JP3053765U - マスキングテープ - Google Patents

マスキングテープ

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JP3053765U JP1997010640U JP1064097U JP3053765U JP 3053765 U JP3053765 U JP 3053765U JP 1997010640 U JP1997010640 U JP 1997010640U JP 1064097 U JP1064097 U JP 1064097U JP 3053765 U JP3053765 U JP 3053765U
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幸生 谷口
勝次 生水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 落とし目地を形成するためのシーリング
防水工事において、定規等を用いることなく、所定の侵
入幅が落とし幅に等しくなるように迅速かつ正確に貼着
することができるマスキングテープを提供する。 【解決手段】 シーリング防水工事の施工において、汚
染から保護面を保護するために該保護面に貼着されるマ
スキングテープであって、該マスキングテープの一辺か
ら所定の一定距離となる位置を示す第一の標識であっ
て、該マスキングテープの背面側から見えるように形成
されている第一の標識を有するものである、マスキング
テープ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、マスキングテープに関し、より詳細にはシーリング防水工事の施工 において汚染から保護面を保護するために貼着されるマスキングテープに関する 。
【0002】
【従来の技術】
建物の外壁パネル等の目地のシーリング防水工事において、外壁パネル表面等 の、シーリング材等による汚染を防止するために、外壁パネル表面等へマスキン グテープを貼着して保護することが行われている。一方、シーリング材によって 形成される目地の面をパネル表面から所定距離(以下、「落とし幅」という。) だけ奥まった面に仕上げることがある。この場合の目地はいわゆる「落とし目地 」又は「さげ仕上げ目地」と呼ばれている(本明細書においては、「落とし目地 」という。)。
【0003】 図5は、落とし目地の一例を示す断面図であり、落とし目地の長手方向に対し て垂直な面によって切断した断面を示している。図5を参照して、外壁パネル1 a及び外壁パネル1bが接合面1cにおいて接合されている。外壁パネル1aと 外壁パネル1bとの間には凹部1dが形成されており、凹部1dの図中下部には シーリング材7が充填されている。シーリング材7によって形成される目地面7 aは、パネル表面1aa、1baに対して一定深さ(落とし幅)になるように形 成されている。
【0004】 次に、図5に示された落とし目地を形成する方法を説明する。図6は、図5に 示された落とし目地を形成するための第一工程を示す断面図であり、図5と同じ 部分の断面を示している。図6を参照して、外壁パネル1a及び外壁パネル1b が接合面1cにおいて接合されている。外壁パネル1aと外壁パネル1bとの間 には、シーリング材等が充填される凹部1dが形成されている。また、外壁パネ ル1aのパネル表面1aaと外壁パネル1bのパネル表面1baとは同一平面に 含まれるように配置されている。
【0005】 図7は、図6と同じ部分を示す、落とし目地を形成するための第二工程を示す 断面図である。図7を参照して、外壁パネル1aにはマスキングテープ3aが貼 着されており、外壁パネル1bにはマスキングテープ3bが貼着されている。マ スキングテープ3aとマスキングテープ3bとはいずれもその長手方向が図面に 対して垂直方向へ向いており、落とし目地の長手方向に対して垂直ないずれの面 によって切断しても図7と同じ断面形状を有している。マスキングテープ3aと マスキングテープ3bとはいずれもその一部が凹部1dへ侵入するように貼着さ れており、それらの侵入幅5は目地面(図7においては図示せず。)とパネル表 面1aa、1baとの距離即ち落とし幅に等しくなるように貼着されている。
