JP2585687Y2 - 養生シート - Google Patents

養生シート

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JP2585687Y2
JP2585687Y2 JP1992045233U JP4523392U JP2585687Y2 JP 2585687 Y2 JP2585687 Y2 JP 2585687Y2 JP 1992045233 U JP1992045233 U JP 1992045233U JP 4523392 U JP4523392 U JP 4523392U JP 2585687 Y2 JP2585687 Y2 JP 2585687Y2
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Japan
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sheet
curing sheet
curing
synthetic resin
adhesive
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保男 高原
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Seiren Co Ltd
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  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Floor Finish (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば2×4工法にお
ける屋根の施工前の床パネル面を覆って降雨や泥やゴミ
等から床パネル面を保護する養生シートに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば、建築工法における2×4(ツー
・バイ・フォー)工法の組立ては、通常、床パネルによ
ってプラットホーム(1階床)を施工し、次いで壁(壁
パネル)を施工し、屋根を施工することによって組み立
てられている。
【0003】しかし、このプラットホーム等の床パネル
面を施工した時点で雨が降ると、屋根がないため、床パ
ネル面上に水が溜り、これが床パネル材の内部まで染み
込み、床パネル材に歪や腐蝕等の問題を発生させてい
る。また加えて、施工中における施工作業者の靴の泥や
周囲から飛沫してくるゴミ等が該床面上に付着し、完成
品に問題を発生させている。
【0004】そこで、それらの対応策として、塩化ビニ
ール又はその他の合成樹脂からなる養生シートをこの床
パネル面上に貼着し、降雨等によるこれら部材への浸水
や、前述のような泥やゴミ付着物等を防いでいる。
【0005】図4は従来の養生シートの構成を示す説明
図であり、図5は図4の養生シートの貼着操作の状態を
示す説明図である。図に示す通り、養生シート10は、
合成樹脂シート11の片面に貼着材層12を形成し、貼
着材層12を外側にして巻回している。巻回された養生
シート10は、所定の床パネル面13に端部を合わせ
て、転がして巻回を解きながら貼着させてゆく。
【0006】しかしながら、このような貼着材層12を
外側にして巻回して用いると、巻回された養生シート1
0の最外層の巻部の貼着材塗布面が常に露出することに
なり、次のような種々の問題を生じていた。
【0007】(1) この養生シートの運搬や作業前後の取
り扱い時に露出している貼着材層12が接した物品又は
材料に接着し、取扱いが非常に困難となる。 (2) 最外層部の貼着材層12が乾燥したり、又は前記
(1) の如き状態により塵等が、その表面に付着し、この
シートの端部即ち露出部の貼着性が低下する。これは施
工中又は施工後、この端末部から水漏れ等を生ずる原因
ともなり、場合によっては大きなトラブルになる危険性
がある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】そこで、上記の如きト
ラブルを防ぐために、養生シートの内巻き側(内面側)
に貼着材層が位置するよう、例えば貼着剤を塗布して形
成後、巻上げを行い、所謂最外層部のシートの貼着材層
が露出するのを防止している。
【0009】図6は従来の他の養生シートの構成を示す
説明図であり、図7は図6の養生シートの貼着操作の状
態を示す説明図である。図に示す通り、養生シート20
は、合成樹脂シート21の片面に貼着材層22を形成
し、貼着材層22を内側にして巻回している。
