JP2013205693A - レンズ、レンズユニット、およびレンズの製造方法 - Google Patents

レンズ、レンズユニット、およびレンズの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】レンズユニットに用いるレンズにおいて、径方向位置決め部を精度よく容易に形成することができることができるようにする。
【解決手段】光軸Oに沿う方向の両端部の端面に、第1レンズ面2a、第2レンズ面2bと、これらの外周側に形成されたレンズ外縁部とを有するとともに、レンズ外縁部に隣接して光軸Oに直交する方向の最外面となるレンズ側面2fを有し、レンズ保持枠に組み込み可能に設けられた第1レンズ2であって、レンズ外縁部の少なくとも一方に、光軸Oに直交する一平面内に設けられた第1突き当て面2hと、レンズ外縁部の少なくとも一方に、レンズ側面2fよりも内周側の位置から光軸Oに沿う方向に突出され、光軸O2と直交する方向において光軸O2と一定の位置関係に設けられた基準円筒面2jを有する第2突起部2iと、を備える構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、レンズ、レンズユニット、およびレンズの製造方法に関する。
従来、光学機器においてレンズを使用する場合、取り付け基準を有するレンズ保持枠に、レンズを保持させたレンズユニットを構成し、このレンズユニットを光学機器の装置内に取り付けることが行われている。
このようなレンズユニットでは、レンズ保持枠にレンズを挿入する保持穴が設けられ、この保持穴の内周面にレンズの外周面であるレンズ側面を嵌合させることにより、光軸に直交する径方向の位置を位置決めしてから、例えば接着等によって、レンズ保持枠に対するレンズの位置を固定している。
この場合、無調整で組立を行うには、保持穴の内径とレンズの外径との差を偏心の許容範囲内に収める必要がある。
例えば、特許文献1には、プラスチックレンズにおいて、レンズ側面より内側に円錐当接面を設け、レンズ同士をこれら円錐当接面で当接させて、光軸方向および光軸と直交する方向のレンズ同士の位置決めを行い、これら複数のレンズの組立体の内の1つのレンズ外周面を鏡枠(レンズ保持枠)同士と嵌合させてレンズの組立体と鏡枠との光軸に直交する方向の位置決めを行うようにしたプラスチックレンズの位置決め方法が記載されている。
特開2010−191464号公報
しかしながら、上記の従来技術のレンズユニットには、以下のような問題があった。
レンズ側面とレンズ保持枠との嵌合によって、偏心調整を無調整とする技術では、例えば、許容偏心量が0.005mm以下のようなレンズユニットを構成する場合、レンズ外周面の外径、光軸に対する偏心量と、レンズ保持枠の内周面の内径の加工誤差の合計を、許容偏心量以下とする必要がある。このため、無調整化によって、調整コストが低減されても、レンズやレンズ保持枠の製造コストが増大してしまうという問題がある。
特許文献1に記載の技術によれば、複数のレンズを有するレンズユニットであっても、レンズ保持枠と嵌合するレンズは1つのみであるため、それ以外のレンズ側面面の加工精度を緩めることができるものの、レンズ保持枠と嵌合するレンズの加工精度は高精度が要求されるため、部品製造コストが増大してしまうという問題がある。
また、特許文献1のような樹脂成形によるレンズでは、成形品の離型が容易となるように、レンズ面の形状を転写する成形型部材を、レンズ側面の形状を転写する成形型部材に対する可動入れ子型として構成するため、成形品のレンズ側面と、光軸との間には、2つの成形型部材間の嵌合隙間に相当する偏心のバラツキが生じる。このため、特許文献1に記載の技術では、例えば、許容偏心量が0.005mm以下のようなレンズユニットを構成することは困難であるという問題がある。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、径方向位置決め部を精度よく容易に形成することができるレンズ、およびレンズの製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、無調整であっても偏心を低減することができるレンズユニットを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明のレンズは、光軸に沿う方向の両端部の端面に、レンズ面部と、該レンズ面部の外周側に形成されたレンズ外縁部とを有するとともに、該レンズ外縁部に隣接して前記光軸に直交する方向の最外面となるレンズ側面を有し、該レンズ側面を外周側から覆うレンズ保持枠に組み込み可能なレンズであって、前記両端部の端面にそれぞれ形成された前記レンズ外縁部のうちの少なくとも一方は、前記光軸に直交する一平面内に設けられた光軸方向位置決め部を備え、前記両端部の端面にそれぞれ形成された前記レンズ外縁部のうちの少なくとも一方は、前記レンズ側面よりも内周側の位置から前記光軸に沿う方向に突出され、前記光軸と直交する方向において前記光軸と一定の位置関係に設けられた径方向位置決め部を有する位置決め突起を備える構成とする。
また、本発明のレンズでは、前記位置決め突起は、前記光軸方向位置決め部を備えることが可能である。
本発明のレンズユニットは、本発明のレンズと、該レンズの前記径方向位置決め部を嵌合させるレンズ嵌合部と、前記レンズの前記光軸方向位置決め部を当接させる光軸方向基準面と、前記レンズの前記レンズ側面の外形よりも大きい穴形状を有するレンズ収容穴部と、を有するレンズ保持枠と、を備え、前記レンズが、前記レンズ嵌合部に嵌合され、前記光軸方向基準面に当接されて、位置決めされる構成とする。
また、本発明のレンズユニットでは、前記レンズが複数備えられ、前記光軸方向基準面は、複数の前記レンズのうちの一つの前記光軸方向位置決め部に当接し、複数の前記レンズのそれぞれは、1以上の前記レンズ嵌合部に嵌合され、互いに隣接して配置される前記レンズ同士は、互いに対向する前記端面に設けられた前記光軸方向位置決め部同士が当接されることにより、前記光軸に沿う方向の位置決めが可能である。
本発明のレンズの製造方法は、成形型組立体を形成する工程と、本発明のレンズの外形を、前記成形型組立体によって成形材料を成形して形成する工程と、を備え、前記成形型組立体は、前記両端部の前記端面のうちの一方の、前記レンズ外縁部の少なくとも一部、および前記レンズ面部の形状を転写する第1の成形型部材と、前記端面のうちの他方の、前記レンズ外縁部の少なくとも一部、および前記レンズ面部の形状を転写する第2の成形型部材と、少なくとも前記レンズ側面の形状を転写する第3の成形型部材と、を備え、且つ、前記径方向位置決め部の形状を転写する径方向位置決め部成形面が、前記第1の成形型部材または前記第2の成形型部材のみに設けられるように形成される方法とする。
また、本発明のレンズの製造方法では、前記径方向位置決め部成形面が設けられた前記第1の成形型部材または前記第2の成形型部材には、前記径方向位置決め部が設けられた前記端面の前記レンズ面部を成形するための成形面も併せて設けられることが可能である。
本発明のレンズおよびレンズの製造方法によれば、レンズ側面よりも内周側の位置から光軸と平行に突出された径方向位置決め部を有する位置決め突起を設けるため、位置決め部をレンズ側面に設ける場合に比べて、径方向位置決め部を精度よく容易に形成することができるという効果を奏する。
