JP4017153B2 - 容器用ラベル及びラベル付き容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、容器用ラベル及びラベル付き容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平8−133249号公報には、瓶、缶、プラスチックボトルにラベルを装着する方法及び装置が開示されている。また、特開平10−264911号公報及び特開平11−189227号公報には、丸みを帯びた角柱状のプラスチック容器にラベルを貼着する装置が開示されている。また、特許第2595264号公報には、連続する容器にラベルを次々に貼着する方法が開示されている。
【0003】
このようなラベル付き容器の典型例は、ミネラルウオータ、お茶などを充填したPETボトルであり、この種のPETボトルにラベルを貼着し、このラベルに商標などを付して販売されている。
【0004】
これに適したラベルの貼着方法に関し、(特公平4−40257号(特開平4−40257号)は、長尺フィルムの裏面に所定間隔で帯状に接着剤を塗布し、この帯状の塗布幅を半分に分割するように切断することによりラベルを形成し、このラベルを容器の周囲に巻回することを教示している。この教示に従えば、ラベルは、その両端部に、各側縁に接し且つ等しい幅の接着剤塗布領域を有する。このラベルは、その一端部が容器の壁面に接着され、他端部がラベルの一端部の上に重ね合わせられて、この一端部の上に接着される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
資源の有効利用の観点から、大量に消費されるPETボトルは、これを回収して再生することの重要性が認識されるに至っている。回収したPETボトルを再生するには、ボトルからラベルを剥がすことが必要とされる。
【0006】
例えば、特公平4−40257号に開示のラベルの場合、一般的には、ラベルの他端部から剥がすことになるが、この他端部が一端部の上にしっかりと接着されているため、ラベルを剥離させる作業は容易ではなく、時間を要する作業であった。このことは、他の容器についても同様である。
【0007】
そこで、本発明の目的は、ラベルに貼着した容器からラベルの不用意な剥離を防止しつつ意図的に剥離させるときの作業性を向上することのできる容器用ラベル及びラベル付き容器を提供することにある。
【0008】
本発明の更なる目的は、容器にラベルを貼着したときに、皺の発生を抑えることのできる容器用ラベル及びラベル付き容器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる技術的課題は、本発明によれば、基本的には、
容器の周囲に巻回される容器用ラベルであって、該ラベルの前端部を容器に接着して一定の張力を前記ラベルの長手方向に与えながら前記ラベルを前記容器に巻回して該ラベルの後端部を前記ラベルの前端部の上に接着する容器用ラベルにおいて、
前記ラベルの前端部には、該ラベルの幅方向にいっぱいに連続して延びる第1強接着領域と、該ラベルの幅方向中央部分に該ラベルの前端部の端縁に接した第1弱接着又は非接着領域とが設けられ、
前記ラベルの後端部には、該後端部の端縁に接し且つ該後端部の両側縁に接する第2強接着領域と、前記ラベルの幅方向中央部分において該後端部の端縁に接した第2弱接着又は非接着領域とが設けられ
前記ラベル前端部の第1弱接着又は非接着領域の面積が前記ラベル後端部の第2弱接着又は非接着領域よりも小さいことを特徴とする容器用ラベルを提供することにより達成される。
【0010】
本発明に従う容器用ラベルは、典型的には、ラベルの後端部を前端部の上に接着される。ラベル後端部の接着力が弱い領域は、ラベルを剥離させるための初期操作をアシストする機能を有する。この初期操作は、作業員が爪をラベルの後端縁に係合させることから始めるときに、ラベル後端部が部分的に相対的に接着力が弱められているため、この接着力が弱い部分からラベルが剥がれ始める。ここに、ラベル後端部の幅方向中央部分がラベルの幅方向端部の接着力に比べて弱いというのは、ラベル後端部の幅方向中央部分が接着していないことを含む。その一方で、ラベルの前端部は、その接着力がラベルの幅方向に実質的に均一であるため、ラベルを容器に貼着する際に、ラベルの前端部を容器に接着させた状態でラベルに付与する張力によって、ラベルが部分的に伸長又はラベルの前端部の一部が変位するのを防止することができ、容器に貼着したラベルに皺が発生するのを防止することができる。
【0011】
【実施の形態】
以下に、添付の図面に基づいて本発明の好ましい実施の形態を詳しく説明する。
