a2、第2転動体収納凹部15b2、及び第3転動体収納凹部15c2にそれぞれ直接に当接することがない。
したがって、第1コイル収納部15a、第2コイル収納部15b、及び第3コイル収納部15c、並びに、第1永久磁石12a、第2永久磁石12b、及び第3永久磁石12cが、摩擦によって受ける損傷、溶融等の影響を低減させることが可能となる。
また、第1転動体14a、第2転動体14b、及び第3転動体14c自身が、摩擦によって受ける損傷、溶融等の影響を低減させることが可能となる。
コイル側第1摺動部13a2の固定部19側の第1コイル収納部15aの内部には、付勢部17としての第1磁性体17aが埋め込まれている。また、第1磁性体17aの固定部19側には、位置検出部18としての第1ホール素子18aが埋め込まれている。
コイル側第2摺動部13b2の固定部19側の第2コイル収納部15bの内部には、付勢部17としての第2磁性体17bが埋め込まれている。
コイル側第3摺動部13c2の固定部19側の第3コイル収納部15cの内部には、付勢部17としての第3磁性体17cが埋め込まれている。また、第3磁性体17cの固定部19側には、位置検出部18としての第2ホール素子18bが埋め込まれている。さらに、位置検出収納凹部15d2には、位置検出部18としての第3ホール素子18cが埋め込まれている。
このように、第1磁性体17a、第2磁性体17b、及び第3磁性体17cは、それぞれ環状の第1コイル16a、第2コイル16b、及び第3コイル16cの内側に収納されるので、第1磁性体17a、第2磁性体17b、及び第3磁性体17cをそれぞれ環状の第1コイル16a、第2コイル16b、及び第3コイル16cの外側に配置する場合と比較して、スペースを有効に利用することができ、装置を小型にすることが可能となる。
第1磁性体17a、第2磁性体17b、及び第3磁性体17cは、それぞれ第1永久磁石12a、第2永久磁石12b、及び第3永久磁石12cに引きつけられるように常に付勢されている。第1磁性体17a、第2磁性体17b、及び第3磁性体17cがそれぞれ第1永久磁石12a、第2永久磁石12b、及び第3永久磁石12cに引きつけられることによって、可動部15は、基台部11側に常に与圧がかけられて、押し付けられることとなる。
その結果、第1転動体14aが磁石側第1摺動部13a1とコイル側第1摺動部13a2に当接し、第2転動体14bが磁石側第2摺動部13b1とコイル側第2摺動部13b2に当接し、第3転動体14cが磁石側第3摺動部13c1とコイル側第3摺動部13c2に当接することとなり、基台部11に対して可動部15の位置を的確に保持することが可能となる。
また、第1ホール素子18a、第2ホール素子18b、及び第3ホール素子18cによって、位置検出を行うことによって、基台部11に対して可動部15を的確に移動させることが可能となる。
固定部19は、板状で鉄等の磁性体から形成され、可動部15を移動可能に挟んだ状態で、基台本体111に支持されている。固定部19は、少なくとも第1永久磁石12a、第2永久磁石12b、第3永久磁石12c、及び第4永久磁石12dに対向する位置に設置すればよい。
なお、可動部15は、固定部11に対して、バネ等の付勢部材により連結され支持されてもよい。付勢部材により連結されることで、コイルに通電することなく、予め定めた位置へ復帰することが可能となる。
第1実施形態のぶれ補正装置10の作動について説明する。
第1実施形態では、第1永久磁石12aと第1コイル16aが、可動部15を第1の方向としてのX方向に移動させる第1のリニアアクチュエータとしての第1のX方向リニアアクチュエータLA1を形成する。また、第2永久磁石12bと第2コイル16bが、可動部15を第1の方向としてのX方向に移動させる第1のリニアアクチュエータとしての第2のX方向リニアアクチュエータLA2を形成する。また、第3永久磁石12cと第3コイル16cが、可動部15を第2の方向としてのY方向に移動させる第2のリニアアクチュエータとしてのY方向リニアアクチュエータLA3を形成する。さらに、第4永久磁石12dと第4コイル16dが、重心Gを中心として、可動部15を回転する方向に移動させる第3のリニアアクチュエータとしての回転方向リニアアクチュエータLA4を形成する。
