JP3977492B2 - ラベル表紙と説明書付き表示ラベル、放射性医薬品用表示ラベル及びラベルシート - Google Patents

ラベル表紙と説明書付き表示ラベル、放射性医薬品用表示ラベル及びラベルシート Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート層の裏面に接着剤層が形成され、該接着剤層を被接着物に接着して使用する表示ラベルを用いたラベル表紙と説明書付き表示ラベルに関し、さらに詳述すると、シート層の表面の一部に表示された情報が不要になったときに、シート層のその情報の記載部分をシート層から容易に切り離すことができる表示ラベルを用いたラベル表紙と説明書付き表示ラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば15−(p−ヨードフェニル)−3(R,S)−メチルペンタデカン酸(123I)注射液等の放射性医薬品はガラス容器、バイアル等に充填され、通常、上記ガラス容器、バイアル等は、鉛容器又は鉛容器を包含したプラスチック容器に収納されている。この鉛容器又はプラスチック容器には、収納してある医薬品が放射性医薬品であることを示す表示(放射能マーク)を表した表示ラベルが貼付されている。そして、放射性医薬品の使用後は、容器内のガラス容器、バイアル等から放射能が検出されないことを確認した後、表示ラベルの放射能マーク部分を塗りつぶすか、もしくは表示ラベルを剥がしてから容器を廃棄しなくてはならない。
【0003】
そのため、放射性医薬品の容器に貼付する表示ラベル(放射性医薬品用表示ラベル)としては、従来、表示ラベルを容器から剥がし易くする目的で、弱粘タイプの糊を使用した再剥離可能な表示ラベルや、表示ラベルの端部に帯状の糊抜き部分(裏面に糊を付けていない部分)を設けた表示ラベルが使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した従来の放射性医薬品用表示ラベルには、次のような問題点があった。すなわち、弱粘タイプの糊を使用した再剥離可能な表示ラベルの場合、容器、特にポリプロピレン製容器に対しての粘着力が弱いために、容器から放射能が検出されないことを確認する前に容器から剥がれ落ちてしまうことがあった。また、鉛容器やプラスチック容器の表面上に容器成形時に使用した剥離剤が残っている場合、弱粘タイプの糊では表示ラベルが良好に貼付されないという問題があった。
【0005】
表示ラベルの端部に帯状の糊抜き部分を設けた表示ラベルは、ラベラー(ラベル貼付機)を使用するときに、ラベルシート(剥離紙に表示ラベルを多数に貼付したもの)の巻き方向や繰り出し方向に制限が生じるものであった。また、この表示ラベルは、容器から表示ラベルを剥がす際に、剥がし始めに強い力を必要としたり、剥がしている途中で破れたりすることがあった。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みて完成されたもので、表示ラベルの一部に表示された情報が不要になったときに、表示ラベルのその情報の記載部分を表示ラベルから容易に切り離すことができ、したがって放射性医薬品用表示ラベルとして使用した場合には、放射性医薬品の使用後に放射能マークの表示部分を容易に切り離すことが可能な表示ラベルを用いたラベル表紙と説明書付き表示ラベルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、表示ラベルと、ラベル表紙と、被接着物に関する説明書とを具備し、
前記表示ラベルは、シート層の裏面に接着剤層が形成され、該接着剤層を被接着物に接着して使用する表示ラベルであって、前記シート層の一部にカット線及びミシン線によって囲まれた切り離し可能領域を設けてあるとともに、シート層の前記切り離し可能領域の裏面には接着剤層を形成していないものであり、
前記表示ラベルの切り離し可能領域は、各隅部を斜めに切断した略四角形のものであり、その周囲の互いに対向する一対の縦辺及び隅部の切断線は折れ線状のカット線、一対の横辺はミシン線で形成してあり、