図1は、本発明を適用したプラスチックボトルを例示しており、図示のプラスチックボトル1は、PETボトルと呼ばれる容器であり、このボトル1の中に液体飲料、例えばお茶やミネラルウオータが充填される。また、図示のPETボトル1は、その容積が500mlであるが、これに限定されるものではなく、例えば2リットル入りのボトルであってもよい。
【0012】
図1の500ml入りPETボトル1は、その上部に、商標などを印刷したプラスチック製ラベル2が巻回されており、このラベル2が取り付けられる部位は、図2に示すように、略矩形又は略正方形の断面形状からなり、このラベル配置部位は、四つの丸みを帯びたコーナ部分又は角隅部分3を有する。すなわち、コーナ部分又は角隅部分3は、外方に向けて凸の湾曲した横断面形状を有する。
【0013】
以下に、ラベル2について詳しく説明するが、本発明は、先の500ml入りPETボトル1に限定されない。例えば、500ml入りPETボトルとして、図3に示すように、ラベル配置部位が、ほぼ正方形の四つのコーナ部分又は角隅部分3を比較的幅狭の略平らな面4で切欠いた断面形状を備えたボトル5が知られており、これにミネラルウオータなどを充填して販売されているが、このようなボトル5に対しても本発明を適用することができる。
【0014】
別の例として、2リットル入りPETボトルとして、図4に示すように、ラベル配置部位が、比較的扁平な矩形又は長方形の四つのコーナ部分又は角隅部分3を比較的幅狭の略平らな面4で切欠いた断面形状を備えたボトル6が知られているが、このようなボトル6に対しても本発明を適用することができる。
【0015】
更に別の例として、500ml入りPETボトルとして、図5に示すように、ラベル配置位置が、等間隔に六つの突出部7を備えた略円形の断面形状を備えたボトル8が知られており、このボトル8の突出部7はボトルの長手方向つまり縦方向に延びている。本発明は、このようなボトル8に対しても適用することができる。
【0016】
また、ラベル配置位置は図1のPETボトル1では、ボトル本体の上部に設けられているが、ラベル配置位置がボトル本体のほぼ全体に位置するものであってもよい。換言すれば、ラベル2の高さ寸法又は幅寸法は、ボトル本体の長手方向寸法つまり全長にほぼ等しいものであってもよい。
【0017】
以下に、ラベル2について図1及び図2に図示したPETボトル1に適用した場合を例に説明するが、この説明は、上述した他の形状のボトル5、6、8を含む他の容器に等しく適用できることは云うまでもない。
【0018】
ラベル2は、ボトル1を一巻きして、その両端部分が互いに重なり合う程度の長さ寸法を有する。ラベル2の裏面には、その一端部2aと他端部2bとに接着剤10、11が夫々塗布されており、ラベル2の一端部2aは、接着剤10によってボトル1に接着され、ラベル2の他端部2bは、一端部2aの上に重なって、接着剤11により、少なくとも、この一端部2aに接着される。
【0019】
接着剤10、11として使用可能な接着剤として、従来と同様に、比較的冷え固まり難い感熱性接着剤であってもよいが、接着剤10と11とを別の接着剤で構成し、少なくとも、ラベルの上に接着されるラベル他端部2bの接着剤11を、瞬間的に冷え固まりやすい特性を有している、例えば熱可塑性樹脂を主成分とする感熱性接着剤であるのがよい。
【0020】
図7以降の図面は、本発明に関連したラベル2を例示するものである。これらの図面に図示したラベル2は、ロール状のラベル源(図示せず)から延出する長尺の帯状のプラスチックシート又はフィルム、典型的には帯状プラスチックフィルム12を、図外のナイフ又はカッターにより、所定長さに切断することにより形成される。帯状フィルム12の切断箇所又は切断線を一点鎖線13で示す。
【0021】
帯状フィルム12をロール状ラベル源から引き出し、次いで、これを切断してラベル2を形成した後に、このラベル2をボトルに巻回して接着させる技術は、特開平10−264911号に詳しく説明されている。この特開平10−264911号の開示の全てをここに組み込むが、帯状フィルム12はボトル1に向けて供給される途中で切断されて、ラベル2が形成される。帯状フィルム12の移動方向を図7に矢印で示す。ラベル2は、その一端側からボトル1に接近する。説明の都合上、ラベル2がボトル1に対して最初に接近する側の端又は端部を「前端」又は「前端部」と呼び、これと反対側つまりボトル1に最後に接近する側を「後端」又は「後端部」と呼ぶ。
【0022】
この「前端」及び「後端」という言葉を使ってラベル2を説明すると、ラベル2はボトル1にアクセスする途中で加熱され、次いで、前端部2aをボトル1に圧接した後、一定の張力で引っ張られながらボトル1の周囲に巻き付けられ、その後、後端部2bがラベル前端部2aの上に貼着される。一般的なラベル装着システムにあっては、ラベル前端部2aをボトル1に貼着させるときには、比較的大きな圧接力を提供するが、ラベル後端部2bをラベル2の上に貼着させるときの圧接力は比較的小さい。