第1コイル16a、第2コイル16b、第3コイル16c及び第4コイル16dは、それぞれ図示しない電源に接続され、電源をON/OFFするスイッチにより電流が流れるように構成されている。
第1実施形態において、第1コイル16a及び第2コイル16bに同時に電流を流した場合、可動部15は、X方向の駆動力によって移動する。しかしながら、第1のX方向リニアアクチュエータLA1及び第2のX方向リニアアクチュエータLA2は、重心Gに対して上方向、すなわちY方向にずれている。そのため、モーメントが発生し、可動部15は、重心Gを中心に回転するように移動する。
そこで、第4コイル16dに電流を流し、可動部15が重心Gを中心として第1のX方向リニアアクチュエータLA1及び第2のX方向リニアアクチュエータLA2による移動方向と逆回転方向に移動するような駆動力を、回転方向リニアアクチュエータLA4によって発生させる。第1実施形態の回転方向リニアアクチュエータLA4は、第1方向に駆動力を発生する。
したがって、第1のX方向リニアアクチュエータLA1及び第2のX方向リニアアクチュエータLA2による駆動力と、回転方向リニアアクチュエータLA4による駆動力が重心Gを中心に回転する力を打ち消し合い、それぞれのY方向の駆動力の影響を低減する。
なお、第3コイル16cに電流を流した場合、Y方向リニアアクチュエータLA3の駆動力が重心Gを通る直線上にあるため、可動部15はY方向に移動する。
可動部15は、第1磁性体17a、第2磁性体17b、及び第3磁性体17cによって、それぞれ第1永久磁石12a、第2永久磁石12b、及び第3永久磁石12cに引きつけられるように常に付勢されているので、第1転動体14a、第2転動体14b、及び第3転動体14cの転動に対して、第1転動体14a、第2転動体14b、及び第3転動体14cとそれぞれ当接を続けながら移動することができ、基台部11に対して一定の距離を保持しつつ、円滑に移動することが可能となる。したがって、ぶれを高精度で補正することが可能となる。
また、第1転動体14aが磁石側第1摺動部13a1とコイル側第1摺動部13a2に挟持され、第2転動体14bが磁石側第2摺動部13b1とコイル側第2摺動部13b2に挟持され、第3転動体14cが磁石側第3摺動部13c1とコイル側第3摺動部13c2に挟持されるので、第1永久磁石12a、第2永久磁石12b、及び第3永久磁石12c、並びに、第1転動体収納凹部15a2、第2転動体収納凹部15b2、及び第3転動体収納凹部15c2、に対して、それぞれ直接に当接することがないので、それぞれの部材間が摩擦によって受ける影響を低減させることが可能となる。したがって、部品及び装置の長寿命化を達成することが可能となる。
次に、第2実施形態について説明する。
図4は、第2実施形態のぶれ補正装置10の基台部11を示す図である。
第2実施形態のぶれ補正装置10は、第1実施形態に対して、第3のリニアアクチュエータとしての回転方向リニアアクチュエータLA4の第4永久磁石12dの極の並ぶ方向を変更したものである。その他の第1実施形態と同様の構造については、説明を省略する。
第2実施形態のぶれ補正装置10の第4永久磁石12dは、可動部側をS極に着磁された第7の磁石12d1及び可動部側をN極に着磁された第8の磁石12d2からなる。第4永久磁石12dは、第7の磁石12d1と第8の磁石12d2が第3永久磁石12cと同じように、Y方向に並ぶように設置される。
したがって、第4永久磁石12dと第4コイル16dが、Y方向に駆動力を発生し、重心を中心として、可動部15を回転方向に移動させる第3のリニアアクチュエータとしての回転方向リニアアクチュエータLA4を形成する。
そして、第4コイル16dに電流を流した場合、可動部15は、重心Gを中心として回転方向に移動する。
なお、第4永久磁石12dは、S極とN極を、逆にしてもよい。また、第4永久磁石12dそれぞれの磁石は、それぞれ別体又は一部を別体としてもよい。別体とすることで、加工が簡単となり、簡単に低コストで製作することが可能となる。
