JP2013207040A - 圧電/電歪膜型素子 - Google Patents

圧電/電歪膜型素子 Download PDF

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Abstract

【課題】所謂「厚膜法」を用いて容易に作製された圧電体層を備えた圧電/電歪膜型素子であって、圧電体層の側面の下部電極に接触する周縁部にて応力が集中し難く、且つ、圧電体層内を流れるリーク電流を抑制できるものを提供すること。
【解決手段】この圧電/電歪膜型素子10は、支持体Sの上に順に積層された下部電極20、圧電体層30、及び上部電極40を備え、上方からみた形状が長手方向を有する。圧電体層を構成する圧電材料の粒子の平均粒径が0.5〜5.0μmの範囲にあり、圧電体層の側面は、前記範囲の平均粒径を有する圧電材料の複数の粒子が集合してなる焼結面である。圧電体層における「厚さ方向且つ長手方向に垂直な方向」の断面の形状の輪郭を近似した仮想線で表される形状が、「下部電極側に対応する下底が上部電極側に対応する上底より長く、且つ、下底の端点にある角の大きさが30〜85°の台形」である。
【選択図】図2

Description

本発明は、圧電/電歪膜型素子に関し、特に、圧電体層が所謂「厚膜法」で作製されたものに係る。
従来より、支持体の上に設けられた平板状の下部電極と、前記下部電極の上に設けられた圧電体層と、前記圧電体層の上に前記下部電極と平行に向かい合うように設けられた平板状の上部電極と、を備えた積層体である圧電/電歪膜型素子が広く知られている(例えば、特許文献1を参照)。このような圧電/電歪膜型素子は、例えば、インクジェットプリンタのインクジェットヘッド(支持体内部の圧力室内に貯留された液体を微粒子化して吐出する部分)の駆動源として広く使用されている。上記文献に記載の圧電/電歪膜型素子の圧電体層は、スパッタ法、CVD法等の所謂「薄膜法」を用いて作製されている(特許文献1の段落0019等を参照)。
特開2010−219153号公報
一般に、このような圧電/電歪膜型素子に要求される特性のうちで重要なものとして、以下の2つの特性がある。第1の特性は、「圧電/電歪膜型素子の駆動時にて、圧電体層の側面における下部電極に接触する周縁部にて応力が集中し難いこと」である。この応力集中が顕著になると、圧電体層の前記周縁部が下部電極から剥離する事態が発生し易い。圧電体層の前記周縁部が下部電極から剥離すると、圧電/電歪膜型素子の駆動効率が低下するなどの問題が発生し得る。
第2の特性は、「上部・下部電極間への電圧印加時にて、圧電体層内を流れるリーク電流を抑制すること」である。前記リーク電流が多いと、圧電/電歪膜型素子の駆動効率が低下するなどの問題が発生し得る。
本発明者は、スピンコート法等の所謂「厚膜法」を用いて、上記第1、第2の特性を共に確保し得る圧電体層を容易に作製することに成功した。ここにいう「厚膜法」とは、作製・合成された粉末(スラリー)を基板上にて膜状に成形し、得られた成形体を焼成して焼結膜を得る方法を指す。
本発明に係る圧電/電歪膜型素子は、スピンコート法等の所謂「厚膜法」を用いて容易に作製された圧電体層を備えたものであり、その構成上の特徴は、以下のようである。即ち、この圧電/電歪膜型素子は、上方からみた形状が長手方向を有する。
また、前記圧電体層は焼成体であり、前記圧電体層を構成する圧電材料の粒子の平均粒径が0.5〜5.0μmの範囲にある。圧電材料の粒子の平均粒径がこの範囲にあるのは、圧電体層が所謂「厚膜法」を用いて作製されたことに基づく。圧電体層が所謂「薄膜法」を用いて作製された場合、前記粒子の平均粒径は、この範囲内の値に対して著しく小さい値となる。
また、前記圧電体層の側面は、前記範囲の平均粒径を有する圧電材料の複数の粒子が集合してなる焼結面(焼成によって形成された面、焼成後に何等かの追加工が施されていない面)である。これによれば、例えば、ドライエッチング等によるプラズマダメージ、ブラスト加工等による機械的な加工ダメージ、或いは、ウェットエッチング等による化学的な加工ダメージを受けた状態にある圧電体層の側面と比べて、圧電体層の側面を介して水蒸気などの「リーク電流を助長し得る物質」が圧電体層内に侵入し難くなる。従って、上記第2の特性が確保され得る。