前記ラベル表紙を、前記シート層の切り離し可能領域を覆うように前記シート層に重ね合わせて該ラベル表紙の周縁部の一部又は全部をシート層に貼着するとともに、該ラベル表紙を開封可能に形成し、かつ、シート層とラベル表紙との間に前記被接着物に関する説明書を収納するとともに、該説明書をシート層又はラベル表紙に貼着するか、シート層又はラベル表紙と一体化したことを特徴とするラベル表紙と説明書付き表示ラベルを提供する。
【0008】
本発明の表示ラベルは、シート層の切り離し可能領域の裏面には接着剤層を形成せず、切り離し可能領域の裏面以外の部分に接着剤層を形成してあるので、本発明の表示ラベルを被接着物に接着した場合、切り離し可能領域は被接着物に接着しない。したがって、切り離し可能領域のカット線に隣接する部分を例えば爪等で引っかけることにより、切り離し可能領域の一部を指等でつまめるようにすれば、この部分を指等でつまんで切り離し可能領域を引っ張ることにより、ミシン線に沿って切り離し可能領域をシート層から切り離すことができる。
【0009】
以下、本発明につきさらに詳しく説明する。本発明の表示ラベルにおいて、シート層の材質に限定はなく、紙類、プラスチックシート類、金属シート類等から選ばれる任意のものを用いることができる。また、シート層の形状や大きさも任意に決定することができる。
【0010】
接着剤層を形成する接着剤の種類にも制限はないが、通常、感圧接着剤やホットメルト接着剤が用いられる。感圧接着剤としては、例えば、ゴム、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステルや、それらとエチレンとの共重合体、それらの混合物等が用いられる。この場合、本発明においては強粘着型の接着剤を用いることが好ましい。粘着性の高い接着剤を使用することにより、ラベラーの機種及び被接着物の材質に関わりなく、被接着物に表示ラベルを容易に貼ることができるとともに、貼付した表示レベルが不必要に剥がれることを防止できる。なお、本発明でいう接着剤には、いわゆる粘着剤も含まれる。
【0011】
本発明では、シート層の一部にカット線及びミシン線によって囲まれた切り離し可能領域を設ける。この場合、切り離し可能領域は、各隅部を斜めに切断した略四角形のものとし、その周囲の互いに対向する一対の縦辺及び隅部の切断線は折れ線状のカット線、一対の横辺はミシン線で形成する。このようにすると、切り離し可能領域のカット線と隣接する部分が一定の面積を持つため、この部分を爪等で引っかけて被接着物から浮かすことにより一定の面積を有するつまみ片ができる。したがって、このつまみ片を指等でつまんで切り離し可能領域を引っ張ることにより、切り離し可能領域をシート層から容易に切り離すことが可能となる
【0013】
本発明では、ラベル表紙を、シート層の切り離し可能領域を覆うようにシート層に重ね合わせてラベル表紙の周縁部の一部又は全部をシート層に貼着するとともに、該ラベル表紙を開封可能に形成したので、シート層の表面に表示された情報を通常は見えない状態にしておき、必要に応じてラベル表紙を開封することにより、シート層の表面に表示された情報を見ることができるようになる。
【0015】
本発明において、ラベル表紙をシート層に重ね合わせてラベル表紙の横方向両端部をシート層に貼着するとともに、ラベル表紙の横方向一端部のシート層への貼着部分近傍において、ラベル表紙を縦断するミシン線をラベル表紙の縦方向に沿って形成した場合には、前述したシート層の表面に表示された情報を通常は見えない状態にしておき、必要に応じてラベル表紙を開封することにより、シート層の表面に表示された情報を見ることができるようになるという利点に加え、ラベル表紙をミシン線に沿って切断することにより、ラベル表紙の開封作業を容易に行うことができるという利点が得られる。また、ミシン線の長さ方向両端側部分又は一端側部分においてラベル表紙に切り込みを設けた場合には、切り込みに爪等を入れることによりラベル表紙をミシン線に沿って切断する作業が容易になる。
【0017】
