JP2013203240A - フード跳ね上げ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フード跳ね上げ装置20は、フードパネルの後部上昇用のピストンロッドを内蔵させたシリンダ22を有するアクチュエータ21と、アクチュエータを車体側部材2bに取り付ける取付部50を有した取付ブラケット30と、を備える。取付ブラケットは、シリンダの外周面を挟持可能に、てこの原理を利用する二枚のブラケット板31,41を備える。二枚のブラケット板は、それぞれ、相互に係合し、てこの支点FPとなる支点用係合部32,42と、てこの作用点APとなってシリンダの外周面を挟持する挟持面部35,45と、相互に締結され、てこの力点PPとなる締結部37,47と、を備える。挟持面部には、シリンダから突出する突部24を嵌合させる嵌合凹部36,46が形成されている。
【選択図】図7
Description
本発明に係るフード跳ね上げ装置は、軸方向を上下方向に沿わせて配設されるシリンダと、作動時にシリンダから上昇するピストンロッドと、を有して構成されるアクチュエータと、
該アクチュエータを保持して、車両のフードパネルの後部下方の車体側部材に取り付ける取付ブラケットと、
を備えて構成され、
前記アクチュエータの作動時、前記ピストンロッドを上昇させて、前記フードパネルの後部における押上部位を押し上げ、さらに、前記フードパネルの下降押圧時に、前記シリンダから突出した前記ピストンロッドを後方側へ曲げ塑性変形させる構成のフード跳ね上げ装置であって、
前記取付ブラケットが、前記車体側部材に取付可能な取付部を備えるとともに、前記シリンダの外周面を挟持可能な二枚のブラケット板を備えて構成され、
二枚の前記ブラケット板が、それぞれ、
前記シリンダの軸心を中心とした点対称となる位置の前記シリンダの外周面相互を挟持して、前記シリンダの軸直交方向の移動を規制可能な挟持面部と、
該挟持面部を間にした一方側に配設されて相互に係合する支点用係合部と、
前記挟持面部を間にした他方側に、締結孔を有して配設されて、該締結孔に挿通させて締結する締結手段により、相互に重ねて締結される締結部と、
を備えて構成されるとともに、
二枚の前記ブラケット板における前記支点用係合部が、
一方を貫通孔を設けた孔側係合部とし、他方を前記貫通孔に挿入させる挿入片部を有した挿入側係合部として構成されるとともに、
前記挿入片部を前記貫通孔に挿入させて相互に前記支点用係合部を係合させた際に、相互の係合部位を支点とし、相互の前記挟持面部を作用点とするように前記シリンダの外周面に当て、前記締結手段により、力点となるように前記締結部相互を締結させることによって、前記挟持面部を前記シリンダの外周面に圧接させて前記挟持面部により前記シリンダを挟持するように構成され、さらに、
前記シリンダの外周面における前記挟持面部に挟持される部位に、前記シリンダの軸直交方向に突出する突部が形成され、
前記シリンダの軸方向に沿った前記突部の上下移動を規制可能に、前記取付ブラケットに、前記突部を嵌合させる嵌合凹部が形成されていることを特徴とする。
本発明に係るフード跳ね上げ装置では、前記取付ブラケットの前記取付部は、前記車体側部材に固定される取付手段を貫通させるように、車幅方向に沿って貫通される取付孔を設け、かつ、該取付孔を上下に離して複数配置させて、前記挟持面部から前後方向で離れて配設することが望ましい。
本発明に係るフード跳ね上げ装置では、前記取付ブラケットの取付部は、二枚のブラケット板の一方にだけ、形成してもよい。
本発明に係るフード跳ね上げ装置では、相互の前記締結部を、一つの締結手段によって、締結される構成として、
前記取付部の前記取付孔は、前記締結手段を間にした上下の両側に配置させることが望ましい。
本発明に係るフード跳ね上げ装置では、前記取付ブラケットの取付部は、二枚の前記ブラケット板における前記挟持面部と前記締結部との間に、配設することが望ましい。
本発明に係るフード跳ね上げ装置では、前記取付ブラケットの前記支点用係合部相互は、上方から見て、それぞれ、前記挟持面部から直線状に延びて直交交差するように、配設することが望ましい。
V…車両、C…(シリンダの)軸心、VD…(シリンダの)軸方向、HD…(シリンダの)軸直交方向、FP…支点、PP…力点、AP…作用点、
LD…前後方向、WD…車幅方向。
Claims (6)
