JP2013199778A - 壁装用コーナー材及びその成形方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】壁装用コーナー材1を出隅部20や入隅部30のコーナー部40と対応する角度に折り曲げた後、その折り曲げた壁装用コーナー材1の角部とコーナー部40の角部とを真っ直ぐに一致させて、コーナー部40の壁面40aに貼着した際、透明性を有する壁装用コーナー材1の表面側から、壁装用コーナー材1がコーナー部40の壁面40aに対して密着した状態に貼着されているか否かを作業者の目で確認する。貼着不良が発生した場合、壁装用コーナー材1をコーナー部40の壁面40aに対してぴったりと密着した状態に貼着修正する。この結果、壁装材を、壁装用コーナー材1の上からコーナー部40に沿って綺麗に貼着することができ、該コーナー部40を良好な状態に仕上げ施工することができる。
【選択図】図6
Description
特許文献1のコーナー材は、合成樹脂で形成した帯状シートの幅方向中央部に、該帯状シートに沿って長手方向に蝶番部が成形されている。即ち、このコーナー材を蝶番部に沿って屈曲させ、2つの壁面が交わるコーナー部に沿って両面粘着テープや接着剤等によって貼着し、その上から壁紙やクロス等の壁装材を壁面に貼着してコーナー部の仕上げ施工を行なっていた。
詳述すると、本発明の壁装用コーナー材をコーナー部に貼着する際、壁装用コーナー材の幅方向中央部を、コーナー部の角部と対応する角度に折り曲げるとともに、その折り曲げた壁装用コーナー材の角部と、コーナー部の角部とを真っ直ぐに一致させて、コーナー部の壁面に対して仮貼着する。
また、壁装材を、壁装用コーナー材の上からコーナー部に貼着する際、壁装材の貼着位置がずれたり、コーナー部の角部と対応する部分に皺が寄ったりする等の貼着不良が発生することを防止できる。
つまり、本実施形態における折り曲げ罫線は、市販のプラスチック製コーナー材に付設した折り曲げ罫線よりも強度及び折り曲げ性に優れおり、折り曲げ前の状態に復帰する復元力が小さいため、コーナー部と対応する角度に折り曲げた状態を維持することができる。かつ、表裏両面のいずれの方向にも折り曲げ可能であるので、出隅部や入隅部のいずれのコーナー部にも貼着することができる。
この結果、出隅部や入隅部のコーナー部を鋭角に出すことができ、施工精度の向上を図ることができる。
この発明によれば、壁装用コーナー材を、コーナー部の壁面に対して強固に貼着することができる。
この結果、壁装用コーナー材を、建物の出隅部や入隅部のコーナー部に沿って鋭角に貼着することができる。
この発明によれば、壁装用コーナー材の貼着状態を保つのに必要な大きな接着力が得られる。
上述の凹部は、例えば溝部や穴部、窪み部等で構成することができる。凸部は、例えばバリや突起等で構成することができる。
この発明によれば、壁装用コーナー材の貼着状態を保つのに必要な接着力が得られる。
この発明によれば、壁装材を、コーナー部に沿って綺麗に貼着することができ、該コーナー部を良好な状態に仕上げ施工することができる。
なお、テーパ面の傾斜角度は、5度〜80度の範囲に含まれる角度に設定することが好ましい。
この発明によれば、コーナー部の下地仕上げ時において、コーナー部に貼着された壁装用コーナー材の貼着位置が変位することを防止できる。
この結果、コーナー部の表面を、壁装用接着剤にて平坦に下地仕上げする施工作業が完了するまで、壁装用コーナー材をコーナー部に対して仮貼着しおくことができる。
この発明によれば、壁装用コーナー材を、コーナー部と対応する長さに正確に切って使用することができる。
この結果、コーナー部の施工時において、壁装用コーナー材の廃棄量が少なくて済み、施工コストの低減を図ることができる。
詳述すると、プラスチックシートに付設される折り曲げ罫線を、該折り曲げ罫線の肉厚が最も薄い部分を基準として、該部分から離れるに従って徐々に浅くなる溝形状に形成する。かつ、折り曲げ罫線の深さより低い凸状部を、折り曲げ罫線の底部に形成するとともに、該折り曲げ罫線の底部に沿って長手方向に配列する。