本発明では、シート層とラベル表紙との間に被接着物に関する説明書を収納するとともに、該説明書をシート層又はラベル表紙に貼着するか、シート層又はラベル表紙と一体化したので、前述したシート層の表面に表示された情報を通常は見えない状態にしておき、必要に応じてラベル表紙を開封することにより、シート層の表面に表示された情報を見ることができるようになるという利点に加え、さらに次の利点を得ることができる。すなわち、放射性医薬品では、医薬品を収納した容器が重量物となるので、医薬品の説明書と医薬品とがそれぞれ独立した包装形態となる場合が多く、医薬品自体には説明書が添付されていないのが通常である。これに対し、上記のようにすれば、表示ラベルと医薬品の説明書とが一緒になった表示ラベルを得ることができ、この表示ラベルを放射性医薬品の容器に貼ることにより、医薬品の容器に直接説明書を取り付けることができる。
【0019】
本発明において、被接着物に関する説明書を、ラベル表紙と一体に形成されているとともに、横幅がシート層の横幅及びラベル表紙の横幅より小さくなるように折り畳まれたものとし、該説明書を内側にした状態でラベル表紙及び説明書をシート層に重ね合わせてラベル表紙の横方向一端部及び説明書の横方向一端部をシート層にそれぞれ貼着するとともに、ラベル表紙の横方向一端部のシート層への貼着部分近傍において、ラベル表紙を縦断するミシン線をラベル表紙の縦方向に沿って形成した場合には、前述した医薬品の容器に直接説明書を取り付けることができるという利点に加え、ラベル表紙をミシン線に沿って切断することにより、ラベル表紙の開封作業を容易に行うことができるという利点が得られる。なお、切り込みの利点については前述した通りである。
【0020】
本発明の放射性医薬品用表示ラベルは、前述した各種の本発明に係るラベル表紙と説明書付き表示ラベルにおいて、シート層の切り離し可能領域の表面に放射能マークを表示したものである。この場合、放射能マークとしては、例えば、「放射性医薬品」という文字や、放射能を表す所定の図形等が挙げられる。
【0021】
本発明のラベルシートは、前述した各種の本発明に係るラベル表紙と説明書付き表示ラベルのシート層の裏面を剥離紙に貼着したものである。この場合、通常は、長尺の剥離紙にラベル表紙と説明書付き表示ラベルを多数連続的に貼付する。このラベルシートをラベラーに装填してラベリングを行うことにより、本発明のラベルシートのラベリングを効率的に行うことが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
1は本発明に用いる表示ラベルの一例を示す説明図であり、下側の図は概略平面図、上側の図は概略側面図である。図1では、表示ラベル(6)を剥離紙(7)に貼付してなるラベルシート(8)の構成を示してある。
【0023】
表示ラベル(6)は、四角形の紙製シート層(3)の裏面に接着剤層(図示せず)を形成したもので、接着剤層を被接着物に接着して使用するものである。本例の表示ラベル(6)においては、シート層(3)の中央部にカット線(11)及びミシン線(12)によって囲まれた切り離し可能領域(1)を設けてある。
【0024】
上記切り離し可能領域(1)は、各隅部を斜めに切断した略四角形のもので、その周囲の互いに対向する一対の縦辺及び隅部の切断線は折れ線状(略コ字状)のカット線(11)、すなわちシート層(3)を切断する線で形成し、一対の横辺はミシン線(12)、すなわちシート層(3)の切断部分と非切断部分とを交互に設けた線で形成してある。
【0025】
また、シート層(3)の裏面には、図2に示すように、切り離し可能領域(1)及びその周囲部分の裏面(10)以外の部分に強粘着型の接着剤からなる接着剤層(9)が形成され、したがって切り離し可能領域(1)及びその周囲部分の裏面(10)には接着剤層が形成されていない。なお、接着剤層の非形成部分は網かけで示してある。
【0026】
本例の表示ラベル(6)は、カット線(11)を略コ字状としたので、この部分を爪等で引っかけて被接着物から浮かすことにより一定の面積を有するつまみ片(2)ができるので、このつまみ片(2)を指等でつまんで切り離し可能領域(1)を引っ張ることによって、ミシン線(12)に沿って切り離し可能領域(1)をシート層(3)から容易に切り離すことができる。