また、前記圧電体層における厚さ方向且つ前記長手方向に垂直な方向の断面の形状の輪郭を仮想線で近似した場合、この仮想線で表される形状が、「前記下部電極との界面に対応する下底が前記上部電極との界面に対応する上底より長く、且つ、前記下底の端点にある角の大きさが30〜85°の台形」となる。この台形の高さ(L6)は、1〜20μmである。
一般に、圧電体層の厚さ方向の断面形状が矩形の場合、圧電体層の側面が下部電極の上面に対して垂直であることに起因して、圧電/電歪膜型素子の駆動時にて、圧電体層の側面における下部電極に接触する周縁部にて応力が集中し易い。これに対し、上記構成のように、圧電体層の断面形状が「下部電極側に拡がる台形」である場合、圧電体層の側面が下部電極の上面に対して裾が拡がるように傾斜していること等によって、前記周縁部にて応力が集中し難くなる。従って、上記第1の特性が確保され得る。
加えて、上記特徴(下底が上底より長く、且つ、下底の端点にある角の大きさが30〜85°であり、且つ、高さが1〜20μm)を有する台形を断面形状に有する圧電体層の側面、及び上面は、研磨等によって仕上げることは非常に困難である。即ち、本発明に係る圧電/電歪膜型素子の圧電体層は、焼成後において何等かの追加の仕上げ加工が施されていない。換言すれば、本発明に係る圧電/電歪膜型素子の圧電体層の表面(側面、上面、及び下面)の全域が、焼結面(焼成によって形成された面、焼成後に何等かの追加工が施されていない面)である。
以上、本発明に係る圧電/電歪膜型素子は、所謂「厚膜法」を用いて容易に作製された圧電体層を備えたものであり、本発明に係る圧電/電歪膜型素子によれば、上記第1、第2の特性を共に確保することができる。
本発明に係る圧電/電歪膜型素子においては、前記圧電体層の側面の下端部に位置し且つ前記下部電極に接触する圧電材料の複数の粒子のうち、前記長手方向に垂直な方向の幅(L7)に対する高さ(L8)の割合であるアスペクト比(L8/L7)が3/4以下(より好ましくは2/3以下)となるものが半分以上存在することが好適である。
アスペクト比(L8/L7)が3/4以下(より好ましくは2/3以下)となる圧電材料の粒子は、そうでない粒子と比べて、下部電極との密着性が高い。従って、上記構成によれば、「圧電体層の側面における下部電極に接触する周縁部」と下部電極との密着性が高くなり、圧電体層の前記周縁部が下部電極から剥離する事態がより一層発生し難くなる。
支持体の上面の複数個所にそれぞれ設けられた本発明の実施形態に係る圧電/電歪膜型素子の平面図である。 図1に示した圧電/電歪膜型素子の2−2断面図である。 図1、図2に示した圧電/電歪膜型素子の製造過程の前半を示す工程図である。 図1、図2に示した圧電/電歪膜型素子の製造過程の後半を示す工程図である。 図1、図2に示した圧電体層の詳細を示す主要断面図である。 図5に示した圧電体層の断面形状の輪郭を近似した仮想線で表される台形を示した図である。 図5に示した圧電体層の側面を顕微鏡で観察して得られた画像である。 図5に示した「圧電体層の側面の下端部に位置し且つ下部電極に接触する圧電材料の粒子」の第1の主要断面図である。 図5に示した「圧電体層の側面の下端部に位置し且つ下部電極に接触する圧電材料の粒子」の第2の主要断面図である。 比較例に係る圧電/電歪膜型素子の製造過程の前半を示す工程図である。 比較例に係る圧電/電歪膜型素子の製造過程の後半を示す工程図である。
(構成)
以下、本発明の実施形態に係る圧電/電歪膜型素子の構成について図面を参照しながら説明する。図1、図2に示すように、本発明の実施形態に係る圧電/電歪膜型素子10は、支持体Sの上面の複数個所に所定の間隔を置いて整列するように、それぞれ設けられている。各圧電/電歪膜型素子10は、インクジェットプリンタのインクジェットヘッドの駆動源として使用される。
図1に示すように、各圧電/電歪膜型素子10を上方(z軸正方向)からみた平面形状は、長手方向(y軸方向)を有する長方形である。図2は、圧電/電歪膜型素子10の、厚さ方向(z軸方向)、且つ「長手方向に垂直な方向」(x軸方向、以下、「短手方向」と呼ぶこともある)に沿う断面を示す。以下、説明の便宜上、厚さ方向(z軸方向)且つ短手方向(x軸方向)に沿う断面(即ち、x−z平面に沿う断面)を「基準断面」と呼ぶ。
