JPH0596319U - 養生シート - Google Patents

養生シート

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JPH0596319U
JPH0596319U JP4523392U JP4523392U JPH0596319U JP H0596319 U JPH0596319 U JP H0596319U JP 4523392 U JP4523392 U JP 4523392U JP 4523392 U JP4523392 U JP 4523392U JP H0596319 U JPH0596319 U JP H0596319U
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sheet
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synthetic resin
curing
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 取扱いが容易で、施工時に現場で貼着材層を
形成する必要がなく、保管中や運搬中にも塵等がその表
面に付着することがなく、貼着性が低下することがな
く、更に、現場での貼着作業の極めて容易な養生シート
を得る。 【構成】 合成樹脂シート31と、該合成樹脂シート3
1片面上に形成された貼着層32と、該貼着層32上に
貼合わされた剥離材34とを備えたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば2×4工法における屋根の施工前の床パネル面を覆って降雨 や泥やゴミ等から床パネル面を保護する養生シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、建築工法における2×4(ツー・バイ・フォー)工法の組立ては、通 常、床パネルによってプラットホーム(1階床)を施工し、次いで壁(壁パネル )を施工し、屋根を施工することによって組み立てられている。
【0003】 しかし、このプラットホーム等の床パネル面を施工した時点で雨が降ると、屋 根がないため、床パネル面上に水が溜り、これが床パネル材の内部まで染み込み 、床パネル材に歪や腐蝕等の問題を発生させている。また加えて、施工中におけ る施工作業者の靴の泥や周囲から飛沫してくるゴミ等が該床面上に付着し、完成 品に問題を発生させている。
【0004】 そこで、それらの対応策として、塩化ビニール又はその他の合成樹脂からなる 養生シートをこの床パネル面上に貼着し、降雨等によるこれら部材への浸水や、 前述のような泥やゴミ付着物等を防いでいる。
【0005】 図4は従来の養生シートの構成を示す説明図であり、図5は図4の養生シート の貼着操作の状態を示す説明図である。図に示す通り、養生シート10は、合成 樹脂シート11の片面に貼着材層12を形成し、貼着材層12を外側にして巻回 している。巻回された養生シート10は、所定の床パネル面13に端部を合わせ て、転がして巻回を解きながら貼着させてゆく。
【0006】 しかしながら、このような貼着材層12を外側にして巻回して用いると、巻回 された養生シート10の最外層の巻部の貼着材塗布面が常に露出することになり 、次のような種々の問題を生じていた。
【0007】 (1) この養生シートの運搬や作業前後の取り扱い時に露出している貼着材層1 2が接した物品又は材料に接着し、取扱いが非常に困難となる。 (2) 最外層部の貼着材層12が乾燥したり、又は前記(1) の如き状態により塵 等が、その表面に付着し、このシートの端部即ち露出部の貼着性が低下する。こ れは施工中又は施工後、この端末部から水漏れ等を生ずる原因ともなり、場合に よっては大きなトラブルになる危険性がある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、上記の如きトラブルを防ぐために、養生シートの内巻き側(内面側) に貼着材層が位置するよう、例えば貼着剤を塗布して形成後、巻上げを行い、所 謂最外層部のシートの貼着材層が露出するのを防止している。
【0009】 図6は従来の他の養生シートの構成を示す説明図であり、図7は図6の養生シ ートの貼着操作の状態を示す説明図である。図に示す通り、養生シート20は、 合成樹脂シート21の片面に貼着材層22を形成し、貼着材層22を内側にして 巻回している。