【0006】 図8は、図6及び図7と同じ部分を示す、落とし目地を形成するための第三工 程を示す断面図である。図8を参照して、凹部1dの図中下部にはシーリング材 7が充填されている。シーリング材7によって形成されている目地面7aは、マ スキングテープ3a、3bの、凹部1dへ侵入した一辺3aa、3baと図中同 じ高さに仕上げられており、パネル表面1aa、1baに対して一定深さ(落と し幅)になるように形成されている。シーリング材7の表面を仕上げた後、シー リング材7が硬化する前にマスキングテープ3a、3bは剥離除去され、その後 、シーリング材7が硬化し図5に示された落とし目地が完成される。
【0007】 以上の工程のうち、図7に示された第二工程においてマスキングテープ3aと マスキングテープ3bとを貼着する作業は、侵入幅5が落とし幅に等しくなるよ うに行われる必要があることから、侵入幅5を定規等によって確認しつつ行われ ていた。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
このように、落とし目地を形成するためのシーリング防水工事においてマスキ ングテープを貼着する作業は、侵入幅が落とし幅に等しくなるように定規等によ って常に確認しつつ行うことが必要であったことから、作業効率や正確性が低い ことに加え、高所における作業の危険性(例えば、作業員の転落や定規の落下等 )を増大させていた。さらに、シーリング材7が硬化したか否かの判断は外観か らは困難であることから、硬化前のシーリング材7に過って触れてシーリング材 7を変形させる事故も発生していた。
【0009】 そこで本考案においては、落とし目地を形成するためのシーリング防水工事に おいて、定規等を用いることなく、所定の侵入幅が落とし幅に等しくなるように 迅速かつ正確に貼着することができるマスキングテープを提供することを目的と する。さらに、シーリング材の硬化完了時期等に関する情報等を第三者へ容易に 知らしめることができるマスキングテープを提供することをも目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のマスキングテープにおいては、マスキン グテープの一辺から所定の一定距離となる位置を示す、見ることが可能な標識が 形成されている。これによって、該標識を例えば外壁パネルの端辺へ沿わせるよ うにマスキングテープを貼着することで、該一定距離が侵入幅となるので、落と し幅に等しい該一定距離のマスキングテープを使用すれば、定規等を用いること なく、容易かつ正確に侵入幅を落とし幅に等しくすることができる。即ち、本考 案は、シーリング防水工事の施工において、汚染から保護面を保護するために該 保護面に貼着されるマスキングテープであって、該マスキングテープの一辺から 所定の一定距離となる位置を示す第一の標識であって、該マスキングテープの背 面側から見えるように形成されている第一の標識を有するものである、マスキン グテープである。
【0011】 本考案のマスキングテープは、シーリング防水工事の施工において、汚染から 保護面を保護するために保護面に貼着されるものである。本考案にいう「シーリ ング防水工事」とは、隙間に流動可能なシーリング材を充填し、該シーリング材 が固化することによって該隙間を塞ぐための工事をいい、代表的なものとしては 建造物の外壁パネル間の目地工事や住居内の水周り工事等を挙げることができる がこれらに限られるものではない。シーリング防水工事においては、流動物例え ばシーリング材やプライマー等を隙間に塗布又は充填することから、これらの流 動物によって隙間の周辺が汚染されることを防止するために保護面にマスキング テープを貼着する。従って、マスキングテープは、これら流動物の塗布又は充填 を開始する前に保護面に貼着され、塗布又は充填が完了した後に剥離され除去さ れる。