図2に示すように、各圧電/電歪膜型素子10は、支持体Sの上面(平面)に設けられた下部電極20と、下部電極20の上に設けられた圧電体層30と、圧電体層30の上に下部電極と平行に向かい合うように設けられた上部電極40と、を備える。圧電/電歪膜型素子10の長さ(y軸方向)L1は500〜5000μmであり、幅(x軸方向)L2は30〜500μmであり、高さ(z軸方向)L3は1〜20μmである。
支持体Sは、電気的絶縁材料(例えば、ジルコニア(ZrO))で構成された焼成体である。支持体Sの内部における、各圧電/電歪膜型素子10に対応する位置には、圧力室S1がそれぞれ形成されている。各圧力室S1の下部には、圧力室S1と連通し且つ下方に開口する吐出ノズルS2がそれぞれ形成されている。各圧力室S1の上部には、振動膜S3がそれぞれ形成されている。各振動膜S3は、厚さ(z軸方向)が1〜10μm、幅(x軸方向の長さ)が30〜500μm、長さ(y軸方向)が500〜5000μmの、長手方向(y方向)に延びる薄い直方体状を呈している。
下部電極20は、導電材料(例えば、白金(Pt))で構成された薄い平板上の焼成体である。各下部電極20は、対応する振動膜S3の上面に、上方からみて下部電極20の全体が対応する振動膜S3の範囲内に包含されるように、それぞれ設けられている。各下部電極20は、厚さ(z軸方向)が0.1〜10.0μm、幅(x軸方向の長さ)が30〜500μm、長さ(y軸方向)が500〜5000μmの、長手方向(y方向)に延びる薄い直方体状を呈している。
圧電体層30は、圧電材料(例えば、圧電性ジルコン酸チタン酸塩(PZT))で構成された焼成体である。各圧電体層30は、対応する下部電極20の上面に、上方からみて圧電体層30の全体が対応する下部電極20の範囲内に包含されるように、それぞれ設けられている。各圧電体層30は、基準断面の形状が台形であり且つ長手方向(y方向)に延びる薄板状を呈している。即ち、各圧電体層30の側面は、下部電極20の上面に対して裾が拡がるように傾斜している。圧電体層30の詳細については後に詳述する。
上部電極40は、導電材料(例えば、金(Au))で構成された薄い平板上の焼成体である。各上部電極20は、対応する圧電体層30の上面に、上方からみて上部電極40の全体が対応する圧電体層30の範囲内に包含されるように、それぞれ設けられている。各上部電極40は、厚さ(z軸方向)が0.01〜1.0μm、幅(x軸方向の長さ)が30〜500μm、長さ(y軸方向)が500〜5000μmの、長手方向(y方向)に延びる薄い直方体状を呈している。
以下、図1、図2に示すインクジェットヘッドの作動について簡単に説明する。支持体S内の各圧力室S1には液体(インク)が充填されている。圧電/電歪膜型素子10の上部・下部電極20、40間に所定のパターンで電圧を印加すると、圧電体層30が前記所定のパターンに応じて(主として)x−y平面方向において伸縮する。この圧電体層30の伸縮に起因して対応する振動膜S3が厚さ方向(z軸方向)に振動する。この振動膜S3の振動に起因して、対応する圧力室S1内に貯留された液体が、前記所定のパターンに応じて、微粒子化されて対応するノズルS2から吐出される。
(製造方法)
次に、上述した圧電/電歪膜型素子10の製造方法について図3、図4を参照しながら説明する。
先ず、図3(a)に示すように、図1、図2に示した支持体Sが周知の手法を利用して作製される。具体的には、例えば、対応するそれぞれのパターンが打ち抜かれた複数枚のZrOテープが準備され、これらが積層される。この積層体が焼成されることによって支持体Sが作製され得る。
次いで、図3(b)に示すように、支持体Sの上面における「複数の圧力室S1の上方に対応するそれぞれの位置」に、下部電極20が周知の手法を利用してそれぞれ形成される。具体的には、例えば、支持体Sの上面にスピンコート法などでフォトレジスト(ポジ型レジスト)が塗布されて、フォトレジスト膜が形成される。このフォトレジスト膜が、フォトリソグラフィによって、それぞれの下部電極20をパターニングするためのマスク形状にパターニングされる。次いで、このマスク形状にパターニングされたフォトレジスト膜の上に、例えば、下部電極20用の「Pt粉末を含むスラリー」がスピンコート法などで塗布される。成膜方法は、後述する圧電体層の焼成温度に対して十分な耐熱性がある限りにおいて特に限定されるものではなく、めっき法やスパッタリングでも良い。これにより、それぞれの下部電極20用の成形体がパターニングされる。その後、フォトレジスト膜が除去され、前記成形体が焼成されることによって、それぞれの下部電極20が形成される。焼成温度は800〜1400℃であり、焼成時間は0.5〜5.0時間である。
