JP5159090B2 - 光学機器 - Google Patents

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Description

本発明は、手振れ等に起因する像振れを抑制するために、コイルとマグネット間に作用する電磁力を利用して、レンズ等の光学素子や撮像素子等の光電変換素子を移動させる光学機器に関する。光学機器には、いわゆる防振装置や、該防振装置が搭載された交換レンズや、ビデオカメラ及びデジタルスチルカメラ等の撮像装置を含む。また、本発明は、コイルとマグネット間に作用する電磁力を利用して、駆動対象物を移動させる電磁駆動装置に関する。
カメラや交換レンズに搭載される防振装置には、手振れ等の振れを検出し、その検出結果に応じてレンズを光軸方向とは異なる方向(例えば、光軸に直交する方向)に移動させるものがある(例えば、特許文献1参照)。
そして、このような防振装置では、コイルとマグネットとにより電磁アクチュエータを構成し、コイルへの通電によりコイルとマグネット間に生じた電磁力を利用して、レンズを直交2軸方向(ピッチ及びヨー方向)に移動させる。
特開平11−305277号公報(段落0043〜0044、図3,4等)
特許文献1にて開示されているように、従来の防振装置では、レンズを2軸方向に移動させるために、2つの電磁アクチュエータを光軸方向視において互いに90度位相が異なる2つの領域に設けている。このため、光軸方向視における防振装置の面積が大きく、これを搭載する交換レンズやカメラのコンパクト化の障害となっている。
本発明は、レンズ等の駆動対象物を2軸方向に駆動するための電磁アクチュエータを1つの領域にコンパクトにまとめて配置できるようにした光学機器を提供する。
本発明の一側面としての光学機器は、光軸と垂直な第1の面と、光軸と垂直で該第1の面の裏面である第2の面とを有する1つのマグネットと、前記第1の面に対向するように配置された第1のコイルと、前記第2の面に対向するように配置された第2のコイルと、前記マグネットを保持する第1の部材と、前記第1のコイル及び第2のコイルを保持する第2の部材と、前記第1の部材に保持された光学素子又は光電変換素子と、を有する光学機器であって、前記マグネットの前記第1の面には、第1の磁極及び第2の磁極が前記第1の面内の第1の方向に沿って形成されており、前記第2の面には、前記第1の磁極及び第2の磁極が前記第2の面内であって前記第1の方向と直交する第2の方向に沿って形成されており、像振れを抑制するために、前記第1のコイルへの通電により前記第1の部材及び第2の部材が前記第1の方向に相対移動し、前記第2のコイルへの通電により前記第1の部材及び第2の部材が前記第2の方向に相対移動することを特徴とする。
本発明によれば、マグネット部材を挟んだ両側に第1及び第2のコイルを配置することで、光学素子や光電変換素子等の駆動対象物を、コンパクトな電磁アクチュエータ構成によって第1及び第2の方向に駆動することができる。したがって、電磁駆動装置やこれを搭載した光学機器の小型化を図ることができる。
以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。
まず、図2を用いて、本発明の実施例1である防振ユニット(電磁駆動装置)を備えた光学機器としてのビデオカメラの構成について説明する。なお、本発明の防振ユニット(防振装置)は、ビデオカメラに限らず、デジタルスチルカメラ等の撮像装置や交換レンズといった各種光学機器にも搭載することができる。また、防振ユニット自体も、本発明の光学機器に含まれる。
L1〜L4は、物体側から像側に順に配置された第1〜第4レンズユニットである。
1は第1レンズユニットL1を保持する固定鏡筒であり、2は第2レンズユニットL2を保持し、光軸方向に移動して変倍を行うV移動環である。3は撮像素子20に対して適正な光量の光が入射するように光量を調節する光量調節ユニットである。第1〜第4レンズユニットL1〜L4及び光量調節ユニット3により撮影光学系が構成される。また、V移動環2及び光量調節ユニット3のうちアクチュエータ以外の部分は、固定鏡筒1内に配置されている。
5は固定鏡筒1と後述するマウント鏡筒との間に固定されたシフトベース鏡筒である。以下、図、図3A及び図3Bも併せて参照しながら説明する。