また、本発明のレンズユニットによれば、本発明のレンズの径方向位置決め部をレンズ保持枠に嵌合させることにより、無調整であっても偏心を低減することができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態のレンズユニットの一例を模式的に示す光軸を含む断面図、および右側面図である。 本発明の第1の実施形態のレンズユニットの第1レンズを模式的に示す左側面図、光軸を含む断面図、および右側面図である。 本発明の第1の実施形態のレンズを製造する成形型構造を模式的に示す断面図である。 本発明の第1の実施形態のレンズユニットの第2レンズを模式的に示す光軸を含む断面図、および右側面図である。 本発明の第1の実施形態のレンズユニットのレンズ保持枠の模式的な右側面図、および中心軸を含む断面図である。 本発明の第1の実施形態のレンズユニットのレンズ保持枠の模式的な左側面図である。 本発明の第1の実施形態の変形例のレンズを模式的に示す左側面図、光軸を含む断面図、および右側面図である。 本発明の第2の実施形態のレンズユニットの一例を模式的に示す光軸を含む断面図である。 本発明の第2の実施形態のレンズユニットの第1レンズを模式的に示す光軸を含む断面図、および右側面図である。 本発明の第2の実施形態のレンズユニットの第2レンズを模式的に示す左側面図、および光軸を含む断面図である。 本発明の第2の実施形態のレンズユニットのレンズ保持枠の中心軸を含む断面図、および模式的な右側面図である。
以下では、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。すべての図面において、実施形態が異なる場合であっても、同一または相当する部材には同一の符号を付し、共通する説明は省略する。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態のレンズ、レンズ保持枠、およびレンズユニットについて説明する。
図1(a)、(b)は、本発明の第1の実施形態のレンズユニットの一例を模式的に示す光軸を含む断面図、および右側面図である。図2(a)、(b)、(c)は、本発明の第1の実施形態のレンズユニットの第1レンズを模式的に示す左側面図、光軸を含む断面図、および右側面図である。図3は、本発明の第1の実施形態の第1レンズを製造する成形型構造を模式的に示す断面図である。図4(a)、(b)は、本発明の第1の実施形態のレンズユニットの第2レンズを模式的に示す光軸を含む断面図、および右側面図である。図5(a)、(b)は、本発明の第1の実施形態のレンズユニットのレンズ保持枠の模式的な右側面図、および中心軸を含む断面図である。図6は、本発明の第1の実施形態のレンズユニットのレンズ保持枠の模式的な左側面図である。
本明細書では、光軸や中心軸線等の軸線が特定できる軸状、筒状等の部材に対する相対位置について説明する場合に、軸線に沿う方向を軸方向、軸線回りに周回する方向を周方向、軸線に直交する平面において軸線に交差する線に沿う方向を径方向と称する。また、特に、光軸に沿う方向を光軸方向と称する場合がある。また、径方向においては、軸線から離れる方を径方向外方(外側)、軸線に近づく方を径方向内方(内側)と称する場合がある。
本実施形態のレンズユニット1は、図1(a)、(b)に示すように、第1レンズ2(レンズ)、第2レンズ3(レンズ)、および鏡枠4(レンズ保持枠)を備える。
レンズユニット1内では、第1レンズ2は、その光軸Oが鏡枠4のユニット中心軸線Pに略整列する(整列する場合も含む)ように位置決めされ、鏡枠4の軸方向に押し付けられて位置決めされている。
また、第2レンズ3は、その光軸Oがユニット中心軸線Pに略整列する(整列する場合も含む)ように位置決めされ、第1レンズ2と当接されることにより、光軸方向に位置決めされている。また、この状態で、接着部6によって、第2レンズ3と鏡枠4との互いの相対位置が固定されている。
接着部6は、例えば、UV硬化型接着剤、二液性接着剤、熱硬化性接着剤等の接着剤を硬化させることにより形成されている。
第1レンズ2は、レンズユニット1に保持される一対のレンズのうちの一方であり、本実施形態では、図2(a)、(b)、(c)に示すように、凸面からなる第1レンズ面2a(レンズ面部)と、凹面からなる第2レンズ面2b(レンズ面部)とを有し、外周側にフランジ部2cが設けられたメニスカスレンズである。
第1レンズ2の屈折力の正負は、レンズユニット1の用途に基づいた設計仕様に応じて適宜設定することができる。
また、第1レンズ面2aは、光軸Oを中心とした直径d2aの範囲に形成されている。また、第2レンズ面2bは、光軸Oを中心とした直径d2bの範囲に形成されている。
第1レンズ面2a、第2レンズ面2bは、光軸Oに沿う方向の両端部の端面のレンズ面部を構成している。
第1レンズ2は、ガラス材料を切削、研磨して形成してもよいが、本実施形態では、合成樹脂のモールド成形によって形成されている。ただし、図面では、抜き勾配の図示は適宜省略している。また、以下の説明では、抜き勾配を無視した場合の形状として説明する。互いに嵌り合う穴部および軸部の寸法は、特に断らない限り、嵌合や挿入に用いられる範囲の寸法を意味するものとし、抜き勾配があっても嵌合に支障がないように穴部は最小寸法、軸部は最大寸法を表すものとする。
フランジ部2cは、第1レンズ面2aおよび第2レンズ面2bの外周から径方向外方に延ばされた板状部分であり、凸状部2pと、凸状部2pよりも外径が小さい凹状部2nとが、周方向に交替に形成されている。
本実施形態では、凸状部2pおよび凹状部2nは、周方向を等分する位置にそれぞれ3箇所ずつ設けられている。凸状部2pおよび凹状部2nが形成された周方向の範囲は、凸状部2pが中心角60°未満の範囲であり、凹状部2nが中心角60°を越える範囲である。
凹状部2nの径方向の最外面である外周面2mは、光軸Oを中心とする半径D2m/2(ただし、D2m>d2a、D2m>d2b)の円筒面として形成されている。
凸状部2pの径方向の最外面であるレンズ側面2fは、光軸Oを中心とする半径D2f/2(ただし、D2f>D2m)の円筒面として形成され、第1レンズ2における径方向の最外面を構成している。
フランジ部2cの第1レンズ面2a側の表面には、レンズ面部の外周側に形成されたレンズ外縁部として、内周側から外周側に向かって、内周側第1フランジ面2rが形成されており、特に各凸状部2pには、内周側第1フランジ面2rよりもさらに外周側には、同じくレンズ外縁部である外周側第1フランジ面2sが形成されている。また、各凸状部2pにおいて、内周側第1フランジ面2rおよび外周側第1フランジ面2sの間には、内周側第1フランジ面2rおよび外周側第1フランジ面2sから光軸方向に突出された第1突起部2gが形成されている。レンズ外縁部は、第1突起部2gを備えている。
内周側第1フランジ面2rは、第1レンズ面2aの外周に隣接し、光軸Oに交差する方向に延ばされた面であり、各凹状部2nおよび各凸状部2pに設けられている。本実施形態では、光軸Oに直交する平面になっている。
第1突起部2gの光軸方向から見た外形は、図2(a)に示すように、光軸Oを中心とした円弧帯状とされている。
また、各第1突起部2gの突出方向の先端には、光軸Oに直交する一平面に整列された第1突き当て面2h(光軸方向位置決め部)が形成されている。すなわち、第1突き当て面2hは、光軸Oに直交する一平面内に設けられている。
第1突き当て面2hの光軸方向の位置は、第1レンズ面2aに対して一定の位置関係にある。このため、第1突き当て面2hは第1レンズ2における光軸方向位置決め部を構成している。
外周側第1フランジ面2sは、各凸状部2pにおいて第1突起部2gとレンズ側面2fとの間で光軸Oに交差する方向に延ばされた面である。本実施形態では、光軸Oに直交する平面になっている。
また、外周側第1フランジ面2sは、内周側第1フランジ面2rと整列する平面であってもよいし、内周側第1フランジ面2rと整列していなくてもよい。