【0012】 本考案のマスキングテープは、所定の標識がマスキングテープの背面側から見 えるように形成することができかつ使用に際して便利なものであれば、いかなる 長さ、幅、及び厚さを有するものであってもかまわない。また、マスキングテー プの基材(粘着部分以外の部分をいう。)を形成する材料は、マスキングテープ に形成された標識の位置変化を防止するため、マスキングテープが容易に伸縮し ないものであればいかなるものであってもかまわない。即ち、マスキングテープ の寸法が、使用前経時的(温度変化をも含む。)に一定量以上変化したり、マス キングテープが貼付されるときに該マスキングテープに加えられる張力によって 一定量以上変化したりしないような材料によって形成されることが望ましい。さ らに、マスキングテープを剥離除去する際に、マスキングテープが切断されない 材料によって形成されることが望ましい。例えば、紙、ポリエチレンやポリプロ ピレン等の樹脂フィルム、アルミニウムやステンレス等の金属箔、そして綿や絹 等の布等が例示できる。とりわけ、紙は寸法安定性に優れ、取扱いが容易である と共に、安価であることから好ましく、中でも和紙は強度及び寸法安定性が高い ことから一層好ましい。これに使用される和紙は天然繊維又は合成繊維を主成分 とする機械抄きの紙が好ましい。さらに、マスキングテープの粘着部分は、該マ スキングテープが貼着される物体に該マスキングテープを十分固定でき、かつ該 マスキングテープを容易に剥離除去(剥離工程において、粘着部分に塗布された のりが該物体に残留せず、マスキングテープが切れないことが望ましい)するこ とができるものであれば既知のいかなる材料によって形成されてもよい。例えば 、天然ゴム系、合成ゴム系、及びアクリル系粘着剤等が例示できる。
【0013】 本考案のマスキングテープは、マスキングテープの一辺から所定の一定距離と なる位置を示す第一の標識であって、マスキングテープの背面側から見えるよう に形成されている第一の標識を有する。第一の標識は、マスキングテープの一辺 から所定の一定距離となる位置に形成されている。マスキングテープの一辺とは 、マスキングテープの長手方向に沿った、マスキングテープの端部のいずれか一 方をいう。通常、平行な2本の辺をマスキングテープは有する。マスキングテー プの一辺からの所定の一定距離は、通常採用される落とし幅と等しくされること が好ましいが、種々の落とし幅に対応できる汎用性を持たせるためには、幾つか の異なる一定距離となる位置を示すように幾つかの第一の標識を形成することが 好ましい。例えば、3mm、5mm、及び10mm等とすることができる。第一 の標識はいかなる方法によって形成されてもよいが、マスキングテープを貼着す るとき標識の確認を容易にするためには、マスキングテープの背面(マスキング テープの粘着面とは反対側の面をいう。以下、同じ。)側から見えるように形成 されることが好ましい。
【0014】 マスキングテープの他辺(一辺と平行なマスキングテープの端部)から該一定 距離となる位置を示す第二の標識であって、マスキングテープの背面側から見え るように形成されている第二の標識をマスキングテープがさらに有するようにし てもよい。このときの一定距離は、マスキングテープの一辺から第一の標識まで の距離と等しくされることが好ましい。こうすることでマスキングテープのいず れの辺かを問わず、所定の侵入幅でマスキングテープを貼着することができるの で極めて便利である。第二の標識の形成は、第一の標識の場合と同様に行うこと ができる。
【0015】 また、標識(第一の標識と第二の標識との両方を含む。)が辺に対して垂直方 向に一定の幅を有するようにすることで、所定の一定距離をとられた辺に近い標 識部分(以下、「近部」という。)と、該辺から遠い標識部分(以下、「遠部」 という。)とでは、該辺までの距離が該幅分だけ異なる。このため、単一の標識 であっても、近部を使用するか又は遠部を使用するかによって、2種類の侵入幅 を採用することができるので、マスキングテープに汎用性を付与することができ 非常に好ましい。該幅は、テープの幅等に応じて適宜決定してよく、例えば、1 mm,2mm及び3mm等とすることができる。
【0016】 本考案のマスキングテープに形成される標識(第一の標識と第二の標識との両 方を含む。)は、マスキングテープが被貼着物に貼着される際にマスキングテー プの背面側から目視によって確実かつ正確に容易に認識することができるもので あればいかなるものであってもよい。例えば、一辺又は他辺から所定の一定距離 となる位置を連続的に示した線を標識が備えるものであってもよく、こうするこ とで作業員に標識が認識されやすくなると共に一定距離となる位置の拡がりを認 識せしめ、作業の効率化及び正確化を図ることができる。この場合の線は、直線 、二重線、破線、及び一点鎖線等のいずれのものであってもよい。標識はいずれ の方法によって形成されてもよく、例えば、印刷、刻印、貼付、打ち抜き等を例 示することができる。また、標識が形成される面はマスキングテープの背面側か ら標識が十分認識されれば粘着面でもよいが、マスキングテープが不透明や半透 明の場合であれば背面に形成される方が認識されやすくなることから好ましい( 打ち抜き等によって粘着面と背面とを連絡するように該標識が形成される場合は 問題にならない。)。