次に、図3(c)に示すように、複数の下部電極20が形成された支持体Sの上面に「圧電体粉末を含むスラリー」がスピンコート法等によって塗布されて、圧電体層30用の膜30gが形成される。なお、符号の末尾の「g」は「焼成の前の状態」を表す。膜30gの厚さは、後述する「本焼成」の後において圧電体層30(焼成体)として要求される厚さとなるように調整される。「圧電体粉末を含むスラリー」には、例えば、圧電体粉末としてPZT+Bi(Ni2/3Nb1/3)O、焼結助剤としてPbO、Biの粉末、その他、分散剤、有機バインダ等が含まれる。粉末の粒子径は0.15μm程度である。膜30gの形成後、膜30gに対して脱脂処理が行われる。
続いて、図3(d)に示すように、膜30gが仮焼成される(膜30g→膜30g’)。この仮焼成は、膜30g’が「密度が理論値の90%となり、且つ、液相成分(焼結助剤)が膜内の全域に亘って残存している状態」となるまで行われる。具体的には、例えば、焼成温度は800℃であり、焼成時間は5分である。
次に、図4(a)に示すように、膜30g’の上面における「複数の圧電体層30に対応するそれぞれの位置」に、保護膜Rが周知の手法を利用して形成される。保護膜Rは、後述するウェットエッチングを行う際にマスクとして機能する膜である。従って、各保護膜Rは、上方からみて保護膜Rの形状が対応する圧電体層30の上面の形状と一致するように形成される。保護膜Rとしては、具体的には、例えば、フォトレジスト膜が使用される。即ち、仮焼成後の膜30g’の上面にスピンコート法などでフォトレジスト(ポジ型レジスト)が塗布されて、保護膜Rが形成される。この保護膜Rが、フォトリソグラフィによって、図4(a)に示すように、それぞれの圧電体層30の上面の形状と同形のマスク形状にパターニングされる。
次いで、図4(b)に示すように、PZT用のエッチング液を利用して膜30g’に対してウェットエッチングが行われて、膜30g’が、対応する圧電体層30の形状にパターニングされる。このとき、図4(b)に示すように、隣接する保護膜R,R間において、膜30g’がエッチングにより除去されるx軸方向の範囲が、下方(z軸負方向)にいくほど狭くなる。換言すれば、各圧電体層30の側面(即ち、下部電極20の上面に対して裾が拡がるように傾斜する面)に対応するテーパー面が自然に形成される。
これは、以下の理由に基づく。即ち、図3(d)に示した仮焼成が完了した段階では、上述したように、液相成分(焼結助剤)が膜30g’内の全域に亘って残存している。このとき、膜30g’内の液相成分は、重力の作用等によって、下方(z軸負方向)にいくほどより多く分布する。ここで、一般に、液相成分はエッチングレート(エッチングによって膜を除去していく速度)を低くするように働く。このことは、膜30g’のウェットエッチングの際、膜30g’の下方にいくほどエッチングレートが低くなることを意味する。この結果、上記のテーパー面が自然に形成される。このテーパー角度は、仮焼成温度、エッチング条件等を調整することによって、30〜85°の範囲内で制御され得る。なお、このテーパー角度が30°未満である場合、保護膜Rと膜30g’との界面のエッチングが進むことに起因して保護膜Rが剥れ易い傾向がある。一方、テーパー角度を85°より大きくするためには、仮焼成温度を高くする、或いは、エッチングの速度を早くする必要がある。しかしながら、前者を選択・実行すれば、圧電体層の側面を焼結面にすることが困難となり、後者を選択・実行すれば、圧電体層のパターンの直線性が失われる傾向がある。膜30g’のウェットエッチングの完了後、それぞれの保護膜Rが除去されるとともに、膜30g’に対して脱脂処理が行われる。
続いて、図4(c)に示すように、膜30g’が本焼成されて、それぞれの圧電体層30が形成(完成)される。焼成温度は1000℃であり、焼成時間は2時間である。即ち、本焼成時の焼成温度は仮焼成時の焼成温度より高く、本焼成時の焼成時間も仮焼成時の焼成時間より長い。本焼成完了時点では、液相成分は全て蒸発により消失している。