フランジ部2cの第2レンズ面2b側の表面には、レンズ面部の外周側に形成されたレンズ外縁部として、内周側から外周側に向かって、内周側第2フランジ面2tが形成されており、特に各凸状部2pには、内周側第2フランジ面2tよりもさらに外周側には、同じくレンズ外縁部である外周側第2フランジ面2uが形成されている。また、各凸状部2pにおいて、内周側第2フランジ面2tおよび外周側第2フランジ面2uの間には、内周側第2フランジ面2tおよび外周側第2フランジ面2uから光軸方向に突出された第2突起部2i(位置決め突起)が形成されている。レンズ外縁部は、第2突起部2iを備えている。
内周側第2フランジ面2tは、第2レンズ面2bの外周に隣接し、光軸Oに交差する方向に延ばされた面であり、各凹状部2nおよび各凸状部2pに設けられている。本実施形態では、光軸Oに直交する平面になっている。
第2突起部2iの光軸方向から見た外形は、図2(c)に示すように、光軸Oを中心とした円弧帯状とされ、外周部に、光軸Oを中心とした半径D2j/2の円筒面である基準円筒面2j(径方向位置決め部)が形成されている。
基準円筒面2jは、抜き勾配を有する場合、他の部位の抜き勾配よりも小さくしておくことが好ましく、抜き勾配を有しないストレート面とすることがより好ましい。
各第2突起部2iは、フランジ部2cの配置位置に対応して、周方向を3等分する位置に形成されているため、各基準円筒面2jは、直径D2jの円筒面に内嵌されると、光軸Oは、この円筒面の中心軸線に整列し、円筒面に対する第1レンズ2の径方向の位置決めが可能になっている。
また、各第2突起部2iの突出方向の先端には、光軸Oに直交する一平面に整列された第2突き当て面2k(光軸方向位置決め部)が形成されている。すなわち、第2突き当て面2kは、光軸Oに直交する一平面内に設けられている。
第2突き当て面2kの光軸方向の位置は、第2レンズ面2bに対して一定の位置関係にあり、このため、第1レンズ2におけるもう一つの光軸方向位置決め部を構成している。
また、このような構成により、各第2突き当て面2kは、各第1突き当て面2hが整列する平面に平行な平面に整列しており、かつ、光軸方向に一定距離だけ離間されている。
外周側第2フランジ面2uは、各凸状部2pにおいて第2突起部2iとレンズ側面2fとの間で光軸Oに交差する方向に延ばされた面である。本実施形態では、光軸Oに直交する平面になっている。
また、外周側第2フランジ面2uは、内周側第2フランジ面2tと整列する平面であってもよいし、内周側第2フランジ面2tと整列していなくてもよい。
このような構成により、基準円筒面2jは、レンズ外縁部の一方において、レンズ側面2fよりも内周側の位置から光軸Oに沿う方向に突出され、光軸Oと直交する方向において光軸Oと一定の位置関係にも設けられた径方向位置決め部を構成している。
ここで、第1レンズ2を製造する成形型構成の一例について説明する。
第1レンズ2は、図3に示すように、キャビティ型を構成する成形型部材11(第1の成形型部材)および成形型部材13(第3の成形型部材)と、コア型を構成する成形型部材12(第2の成形型部材)とを備える成形型組立体10を用いた成形によって製造することができる。
成形型組立体10では、抜き方向が、第1レンズ2の光軸Oに沿う方向となっている。
成形型部材11は、後述する成形型部材13の可動入れ子型となる部材であり、成形空間Sに向かう先端側に、第1レンズ面2a、内周側第1フランジ面2r、および第1突起部2gの形状を転写する成形面部11aを有し、側面に、成形型部材13と嵌合して抜き方向に進退するための型摺動面11bを有している。
このため、成形面部11aには、第1レンズ面2aの形状を転写するレンズ成形面11aと、第1突起部2gの第1突き当て面2hの形状を転写する軸方向位置決め部成形面11aとが一続きの面として形成されている。これにより、軸方向位置決め部成形面11aのレンズ成形面11aの面頂に対する位置が一定に保たれている。また、成形型部材11の製造時に型修正を行うことにより、軸方向位置決め部成形面11aのレンズ成形面11aの面頂に対する位置関係を高精度に仕上げることができる。
成形型部材12は、成形空間Sに向かう先端側に、第2レンズ面2b、内周側第2フランジ面2t、第2突起部2i、および外周側第2フランジ面2uの形状を転写する成形面部12aを有し、成形面部12aの外周側に、後述する成形型部材13に当接する型合わせ面12bを有している。
このため、成形面部12aには、第2レンズ面2bの形状を転写するレンズ成形面12aと、第2突起部2iの基準円筒面2jの形状を転写する径方向位置決め部成形面12aと、第2突起部2iの第2突き当て面2kの形状を転写する軸方向位置決め部成形面12aとが一続きの面として形成されている。これにより、径方向位置決め部成形面12aおよび軸方向位置決め部成形面12aと、レンズ成形面12aの面頂に対する位置および光軸Oに対する位置、姿勢が一定に保たれている。また、成形型部材12の製造時に型修正を行うことにより、径方向位置決め部成形面12aおよび軸方向位置決め部成形面12aと、レンズ成形面12aの面頂対する位置関係を高精度に仕上げることができる。
なお、径方向位置決め部成形面12aは、抜き勾配を設けないストレート形状にするか、または、他の部位の抜き勾配よりも小さな勾配とすることが好ましい。
成形型部材13は、成形型部材11を摺動可能に保持する穴部を構成する型摺動面13aと、外周側第1フランジ面2sおよびレンズ側面2fの形状を転写する外周部成形面13c、成形型部材12の型合わせ面12bと当接する型合わせ面13bとを有している。
また、外周部成形面13cには、成形空間Sに成形用樹脂を導入するゲート部Gが設けられている。
このような構成の成形型組立体10は、光軸Oを形成するレンズ成形面11a、12aの各中心軸が、予め決められたレンズ単体としての偏心許容値を達成できるように位置合わせされている。
図3に示すように、型を閉じた状態で、第1レンズ2の外形に対応する成形空間Sが形成されるため、ゲート部Gから成形用樹脂(成形材料)を導入して成形を行うことにより、第1レンズ2を成形することができる。
その際、成形面部11aに、レンズ成形面11a、軸方向位置決め部成形面11aが形成されることで、成形品における第1レンズ面2aと第1突き当て面2hとの位置関係が高精度に保たれる。
また、成形面部12aに、レンズ成形面12a、径方向位置決め部成形面12a、および軸方向位置決め部成形面12aが形成されることで、成形品における第2レンズ面2bと、基準円筒面2jおよび第2突き当て面2kとの位置関係が高精度に保たれる。
次に、第2レンズ3について説明する。
第2レンズ3は、図1(a)に示すように、第1レンズ2の第2レンズ面2bに対向して同軸に配置されて、レンズユニット1に保持される一対のレンズのうちの他方である。
本実施形態では、第2レンズ3は、図4(a)、(b)に示すように、凹面からなる第1レンズ面3a(レンズ面部)と、凸面からなる第2レンズ面3b(レンズ面部)とを有し、外周側にフランジ部3cが設けられたメニスカスレンズである。
第2レンズ3の屈折力の正負は、レンズユニット1の用途に基づいた設計仕様に応じて適宜設定することができる。
また、第1レンズ面3aは、光軸Oを中心とした直径d3aの範囲に形成されている。また、第2レンズ面3bは、光軸Oを中心とした直径d3bの範囲に形成されている。
第1レンズ面3a、第2レンズ面3bは、光軸Oに沿う方向の両端部の端面のレンズ面部を構成している。
第2レンズ3は、第1レンズ2と同様、ガラス材料を切削、研磨して形成してもよいが、本実施形態では、合成樹脂のモールド成形によって形成されている。
フランジ部3cは、第1レンズ面3aおよび第2レンズ面3bの外周から径方向外方に延ばされた板状部分であり、第2レンズ3の最大外径を有する凸状部3pと、凸状部3pよりも外径が小さい凹状部3nとが、周方向に交替に形成されている。
