JP2004328973A - 高集積型圧電アクチュエータおよびこれを備えたインクジェット記録ヘッド - Google Patents

高集積型圧電アクチュエータおよびこれを備えたインクジェット記録ヘッド Download PDF

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Abstract

【課題】集積度が高くても変位量のばらつきを低減することができる圧電アクチュエータを提供することである。
【解決手段】振動板11上に、共通電極12、圧電セラミック層13および個別電極14がこの順に積層され、個別電極14が、圧電駆動に寄与する駆動部14aとこの駆動部14aの一端に接続された駆動電圧印加用のランド部14bとを備え、圧電セラミック層13の表面に複数配列され、共通電極12には、圧電セラミック層13を介してランド部14bに対向する位置に、非電極部26が形成されている圧電アクチュエータ18である。また、この圧電アクチュエータ18を、流路部材19上に、インク流路21と個別電極14の駆動部14aとの位置を揃えて取り付けたインクジェット記録ヘッドである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、微細な変位を発生させることにより、各種デバイスの位置決めや加圧などに用いられる圧電アクチュエータ、特にインクジェット記録ヘッドに利用される、薄層化された積層型の圧電アクチュエータおよびインクジェット記録ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータの普及やマルチメディアの発達に伴って、情報を記録媒体に出力する記録装置として、インクジェット方式のプリンタの利用が急速に拡大している。かかるプリンタにはインクジェット記録ヘッドが搭載されている。このインクジェット記録ヘッドとしては、ヘッドの小型薄型化が容易で、しかも高精度の印字が可能になるという点で、圧電方式が広く用いられている。
【0003】
圧電方式のインクジェット記録ヘッドに用いられる圧電アクチュエータとしては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。図5は、従来の圧電アクチュエータを備えたインクジェット記録ヘッドを示す断面図である。図5に示すように、一般に、インクジェット記録ヘッドは、圧電アクチュエータ58を流路部材59上に積層接着したものである。
【0004】
圧電アクチュエータ58は、振動板51上に、共通電極52、圧電セラミック層53および個別電極54がこの順に積層され、個別電極54が圧電セラミック層53の表面に複数配列されて構成されている。流路部材59は、インク流路61を形成する隔壁60の下面にインク吐出口63を有する基板62が配置されて構成されている。振動板51は導体層55を介して一対のセラミック層56,57を積層したものである。個別電極54は、圧電駆動に寄与する駆動部54aと、この駆動部54aの一端に接続された駆動電圧印加用のランド部54bとを備えている。各駆動部54aは、インク流路61に対応する位置にそれぞれ配置されている。圧電アクチュエータ58の上部には、フレキシブル配線基板64が配設され、接続端子65を介して個別電極54のランド部54bと接続されている。
【0005】
このようなインクジェット記録ヘッドでは、フレキシブル配線基板64からランド部54bに通電して個別電極54の駆動部54aと共通電極52と間に電圧を印加することにより、駆動部54a直下の圧電セラミック層53に圧電振動を発生させ、インク吐出口63から所定量のインクを吐出することができる。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−292860号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような圧電アクチュエータ58では、ランド部54bは、インク流路61に対応する位置(すなわち、インク流路61の上部)に形成されておらず、隔壁60の上部に形成されている。このため、ランド部54bに通電すると、インク流路61の上部の圧電セラミック層53が圧電振動するだけでなく、ランド部54b直下の駆動部54aと共通電極52との間にも電界が発生し分極されるので、隔壁60の上部(ランド部54bの下部)の圧電セラミック層53も圧電振動して伸縮変形し、ここに引張内部応力が発生する。これにより、圧電セラミック層53の変位量ばらつきが大きくなり、インク吐出量のばらつきが大きくなるという問題があった。