そして、図4(d)に示すように、各圧電体層30の上面に、上部電極40が周知の手法を利用してそれぞれ形成される。具体的には、例えば、各圧電体層30の上面にスピンコート法などでフォトレジスト(ポジ型レジスト)が塗布されて、フォトレジスト膜がそれぞれ形成される。各フォトレジスト膜が、フォトリソグラフィによって、対応する上部電極40をパターニングするためのマスク形状にパターニングされる。次いで、マスク形状にパターニングされた各フォトレジスト膜の上に、上部電極40用の例えば「Au粉末を含むスラリー」がスピンコート法などで塗布される。上部電極40の形成に用いる材料や方法は、上部電極の機能が十分に達成され得る範囲内であれば特に限定されるものではない。即ち、材料としてAu以外の金属が使用され得、スラリーとして「レジネートのような有機金属化合物」が使用され得、形成方法として、めっき法やスパッタリングが使用されてもよい。これにより、それぞれの上部電極40用の成形体がパターニングされる。その後、フォトレジスト膜が除去され、前記成形体が焼成されることによって、それぞれの上部電極40が形成される。焼成温度は400〜1000℃であり、焼成時間は1分〜2時間である。
以上のようにして、図1、図2に示すように、複数の圧電/電歪膜型素子10(焼成体)が支持体Sの上に形成される。以上のように、各圧電体層30(焼成体)は、スピンコート法等の所謂「厚膜法」を用いて容易に作製され得る。
(圧電体層の特徴)
次に、上述の製造方法によって形成された圧電/電歪膜型素子10の圧電体層30(焼成体)の特徴について図5〜図9を参照しながら説明する。なお、説明の便宜上、図5〜図9では、圧電体層30の上面に上部電極40が形成されていない形態が表されている。
図5は、圧電/電歪膜型素子10を長手方向(y軸方向)の任意の位置で切断して得られる基準断面の一例である。図5から理解できるように、基準断面が台形形状となる圧電体層30は、複数の圧電材料(PZT)の粒子が集合してなる集合体であるといえる。また、上述のように、圧電/電歪膜型素子10の製造過程において、圧電体層30の本焼成の後には、圧電体層30の表面には何等かの追加工が施されていない。換言すれば、圧電体層30の表面(側面、上面、及び下面)の全域が、焼結面(焼成によって形成された面、焼成後に何等かの追加工が施されていない面)であり、従って、複数の粒子に対応する部分が突出し隣接する粒子間が窪んだ凹凸面となっている。
圧電体層30内に分布するPZT粒子の平均粒径は0.5〜5.0μmである。なお、或る粒子の粒径とは、断面上で認識できるその粒子に対応する領域の面積と等しい面積を有する円の直径であると定義することができる。上述したPZT粒子の平均粒径の範囲は、例えば、圧電体層30を長手方向(y軸方向)の異なる位置で切断して得られる複数の基準断面を利用して得ることができる。例えば、上述したPZT粒子の平均粒径の範囲の下限値は、各基準断面から得られたそれぞれの平均粒径のうちの最小値であり、上述したPZT粒子の平均粒径の範囲の上限値は、各基準断面から得られたそれぞれの平均粒径のうちの最大値である。
図6は、図5に示した圧電体層30の基準断面形状(台形状)の輪郭を細い二点鎖線で示し、その輪郭線(二点鎖線)を近似した仮想線(台形)を太い実線で示す。この仮想線は、例えば、以下のように得ることができる。即ち、上記の輪郭線(台形状)を、台形の上底、下底、及び2つの側辺に対応する4つの部分に分割し、各部分について、その部分に含まれる輪郭線上に位置する多数の点に基づいて、最小二乗法等を利用して近似直線をそれぞれ求める。このようにして得られた4つの近似直線を結ぶことによって、上記の仮想線(台形)が得られる。
このようにして得られた仮想線で表される台形について、下底の長さL4は30〜500μmであり、上底の長さL5は20〜300μmであり、高さL6は1〜20μmである。下底の端点にある角θの大きさは30〜85°である。上述したそれぞれの長さ、高さ、角度の範囲の下限値は、上述した複数の基準断面のそれぞれから得られた長さ、高さ、角度のそれぞれの最小値のうちの最小値、又は、前記それぞれの最小値の平均値であり、上述したそれぞれの長さ、高さ、角度の範囲の上限値は、上述した複数の基準断面のそれぞれから得られた長さ、高さ、角度のそれぞれの最大値のうちの最大値、又は、前記それぞれの最大値の平均値である。なお、上述したL4、L5、L6の範囲は、圧電/電歪膜型素子10がインクジェットプリンタのインクジェットヘッドの駆動源として使用される場合において、このインクジェットヘッドが微細なインク滴を適切に噴射するために、且つ、上記第1の特性(応力集中の抑制)を確保するために要求される好適な範囲である。圧電/電歪膜型素子10が他の用途に使用される場合には、上述したL4、L5、L6の範囲は上述の範囲の限りではなく、その用途に適した範囲とされ得る。