本実施形態では、第1レンズ2と同様、凸状部3pおよび凹状部3nは、周方向を等分する位置にそれぞれ3箇所ずつ設けられている。凸状部3pおよび凹状部3nが形成された周方向の範囲は、凸状部3pが中心角60°未満の範囲であり、凹状部3nが中心角60°を越える範囲である。
凹状部3nの径方向の最外面である外周面3mは、光軸Oを中心とする半径D3m/2(ただし、D3m>d3a、D3m>d3b)とされた円筒面として形成されている。
凸状部3pの径方向の最外面であるレンズ側面3fは、光軸Oを中心とする半径D3f/2(ただし、D3f>D3m)の円筒面として形成され、第2レンズ3における径方向の最外面を構成している。
また、フランジ部3cは、レンズ面部の外周側に形成されたレンズ外縁部を構成している。
第2レンズ3の最外面の直径D3fは、特に限定されないが、本実施形態では、一例として、第1レンズ2の最外面の直径D2fよりも大径であるものとして説明する。
フランジ部3cの第1レンズ面3a側の表面には、光軸Oに直交する方向に延ばされた平面である第1フランジ面3h(光軸方向位置決め部)が形成されている。
第1フランジ面3hは、図1(a)に示すように、鏡枠4に組み込んだときに、第1レンズ2の第2突き当て面2kが当接可能な位置に設けられている。
第1フランジ面3hの光軸方向の位置は、第1レンズ面3aに対して一定の位置関係にある。このため、第1フランジ面3hは第2レンズ3における光軸方向位置決め部を構成している。
フランジ部3cの第2レンズ面3b側の表面には、図4(a)、(b)に示すように、レンズ面部の外周側に形成されたレンズ外縁部として、内周側から外周側に向かって、内周側第2フランジ面3tが形成されており、特に各凸状部3pには、内周側第2フランジ面3tよりもさらに外周側には、同じくレンズ外縁部である外周側第2フランジ面3uが形成されている。また、各凸状部3pにおいて、内周側第2フランジ面3tおよび外周側第2フランジ面3uの間には、内周側第2フランジ面3tおよび外周側第2フランジ面3uから光軸方向に突出された突起部3i(位置決め突起)が形成されている。
内周側第2フランジ面3tは、第2レンズ面3bの外周に隣接し、光軸Oに交差する方向に延ばされた面であり、各凹状部3nおよび各凸状部3pに設けられている。本実施形態では、光軸Oに直交する平面になっている。
突起部3iの光軸方向から見た外形は、図4(b)に示すように、光軸Oを中心とした円弧帯状とされ、外周部に、光軸Oを中心とした半径D3j/2の円筒面である基準円筒面3j(径方向位置決め部)が形成されている。
基準円筒面3jは、抜き勾配を有する場合、他の部位の抜き勾配よりも小さくしておくことが好ましく、抜き勾配を有しないストレート面とすることがより好ましい。
各突起部3iは、フランジ部3cの配置位置に対応して、周方向を3等分する位置に形成されているため、各基準円筒面3jは、直径D3jの円筒面に内嵌されると、光軸Oは、この円筒面の中心軸線に整列し、円筒面に対する第2レンズ3の径方向の位置決めが可能になっている。
また、各突起部3iの突出方向の先端には、光軸Oに直交する一平面に整列された先端面3kが形成されている。先端面3kは、本実施形態では、位置決めなどの突き当て面としては用いないため、各先端面3kは一平面に整列させる必要はない。
このため、第2レンズ3は、光軸方向位置決め部が、光軸方向の一方の端面のみに設けられた場合の例になっている。
ただし、先端面3kを、第1レンズ2の第2突き当て面2kと同様に、光軸Oに直交する一平面に整列させておけば、光軸方向の位置決めのための光軸方向位置決め部として用いることも可能である。
外周側第2フランジ面3uは、各凸状部3pにおいて突起部3iとレンズ側面3fとの間で光軸Oに交差する方向に延ばされた面である。本実施形態では、光軸Oに直交する平面になっている。
また、外周側第2フランジ面3uは、内周側第2フランジ面3tと整列する平面であってもよいし、内周側第2フランジ面3tと整列していなくてもよい。
このような構成により、基準円筒面3jは、レンズ外縁部の一方において、レンズ側面3fよりも内周側の位置から光軸Oに沿う方向に突出され、光軸Oと直交する方向において光軸Oと一定の位置関係にも設けられた径方向位置決め部を構成している。
このように、第2レンズ3は、第1レンズ2と、寸法が相違する点、第1レンズ面3a、第2レンズ面3bの凹凸が相違する点、および第1突起部2gに代えて、第1フランジ面3hを備える点を除くと、略同様の外形形状を有している。
このため、第1レンズ2と同様の成形型構成によって、成形することができる。
鏡枠4は、第1レンズ2および第2レンズ3を組み込むレンズ保持枠であって、図5(a)、(b)に示すように、中心部に貫通孔を有する筒状部材であり、軸方向の一端部に第1レンズ2を光軸方向に保持するレンズ受け部4aを備える。
レンズ受け部4aは、鏡枠4の外周側から径方向内側に向かって延ばされた板状部から構成され、第1レンズ2に対する光線通過域を確保する開口4cが、ユニット中心軸線Pと同軸に形成されている。
レンズ受け部4aの軸方向他端側には、ユニット中心軸線Pに直交する平面からなる光軸方向受け面4b(光軸方向基準面)が、第1レンズ2の第1突き当て面2hと当接可能な範囲に設けられている。
また、光軸方向受け面4bの外周側には、軸方向他端側に向かって順次大径となる略円筒状の穴部からなる第1レンズ収容穴部4d、第2レンズ収容穴部4g、および開口4jが形成されている。
第1レンズ収容穴部4dは、穴径が第1レンズ2の最大外径D2fよりも大径とされ、光軸方向受け面4bに対する軸方向の長さが、第1レンズ2の第1突き当て面2hから外周側第2フランジ面2uまでの距離よりも長くなっている。
第1レンズ収容穴部4dの穴径の大きさは、例えば、第1レンズ2に発生しうる成形バリが当接しない程度の寸法とすれば、第1レンズ2のバリ除去作業を簡素化することができるため好ましい。
このような構成により、第1レンズ収容穴部4dの内部には、第1レンズ2を径方向および軸方向に当接させることなく収容することが可能である。
第2レンズ収容穴部4gは、穴径が第2レンズ3の最大外径D3fよりも大径とされ、第2レンズ収容穴部4gの軸方向の長さは、第1フランジ面3hから外周側第2フランジ面3uまでの距離よりも長くなっている。また、第2レンズ収容穴部4gの軸方向の位置は、図1(a)に示すように、第2レンズ3が第1レンズ2に対して軸方向に位置決めされた状態で、レンズ側面3fが、第2レンズ収容穴部4gの軸方向の中間部で対向する位置になっている。
第2レンズ収容穴部4gの穴径の大きさは、第1レンズ収容穴部4dと同様、第2レンズ3の成形バリが当接しない程度の寸法とすることが好ましい。
このような構成により、第2レンズ収容穴部4gの内部には、第2レンズ3を径方向および軸方向に当接させることなく収容することが可能である。
開口4jは、鏡枠4の他端側の開口であり、第2レンズ3に対する光線通過域を確保する適宜の大きさにすることができる。本実施形態では、第2レンズ収容穴部4gよりも大径の円筒面で構成されている。
第1レンズ収容穴部4dと第2レンズ収容穴部4gとの間には、第1レンズ2の3つのフランジ部2cに対応する3箇所の位置に、径方向内側に延ばされた円弧板状のレンズ嵌合部4eが設けられている。本実施形態では、各レンズ嵌合部4eの周方向の範囲は、中心角60°の範囲に設けられている。
また、各レンズ嵌合部4eの内周部には、第1レンズ2の各基準円筒面2jを内嵌させて第1レンズ2を径方向に位置決めするため、ユニット中心軸線Pを中心とする半径D4e/2の円筒面からなる径方向位置決め面4fが形成されている。寸法D4eは、次式(1)を満たすようにする。
