JPH0442124Y2 - - Google Patents

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JPH0442124Y2
JPH0442124Y2 JP1984054126U JP5412684U JPH0442124Y2 JP H0442124 Y2 JPH0442124 Y2 JP H0442124Y2 JP 1984054126 U JP1984054126 U JP 1984054126U JP 5412684 U JP5412684 U JP 5412684U JP H0442124 Y2 JPH0442124 Y2 JP H0442124Y2
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waterproof
layer
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は、防水重布補修用防水テープに関する
ものであり、更に詳しく述べるならば、離型紙な
しにロール状に巻きとることのできる防水重布補
修用防水テープに関するものである。
従来の技術 防水重布、例えば防水帆布やターポリンなどか
らなる車輛・船舶用幌や、被覆シートや、テント
などは、屋外において長時間日光(紫外線)や風
雨に曝され、また車輛や船舶の疾走により強い風
圧を受けるなどにより破れることが多い。このよ
うな破れは、従来はプラスチツクフイルム,粘着
テープ、或は布帛や紙などによつて補修されるこ
とが多いが、このような補修材料では十分な耐久
性を有する補修が困難である。
このために編織物を基布として含み、その少な
くとも1面に防水剤処理を施し、かつ1面に粘接
着剤層を形成した補修用布帛が開発された。
例えば実公昭55−9621号には、防水生地布の裏
面に厚い接着剤層を形成し、この接着剤層上にハ
トロン紙又はパラフイン紙などの離型紙を付着さ
せた帆布,シート等の補修用防水布が開示されて
いる。
また、実開昭56−108528号には合成繊維基布の
表裏両面上に軟質樹脂防水層を形成し、その裏面
に接着剤を厚く塗布し、この接着剤層上にハトロ
ン紙又はパラフイン紙、又は樹脂製セパレーター
を付着した、帆布・シート等の補修用防水布が開
示されている。
上記のような、従来の補修用防水布は、それを
貯蔵・保管するとき、接着剤層の粘着を防止する
ために離型紙などのセパレーターを用いる必要が
あつた。この離型紙は、もともと、補修には不要
なものであり、更に、離型紙の使用は補修用防水
布のコストを引き上げ、かつその厚さや重さを大
きくして貯蔵や取り扱い上の不便を生じていた。
また、上記のような従来の補修用防水布を用い
るとき、補修操作の前に、先ず補修用防水布から
離型紙又はセパレーターを引き剥がす操作が必要
であり、かつ引き剥がされた離型紙又はセパレー
ターを棄却又は焼却するなどの処理も必要である
という不便があつた。
考案の目的 本考案の目的は、離型紙やセパレーターなどを
用いる必要のない防水重布補修用防水テープを提
供することにある。
本考案の他の目的は、良好な接着性を有し、か
つ補修部が良好な撥水性,防水性および耐侯性を
示すことのできる防水重布補修用防水テープを提
供することにある。
考案の構成 本考案の防水重布補修用防水テープは、 繊維布帛からなる基布と、 前記基布の表裏両面のうち少なくとも表面上に
形成された、可撓性合成樹脂からなる少なくとも
1個の防水剤層と、 前記表面防水剤層上に結着された離型剤表面層
と、 前記基布の裏面側に形成された粘着・接着剤裏
面層と、 を含んでなるものである。
防水剤層は基布の表裏両面上に形成されていて
もよい。
また、この防水テープは、その離型剤表面層を
外側にしてロール状に巻かれていてもよい。
考案の実施態様 本考案の防水重布補修用防水テープの実施態様
を添付図面を用いて説明する。
第1図において、補修用防水テープ1は、繊維
布帛からなる基布2と、その表裏両面のうち少な
くとも表面上に(第1図では、表裏両面上に)形
成された防水剤層3,4と、表面側防水剤層3の
上に結着された離型剤層5と、基布の裏面側に
(第1図では裏面側防水剤4の上に)形成された
粘着・接着剤層6とから構成されている。
第1図補修用防水テープ1において、基布の裏
面側の防水剤層4は、形成されていなくてもよ
い。しかし、防水重布製品の補修部分が十分な防
水性を有するためには、基布の表裏両面上に表裏
両面防水層が形成されていることが好ましい。本
考案の補修用防水テープ1は、第2図に示されて
いるように、その離型剤表面層を外側にして巻く
と、形成されたロールの中で粘着・接着剤裏面層
6と離型剤表面層5とが重なり、両者は容易に剥
離するのでロールは容易に巻き戻すことができ
る。また、ロールの外周面は、離型剤表面層5の
表面により形成されるので、ロールが粘着などの
不都合を生ずることもない。ロールから巻き戻さ
れた補修用防水テープは、そのまま補修に使用す
ることができる。
補修完了後、補修部分の表面は、離型剤表面層
により形成され、すなわち、表面側防水剤層や基
布はこの離型剤表面層により保護された補修部分
は良好な防水性および撥水性を示しかつ良好な耐
摩耗性を示す。従つて、補修部分の耐久性が高
く、また、その、耐候性も向上する。
本考案の補修用防水テープに基布として用いら
れる繊維布帛には格別の限定はなく、天然繊維又
は合成繊維からなる編物,織物,不織布のいづれ
でもよいが、一般には、補修される重布と同様の
布帛であることが望ましい。
基布の片面又は両面上に形成される防水剤層に
も格別の限定はなく布帛防水用に通常に用いられ
る可撓性合成樹脂からなる防水剤により形成され
ていてもよい。このような防水剤用可撓性合成樹
脂としては、ポリ塩化ビニル樹脂,ポリアミド樹
脂(ナイロン11,ナイロン12等),エチレン
−酢酸ビニル共重合体樹脂,ポリウレタン樹脂な
どを用いることができる。防水剤層を形成するに
はこれら樹脂のペーストを基布の所望表面に塗布
し固化してもよいし、或は、これら樹脂からなる
フイルムを基布の所望表面に接着してもよい。
表面側防水層上に形成される離型剤表面層は、
通常使用されている離型剤、すなわち、フツ素含
有樹脂,シリコーン樹脂およびアクリル樹脂など
によつて形成される。その形成方法は、これらの
樹脂を含む溶液又はエマルジヨンを塗布,固化す
る方法であつてもよいし、これらの樹脂の薄いフ
イルムを貼着する方法であつてもよい。離型剤層