【0010】このように巻上げられた養生シート20の
内面に貼着材層22が形成されていると、前記(1) (2)
の如き最外層端末の露出部の問題は解消されるが、これ
を使用する場合、即ち、床パネル面23上に転がして簡
単に貼着作業を行うことが不可能になり、巻回された養
生シート20の両端、即ち、左右の耳部を少なくとも2
名の作業員が手で持ち、貼着作業を行う必要があった。
【0011】また、貼着時は、その養生シートの貼着を
より確実にするために、養生シートを床パネル面にでき
るだけ近付けて、貼着しなければならず、そのため2名
の作業者は所謂中腰状態での作業を強いられることにな
り、作業性が著しく悪化している。これは単に養生シー
トが重いことによる疲労が増すばかりでなく「椎間板ヘ
ルニア」等の腰部の疾病の発症を多発させている要因と
もなっている。
【0012】更に、養生シート貼着材層が形成されてい
るものは、貼着作業時に風が吹いたりした場合に、シー
トが捲れ上がり該シートの貼着面同士が接着し、貼着作
業ができなくなることもあった。また、床パネル面への
シートの貼着性(強度)をよくするとシートを貼着時に
巻ほぐすのに力を要し、逆に粘着性を弱くして巻ほぐし
を容易にすると貼着性が不足して貼着後部分的に剥が
れ、それによる洩水等の問題が発生していた。
【0013】本考案は、取扱いが容易で、施工時に現場
で貼着材層を形成する必要がなく、保管中や運搬中にも
塵等がその表面に付着することがなく、貼着性が低下す
ることがなく、更に、現場での貼着作業の極めて容易な
養生シートを得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本請求項1に記載の考案
に係る養生シートでは、床パネル面保護用のものであっ
て、半透明乃至透明性を有する合成樹脂シートと、該合
成樹脂シート片面上に形成された粘着層と、該粘着層上
に貼合わされた剥離材とを備え、前記剥離材を外側にし
て捲回してなるものである。
【0015】
【0016】
【作用】本考案においては、合成樹脂シートと、該合成
樹脂シート片面上に形成された貼着層と、該貼着層上に
貼合わされた剥離材とを備えたものであるため、養生シ
ートの運搬や作業前後の取り扱い時にも、貼着材層は剥
離材に貼合わされているので、貼着材層が露出せず、取
扱いが容易となる。また、最外層部の貼着材層が乾燥せ
ず、施工時に現場で貼着材層を形成する必要がなく、予
め剥離紙を張り合せた状態で製造することができ、保管
中や運搬中にも塵等がその表面に付着することがなく、
貼着性が低下することがない。
【0017】この本考案に用いる合成樹脂シートとして
は、水の侵入を阻害するものであれば、例えばポリエチ
レン、ポリ塩化ビニール、ポリプロピレン等の何れの合
成樹脂シートをも用いることができるが、価格,強度,
使用後の処理等の点より、ポリエチレンシート、特に半
透明乃至透明性のあるものが通常床パネルに表示(墨入
れ)されてある以降の組み立てに必要な各種の表示を容
易に確認することができるので好適である。
【0018】また、この合成樹脂シートの表裏は予めコ
ロナ処理等の処理により、接着性を向上させたものが実
際の施工時にシートの継目をオーバーラップさせて使用
する場合、裏面の貼着材がシート表面に接着し易くなる
ので、組立中における降雨時でも、床面への水の浸透が
防止でき、また施工中でのドロ汚れも防止できるので好
適である。また、この合成樹脂シートの表面は、予めエ
ンボス加工等の滑り止め処理されたものを用いると、組
み立て作業中での滑りを防止でき、安全性の点で好まし
く、作業性が向上できる。
【0019】一方、貼着材層としては、床面等に確実に
貼着でき、養生シートを剥離した際に、貼着材が床面等
に残らないようなものであれば、如何なる貼着材を用い
てもよい。例えば、アクリル系樹脂等の貼着材を用いる
と安価であり好適である。
【0020】また、剥離材としては、一般には「離型
紙」等と言われているクラフト紙表面にシリコン油又は
ポリエチレン樹脂を塗布したものを用いることができ
る。
【0021】更に、本考案の養生シートは、床面に予め
広げて、端から剥離紙を剥して貼着してもよく、前記養
生シートを前記剥離材を外側にして巻回してなる場合に
は、養生シートの貼着は貼着面に貼合わされた剥離材を
剥離しながら、養生シートを転がして床面等に貼着する
ことができ、養生シートを持上げながら貼着することを
必要とせず、作業人数も少なくとも1名でよく、かつ剥
離材を使用することにより貼着材の貼着性をアップされ
てもシートの巻ほぐしが容易になり、作業性も向上する
ことができる。
【0022】
【実施例】図1は本考案の剥離紙付き養生シートの一実