次に、第3実施形態について説明する。
図5は、第3実施形態のぶれ補正装置10の基台部11を示す図である。
第3実施形態のぶれ補正装置10は、第1実施形態に対して、第3のリニアアクチュエータとしての回転方向リニアアクチュエータLA4の第4永久磁石12dの極の並ぶ方向を変更したものである。その他の第1実施形態と同様の構造については、説明を省略する。
第3実施形態のぶれ補正装置10の第4永久磁石12dは、可動部側をS極に着磁された第7の磁石12d1及び可動部側をN極に着磁された第8の磁石12d2からなる。第4永久磁石12dは、第7の磁石12d1と第8の磁石12d2の境界線の延長が可動部15の重心Gを通るように設置される。
したがって、第4永久磁石12dと第4コイル16dが、回転方向に駆動力を発生し、重心を中心として、可動部15を回転する方向に移動させる第3のリニアアクチュエータとしての回転方向リニアアクチュエータLA4を形成する。そして、第4コイル16dに電流を流した場合、可動部15は、重心Gを中心として回転する方向に移動する。
なお、第4永久磁石12dは、S極とN極を、逆にしてもよい。また、第4永久磁石12dそれぞれの磁石は、それぞれ別体又は一部を別体としてもよい。
次に、第4実施形態について説明する。
図6は、第4実施形態のぶれ補正装置10の基台部11を示す図である。
第4実施形態のぶれ補正装置10は、第3実施形態に対して、第2のリニアアクチュエータとしてのX方向リニアアクチュエータLA3と第3のリニアアクチュエータとしての回転方向リニアアクチュエータLA4を離間させたものである。その他の第1実施形態と同様の構造については、説明を省略する。
第4実施形態のぶれ補正装置10の第4永久磁石12dは、可動部側をS極に着磁された第7の磁石12d1及び可動部側をN極に着磁された第8の磁石12d2からなる。第4永久磁石12dは、第7の磁石12d1と第8の磁石12d2の境界線の延長が可動部15の重心Gを通るように設置される。
したがって、第4永久磁石12dと第4コイル16dが、重心を中心として、可動部15を回転する方向に移動させる第3のリニアアクチュエータとしての回転方向リニアアクチュエータLA4を形成する。そして、第4コイル16dに電流を流した場合、可動部15は、重心Gを中心として回転する方向に移動する。なお、第4永久磁石12dは、S極とN極を、逆にしてもよい。
次に、第5実施形態について説明する。
図7は、第5実施形態のぶれ補正装置10の基台部11を示す図である。
第5実施形態のぶれ補正装置10は、第3実施形態に対して、第1のリニアアクチュエータとしての第2X方向リニアアクチュエータLA2を省略したものである。その他の第1実施形態と同様の構造については、説明を省略する。
第5実施形態のぶれ補正装置10の第1永久磁石12Aは、可動部側をS極に着磁された第1の磁石12a1及び可動部側をN極に着磁された第2の磁石12a2からなる。第1永久磁石12dは、第1の磁石12a1と第2の磁石12a2の境界線の延長が可動部15の重心Gを通るように設置される。
したがって、第1永久磁石12aと第1コイル16aが、重心Gを中心として、可動部15を回転する方向に移動させる第1のリニアアクチュエータとしての第1X方向リニアアクチュエータLA1を形成する。そして、第1コイル16aに電流を流した場合、可動部15は、X方向に移動する。
なお、第1永久磁石12aは、S極とN極を、逆にしてもよい。また、第1永久磁石12aそれぞれの磁石は、それぞれ別体又は一部を別体としてもよい。
次に、第6実施形態について説明する。
図8は、第6実施形態の組立前のぶれ補正装置20を示す図である。図9は、図8の第6実施形態の組立前のぶれ補正装置20を裏側から示す図である。図10は、第6実施形態の組立後のぶれ補正装置20における図8のB−B断面に対応する断面を示す図である。
第6実施形態のぶれ補正装置20は、基台部21と、磁石部22と、摺動部23と、転動体部24と、可動部25と、コイル部26と、付勢部27と、位置検出部28と、を備える。第6実施形態のぶれ補正装置20は、磁石部22を可動部25に設置し、コイル部26を基台部21に設置し、固定部を用いない構造であり、それに伴う部分を変更したものである。その他の第1実施形態と同様な部分は、説明を省略する。