つまり、折り曲げ罫線の幅は、プラスチックシートの肉厚を基準として、1.5倍〜5倍の範囲に含まれる幅に設定することができる。
折り曲げ罫線の深さを0.4倍以下に浅く設定すると、上述とは反対に折り曲げ罫線の肉厚が最も薄い部分に形成される残厚部の肉厚が厚くなるので、プラスチックシート自体の復元力や反発力が大きくなり、折り曲げ罫線の折り曲げ性が悪くなる。
このため、プラスチックシートを所望する方向及び曲率に折り曲げ易くすることができるが、例えば破れや穴等が発生する確率が高くなる。
また、残厚部の肉厚を40%以上の厚さに設定すると、残厚部の剛性が強くなるので、折り曲げ罫線の折り曲げ性が悪くなる。
凸状部の幅や高さ、ピッチは、折り曲げ性に優れた折り曲げ罫線を得る上で重要である。つまり、凸状部の例えば幅、長さ等の割合を調整することで、折り曲げ罫線の肉厚が薄い部分の曲げ強度の強弱を調整することができる。
すなわち、凸状部は、折り曲げ罫線の長手方向の平均肉厚を厚くして、折り曲げ罫線が柔らかく曲がり、折り曲げ性に優れた強度の罫線構造を得るものである。
凸状部の高さを5%以下に低く設定すると、折り曲げ罫線の肉厚が薄い部分の曲げ強度を調整する効果が大幅に低下する。
この発明によれば、壁装用コーナー材の表側に向けて折り曲げられたた折り曲げ罫線上に貼着される壁装材に破れが生じることを防止できる。
この発明によれば、壁装材を、壁装用コーナー材の表側に露出する折り曲げ罫線が覆われるように施工した際、該折り曲げ罫線と対応する部分に破れが生じることを防止できる。
この結果、壁装材を、コーナー部に貼着された壁装用コーナー材に沿って綺麗に貼着することができる。
この発明によれば、強度及び折り曲げ性が良好な折り曲げ罫線をプラスチックシートに付設することができる。
したがって、プラスチックシートの肉厚は、0.2mm〜0.8mm程度の範囲に含まれる肉厚に設定するのか好ましい。
詳述すると、例えば成形ローラに設けた折り曲げ罫線と対応する刃先形状の罫線刃を、透明性を有する帯状のプラスチックシートの厚み方向に押し付けるとともに、上下一対の成形ローラにて長手方向に搬送しながら、溝条の折り曲げ罫線をプラスチックシートの幅方向中央部に対して長手方向に連続して付設する。
この結果、出隅部又は入隅部のコーナー部を鋭角に出す壁装作業の両方に用いることができる。
図1は第1実施形態の壁装用コーナー材1の拡大平面図である。また、図2は第1実施形態の壁装用コーナー材1の構成説明図であって、図2[a]は図1に示す壁装用コーナー材1の部分拡大平面図、図2[b]は[a]に示す壁装用コーナー材1のY−Y端面断面図である。
なお、壁面40aの透視が可能であれば、透けて見える程度の透明度であってもよく、また、半透明に形成したプラスチックシート2を用いてもよい。
また、平板3の表面全体には、多数の微細な溝部8を不規則な間隔に隔てて付設している。その平板3に付設する溝部8の付設面積は、1cm2を単位面積として、平板3の表面に対して単位面積当り10%以上となるように設定している(図1〜図5参照)。
なお、溝部8の付設面積は、壁装用コーナー材1を介してコーナー部40をなす壁面40aの透視が許容される程度に設定する。
さらに、平板3に塗布した接着剤6の接着面には、帯状の離型紙を剥離可能に貼着するとともに、プラスチックシート2に沿って長手方向Aに連続して貼着している。
詳述すると、目盛り線7Xは、平板3の折り曲げ罫線4が形成された折り曲げ側縁部に沿って配置され、該折り曲げ側縁部に沿って長手方向Aに対して所定間隔を隔てて1cm〜10cm単位で付設している。
詳述すると、可視線部7Yは、平板3の折り曲げ罫線4が形成された折り曲げ側縁部に沿って配置され、該折り曲げ側縁部に沿って長手方向Aに連続して付設している。
なお、可視線部7Yを、上述の折り曲げ罫線4に沿って、プラスチックシート2の長手方向Aに対して部分的に付設してもよい。