2j≦D4e≦D2j+δ ・・・(1)
ここで、δは、第1レンズ2の組み付け誤差による偏心量の許容値であり、例えば、2μmである。
また、第2レンズ収容穴部4gと開口4jとの間には、第2レンズ3の3つのフランジ部3cに対応する3箇所の位置に、径方向内側に延ばされた円弧板状のレンズ嵌合部4hが設けられている。本実施形態では、各レンズ嵌合部4hの周方向の範囲は、中心角60°の範囲であって、かつレンズ嵌合部4eが設けられたのと同一の角度領域である(図4(b)参照)。
また、各レンズ嵌合部4hの内周部には、第2レンズ3の各基準円筒面3jを内嵌させて第2レンズ3を径方向に位置決めするため、ユニット中心軸線Pを中心とする半径D4h/2の円筒面からなる径方向位置決め面4iが形成されている。寸法D4hは、次式(2)を満たすようにする。
3j≦D4h≦D3j+δ ・・・(2)
ここで、δは、第2レンズ3の組み付け誤差による許容偏心量であり、例えば、2μmである。
鏡枠4は、例えば、金属や合成樹脂の切削や、金属材料や合成樹脂材料を用いた成形により形成することができる。
本実施形態では、樹脂モールド成形を採用している。図5(b)、図6に示す穴部4k、4mは、それぞれレンズ嵌合部4e、4hをアンダーカット形状としないための穴部である。
本実施形態の形状の鏡枠4では、レンズ受け部4a、径方向位置決め面4f、4iの形状を転写する成形面はコア成形型に形成することができる。このため、いずれも同一の成形型部材に形成された成形面で成形されるため、相互の位置関係を高精度に保持することができる。
このような構成の鏡枠4に、第1レンズ2および第2レンズ3を組み込んで、図1(a)、(b)に示すようなレンズユニット1を組み立てるには、まず、第1レンズ面2aが開口4jに対向し、各凸状部2pが鏡枠4の隣り合うレンズ嵌合部4eの間に位置するように、第1レンズ2を配置する。そして、この第1レンズ2を、開口4j側から光軸方向受け面4bに向けて挿入し、光軸方向受け面4bに第1突き当て面2hを当接させてから、第1レンズ2を周方向に約60°回転させる。
これにより、第1レンズ2は、レンズ受け部4aの光軸方向受け面4bに第1突き当て面2hが当接するとともに、各凸状部2pが各レンズ嵌合部4eで覆われて軸方向に抜け止めされた状態で第1レンズ収容穴部4dに収容される。
このとき、各基準円筒面2jは、各レンズ嵌合部4eに内嵌されているため、第1レンズ2は、ユニット中心軸線Pに対して、δ以下の配置誤差で径方向に位置決めされる。
次に、第1レンズ面3aが開口4jに対向し、各凸状部3pが鏡枠4の隣り合うレンズ嵌合部4hの間に位置するように、第2レンズ3を配置する。そして、この第2レンズ3を、開口4j側から第2突き当て面2kに向けて挿入し、第2突き当て面2kに第1フランジ面3hを当接させてから第2レンズ3を周方向に約60°回転させる。
これにより、第2レンズ3は、第1レンズ2の第2突き当て面2kに第1フランジ面3hが当接した状態で、各凸状部3pが各レンズ嵌合部4hで覆われ、軸方向に抜け止めされた状態で第2レンズ収容穴部4gに収容される。
このとき、各基準円筒面3jは、各レンズ嵌合部4hに内嵌されているため、第2レンズ3は、ユニット中心軸線Pに対して、δ以下の配置誤差で径方向に位置決めされる。
次に、第2レンズ3を第1レンズ2側に向かって軸方向に押圧し,レンズ受け部4aと第1突き当て面2hとを互いに軸方向に当接させるとともに、第2突き当て面2kと第1フランジ面3hとを互いに軸方向に当接させて、光軸方向の位置決めを行う。
次に、この状態を保持して、各突起部3iと、レンズ嵌合部4hとにまたがるように接着剤を塗布して硬化させ、接着部6を形成する。
接着部6は、本実施形態では、図1(b)には、各突起部3iおよび各レンズ嵌合部4hの周方向の中心部に形成している。ただし、接着部6の塗布形状や個数は、必要な接着強度に応じて適宜変更することが可能である。例えば、1つの突起部3iおよびレンズ嵌合部4h上で周方向に離間して複数形成してもよいし、周方向に沿う円弧状に形成してもよい。
このようにして、レンズユニット1が組み立てられる。
レンズユニット1によれば、第1レンズ2および第2レンズ3のレンズ面間隔は、第2突起部2iの第1突き当て面2hおよび第1フランジ面3hの位置精度によって決まる。
本実施形態では、第1突き当て面2h(第1フランジ面3h)は、第2レンズ面2b(第1レンズ面3a)の形状を転写する成形面を有する同一の成形型部材(第1レンズ2の場合は上述の成形型部材12)によって成形されるため、成形型部材の製造時に精度よく位置出しされた位置関係が保持され、成形ごとの寸法バラツキを低減できる。
このため、第2レンズ面2bと第1レンズ面3aとのレンズ面間隔が、鏡枠4を介することなく第1レンズ2および第2レンズ3の部品精度のみで決まるため、無調整で組み立てても組み付け誤差を低減することができる。
また、第1レンズ2および第2レンズ3の組み付け誤差による偏心は、基準円筒面2jと径方向位置決め面4fとの間の嵌合隙間、および基準円筒面3jと径方向位置決め面4iとの間の嵌合隙間によって決まる。
本実施形態では、基準円筒面2j(基準円筒面3j)は、第2レンズ面2b(第2レンズ面3b)の形状を転写する成形面を有する同一の成形型部材(第1レンズ2の場合は上述の成形型部材12)によって成形されるため、成形型部材の製造時に精度よく位置出しされた位置関係が保持され、成形ごとの寸法バラツキを低減できる。
このため、無調整で組み立てても、偏心を一定の許容値以下に収めることができる。
本実施形態と異なる場合の例と比較するため、例えば、第1レンズ2において、成形型部材13に形成された成形面によって形状が転写されるレンズ側面2fを用いて径方向の位置決めを行う場合を考える。この場合、レンズ面部と径方向位置決め部とが、別々の成形型部材上の成形面で形成され、しかも、それぞれの成形型部材が互いに相対移動するため、第1レンズ面2a、第2レンズ面2bに対するレンズ側面2fの位置精度が劣ってしまう。
すなわち、第1レンズ面2aを成形する成形型部材11と、第2レンズ面2bを成形する成形型部材12とは、第1レンズ面2a、第2レンズ面2bの間の偏心を抑制するため、高精度に位置合わせされているが、レンズ側面2fを成形する成形型部材13は、成形型部材11と摺動移動する必要があるため、特に径方向の位置精度が摺動隙間の範囲で変化してしまう。このため、レンズ側面2fを径方向の位置決め部として用いると、偏心量のバラツキが大きくなってしまう。
これに対して、本実施形態ではこのような原因による偏心量のバラツキは生じない。
また、本実施形態では、鏡枠4に、第1レンズ収容穴部4d、第2レンズ収容穴部4gが、組立時に凸状部2p、3pと当接しない大きさに設けられているため、内周側第1フランジ面2r、外周側第1フランジ面2s、レンズ側面2f、内周側第2フランジ面2t、外周側第2フランジ面2u、第1フランジ面3h、レンズ側面3f、内周側第2フランジ面3t、外周側第2フランジ面3uの形状誤差は、組み付け誤差に影響しない。
このように、第1レンズ2、第2レンズ3によれば、レンズ側面よりも内周側の位置から光軸と平行に突出された径方向位置決め部を有する位置決め突起を備えるため、位置決め部をレンズ側面に設ける場合に比べて、径方向位置決め部を精度よく容易に形成することができる。
また、レンズユニット1によれば、第1レンズ2、第2レンズ3の径方向位置決め部を鏡枠4のレンズ嵌合部に嵌合させることにより、無調整であっても偏心を低減することができる。
このため、第1レンズ2、第2レンズ3の部品コストや、レンズユニット1の組立コストを低減することができる。
[変形例]
次に、本実施形態の変形例のレンズおよびレンズユニットについて説明する。