【0027】
なお、本例の表示ラベル(6)を放射性医薬品用表示ラベルとして構成する場合、放射性医薬品の容器は円筒形であることが多いので、本例の表示ラベル(6)のように縦方向に沿って略コ字状のカット線(11)、横方向に沿ってミシン線(12)を入れるとつまみ片(2)が浮き上がり易く、爪等に引っかかり易いので使い勝手が良い。
【0028】
図3は図1、2に示した表示ラベルにラベル表紙を付けた状態を示す説明図であり、下側の図は概略平面図、上側の図は概略側面図である。図3では、表示ラベル(6)を剥離紙(7)に貼付してなるラベルシート(8)の構成を示してある。なお、図3において図1、2のラベルシートと同一構成の部分には同一参照符号を付してその説明を省略する。また、図3では、シート層(3)の上にラベル表紙(5)があり、切り離し可能領域(1)を外から見ることができないので、切り離し可能領域(1)を点線で示した。
【0029】
本例の表示ラベル(6)は、図1、2の表示ラベルにおいて、ラベル表紙(5)をさらに備えている。そして、ラベル表紙(5)を、シート層(3)の切り離し可能領域(1)を覆うようにシート層(3)に重ね合わせてラベル表紙(5)の横方向両端部をシート層(3)に貼着するとともに、ラベル表紙(5)の横方向一端部のシート層(3)への貼着部分(15)の近傍において、ラベル表紙(5)を縦断するミシン線(13)をラベル表紙(5)の縦方向に沿って形成してある。また、ミシン線(13)の長さ方向一端側部分において、ラベル表紙(5)に略半円形の切り込み(14)を設けてある。
【0030】
本例の表示ラベル(6)によれば、シート層(3)の表面に表示された情報を通常は見えない状態にしておき、必要に応じて切り込み(14)からラベル表紙(5)をミシン線(13)に沿って切断することにより、ラベル表紙(5)を簡単に開封してシート層(3)の表面に表示された情報を見ることができる。そして、ラベル表紙(5)の開封後は、図1、2の表示ラベルと同様にして切り離し可能領域(1)をシート層(3)から容易に切り離すことができる。
【0031】
また、表示ラベル(6)の被接着面が平面でない場合、例えば曲面である場合には、表示ラベル(6)を被接着面に貼っただけでつまみ片(2)が被接着面から浮き上がり、その結果切り離し可能領域(1)が不可抗力で剥がれる可能性がある。ラベル表紙(5)は、つまみ片(2)の浮き上がりを抑え、切り離し可能領域(1)が不可抗力で剥がれることを防止する作用も有する。
【0032】
4は本発明に係るラベル表紙と説明書付き表示ラベルの実施形態例を示す説明図であり、下側の図は概略平面図、上側の図は概略側面図である。図4では、表示ラベル(6)を剥離紙(7)に貼付してなるラベルシート(8)の構成を示してある。なお、図4において図3のラベルシートと同一構成の部分には同一参照符号を付してその説明を省略する。また、図4では、シート層(3)の上にラベル表紙(5)及び説明書(4)があり、切り離し可能領域(1)を外から見ることができないので、切り離し可能領域(1)を点線で示した。
【0033】
本例の表示ラベル(6)は、図1、2の表示ラベルにおいて、ラベル表紙(5)と、被接着物に関する説明書であって、ラベル表紙(5)と一体に形成されているとともに、横幅がシート層(3)の横幅及びラベル表紙(5)の横幅より小さくなるように折り畳まれた説明書(4)とをさらに備えている。
【0034】
そして、説明書(4)を内側にした状態でラベル表紙(5)及び説明書(4)をシート層(3)に重ね合わせてラベル表紙(5)の横方向一端部及び説明書(4)の横方向一端部をシート層(3)にそれぞれ貼着するとともに、ラベル表紙(5)の横方向一端部のシート層(3)への貼着部分(15)近傍において、ラベル表紙(5)を縦断するミシン線(13)をラベル表紙(5)の縦方向に沿って形成してある。また、ミシン線(13)の長さ方向一端側部分において、ラベル表紙(5)に略半円形の切り込み(14)を設けてある。なお、図中符号(16)は説明書(4)の横方向一端部のシート層(3)への貼着部分を示す。