【0023】
図7に示す例では、ラベル2の裏面には、その前端部2aに、第1の強接着領域15と第1の弱接着又は非接着領域16とを有し、また、ラベル2の後端部2bに、第2の強接着領域17と第2の弱接着又は非接着領域18を有する。第1の強接着領域15には、この領域15の全域にわたって全面的に上述した接着剤10が塗布され、他方、第2の強接着領域17には、この領域17の全域にわたって全面的に上述した接着剤11が塗布されている。
【0024】
第1の強接着領域15は、ラベル2の前端縁に接して位置しており、ラベル2の幅方向にいっぱいに延びている。すなわち、第1の強接着領域15は、ラベル2の前端縁及び両側縁に接して位置している。その一方で、第1の弱接着又は非接着領域16は、ラベルの幅方向W中央部分に位置し、ラベル2の前端縁に接して位置している。
【0025】
すなわち、第1の強接着領域15は、ラベル2の幅方向W中央部分において、ラベル2の前端縁に接して矩形形状に切り欠いた形状を有し、この矩形の切欠き部分に第1の弱接着又は非接着領域16が形成されている。
【0026】
第2の強接着領域17は、ラベル2の後端縁に接して位置しており、ラベル2の幅方向Wにいっぱいに延びている。すなわち、第2の強接着領域17は、ラベル2の後端縁及び両側縁に接して位置している。その一方で、第2の弱接着又は非接着領域18は、ラベル2の幅方向W中央部分に位置し、ラベル2の後端縁に接してラベル2の幅方向に連続的に細長く延びている。
【0027】
すなわち、第2の強接着領域17は、ラベル2の幅方向W中央部分において、ラベル2の後端縁に接して細長い矩形形状に切り欠いた形状を有し、この矩形の細長い切欠き部分に第2の弱接着又は非接着領域18が形成されている。
【0028】
図7のL1は、ラベル2の長さ寸法を示し、L2は、ボトル1の周囲長さを示す。また、w1は、第1強接着領域15の幅を示し、w2は、第2強接着領域17の幅を示す。
【0029】
この実施の形態では、第2の強接着領域17の幅w2は、図7から理解できるように、ボトル周囲長さL2よりもラベル2の長手方向内方側に入り込んでいる。したがって、ラベル2をボトル1に巻回したときに、ラベル2の後端部は、第2の強接着領域17の接着剤11によって、ラベル2の前端部の上に接着されると共にボトル1の壁面に接着することになるが、これは必須ではなく、ラベル2の後端部2bが、少なくともラベル2の前端部2aの上だけに接着するようにしてもよい。
【0030】
図7のラベル2を形成するのに、帯状フィルム12に、ラベル2の長さ寸法L1毎に離間して、ラベル2の幅方向に真っ直ぐに延びる切断線13を挟んで、第1、第2の強接着領域15、17を含む一つの連続した接着剤帯又は連続接着剤塗布領域19を形成するように接着剤を塗布すればよい。この第1、第2の強接着領域15、17を含む帯又は領域19は、帯状フィルム12の幅方向いっぱいに延び、その中央領域に切断線13を挟んで第1、第2の非接着剤領域16、18が矩形の空所20として連続的に形成される。
【0031】
帯状フィルム12に塗布される接着剤塗布ゾーン19は、これを真ん中で2分割するように切断線13が設定され(w1=w2)、この切断線13に関して、矩形の空所20は前方向にオフセットして配置されている。すなわち、帯状フィルム12を図外のカッタ又はナイフにより切断してラベル2を形成したときに、ラベル2の後端部2bに位置する第2の弱接着又は非接着領域18はその面積が大きく、他方、ラベル2の前端部2aに位置する第1の弱接着又は非接着領域16はその面積が僅かであり、ラベル2の前端部2aの第1の強接着領域15が発揮する接着力は、ラベル2の幅方向Wにおいて実質的に均一である。
【0032】
矩形の空所20の前方へのオフセットに関し、矩形の空所20の後端縁を切断線13に一致させるようにしてもよく、また、空所20を前方に拡大して、ラベル2の後端部2bに位置する第2の弱接着又は非接着領域18によって、この後端部2bの第2強接着領域15を分離させるようにしてもよい(図8)。なお。図8の第2の弱接着又は非接着領域18は矩形形状を有しているが、この形状は任意であり、例えば、ラベル後端縁に向けて末広がりの形状であってもよい。
【0033】
図2は、ラベル2の上端部分つまりボトル1のラベル配置位置の上端部分を図1のII−II線に沿って切断した横断面図であり、この図2は、ボトル1に巻回した後のラベル2の状態を説明するための図である。なお、この図2は、ラベル2とボトル1の輪郭線の錯綜を回避するため、ラベル2をボトル1から離して図示してあるが、実際は、ラベル2はボトル1に密着した状態にあると理解すべきである。
【0034】