図7(a)、(b)、(c)は、本発明の第1の実施形態の変形例のレンズを模式的に示す左側面図、光軸を含む断面図、および右側面図である。
本変形例の第1レンズ22(レンズ)は、図7(a)、(b)、(c)に示すように、上記第1の実施形態の第1レンズ2の第1突起部2g、第2突起部2iに代えて、第1突起部22g、第2突起部22i(位置決め突起)を備え、これに伴って、内周側第1フランジ面2r、外周側第1フランジ面2sに代えて第1フランジ面22r(レンズ外縁部)を備え、内周側第2フランジ面2t、外周側第2フランジ面2uに代えて第2フランジ面22t(レンズ外縁部)を備える。
第1レンズ22は、上記第1の実施形態の第1レンズ2に代えて、鏡枠4に組み込むことにより、図1(a)に示すように、本変形例のレンズユニット21を構成することができる。
以下、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
第1突起部22gは、上記第1の実施形態の内周側第1フランジ面2rと同様な平面がレンズ側面2fまで延ばされた第1フランジ面22rから突出された突起部であり、光軸方向から見た外形が円状とされている。第1突起部22gの突出方向の先端部には、光軸方向の位置が第1突起部2gの第1突き当て面2hと同一とされた第1突き当て面22h(光軸方向位置決め部)が形成されている。
第1突起部22gの第1フランジ面22r上の位置は、レンズ受け部4aに当接可能な位置であれば、特に限定されない。本変形例では、一例として。上記第1の実施形態における第1突き当て面2hの周方向の中心となる位置に設けられている。
第2突起部22iは、上記第1の実施形態の内周側第2フランジ面2tと同様な平面がレンズ側面2fまで延ばされた第2フランジ面22tから突出された突起部であり、光軸方向から見た外形が円状とされている。
各第2突起部22iおいて、径方向の最外部となる側面部には、光軸Oを中心とした半径D2j/2の仮想円筒面に整列された基準側面部22j(径方向位置決め部)が形成されている。
基準側面部22jは、本実施形態のように、第2突起部22iを円柱状に形成する場合には、仮想円筒面と接する円柱の母線になっており、径方向位置決め面4fと線接触可能な形状を有している。
ただし、第2突起部22iの断面形状は、円形には限定されず、例えば、外周側の側面に仮想円筒面に整列する円筒面が設けられた形状としてもよい。この場合には、このような円筒面状の側面によって、径方向位置決め面4fと接触することが可能である。
また、各第2突起部22iの突出方向の先端には、光軸Oに直交する一平面に整列された第2突き当て面22k(光軸方向位置決め部)が、上記第1の実施形態の第2突き当て面2kと同様な位置に形成されている。
このような第1レンズ22によれば、上記第1の実施形態の第1レンズ2と同様にして、鏡枠4に組み込むことにより、レンズユニット21を組み立てることができる。
その際、第1突き当て面22h、第2突き当て面22kは、第1突き当て面2h、第2突き当て面2kと同様に光軸方向位置決め部を構成しており、基準側面部22jは、基準円筒面2jと同様に径方向位置決め部を構成しており、上記第1の実施形態と同様の作用効果を備える。
特に、本変形例では、第1突き当て面22h、第2突き当て面22kの面積を、上記第1の実施形態の第1突き当て面2h、第2突き当て面2kに比べて狭くすることができるため、より3点受けに近い状態で光軸方向の位置決めを行うことができる。このため、より高精度な位置決めが可能となる。
また、第1突起部22g、第2突起部22iを円柱状に形成することで、第1レンズ22を成形する場合に、成形型部材の型修正がより容易となるため、成形型部材をより高精度に製造しやすくなる。
また、第2突起部22iを円柱状に形成することで、径方向位置決め面4fと接触する際に確実に線接触する。これにより、径方向の位置が周方向の3点によって決まるため、高精度な位置決めが可能になる。
また、第2突起部22iは、第2突起部2iに比べて、体積を低減できるため、第1レンズ面2a、第2レンズ面2bに対する成形上の影響を低減することができる。このため、第2突起部2iと比べて、より第2レンズ面2bに近い位置に設けることが可能となるため、より小型化が可能となる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態のレンズ、レンズ保持枠、およびレンズユニットについて説明する。
図8は、本発明の第2の実施形態のレンズユニットの一例を模式的に示す光軸を含む断面図である。図9(a)、(b)は、本発明の第2の実施形態のレンズユニットの第1レンズを模式的に示す光軸を含む断面図、および右側面図である。図10(a)、(b)は、本発明の第2の実施形態のレンズユニットの第2レンズを模式的に示す左側面図、および光軸を含む断面図である。図11(a)、(b)は、本発明の第2の実施形態のレンズユニットのレンズ保持枠の中心軸を含む断面図、および模式的な右側面図である。
本実施形態のレンズユニット31は、図8に示すように、上記第1の実施形態の第1レンズ2、第2レンズ3、鏡枠4に代えて、第1レンズ32(レンズ)、第2レンズ33(レンズ)、および鏡枠34(レンズ保持枠)を備える。
第1レンズ32、第2レンズ33のレンズ面部の構成は、上記第1の実施形態と同様としているため、以下では、第1レンズ32、第2レンズ33の光軸もそれぞれ光軸O、Oと表記する。
レンズユニット31内では、第1レンズ32は、その光軸Oが鏡枠34のユニット中心軸線Qに略整列する(整列する場合も含む)ように位置決めされ、光軸方向には鏡枠34に押し付けられて位置決めされている。
また、第2レンズ33は、その光軸Oがユニット中心軸線Qに略整列する(整列する場合も含む)ように位置決めされ、光軸方向には、第1レンズ32と当接されることにより、位置決めされている。
第1レンズ32、第2レンズ33は、この状態で、それぞれの最外周部と鏡枠34の内周面とにまたがって形成された接着部36A、36Bによって、それぞれの相対位置が固定されている。
接着部36A、36Bは、上記第1の実施形態の接着部6と同様の接着剤を硬化させることにより形成されている。
第1レンズ32は、レンズユニット31に保持される一対のレンズのうちの一方であり、図9(a)、(b)に示すように、第1レンズ面2aおよび第2レンズ面2bで構成されるレンズ面部の外周側に、円板状に延ばされたフランジ部32cが設けられている。
フランジ部32cは、第1レンズ面2aの外周から径方向外側に延ばされた第1フランジ面32Aと、第1レンズ32の径方向の最外面を構成する円筒面状のレンズ側面32fと、第2レンズ面2bの外周から径方向外側にレンズ側面32fまで延ばされた第2フランジ面32t(レンズ外縁部)とで囲まれている。
レンズ側面32fは、光軸Oを中心とする半径D32f/2(ただし、D32f>d2a、D32f>d2b)の円筒面からなる。
また、第2フランジ面32t上には、円環状突起部32i(位置決め突起)と、円柱状突起部32gとが設けられている。
円環状突起部32iは、鏡枠34に対する径方向の位置決めを行うために設けられた突起部であり、円環状の断面が光軸方向に突出されている。
円環状突起部32iの外周面である基準円筒面32j(径方向位置決め部)は、光軸Oを中心として半径がD32j/2(ただし、d2b<D32j<D32f)とされた円筒面である。
円環状突起部32iの突出方向の先端には、光軸Oに直交する一平面に整列された第2突き当て面32k(光軸方向位置決め部)が形成されている。
第2突き当て面32kは、第2レンズ33を突き当てて組み立てることにより、第1レンズ32に対する第2レンズ33の光軸方向の位置決めを行う部位である。