【0035】
本例の表示ラベル(6)によれば、シート層(3)の表面及び説明書(4)に表示された情報を通常は見えない状態にしておき、必要に応じて切り込み(14)からラベル表紙(5)をミシン線(13)に沿って切断することにより、ラベル表紙(5)を簡単に開封してシート層(3)の表面及び説明書(4)に表示された情報を見ることができる。また、本例の表示ラベル(6)を放射性医薬品用表示ラベルとして構成すれば、医薬品の容器に直接説明書(4)を取り付けることができる。そして、ラベル表紙(5)の開封後は、図1、2の表示ラベルと同様にして切り離し可能領域(1)をシート層(3)から容易に切り離すことができる。
【0036】
また、前述したように、表示ラベル(6)の被接着面が平面でない場合には、表示ラベル(6)を被接着面に貼っただけでつまみ片(2)が被接着面から浮き上がり、切り離し可能領域(1)が不可抗力で剥がれる可能性がある。説明書(4)は、つまみ片(2)の浮き上がりを抑え、切り離し可能領域(1)が不可抗力で剥がれることを防止する作用も有する。
【0037】
なお、本例の表示ラベル(6)を放射性医薬品用表示ラベルとして使用する場合、放射性医薬品の容器は円筒形であることが多いので、ラベル表紙(5)のミシン線(13)は、本例のように縦方向(容器の軸方向)に沿って設け、切り込み(14)及びミシン線(13)の位置は説明書(4)を広げ易くするためにラベル表紙(5)の端に近い位置に設けることが好ましく、これにより表示ラベル(6)の利便性を高めることができる。
【0038】
本発明の放射性医薬品用ラベルは、例えば図4の表示ラベルにおいて、シート層(3)の切り離し可能領域(1)の表面に放射能マークを表示したものである。この場合、放射能マークとしては、例えば図5に示すように、「放射性医薬品」という文字と、放射能を表す所定の図形(17)とを表示する例が挙げられる。
【0039】
本発明の放射性医薬品用表示ラベルの使用方法は、例えば次の通りである(図4参照)。
(a)ラベルシート(8)の表示ラベル(6)が剥離紙(7)から人手又はラベラー等の機器により剥がされ、通常は放射性医薬品を収納している円筒形の容器に対してカット線(11)やミシン線(13)が垂直になるように貼られる。
(b)医薬品は容器内に収納されている状態で医師等に届けられ、使用時に医師等はラベル表紙(5)にある切り込み(14)からミシン線(13)に沿ってラベル表紙(5)を切断して開く。ラベル表紙(5)をめくると、添付文書である折り畳んだ説明書(4)が現れる。
(c) 医薬品の使用後、医薬品が充填されていたガラス容器、バイアル等は容器内に戻され、また、ラベル表紙(5)及び説明書(4)はシート層(3)から破り取られる。容器に貼り残されているのは放射能マークが表示されているシート層(3)のみになる。容器はしばらく保管され容器内のガラス容器、バイアル等に放射能が残っていないことが確認された後、放射能マークはシート層(3)の切り離し可能領域(1)ごと切り離される。この場合、容器が円筒形であるため、放射能マークが表示されている切り離し可能領域(1)のつまみ片(2)はやや浮き上がっている。したがって、つまみ片(2)を爪等でひっかけ、さらにつまみ片(2)をミシン線(12)方向に引っ張ると、ミシン線(12)に沿って切り離し可能領域(1)を容易に切り離すことができる。
【0040】
【発明の効果】
本発明のラベル表紙と説明書付き表示ラベルは、表示ラベルの一部に表示された情報が不要になったときに、表示ラベルのその情報の記載部分を表示ラベルから容易に切り離すことができ、したがって本発明のラベル表紙と説明書付き表示ラベルを放射性医薬品用表示ラベルとして使用した場合には、放射性医薬品の使用後に放射能マークの表示部分を容易に切り離すことが可能である。また、本発明のラベル表紙と説明書付き表示ラベルは、シート層の表面及び説明書に表示された情報を通常は見えない状態にしておき、必要に応じてラベル表紙を開封することにより、シート層の表面及び説明書に表示された情報を見ることができるようすることができる。