【0008】
また、ランド部54bの下部の圧電セラミック層53が圧電振動すると、この圧電振動が、隣接する個別電極54の下部の圧電セラミック層53における圧電振動に影響を与え、所望の圧電振動を妨げることがある。これにより、圧電セラミック層53の変位量が所定値よりも小さくなるなどして変位量にばらつきが生じ、インク吐出量にばらつきが生じるという問題があった。
【0009】
特に、近年では、インクジェット記録ヘッドの高密度化に伴って、個別電極54が高集積され、隣接する個別電極54の間隔が小さくなっているので、上記問題がより顕著になる傾向にある。
【0010】
したがって、本発明の目的は、集積度が高くても変位量のばらつきを低減することができる圧電アクチュエータおよびこれを備えたインクジェット記録ヘッドを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、共通電極において、圧電セラミック層を介してランド部に対向する位置に、非電極部(電極のない部位)を形成することによって、ランド部に通電してもランド部直下の駆動部と非電極部との間は電気的に機能せず分極されないため、ランド部下部の圧電セラミック層が圧電振動するのを防止することができるので、ここに引張内部応力が発生するのを防止し、しかも隣接する個別電極の下部の圧電セラミック層における圧電振動に影響を与えて所望の圧電振動を妨げることがないので、集積度が高くても変位量ばらつきの小さい圧電アクチュエータを得ることができるという新たな事実を見出し、本発明を完成するに至った。
【0012】
すなわち、本発明の高集積型圧電アクチュエータは、振動板上に、共通電極、圧電セラミック層および個別電極がこの順に積層され、前記個別電極が、圧電駆動に寄与する駆動部とこの駆動部の一端に接続された駆動電圧印加用のランド部とを備え、前記圧電セラミック層の表面に複数配列され、前記共通電極における前記ランド部に対向する位置に非電極部が形成されていることを特徴とする。
【0013】
本発明における前記ランド部および前記非電極部における同方向の長さ(厚みを除く)をそれぞれφおよびWとするとき、これらが0.8≦(W/φ)≦1.2の関係を満足するのが好ましい。これにより、圧電セラミック層の分極時の内部応力ばらつきを小さくできるので、圧電セラミック層の変位量ばらつきをさらに低減することができる。
【0014】
本発明における非電極部は前記共通電極に形成された開口部に非電極材料が充填されたものであるのがよく、前記非電極材料は圧電材料であるのがより好ましく、前記圧電材料は前記圧電セラミック層と同一の圧電材料であるのがさらに好ましい。これにより、焼成時における非電極部および圧電セラミック層の収縮を均一にすることができる。
【0015】
本発明における前記非電極部は前記圧電セラミック層と連続した一体化物であってもよい。すなわち、この場合の非電極部は、圧電セラミック層を形成する圧電材料が前記開口部に入り込んで充填されることによって形成されたものである。これにより、前記開口部に別途圧電材料を充填する手間が省けるので、製造工程を簡略化でき、低コスト化が図れる。
【0016】
また、本発明における前記非電極部を形成する非電極材料は、前記共通電極と同じ厚みとなるように前記共通電極の開口部に充填され、その後前記共通電極および前記非電極部の表面に圧電セラミック層が積層されるようにしてもよい。これにより、圧電セラミック層と共通電極との間に段差が生じないので、同時焼成で一体形成する際に反りや突起が生じたりせず、圧電セラミック層の変位量ばらつきをさらに低減することができる。
【0017】
本発明のインクジェット記録ヘッドは、前記圧電アクチュエータを、インク吐出口を有する複数のインク流路が配列された流路部材上に、前記インク流路と前記個別電極との位置を揃えて取り付けたことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態にかかる圧電アクチュエータについて図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態の圧電アクチュエータを備えたインクジェット記録ヘッドを示す断面図である。
【0019】