第2突き当て面32kの光軸方向の位置は、後述する第2レンズ33の突き当て面33kの位置との関係で、第2レンズ面2bと第1レンズ面3aとの間隔を予め決められたレンズ面間隔に設定できる位置としている。
例えば、第2フランジ面32tに対する突出高さが、上記第1の実施形態における第2突起部2iの突出高さの半分程度になる寸法が好適である。
円柱状突起部32gは、鏡枠34に突き当てて組み立てることにより、鏡枠34に対する第1レンズ32の光軸方向の位置決めを行うもので、円断面が光軸方向に突出された突起部である。
本実施形態では、円柱状突起部32gは、第2フランジ面32t上において、基準円筒面32jとレンズ側面32fとの間において、周方向を3等分する3箇所に設けられている。
各円柱状突起部32gの突出方向の先端には、光軸Oに直交する一平面に整列されるとともに、第2フランジ面32tからの光軸方向の突出量が円環状突起部32iに比べて小さい第1突き当て面32h(光軸方向位置決め部)が形成されている。
第2レンズ33は、レンズユニット21に保持される一対のレンズのうちの他方であり、図10(a)、(b)に示すように、第1レンズ面3aおよび第2レンズ面3bで構成されるレンズ面部の外周側に、円板状に延ばされたフランジ部33cが設けられている。
フランジ部33cは、第1レンズ面3aの外周から径方向外側に延ばされた第1フランジ面33r(レンズ外縁部)と、第2レンズ33の径方向の最外面を構成する円筒面状のレンズ側面33fと、第2レンズ面3bの外周から径方向外側にレンズ側面33fまで延ばされた第2フランジ面33tとで囲まれている。
レンズ側面33fは、光軸Oを中心とする半径D33f/2(ただし、D33f>D32j)の円筒面からなる。
また、第1フランジ面33r上には、円環状突起部33i(位置決め突起)が設けられている。
円環状突起部33iは、鏡枠34に対する径方向の位置決めを行うために設けられた突起部であり、円環状の断面が光軸方向に突出されている。
円環状突起部33iの外周面である基準円筒面33j(径方向位置決め部)は、光軸Oを中心として半径がD32j/2とされた円筒面である。すなわち、本実施形態では、基準円筒面32j、33jの外径は同一寸法とされている。
円環状突起部33iの突出方向の先端には、光軸Oに直交する一平面に整列された突き当て面33k(光軸方向位置決め部)が形成されている。
突き当て面33kは、第1レンズ32の第2突き当て面32kに突き当てて組み立てることにより、第1レンズ32に対する第2レンズ33の光軸方向の位置決めを行う部位である。
このため、第2突き当て面32kの光軸方向の位置は、第1レンズ32の円環状突起部32iの突出高さと、円環状突起部33iの突出高さの和が、上記第1の実施形態の第2突起部2iの突出高さに等しくなるようにする。
このような第1レンズ32、第2レンズ33は、上記第1の実施形態の第1レンズ2、第2レンズ3と同様にして製造することができる。
成形によって製造する場合には、少なくとも円環状突起部32i、33iの成形面と、第2レンズ面2b、第1レンズ面3aの成形面とは、同一の成形型部材に形成することが好ましい。
鏡枠34は、第1レンズ32および第2レンズ33を組み込むレンズ保持枠であって、図11(a)、(b)に示すように、中心部に貫通孔を有する筒状部材であり、軸方向の一端側から他端側に向かって、第1レンズ32を収容する円筒穴部からなる第1レンズ収容穴部34dと、第2レンズ33を収容する円筒穴部からなる第2レンズ収容穴部34gと、第2レンズ33に対する光線通過域を確保する第2レンズ収容穴部34gよりも大径の開口34jとが、ユニット中心軸線Qと同軸に形成されている。
第1レンズ収容穴部34d、第2レンズ収容穴部34gの内径は、それぞれレンズ側面32f、33fよりも大径とされている。
第1レンズ収容穴部34dと第2レンズ収容穴部34gとの間には、第1レンズ32を光軸方向に位置決めするとともに径方向に位置決めし、さらに、第2レンズ33を径方向に位置決めするため、径方向内側に向かって突出されたレンズ受け部34eが設けられている。
レンズ受け部34eは、軸方向の一端側に、ユニット中心軸線Qに直交する平面からなる軸方向受け面34b(光軸方向基準面)を備え、中心部に基準円筒面32j、33jを内嵌させる径方向位置決め面34fが軸方向に貫通して設けられている。
径方向位置決め面34fは、径方向の位置決めが可能であれば、周方向に連続する円筒面、または周方向に断続して基準円筒面32j、33jと点接触、線接触、面接触が可能な適宜の面を採用することができる。
本実施形態では、径方向位置決め面34fは、ユニット中心軸線Qを中心とする半径D34f/2の円筒面を採用している。寸法D34fは、次式(3)を満たす値とする。
32j≦D34f≦D32j+δmin ・・・(3)
ここで、δminは、δ、δのうち大きくない方の許容値である。
また、レンズ受け部34eの軸方向の厚さ寸法は、図8に示すように、第2突き当て面32k、突き当て面33kが当接した状態で、第1突き当て面32hと第1フランジ面33rとの光軸方向の距離よりも大きな寸法とされている。
このような鏡枠34は、鏡枠4と同様にして製造することができる。
このような構成の鏡枠34に、第1レンズ32および第2レンズ33を組み込んで、図8(a)、(b)に示すようなレンズユニット31を組み立てるには、鏡枠34の第1レンズ収容穴部34dに第1レンズ32を挿入して、円環状突起部32iを径方向位置決め面34fに内嵌させる。これにより、第1レンズ32の光軸Oが、鏡枠34のユニット中心軸線Qに略整列する(整列する場合も含む)ように、径方向に位置決めされる。このとき、基準円筒面32jは、径方向位置決め面34fに内嵌されているため、第1レンズ32は、ユニット中心軸線Qに対して、δmin以下の配置誤差で径方向に位置決めされる。
さらに第1レンズ32の挿入を続けると、第1突き当て面32hが軸方向受け面34bに当接されることにより、第1レンズ32が、鏡枠34に対して光軸方向に位置決めされる。
このとき、第2突き当て面32kは、レンズ受け部34eの厚さ方向の中間部に位置している。
次に、例えば、図示略の適宜の保持治具などを用いてこの位置決め状態を保持した状態で、開口34j側から、第2レンズ33を挿入し、円環状突起部33iを径方向位置決め面34fに内嵌させ、突き当て面33kを、第1レンズ32の第2突き当て面32kに当接させる。
これにより、第2レンズ33は、第1レンズ32に対して光軸方向に位置決めされた状態で、第2レンズ収容穴部34g内に収容される。
このとき、基準円筒面33jは、径方向位置決め面34fに内嵌されているため、第2レンズ33は、ユニット中心軸線Qに対して、δmin以下の配置誤差で径方向に位置決めされる。また、第2レンズ33の第1フランジ面33rと、レンズ受け部34eとは互いに離間されている。
次に、この状態を保持して、レンズ側面32f(33f)と、第1レンズ収容穴部34d(第2レンズ収容穴部34g)とにまたがるように接着剤を塗布して硬化させ、図8に示すように、接着部36A(36B)を形成する。
ここで、接着部36A、36Bの塗布方法は、上記第1の実施形態の接着部6と同様に適宜の点状、線状等の塗布が可能である。
このようにして、レンズユニット31が組み立てられる。
レンズユニット31は、上記第1の実施形態のレンズユニット1と、組立時の挿入方向は異なるものの、上記第1の実施形態の光軸方向位置決め部である第1突き当て面2h、第2突き当て面2k、第1フランジ面3hに対応して、第1突き当て面32h、第2突き当て面32k、突き当て面33kを備える。また、上記第1の実施形態の径方向位置決め部である基準円筒面2j、3jに対応して、基準円筒面32j、33jを備える。このため、上記第1の実施形態と同様に、無調整で組み立てても組み付け誤差を低減することができる。