【0017】 さらに、マスキングテープの背面側から見えるように、マスキングテープを使 用した作業に関する注意書きがさらに形成されてもよい。例えば、「シール養生 中につきさわらないで下さい」等の注意書きを形成したテープを貼着しておくこ とでシーリング材が硬化完了前であることを第三者に認識せしめることができる 。注意書きは、マスキングテープが貼着された後にマスキングテープの背面側か ら目視によって確実かつ正確に容易に認識することができるものであればいかな るものであってもよい。注意書きは、いずれの方法によって形成されてもよく、 例えば、印刷、刻印、貼付、打ち抜き等を例示することができる。注意書きが形 成される部分は、標識の認識を妨げない部分であればいずれの部分であってもよ いが、マスキングテープが不透明や半透明の場合であれば背面に形成される方が 認識されやすくなることから好ましい(打ち抜き等によって粘着面と背面とを連 絡するように注意書きが形成される場合は問題にならない。)。なお、注意書き の色彩を標識の色彩と異ならせること等によってより認識されやすくしてもよい 。
【0018】 本考案のマスキングテープは透明又は半透明であることが好ましい。本考案に おける「半透明」とは、マスキングテープを貼着した際、貼着物の輪郭が、マス キングテープを通して背面側から目視によって認識できることをいう。マスキン グテープを通して貼着物の輪郭が背面側から認識できれば、マスキングテープに 形成された標識を目標(例えば、外壁パネルの端辺)に沿わせてマスキングテー プを容易に貼着することができることから好ましい。従って、マスキングテープ は透明性が高いことが好ましい。
【0019】 本考案のマスキングテープはいかなる状態で収納されてもよく、例えば、粘着 部分が他のものに不意に粘着することを防止するため台紙を粘着部分に粘着させ た状態で束ねられてもよい。しかしながら、収納、運搬、及び使用を便ならしめ るためには、通常のテープのように渦巻き状に巻き込んで積層させた状態で収納 されるのが好ましい。
【0020】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して詳述するが、本考案はこ れに限定されるものではない。
【0021】 図1は、一実施例の、本考案のマスキングテープを示す斜視図である。図1を 参照して、マスキングテープ11が、円筒形の巻き芯13の側面外周部分に渦巻 き状に巻き付けられ積層され収納されている。マスキングテープ11は、粘着剤 が塗布された粘着面15と、粘着面15がその一面に接している背面17と、を 有する。背面17には、マスキングテープ11の一辺11aから所定の一定距離 (本実施例においては3mm)だけ離れた位置に第一の標識19aが形成されて いる。一方、マスキングテープ11の他辺11bから所定の一定距離(本実施例 においては3mm)だけ離れた位置に第二の標識19bが形成されている。第一 の標識19aと第二の標識19bとのいずれもマスキングテープ11の背面17 側から見えるように形成されている。なお、本実施例の場合、第一の標識19a と第二の標識19bとは、それぞれ1本ずつ形成されているが、マスキングテー プ11の用途等に応じてそれぞれ2本以上形成してもよい。第一の標識19aと 第二の標識19bとは、いずれも連続した直線によって形成されており、一定の 幅(本実施例においては2mm)を有している。マスキングテープ11の基材は 和紙によって形成されており、マスキングテープ11は半透明である。