図1に示すように、圧電アクチュエータ18は、振動板11上に、共通電極12、圧電セラミック層13および個別電極14がこの順に積層され、個別電極14が圧電セラミック層13の表面に2次元的かつ規則的に複数配列されたものである。このように個別電極14が2次元的かつ規則的に配列されることにより、インクジェットプリンタの高速化および高精細化が可能となる。個別電極14は、圧電駆動に寄与する駆動部14aと、この駆動部14aの一端に接続された駆動電圧印加用のランド部14bとを備えている。この圧電アクチュエータ18は、個別電極14の駆動部14aと共通電極12との間に電圧を印加することによって、駆動部14a直下の圧電セラミック層13に圧電振動を発生させることができる。
【0020】
振動板11は、導体層15を介して一対のセラミック層16,17を積層したものであり、共通電極12、圧電セラミック層13などと同時焼成により一体化されている。この振動板11は、圧電セラミック層13に生じる反り変形を矯正する役割も果たしている。共通電極12と導体層15とは電気的に接続されているのが望ましい。これにより、圧電セラミック層13が変位することによって誘導され発生する振動板11の圧電振動による電力損失を低減することができる。
【0021】
図2は、共通電極12における非電極部26の形成状態を示す斜視図である。図1および図2に示すように、本発明における共通電極12には、圧電セラミック層13を介して、個別電極14のランド部14bに対向する位置に、非電極部26が形成されている。したがって、ランド部14b直下の駆動部14aと非電極部26との間は電気的に機能しない。これにより、ランド部14bに通電してもランド部14b直下の駆動部14aと非電極部26との間は分極されないため、ランド部14bの下部の圧電セラミック層13は圧電振動せず伸縮変形しないので、圧電アクチュエータ18の変位量ばらつきを低減することができる。
【0022】
圧電アクチュエータ18の厚みZは、変位量を大きくするという点で、好ましくは100μm以下、より好ましくは80μm以下、さらに好ましくは50μm以下であるのがよい。一方、厚みZの下限値は、取扱中や作動中に破損しない程度の機械的強度を有し、印加される電圧に耐えうるようにするために、好ましくは20μm以上、より好ましくは25μm以上、さらに好ましくは30μm以上であるのがよい。
【0023】
また、圧電セラミック層13の厚みおよびセラミック層16,17の各厚みは、小型薄型化という点で、好ましくは30μm以下にするのがよく、取扱中や作動中に破損しない程度の機械的強度を有し、印加される電圧に耐えうるようにするために、より好ましくは10〜20μmの範囲であるのがよい。
【0024】
共通電極12および導体層15の厚みは0.5μm以上、好ましくは、1μm以上であるのがよい。これにより、圧電アクチュエータ18の剛性を向上させて反り変形の抑制効果を高めることができる。また、共通電極12の厚みと導体層15の厚みとの差は5μm以下、好ましくは2μm以下、より好ましくは1μm以下であるのがよい。個別電極14の駆動部14a厚みは2μm以下、好ましくは1μm以下であるのがよく、ランド部14bの厚みは15μm以下、好ましくは10μm以下であるのがよい。
【0025】
本発明において、ランド部14bおよび非電極部26における同方向の長さ(厚みを除く任意方向(縦方向、横方向)の寸法、円形の場合には径)をそれぞれφおよびWとするとき、これらは0.6≦(W/φ)≦1.3、好ましくは0.8≦(W/φ)≦1.2、より好ましくは0.9≦(W/φ)≦1.1の関係を満足するのがよい。また、この関係を満足する限りは、ランド部14bの平面形状と非電極部26の平面形状とは、同一寸法・同一形状ないし略相似形状であってもよく、異なる形状であってもよい。例えば、ランド部14bおよび非電極部26の平面形状が四角形の場合には、これらの縦、横の長さがそれぞれ上記関係を満足するのがよく、ランド部14bおよび非電極部26の平面形状が円形の場合には、これらの径が上記関係を満足するのがよい。このような構成によれば、圧電セラミック層13の分極時の内部応力ばらつきを小さくできるので、分極による圧電セラミック層13の残留応力を均一にすることができる。これにより、圧電アクチュエータ18の変位量ばらつきをさらに低減することができる。
【0026】