4はシフトベース鏡筒5によって固定保持された第1の駆動ヨークである。6は第1の駆動ヨーク4を介してシフトベース鏡筒5(第2の部材)に固定された第1の駆動コイル(第1のコイル)である。7は後述する駆動マグネットのピッチ方向Pの移動(位置)を検出するための位置センサとしての第1のホール素子であり、第1の駆動コイル6の内周に配置されてシフトベース鏡筒5に固定されている。
8は駆動マグネット(マグネット部材)である。該駆動マグネット8の第1の面である前面(物体側の面)と第2の面である背面(像側の面)のそれぞれは、第1及び第2の磁極であるS極(磁極)とN極(磁極)とが形成されるように着磁されている。ただし、前面側と背面側とではS極とN極の配置方向が互いに90度異なっている。具体的には、図1及び図3Aに示すように、前面側ではS極とN極が上下方向(ピッチ方向;第1の方向)Pに配置されている。これに対し、図1及び図3Bに示すように、背面側ではS極とN極が水平方向(ヨー方向;第2の方向)Yに配置されている。
9はシフトベース鏡筒5よりも像側に配置されたシフト鏡筒(第1の部材)であり、駆動マグネット8と第3レンズユニット(光学素子)L3を保持して、撮影光学系の光軸AXLに直交する方向に移動して、手振れに起因する像振れを抑制(補正)する。なお、本発明における防振装置においては、駆動対象物である光学素子の移動方向は光軸直交方向に限らず、光軸方向とは異なる方向であればよい。
13はシフト鏡筒9よりも像側に配置されたシフトカバーであり、シフトベース鏡筒5に一体的に取り付けられている。
12はシフトカバー13によって固定保持された第2の駆動ヨークである。10は第2の駆動ヨーク12を介してシフトカバー13に固定された第2の駆動コイル(第2のコイル)である。11は駆動マグネット8のヨー方向の移動(位置)を検出するための位置センサとしての第2のホール素子であり、第2の駆動コイル10の内周に配置され、シフトカバー13(第2の部材)に固定されている。
16はシフト鏡筒9とシフトベース鏡筒5との間に挟まれたシフトボールであり、シフト鏡筒9の光軸直交方向への移動に伴って転動し、シフト鏡筒9の移動をガイドするとともに該移動を滑らかにする役割を有する。シフトボール16は、第3レンズユニットL3の周囲3箇所に配置されている。
シフトベース鏡筒5、駆動ヨーク4,12、駆動コイル6,10、駆動マグネット8、シフト鏡筒9、第3レンズユニットL3、シフトカバー13、ホール素子7,11及びシフトボール16によって防振ユニットISが構成される。
14は撮像素子20を保持するマウント鏡筒であり、防振ユニットISのうちシフトベース鏡筒5以外の部分及び後述するフォーカス鏡筒を覆っている。撮像素子20は、CCDセンサやCMOSセンサ等の光電変換素子である。
15は第4レンズユニットL4を保持し、光軸方向に移動してフォーカシングを行うフォーカス鏡筒である。21はマウント鏡筒14における第4レンズユニットL4と撮像素子20との間に保持された赤外カット及びローパスフィルタ等の光学フィルタである。
防振ユニットISにおいて、第1の駆動ヨーク4と駆動マグネット8の間に、駆動マグネット8の前面に対向するように第1の駆動コイル6が配置されている。第1の駆動コイル6に電圧を印加すると、第1の駆動コイル6と駆動マグネット8との間でピッチ方向Pへの駆動力が発生する。この駆動力は、第1の駆動コイル6に印加する電圧の大きさと方向(極性)により制御される。
第1の駆動コイル6は固定されているため、ピッチ方向Pへの駆動力を受けた駆動マグネット8とともにシフト鏡筒9及び第3レンズユニットL3がピッチ方向Pに移動する。
一方、第2の駆動ヨーク12と駆動マグネット8との間に、駆動マグネット8の背面に対向するように第2の駆動コイル10が配置されている。第2の駆動コイル10に電圧を印加すると、第2の駆動コイル10と駆動マグネット8との間でヨー方向Yへの駆動力が発生する。この駆動力は、第2の駆動コイル10に印加する電圧の大きさと方向(極性)により制御される。
第2の駆動コイル10は固定されているため、ヨー方向Yへの駆動力を受けた駆動マグネット8とともにシフト鏡筒9及び第3レンズユニットL3がヨー方向Yに移動する。
前面及び背面がそれぞれ2極に着磁された駆動マグネット8が移動すると、該駆動マグネット8の前面及び背面に対向する第1及び第2のホール素子7,11はそれぞれ、ピッチ方向P及びヨー方向Yでの磁束の変化に応じた電気信号を出力する。第1のホール素子7からの電気信号に基づいて駆動マグネット8、つまりはシフト鏡筒9のピッチ方向Pの位置変化を検出することができる。