施例の構成を示す説明図である。図に示す通り、剥離紙
付き養生シート30は、合成樹脂シート31の片面に貼
着材層32を形成し、更にこの貼着剤層32面に剥離紙
34を張り合せて、合成樹脂シート31を内側にして巻
回している。
【0023】この剥離紙付き養生シート30は、種々の
方法によって製造することができるが、例えば次のよう
にして作成する。所定幅の長尺の剥離紙34上に、アク
リル系樹脂等その他の合成樹脂を主成分とする貼着材3
2を塗布した後に、ポリエチレン製のシート31をこの
表面に貼着させ、次いで、この表面上にロール又はその
他の方法により圧力をかけることにより、シート31と
貼着材32を充分に接着させる。
【0024】貼着材32を介してシート31に剥離紙3
4が貼着されている剥離紙付き養生シート30を、剥離
紙34を外側面にして巻回して所定の長さで裁断して剥
離紙付き養生シート30を得る。
【0025】図2は図1の剥離紙付き養生シートの貼着
操作の状態を示す説明図であり、図3は図2の更なる貼
着操作の状態を示す説明図である。図に示す通り、巻回
された剥離紙付き養生シート30は、所定の床パネル面
33に端部の剥離紙34を一部剥して合わせ、剥離紙3
4を端部から順に剥しながら、転がして巻回を解きなが
ら貼着させてゆく。
【0026】
【考案の効果】本考案は以上説明したとおり、合成樹脂
シートと、該合成樹脂シート片面上に形成された貼着層
と、該貼着層上に貼合わされた剥離材とを備えたもので
あるため、養生シートの運搬や作業前後の取り扱い時に
も、貼着材層は剥離材に貼合わされているので、貼着材
層が露出せず、取扱いが容易となる。また、最外層部の
貼着材層が乾燥せず、施工時に現場で貼着材層を形成す
る必要がなく、予め剥離紙を張り合せた状態で製造する
ことができ、保管中や運搬中にも塵等がその表面に付着
することがなく、貼着性が低下することがない。
【0027】更に、前記養生シートを前記剥離材を外側
にして巻回してなるものでは、養生シートの貼着は貼着
面に貼合わされた剥離材を剥離しながら、養生シートを
転がして床面等に貼着することができ、養生シートを巻
ほぐすと同時に貼着することが可能となるため、風等に
より作業が影響を受けることなく、また養生シートに充
分な貼着性能を付与できるため、より確実な貼着作業が
でき、養生シートを持上ながら貼着することを必要とせ
ず、作業人数も少なくとも1名でよく、作業性も向上す
ることができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の養生シートの一実施例の構成を示す説
明図である。
【図2】図1の養生シートの貼着操作の状態を示す説明
図である。
【図3】図2の更なる貼着操作の状態を示す説明図であ
る。
【図4】従来の養生シートの構成を示す説明図である。
【図5】図4の養生シートの貼着操作の状態を示す説明
図である。
【図6】従来の他の養生シートの構成を示す説明図であ
る。
【図7】図6の養生シートの貼着操作の状態を示す説明
図である。
【符号の説明】
30…養生シート 31…合成樹脂シート 32…貼着材 34…剥離紙(剥離材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 21/24 E04G 21/30 E04D 5/10

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半透明乃至透明性を有する合成樹脂シー
    トと、該合成樹脂シート片面上に形成された粘着層と、
    該粘着層上に貼合わされた剥離材とを備え、前記剥離材
    を外側にして捲回してなることを特徴とする床パネル面
    保護用の養生シート。
JP1992045233U 1992-06-05 1992-06-05 養生シート Expired - Lifetime JP2585687Y2 (ja)

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JPH0596319U JPH0596319U (ja) 1993-12-27
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JPS5727838U (ja) * 1980-07-18 1982-02-13
JPS57111944U (ja) * 1980-12-27 1982-07-10
JPH0289152U (ja) * 1988-12-27 1990-07-16

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