JP2013199984A - 流体管分岐装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】流体管1の外周面に密封状に外嵌されるケース体3と、該ケース体3内を進退移動することで流体管1に作業孔4を穿設するとともに、作業孔4の対向位置に作業孔4を介して分岐孔5を穿設する穿孔装置50A、50Bと、作業孔4側を閉塞する閉塞体6と、から成り、分岐孔5を介して流体管1内を流れる流体を不断流状態で分岐させる流体管分岐装置であって、ケース体3には、作業孔4を穿設するための作業管部11と、流体管1における分岐孔5に連通する分岐管部12と、作業管部11及び分岐管部12に連通する連通部13と、が設けられている。
【選択図】図8
Description
流体管の外周面に密封状に外嵌されるケース体と、該ケース体内を進退移動することで流体管に作業孔を穿設するとともに、前記作業孔の対向位置に該作業孔を介して分岐孔を穿設する穿孔装置と、前記作業孔側を閉塞する閉塞手段と、から成り、前記分岐孔を介して流体管内を流れる流体を不断流状態で分岐させる流体管分岐装置であって、
前記ケース体には、前記作業孔を穿設するための作業管部と、流体管における前記分岐孔に連通する分岐管部と、前記作業管部及び前記分岐管部に連通する連通部と、が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、作業管部を介し作業孔を穿設した際に、作業孔から流出した流体が連通部を介して分岐管部に流入し、流体管内と分岐管部内との圧力差を解消して同圧とすることができ、分岐孔を穿設する際に流体管に過大な負荷がかかることが防がれるとともに、穿孔装置によって容易に分岐孔を穿設することができる。さらに、分岐孔を穿設後には、流体管内と分岐管部内とが同圧となっているため、分岐孔から噴出する流体圧によって下流側に配設される配管等に影響を及ぼすことが防がれる。
前記穿孔装置は、前記作業孔を穿設する第1カッタ部材と、該第1カッタ部材よりも小径であり前記分岐孔を穿設する第2カッタ部材と、を取り替え可能に備えていることを特徴としている。
この特徴によれば、第2カッタ部材が第1カッタ部材よりも小径であることにより、第1カッタ部材により比較的大径の作業孔を穿設するとともに、第1カッタ部材を第2カッタ部材に取り替え、第2カッタ部材が作業孔を介して進行移動することで作業孔に引っかかることなく、容易に作業孔の対向位置へアプローチできる。更に、分岐孔を穿設後、第2カッタ部材を退行移動させる際に第2カッタ部材が作業孔に引っかかることがなく、流体管及び第2カッタ部材に負荷をかけず容易に穿孔作業を行うことができる。
前記穿孔装置は、前記第1カッタ部材よりも進行方向に突設された第1センタードリルと、前記第2カッタ部材よりも進行方向に突設され前記第1センタードリルよりも長寸の第2センタードリルと、を備えていることを特徴としている。
この特徴によれば、第1センタードリルよりも第2センタードリルが長寸に突設されていることにより、第2センタードリルが確実に作業孔の対向位置に穿孔するため、この第2センタードリルに穿孔装置が案内され、安定した状態で分岐孔を穿設することができる。
前記分岐管部には、前記分岐孔が穿設される際に前記ケース体内の流体を外部へ排出可能な排出開口が設けられているとともに、該排出開口は、前記作業孔と前記穿設手段との間隙領域よりも小さい開口領域を有することを特徴としている。
この特徴によれば、排出開口から外方へ排出される流体の流量は、作業孔からケース体内に流出される流体の流量よりも少なくなっているため、作業孔から流出する流体がケース体内に充満した状態を維持することができ、流体管内とケース体内とが同圧である状態で、分岐孔を穿設時に形成される切粉等の夾雑物を排出開口から外部へ排出することができる。
前記閉塞手段には、前記作業孔に嵌合する防錆部が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、閉塞手段に防錆部が設けられていることにより、作業孔に錆びが発生することを防止できるとともに、別途に作業孔を防錆する工程を行うことなく、作業孔を閉塞手段によって閉塞すると同時に作業孔の防錆が行われるため、作業を簡略化できる。
前記分岐孔には、該分岐孔に嵌合する略円筒状の防錆コアが設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、分岐孔の内周面が防錆コアによって被覆され、分岐孔に錆びが発生することを防止できる。
3 ケース体
4 作業孔
5 分岐孔
6,61 閉塞体(閉塞手段)
7 防錆コア
11 作業管部
12 分岐管部
13 連通部
14 排出管
14a 排出開口
50A,50B 穿孔装置
52a 第1カッタ部材
52b 第2カッタ部材
53a 第1センタードリル
53b 第2センタードリル
62 防錆部
Claims (6)
- 流体管の外周面に密封状に外嵌されるケース体と、該ケース体内を進退移動することで流体管に作業孔を穿設するとともに、前記作業孔の対向位置に該作業孔を介して分岐孔を穿設する穿孔装置と、前記作業孔側を閉塞する閉塞手段と、から成り、前記分岐孔を介して流体管内を流れる流体を不断流状態で分岐させる流体管分岐装置であって、
前記ケース体には、前記作業孔を穿設するための作業管部と、流体管における前記分岐孔に連通する分岐管部と、前記作業管部及び前記分岐管部に連通する連通部と、が設けられていることを特徴とする流体管分岐装置。 - 前記穿孔装置は、前記作業孔を穿設する第1カッタ部材と、該第1カッタ部材よりも小径であり前記分岐孔を穿設する第2カッタ部材と、を取り替え可能に備えていることを特徴とする請求項1に記載の流体管分岐装置。
- 前記穿孔装置は、前記第1カッタ部材よりも進行方向に突設された第1センタードリルと、前記第2カッタ部材よりも進行方向に突設され前記第1センタードリルよりも長寸の第2センタードリルと、を備えていることを特徴とする請求項2に記載の流体管分岐装置。
- 前記分岐管部には、前記分岐孔が穿設される際に前記ケース体内の流体を外部へ排出可能な排出開口が設けられているとともに、該排出開口は、前記作業孔と前記穿設手段との間隙領域よりも小さい開口領域を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の流体管分岐装置。
- 前記閉塞手段には、前記作業孔に嵌合する防錆部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の流体管分岐装置。
- 前記分岐孔には、該分岐孔に嵌合する略円筒状の防錆コアが設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の流体管分岐装置。
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