また、第2のホール素子11からの電気信号に基づいて駆動マグネット8、つまりはシフト鏡筒9のヨー方向Yの位置変化を検出することができる。これにより、シフト鏡筒9の移動を二次元的に検出することができる。
図4には、本実施例のビデオカメラの電気的構成を示している。撮像素子20からの出力信号は、カメラ信号処理回路201で各種の信号処理を受けて映像信号に変換される。映像信号は、マイクロコンピュータ202を通じて、不図示のディスプレイに表示されたり、不図示の記録媒体(半導体メモリ、光ディスク、ハードディスク、磁気テープ等)に記録されたりする。
マイクロコンピュータ202は、第2レンズユニットL2の基準位置検出を行うズームリセット回路206や第4レンズユニットL4の位置を検出するフォーカス位置検出回路205からの信号を受け取る。そして、これらの信号を参照しながらズームモータ駆動回路204やフォーカス駆動回路203を制御して、ズーム駆動やフォーカス駆動を行わせる。また、マイクロコンピュータ202は、映像信号のうち輝度信号成分に基づいて絞りユニット駆動回路207を制御して、光量調節ユニット3の開口径を適正光量に対応するサイズに変化させる。
さらに、マイクロコンピュータ202は、ビデオカメラに搭載された振動ジャイロ等のピッチ及びヨー振れセンサ215,216からの振れ信号を受け取り、該振れ信号に基づいてシフト鏡筒9のピッチ及びヨー方向への目標駆動位置を算出する。また、マイクロコンピュータ202は、第1及び第2のホール素子7,11をそれぞれ含むピッチ位置及びヨー位置検出回路213,214からシフト鏡筒9の位置(検出位置)の情報を受け取る。そして、該検出位置が目標駆動位置に到達するように、ピッチ及びヨーコイル駆動回路211,212を通じて第1及び第2の駆動コイル6,10への通電を制御する。これにより、像振れ補正(防振)が行われる。
図1等から分かるように、本実施例の防振ユニットISでは、シフト鏡筒9をピッチ及びヨー方向に駆動する電磁アクチュエータが、2つの駆動ヨーク4,12と、2つの駆動コイル6,10と、駆動マグネット8とにより構成されている。すなわち、駆動マグネット8がピッチ方向駆動とヨー方向駆動とで共用されている。これにより、従来のようにそれぞれコイルとマグネットを有する2つの電磁アクチュエータを用いる場合に比べて、部品点数が少なくなり、組み立て性の向上やコスト低減が図れる。
さらに、マグネットは一般に大きさに対する重量が重く、本実施例のようないわゆるムービングマグネット型の防振ユニットにおいてはシフト鏡筒の駆動に対して不利である。しかし、本実施例では、2軸方向駆動に対して1つの駆動マグネット8をシフト鏡筒9に搭載するだけで済むため、シフト鏡筒が支える重量を軽減することができる。したがって、高速かつ高精度での防振駆動が可能となる。
また、防振ユニットISを光軸方向(光が通過する方向)から見たときに、2つの駆動ヨーク4,12と、2つの駆動コイル6,10と、駆動マグネット8とが防振ユニットISの上部の領域にまとまって配置されている。これにより、従来のように2つの電磁アクチュエータを互いに90度位相が異なる2つの領域に配置する場合に比べて、光軸方向視における防振ユニットISの面積を小さくすることができる。したがって、防振ユニットIS及びこれを搭載するビデオカメラの小型化を図ることができる。
実施例1では、駆動マグネット8がシフト鏡筒9とともに移動する、いわゆるムービングマグネット型の防振ユニットISについて説明したが、本発明は、駆動コイルがシフト鏡筒とともに移動する、いわゆるムービングコイル型の防振ユニットにも適用できる。
図5には、本発明の実施例2であるムービングコイル型の防振ユニットIS′を備えたビデオカメラの一部を示している。なお、実施例1と共通する構成要素には、実施例1と同じ符号を付して説明に代える。また、本実施例のビデオカメラの電気的構成は、図5に示したものと同じである。
105は固定鏡筒1とマウント鏡筒14との間に固定されたシフトベース鏡筒である。104はシフトベース鏡筒105によって固定保持された第1の駆動ヨークである。