圧電セラミック層13には、例えばチタン酸ジルコン酸鉛化合物(PbZrTiO系化合物(PZT系))、チタン酸鉛化合物、チタン酸バリウム化合物などのペロブスカイト結晶構造型の圧電材料(圧電セラミック)が好適に用いられる。これらのうち、大きな変位を得られるという点で、PZT系を用いるのが好ましい。また、セラミック層16,17には、圧電セラミック層13と同様の材料を使用することができる。圧電セラミック層13、セラミック層16,17は、それぞれ1層で構成されていてもよく、複数の層から構成されていてもよい。
【0027】
個別電極14の駆動部14aおよびランド部14bとしては、例えばAu、Ag、Cu、Cr、Pd、Ptなどの金属またはこれらの少なくとも1種以上を主成分とする合金などを用いるのが好ましく、薄層化しても高い導電性が得られるという点で、特にAuを用いるのがより好ましい。
【0028】
共通電極12および導体層15は、同一材料により形成されるのが好ましい。共通電極12および導体層15としては、例えばAu、Ag、Cu、Cr、Pd、Ptなどの金属またはこれらの少なくとも1種以上を主成分とする合金などを用いるのが好ましく、密着強度を高めるという点で、特にAg−Pd合金に、さらに、圧電セラミック層13と同一材料(例えばペロブスカイト結晶構造型の圧電セラミック)を微量添加して用いるのがより好ましい。
【0029】
本発明における非電極部26の材質は、ランド部14bに通電した際にランド部14b直下の駆動部14aと非電極部26との間が電気的に機能せずランド部14b下部の圧電セラミック層13が圧電振動しない非電極材料であれば特に限定されない。例えば、非電極材料としては、アルミナ、窒化珪素などの絶縁材料や、チタン酸ジルコン酸鉛化合物、チタン酸鉛化合物、チタン酸バリウム化合物などの圧電材料が挙げられる。特に、焼成時の収縮を均一にするという点で、非電極部26を圧電セラミック層13と同一の圧電材料で形成するのが好ましい。
【0030】
次に、本発明の圧電アクチュエータ18の製造方法について説明する。図3(a)〜(d)は、圧電アクチュエータ18の製造工程を示す概略断面図である。
【0031】
まず、前記したチタン酸ジルコン酸鉛化合物、チタン酸鉛化合物、チタン酸バリウム化合物などを主成分とする圧電セラミック粉体を準備する。この圧電セラミック粉体の平均粒径は1μm以下であることが望ましく、特に0.7μm以下、更には0.5μm以下であることが好ましい。圧電セラミック粉体の平均粒径を1μm以下にすることにより焼結時の均一な焼成収縮が得られ均質な圧電セラミック層13およびセラミック層16,17を得ることができる。この圧電セラミック粉末と有機バインダ成分を混合し、シート成形用のスラリを調製する。ついで、この成形用スラリを用いてロールコータ法、スリットコータ法、ドクターブレード法等の一般的なシート成形法によりグリーンシートを作製する(図3(a):成形工程)。
【0032】
ついで、成形工程で得られたグリーンシートを加圧する(加圧工程)。加圧法として公知の手法を採用することができるが、均一な厚みにすることが容易である点で、加圧には特にロール加圧法、平面加圧法、静水圧加圧法等を用いることができる。このように、シート成形後にグリーンシートの加圧処理を行うことで、シートの密度を高め、厚みばらつきや密度ばらつきを低減することができる。加圧圧力は、材料組成、有機バインダ量、グリーンシート厚み等によって異なるが10〜100MPa、特に、20〜50MPa、更には、30〜40MPaの圧力で加圧することが好ましい。ここで加圧工程によって得られた各グリーンシートの厚みばらつきは5%以下、特に2%以下にすることが、焼成後に形成される圧電セラミック層13、セラミック層16,17の厚みばらつきや、それらが積層されて形成される圧電アクチュエータ18の厚みばらつきを低減するとともに反り変形を防止することが容易となる。
【0033】
次に、前記した電極材料からなる導体ペーストを用いて、加圧工程で得られたグリーンシートの一方の表面に、焼成後に共通電極12および導体層15となる金属パターンをスクリーン印刷により形成する。この場合の厚みは2〜5μm、厚みばらつき(厚みの最大値と最小値の差)は1〜2μmになるように調整することが望ましい。図3(b)は、焼成後に共通電極12となる金属パターンをグリーンシートに形成した状態を示す断面図である。このように、本発明の圧電アクチュエータ18においては、圧電セラミック層13を介してランド部14bに対向する位置に、非電極部26を形成するための開口部27を形成する。開口部27を形成するには、金属パターンを形成するためのスクリーン製版における開口部27に該当する個所に開口を設けずに金属ペーストを印刷すればよい。これにより、開口部27に該当する箇所には、金属ペーストが印刷されない。