図6は、図2と同様にボトル1の横断面図であるが、図1のVI−VI線に沿って切断した断面図である。すなわち、図6は、ボトル1のラベル配置位置の上下方向中央部分、つまりラベル2の幅方向W中央部分を図示するものである。
【0035】
図2及び図6を参照すれば、ラベル2は、その前端部2aが接着剤10によってボトル1に接着され、この前端部2aの上に後端部2bが重なっていることが分かるであろう。また、図2から分かるように、ラベル2の後端部2bにおいて、図1を見たときに、その上側領域と下側領域とが、接着剤11によってラベル2の前端部2aに接着されている。
【0036】
他方、ラベル2の後端部2bの高さ方向又は幅W方向中央部分は、図6からも分かるように、第2の弱接着又は非接着領域18によって、ラベル2の前端部2aと接着していない部分を含み、ラベル2の後端縁及びこれに隣接する領域がラベル2の前端部2aに接着されていないことが理解できるであろう。
【0037】
なお、図6においても、ラベル2とボトル1の輪郭線の錯綜を回避するため、ラベル2をボトル1から離して図示してあるが、実際は、ラベル2はボトル1と密接した状態にあり、また、ラベル2の後端部2bは、前端部2aに密接した状態にあると理解すべきである。
【0038】
ボトル1の通常の使用状態では、ラベル2がボトル1と密接した状態にあり、また、後端部2bの上及び下の角隅部分が接着剤11によってラベル2の前端部2aに接着されている。ラベル2の後端部2bの二つの角隅部は、外部からの物理的な作用によって、最も剥離し易いのであるが、この二つの角隅部が、接着剤11によって、ラベル2の前端部2aの上にしっかりと接着されていることから、これによりラベル2の不用意な剥離を防止することができる。
【0039】
業者がボトル1を回収した後で、又は、ユーザが飲み終わった後でボトル1を廃棄するときに、ラベル2をボトル1から剥離させるには、ラベル2の後端部2bの中央に位置する第2の弱接着又は非接着領域18に指Fを差し込むようにして爪Nがラベル2の後端縁と係合したら、ラベル2を持ち上げるようにすれば、この第2の弱接着又は非接着領域18からラベル2をボトル1から引き離すことができる。この作用を図6の仮想線で示してある。そして、このラベル2の後端部2bは、特に後端縁の近傍は、第2の弱接着又は非接着領域18によって接着剤11の塗布面積が実質的に減少していることから、ボトル1から比較的容易に剥離し始めるであろう。
【0040】
ひとたび、ラベル2の後端部2bがボトル1から剥離されれば、後は、ラベル2を引っ張ることで、ラベル2の前端部2aをボトル1から容易に剥離させることできる。
【0041】
以上の説明から理解できるように、ラベル2の後端部2bの幅W方向中央部分に、後端縁に臨ませて形成した第2の弱接着又は非接着領域18は、ラベル2を剥離させるための初期操作をアシストする機能を有する。この初期操作は、作業員が指Fの爪Nをラベル2の後端縁に係合させることから始めることができる。したがって、ラベル2の後端部2bに形成した第2の弱接着又は非接着領域18の高さ寸法H、つまりラベルにおける幅方向長さHは、この領域18の後端縁に対して、作業員が指Fの爪Nを少なくとも第2の弱接着又は非接着領域18の後端縁に係合させることのできる長さであればよい。具体的には、ラベル後端部2bの弱接着又は非接着領域18の幅方向長さ寸法Hとしては、約10〜60mm程度であると例示することができる。
【0042】
ラベル2の後端部2bには、本発明によれば次の2つの事項が求められる。
第1に、不用意に剥離しないこと;
第2に、第2の弱接着又は非接着領域18の後端縁に爪Nを係合させ易く且つ爪Nを係合させた後でラベル2の後端縁を引き上げたときに、ラベル2の後端部2bが剥離し易いこと;
【0043】
上記第1の要請に対し、ラベル2の後端部2bの2つの角隅部、より厳密に言えば、ラベル2の後端縁において、ラベル2の幅W方向の両端が接着剤11によってラベル2の前端部2aの上にしっかりと接着されていることによって、上記第1の要請を満たすことができる。
【0044】
すなわち、上記の実施の形態及び以下の実施の形態では、ラベル2の他端部2bには、その他端縁に接した領域において、ラベルの少なくとも2つの角隅部分が前記ラベルの一端部の上に強く接着する強接着領域17が形成され、この他端縁に接した領域において、ラベル2の幅方向中央部分がラベル一端部2aの上に弱接着又は非接着される領域18が形成されている。換言すれば、ラベル他端部2bの接着力は、ラベルの幅方向W端部の接着力に比べて幅方向W中央部の接着力が弱い。
【0045】
換言すれば、ラベル他端部2bには、接着剤を塗布した強接着領域17と、接着剤を塗布しない又は弱い接着性を備えた弱接着又は非接着領域18が形成され、強接着領域が17、ラベル2の少なくとも2つの角隅部分に位置し、