また、圧電体層30の側面の上端部に位置する圧電材料の粒子の全てについて、それぞれ、その粒子の最頂部(最も位置が高い部分)を含む基準断面を得たものとする。この場合、各基準断面について、その基準断面に基づいて得られた仮想線で表される台形の高さL6に対する、その上底と「前記粒子の最頂部」との間の距離H(上底から上方に向けて突出する高さ、図6を参照)の割合(高さ比(H/L6))は、0.1以下となる。
ここで、「高さ比」について付言する。「高さ比(H/L6)が0.1以下となる台形」を基準断面に有する圧電体層(焼成体)を実現できるのは、圧電体層が上述の製法(PZT膜の形成→仮焼成→エッチング→本焼成)によって作製されたことに基づく。即ち、例えば、スクリーン印刷法(厚膜法の一種)(PZT膜のパターンを形成→焼成)を用いて基準断面が台形の圧電体層を作製しようとしても、所謂「印刷ダレ」に起因して圧電体層の上面が山型となる現象、或いは、所謂「サドル現象」に起因して圧電体層の上面の端部に比較的大きなエッジが形成される現象が発生し易い。この結果、「高さ比(H/L6)が0.1以下となる台形」を基準断面に有する圧電体層(焼成体)を実現することができない。
図7は、圧電体層30の側面の周囲を顕微鏡で5000倍に拡大して観察した結果得られた画像の一例である。図7から理解できるように、圧電体層30の側面(上面も同様)は、上述のように、複数のPZT粒子に対応する部分が突出し隣接するPZT粒子間が窪んだ凹凸面(焼結面)となっている。
以下、図7において、圧電体層30の側面における下部電極20に接触する周縁部に着目する。「圧電体層30の側面の下端部に位置し且つ下部電極20に接触する圧電材料の粒子」の全てについて、それぞれ、その粒子の最頂部(最も位置が高い部分)を含む基準断面を得たものとする。この場合、図5、図8、図9の微細なドットで示した部分に示すように、前記粒子には、下側が平らに潰れた形状(ハーフカット形状)の「タイプA」(図8を参照)と、前記ハーフカット形状の粒子とその上に位置する粒子とが結合して得られたような形状の「タイプB」(図9を参照)と、断面がほぼ円形の「タイプC」(図5を参照)と、が存在することが判明した。
「タイプA」と「タイプB」と「タイプC」のうちで、特に「タイプA」の粒子は、下部電極20に対する密着性が高いといえる。タイプAの幅L7(x軸方向の長さ)に対する高さL8の割合(アスペクト比(L8/L7)、図8を参照)は、2/3以下である。一方、タイプBのアスペクト比(L8/L7)(図9を参照)は、2/3より大きく且つ3/4以下である。なお、タイプCのアスペクト比(L8/L7)(図5を参照)は、3/4より大きい。
「タイプA」、「タイプB」、「タイプC」の長手方向(y軸方向)における分布の様子は、図7に示す通りである。図7においてA〜Cの区別が記載されていない粒子は「タイプC」の粒子である。図7から理解できるように、「タイプA」の粒子が、「圧電体層30の側面の下端部に位置し且つ下部電極20に接触する圧電材料の粒子」のうちの半分以上を占め、「タイプA」と「タイプB」の粒子が8割以上を占めている。ここで、「タイプA」及び「タイプB」は、「タイプC」と比べて、扁平である(アスペクト比が小さい)。よって、「タイプA」及び「タイプB」は、「タイプC」と比べて、下部電極20に対する接合面積が広く、この結果、下部電極20と強固に接合される。従って、「圧電体層30の側面における下部電極に接触する周縁部」と下部電極20との密着性は極めて高いといえる。
(作用・効果)
以下、本発明の実施形態に係る圧電/電歪膜型素子10の作用・効果について説明する。一般に、このような圧電/電歪膜型素子に要求される特性のうちで重要なものとして、
「圧電/電歪膜型素子の駆動時にて、圧電体層の側面における下部電極に接触する周縁部にて応力が集中し難いこと」(第1の特性)と、