基台部21の第1支持部材21a、第2支持部材21b、第3支持部材21c、及び第4支持部材21dは、基台本体211と例えばカメラケース等の図示しない他の固定部材とで可動部25を移動可能に挟んだ状態で、基台本体211に他の固定部材を支持するためのものである。
基台部21には、第1コイル収納部21’a、第2コイル収納部21’b、及び第3コイル収納部21’cを含むコイル収納部21’が設置される。
第1コイル収納部21’aは、第1永久磁石22aに対応する位置で基台本体211に設けられる。第1コイル収納部21’aには、第1永久磁石22aに対応して第1永久磁石22a側を開口させた第1コイル収納凹部21’a1が形成されて、第1コイル収納凹部21’a1に第1コイル26aが収納される。また、第1コイル収納凹部21’a1の内側には、第1転動体収納凹部21’a2が形成されている。
第2コイル収納部21’bは、第2永久磁石22bに対応する位置で基台本体211に設けられる。第2コイル収納部21’bには、第2永久磁石22bに対応して第2永久磁石22b側を開口させた第2コイル収納凹部21’b1が形成されて、第2コイル収納凹部21’b1に第2コイル26bが収納される。また、第2コイル収納凹部21’b1の内側には、第2転動体収納凹部21’b2が形成されている。
第3コイル収納部21’cは、第3永久磁石22c及び第4永久磁石22dに対応する位置で基台本体211に設けられる。第3コイル収納部21’cには、第3永久磁石22cに対応して第3永久磁石22c側を開口させた第3コイル収納凹部21’c1が形成されて、第3コイル収納凹部21’c1に第3コイル26cが収納される。また、第3コイル収納部21’cには、第4永久磁石22dに対応して第4永久磁石22d側を開口させた第4コイル収納凹部21’d1が形成されて、第4コイル収納凹部21’d1に第4コイル26dが収納される。さらに、第3コイル収納凹部21’c1の内側には、第3転動体収納凹部21’c2が形成されている。また、第4コイル収納凹部21’d1の内側には、位置検出収納凹部21’d2が形成されている。
第1コイル26aは、第1永久磁石22aに対向して第1コイル収納部21’aに形成された第1コイル収納凹部21’a1に設置される。第2コイル26bは、第2永久磁石22bに対向して第2コイル収納部21’bに形成された第2コイル収納凹部21’b1に設置される。第3コイル26cは、第3永久磁石22cに対向して第3コイル収納部21’cに形成された第3コイル収納凹部21’c1に設置される。第4コイル26dは、第4永久磁石22dに対向して第3コイル収納部21’cに形成された第4コイル収納凹部21’d1に設置される。
ここで、図8に示すように、第1の方向としてのX方向と、X方向に直交する第2の方向としてのY方向と、を定義する。
可動部25は、可動本体251と、第1磁石収納部25aと、第2磁石収納部25bと、第3磁石収納部25cと、を有する。磁石部22は、第1永久磁石22aと、第2永久磁石22bと、第3永久磁石22cと、第4永久磁石22dと、を有する。
第1磁石収納部25aは、可動本体251から突出して第1コイル26aに対応する位置に設けられる。第1磁石収納部25aは、第1コイル26aに対向する側を開口させて箱状に形成され、第1永久磁石22aを収納する。
第2磁石収納部25bは、可動本体251から突出して第2コイル26bに対応する位置に設けられる。第2磁石収納部25bは、第2コイル26bに対向する側を開口させて箱状に形成され、第2永久磁石22bを収納する。
第3磁石収納部25cは、可動本体251から突出して第3コイル26c及び第4コイル26dに対応する位置に設けられる。第3磁石収納部25cは、第3コイル26cに対向する側を開口させて箱状に形成され、第3永久磁石22c及び第4永久磁石22dを収納する。