弱接着又は非接着領域18が少なくともラベルの中央部分に位置し且つラベルの他端縁に接して位置している。
【0046】
上記第2の要請に関し、この第2の要請に応えるには、第2の弱接着又は非接着領域18は、作業者が手探りでこの領域18を容易に見つけ出すことができるように、ある程度の連続した高さ寸法Hを備えているのがよい。ちなみに、図7や図8の例では、第2の弱接着又は非接着領域18の高さHは、ラベル2の幅Wの1/7〜2/3である。このように、第2の弱接着又は非接着領域18に、ラベル2の後端縁に沿ってある程度の広がりを与えることで、作業者が第2の弱接着又は非接着領域18を探し易くなる。
【0047】
また、このように第2の弱接着又は非接着領域18に関し、ラベル2の後端縁に沿ってある程度の広がりを与えること、つまり第2の弱接着又は非接着領域18の高さHを大きくすることは、換言すれば、ラベル2の後端縁を臨む領域において接着剤11の塗布面積を減少させて接着力を弱めることであり、これにより、ラベル2の後端部2bが剥離し易くなる。
【0048】
また、ボトル1にラベル2を貼着する作業に関し、前述したように、ボトル1にラベル前端部2aを接着し、次いで、一定の張力をラベル2の長手方向に与えながらラベル2をボトル1に巻回して、ラベル2の後端部2bをラベル前端部2aの上に接着させるのであるが、ラベル2の前端部2aの接着力がラベル2の幅方向Wに実質的に均一であることから、ラベル前端部2aに接着力が弱い領域が存在する場合にラベル2を巻回する際の張力によってラベル2の前端部2aの接着位置に局部的にズレが生じることにより又はラベルの伸び方がラベル2の上下と中央部分とで異なることにより、ボトル1に貼着したラベル2に皺が発生してしまうのを防止することができる。この効果は、接着剤として上述した感熱性瞬間接着剤を用いると、より一層効果的であるが、一般的なラベル装着システムではラベル前端部2aをボトル1に貼着させるときの圧接力が比較的大きいことから、ラベル前端部2aの第1の強接着領域15がラベル2の幅方向にほぼ均一(第1弱接着又は非接着領域16の面積が小さい)であれば、従来の比較的冷え固まり難い感熱性接着剤であってもよい。なお、この硬化を更に効果的に発揮させるのに、ラベル2は、例えば100℃に加熱した状態で長手方向に2mm引っ張ったときの応力が1.1N(ニュートン)以上の引張強度を備えたラベルであるのが好ましい。
【0049】
図7に例示の帯状フィルム12では、接着剤を塗布した領域19の中央部分において前方にオフセットした状態で帯状フィルム12の幅W方向に延びる比較的細長い矩形の空所20が形成され、図外のカッター又はナイフで切断線13に沿ってフィルム12を切断したときに、ラベル2の前端部2aに僅かな面積の第1の弱接着又は非接着領域16が形成されるが、この僅かな面積の第1の領域16を設定することにより、帯状フィルム12を図外のカッター又はナイフで切断する工程で切断箇所に誤差又は公差が発生したとしても、第2の弱接着又は非接着領域18を確実にラベル2の後端縁に接した状態で形成することができる。
【0050】
図7や図8の例では、空所20には、接着剤が全く塗布されないが、この空所20に、例えば接着剤を点在させるように塗布することでラベル2の第2の領域18(第1の領域16)を弱接着領域にすることができる。
【0051】
また、第2の領域18(第1の領域16)を弱接着領域にする他の方法として、例示として下記のものを挙げることができる。
▲1▼強接着領域15の接着剤10よりも接着力の弱い接着剤を矩形の空所20に塗布する;
▲2▼強接着領域15の接着剤10と共通の接着剤を矩形の空所20に塗布するのであれば、この矩形の空所20に接着剤を塗布する厚みを薄くする;
▲3▼上記▲1▼、▲2▼に関し、矩形の空所20に接着剤を塗布するときに、厚みを均一となるように塗布しないで、凸凹するように塗布する。
【0052】
図7の例に関し、矩形の空所20に溶剤を塗布することにより、第1、第2の弱接着又は非接着領域16、18に弱い接着力を付与するようにしてもよい。溶剤を塗布することによりプラスチックラベルに接着力を付与する方法は、日本国特許第2595264号に開示されているので、この特許第2595264号に開示の内容を、この明細書に組み込むが、溶剤を塗布することにより矩形の空所に弱い接着機能を付与するには、例えば、ラベル2の材質としてポリプロピレンを選択し、溶媒として、チクロロメタン、ジクロロエタン、酢酸イソアミルなどから選択すればよい。
【0053】
図9以降の図面は、帯状フィルム12の変形例を示すものである。これら変形例の帯状フィルムに含まれる要素のうち、既に説明した要素には、同一の参照符号を付すことにより、その説明を省略する。
【0054】