「上部・下部電極間への電圧印加時にて、圧電体層内を流れるリーク電流を抑制すること」(第2の特性)と、がある。
先ず、第1の特性について検討する。一般に、圧電体層の基準断面の形状が矩形の場合、圧電体層の側面が下部電極の上面に対して垂直となる。このことに起因して、圧電/電歪膜型素子の駆動時にて、圧電体層の側面における下部電極に接触する周縁部にて応力が集中し易い。これに対し、上記実施形態では、圧電体層30の基準断面の形状が「下部電極20側に拡がる台形」となっている。即ち、圧電体層30の側面が下部電極20の上面に対して裾が拡がるように傾斜している。このことによって、前記周縁部にて応力が集中し難くなる。従って、上記実施形態では、上記第1の特性が確保され得る。
加えて、上記実施形態のように、「下底が上底より長く、且つ、下底の端点にある角θの大きさが30〜85°、且つ、高さL6が1〜20μmの台形」を基準断面の形状に有する圧電体層の側面、及び上面は、研磨等によって仕上げることは非常に困難である。即ち、上記実施形態に係る圧電体層30は、焼成後において何等かの追加の仕上げ加工が施されていない。換言すれば、上記実施形態に係る圧電体30の表面(側面、上面、及び下面)の全域が、焼結面(焼成によって形成された面、焼成後に何等かの追加工が施されていない面)である。
次に、第2の特性について検討する。一般に、側面がドライエッチング等によるプラズマダメージ、ブラスト加工等による機械的な加工ダメージ、或いは、ウェットエッチング等による化学的な加工ダメージを受けた状態にある圧電体層の場合、その側面を介して水蒸気などの「リーク電流を助長し得る物質」が圧電体層内に侵入し易い。これに対し、上記実施形態では、圧電体層30の側面は、0.5〜5.0μmの範囲の平均粒径を有する圧電材料(PZT)の複数の粒子が集合してなる焼結面(焼成によって形成された面、焼成後に何等かの追加工が施されていない面)である。従って、圧電体層30の側面を介して水蒸気などの「リーク電流を助長し得る物質」が圧電体層30内に侵入し難くなる。従って、上記第2の特性が確保され得る。
なお、圧電体層30を構成する圧電材料の粒子の平均粒径が0.5〜5.0μmの範囲にあるのは、圧電体層30がスピンコート法等の所謂「厚膜法」を用いて作製されたことに基づく。圧電体層が所謂「薄膜法」を用いて作製された場合、前記粒子の平均粒径は、この範囲内の値に対して著しく小さい値となる。
また、上記実施形態では、図7から理解できるように、下部電極20との密着性が極めて高い「タイプA」の粒子(図8)が、「圧電体層30の側面の下端部に位置し且つ下部電極20に接触する圧電材料の粒子」のうちの半分以上を占めている。従って、「圧電体層30の側面における下部電極に接触する周縁部」と下部電極20との密着性は極めて高いといえる。
以下、上記実施形態に係る圧電/電歪膜型素子10が上記第1、第2の特性を共に確保することができていることを確認した試験について簡単に説明する。この試験では、比較例として、図10、図11に示す製造工程を経て作製された圧電/電歪膜型素子が導入された。図3及び図4と、図10及び図11との比較から明らかなように、この比較例の製造工程は、仮焼成が行われない点、並びに、本焼成が上記実施形態の仮焼成の段階で実施される点のみが、上記実施形態の製造工程と異なる(図10(d)を参照)。
この結果、比較例では、本焼成後にウェットエッチングがなされることになる(図11(b)を参照)。従って、比較例では、液相成分(焼結助剤)が膜30内の全域に亘って残存していない状態でウェットエッチングがなされるので、上述した「液相成分の存在によるエッチングレートの調整作用」が全く働かない。この結果、比較例では、圧電体層30の側面が下部電極20の上面に対して垂直となっている(図11(b)を参照)。即ち、圧電体層30の基準断面の形状が矩形となっている。従って、上記実施形態では、比較例と比べて、上記第1の特性がより一層確保され得る。
加えて、比較例では、ウェットエッチングの後に焼成がなされない。従って、比較例では、完成後の圧電体層30の側面は、焼結面とはなっておらず、ウェットエッチングによる加工ダメージを受けた状態に維持されている。従って、上記実施形態では、比較例と比べて、上記第2の特性がより一層確保され得る。