なお、第1転動体24a、第2転動体24b、及び第3転動体24cがそれぞれ第1コイル26a、第2コイル26b、及び第3コイル26cの巻線の内側のコア部に配置される構造、並びに、第1転動体24aが磁石側第1摺動部23a1とコイル側第1摺動部23a2に挟持され、第2転動体24bが磁石側第2摺動部23b1とコイル側第2摺動部23b2に挟持され、第3転動体24cが磁石側第3摺動部23c1とコイル側第3摺動部23c2に挟持される構造は、第1実施形態と同様である。
コイル側第1摺動部23a2の基台部21側の第1コイル収納部21’aの内部には、付勢部27としての第1磁性体27aが埋め込まれている。また、第1磁性体27aの基台部21側には、位置検出部28としての第1ホール素子28aが埋め込まれている。
コイル側第2摺動部23b2の基台部21側の第2コイル収納部21’bの内部には、付勢部27としての第2磁性体27bが埋め込まれている。
コイル側第3摺動部23c2の基台部21側の第3コイル収納部21’cの内部には、付勢部27としての第3磁性体27cが埋め込まれている。また、第3磁性体27cの基台部21側には、位置検出部28としての第2ホール素子28bが埋め込まれている。また、第4コイル収納凹部21’d1の内側には、位置検出収納凹部21’d2が形成され、位置検出部28としての第3ホール素子28cが埋め込まれている。
第6実施形態のぶれ補正装置20の作動は、第1実施形態と同様である。
このような第6実施形態のぶれ補正装置20によれば、第1実施形態の作用効果に加えて、図1に示されている第1実施形態で用いた固定部を用いないことで、スペースを有効に利用することが可能になると共に、装置を軽量化することが可能となる。
さて、以上のような本実施形態のぶれ補正装置は、電子撮影装置、とりわけデジタルカメラやビデオカメラ等に用いることができる。以下に、その実施形態を例示する。
図11は、第1実施形態のぶれ補正装置を備えた撮像装置を示す図であり、図12は、撮像装置内のぶれ補正装置等を示す図である。
本発明の一実施形態のぶれ補正装置1を備える撮像装置としてのデジタルカメラ80は、図11及び図12に示すようにカメラボディ81と、カメラボディ81に交換可能に装着される撮影レンズLを備えるレンズユニット82と、により構成される。
なお、以下の説明において、撮影レンズLからカメラボディ81に入射する入射光軸を「O」で示し、入射光軸O方向に対して被写体側を前方(前面側)とし、結像側を後方(背面側)とする。また、光軸Oと直交する方向のうち、通常の撮影状態にて前方から見た左右方向を第1の方向であるX方向とし、上下方向を第2の方向であるY方向とする。第1の方向であるX方向及び第2の方向であるY方向は、ぶれ補正装置1での第1の方向であるX方向及び第2の方向であるY方向に対応している。
カメラボディ81は、デジタルカメラ80を構成する部材を収納するカメラ本体を兼ねる外装体83を備えており、入射光軸O上の前側位置にレンズユニット82を交換自在に装着するためのリング状のマウント部84を備えている。また、外装体83には前方から見て左側に撮影時、操作者の右手により保持される図示しないグリップ部が設けられる。このグリップ部の頂部には、レリーズボタン等の図示しない各種スイッチ、ボタン類が配されている。
さらに、カメラボディ81は、外装体83の内部に電池91を収納する電池収納室92を備えている。また、電池収納室92の後方には、カメラ全体の制御や画像処置、圧縮処理、データ記憶処理等を行うための制御回路やSDRAM等のメモリ、電源回路等が搭載された回路基板等(図示せず)が配されている。また、カメラボディ81には、例えばジャイロセンサ等による、該カメラボディ81の振れ状態検出装置(図示せず)が内蔵されている。
カメラボディ81は、さらに図11及び図12に示すように、外装体83の背面側にパネル表示窓85を有する液晶パネル86を備えている。この液晶パネル86は、撮影された画像の他、各種設定・調整事項等の各種情報を画像として表示するTFT(Thin Film Transistor)タイプの矩形状表示パネルである。また、外装体83の頂部には、光学ファインダ、電子ビューファインダ、外付けのフラッシュ、又はマイク等を装着するためのホットシュー87が配されている。