この表示ラベルを放射性医薬品用表示ラベルとして使用すれば、医薬品の容器に直接説明書を取り付けることができる。さらに、本発明のラベル表紙と説明書付き表示ラベルは、切り離し可能領域を各隅部を斜めに切断した略四角形のものとし、その周囲の互いに対向する一対の縦辺及び隅部の切断線は折れ線状のカット線、一対の横辺はミシン線で形成したので、カット線が設けられた部分を爪等で引っかけて被接着物から浮かすことにより一定の面積を有するつまみ片ができるので、このつまみ片を指等でつまんで切り離し可能領域を引っ張ることによって、ミシン線に沿って切り離し可能領域をシート層から容易に切り離すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に用いる表示ラベルの一例を示す説明図である。
【図2】同表示ラベルの裏面図である。
【図3】 図1、2に示した表示ラベルにラベル表紙を設けた状態を示す説明図である。
【図4】 本発明に係るラベル表紙と説明書付き表示ラベルの実施形態例を示す説明図である。
【図5】放射能マークの一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 切り離し可能領域
2 つまみ片
3 シート層
4 説明書
5 ラベル表紙
6 表示ラベル
7 剥離紙
8 ラベルシート
9 接着剤層
10 接着剤層非形成部分
11 カット線
12 ミシン線
13 ミシン線
14 切り込み
15 ラベル表紙のシート層への貼着部分
16 説明書のシート層への貼着部分
17 放射能マーク

Claims (5)

  1. 表示ラベルと、ラベル表紙と、被接着物に関する説明書とを具備し、
    前記表示ラベルは、シート層の裏面に接着剤層が形成され、該接着剤層を被接着物に接着して使用する表示ラベルであって、前記シート層の一部にカット線及びミシン線によって囲まれた切り離し可能領域を設けてあるとともに、シート層の前記切り離し可能領域の裏面には接着剤層を形成していないものであり、
    前記表示ラベルの切り離し可能領域は、各隅部を斜めに切断した略四角形のものであり、その周囲の互いに対向する一対の縦辺及び隅部の切断線は折れ線状のカット線、一対の横辺はミシン線で形成してあり、
    前記ラベル表紙を、前記シート層の切り離し可能領域を覆うように前記シート層に重ね合わせて該ラベル表紙の周縁部の一部又は全部をシート層に貼着するとともに、該ラベル表紙を開封可能に形成し、かつ、シート層とラベル表紙との間に前記被接着物に関する説明書を収納するとともに、該説明書をシート層又はラベル表紙に貼着するか、シート層又はラベル表紙と一体化したことを特徴とするラベル表紙と説明書付き表示ラベル。
  2. 前記被接着物に関する説明書は、ラベル表紙と一体に形成されているとともに、横幅がシート層の横幅及びラベル表紙の横幅より小さくなるように折り畳まれたものであり、該説明書を内側にした状態でラベル表紙及び説明書をシート層に重ね合わせてラベル表紙の横方向一端部及び説明書の横方向一端部をシート層にそれぞれ貼着するとともに、ラベル表紙の横方向一端部のシート層への貼着部分近傍において、ラベル表紙を縦断するミシン線をラベル表紙の縦方向に沿って形成した請求項1に記載のラベル表紙と説明書付き表示ラベル。
  3. ミシン線の長さ方向両端側部分又は一端側部分において、ラベル表紙に切り込みを設けた請求項2に記載のラベル表紙と説明書付き表示ラベル。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のラベル表紙と説明書付き表示ラベルのシート層の切り離し可能領域の表面に放射能マークを表示してなることを特徴とする放射性医薬品用表示ラベル。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のラベル表紙と説明書付き表示ラベルのシート層の裏面を剥離紙に貼着してなることを特徴とするラベルシート。
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