図9を説明すると、この図9の実施の形態は、図7のように帯状フィルム12に所定の間隔で塗布される連続接着剤塗布領域19に矩形の空所20を設け、これを切断線13で分割して、ラベル2の前端部2aに位置する第1の弱接着又は非接着領域16を形成する場合、この第1の弱接着又は非接着領域16の接着力の不足分を第1強接着領域15を拡大することにより補完することを提案している。
【0055】
この図9は、矩形の空所20には、接着剤を塗布しない場合を例示しており、したがって、第1の非接着領域16と実質的に同じ面積の接着力補完領域30が、第1の強接着領域15の後方に第1非接着領域16に対応した位置に形成されており、この接着力補完領域30によって第1強接着領域15の幅w1をラベルの幅方向Wにおいて実質的に同一にすることにより、ラベル2の前端部2aの第1の強接着領域15が発揮する接着力がラベル2の幅方向Wに均一になるように設計されている。
【0056】
図10を説明すると、この図10の実施の形態は、ラベル前端部2aの接着力をラベル2の幅方向Wに均一化するために、図7のように帯状フィルム12に所定の間隔で塗布される接着剤塗布領域19の矩形の空所20に接着剤を薄く塗布する又はドット状に塗布するなどの、前述した手法によりラベル前端部2aに第1弱接着領域16を形成することにより、ラベル前端部2aの接着力をラベル2の幅方向Wに実質的に均一になるように設計されている。
【0057】
図11は、ラベル前端部2aの接着力をラベル2の幅方向Wに均一化するために、帯状フィルム12に所定の間隔で塗布される接着剤塗布ゾーン19の空所20の形状をラベル2の幅方向Wに細長い長円形状とし、また、この長円形状の空所20を切断線13を挟んで前方にオフセットして配置するようにしてある。この空所20は接着剤を塗布しないようにしてもよく、また、前述した手法により、この空所20に弱い接着性を付与するようにしてもよい。
【0058】
この図11の実施の形態によれば、ラベル前端部2aの第1の弱接着又は非接着領域16は円弧状であり、この領域16が矩形の場合に比べて、第1の弱接着又は非接着領域16の面積を縮小することができ、これにより、ラベル前端部2aの接着力をラベル2の幅方向Wに実質的に均一化することができる。
【0059】
図12は、ラベル前端部2aの接着力をラベル2の幅方向Wに均一化するために、帯状フィルム12に所定の間隔で塗布される接着剤塗布ゾーン19の空所20の形状を、切断線13を挟んで、その前方が矩形であるのに対して、後方が三角形状となるように設計されている。この空所20は接着剤を塗布しないようにしてもよく、また、前述した手法により、この空所20に弱い接着性を付与するようにしてもよい。
【0060】
この図12の実施の形態によれば、ラベル前端部2aの第1の弱接着又は非接着領域16は後方に向けて小さくなる三角形状であり、この領域16が矩形の場合に比べて、第1の弱接着又は非接着領域16の面積を縮小することができ、これにより、ラベル前端部2aの接着力をラベル2の幅方向Wに実質的に均一化することができる。
【0061】
図13は、ラベル前端部2aの接着力をラベル2の幅方向Wに均一化するために、図11や図12のように第1の弱接着又は非接着領域16の形状をラベル2の前端縁から後方に向けて領域16の占める面積が縮小する形状にした場合、領域16の形状と相補的な形状の接着力補完領域30を第1の強接着領域15の後方に配置することを提案している。
【0062】
図13は、図11に関連して円弧状の接着力補完領域30を例示しているが、この接着力補完領域30を図12に関連して三角形状にしてもよい。この接着力補完領域30によって第1強接着領域15の幅w1をラベルの幅方向Wにおいて実質的に同一にすることができ、ラベル2の前端部2aの第1の強接着領域15が発揮する接着力がラベル2の幅方向Wに均一になるように設計されている。このように接着力補完領域30を追加するのであれば、上述した空所20には接着性を付与することなく、ラベル前端部2aの接着力をラベル2の幅方向Wに均一化することができ、これによりボトル1に貼着したラベル2に皺が発生するのを効果的に防止することができる。
【0063】
図14は、ラベル前端部2aに第1の弱接着又は非接着領域16を設けた場合に、このラベル前端部2aの接着力をラベル2の幅方向Wに均一化するために、第1強接着領域15に隣接して、その後方にラベル2の幅方向Wに伸びる追加の強接着領域37を設けることを提案している。
【0064】
この図14の実施の形態によれば、第1の強接着領域15が、追加の強接着領域37によって、その面積が拡大され、これにより第1の第1の弱接着又は非接着領域16が占める面積割合を小さくさせることにより、ラベル前端部2aの接着力をラベル2の幅方向Wに実質的に均一化することができる。なお、図14では、第1の第1の弱接着又は非接着領域16が矩形形状を有している場合を例示しているが、この領域16の形状は任意であることは云うまでもない。