カメラボディ81の外装体83内には、図11に示すように、フォーカルプレーンシャッタ88及び撮像ユニット89が配設されている。撮像ユニット89は、CCDやCMOSセンサ等である撮像素子152をXY平面上において変位可能に支持し、リニアアクチュエータを用いたぶれ補正装置10を備えている。このぶれ補正装置10は、上述の振れ検出装置からの振れ信号に基づいて、検出した振れ方向の力を打ち消すように作動する。撮像素子152は、矩形の受光面を有しており、受光面の長辺がX方向に沿うように配設されている。また、外装体83の底面部には、三脚ねじ部90が設けられている。
図13は、本実施形態のデジタルカメラ80の主要部の内部回路を示すブロック図である。なお、以下の説明では、処理手段は、例えば、CDS/ADC部124、一時記憶メモリ117、画像処理部118等で構成され、記憶手段は、記憶媒体部等で構成される。
図13に示されるように、デジタルカメラ80は、操作部112と、この操作部112に接続された制御部113と、この制御部113の制御信号出力ポートにバス114及び115を介して接続された撮像駆動回路116並びに一時記憶メモリ117、画像処理部118、記憶媒体部119、表示部120、及び設定情報記憶メモリ部121を備えている。
上記の一時記憶メモリ117、画像処理部118、記憶媒体部119、表示部120、及び設定情報記憶メモリ部121は、バス122を介して相互にデータの入力、出力が可能とされている。また、撮像駆動回路116には、撮像素子152とCDS/ADC部124が接続されている。
操作部112は、各種の入力ボタンやスイッチを備え、これらを介して外部(カメラ使用者)から入力されるイベント情報を制御部113に通知する。制御部113は、例えばCPUなどからなる中央演算処理装置であって、不図示のプログラムメモリを内蔵し、プログラムメモリに格納されているプログラムに従って、デジタルカメラ80全体を制御する。
CCD等の撮像素子152は、撮像駆動回路116により駆動制御され、撮影光学系141を介して形成された物体像の画素ごとの光量を電気信号に変換し、CDS/ADC部124に出力する撮像素子である。
CDS/ADC部124は、撮像素子36から入力される電気信号を増幅し、かつ、アナログ/デジタル変換を行って、この増幅とデジタル変換を行っただけの映像生データ(ベイヤーデータ、以下RAWデータという。)を一時記憶メモリ117に出力する回路である。
一時記憶メモリ117は、例えばSDRAM等からなるバッファであり、CDS/ADC部124から出力されるRAWデータを一時的に記憶するメモリ装置である。画像処理部118は、一時記憶メモリ117に記憶されたRAWデータ又は記憶媒体部119に記憶されているRAWデータを読み出して、制御部113にて指定された画質パラメータに基づいて歪曲収差補正を含む各種画像処理を電気的に行う回路である。
記憶媒体部119は、例えばフラッシュメモリ等からなるカード型又はスティック型の記憶媒体を着脱自在に装着して、これらのフラッシュメモリに、一時記憶メモリ117から転送されるRAWデータや画像処理部118で画像処理された画像データを記録して保持する。
表示部120は、液晶表示モニターなどにて構成され、撮影したRAWデータ、画像データや操作メニューなどを表示する。設定情報記憶メモリ部121には、予め各種の画質パラメータが格納されているROM部と、操作部112の入力操作によってROM部から読み出された画質パラメータを記憶するRAM部が備えられている。
このように構成されたデジタルカメラ80は、撮影光学系141として本発明のレンズ系を採用することで、小型で動画撮像に適した撮像装置とすることが可能となる。
なお、この実施形態によって本発明は限定されるものではない。すなわち、実施形態の説明に当たって、例示のために特定の詳細な内容が多く含まれるが、当業者であれば、これらの詳細な内容に色々なバリエーションや変更を加えても、本発明の範囲を超えないことは理解できよう。従って、本発明の例示的な実施形態は、権利請求された発明に対して、一般性を失わせることなく、また、何ら限定をすることもなく、述べられたものである。