なお、上記の各実施形態、変形例の説明では、一例として、レンズユニットが2つのレンズから構成される場合の例で説明したが、レンズユニットを構成するレンズは、1枚でもよいし、3枚以上の構成でもよい。
1つのレンズでレンズユニットを構成する場合、レンズには、光軸方向位置決め部と径方向位置決め部とをそれぞれ1つずつ形成しておけばよい。
また、3枚以上の構成とする場合、例えば、上記第1の実施形態では、第2レンズ3の各先端面3kを、第1レンズ2の第2突き当て面2kと同様に光軸Oに直交する一平面に整列するように形成し、かつ先端面3kの光軸方向の位置を3枚目のレンズとのレンズ面間距離を考慮して設定し、第2レンズ3と同様の光軸方向位置決め部、径方向位置決め部を設けたレンズを追加していくことで、3枚以上の適宜のレンズ構成に対応できる。
また、第2の実施形態の構成でも3枚以上に対応することは容易である。この場合、2つのレンズに挟まれるレンズは、光軸方向の両端面にそれぞれ光軸方向位置決め部および径方向位置決め部を備えるようにすればよい。
また、上記の各実施形態、変形例の説明では、レンズがメニスカスレンズの場合の例で説明したが、レンズユニットに嵌め込むレンズは、両凸レンズ、両凹レンズでもよい。また、レンズは、単レンズに限定されるものではなく、接合レンズであってもよい。
また、上記の各実施形態、変形例の説明では、レンズ外縁部がフランジ部の光軸方向の両端の端面で構成される場合の例で説明したが、レンズ外縁部は、光学有効領域外のレンズ面で構成されていてもよい。
また、上記の各実施形態、変形例の説明では、レンズが成形によって形成される場合の例で説明したが、切削、研磨によって形成される場合でも、レンズ側面によって径方向の位置決めを行う場合に比べて、レンズ側面より内側の位置決め突起に径方向位置決め部を形成することにより、高精度の加工領域を低減することができるため、容易かつ低コストで製造することが可能になる。
また、上記の各実施形態、および変形例で説明した構成要素は、本発明の技術的思想の範囲で適宜組み合わせたり、削除したりして実施することができる。
例えば、上記第1の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせて実施してもよい。すなわち、一例を挙げると、レンズユニット1を3枚のレンズ構成にする場合い、3枚目のレンズを、第2レンズ33と同様の構成のレンズとし、基準円筒面33jを、径方向位置決め面4iに内嵌させるとともに、突き当て面33kを第2レンズ3の先端面3kに光軸方向に当接させた構成とすることが可能である。
1、21、31 レンズユニット
2、22、32 第1レンズ(レンズ)
2a、3a 第1レンズ面(レンズ面部)
2b、3b 第2レンズ面(レンズ面部)
2c、3c、32c、33c フランジ部
2r 内周側第1フランジ面(レンズ外縁部)
2s 外内周側第1フランジ面(レンズ外縁部)
2t、3t 内周側第2フランジ面(レンズ外縁部)
2u、3u 外周側第2フランジ面(レンズ外縁部)
2f、3f、32f、33f レンズ側面
2g、22g 第1突起部
2h、32h 第1突き当て面(光軸方向位置決め部)
2i、22i 第2突起部(位置決め突起)
2j、3j、32j、33j 基準円筒面(径方向位置決め部)
2k、22k、32k 第2突き当て面(光軸方向位置決め部)
2n、3n 凹状部
2p、3p 凸状部
3、33 第2レンズ3(レンズ)
3h 第1フランジ面(光軸方向位置決め部)
3i 突起部(位置決め突起)
3k 先端面
4、34 鏡枠(レンズ保持枠)
4a、34e レンズ受け部
4b、34b 光軸方向受け面(光軸方向基準面)
4d、34d 第1レンズ収容穴部
4e、4h レンズ嵌合部
4f、4i、34f、 径方向位置決め面
4g、34g 第2レンズ収容穴部
6、36A、36B 接着部
10 成形型組立体
11 成形型部材(第1の成形型部材)
11a、12a レンズ成形面
11a、12a 軸方向位置決め部成形面
11a、12a 成形面部
12 成形型部材(第2の成形型部材)
12a 径方向位置決め部成形面
13 成形型部材(第3の成形型部材)
22j 基準側面部(径方向位置決め部)
22r、33r 第1フランジ面(レンズ外縁部)
22t、32t 第2フランジ面(レンズ外縁部)
32g 円柱状突起部
32i、33i 円環状突起部(位置決め突起)
33k 突き当て面(光軸方向位置決め部)
、O 光軸
P、Q ユニット中心軸線

Claims (6)

  1. 光軸に沿う方向の両端部の端面に、レンズ面部と、該レンズ面部の外周側に形成されたレンズ外縁部とを有するとともに、該レンズ外縁部に隣接して前記光軸に直交する方向の最外面となるレンズ側面を有し、該レンズ側面を外周側から覆うレンズ保持枠に組み込み可能なレンズであって、
    前記両端部の端面にそれぞれ形成された前記レンズ外縁部のうちの少なくとも一方は、前記光軸に直交する一平面内に設けられた光軸方向位置決め部を備え、
    前記両端部の端面にそれぞれ形成された前記レンズ外縁部のうちの少なくとも一方は、前記レンズ側面よりも内周側の位置から前記光軸に沿う方向に突出され、前記光軸と直交する方向において前記光軸と一定の位置関係に設けられた径方向位置決め部を有する位置決め突起を備えることを特徴とする、レンズ。
  2. 前記位置決め突起は、前記光軸方向位置決め部を備える
    ことを特徴とする、請求項1に記載のレンズ。
  3. 請求項1または2に記載のレンズと、
    該レンズの前記径方向位置決め部を嵌合させるレンズ嵌合部と、前記レンズの前記光軸方向位置決め部を当接させる光軸方向基準面と、前記レンズの前記レンズ側面の外形よりも大きい穴形状を有するレンズ収容穴部と、を有するレンズ保持枠と、
    を備え、
    前記レンズが、前記レンズ嵌合部に嵌合され、前記光軸方向基準面に当接されて、位置決めされている
    ことを特徴とする、レンズユニット。
  4. 前記レンズが複数備えられ、
    前記光軸方向基準面は、複数の前記レンズのうちの一つの前記光軸方向位置決め部に当接し、
    複数の前記レンズのそれぞれは、1以上の前記レンズ嵌合部に嵌合され、
    互いに隣接して配置される前記レンズ同士は、互いに対向する前記端面に設けられた前記光軸方向位置決め部同士が当接されることにより、前記光軸に沿う方向の位置決めがなされている
    ことを特徴とする、請求項3に記載のレンズユニット。
  5. 成形型組立体を形成する工程と、
    請求項1または2に記載のレンズの外形を、前記成形型組立体によって成形材料を成形して形成する工程と、を備え、
    前記成形型組立体は、
    前記両端部の前記端面のうちの一方の、前記レンズ外縁部の少なくとも一部、および前記レンズ面部の形状を転写する第1の成形型部材と、
    前記端面のうちの他方の、前記レンズ外縁部の少なくとも一部、および前記レンズ面部の形状を転写する第2の成形型部材と、
    少なくとも前記レンズ側面の形状を転写する第3の成形型部材と、を備え、且つ、
    前記径方向位置決め部の形状を転写する径方向位置決め部成形面が、前記第1の成形型部材または前記第2の成形型部材のみに設けられるように形成される
    ことを特徴とする、レンズの製造方法。
  6. 前記径方向位置決め部成形面が設けられた前記第1の成形型部材または前記第2の成形型部材には、前記径方向位置決め部が設けられた前記端面の前記レンズ面部を成形するための成形面も併せて設けられている
    ことを特徴する、請求項5に記載のレンズの製造方法。
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