の厚さにもそれが十分な離型性を示す限り格別の
限定はないが一般に30ミクロン以下、例えば5〜
30ミクロンの厚さで用いられる。離型剤層は、防
水剤層に結着されていて通常の操作中に、これら
が剥離することはない。
裏面側に形成される粘着・接着剤裏面層は、補
修用テープに一般に用いられている粘着・接着剤
により形成されていてもよく、例えば、アクリル
樹脂系,ポリウレタン樹脂系,エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体系又はゴム系などの粘着・接着剤を
用いることができる。
実施例 ポリエステル紡績糸織物 14g/1×14s/1/53本/吋×50本/吋平織り 重量 190g/m2 厚さ 0.3mm からなる素布シートを下記条件下に防水処理に付
した。
PVC 100部 DOP 60部 CaCO3 20部 Cd−Ba系安定剤 3部 トルエン 100部 ニツポラン3105 10部 コロネートL 2部 の溶液に浸漬し、マングルで絞り、190℃で3分
間熱処理して、PVC樹脂をゲル化固着した。こ
のようにして付与された防水層の付着量は、固型
分で200g/m2であつた。得られた防水布の耐水
圧はいずれも2000mm水柱以上であつた。これはト
ラツク幌として十分使用し得る防水重布(シー
ト)であつた。
上記シートの一面上に呉羽化学工業(株)製の
KFCシート〔フツ化ビニリデン樹脂層(2〜3μ
m)/アクリル樹脂層(2〜4μm)/PVC樹脂
層(45μm)の3層構造体〕を、そのPVC面を体
面させ、シートおよびフイルムの貼着面に170℃
の熱風を吹き当てて加熱しこれを重ね合わせ、押
圧して両者を貼着した。
次に上記シートの反対側面上にアクリル樹脂系
粘着性接着剤をロール塗布し、厚さ約30ミクロン
の粘着性接着剤層を形成した。
得られたシートを巾30cmに切断しつつ、フイル
ム層の離型性表面を外側に粘着剤面を内側にして
ロール状に巻き上げて補修テープを得た。
上記トラツク幌の長さ約20cmの裂け目を補修す
るために上記補修用テープを30cmの長さに切断
し、これを二枚用意し、シートの裂け目を中央に
はさみテープの両面に重ね合わせて押圧した。こ
れによつて裂け目は、補修された。
上記補修操作において、補修用テープの巻き戻
しのときにフイルム層表面に粘着性接着剤が粘着
することがなく、従つて作業が容易であり、また
得られた補修表面は、外観および触感の良好なも
のであつた。また片面のみ貼着した場合も同様の
好ましい結果であつた。
考案の効果 本考案の防水重布補修用防水テープは、離型紙
やセパレーターを用いる必要がない。このため、
テープの厚さや重さが小さく、貯蔵や取り扱いが
容易であり、また、コストも低い。しかも、使用
時に離型紙やセパレーターを引き剥がす操作がな
く、ロールから巻き戻して直ちに補修操作に使用
することができる。
更に、補修後補修の表面は、離型剤表面層によ
り被覆されるので、補修部分は良好な撥水性や防
水性を示すだけでなく機械的摩耗や、日光,紫外
線、および風化からも保護され、補修部分の実用
的耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の防水重布補修用防水テープの
一実施態様の断面説明図であり、第2図は、本考
案の補修用防水テープを巻いたロールの説明図で
ある。 1……補修用防水テープ、2……基布、3……
表面側防水剤層、4……裏面側防水剤層、5……
離型剤表面層、6……粘着・接着剤裏面層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 繊維布帛からなる基布と、 前記基布の表裏両面のうち少なくとも表面上
    に形成された、可撓性合成樹脂からなる少なく
    とも1個の防水剤層と、 前記表面側防水剤層上に結着された離型剤表
    面層と、 前記基布の裏面側に形成された粘着・接着剤
    裏面層と、 を含んでなる防水重布補修用防水テープ。 2 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
    記離型剤表面層を外側にしてロール状に巻かれ
    ている、防水重布補修用防水テープ。 3 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
    記基布の表裏両面上に可撓性合成樹脂からなる
    表裏両面側防水剤層が形成されている、防水重
    布補修用防水テープ。
JP5412684U 1984-04-14 1984-04-14 防水重布補修用防水テープ Granted JPS60166539U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5412684U JPS60166539U (ja) 1984-04-14 1984-04-14 防水重布補修用防水テープ

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JP5412684U JPS60166539U (ja) 1984-04-14 1984-04-14 防水重布補修用防水テープ

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JPS60166539U JPS60166539U (ja) 1985-11-05
JPH0442124Y2 true JPH0442124Y2 (ja) 1992-10-05

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5025060U (ja) * 1973-06-30 1975-03-22
JPS56100880A (en) * 1980-01-17 1981-08-13 Tajima Le-Fuingu Kk Tape and method for preventing breakage of waterproof layer

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6119016Y2 (ja) * 1980-01-17 1986-06-09

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JPS60166539U (ja) 1985-11-05

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