【0065】
図15は、先に図7〜図14を参照して説明したラベル前端部2aの接着力の実質的な均一化による皺の発生防止策に加えて、ラベル2の後端部2bに、この後端縁を始点とするミシン目などの弱化線40を設け、ボトル1からラベル2を剥がすときに、ラベル2の後端部2bが部分的に切れ、ラベル2の後端部2bの一部が先行してボトル1から離れるように設計することを提案している。
【0066】
具体的には、図15の例では、ラベル2の後端縁を始点として前方に向けて延びる2本の弱化線40を含み、この2本の弱化線40は、夫々、2つの独立した第2強接着領域41、41に挟まれた第2の弱接着又は非接着領域18の後端縁角部を始点として前方に延びており、各弱化線40は、それぞれ側方に向けて斜めに延び、ラベル2の側縁で終わっている。変形例として各弱化線40は、ラベル2の後端縁から斜め前方に延びてラベル2の側縁に至る前に終わっていてもよい。
【0067】
すなわち、各弱化線40は、ラベル2の後端縁の始点が、第2強接着領域17と第2弱接着領域又は非接着領域18との境目に位置し、ラベル2の側縁に向けて傾斜して延び、ラベル2の側縁で終わっている。
【0068】
ボトル1に巻回されたラベル2の後端縁に爪Nを引っ掛けてこれを持ち上げたときに、ラベル2の後端部2bは、ボトル1の壁面から持ち上がると共に弱化線40に沿って比較的容易に切断されることになる。
【0069】
弱化線40の配置に関し、ラベル2の後端縁から前方に向けてラベル2の軸線とほぼ平行に延び且つラベル2の長手方向の途中で終わるようにしてもよい。また、弱化線40は、第2の弱接着又は非接着領域18の後端縁角部に限らず、第2の弱接着又は非接着領域18が接するラベル後端縁の任意の位置を始点として前方に延在するものであってもよい。
【0070】
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明したが、図2〜図5に例示したボトル1、5、6、8は、その横断面形状において、丸みを帯びた角隅部分3や比較的幅狭の平面4或いは突出部7が、ボトル1、5、6、8の横断面形状に角又は大きな曲率の変化を提供している点で共通した特徴を備えている。
【0071】
このような特徴を備えた容器の場合、例えば図2の例で説明すれば、丸みを帯びた角隅部分3で、ラベルの前端部2aと後端部2bとを重ね合わせるのが、本発明の適用において好ましい。図3、図4の例で説明すれば、比較的幅狭の略平らな面4で、ラベルの前端部2aと後端部2bとを重ね合わせるのが好ましい。図5の例で説明すれば、突出部7で、ラベルの前端部2aと後端部2bとを重ね合わせるのが好ましい。なお、図3、図4に例示する比較的幅狭の略平らな面4は、完全に平らな面であってもよいし、若干の丸みを帯びた面であってもよい。
【0072】
例えば、図2又は図6を参照すれば理解できるように、ラベル2を剥がすときに、作業者が爪Nをボトル1の側壁に沿ってラベル2の前端部2aと後端部2bの重なり合った部分(ボトル1の角隅部分3)まで移動させてラベル2の重なり合った部分を探すのに、ボトル1の角隅部分3を目印にできる。
【0073】
このことに加えて、ボトル1の角隅部分3や比較的幅狭の面4など壁面を屈曲させることにより剛性を高められた部分にラベル2の重なり合った部分を配置することにより、作業者又はユーザが爪Nをラベル2の後端縁に係合させるのが容易になる。
【0074】
これにより、作業者が大量のボトル1から次々にラベル2を引き剥がす作業の作業性を、上述したボトル1の形状とラベル2の後端縁の配置位置との組み合わせによって向上することができる。
【0075】
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、ラベル2をボトル1に貼着した後にシュリンクさせることなく、そのまま出荷するのに適しているが、ラベル2をボトル1に貼着した後にヒートシュリンクさせるようにしてもよい。
【0076】
また、本発明の好ましい実施の形態を、ボトル又は容器の周囲に巻回させる形式のラベルを例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、容器の周囲に巻回させたラベルの端面同士を互いに突き合わせるようにしてもよく、又は、ラベルを容器の周囲に巻回させるのではなく、容器の一部に部分的に貼着する大きさに作るようにしてもよい。このような場合、ラベルの両端部分を容器に接着させることになるが、このラベルの両端部分を、図7〜図15に関連して説明した後端部分2bの構成、つまり強接着領域17と、弱接着又は非接着領域18とを含む構成を採用して、ラベルの両端部分で、不用意な剥離防止と、意図的な剥離の容易性との両立を図るようにするのがよい。
【0077】