すなわち、曲面部4aの曲率半径が小さいと、折り曲げ罫線4の内側にヒビが発生しやすいので、曲率半径が大きい折り曲げ罫線4を加工することが望ましい。
折り曲げ罫線4の幅W1は、プラスチックシート2の肉厚T1を基準として、1.5倍〜5倍の範囲に含まれる幅に形成している(図4参照)。
また、プラスチックシート2を、折り曲げ罫線4が内側となるように折り曲げた際、折り曲げ罫線4の幅方向両角部が互いに当接するので、プラスチックシート2の折り曲げ性が悪くなる。
また、折り曲げ罫線4の幅W1が広いと、折り曲げ罫線4が外部に露呈してしまうため、折り曲げ部分の体裁が見苦しくなる。さらに、折り曲げ罫線4の折り曲げ位置が幅方向に変位しやすく、プラスチックシート2を折り曲げ罫線4に沿って精度よく折り曲げることができない。
折り曲げ罫線4の深さD1を0.4倍以下に浅く設定すると、上述とは反対に折り曲げ罫線4の肉厚が最も薄い部分に形成される残厚部4eの肉厚T2が厚くなるので、プラスチックシート2自体の復元力や反発力が大きくなり、折り曲げ罫線4の折り曲げ性が悪くなる。
残厚部4eの肉厚T2を0.05倍以下の薄さに設定すると、残厚部4eの剛性が弱くなるので、その部分から破れやすくなり、加工精度の関係で穴が発生する確率が高くなる。
また、残厚部4eの肉厚T2を0.5倍以上の厚さに設定すると、残厚部4eの剛性が強くなるので、折り曲げ罫線4の折り曲げ性が悪くなる。
凸状部4bの高さHを5%以下に低く設定すると、折り曲げ罫線4の肉厚T1が薄い部分の曲げ強度を調整する効果が大幅に低下する。
また、凸状部4bは、折り曲げ罫線4の長手方向Aに対して15度〜90度の範囲に含まれる角度に交差してもよく、その交差角度を小さくすれば、折り曲げ時の反発力が弱くなる利点がある。
凸状部4bの幅W2を10倍以上に広く設定すると、残厚部4eの幅が狭くなるので、凸状部4bによる補強効果が高くなり、プラスチックシート2自体の復元力や反発力が大きくなるため、折り曲げ罫線4の折り曲げ性が悪くなる。
上述の結果、凸状部4bと残厚部4eの幅は、1対1に設定することが望ましいが、プラスチックシート2の肉厚T1や、折り曲げ罫線4の強度及び折り曲げ性に応じて調整することができる。
凸状部4bの突出側角部r1を、0.01mm以上のR面に形成すれば、プラスチックシート2を折り曲げ罫線4に沿って折り曲げた際、その凸状部4bに、例えば欠けやヒビ等が発生することを抑える効果が得られる。
また、プラスチックシート2を折り曲げ罫線4が表側となるように折り曲げた際、凸状部4bの突出側に角張った部分がなく、指先が引っ掛かりにくくなるので、良好な手触り感が得られる。
折り曲げ罫線4の幅方向両角部r2を、0.01mm以上のR面に形成すれば、プラスチックシート2を折り曲げ罫線4に沿って折り曲げた際、折り曲げ罫線4の肉厚が薄い部分に、例えばヒビや割れ、粉末等が発生することを防止できる。
図5は平板3に付設された溝部8の構成説明図であって、図5[a]は平板3に付設された溝部8の拡大断面図、図5[b]は溝部8が付設された平板3の部分拡大平面図、図5[c]は溝部8の加工方法を説明する側面図である。
また、引っ掻き時において、凸部となるバリ8aが溝部8の一側縁部や両側縁部、周縁部に突出する(図5[a]参照)。
また、バリ8aの高さH2は、0.005mm〜0.15mm程度の範囲に含まれる高さに形成している(図5[a]参照)。
加えて、バリ8aは、平板3の一部のみに設けてもよく、例えばパテ50等を塗布する必要がある部分のみでもよい。
先ず、図6、図7に示すように、壁装用コーナー材1の折り曲げ罫線4を、出隅部20における2つの壁面40aが交わるコーナー部40の角度に合わせて表側に向けて突出するように折り曲げる。
この結果、出隅部20や入隅部30のコーナー部40を鋭角に出すことができ、施工精度の向上を図ることができる。
また、パテ50にて下地仕上げる際に、パテ50を何回も塗り直す手間が省け、パテ塗布作業の短縮を図ることができる。