【0010】 このように巻上げられた養生シート20の内面に貼着材層22が形成されてい ると、前記(1) (2) の如き最外層端末の露出部の問題は解消されるが、これを使 用する場合、即ち、床パネル面23上に転がして簡単に貼着作業を行うことが不 可能になり、巻回された養生シート20の両端、即ち、左右の耳部を少なくとも 2名の作業員が手で持ち、貼着作業を行う必要があった。
【0011】 また、貼着時は、その養生シートの貼着をより確実にするために、養生シート を床パネル面にできるだけ近付けて、貼着しなければならず、そのため2名の作 業者は所謂中腰状態での作業を強いられることになり、作業性が著しく悪化して いる。これは単に養生シートが重いことによる疲労が増すばかりでなく「椎間板 ヘルニア」等の腰部の疾病の発症を多発させている要因ともなっている。
【0012】 更に、養生シート貼着材層が形成されているものは、貼着作業時に風が吹いた りした場合に、シートが捲れ上がり該シートの貼着面同士が接着し、貼着作業が できなくなることもあった。また、床パネル面へのシートの貼着性(強度)をよ くするとシートを貼着時に巻ほぐすのに力を要し、逆に粘着性を弱くして巻ほぐ しを容易にすると貼着性が不足して貼着後部分的に剥がれ、それによる洩水等の 問題が発生していた。
【0013】 本考案は、取扱いが容易で、施工時に現場で貼着材層を形成する必要がなく、 保管中や運搬中にも塵等がその表面に付着することがなく、貼着性が低下するこ とがなく、更に、現場での貼着作業の極めて容易な養生シートを得ることを目的 とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本請求項1に記載の考案に係る養生シートでは、合成樹脂シートと、該合成樹 脂シート片面上に形成された貼着層と、該貼着層上に貼合わされた剥離材とを備 えたものである。
【0015】 更に、本請求項2に記載の考案に係る前記養生シートを前記剥離材を外側にし て巻回してなるものである。
【0016】
【作用】
本考案においては、合成樹脂シートと、該合成樹脂シート片面上に形成された 貼着層と、該貼着層上に貼合わされた剥離材とを備えたものであるため、養生シ ートの運搬や作業前後の取り扱い時にも、貼着材層は剥離材に貼合わされている ので、貼着材層が露出せず、取扱いが容易となる。また、最外層部の貼着材層が 乾燥せず、施工時に現場で貼着材層を形成する必要がなく、予め剥離紙を張り合 せた状態で製造することができ、保管中や運搬中にも塵等がその表面に付着する ことがなく、貼着性が低下することがない。
【0017】 この本考案に用いる合成樹脂シートとしては、水の侵入を阻害するものであれ ば、例えばポリエチレン、ポリ塩化ビニール、ポリプロピレン等の何れの合成樹 脂シートをも用いることができるが、価格,強度,使用後の処理等の点より、ポ リエチレンシート、特に半透明乃至透明性のあるものが通常床パネルに表示(墨 入れ)されてある以降の組み立てに必要な各種の表示を容易に確認することがで きるので好適である。
【0018】 また、この合成樹脂シートの表裏は予めコロナ処理等の処理により、接着性を 向上させたものが実際の施工時にシートの継目をオーバーラップさせて使用する 場合、裏面の貼着材がシート表面に接着し易くなるので、組立中における降雨時 でも、床面への水の浸透が防止でき、また施工中でのドロ汚れも防止できるので 好適である。また、この合成樹脂シートの表面は、予めエンボス加工等の滑り止 め処理されたものを用いると、組み立て作業中での滑りを防止でき、安全性の点 で好ましく、作業性が向上できる。
【0019】 一方、貼着材層としては、床面等に確実に貼着でき、養生シートを剥離した際 に、貼着材が床面等に残らないようなものであれば、如何なる貼着材を用いても よい。例えば、アクリル系樹脂等の貼着材を用いると安価であり好適である。
【0020】 また、剥離材としては、一般には「離型紙」等と言われているクラフト紙表面 にシリコン油又はポリエチレン樹脂を塗布したものを用いることができる。
【0021】 更に、本考案の養生シートは、床面に予め広げて、端から剥離紙を剥して貼着 してもよく、前記養生シートを前記剥離材を外側にして巻回してなる場合には、 養生シートの貼着は貼着面に貼合わされた剥離材を剥離しながら、養生シートを 転がして床面等に貼着することができ、養生シートを持上げながら貼着すること を必要とせず、作業人数も少なくとも1名でよく、かつ剥離材を使用することに より貼着材の貼着性をアップされてもシートの巻ほぐしが容易になり、作業性も 向上することができる。