【0022】 図2は、他の一実施例の、本考案のマスキングテープを示す上面図である。図 2は、マスキングテープ11の背面17に対して垂直上部方向からマスキングテ ープ11の一部を見たところを示している。図2を参照して、マスキングテープ 11の一辺11aから所定の一定距離(本実施例においては5mm)だけ離れた 位置に第一の標識19aが形成されている。一方、マスキングテープ11の他辺 11bから所定の一定距離(本実施例においては5mm)だけ離れた位置に第二 の標識19bが形成されている。第一の標識19aと第二の標識19bとのいず れもマスキングテープ11の背面17側から見えるように形成されている。なお 、本実施例の場合、第一の標識19aと第二の標識19bとは、それぞれ1本ず つ形成されているが、マスキングテープ11の用途等に応じてそれぞれ2本以上 形成してもよい。第一の標識19aと第二の標識19bとは、いずれも連続した 直線によって形成されており、一定の幅(本実施例においては2mm)を有して いる。第一の標識19aと第二の標識19bとの間には注意書き21、23が形 成されている。注意書き21は、「シール養生中につきさわらないで下さい」と の文言が記載されており、第三者の不意の接触事故を防止することができる。ま た、注意書き23は、「平成 年 月 日硬化完了」との文言が記載されており 、第三者に硬化完了時期を知らしめることができる。図1のマスキングテープと 同様に、マスキングテープ11の基材は和紙によって形成されており、マスキン グテープ11は半透明である。
【0023】 次に、本考案のマスキングテープの使用方法を説明する。図3は、図1に示し たマスキングテープ11が外壁パネル1aのエッジ25に貼着されたところを示 す斜視図である。シーリング材によって形成される目地面がパネル表面1aa、 1baに比して3mm(落とし幅)落とされて仕上げられる場合、マスキングテ ープ11の一辺11aをエッジ25から3mm低い場所に貼着する必要がある。 この場合、マスキングテープ11は、その標識19aの近部19aaがエッジ2 5に沿うように貼着されることによって、侵入幅が丁度落とし幅3mmになる。 また5mmの落とし幅であれば、標識19aの遠部19abをエッジ25に合わ せてマスキングテープ11を貼着すればよい。また、図2に示したマスキングテ ープのように「シール養生中につきさわらないで下さい」等の注意書きをマスキ ングテープ11に形成してもよい。
【0024】 図4は、図3に示した外壁パネル1bのエッジ27にも同様にマスキングテー プを貼着した後、シーリング材7を充填したところを示した断面図である。図4 は、目地の長手方向に対して垂直な面による切断面を示している。シーリング材 7によって形成される目地面7aは、パネル表面1aa、1baに比して3mm 落とした(図中低い)ところに形成され仕上げられている。この後、シーリング 材7が硬化する前にマスキングテープは剥離除去される。なお、本実施例では用 いていないが、必要に応じて、シーリング材7を充填する前にパックアップ材を 充填したりプライマーを塗布してもよい。
【0025】 目地を形成するために、外壁パネル1aのエッジ25や外壁パネル1bのエッ ジ27に貼着されたマスキングテープとは別個に、「シール養生中につきさわら ないで下さい」や、「平成 年 月 日硬化完了」等の注意書きを形成したマス キングテープを目地の近くに貼着することで、マスキングテープを使用した作業 に関する注意を第三者に知らしめることができる。なお、「平成 年 月 日硬 化完了」の注意書きは硬化完了日を記入することによって、第三者にシーリング 材の硬化完了時期を知らせることができる。その後、シーリング材が硬化し、注 意書きを形成したマスキングテープを剥離除去してシーリング防水工事が完了さ れる。
【0026】
【考案の効果】
本考案は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を 奏する。即ち、本考案のマスキングテープによれば、マスキングテープの一辺か ら所定の一定距離となる位置を示す、見ることが可能な標識が形成されているの で、該標識を外壁パネルの端辺等の目標に沿わせて該マスキングテープを貼着す ることによってマスキングテープの侵入幅を該一定距離にすることができ、定規 等を用いることなく、侵入幅が落とし幅に等しくなるように迅速かつ正確に貼着 することができるマスキングテープとすることができる。さらに、マスキングテ ープにシーリング材の硬化完了時期等に関する注意書き等を形成すれば、該注意 書きの内容を第三者へ容易に知らしめることができ、硬化前の、第三者による接 触事故を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のマスキングテープを示す斜
視図である。
【図2】本考案の他の一実施例のマスキングテープの一
