JP6063674B2 - 樹脂製フードインナパネルへのフードストライカ取付け構造 - Google Patents

樹脂製フードインナパネルへのフードストライカ取付け構造 Download PDF

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Description

本発明は、自動車の樹脂製フードインナパネルへのフードストライカ取付け構造に関する。
自動車のフードの前部には、フードストライカが取り付けられ、フードの閉状態時においては、自動車の前部に設けられたロック機構にフードストライカを係止させるように構成されている。このようなフードストライカは、フードインナパネルに接合されたフードロックリインフォースによって支持されているのが通例である(たとえば、特許文献1参照)。
一方、自動車の組立製造時において、前記したフードストライカの取り付け位置にずれを生じる場合がある。この場合、フードが板金製であれば、たとえばハンマーを用いてフードストライカを叩くことによって、フードストライカの周辺部を塑性変形させ、フードストライカの位置調整(建て付け調整)を行なうことが可能である。
近年においては、自動車の軽量化などを促進する観点から、フードを樹脂製とすることも提案されている。しかしながら、フードを樹脂製とした場合には、次のような不具合が生じる。
すなわち、フードロックリインフォースを、樹脂製のフードインナパネルに固定して取り付けた場合、フードストライカの取り付け位置を調整することは難しいものとなる。その理由は、フードインナパネルが樹脂製の場合には、金属製の場合とは異なり、塑性変形は生じず、フードストライカをハンマーで叩くような操作を行なったとしても、これに伴わせてフードインナパネルを有効に変形させることができないからである。このようなことから、従来においては、フードを樹脂製とする場合には、フードストライカの位置調整が難しくなり、位置ずれが生じた場合の対策に苦慮するものとなっていた。
特開2010−173622号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、フードストライカの位置調整を容易かつ適切に行なうことが可能な樹脂製フードインナパネルへのフードストライカ取付け構造を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供される樹脂製フードインナパネルへのフードストライカ取付け構造は、樹脂製のフードインナパネルと、このフードインナパネルに取付けられ、かつフードストライカを支持するフードロックリインフォースと、前記フードインナパネルと前記フードロックリインフォースとの間に介装され、かつそれらフードインナパネルとフードロックリインフォースとのそれぞれに対して固定された板金製のスペーサと、を備えている、樹脂製フードインナパネルへのフードストライカ取付け構造であって、前記スペーサは、前記フードインナパネルへの固定部分から上下高さ方向に起立して互いに間隔を隔てて位置する一対の起立部の上端部どうしが上板部を介して繋がった構成をそれぞれ有する一対の凸状段部を有しており、前記フードロックリインフォースは、前記一対の凸状段部間に跨がるようにして前記一対の凸状段部のそれぞれの前記上板部に固定されており、前記各起立部の起立角度が変化するように前記各起立部を塑性変形させることによって前記フードストライカの位置変更が可能とされていることを特徴としている。
このような構成によれば、フードストライカをハンマーで叩くなどして、板金製のスペーサの一対の凸状段部の各起立部に比較的大きな荷重を付与し、起立部を塑性変形させれば、フードストライカの位置を変更することが可能となる。したがって、従来の板金製のフードの場合と同様な建て付け調整が実現できる。
また、本発明によれば、板金製のスペーサを樹脂製のフードインナパネルに固定させるために、フードインナパネルの補強を図り、フードストライカの支持部周辺の強度を向上させることもできる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
本発明のフードストライカ取付け構造が適用された自動車の一例を示す要部概略斜視図である。 図1のII−II断面図である。 図2の矢視III要部斜視図である。 図3のIV−IV断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1において、自動車1のフード2は、樹脂製フードとして構成されている。より具体的には、フード2は、フードアウタパネル21と、このフードアウタパネル21の下面側に重ねられて接合されたフードインナパネル22とを組み合わせて構成されており、これらのパネル21,22は、ともに樹脂製である。フードインナパネル22には、後述するフードストライカ取付け構造Cを利用して、フードストライカ3が下向きに突出する姿勢で取り付けられている。フードストライカ3は、U字状の金属製部材である。フード2は、エンジンルーム11を開閉可能なようにヒンジ10を介して支持されている。フード2によってエンジンルーム11を閉じる際には、自動車1の前部のロック機構部5の一対のラッチ部材5a間にフードストライカ3が進入して係止される。フードストライカ3の取付け位置(とくに、車幅方向の位置)に誤差がある場合には、ラッチ部材5a間へのフードストライカ3の円滑な進入が困難となるが、後述するように、本実施形態ではそのような場合に好適に対処することが可能である。
図2に示すように、フードインナパネル22は、フードアウタパネル21との間に形成された空間部29の下側を規定する板状部22aを有している。この板状部22aを利用して、本発明が適用されたフードストライカ取付け構造Cが構築されている。
このフードストライカ取付け構造Cは、フードストライカ3に加え、フードロックリインフォース4、およびスペーサ6を備えている。
なお、図2以降において、矢印Frは車両前方を示し、矢印Upは上方を示し、矢印Wは車幅方向を示す。