- 軸方向を上下方向に沿わせて配設されるシリンダと、作動時にシリンダから上昇するピストンロッドと、を有して構成されるアクチュエータと、
該アクチュエータを保持して、車両のフードパネルの後部下方の車体側部材に取り付ける取付ブラケットと、
を備えて構成され、
前記アクチュエータの作動時、前記ピストンロッドを上昇させて、前記フードパネルの後部における押上部位を押し上げ、さらに、前記フードパネルの下降押圧時に、前記シリンダから突出した前記ピストンロッドを後方側へ曲げ塑性変形させる構成のフード跳ね上げ装置であって、
前記取付ブラケットが、前記車体側部材に取付可能な取付部を備えるとともに、前記シリンダの外周面を挟持可能な二枚のブラケット板を備えて構成され、
二枚の前記ブラケット板が、それぞれ、
前記シリンダの軸心を中心とした点対称となる位置の前記シリンダの外周面相互を挟持して、前記シリンダの軸直交方向の移動を規制可能な挟持面部と、
該挟持面部を間にした一方側に配設されて相互に係合する支点用係合部と、
前記挟持面部を間にした他方側に、締結孔を有して配設されて、該締結孔に挿通させて締結する締結手段により、相互に重ねて締結される締結部と、
を備えて構成されるとともに、
二枚の前記ブラケット板における前記支点用係合部が、
一方を貫通孔を設けた孔側係合部とし、他方を前記貫通孔に挿入させる挿入片部を有した挿入側係合部として構成されるとともに、
前記挿入片部を前記貫通孔に挿入させて相互に前記支点用係合部を係合させた際に、相互の係合部位を支点とし、相互の前記挟持面部を作用点とするように前記シリンダの外周面に当て、前記締結手段により、力点となるように前記締結部相互を締結させることによって、前記挟持面部を前記シリンダの外周面に圧接させて前記挟持面部により前記シリンダを挟持するように構成され、さらに、
前記シリンダの外周面における前記挟持面部に挟持される部位に、前記シリンダの軸直交方向に突出する突部が形成され、
前記シリンダの軸方向に沿った前記突部の上下移動を規制可能に、前記取付ブラケットに、前記突部を嵌合させる嵌合凹部が形成されていることを特徴とするフード跳ね上げ装置。 - 前記取付ブラケットの前記取付部が、前記車体側部材に固定される取付手段を貫通させるように、車幅方向に沿って貫通される取付孔を設け、かつ、該取付孔を上下に離して複数配置させて、前記挟持面部から前後方向で離れて配設されていることを特徴とする請求項1に記載のフード跳ね上げ装置。
- 前記取付ブラケットの取付部が、前記二枚のブラケット板の一方にだけ、形成されていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載のフード跳ね上げ装置。
- 相互の前記締結部が、一つの締結手段によって、締結される構成として、
前記取付部の前記取付孔が、前記締結手段を間にした上下の両側に配置されていることを特徴とする請求項2若しくは請求項3に記載のフード跳ね上げ装置。 - 前記取付ブラケットの取付部が、二枚の前記ブラケット板における前記挟持面部と前記締結部との間に、配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のフード跳ね上げ装置。
- 前記取付ブラケットの前記支点用係合部相互が、上方から見て、それぞれ、前記挟持面部から直線状に延びて直交交差するように、配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のフード跳ね上げ装置。
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DE102015101819A1 (de) | 2014-02-17 | 2015-08-20 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vordere Fahrzeughaubenaufstellvorrichtung |
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JP2008056112A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Toyoda Gosei Co Ltd | アクチュエータ |
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