なお、比較例では、「タイプA」の粒子(図8)が、「圧電体層30の側面の下端部に位置し且つ下部電極20に接触する圧電材料の粒子」のうちの半分未満を占めていることが別途確認されている。従って、比較例では、上記実施形態と比べて、「圧電体層30の側面における下部電極に接触する周縁部」と下部電極20との密着性は低いといえる。
<第1の試験>
上記第1の特性を検査するための第1の試験が、本発明の実施形態と比較例に対してそれぞれ行われた。この第1の試験に使用された本発明の実施形態及び比較例の各部分の材料、形状、サイズ等は、上述した実施形態のものと同じであった。第1の試験として、圧電/電歪膜型素子の上部・下部電極間に50ボルトの電圧をパルス的に長時間(例えば、100時間)に亘って印加する耐久試験(パルス耐久試験)が、本発明の実施形態の300個、及び、比較例の300個に対して実施された。
第1の試験の結果、比較例では、300個のうち118個において、圧電体層の前記周縁部が下部電極から剥離する事態が発生していた。これに対し、本発明の実施形態では、300個のうちで圧電体層の前記周縁部が下部電極から剥離する事態が発生していたものは一つもなかった。このように、本発明の実施形態は、比較例に対して、上記第1の特性がより一層確保されていることがわかる。
<第2の試験>
また、上記第2の特性を検査するための第2の試験が、本発明の実施形態と比較例に対してそれぞれ行われた。この第2の試験に使用された本発明の実施形態及び比較例の各部分の材料、形状、サイズ等も、上述した実施形態のものと同じであった。第2の試験として、圧電/電歪膜型素子の上部・下部電極間に100ボルトの電圧を印加した状態において圧電体層内を流れるリーク電流を測定する試験(リーク電流試験)が、本発明の実施形態の300個、及び、比較例の300個に対して実行された。
第2の試験の結果、比較例では、リーク電流値が10−7〜10−5アンペアの範囲で分布していた。これに対し、本発明の実施形態では、リーク電流値が10−7アンペア程度に集中していた。このように、本発明の実施形態は、比較例に対して、上記第2の特性が確保されていることがわかる。
S…支持体、10…圧電/電歪膜型素子、20…下部電極、30…圧電体層、40…上部電極

Claims (4)

  1. 支持体の上に設けられた平板状の下部電極と、
    前記下部電極の上に設けられた圧電体層と、
    前記圧電体層の上に前記下部電極と平行に向かい合うように設けられた平板状の上部電極と、
    を備えた積層体であり、上方からみた形状が長手方向を有する圧電/電歪膜型素子であって、
    前記圧電体層は焼成体であり、前記圧電体層を構成する圧電材料の粒子の平均粒径が0.5〜5.0μmの範囲にあり、
    前記圧電体層の側面は、前記範囲の平均粒径を有する圧電材料の複数の粒子が集合してなる焼結面であり、
    前記圧電体層における厚さ方向且つ前記長手方向に垂直な方向の断面の形状の輪郭を近似した仮想線で表される形状が、前記下部電極との界面に対応する下底が前記上部電極との界面に対応する上底より長く、且つ、前記下底の端点にある角の大きさが30〜85°の台形である、圧電/電歪膜型素子。
  2. 請求項1に記載の圧電/電歪膜型素子において、
    前記圧電体層の側面の下端部に位置し且つ前記下部電極に接触する圧電材料の複数の粒子のうち、前記長手方向に垂直な方向の幅(L7)に対する高さ(L8)の割合であるアスペクト比(L8/L7)が3/4以下となるものが半分以上存在する、圧電/電歪膜型素子。
  3. 請求項2に記載の圧電/電歪膜型素子において、
    前記アスペクト比(L8/L7)が2/3以下となるものが半分以上存在する、圧電/電歪膜型素子。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の圧電/電歪膜型素子において、
    前記圧電体層の側面の上端部に位置する圧電材料の粒子の全てについて、前記粒子の最頂部と、前記粒子を含むとともに前記圧電体層における厚さ方向且つ前記長手方向に垂直な方向の断面についての前記仮想線の一部である台形の上底と、の間の前記断面上での距離(H)の、前記台形の高さ(L6)に対する割合である高さ比(H/L6)が0.1以下である、圧電/電歪膜型素子。
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