なお、壁装用コーナー材1は、ロール状に巻回して施工現場等に持ち運ぶことができる。
さらに、上述の壁装材を、コーナー部40に貼着した壁装用コーナー材1の上から、コーナー部40に沿って鋭角に貼着するので、コーナー部40を良好な状態に施工することができる。
この結果、壁装材をコーナー部40に貼着する際、壁装用コーナー材1の貼着位置が変位することを確実に防止でき、壁装材を、コーナー部40に沿って綺麗に貼着することができる。
したがって、壁装材を、コーナー部40に貼着した壁装用コーナー材1のR面に沿って綺麗に貼着することができる。
先ず、壁装用コーナー材1の折り曲げ罫線4を、入隅部30における2つの壁面40aが交わるコーナー部40の角度に合わせて裏側に向けて突出するように折り曲げる。
この結果、出隅部20や入隅部30のコーナー部40を鋭角に出す施工作業の精度向上を図ることができる。
この結果、入隅部30のコーナー部40を鋭角に出すことができ、良好な状態に仕上げ施工することができる。
次に、図10を用いて、折り曲げ罫線4を、プラスチックシート2の表裏両面に付設した第2実施形態の壁装用コーナー材1について説明する。
図10は第2実施形態の壁装用コーナー材1の構成説明図であって、折り曲げ罫線4を表裏両面に付設した壁装用コーナー材1の端面断面図である。
なお、第2実施形態において、前記第1実施形態と同一構成の部分は同一の符号を記してその詳細な説明を省略する。
図11はローラ型成形機11による折り曲げ罫線2の表裏付設方法の説明図である。なお、図示のローラ方式だけでなく帯状の罫線刃(図示せず)を押し付けて付設するもよい。
次に、図12を用いて、凹状の窪み部4fを、折り曲げ罫線2の肉厚が薄い部分と対応してプラスチックシート2の裏面側に付設した第3実施形態の壁装用コーナー材1について説明する。
図12は第3実施形態の壁装用コーナー材1の構成説明図であって、図12[a]は窪み部4fを付設した折り曲げ罫線4の中央断面図、図12[b]は[a]に示す窪み部4fを付設した折り曲げ罫線4のX3−X3線断面図である。
なお、第3実施形態において、前記第1実施形態と同一構成の部分は同一の符号を記してその詳細な説明を省略する。
折り曲げ罫線2の幅W1は、プラスチックシート2の肉厚T1を基準として、1.5倍〜5倍の範囲に含まれる幅に形成している(図4参照)。
また、壁装用コーナー材1を、折り曲げ罫線2が内側となるように折り曲げた際、窪み部4fが内側に向けて引っ張られるため、例えばヒビや割れ、粉末等が発生することを防止できる。
この結果、コーナー部40を鋭角に出すことができるとともに、コーナー部40を良好な状態に仕上げ施工することができるので、前記第1実施形態と略同等の作用及び効果を奏することができる。
なお、他の実施例において、前記実施形態と同一構成の部分は同一の符号を記してその詳細な説明を省略する。
この発明の凹部は、実施形態の溝部8,8b、穴部8c、窪み部8dに対応し、
以下同様に、
凸部は、バリ8aや突起等に対応し、
凹状部は、凹状を有する曲面部4aの底部に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、例えば平板に孔部がないもの等の請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
2…プラスチックシート
3…平板
4…折り曲げ罫線
4a…曲面部
4b…凸状部
4c…第1溝部
4d…第2溝部
4e…残厚部
4f…窪み部
5…孔部
6…接着剤
7X…目盛り線
7Y…可視線部
8…溝部
8a…バリ
8b…溝部
8c…穴部
8d…窪み部
9…R面部
10…ワイヤーブラシ
11…ローラ型成形機
12…成形ローラ
12a…罫線刃
20…出隅部
30…入隅部
40…コーナー部
40a…壁面
50…パテ
Claims (13)
- 2つの壁面が交わる出隅部又は入隅部のコーナー部に沿って貼着される壁装用コーナー材であって、
前記壁装用コーナー材を、