また、本発明の好ましい実施の形態として、ラベルの一端部2aを容器に接着させ、この一端部2aの上に他端部2bを重ね合わせて、この他端部2bを一端部2aの上に接着させる又は一端部2a及び容器に接着させるようにしたが、ラベル2を延長してラベル2の互いに重な合った部分を拡大し、ラベルの他端部2bをラベル2の上、つまり一端部2aからオフセット又は離れた部分に接着させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたラベルを貼着したPETボトルの正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿った横断面図である。
【図3】本発明が適用可能なPETボトルの他の例の図6に対応する横断面図である。
【図4】本発明が適用可能なPETボトルの別の例の図6に対応する横断面図である。
【図5】本発明が適用可能なPETボトルの他の例の図6に対応する横断面図である。
【図6】図1のVI−VI線に沿った横断面図である。
【図7】本発明に従うラベルを形成するための帯状プラスチックシート又はフィルムを裏面から見た部分底面図である。
【図8】本発明に従うラベルを形成するための他の帯状プラスチックシート又はフィルムを裏面から見た部分底面図である。
【図9】本発明に従うラベルを形成するための別の帯状プラスチックシート又はフィルムを裏面から見た部分底面図である。
【図10】本発明に従うラベルを形成するための更に別の帯状プラスチックシート又はフィルムを裏面から見た部分底面図である。
【図11】本発明に従うラベルを形成するための更に別の帯状プラスチックシート又はフィルムを裏面から見た部分底面図である。
【図12】本発明に従うラベルを形成するための更に別の帯状プラスチックシート又はフィルムを裏面から見た部分底面図である。
【図13】本発明に従うラベルを形成するための更に別の帯状プラスチックシート又はフィルムを裏面から見た部分底面図である。
【図14】本発明に従うラベルを形成するための他の帯状プラスチックシート又はフィルムを裏面から見た部分底面図である。
【図15】本発明に従うラベルを形成するための別の帯状プラスチックシート又はフィルムを裏面から見た部分底面図である。
【符号の説明】
1、5、6、8 PETボトル
2 ラベル
2a ラベル前端部
2b ラベル後端部
3 丸みを帯びた角隅部分
4 比較的幅狭の平らな面
10 ラベルの前端部に塗布した接着剤
11 ラベルの後端部に塗布した接着剤
12 帯状プラスチックシート又はフィルム
15 ラベル前端部の強接着領域
16 ラベル前端部の弱接着又は非接着領域
17 ラベルの後端部の強接着領域
18 ラベルの後端部の弱接着又は非接着領域

Claims (6)

  1. 容器の周囲に巻回される容器用ラベルであって、該ラベルの前端部を容器に接着して一定の張力を前記ラベルの長手方向に与えながら前記ラベルを前記容器に巻回して該ラベルの後端部を前記ラベルの前端部の上に接着する容器用ラベルにおいて、
    前記ラベルの前端部には、該ラベルの幅方向にいっぱいに連続して延びる第1強接着領域と、該ラベルの幅方向中央部分に該ラベルの前端部の端縁に接した第1弱接着又は非接着領域とが設けられ、
    前記ラベルの後端部には、該後端部の端縁に接し且つ該後端部の両側縁に接する第2強接着領域と、前記ラベルの幅方向中央部分において該後端部の端縁に接した第2弱接着又は非接着領域とが設けられ
    前記ラベル前端部の第1弱接着又は非接着領域の面積が前記ラベル後端部の第2弱接着又は非接着領域よりも小さいことを特徴とする容器用ラベル。
  2. 前記容器用ラベルの少なくとも後端部に塗布された接着剤が感熱性瞬間接着剤からなる、請求項に記載の容器用ラベル。
  3. 請求項1又は2に記載の容器用ラベルを容器の周囲に巻回したラベル付き容器であって、該ラベルの前端部が容器に接着され、次いで後端部が前記ラベルの上に接着されていることを特徴とするラベル付き容器。
  4. 請求項1又は2に記載の容器用ラベルと、
    外方に向けて凸の湾曲した断面形状を有する角隅部分を備えた容器とからなり、
    前記容器の角隅部分で、前記ラベルの前端部と後端部とが重なり合っていることを特徴とするラベル付き容器。
  5. 請求項1又は2に記載の容器用ラベルと、
    複数の角隅部分を有し、該角隅部分が他の部位に比べて幅狭の略平らな面で構成された容器とからなり、
    前記角隅部分で、前記ラベルの前端部と後端部とが重なり合っていることを特徴とするラベル付き容器。
  6. 前記容器がPETボトルである、請求項3〜6のいずれか一項に記載のラベル付き容器。
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