図3および図4によく表われているように、フードロックリインフォース4は、フードストライカ3を支持する部材であり、平面視矩形枠状であって、板金製である。このフードロックリインフォース4に設けられた孔部40の周縁壁41は起立しており、この周縁壁41の内側にフードストライカ3の上部2箇所が溶接されている。
スペーサ6は、フードロックリインフォース4とフードインナパネル22の板状部22aとの間に介装されており、フードロックリインフォース4と同様に板金製である。スペーサ6は、板状部22aの上面に接触するベース板部60と、一対の凸状段部61とを有している。ベース板部60は、板状部22aに対して接着剤やリベットなどを用いて固定されている。このベース板部60は、本発明でいうスペーサの「フードインナパネルへの固定部分」の一例に相当する。一対の凸状段部61は、車幅方向に間隔を隔てて設けられており、車両前後方向に延びている。各凸状段部61は、ベース板部60から上向きに起立して車幅方向に間隔を隔てた一対の起立部61aと、これら一対の起立部61aの上端どうしを繋ぐ上板部61bとを有している。一対の起立部61aは、後述するように、車幅方向への塑性変形が可能な部分である。
フードロックリインフォース4は、スペーサ6の一対の凸状段部61間に跨がるようにしてこれらの上に載せられ、上板部61bとの固定が図られている。この上板部61bは、本発明でいうスペーサの「フードロックリインフォースへの固定部分」の一例に相当する。前記固定は、たとえばスポット溶接により図られている。なお、スペーサ6およびフードインナパネル22の板状部22aには、フードストライカ3を貫通させて板状部22aよりも下方に突出させるための孔部66,26が設けられている。これらの孔部66,26は、フードストライカ3が車幅方向に位置調整されることを許容する遊び代をもったサイズである。
次に、前記したフードストライカ取付け構造Cの作用について説明する。
自動車1の組立製造時においては、種々の要因により、フードストライカ3の取付け位置(とくに車幅方向の位置)に誤差を生じた結果、この誤差を無くすための位置調整を行ないたい場合がある。このような場合、本実施形態のフードストライカ取付け構造Cにおいては、たとえばハンマーを用いてフードストライカ3を叩き、その位置を調整することが可能である。具体的には、図4において、車幅方向の矢印N1方向にフードストライカ3を強く叩くと、スペーサ6の各起立部61aが同方向(矢印N1'で示す)に塑性変形する。したがって、フードストライカ3を矢印N1方向へ適切に変位させることができる。ハンマーで叩く際の力を加減することにより、フードストライカ3の変位量を微調整することが可能である。前記とは逆に、矢印N2方向にフードストライカ3を叩いた場合には、やはりその方向に各起立部61aを塑性変形させて、フードストライカ3を適当量だけ変位させることが可能である。このようなことから、フード2が樹脂製であるにも拘わらず、フードストライカ3の取付け位置の調整作業を、容易かつ適切に行なうことができる。その結果、歩留りも良くすることが可能となる。
スペーサ6は、板金製であり、樹脂製のフードインナパネル22を補強する役割も発揮する。このため、フードストライカ3は、スペーサ6によって補強された箇所に設けられることとなる。したがって、フードインナパネル22が樹脂製であることに起因してフードストライカ3の支持強度が不足気味になるといったことも適切に解消される。とくに、本実施形態においては、スペーサ6がフードロックリインフォース4よりも大きなサイズに形成されているために、フードインナパネル22を補強する機能は、より優れたものとなる。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る樹脂製フードインナパネルへのフードストライカ取付け構造の各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
上述した実施形態では、フードストライカを車幅方向に位置調整できるように構成され
ているが、これに代えて、たとえばフードストライカを車両前後方向に位置調整できるように構成した場合であっても、本発明の技術的範囲に包摂される。自動車のフードの軽量化を徹底する観点からすれば、フードインナパネルおよびフードアウタパネルの双方を樹脂製とすることが好ましく、このような場合に本発明を好適に用いることが可能であるが、仮に、フードインナパネルのみが樹脂製であって、フードアウタパネルが非樹脂製(たとえば金属製)の場合であっても、本発明を適用することが可能である。スペーサは、塑性変形可能な金属製であればよく、その具体的な材質は限定されない。
C フードストライカ取付け構造
2 フード
21 フードアウタパネル
22 フードインナパネル
3 フードストライカ
4 フードロックリインフォース
6 スペーサ
60 ベース板部(フードインナパネルへの固定部分)
61a 起立部
61b 上板部(フードロックリインフォースへの固定部分)

Claims (1)

  1. 樹脂製のフードインナパネルと、
    このフードインナパネルに取付けられ、かつフードストライカを支持するフードロックリインフォースと、
    前記フードインナパネルと前記フードロックリインフォースとの間に介装され、かつそれらフードインナパネルとフードロックリインフォースとのそれぞれに対して固定された板金製のスペーサと、
    を備えている、樹脂製フードインナパネルへのフードストライカ取付け構造であって、
    前記スペーサは、前記フードインナパネルへの固定部分から上下高さ方向に起立して互いに間隔を隔てて位置する一対の起立部の上端部どうしが上板部を介して繋がった構成をそれぞれ有する一対の凸状段部を有しており、
    前記フードロックリインフォースは、前記一対の凸状段部間に跨がるようにして前記一対の凸状段部のそれぞれの前記上板部に固定されており、前記各起立部の起立角度が変化するように前記各起立部を塑性変形させることによって前記フードストライカの位置変更が可能とされていることを特徴とする、樹脂製フードインナパネルへのフードストライカ取付け構造。
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