透視が許容される透明性を有する帯状のプラスチックシートで構成するとともに、
前記プラスチックシートの表裏両面のうち少なくとも一方の面の幅方向中央部に配置され、該プラスチックシートに沿って長手方向に連続して付設した溝条の折り曲げ罫線と、
該折り曲げ罫線の両側部に形成され、該折り曲げ罫線に沿って表裏両方向に対して折り曲げ可能に連設した左右一対の平板とを備えた
壁装用コーナー材。 - 前記プラスチックシートの表裏両面のうち少なくとも一方の面の幅方向中央部付近に配置され、前記折り曲げ罫線に沿って長手方向に付設された視認可能な色を有する可視線部を備えた
請求項1に記載の壁装用コーナー材。 - 前記平板に、
該平板の厚み方向に貫通する多数の孔部を形成するとともに、該各孔部を前記平板に沿って長手方向に所定間隔を隔てて配列した
請求項1又は2に記載の壁装用コーナー材。 - 前記平板の表裏両面のうち少なくとも一方の面に、多数の微細な凹部と凸部のうちいずれか一方、あるいは、多数の微細な凹部及び凸部の両方を付設した
請求項1〜3のいずれか一つに記載の壁装用コーナー材。 - 前記凹部と前記凸部の付設面積を、単位面積当り10%以上となるように設定した
請求項4に記載の壁装用コーナー材。 - 前記孔部の内周面を、
前記平板の前記壁面に貼着される一方の面から、該平板の他方の面に向けて徐々に内径が大きくなるテーパ面に形成した
請求項3に記載の壁装用コーナー材。 - 前記平板の前記壁面に貼着される面に、該平板を該壁面に対して接着する接着手段を備えた
請求項1〜6のいずれか一つに記載の壁装用コーナー材。 - 前記プラスチックシートの表裏両面のうち少なくとも一方の面に、該プラスチックシートに沿って長手方向に所定間隔を隔てて目盛り線を付設した
請求項1〜7のいずれか一つに記載の壁装用コーナー材。 - 前記折り曲げ罫線を、
前記プラスチックシートに付設される折り曲げ罫線の深さより低い凸状部を、該折り曲げ罫線の底部に沿って長手方向に配列し、
該折り曲げ罫線の肉厚が最も薄い部分を基準として、該部分から離れるに従って徐々に浅くなる溝形状に形成し、
前記折り曲げ罫線の幅を、前記プラスチックシートの肉厚を基準として、1.5倍〜5倍の範囲に含まれる幅に設定し、
前記折り曲げ罫線の深さを、前記プラスチックシートの肉厚を基準として、0.4倍〜0.95倍の範囲に含まれる深さに設定し、
前記凸状部の高さを、前記折り曲げ罫線の深さを基準として、5%〜95%の範囲に含まれる高さに設定した
請求項1〜8のいずれか一つに記載の壁装用コーナー材。 - 前記プラスチックシートの表裏両面のうち少なくとも一方の面に付設した折り曲げ罫線の底部に、該底部に形成した凸状部と該凸状部よりも低い凹状部とを該折り曲げ罫線に沿って長手方向に配列した
請求項1〜9のいずれか一つに記載の壁装用コーナー材。 - 前記壁装用コーナー材を前記折り曲げ罫線が表側となるように折り曲げた際に形成されるR面部を、半径0.2mm以上のR面に設定した
請求項1〜10のいずれか一つに記載の壁装用コーナー材。 - 前記プラスチックシートの肉厚を、0.2mm〜0.8mm程度の範囲に含まれる肉厚に設定した
請求項1〜11のいずれか一つに記載の壁装用コーナー材。 - 2つの壁面が交わる出隅部又は入隅部のコーナー部に沿って貼着される壁装用コーナー材の成形方法であって、
透視が許容される透明性を有する帯状のプラスチックシートを厚み方向に加圧する上下一対の成形ローラのうち少なくとも一方のローラの周面に、該プラスチックシートに対して溝条の折り曲げ罫線を付設するための罫線刃を周設し、
前記成形ローラの罫線刃を前記プラスチックシートの厚み方向に押し付けるとともに、前記上下一対の成形ローラにて前記プラスチックシートを長手方向に搬送しながら、前記折り曲げ罫線を前記プラスチックシートの幅方向中央部に対して長手方向に連続して付設する
壁装用コーナー材の成形方法。
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