部を示す上面図である。
【図3】図1に示されたマスキングテープを外壁パネル
のエッジに貼着したところを示す斜視図である。
【図4】図3に示した目地にシーリング材を充填したと
ころを示す断面図である。
【図5】落とし目地の一例を示す断面図である。
【図6】落とし目地を形成するための従来の第一工程を
示す断面図である。
【図7】落とし目地を形成するための従来の第二工程を
示す断面図である。
【図8】落とし目地を形成するための従来の第三工程を
示す断面図である。
【符号の説明】
1a、1b 外壁パネル 1aa、1ba パネル表面 1c 接合面 1d 凹部 3a、3b 従来のマスキングテ
ープ 3aa、3ba 従来のマスキングテ
ープの一辺 5 侵入幅 7 シーリング材 7a 目地面 11 マスキングテープ 11a マスキングテープ
の一辺 11b マスキングテープ
の他辺 13 巻き芯 15 粘着面 17 背面 19a 第一の標識 19aa 近部 19ab 遠部 19b 第二の標識 21、23 注意書き 25、27 エッジ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年2月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項該第一の標識が、連続した線によって形成
されているものである、請求項1乃至3のいずれかに記
載のマスキングテープ。
【請求項】該マスキングテープの背面側から見えるよ
うに、該マスキングテープを使用した作業に関する注意
書きがさらに形成されているものである、請求項1乃至
のいずれかに記載のマスキングテープ。
【請求項】該マスキングテープが透明又は半透明であ
る、請求項1乃至のいずれかに記載のマスキングテー
プ。
【請求項】該マスキングテープの基材が和紙によって
形成されているものである、請求項1乃至のいずれか
に記載のマスキングテープ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 撰 眞行 岡山県倉敷市片島町236番地 カモ井加工 紙株式会社内

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シーリング防水工事の施工において、汚染
    から保護面を保護するために該保護面に貼着されるマス
    キングテープであって、 該マスキングテープの一辺から所定の一定距離となる位
    置を示す第一の標識であって、該マスキングテープの背
    面側から見えるように形成されている第一の標識を有す
    るものである、マスキングテープ。
  2. 【請求項2】該マスキングテープの他辺から該一定距離
    となる位置を示す第二の標識であって、該マスキングテ
    ープの背面側から見えるように形成されている第二の標
    識をさらに有するものである、請求項1に記載のマスキ
    ングテープ。
  3. 【請求項3】該第一の標識及び/又は該第二の標識が、
    連続した線によって形成されているものである、請求項
    1又は2に記載のマスキングテープ。
  4. 【請求項4】該マスキングテープの背面側から見えるよ
    うに、該マスキングテープを使用した作業に関する注意
    書きがさらに形成されているものである、請求項1乃至
    3のいずれかに記載のマスキングテープ。
  5. 【請求項5】該マスキングテープが透明又は半透明であ
    る、請求項1乃至4のいずれかに記載のマスキングテー
    プ。
  6. 【請求項6】該マスキングテープの基材が和紙によって
    形成されているものである、請求項1乃至5のいずれか
    に記載のマスキングテープ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013199778A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Tadashi Hashimoto 壁装用コーナー材及びその成形方法
JP7368021B1 (ja) 2022-10-07 2023-10-24 株式会社赤米 目地シール施工用マスキングテープ及びこれを用いた目地シール施工方法

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