10,20,30,40…ぶれ補正装置
11,21,31,41…基台部
12,22,32,42…磁石部
13,23,33,43…摺動部
14,24,34,44…転動体部
15,25,35,45…可動部
16,26,36,46…コイル部
17,27,37,47…付勢部
18,28…位置検出部
19…固定部
80…デジタルカメラ(撮像装置)
81…カメラボディ
82…レンズユニット
83…外装体
84…マウント部
85…パネル表示窓
86…液晶パネル
87…ホットシュー
88…フォーカルプレーンシャッタ
89・・撮像ユニット
90…三脚ねじ部
91…電池
92…電池収納室
112…操作部
113…制御部
114、115…バス
116…撮像駆動回路
117…一時記憶メモリ
118…画像処理部
119…記憶媒体部
120…表示部
121…設定情報記憶メモリ部
122…バス
124…CDS/ADC部
141…撮影光学系

Claims (7)

  1. 基台部と、
    前記基台部に対して移動可能な可動部と、
    前記基台部又は前記可動部の一方に設置される磁石部と、
    前記基台部又は前記可動部の他方の前記磁石部に対向する位置に設置されるコイル部と、
    を備え、
    前記磁石部と前記コイル部とは、
    前記可動部の重心に対して一方に設置され第1の方向に駆動力を発生させる第1方向リニアアクチュエータを形成する第1方向磁石及び前記第1方向磁石に対向する第1方向コイルと、
    前記可動部の重心に対して他方に設置され第1の方向とは直交する第2の方向に駆動力を発生させる第2方向リニアアクチュエータを形成する第2方向磁石及び前記第2方向磁石に対向する第2方向コイルと、
    前記可動部の重心に対して他方に設置され前記可動部の重心を中心とした回転方向に駆動力を発生させる回転方向リニアアクチュエータを形成する回転方向磁石及び前記回転方向磁石に対向する回転方向コイルと、
    を有する
    ことを特徴とするぶれ補正装置。
  2. 前記可動部は、
    可動部本体と、
    前記可動部本体の周囲から前記重心に対して一方に突出し、前記第1方向コイルを収納する第1方向コイル収納部と、
    前記可動部本体の周囲から前記重心に対して他方に突出し、前記第2方向コイルを収納する第2方向コイル収納部と、
    前記可動部本体の周囲から前記重心に対して他方に突出し、前記回転方向コイルを収納する回転方向コイル収納部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のぶれ補正装置。
  3. 前記第1方向磁石は、第1方向第1磁石及び前記第1方向第1磁石から離間した第1方向第2磁石を有し、
    前記第1方向コイルは、前記第1方向第1磁石に対向した第1方向第1コイルと及び前記第1方向第2磁石に対向した第1方向第2コイルを有する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のぶれ補正装置。
  4. 前記前記回転方向コイルは、前記第1方向に駆動力を発生する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のぶれ補正装置。
  5. 前記前記回転方向コイルは、前記第2方向に駆動力を発生する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のぶれ補正装置。
  6. 前記第2方向磁石と前記回転方向磁石は一体である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載のぶれ補正装置。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載の前記ぶれ補正装置と、
    前記ぶれ補正装置を有するボディと、
    を備えた撮像装置。
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