JPH047956Y2 - - Google Patents

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JPH047956Y2
JPH047956Y2 JP4638185U JP4638185U JPH047956Y2 JP H047956 Y2 JPH047956 Y2 JP H047956Y2 JP 4638185 U JP4638185 U JP 4638185U JP 4638185 U JP4638185 U JP 4638185U JP H047956 Y2 JPH047956 Y2 JP H047956Y2
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layer
adhesive
adhesive layer
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synthetic resin
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JP4638185U
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  • Laminated Bodies (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は可剥離性粘着用シートに関するもの
である。
〔従来の技術〕
近時粘着剤(接着剤ともいう)に関する技術は
目覚ましい発達を遂げ、すでに各種各様の粘着剤
が開発されており、二つのものを継ぎ合わせたり
重ね合わして固定しようとするあらゆる分野にお
いて、粘着剤は欠くことのできない重要な役割り
を果たすようになつて来た。そして、粘着剤の使
用目的は半永久的なきわめて長期のものから、暫
定的で短期なものに至るまで様様であり、特に短
期的なものの一つとして粘着と剥離とを随時繰り
返えすことのできる可剥離性粘着剤またはこれを
被覆した材料なども開発されている。
ここで、このような可剥離性粘着剤またはこれ
を被覆した材料は他の粘着剤よりも粘着力を小さ
くし、相手材組織への移行性をなくしたものであ
るから、相手材表面の平滑度を高めて密着性を良
くしないと粘着性は現われない。すなわち、この
ような粘着剤は鏡面もしくはこれに近い平滑度の
金属面や塗装面では粘着性をよく示しても、凹凸
の多いコンクリート、布地等のような粗面では粘
着性をほとんど示さない。したがつて、粗面に対
しても適度の粘着性が現われるようにするために
は、粗面に対して充分な粘着力を発揮し得る粘着
剤を裏面に塗布したフイルム(プラスチツク製、
金属製またはこれらの積層体)を別途粗面上に貼
りつけて、局部的な平滑面を作るという手段が採
られて来た。しかし、このように相手材の粗面に
対して別途手を加えることは、作業量が多くなる
ほど煩雑になつて来るので、何らかの改善が強く
要望されるようになつて来た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
そこで、この考案は粗面である相手材表面に対
して可剥離性粘着用シートを使用しようとすると
きの作業が煩雑であるという従来の問題点を解決
しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するために、この考案にお
いては可剥離性接着用シートの構造を、離型紙
層、粘着剤層、合成樹脂フイルム層、非移行性粘
着層、フイルム層、粘着剤層および台紙の7層を
順次重ねた積層体とした。以下その詳細を述べ
る。
まず、この考案における可剥離性粘着用シート
の第1層を構成する離型紙層1は特に材質を限定
するものではなく、通常広く用いられている紙ま
たはプラスチツクフイルムに、たとえばワツクス
類、脂肪酸石鹸、金属石鹸、シリコーンなどの離
型剤を塗布し、第2層の粘着剤層2に対して離型
性を示す層であり、他の層との識別または装飾の
目的から着色、印刷等を随時施してもよい。
つぎに第2層の粘着剤層2は前記離型紙層1を
剥離し、第3層の合成樹脂フイルム層3を固定し
ようとする面に密に粘着させるための層であつ
て、この層に用いられる粘着剤は合成樹脂フイル
ム層3に対して親和性の大きい感圧粘着剤であれ
ば特に材質を限定するものではないが、第三物質
を粘着固定するうえからは剥離しにくい粘着力
(たとえば25mm幅の試料を被着体に貼り、ゴムロ
ーラで圧着して1カ月間屋外暴露した後180°剥離
を行なつたときの値が2000g/25mm以上)を有す
るものであることが望ましい。
さらに、第3層の合成樹脂フイルム層3は前記
粘着剤層2およびつぎに述べる非移行性粘着層4
の両層のいずれにも親和性を有するものであれば
その材質を特に限定するものではなく、また厚
さ、色なども任意に選定すればよい。
ここで非移行性粘着層4は合成樹脂フイルム層
3に対しては強い親和性を有し、しかも第5層で
あるフイルム層5に対しては非移行性で弱い粘着
力(前記測定法に基づく数値で言えば、たとえば
2000g/25mm未満、特に剥離を容易にするときは
約100g/25mm未満)を示すものであることが要
求されるので、通常の場合、合成樹脂フイルム層
3を構成する合成樹脂の自己粘着性が利用される
ことからこの合成樹脂の重合度、添加物(可塑
剤、増粘剤など)の量などを調整したものが用い
られ、この非移行性粘着層4とつぎのフイルム層
5との接触面において剥離が反復行なわれること
になるので、合成樹脂フイルム層3とともに非移