【0022】
【実施例】
図1は本考案の剥離紙付き養生シートの一実施例の構成を示す説明図である。 図に示す通り、剥離紙付き養生シート30は、合成樹脂シート31の片面に貼着 材層32を形成し、更にこの貼着剤層32面に剥離紙34を張り合せて、合成樹 脂シート31を内側にして巻回している。
【0023】 この剥離紙付き養生シート30は、種々の方法によって製造することができる が、例えば次のようにして作成する。所定幅の長尺の剥離紙34上に、アクリル 系樹脂等その他の合成樹脂を主成分とする貼着材32を塗布した後に、ポリエチ レン製のシート31をこの表面に貼着させ、次いで、この表面上にロール又はそ の他の方法により圧力をかけることにより、シート31と貼着材32を充分に接 着させる。
【0024】 貼着材32を介してシート31に剥離紙34が貼着されている剥離紙付き養生 シート30を、剥離紙34を外側面にして巻回して所定の長さで裁断して剥離紙 付き養生シート30を得る。
【0025】 図2は図1の剥離紙付き養生シートの貼着操作の状態を示す説明図であり、図 3は図2の更なる貼着操作の状態を示す説明図である。図に示す通り、巻回され た剥離紙付き養生シート30は、所定の床パネル面33に端部の剥離紙34を一 部剥して合わせ、剥離紙34を端部から順に剥しながら、転がして巻回を解きな がら貼着させてゆく。
【0026】
【考案の効果】
本考案は以上説明したとおり、合成樹脂シートと、該合成樹脂シート片面上に 形成された貼着層と、該貼着層上に貼合わされた剥離材とを備えたものであるた め、養生シートの運搬や作業前後の取り扱い時にも、貼着材層は剥離材に貼合わ されているので、貼着材層が露出せず、取扱いが容易となる。また、最外層部の 貼着材層が乾燥せず、施工時に現場で貼着材層を形成する必要がなく、予め剥離 紙を張り合せた状態で製造することができ、保管中や運搬中にも塵等がその表面 に付着することがなく、貼着性が低下することがない。
【0027】 更に、前記養生シートを前記剥離材を外側にして巻回してなるものでは、養生 シートの貼着は貼着面に貼合わされた剥離材を剥離しながら、養生シートを転が して床面等に貼着することができ、養生シートを巻ほぐすと同時に貼着すること が可能となるため、風等により作業が影響を受けることなく、また養生シートに 充分な貼着性能を付与できるため、より確実な貼着作業ができ、養生シートを持 上ながら貼着することを必要とせず、作業人数も少なくとも1名でよく、作業性 も向上することができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の養生シートの一実施例の構成を示す説
明図である。
【図2】図1の養生シートの貼着操作の状態を示す説明
図である。
【図3】図2の更なる貼着操作の状態を示す説明図であ
る。
【図4】従来の養生シートの構成を示す説明図である。
【図5】図4の養生シートの貼着操作の状態を示す説明
図である。
【図6】従来の他の養生シートの構成を示す説明図であ
る。
【図7】図6の養生シートの貼着操作の状態を示す説明
図である。
【符号の説明】
30…養生シート 31…合成樹脂シート 32…貼着材 34…剥離紙(剥離材)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂シートと、該合成樹脂シート片
    面上に形成された貼着層と、該貼着層上に貼合わされた
    剥離材とを備えたことを特徴とする養生シート。
  2. 【請求項2】 前記養生シートを前記剥離材を外側にし
    て巻回してなることを特徴とする請求項1に記載の養生
    シート。
JP1992045233U 1992-06-05 1992-06-05 養生シート Expired - Lifetime JP2585687Y2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5727838U (ja) * 1980-07-18 1982-02-13
JPS57111944U (ja) * 1980-12-27 1982-07-10
JPH0289152U (ja) * 1988-12-27 1990-07-16

Patent Citations (3)

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