【0034】
次に、得られたグリーンシートを例えば図1に示す構成で積層し、密着させて積層成形体を得る(図3(c):積層工程)。なお、密着を行う手法としては、接着成分の含まれた密着液使用による方法、加熱によりグリーンシート中の有機バインダ成分に接着性を持たせて密着する方法、加圧だけで密着させる方法等を例示できる(加圧工程)。加圧を行う際の条件としては、例えば温度60〜100℃程度、圧力3〜10MPa程度が好適である。
【0035】
得られた積層成形体には、電極のない非電極部26が形成されている。この非電極部26は、前記したように圧電材料などの非電極材料が充填されていてもよく、特に圧電セラミック層13と同一の圧電材料が充填されているのが好ましい。非電極部26に非電極材料を充填する方法としては、以下の2通りの方法を例示できる。
【0036】
第1の方法では、非電極部26は、焼成後に圧電セラミック層13となる圧電材料が、開口部27に入り込んで充填されることにより形成される。したがって、非電極部26は圧電セラミック層13と連続した一体化物となる。
【0037】
第2の方法では、非電極部26は、焼成後に圧電セラミック層13となる圧電材料を、焼成後に共通電極12となる金属パターンの表面に積層する前(図3(c)の積層工程の前)に、図4に示すように金属パターンとほぼ同じ厚みの非電極材料26’を開口部27にスクリーン印刷などにより予め充填しておき、その後、図3(c)に示すように圧電セラミック層13となる圧電材料を金属パターンの表面に積層することにより形成される。すなわち、非電極部26を形成する非電極材料は、共通電極12と同じ厚みとなるように開口部27に充填され、その後共通電極12および非電極部26の表面に圧電セラミック層13が積層される。
【0038】
積層工程で得られた積層成形体は、所望の脱脂処理により積層成形体中の有機成分の除去を行った後、酸素雰囲気中において、900〜1200℃において焼成し、圧電アクチュエータ本体を得る(焼成工程)。なお、圧電アクチュエータ本体を作製する焼成工程においては、積層工程で得られた積層成形体をジルコニアもしくはマグネシアからなる試料台板を介して複数段積みにし、さらに、この段積みされた積層成形体上に重しを置いて焼成することが望ましい。このような工程を具備する製造方法を採用することにより、圧電アクチュエータ本体の反り変形が抑制され、厚み100μm以下の薄層の焼結体からなる圧電アクチュエータを提供できる。
【0039】
次に、焼成工程で得られた圧電アクチュエータ本体の一方の表面に、個別電極14の駆動部14aおよびランド部14bとなる金属パターンをスクリーン印刷により形成する。この場合の厚みは2〜3μm、厚みばらつき(厚みの最大値と最小値の差)が0.5〜1μmになるように調整することが望ましい。この金属ペーストを印刷した後、600〜800℃で焼き付け処理を行うことによって、駆動部14aおよびランド部14bが形成され、圧電アクチュエータ18が得られる(図3(d))。このとき、駆動部14aの厚み2μm以下、好ましくは1μm以下で、ランド部14bの厚みが15μm以下、好ましくは10μm以下となるように、金属ペーストの印刷条件および固液比率を調整することが望ましい。
【0040】
特に、ランド部14bは、後述するはんだ付けやワイヤーボンディングによって駆動電圧信号を入力するフレキシブル配線基板を結線する工程での接合不良をなくし、また圧電アクチュエータ18の変位を妨げないようにするために、駆動部14aの高さよりもある程度高くしておく必要がある。したがって、例えば金属ペーストの印刷および焼き付け処理を複数回行って、ランド部14bの高さを駆動部14aよりも高く形成しておくのが望ましい。
【0041】
次に、本発明の圧電アクチュエータ18を備えたインクジェット記録ヘッドについて説明する。図1に示すインクジェット記録ヘッドは、圧電アクチュエータ18を、インク吐出口23を有する複数のインク流路21が配列された流路部材19上に、インク流路21と個別電極14の駆動部14aとの位置を揃えてエポキシ樹脂などにより接合したものである。流路部材19は、インク流路21を形成する隔壁20の下面にインク吐出口23を有する基板22が配置されて構成されている。
【0042】