108は第1の駆動ヨーク104に対して像側に間隔をあけてシフトベース鏡筒105に固定保持された駆動マグネットである。実施例1と同様に、駆動マグネット108の前面と背面のそれぞれは、S極とN極とが形成されるように着磁されている。また、前面側と背面側とではS極とN極の配置方向が互いに90度異なっている。具体的には、図3Aに示すように、前面側ではS極とN極がピッチ方向に配置され、図3Bに示すように、背面側ではS極とN極がヨー方向に配置されている。
106はシフト鏡筒109に固定された第1の駆動コイルであり、第1の駆動ヨーク104と駆動マグネット108との間に配置されている。
113はシフト鏡筒109よりも像側に配置されたシフトカバーであり、シフトベース鏡筒105に一体的に取り付けられている。
112は駆動マグネット108に対して像側に間隔をあけてシフトカバー113に固定保持された第2の駆動ヨークである。110はシフト鏡筒109に固定された第2の駆動コイルであり、駆動マグネット108と第2の駆動ヨーク112との間に配置されている。
107は駆動マグネット108のピッチ方向Pの移動(位置)を検出するための位置センサとしての第1のホール素子であり、第1の駆動コイル106の内周に配置されてシフト鏡筒109に固定されている。111は駆動マグネット108のヨー方向Yの移動(位置)を検出するための位置センサとしての第2のホール素子であり、第2の駆動コイル110の内周に配置されてシフト鏡筒109に固定されている。
防振ユニットIS′において、第1の駆動コイル106に電圧を印加すると、第1の駆動コイル106と駆動マグネット108との間でピッチ方向Pへの駆動力が発生する。この駆動力は、第1の駆動コイル106に印加する電圧の大きさと方向(極性)により制御される。駆動マグネット108は固定されているため、ピッチ方向Pへの駆動力を受けた第1の駆動コイル106とともにシフト鏡筒109及び第3レンズユニットL3がピッチ方向Pに移動する。
一方、第2の駆動コイル110に電圧を印加すると、第2の駆動コイル110と駆動マグネット108との間でヨー方向Yへの駆動力が発生する。この駆動力は、第2の駆動コイル110に印加する電圧の大きさと方向(極性)により制御される。駆動マグネット108は固定されているため、ヨー方向Yへの駆動力を受けた第2の駆動コイル110とともにシフト鏡筒109及び第3レンズユニットL3がヨー方向Yに移動する。
前面及び背面がそれぞれ2極に着磁された駆動マグネット108が移動すると、該駆動マグネット108の前面及び背面に対向配置された第1及び第2のホール素子107,111はそれぞれ、ピッチ方向P及びヨー方向Yでの磁束の変化に応じた電気信号を出力する。第1のホール素子107からの電気信号に基づいて第1の駆動コイル106、つまりはシフト鏡筒109のピッチ方向Pの位置変化を検出することができる。
また、第2のホール素子111からの電気信号に基づいて第2の駆動コイル110、つまりはシフト鏡筒109のヨー方向Yの位置変化を検出することができる。これにより、シフト鏡筒109の移動を二次元的に検出することができる。
本実施例の防振ユニットIS′でも、シフト鏡筒109をピッチ及びヨー方向に駆動する電磁アクチュエータが、2つの駆動ヨーク104,112と、2つの駆動コイル106,110と、駆動マグネット108とにより構成されている。すなわち、駆動マグネット108がピッチ方向駆動とヨー方向駆動とで共用されている。これにより、従来のようにそれぞれコイルとマグネットを有する2つの電磁アクチュエータを用いる場合に比べて、部品点数が少なくなり、組み立て性の向上やコスト低減が図れる。
また、防振ユニットIS′を光軸方向から見たときに、2つの駆動ヨーク104,112と、2つの駆動コイル106,110と、駆動マグネット108とが防振ユニットIS′の上部の領域にまとまって配置されている。これにより、従来のように2つの電磁アクチュエータを互いに90度位相が異なる2つの領域に配置する場合に比べて、光軸方向視における防振ユニットIS′の面積を小さくすることができる。したがって、防振ユニットIS及びこれを搭載するビデオカメラの小型化を図ることができる。
図6及び図7には、本発明の実施例3である防振ユニットに用いられる駆動マグネットを示している。
駆動マグネット308は、第1のマグネット板301と、第2のマグネット板302と、これらの間に配置された中間部材としての磁性板303とにより構成されている。