行性粘着層4は適度の可撓性、弾力性を有するも
のが望ましいことは言うまでもない。
またフイルム層5はつぎの第6層の粘着剤層6
を介して相手材表面に貼り付けられ、粗面を平滑
化する層であり、その材質はプラスチツクに限定
するものではなく、他の材質たとえば金属または
これらの積層材であつてもよいが少なくとも前記
の非移行性粘着層4が接する面は鏡面またはそれ
に近い平滑度のものであるほど好ましく、可撓性
があつても、また剛性のあるものでもこの考案に
支障を来たすものではない。したがつて、フイル
ム層5は厳密なフイルムのみではなく、シート、
薄板状のものをも含め得る。さらに非移行性粘着
層4との接着力を調整するためにフイルム層5の
表面に蒸着膜を設けたり、その他の表面処理を適
宜施してもよい。
第6層の粘着剤層6は相手材表面に直接粘着す
る層であるから前記第2層の粘着剤層2と同様に
強力な粘着力を示す感圧粘着剤からなる。したが
つて、この層を保護するために、第7層として台
紙7を設ける。この台紙7は第1層の離型紙1に
おけると同様、基材を特に限定するものではない
が、表面に離型剤の被覆を施して、第6層の粘着
剤層6が容易に剥離できるようにしたものであ
る。
以上述べた第1層の離型紙層1から第7層の台
紙7に至る各層を順次積層した構造のシートは、
使用目的に応じた大きさおよび形状(たとえば三
角形、四角形、その他多角形、円形、楕円形その
他各種幾何学的紋様など)に裁断することもでき
るが、予め希望する形状の金型で打ち抜いた切り
目8を入れておくか、さらに第1層の離型紙層1
に取り除きやすくするための切り目9(たとえば
横断線、中央付近から周縁部に到達する線で、こ
れらの線に沿つて折り曲げれば離型紙層1が浮き
上がる)を与えておけば作業性を著しく向上させ
ることができる。
〔実施例〕
第1層として紙質の白生地にシリコーン樹脂を
被覆した離型紙層1に、ゴム系の感圧粘着剤から
なる粘着剤層2、塩化ビニル樹脂フイルム層3お
よび非移行性粘着層4で構成された日本加工製紙
社製商品ワンタツクNを重ね、さらにこの非移行
性粘着層4の面上に0.2mm厚のアルミニウムのフ
イルム層5およびゴム系の感圧粘着剤(前記粘着
剤層2におけるものと同質)からなる粘着剤層6
を重ね、最下位の第7層目を淡青色の紙にシリコ
ーン樹脂を被覆した台紙7とした。このようにし
て得られた積層シートに、離型紙層1から台紙7
の表面に至る深さの円形(径25mm)の切れ目8お
よび離型紙層1の厚さに相当する深さで前記円形
の切れ目8の半径にほぼ相当する切れ目9を入れ
た。円形の切れ目8に沿つて円形外の部分の第1
層から第6層の積層部分を台紙7から剥離させ
て、円形部分のみを浮き上がらせた状態にし、さ
らにこの部分を台紙7と共に軽く反らすと切れ目
9の端が一部剥離し始めたのでこの部分を持つて
離型紙層1を取り除いた。この操作はきわめて容
易であり、当然のことながら粘着剤層2が露出す
るので、掲示しようとするポスターの裏面にこの
粘着剤層2を密着させ、その後台紙7を剥離して
粘着剤層6を露出させ、これをコンクリートの壁
面に圧着した。同様の操作を四隅に施されたポス
ターは壁面に固定されたが、片隅を持つて剥離し
ようとすれば非移行性粘着層4とフイルム層5と
の接触面が別れて、壁面からポスターを破らずに
取り外すことができた。
以上の作業は、この考案のような7層からなる
粘着用シートが存在しない現在までの煩雑な作業
に比べて著しい改善が見られた。
〔効果〕
以上述べたとおり、この考案の可剥性粘着用シ
ートを7層からなる構造のものとしたことによつ
て、被粘着物である相手材粗面の平滑化がきわめ
て容易になり、従来煩雑であつた作業も著しく簡
素化し、幼稚園、学校等においても安全画鋲とし
て安心して使用することができるので、この考案
の意義は大きいと言える。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の可剥離性粘着用シートの構造を
示すための模式化した一部切欠の斜視図である。 1……離型紙層、2……粘着剤層、3……合成
樹脂フイルム層、4……非移行性粘着層、5……
フイルム層、6……粘着剤層、7……台紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 離型紙層、粘着剤層、合成樹脂フイルム層、非
    移行性粘着層、フイルム層、粘着剤層および台紙
    の7層を順次積層した構造を特徴とする可剥離性
    粘着用シート。
JP4638185U 1985-03-27 1985-03-27 Expired JPH047956Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4638185U JPH047956Y2 (ja) 1985-03-27 1985-03-27

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JP4638185U JPH047956Y2 (ja) 1985-03-27 1985-03-27

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Publication Number Publication Date
JPS61160924U JPS61160924U (ja) 1986-10-06
JPH047956Y2 true JPH047956Y2 (ja) 1992-02-28

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