流路部材19は、厚み30〜100μm程度の複数の金属箔で構成される積層体からなり、各金属箔にエッチングや金型による打ち抜き等によってインク流路21、インク吐出口23、隔壁20、基板22等がそれぞれ形成される。使用する金属箔としては、例えばステンレス箔、アルミニウム箔、モリブデン箔などがあげられる。また、流路部材19は、シリコンなどで形成することもできる。
【0043】
圧電アクチュエータ18の上部には、フレキシブル配線基板24が配設され、接続端子25を介して個別電極14のランド部14bと接続されている。このようなインクジェットヘッドでは、薄型であっても反り変形が矯正された圧電アクチュエータを備えているので、インク吐出量のばらつきを低減することができる。
【0044】
以上、本発明の実施形態について示したが、本発明は上述した実施形態のみに限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更や改良したものにも適用できることは言うまでもない。例えば、本発明の圧電アクチュエータは、上記したインクジェット記録ヘッドの他、加速度センサ、ノッキングセンサ、AEセンサ等の圧電センサ、燃料噴射用インクジェクター、圧電共振子、発振器、超音波モーター、超音波振動子、フィルタなどに適用することができる。
【0045】
【実施例】
以下のようにして試料No.1〜9の圧電アクチュエータを作製した。
(試料No.1〜7)
まず、平均粒径が0.5μmのPbZrTiO系粉末とバインダとそのバインダを溶解する有機溶剤とを所定量混合して圧電材料のスラリを調製し、このスラリを用いてロールコータ法にて厚み25μmのグリーンシートを作製した。一方、Ag−Pd(混合比は質量比でAg:pd=7:3)粉末と有機粘結剤と溶媒とを所定量混合して導電性ペーストを調製した。
【0046】
次に、得られたグリーンシートの表面に導電性ペーストをスクリーン印刷により印刷して、焼成後に共通電極および導体層となるそれぞれの金属パターンを形成した。このとき、共通電極の金属パターンを形成するためのスクリーン製版における非電極部に該当する箇所に開口を設けずに導電性ペーストを印刷することによって、共通電極に開口部を形成した。ついで、導電性ペーストを印刷したグリーンシートを所定の総数積層、加熱加圧して母体積層体を形成し、この母体積層体を切断して積層体を形成し、酸素雰囲気中、1000℃、2時間の焼成を行い圧電アクチュエータ本体を形成した。
【0047】
次に、この圧電アクチュエータ本体の一方の表面にAuを主成分とする金属ペーストを印刷して730℃で焼付けを行って個別電極を形成し、図1に示すような圧電アクチュエータを作製した。得られた圧電アクチュエータの厚みは20μm、駆動部およびランド部の厚みはそれぞれ1μm、共通電極および導体層の厚みはそれぞれ2μmであった。また、試料面積は50mm×50mmであった。また、各試料では、ランド部の幅φと非電極部の幅Wとを、表1に示す寸法に調整した。
【0048】
この後、共通電極と個別電極との間に3kV/mmの直流電界を15分間印加して分極処理を行った。そして、圧電アクチュエータの変位量は、共通電極と個別電極との間に20Vの直流電圧を印加し、さらに、この圧電アクチュエータに室温において0〜+20Vのsin波形を20kHzの周波数にて印加して1×10サイクルまで駆動した際の変位量を測定した。このときの最大変位量および最小変位量を表1に示す。そして、最大変位量と最小変位量との差を、平均変位量で割り、100倍して変位量ばらつき(%)を求めた。また、隣接する個別電極の下部の圧電セラミック層を駆動させたとき、すなわち隣接する2箇所の圧電セラミック層を同時に駆動させたときの変位量を測定し、このときの最大変位量を表1に示した。また、1箇所の圧電セラミック層を駆動させたときの最大変位量に対する、隣接する4箇所の圧電セラミック層を同時に駆動させたときの最大変位量の低下率を求めた。結果を表1に示す。
【0049】
(試料No.8)
スクリーン印刷により導電性ペーストを印刷する際に、共通電極に開口部を形成しなかった他は、試料No.1〜7と同様にして圧電アクチュエータを作製し、同様に評価した。結果を表1に示す。
【0050】
(試料No.9)
共通電極に開口部を形成した後、この開口部に焼結後の厚みが共通電極とほぼ同じ厚みとなるように前記圧電材料のスラリを充填した他は、試料No.1〜7と同様にして圧電アクチュエータを作製し、同様に評価した。結果を表1に示す。