第1のマグネット板301は、その前面においてS極とN極とがピッチ方向Pに配置されるように着磁されている。また、第2のマグネット板302は、その背面においてS極とN極とがヨー方向Yに配置されるように着磁されている。
磁性板303は、鉄等の磁性材料により形成されており、その前面及び背面に第1及び第2のマグネット板301,302が吸着する。
以上の第1及び第2のマグネット板301,302と磁性板303とを相互に吸着させて一体化することにより、実施例1,2で説明した駆動マグネット8,108と同等の機能を有する駆動マグネット308が構成される。
また、本実施例によれば、駆動マグネット308における前面側の部分(第1のマグネット板301)と背面側の部分(第2のマグネット板302)とを別々に製作することができる。これにより、S極とN極とが同一方向に配置されるように着磁された2つのマグネット板を製作し、駆動マグネット308として組み合わせる際に該2つのマグネット板の向きを90度異ならせるだけで、所望の駆動マグネット308を製作することができる。
なお、上記各実施例では、シフト鏡筒によって保持した駆動対象物であるレンズユニットを光軸直交方向に移動させて防振を行う場合について説明したが、本発明は、駆動対象物である撮像素子を保持する部材を光軸直交方向に移動させて防振を行う場合にも適用できる。
また、防振に限らず、レンズユニットや撮像素子に付着したゴミや塵を振るい落とすために、これらを振動させる手段として本発明を用いてもよい。この場合、振動方向は光軸方向でも光軸方向と異なる方向でもよい。
さらに、本発明の電磁駆動装置は、光学機器に限らず、様々な装置において、駆動対象物を2軸方向に移動させるために使用することができる。
本発明の実施例1であるビデオカメラに搭載された防振ユニットの分解斜視図。 実施例1のビデオカメラの断面図。 実施例1の防振ユニットに用いられた駆動マグネットを前面側から見た斜視図。 実施例1の防振ユニットに用いられた駆動マグネットを背面側から見た斜視図。 実施例1のビデオカメラの電気的構成を示すブロック図。 本発明の実施例2であるビデオカメラに搭載された防振ユニットの断面図。 本発明の実施例3である防振ユニットに用いられた駆動マグネットを前面側から見た斜視図。 実施例3の駆動マグネットの分解斜視図。
符号の説明
1 固定鏡筒
2 V移動環
3 光量調節ユニット
4,12,104,112 駆動ヨーク
5,105 シフトベース鏡筒
6,10,106,110 駆動コイル
8,108,308 駆動マグネット
9,109 シフト鏡筒
13,113 シフトカバー
14 マウント鏡筒
301,302 マグネット板
303 磁性板

Claims (2)

  1. 光軸と垂直な第1の面と、光軸と垂直で該第1の面の裏面である第2の面とを有する1つのマグネットと
    前記第1の面に対向するように配置された第1のコイルと、
    前記第2の面に対向するように配置された第2のコイルと、
    前記マグネットを保持する第1の部材と、
    前記第1のコイル及び第2のコイルを保持する第2の部材と、
    前記第1の部材に保持された光学素子又は光電変換素子と、を有する光学機器であって、
    前記マグネットの前記第1の面には、第1の磁極及び第2の磁極が前記第1の面内の第1の方向に沿って形成されており、前記第2の面には、前記第1の磁極及び第2の磁極が前記第2の面内であって前記第1の方向と直交する第2の方向に沿って形成されており、
    像振れを抑制するために、前記第1のコイルへの通電により前記第1の部材及び第2の部材が前記第1の方向に相対移動し、前記第2のコイルへの通電により前記第1の部材及び第2の部材が前記第2の方向に相対移動することを特徴とする光学機器。
  2. 前記第1のコイルの内側に配置された第1のホール素子を備え、
    前記第2のコイルの内側に配置された第2のホール素子を備え、
    前記第1のホール素子、第2のホール素子からの信号に基づいて、前記第1の方向における前記第1のコイルに対する前記マグネットの位置、前記第2の方向における前記第2のコイルに対する前記マグネットの位置を計測することを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
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