【表1】
Figure 2004328973
【0051】
表1から、非電極部を形成していない試料No.8では、変位量のばらつきが大きく、しかも隣接駆動時の変位量の低下率が36%と大きな値となった。
【0052】
これに対して、非電極部を形成した試料No.1〜7,9では、変位量のばらつきが小さく、しかも隣接駆動時の変位量の低下率が28%以下と小さな値となった。特に、0.8≦(W/φ)≦1.2の関係を満足する試料No.2〜6,9では、最大変位量が95nmと大きく、変位量のばらつきは10%未満と小さく、隣接駆動時の変位量の低下率が15%以下と小さかった。さらに、0.9≦(W/φ)≦1.1の関係を満足する試料No.3〜5では、最大変位量が100nmと大きく、変位量のばらつきを5%にまで低減でき、隣接駆動時の変位量の低下率を10%までに低減できた。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、ランド部下部の圧電セラミック層が圧電振動するのを防止することができるので、ここに引張内部応力が発生するのを防止し、しかも隣接する個別電極の下部の圧電セラミック層における圧電振動に影響を与えて所望の圧電振動を妨げることがない。これにより、集積度が高くても変位量ばらつきの小さい圧電アクチュエータを得ることができるという効果がある。したがって、この圧電アクチュエータを備えたインクジェット記録ヘッドでは、インク吐出量のばらつきを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる圧電アクチュエータを備えたインクジェット記録ヘッドを示す断面図である。
【図2】本発明の圧電アクチュエータにおいて、共通電極における非電極部の形成状態を示す斜視図である。
【図3】(a)〜(d)は、本発明における圧電アクチュエータの製造工程を示す断面図である。
【図4】本発明における圧電アクチュエータの製造工程において、開口部に非電極材料を充填した状態を示す断面図である。
【図5】従来の圧電アクチュエータを備えたインクジェット記録ヘッドを示す断面図である。
【符号の説明】
11 振動板
12 共通電極
13 圧電セラミック層
14 個別電極
14a 駆動部
14b ランド部
15 導体層
16,17 セラミック層
18 圧電アクチュエータ
19 流路部材
20 隔壁
21 インク流路
22 基板
23 インク吐出口
24 フレキシブル配線基板
25 接続端子
26 非電極部
27 開口部

Claims (8)

  1. 振動板上に、共通電極、圧電セラミック層および個別電極がこの順に積層され、前記個別電極が、圧電駆動に寄与する駆動部とこの駆動部の一端に接続された駆動電圧印加用のランド部とを備え、前記圧電セラミック層の表面に複数配列された圧電アクチュエータであって、
    前記共通電極における前記ランド部に対向する位置に非電極部が形成されていることを特徴とする高集積型圧電アクチュエータ。
  2. 前記ランド部および前記非電極部における同方向の長さをそれぞれφおよびWとするとき、これらが0.8≦(W/φ)≦1.2の関係を満足する請求項1記載の圧電アクチュエータ。
  3. 前記非電極部は前記共通電極に形成された開口部に非電極材料が充填されたものである請求項1または2記載の圧電アクチュエータ。
  4. 前記非電極材料が圧電材料である請求項3記載の圧電アクチュエータ。
  5. 前記圧電材料が前記圧電セラミック層と同一の圧電材料である請求項4記載の圧電アクチュエータ。
  6. 前記非電極部が前記圧電セラミック層と連続した一体化物である請求項5記載の圧電アクチュエータ。
  7. 前記非電極部を形成する非電極材料は、前記共通電極と同じ厚みとなるように前記共通電極の開口部に充填され、その後前記共通電極および前記非電極部の表面に圧電セラミック層が積層される請求項3〜5のいずれかに記載の圧電アクチュエータ。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の圧電アクチュエータを、インク吐出口を有する複数のインク流路が配列された流路部材上に、前記インク流路と前記個別電極との位置を揃えて取り付けたことを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
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